204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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―3F 個室/眠る前―
[血に酔いそうだと謂っていたドナルドは大丈夫なのか。 糸が切れた様に眠り続けるラルフは大丈夫なのか>>2 小さな頃 そうしていたように、ラルフの髪を撫でる。 ドナルドが眠るなら、同じように、撫でたろう。
自分で「処理」したあとの熱の残滓と気だるさに うっそりと眼を伏せながら、 言い伝えを、フランシスは思い出していた。 長老は「遠吠え」と呼んでいたが 曰く、本能の強い者、かつての「原種」に近い力を持つ者は 離れていても意志の疎通ができるという。
>>1――居間で何かに呼ばれたような様子のラルフと、重なる。 フランシスは悩ましげに眉を寄せた。]
(3) 2014/11/19(Wed) 10時半頃
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[>>2:521騒ぐ鳥を払う時ついた傷があるかもしれないが、 最早意識の外である。 寛げた服の隙間から覗く鳥に引っかかれた傷はもうただの赤い筋。ドナルドの腕についた傷にちらと視線をやればとうに血は止まっていた。――嗚呼、彼の血は、甘かった――と、そんな思考に陥りそうになって首を横に振る。
ドナルドの顔を見た際、己を慰めた時のことを思い 視線を彷徨わせて逸らしたのは、 まだ眠りに落ちる*前のことだ*]
(4) 2014/11/19(Wed) 10時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 10時半頃
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―朝:3F 個室>>27―
……ん、――
[ベッドに中途半端に体を預けていたフランシスは、 息を零し、はたと、幾度か瞬いた]
…… ラルフ、……?おはよう…
[出来るだけ、いつも通りに謂えていると、いいが。 熟睡とは言い難い。眠りが浅くなってしまっているようだ。 ドナルドがまだ寝ているなら起こさないよう気をつけて]
痛む、か……?痛み止め………
[うっそりと体を起こし、薬を差し出す。 土めいたにおいがする苦い丸薬、 子供のころ、嫌がられた記憶ばかり在る。]
……ちゃんと、飲むように。
(29) 2014/11/19(Wed) 14時頃
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―3F 個室>>32―
よろしい
[フランシスは薬を飲む姿に鹿爪らしく謂うも、 相変わらず苦いのが苦手な様子に苦笑する。
ベッドに腰掛けてラルフに相対し、 膝の上で自身の両の手指を組んだ。 気づいたこと――緑の眼を一度閉じて]
……――、…ラルフ、お前が、 …… 「何かに呼ばれているようだ」と 思ったよ。
おれに聞こえない、 なにかに。
(35) 2014/11/19(Wed) 14時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 14時頃
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―3F 個室―
――そ、 か……やっぱり、昨日のは……
[吐息混じり、組んだ手に力を込める。 ドナルドは、まだ眠り続けているようだ。起こさないように、抑えた声。]
先祖返りした同族が使う特殊な「声」 ……「遠吠え」がある、って 長老様から教わってた、けど
[ラルフは時々どこか遠くを見るようだった。 それはきっと、自分が謂うところの「遠吠え」を拾っていたからだったのだろうか――と、フランシスは考えた]
ラルフがそうだったなんて、 ……気付かなかった。
……ごめんな……
(41) 2014/11/19(Wed) 14時半頃
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―3F 個室― [言い伝えは所詮言い伝えでしかない。 ラルフの謂うものと、差異はあろう。 それでも、「それ」と類似したものであろう事が知れただけでもよかった。]
……謂えない、よな、仕方ない…… 秘密にしていたのは、間違いじゃないと、思うよ。
[――知られれば、敵視される。 フランシスがそうでなくても、 周りは先祖がえりを脅威とみなす。 は考える。先祖返りの衝動は、飼いならせるのか。 此処に来るまでは、 好奇心旺盛ながらも上手く距離をとっていた。 きっと皆に愛される大人になるだろうと、そう思っていたのに。]
(45) 2014/11/19(Wed) 15時頃
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昨日の声は、……フィリップ君、だね? 他の誰かの声は、聞こえる?
[昨日の彼の行動を思えばおのずと答えは出る。 助けに行ったということは「衝動」を感じる――恋しい相手ではないだろう。食いたくないなら、近付かないはずだ。 では、誰が。]
……今は、どう。 ……少しは、落ち着いてる?
[大丈夫そうならば、そっと髪を撫でる。 子供のころそうしたように]
……吹雪が止むまで眠り続けられればいいんだけど、 そうもいかないしな……
[ラルフが眼ざめの際に感じた朝日は もう灰色の雲の向こう側。 吹雪は窓を叩いている。]
(46) 2014/11/19(Wed) 15時頃
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―3F個室― ……―― 何にせよ 食事は、摂らなくちゃいけないし
[ことさら明るく謂って、まだ眠るドナルドのそばに行く。]
……お疲れかな、仕方ない
[赤い髪を撫で、頬に手を添わせる。 ――吐息混じりに呼ばれる名前>>39が蘇る。 眩暈がする。知らず、心音は上がる。 遠く、忘れたと思っていた感覚が形をとりそうで首を横に振った。―ー耳に飾られたカーネリアンは血の雫のようにも見え、ぎくりと体を強張らせた。
(だめだ、おれまで、どうにか、なるわけには――いかない)]
(50) 2014/11/19(Wed) 15時頃
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[ぎゅっと眼を閉じ、それから開く。 それでも、大きな手が寝ぼけて握り返してくるなら、 甘く歯を立ててしまった程度には――]
…ドナルドが起きたら、行こうか。 もう少し、……休んでても いいよ。
[振り払うように謂って、 紛らわすように口ずさんだ歌には、常より熱が、籠る**]
(51) 2014/11/19(Wed) 15時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 15時半頃
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―3F個室― [寝ぼけまなこで浮かべる淡い笑みに>>60 フランシスの緑の双眸は微かに揺れた。 ――ずきり、と、痛む。目元に浮かぶ、僅かな朱。 薄く唇が開いて、それから閉じて]
……おは よう、よく寝れたなら よかった。
[挨拶を返す。いつも通り。 落ちた手に、名残惜しさがないとは、謂えないが。]
大丈夫、……寝てるよ。
[眠りは浅いが――とは、謂えない。 流石にフランシスの方が年嵩だ。 彼らの方が回復は早いに違いない。
>>63ラルフを案じる言葉。会話に耳を傾けながら (どうすれば、ふたりを 助けられる) 自身の中にも揺らぎを抱えたまま――思案を巡らせて*いる*]
(65) 2014/11/19(Wed) 16時半頃
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―3F個室― [>>67 ドナルドに顔を覗きこまれ、 フランシスはうろたえる。]
……だ、 いじょうぶ。
[いい年をして、どうしてしまったのか。 落ち着け、と自身に言い聞かせていたが――]
――…、ひとりで?
[温泉に行くと謂うドナルドに、心配性が顔を出す>>68
(朦朧としながらも何とか血は流したから、 大丈夫だとは、思うけれど……)
大丈夫だと止められない限りは、 ラルフも伴いついて行こうとするのだ**]
(73) 2014/11/19(Wed) 17時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 17時頃
ベネットは、ドナルドの隻眼に 戸惑う自分が映っているのが、見える。
2014/11/19(Wed) 18時頃
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―3F 個室― [>>76近付くと――血ではなく、甘く感じる匂いが在る気がして心音が跳ねる。 どこか満足そうな隻眼と、言い聞かせるような言葉。 これでは、どちらが保護者なのか分からない。]
……そう、だけど、 でも、今は……状況が……
[フランシスは口ごもる。 湯を浴びるというよりは、心配でついて行きたいという状態なのだ。 過保護だという自覚もある。
ラルフの傷に染みるかもしれないし 彼がどうするか、意志を確認してからになりそうだ**]
(81) 2014/11/19(Wed) 18時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 18時頃
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―3F個室― ……、昨日、おれ、一応浴びてるから。
[ 遺体を片付けるため、 血塗れになったのを流すため。―― と、伝える気は無いが、惨状を知る者には、見ればすぐわかること]
――……、わかった。
[ 迷いの沈黙の後。 怪我人を一人にはできない、とフランシスは決める ]
……あんまり遅くならないようにな? なにかあったら、すぐ呼んで。
[ 温泉に向かうドナルドの側、 今度は酷く心配そうなフランシスが 言い聞かせるように謂う番だった ]
(102) 2014/11/19(Wed) 20時頃
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[ ドナルドが温泉に向かった少し後、、 閉めそこね、少しだけ開いた扉の隙間から >>87誰かの足音が聞こえ、フランシスはそっと様子を窺う ]
……ノックス?何して……
[ 何か――拭き取る動作。 それから、鉄錆の微かな匂いに眉を寄せた ]
(103) 2014/11/19(Wed) 20時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 20時頃
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だいじょうぶじゃない。 怪我人なんだから。
[耳聡く聞き止め、 め、と小さく怒る。 理由はもうひとつあって――温泉で ドナルドの肌を見たら、落ち着いて居られるか自身が無い、こと。昨日のように掛け湯だけではなく、そのうち浸かりたいとは思うのだが]
遅かったら、見に行くし……
[ そのように、扉を見やる姿も見せた。
ラルフもまた扉の方へやってくるのに、 場所を開けて。 ]
掃除かな。
(107) 2014/11/19(Wed) 20時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 20時半頃
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―3F>>108―
[ノックスの困ったような笑い。 こんな状況でなければ、 距離を取れる場所であれば、 もっとノックスとも、ラルフは話が出来たろうに――と、フランシスは苦く思う。彼が同行者に向ける内面を知らぬままだから思えることかもしれないが。]
……汚した?
[謂われ、視線を落とせば廊下の汚れ。 人食いのさだめを背負う族に在れば、 それは薄くなっているとはいえ血液と知れる。 ディーンはニコラと何処かへ向かい。そして]
……まさか。
[ディーンが「食べて欲しい」と謂ったのは聞き取れずに居たが――フランシスが想像する惨状はさほど違いがない。 >>110 血のにおい、と 呟くラルフの様子にちらと心配げな視線を、向けて]
(114) 2014/11/19(Wed) 21時頃
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ベネットは、口元に手をあて、きつく壁に爪を立てた。
2014/11/19(Wed) 21時頃
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[ノックスとラルフのやりとりは耳に入れど留まらない。
――濃い、血のにおい。 ニコラが開いたときに篭った空気が漏れ出たのだろう。 駄目だ、あのにおいをさせ続けてはいけない。 早く、消して、しまわないと]
……温泉で、湯を汲んでこよう きれいにしたほうが、……いい な。
[血のにおいに酔わないように ――逃げ場を、せめて、残しておくために。]
(116) 2014/11/19(Wed) 21時頃
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―3F― 居間、……人が居るんだよな? ……うん、ラルフ、あたたかいところに、急いで。
[ぽん、と背中を撫でる。>>119 声が、聞こえるのはフィリップだけならば――他の者がいるのはまだ大丈夫、だと 思いたかった。]
……ん。
[>>120 ノックスに頷き、階段を足早に降りる。 >>117 プリシラが向かうのとは、すれ違いになった。]
(125) 2014/11/19(Wed) 21時頃
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―2F→1Fへ―
…!?
[階段を駆け降りている途中、 赤い鳥の羽が見えて>>121 ぎょっとし、立ち止まる。 しかし、その先、フィリップの姿を見とめれば]
駄目!……上に来ちゃ 駄目だ…!
[制止の声を、かけた。]
(126) 2014/11/19(Wed) 21時頃
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―1Fと2Fの間の階段―
[ラルフの心の機微を、フランシスはきちんと理解はできておらず。 居間の前で躊躇っているのを、焦っていて分からずにいた。 理由を説明する前に、フィリップが口を開く>>130]
……おれ に?どうして…?
(131) 2014/11/19(Wed) 21時半頃
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―1Fと2Fの間の階段―
[とん、 とんと階段を2段降りて、止まる。 じ、と孔雀石のような色をした眼を、見据え]
……ラルフの、説得?
[聞き捨てならない理由だ。表情の真剣さが増す。]
詳しく、説明してもらえるかな。 ……先祖がえりのことは、……聞いてるから。
[声を潜め、続きを待とうとしたとき――>>133 素っ頓狂な悲鳴が上がった]
(138) 2014/11/19(Wed) 21時半頃
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―1Fと2Fの間の階段→2F廊下―
………!? ごめん、ちょっと、待ってて。
……居間くらいなら大丈夫かもしれないけど、 3階にだけは、行っちゃいけないから。
[フィリップにそう謂って、少しだけ戻り居間の方へ声をかける]
ラルフ、何事だい!?
(147) 2014/11/19(Wed) 21時半頃
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ベネットは、居間を見渡し、転がるなべのふたを見た。これはこれで別ベクトルの惨事だ。
2014/11/19(Wed) 22時頃
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あぁあ、……鍋か……なんだ…よかった……
[>>148 ラルフに教わり、はああ、と盛大に溜息を吐いた。 >>150トレイルに一瞬 睨まれた様に思えて 僅かに身を退いた。それが、理不尽だとしても。 眉を少し寄せつつ、自分の出る幕はないかと、階段の方へと戻る、前。]
……念のため、気をつけて。
[ラルフに、そう謂った。 ――謂われなくても、わかってはいるだろうけれども。]
(154) 2014/11/19(Wed) 22時頃
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ベネットは、鍋、よく考えればあまりよくない気もするが。
2014/11/19(Wed) 22時頃
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―2F/1Fの階段―
鍋の蓋だったよ。
[フィリップの待つほうの階段へ戻り、 端的に状況を説明した。 シメオンを喰ったのは、彼だろう。本能が強い先祖がえりを――血のにおいに近づけてはいけないと気を遣いながら。しかし、相変わらずこの鳥は苦手だった。]
……すっごい鳥騒いでるんだけど 大丈夫……?
[階下、まだ居るであろうドナルドも気がかりで 下のほうへも、ちらと視線をやる]
(160) 2014/11/19(Wed) 22時頃
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ベネットは、苦手すぎてルーツを名前で呼ぶのを個人的に拒んでいる。
2014/11/19(Wed) 22時頃
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――――っぅわ!!
[>>164 そういえば そんなことを 初めて会ったときにも謂われた気がしたが手遅れ。
調律師の耳には激しすぎる音。 ぎくりと肩を震わせて屈み、耳を塞いだ折、足を踏み外し 皮肉にもいつかのトレイルのように がたがたがたん、と 音を立てて 滑った。]
(169) 2014/11/19(Wed) 22時頃
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……いったた……
[階段は半ばより下、しりもちをついた形で >>168 ラルフの言葉に、非常に恥ずかしそうに苦笑して]
あぁ、うん、いって、らっしゃい。
(171) 2014/11/19(Wed) 22時頃
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ベネットは、ラルフに、気をつけて、と声をかけて。
2014/11/19(Wed) 22時頃
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―1F/2Fの階段少し下―
……だいじょうぶ。
[ラルフに答えながらも流石に恥ずかしい。>>172 ついた手を軽くすりむいた程度だ。 気をつけるよ、と頷いて。 フィリップも驚かせてしまったようだ>>175]
……ごめん。
[申し訳なさそうに謂って、差し出された手を取る。 ラルフにとっての友人なのだろう、と そう、思って。]
(181) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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[少女について書かれた文章には続きがある。
禁断の赤い果実――欲望の実を食べた少女は、
街を追われることになる。
実を食べたものは皆魔物になってしまうと信じられていたからだ。
友人達にも、両親にも責め立てられ、しかし愛しい人がいる街から離れたくなかった少女は、街の中を逃げまどう。
逃げ切れなくてもいい、せめて最後に愛しい少年に会えたら
――少女の願いが通じたのか、少女の前に少年が現れた。
「僕はずっと君を見ていた」
少年は、少女にそう告げる。
少女が少年を見ていたように少年もまた、少女を見ていたのだ。
「だからせめて君が魔物になってしまう前に、
綺麗なままで終わらせてあげたいんだ」
少年は手にしていた槍で少女の腹を刺し貫く。
少女は、最後に少女に会えた喜びと、想いが通じていたことの嬉しさの中で息絶える。
それが、少女の結末。]
[少女は幸せな最期を迎えた。
――では、自分はどうなのだろう?]
[救いは、そう簡単には訪れないらしい。
ただの肉の塊となり果てた自らの死体を見下ろして、ディーンは小さく息を吐く。
彼に食べられたことも、その所為で命が潰えたことも自分の選択の結果だ。構いはしない。しかし、何故死して尚自分がこの場にいるのかがディーンには理解できない。自分の選択の結末を見届けろ、ということなのだろうか。]
――……。
[何にせよ、自分の身体に用は無い。
これはニコラにあげたものだ。
ディーンは部屋を出て廊下に向かう。
拭かれた痕跡がありながらも、まだうっすらと血の跡が残っている階段を降りていく。足音はしない。]
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―1F/2Fの階段少し下― ……ちょっと、大きい音は、苦手で……。
[鳥の話題に触れないように、言葉を選ぶ>>185]
わ、……、…力、強いんだなぁ……
[野生の獣めいているのは行動だけではないらしい。]
3階が使えれば一番、よかったんだろうけれど。 聞かれたく、ないよな?……1階……?あぁ、でも、待って
[血のにおいのこと、伝えなければ――と、階下を見る>>187]
――ドナルド!
(191) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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―1F/2Fの階段少し下― 本当に、強いよ?……叶わないだろうな、おれじゃ――
[それは、危険度の再認識でもあった。]
……うん、血のにおいが する。……多分――
[ディーン、と呟くとき、沈痛な面持ち。>>196]
――、……ぁ、
[>>194髪を下ろしているドナルドに、ぱちり、と一度目を瞬かす。 髪を撫で付けていることの方が多かったから、少し、驚いて、其れも似合う――と、思いながら]
……温泉、どうだった? ええ、と……3階、……今、行くと、 まずいかもしれない、から。……個室のほう、 扉を閉めれば……大丈夫かもしれないけど。
[すぐにでも流すつもりだったが、フィリップと話をせねば、ならない。]
(198) 2014/11/19(Wed) 23時頃
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[死体の前にいる人は、藁に包まれた物をじっと見ていた。
―――食べられたのだ、とわかった。
でも、この人は誰だっけ。
悲しそうな目をした、若草色の髪をしたこの人は、誰だっけ]
………名前、なぁに
[眠るような、赤に濡れた金髪の、自分。
知っているのに、わからない。
問いかけても当然、答えは返ってこない]
― 2階・居間 ―
[血の足跡が消されていても、彼の居場所はすぐに分かった。
恐らく、彼がずっと持っていると約束してくれた自分の瞳があるからだろうとディーンは推測する。
物音も無くすり抜けるように居間に入る。
ペチカの温かみは感じられない。]
――……ニコラ。
[ずっと一緒だと約束をした。
吸い寄せられるかのようにニコラの傍に立ち、柔らかな日の色の髪に唇を落とす。
そういえば、全てをあげるとも約束した。
今のこの――幽霊ともいうべき自分は、どのようにして彼にあげれば良いのだろう。]
[自分の全てを捨て、愛しい者に全てを与えたディーンには、
他に傍にいるべき相手はいない。
大切なもの――大切だったものは、昔馴染みに託してきた。
本当はあったかもしれない傍にいる資格すらも、捨ててきた。
ベネットならば彼を正しく守ってくれるだろうと信じていた。
彼の命ももう失われているのだとは、まだ、知らない。]
[置いてきたもの、ひとつ。
それが名前。
顔をあげて、振り返った。
一歩踏み出すごとに、少しずつ何かが毀れていく。
少しずつ身体が、軽くなっていく。
意識せずとも―――
意識とは、なんだろう]
なん、だっけ
[生きているうちに諦めたものから、ひとつずつ、毀れていく]
|
―1F/2Fの階段少し下― そう、……ディーン、が
[小さく謂う、フランシスの表情は沈んでいる。 フィリップの様子に、仲がよかっただろうか――と、疑問符浮かべる。
ドナルドの方に意識を向けたから、>>202 フィリップがディーンのことで 頭がいっぱいとは思わず]
そう、……よかった。 ……落ち着いたら、おれも浸かろうかな……
[そ、と濡れた髪に指先を伸ばしたのはつい――触れたくなって]
湯冷め、しないようにな。
(213) 2014/11/19(Wed) 23時半頃
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―1Fへ―
……フィリップ君?
[>>210考え事をしているらしい少年に、そ、と声をかける。]
(214) 2014/11/19(Wed) 23時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/19(Wed) 23時半頃
フィ、 リップ
[違う、と思った。
いや、違わない。
それは確かに彼の名前で――― でも]
[二階に続く階段を見上げた。
その途中、あのあたりで、涙を零した"記憶"があった。
もう靴音はしない。
段が軋む音もしない。
暖かさに包まれていた、昨日。
腰を下ろしていた段に手で触れて、
そしてそのまま、さらに上へ]
|
―1F/2Fの階段― ひさし、ぶりだね。 ……そうだな、それも、悪くない、かも
[>>221 背中を流す、なんて本当にひさしぶりだ。 眼を少し細める。 気をつけるよ、と謂うものの―――]
わかった、貯蔵庫…… ぇ、あれ、 フィリップくん…?
[突然階段を上り始めたフィリップに、 フランシスは驚いて疑問符を、浮かべた。]
(227) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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ベネットは、フィリップが軽やかに駆け上がるのを、きょとんとして見送ってしまう。
2014/11/20(Thu) 00時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 00時頃
[ニコラが大事に抱えているもの。
それが自分の眼球だと、すぐに気付いた。
彼は言った通りに、大事にしてくれている。
いずれは腐り落ちていくけれど、せめてそれまでは、彼の手の中にあって欲しいと願うばかりだ。
居間に起こる出来事の全てを視界に収めながら、ディーンが意識するのは彼の周りのことに限られる。
ニコラの横に並ぶように立ちながら、ディーンはそっと指先で明るい金の髪に触れていた。]
…………?
[何かの動く気配がする。
人の足音とはまた異なる――ずっと前から慣れ親しんだ気配だ。]
|
―1F/2Fの階段―
な、ん…… ぇ?
[すっかり取り残されて、 困った挙句ドナルドの方を見た。丁度、眼が合う>>236]
う、うん。……参った な、……
[湯を汲みに来たのに、出来事が重なって、これだった。]
(237) 2014/11/20(Thu) 00時頃
|
[二階に着くころには、もう前をかけていった彼の名前は忘れてしまった。
もう呼ぶことはないだろうから、問題ないだろう。
大きく開いた扉。
ラルフ、という"名前"が聞こえた。
顔が浮かんで――すぐに消えた。
此処には入りたくなかったような、気がする。
俯けば、入り口入ってすぐの場所、
誰かの足にけられたのか、隅のほうに
何かの、包みが見えた]
――……シメオン?
[まさか、そんなはずはない。
思い浮かんだ名前を口にしてから、ディーンは瞼を伏せる。
しかし、他に慣れた気配だなんて思うものがあるだろうか。
自らの欲望を認めるまで――自分の「太陽」を見つけるまで、
ディーンの一番近くにいたのは、彼だ。
勘違いであって欲しい。
死して尚身勝手なことを願い、ディーンは重い溜息をついた。**]
[知らない"名前"が聞こえて、顔をあげた。
誰、だったろうか。「友達」の頭を撫でている、人。
目が合った気がしたけれど、そんなはずはない。
そんなはずは、ない。
ゆっくりと首を振ると、その場にしゃがみこんだ。
転がっている包みに手を伸ばす。
触れ―――られなかった]
……駄目、だなぁ
[何も出来やしない。
溜息,ついてー―空気は震えなかったけれどー―そのままこの暖かいだろう場所を出ようと背を向けて、
一度、振り返った。
目は合っただろうか。
そんなはずは、ないけれど]
[上を目指す。
欠片を拾いに、新たな記憶を零しながら、上へ。
いつの間にやら靴も忘れて裸足だったけれど
床の冷たさから感じる痛みも忘れてしまった。
それでも右足は引きずって、階段を上る**]
|
―1F/2Fの階段―
ぁ、いや、その…… 3階をね…温泉の湯で、掃除しようかと思ってたのと、
[ドナルドに、困ったような顔をしながら答える。 これは、できれば先にやってしまいたいことで。 もう一つは―――]
……フィリップ君に話があるといわれてたんだけど。 用事が出来たみたい、だから ――後で、改めて、聞くことに、する。
[2階からの騒ぎが届くには、少々距離が、あった。]
(255) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
|
ベネットは、温泉で、湯を貰ってこよう、と呟いて、降りて行く。「声」のこと、思考から抜け落ちていて。
2014/11/20(Thu) 00時半頃
|
―1F/2Fの階段―
……っ!?
[>>260叫びは、先ほどのノックスと同じように 流石に此処まで届く。]
ドナルド、
[短く名を呼ぶと、階段を駆け上がった。 体力のあまりない身、フィリップとは違って息が上がる。 ドナルドにも追い抜かれてしまうかも知れないが]
(265) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
|
|
[ドナルドに尋ねられ、>>267 そうだ、と頷く。 「血のにおいがすると、落ち着かないだろうから」 ――と、プリシラの件について頷く。 答えられたのは、其処までで。
居間の扉を叩き開くと、 鮮やかな血のにおいと蹲るラルフ、フィリップ、 声なき声で哄笑するトレイルが在って]
――ラルフ!!
[上がった息も構わず呼ぶ名前は半ば悲鳴。駆け寄って、ポトフのにおいが服よりするを知る。]
(269) 2014/11/20(Thu) 01時頃
|
ベネットは、眩暈がする。鮮やかな、甘い、血のにおい―――
2014/11/20(Thu) 01時頃
ベネットは、無理しないで、と血に酔う姿を思い、ドナルドの方を見た。
2014/11/20(Thu) 01時頃
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[哄笑するトレイルを睨むような余裕もなく、 琥珀が覗くと>>272 フランシスは今にも泣きそうな顔をして、 ――しっかりしろと首を横に振る。 抉れた肉の断面が生々しい。渇きが、咽喉を、焼くようで。]
――清潔な布、ある、取ってくる ドナルド、水、炊事場から…!傷を洗って!
[謂い置いて、走っていく。 3階、荷物を取りに行くために。]
(283) 2014/11/20(Thu) 01時頃
|
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―3Fから→居間―
[漂う血のにおいも今は構わずに、 荷物を引っつかんで、降りてくる。 薬や、包帯や、旅の治療道具が入ったもの。
>>286途中でバーナバスにぶつかり、ごめんなさい、と謂うもそこそこに。]
――っ、はあ、 はぁ…は、
これ、……使って、痛み止め、あるから
[まだ使っていない肌着も含まれる布の束。]
……焼き方、は、おれ 詳しくない フィリップ、わかる?お願い、…できる?
[必死で、縋るような表情だ。]
(289) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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[薄手の布にニコラが置いていった雪を包み、 赤みを帯びた額と頬をなぞるように冷やす。
――また、眼を離していたせいだ。
悔しさに泣きそうになるのを、 奥歯を噛み締めて堪える。]
(292) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 01時半頃
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―2F居間―
……頼む。
[今、任せられるのは彼しか居ない。 >>296 フィリップがラルフに取った行動には 一瞬どきりとしたが――今は、其れについて言及するときではなくて。 気がかりなのは、ドナルドもだ。 血に酔っていないだろうか、――と。]
……っ
[焼いたナイフが傷に押し当てられる音とにおい。 痛々しさを直視できずに、眼を逸らしてしまった。]
(302) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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―2F居間― [ドナルドの動揺知らず ラルフに――否、動けないだろうから、 フィリップに渡すのは苦い丸薬だ]
……痛み止め。 これ、飲ませてあげ て
(308) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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―2F居間― フィリップくん、……ありが とう……
[詰めていた息を、吐いて。]
……よくがんばった。 ……えらいよ、ラルフ。
[ラルフの頭を一度撫でてから、邪魔にならないよう離す。 ドナルドの泣きそうな顔を見て、>>314 ずきりと胸が痛い。]
……3階、扉を閉めれば大丈夫だと、思うから。 フィリップくんは……大丈夫…?
(315) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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ベネットは、ぱちん、と眼を瞬かせた。さっきとは違う理由で眼を逸らす。
2014/11/20(Thu) 02時半頃
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……に、…苦い分よく、効くから。
[フィリップに、そろりと視線を戻して。]
……ラルフ、……いける? 上、行こうか。
(321) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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ベネットは、謂ってから、意識を失っていることに、気づいて。
2014/11/20(Thu) 02時半頃
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―3Fの個室へ―
……そう、あの部屋に、おねがい。
[>>325 ドナルドに願って、行く前。 フィリップの方に向き直り、頭を下げる。]
……ほんとに、ありがとうな。
[そうして、向かった3Fの部屋。ラルフの寝息が乱れていないのを確かめる。持って来た濡れた布を、額においた]
(329) 2014/11/20(Thu) 03時頃
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―3Fの個室―
[ラルフの髪をひと撫でして、 フィリップがラルフの傍につきたそうだと見て 窓辺に佇むドナルドの方、歩み寄って]
……ドナルドも、……がんばったね ありがとう
[そ、と髪を撫でようとした]
(331) 2014/11/20(Thu) 03時頃
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― 3階/個室 ― [小さく、困ったような笑みを浮かべる。 髪を撫で、そのまま、頬に。 ――ドナルドは怒っていた。 衝動が起こりやしないかと気がかりで。]
うん ……本当に ……よかった。
[一度気が抜けたことで、ゆらり、と緑の眼が揺れる。 隠すように伏せて、重く息を吐く]
(342) 2014/11/20(Thu) 03時半頃
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― 3階/個室 ― [フランシスにも怒りがないわけでは、ないが。 ただ、守ることを優先したいと考えるのが――違うところか。
伏せた眼を、そっと、覗き込んだ。篭る熱に、胸の内が、騒ぐ。]
…… そんなときこそ、 …おれがいなくて、どうするの
[止められるように、“傍に”。 実際には力の差、体格の差もあり不可能に近いだろうけれど――。 それでも、離れない。
ドナルドの肩口に額を寄せる**]
(344) 2014/11/20(Thu) 03時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 03時半頃
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―3F個室― [ドナルドに凭れかかったのは 少しばかり、参ってしまったせいもある。 “また喪うかもしれない”と感じて 鮮やかに恐ろしさがフラッシュバックした。 恐怖が本能と拮抗するせいか 血の匂いへの耐性が比較的強い方では、あるが。
「支えられるようになれば」と、そんな風に謂ってくれた ――旅に出てから、保護者として気にかけてきたドナルドへの甘えは控えめながらややもすれば無防備だ。 だが、危ういと思いながらも――離れ難い。]
…… ドナルド……
[>>353 フランシスは酷く、苦しげに眉を寄せ、 眼帯に指先を触れさせた。薄く開く唇は、迷う。 ――そうなったとして、置いて行くなんてきっとできない]
(356) 2014/11/20(Thu) 12時半頃
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……できるかぎりのことは、する けど
[ラルフや自分を傷つけたら彼は苦しむだろう。そんな姿は、見たくないし、させたくないのに。
――飼いならしていたと思っていた獣が胸の内を引っ掻いた。 痛む。甘くて苦い。獣の大好物。 眩暈がする。傍に居たいなら。喰えば/喰われれば。
――フランシスは振り払うように首を横に振る。
(大切なものと感じるほどに 傍に、いられないなんて――分かってたはずだったのに)
眼帯から唇の傍に指先を触れさせる。]
―――、…それが のぞみ、なら
[――でも、きっと 彼が望むように自身は動けないだろう。そんな予感が、した。]
(357) 2014/11/20(Thu) 12時半頃
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[「遠吠え」の話。 「先祖返り」の話。
ドナルドにも説明しなければならないだろう。 事件が重なって、後回しになってしまっていたのだから。 どんな風になろうとも、自分は最後まで彼らの味方であると静かな決意の再確認。]
……――フィリップ君?
[>>350 少年が、口を開く。 ラルフが彼の服の裾を握っていて、 ああ、自分の知らないところで大人になっていくのだな、と妙な感慨と寂しさを覚える。もしもあんな風に、とドナルドのことも考えてみたところ――痛みが増したので、考えないことにした。
続く言葉は、大切なことのはず。 フィリップのの方を見たまま、唇を引き結んだ**]
(358) 2014/11/20(Thu) 12時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 13時頃
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―3F個室>>373― …… 努力は、 するよ。
[安心したような笑みに、つきりと胸が痛む。 困らせているだろう――と、フランシスは思う。 もう一歩、あと一歩の向こう側。踏み込み切れない。 癖触れるのを赦してもらえるから、こうして体温を感じて―――]
……っ、 ―― な、 …
[指先に感じる唇の感触だけでも息がとまるのに 濡れた舌が触れ、一瞬思考が停止した。 ぞくりと痺れ、頬が熱い。
ドナルドは何事もなかったような顔をして白く煙る外を見ている。 フランシスは指先に視線を落とし、大切なもののように握り込み苦しげに、切なげに眉を寄せる。
“――ずるい”
唇が、音をたてず小さく動いた。]
(384) 2014/11/20(Thu) 15時頃
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[返事が出来たのは、落ち着いた後。 >>368 フィリップに、]
……ついてるよ。 大切な……同行者だから。
[家族のような、兄弟のような――そんな、定義しきれない思いを其処に込める。]
……それは、嫌がると思うよ ラルフは君のことが――大切なんだ。
昨日は……止めても聞かずに 君のところに走って行ったんだよ。 ……困った子だろう?
[少し、困ったように笑んで見せる。 其処にあるのが友愛か、それを超えたものかは、 フランシスには測りかねて――でも、苦しそうに呻くラルフが>>372>>371 表情を変えたから、駆け寄りそうになった足を止めて、それが答えなのだろうか、と、思う]
(385) 2014/11/20(Thu) 15時頃
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……傍に、居られればいいのにな
[>>370フィリップに対する>>377 ドナルドの述懐を聞きながら、ぽつ、と祈りを呟いた。 この血を飼いならさない限りそれは叶わないこと。]
雪が、弱まったとして……君は、本当に 雪山を、越えられるのかい? 遭難なんてしたら、目も当てられない……探しにも行けない
[心配症は、此処でも顔を出す――雪山の恐ろしさを知っているなら、真っ当な意見である。]
……ラルフの説得は、試みてみる。 危険なのは、本当の事だから。
[ドナルドの謂うことも分かる。意見は尊重したい。
けれど、大切に思いあいながら喰いあうなんてことになったら、本当に、目も当てられない。遠いのに、鮮やかに思い出せる過去を、瞼の裏に思い浮かべる]
(386) 2014/11/20(Thu) 15時頃
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……でも、危ないのは、ラルフも同じだから。
[止める、と謂うドナルドに、 少し心配そうな表情を向け>>379 それから、一拍、間をおいた。]
(388) 2014/11/20(Thu) 15時頃
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ドナルドには、まだ伝えてないことが、あってね。 寝てた時、話したことで…… …… 先祖返り って 話したこと、あったっけ……?
[ドナルドが眠っている時ラルフと話したこと。 足りない部分を埋めるようにフランシスは続けた。透明な声は歌を紡ぐようであるが、今、重く憂いを帯びている。]
……フィリップ君、それから……ラルフも“そう”なんだ。
[耳に、手を添える。耳を澄ます仕草。]
そういう人たちはね、――「遠吠え」って、おれは教わったんだけど 内緒話みたいなことができるんだ。
……ラルフは、昔からそれが聞こえていたみたい。 保護者なのに……気付かなかった。
[フランシスは、苦笑する。ラルフが「俺が教えなかったから」と謂ったとはいえ、気にしてしまうのがこの保護者の気質であった。]
(390) 2014/11/20(Thu) 15時頃
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……本能が強いしるし、で、困ったものだけど。
いいことも、ある。 おかしなことがあったら、 すぐ知らせられる、とか。
……あのときのも、そうだったん、だよね?
[階段から突然駆けだしたフィリップ、 あの時は気づかなかったがきっと「声」を聞いたのだ。**]
(393) 2014/11/20(Thu) 15時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 15時半頃
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―3F個室― [>>395 もう片方の手で隠した指先に、 フランシスはひそやかに口づけ、 ちろりと舐める、それだけで 息が苦しく、――ずるい、ともう一度胸中で呟く。 欲はもっと触れられたいと誘い 獣は甘美な餌だと囁くようだ。 或いはあのまま、指先に歯を立ててくれても―――]
(ダメだ、いけない。でも、耐えきれなくて いつか、――手を伸ばしてしまったら)
[白に映える赤い髪、大人びた横顔。こちらを向いて欲しいと過るは、我儘だろうか。もう一度額を寄せてついた溜息は、震えて上ずる声が混ざっていた。]
(400) 2014/11/20(Thu) 17時頃
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[ひと通り説明をし、フランシスは補足を付け加える。]
―――……そういう、こと。 ……うん、だから、 ラルフが隠してたのは、 仕方がないこと、って伝えてある。
……ドナルドにも、 知らせておかないといけないと、思って。 何が在るか、わからないのだから
……吹雪も、まだ、弱まる気配がないし。
[さっきのことだって、想定外だ。 ともすれば自分が食われることもあるかもしれない。そんな不安にさせる可能性は、口にしないが――守るためならそれも方法の一つだと、思っている>>397]
(401) 2014/11/20(Thu) 17時頃
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[>>394 話はやがて、収束に向かい 吹雪が窓を叩く音が大きくなったころ]
……おはよう、ラルフ?
[目覚めにかけるのは、 やわらかな挨拶ひとつ**]
(402) 2014/11/20(Thu) 17時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 17時半頃
ベネットは、ドナルドの口元の笑みに、心が*騒ぐ*
2014/11/20(Thu) 18時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 20時頃
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―3F 個室― そう。……君の保護者も、そうなのかな。
[>>420 フィリップの言葉にも、やや不安そうだ。 どうすべきだろう。一足飛びに大人になれたら そんな魔法――このセカイの何処にもなくて。]
……のど、かわいてない?
[ラルフが起きた後、>>411荷物から、皮袋に入った水を取り出す。 後で補充も必要だろうが、下に降りるのは、不安があった。
>>421>>422 名前を呼び合うふたりのすがた。 其処にあるのはふたりの絆だ。 名前を呼ぶだけで、あたたかな―――]
(432) 2014/11/20(Thu) 20時半頃
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―3F 個室― [>>414 想うは隻眼の、同行者。 名を呼ぶ、答えてくれる、 それだけでいいと、思えるならよかったのに。 密やかに 押し殺せなく、なって。]
……ね、 ラルフはフィリップと、居たいかい?
[――だからだ。 名を呼び合うふたりを思いそんなことを、尋ねたのは。]
(436) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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―3F 個室―
……ぇ?
[しかし。ドナルドの提案に、フランシスは驚き、凝視した。 ラルフも腹がすいているのだろうか、 訝ることもしない。>>433]
……ま、待って、そんな、牙だよ?痛いよ!? 危ない、から、そんな、回復するかも、わからないのに
[肩口を牙で抉られた経験のあるフランシスは、 うろたえて制止の言葉を走らせる]
(440) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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―3F 個室― ああもう、ばか…っ!
[必死さに裏返った声、 ドナルドの服を掴むも既にドナルドは腕を差し出している。
フィリップの謂うとおり、 血に酔って暴走したら目も当てられない。 ラルフの身体を押さえなければ、と構えて>>439]
(444) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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ベネットは、ドナルドを慌てた色濃いじと眼で睨んだ。
2014/11/20(Thu) 21時頃
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―3F 個室―
そ、そういう問題じゃないってば!
[こうと決めたらドナルドは頑固だ。 体躯も力もドナルドにはかなわないが何とか止めよと腕を伸ばして、掴んで。]
(451) 2014/11/20(Thu) 21時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 21時頃
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―3F 個室― ドナルド……っ
[首を横に振って、身体をつかむ手に力を込める。>>454]
そんなの、そんな言い方ずるい……っ
[ラルフなら、望むだろうと予想できるのに。 案の定、ラルフは>>456同じがいい、と ――小さく、笑みさえ浮かべたのだ。]
(464) 2014/11/20(Thu) 21時半頃
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ベネットは、ふわ、と 漂ってきた血のにおいの甘さに、めまいを覚える。
2014/11/20(Thu) 21時半頃
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―3F 個室― [>>468 ドナルドは、笑った。
フランシスは緑の眼を見開いて、 それから 視線を彷徨わせ 首を横に振る。嫌いなわけが ない]
(473) 2014/11/20(Thu) 22時頃
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[――あぁ、ずるい。と唇を噛んだ。 甘いにおいがする。今まで感じた中で一際甘い。 体が熱くなる。本能は如実に感情を反映する。――勘弁して欲しい。]
……分かってるなら、少しは自重してくれよ……
[ぎゅうと服を掴み、溜息に混ぜて熱を吐く。]
ドナルドっ!
[軽口に、背中を叩いた>>478 叱咤と謂うよりかっとなった嫉妬交じりだ。]
(480) 2014/11/20(Thu) 22時頃
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ベネットは、ラルフの潤んだ琥珀に、様々な意味で心配に、なった>>481
2014/11/20(Thu) 22時半頃
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―3F個室―
……本当に?
[さっき見せた、困ったようなじと眼である。 背を叩いた手で、そのまま背中にゆると爪を立てる。]
……何で、笑うのさ……
[拗ねたように小さく謂った。 (年甲斐もない――情けない)
こっちは、血のにおいでそれどころではなくなりつつ、あるのに。]
(493) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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― 少し前の居間でのこと ―
[名を呼んだ後、ディーンはしばらく気配のした方を見ていた。
一瞬目が合いそうになったのを逃げるように逸らして、屈みこむ背中をじっと見つめて、もう一度、彼が振り返った時は確かに、目が合った。]
――……シメオン。
[ディーンはもう一度呟く。
確かに彼はこちらを見ていた。
ニコラにさえ見えないこの姿を、確かに見ていた。
それは、彼が自分と同じ状態であるということを表している。
つまり、彼の命もまた、潰えたのだ。]
[ディーンは、ニコラの金の髪に視線を落とす。
彼の幸せを願っていた。それを一緒に探すことは出来なくとも、幸せになって欲しいと願っていた。
彼と共に旅をするきっかけになったのは、彼が右脚を食われたことだ。彼の右脚を食べたのは、ディーンのいた旅芸人の一座の一人だった。
足が上手く動かなくなった彼の面倒を、誰かが責任を持って見る必要がある。そうして白羽の矢が立ったのは、彼の遠い親戚でもあるディーンだった。
日常的に触れ合っていたほど近しいわけでもなく完全に無縁とも言えない遠い親戚という関係性は、周囲の大人たちにとっては都合の良い理由になった。
共通点といえるのは、せいぜい金の髪の色ぐらいのものだ。
しかしそれでも、シメオンと初めて会った時、ディーンは彼が自分の太陽だと思ったのだ。
彼が、我慢の上に成り立っている暗い道を照らす光だと。
しかし、ディーンの太陽は他にあった。
今ならば分かる。自分はただ、縋るものが欲しかっただけだ。
だからこそ、子供である彼を太陽だと思った。思おうとした。]
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[血が止まりそうなドナルドの傷跡。 つい、指先を伸ばして触れそうに、なって。]
眼の、 毒 だよ、……まったく。
[小さく呟く。]
……ラルフ、 ……大丈夫?
[熱を帯びた息と、視線を見やる。 (して しまったほうが、いいだろうか) させたくない、と謂われてしまった手前、遠慮がある]
(497) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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[いうなれば彼は、我儘の犠牲者だった。
最低限の接触以外を避け、まるで神聖なもののように扱って、結果的に彼に寂しさを植え付けた。
そうして最後には彼の為だと詭弁を使って彼を捨て、自分だけが楽になろうとした。
それは、許されざる罪のように、ディーンには思えた。]
…………。
[唯一、醜い自分を受け入れてくれたニコラの髪に触れる。
一房抓んで、唇を落とした。それは祈りの代わりだった。
全てをニコラに差し出した。
しかし、今残っているこの、ひとかけらは。
彼に差し出そうとも差し出せない、今の自分は。
最後の機会、なのではないか?]
ニコラ。少し、行ってくる。
……必ず、君の元に帰るから
――少しだけ……許して欲しい。
[ディーンにとっての唯一は、ニコラを置いて他には無い。
今、彼に声が届かないことは分かっている。
分かっていても、そう言い置いて居間から階下へと向かうニコラの側を一時離れて、シメオンの去った方向へ向かう。]
――……シメオン!
[そうして、一際大きな声で、名前を呼んだ。]
[階段を上る。
薄暗い扉が並ぶ廊下。
空っぽの部屋の前で立ち止まった。
扉に手をかけて――触れられはしなかったけれど――そのまま、立ち止まった。
どうしようかな、と首を傾げて、
何故此処に入ろうとしたのだっけ、とまた考えた]
………え?
["名前"が聞こえた。
よく知っているような、けれど何故だか馴染みの薄い名前。
二人旅、元々言葉少なな彼との道行きで
名を呼ばれることはそう多くはなかったから――]
|
―3F個室― ……、――
[>>498 複雑な表情を浮かべて、 ドナルドとラルフを交互に見た。 困ったように下がる眉には、よわい。]
……そう
[引っ掻く指、指の腹で撫でるようにしてから、はたりと落とす。]
っ、め、珍しい、かな…… ――…… っ
[瞬き、はたと必死な自分の姿を省み、 目元を紅くして、逸らした]
(505) 2014/11/20(Thu) 23時頃
|
[ノブを回さずにそのまま扉を押すと――"開いた"
中に入り、後ろ手に閉める。
いつかとは違い、そのまま部屋の中へ進み、寝台に腰掛けた]
なんだったかな…
[聞こえた名前。呼ばれた、名前。
覚えているのに、忘れてしまった。
――もう呼ぶ人なんて、いないと思ったのに。
覚えている想い、靄のかかる記憶。
足を組んで、右足を擦って
息を吐いても、もう白くはなかった]
|
…… ぁ、 あー……
[フィリップと、ラルフの様子。 漂うは、そう、熱を絡めるときの気配だ>>504>>500 保護者は迷って、しかし、ふたり唇を合わせていた様子とか、名前を呼んで答えている様子とか、そういったものを――思えば]
……――フィリップ くん ……して、あげられる?
その、熱の、解放、っていうか、すり替え、っていうか、……その。
[そろ、と顔を近づけて囁く。 意味は分かるであろうか。]
(506) 2014/11/20(Thu) 23時頃
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ベネットは、謂ってから、恥じ入るように 眼を逸らし。
2014/11/20(Thu) 23時頃
[シメオンの去った階段を昇り、ディーンはそこで足を止める少年の姿を見つけた。
これまで彼の名を呼ぶのに、声を張ったことなどなかった。
その必要性がなかったからだ。
ディーンは、ふと考える。
自分が子供の頃、飲み込んだ我儘がいくつあっただろうか。
言ってはいけないと思っていた事がどれだけあっただろうか。
――それらを溜め込んだせいで、より一層苦しむことになったのではないか。]
……シメオン。
[彼が消えたドアの向こうを暫し見つめてから、ディーンはその姿を追い、部屋の中に入る。
寝台に腰掛ける姿を見てもう一度、今度はいつもの音量で名前を呼んだ。]
……それ、俺の名前?
[入ってきた彼の姿は、確かな存在に見えるのに
明らかに話しかけてくるその様子は生者のものではない。
わからないのに、胸が痛んだ。
思わず、顔が歪み、涙が出そうになって俯くほどの、痛み。
わからないのに、覚えてないのに
感情だけ残るなんて、そんなの理不尽だ]
何か、用?
[これで、違うと
それは君の名前じゃないと言われたら。
想像したら少し笑えた。
彼も誰かに食べられたのかな――
顔をあげ、真っ黒に見える瞳を見つめながら、思いを巡らす]
|
―3F個室―
……、取り乱して、悪かった。 気をつけるよ、……次なんて、 あってほしくないけど
[眼を閉じて、鹿爪らしい顔を作る。 上手くいったかどうかは、わからないが。>>509 彼が過去の少女を思い出しているとは、知らない。]
(514) 2014/11/20(Thu) 23時頃
|
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―3F個室―
……ぅ。
[>>511 ルーツを頼まれ、恐る恐るで手を伸ばす。 抱え上げると体温が高いのだな、と思った。]
暴れないでくれよ……
[更に恐る恐るルーツの頭を撫でて、 ドナルドに、一度出よう、と 謂いかけて]
……へ?
[>>512 眼を、丸く、した。]
(517) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
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…………ああ。
[問われた内容を把握する為の間が空いた。
どうやら彼は自分の名前を覚えていないらしい、と理解して、ディーンは僅かに目を伏せ、彼の問いを肯定する。
それから、彼の前に歩み寄って見上げる顔をま近くに見下ろす位置に立つ。]
君は、シメオンという名前で……
僕の、たった一人の 家族、だった。
[言い慣れない言葉に、眉を寄せる。]
|
―3F個室―
……、え?ええっ?
(いや外に行って何処に行くところがあるかと謂うと 血のにおいがするし廊下で佇むのは論外だし、 そういえば掃除しないといけないと思ってたけど 階下にはトレイルたちがいるし会ったらどんな顔をしたらいいか分からないし温泉汲みにいけないじゃないか。 居間?居間か、いや、え?っていうかドナルドはなんでそんなこと謂ってる?どういうこと?教育方針を間違えたのでは)
[――混乱していた。]
(520) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
|
家族に会うのに……理由は、いらない。
[どんな物語でも、芝居でもそうだ。
現実がそうであるかどうかは定かではないが――そうであって欲しいと、思う。]
|
……い、いやまあ そうだけど
[熱の解放だ、そういうことだ。]
な、なに。やりかた、知りたかったの…?
(522) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
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ベネットは、フィリップがしはじめたのをみて、ルーツを抱きしめたままベッドの陰に隠れた。
2014/11/20(Thu) 23時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 23時半頃
………家族
[声にしてみても実感がわかない。
またひとつ、"記憶"が消えた気がしたけれど
忘れたものがなんなのかなんて、わかるはずもない。
すぐ近くにある瞳を見上げて、
その表情が――読めなくて。
手を伸ばしてみた。
理由はない。
だって、理由なんていらないんでしょう?]
[家族といっても、所詮は他人だ。
ならば他人でも家族になれる。
そう、思っていたこともあった。
思い出して、なくしたもの。
もうきっと、彼の表情は読み取れない]
名前
[いらない、もの]
名前、なんていうの
[それでも呼ぶのは、好きだった]
[手が伸びてくる。
これまで、彼に手を貸す以外――つまり、自分の手以外を彼に触らせたことはない。
反射的に逃げそうになって踏みとどまった。
触れられることを厭う理由は、もう無いのだ。
シメオンの指先は頬に触れた。
体温は感じない。
ディーンの眉間に寄った皺が、僅かに緩む。]
……ディーン・クロフォード、だ。
君の名前は、シメオン・クロフォード。
僕の、弟だ。
[姓なんて必要がないと思っていた。
しかしそれは、家族であるということを示す為の記号だ。]
|
―3F 個室― ……、っ、そ、そういう、こと謂う。
[鹿爪らしい言い回し>>524の続き。]
当たり前だ。ホイホイやったら、怒るから。 ……おれだって、血に酔うことは、あるんだぞ……
[――歯を立てたい、と思うなんて。本当に、眼の、毒。 ふたりには背中を向けた状態で、心配なままドナルドの近く]
……あ、危ないと思ったら、 ……止めるつもりだったから ……見ないから、ごめん、ここに、いる
[ああ、もう、どうにでもなれ、と 心臓の音がどくどく鳴る。 同行者に口でする覚悟はあっても、 誰かにされているのを見る覚悟は出来ていなかった。]
(532) 2014/11/21(Fri) 00時頃
|
ベネットは、ドナルドの方を、ちらと窺う。どんな顔をしているのか、普通の顔か。ヘンに豪胆だ。
2014/11/21(Fri) 00時頃
|
……だから、もしものときは、
[>>527 する、とドナルドに謂いかけて、 (そういえばおれがしたら――どう とか 謂ってなかったか)]
……ぁ、ご、ごめ……
[>>530 ドナルドに指摘され腕の力を抜く。 ルーツに胸元に頭付きされた。ぐいぐいくる。 胸元引っ掻いたのはお前だろうにとルーツに思いながら >>531 甘く色めいた声に所在無さげに視線を彷徨わせた。]
(537) 2014/11/21(Fri) 00時頃
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[頬に届いた指がびく、と震える。
そこでようやく、触れられるとは思っていなかったことに気づく。
少し前、痛みに冷たくなっていた胸の中がふわりと温まって
そのまま頬を引っ張ろうとしてみる。
ちょっとした悪戯心、避けられるだろうと、やはり思いながら]
ディーン
……ディーン、 おにい、ちゃん?
[幼い呼び方。
どっちがおにいちゃんなの――幼い声が過って、消えた]
[まさか、引っ張られるとは予想もしていなかった。
しかし我儘の一つも言わなかったシメオンのことを思えば――そんな彼に甘えていたことを思えば、頬の肉が多少伸びるぐらいは仕方が無い。
それに何より、シメオンの手を引き剥がすことは出来ない。]
……呼び捨てで、いい。
[おにいちゃん、はむず痒い。
照れも何もかもをいつも通りの気難しい表情の奥に隠して、ディーンは必要最低限だけを告げる。
シメオンの記憶に欠落があるらしいこと、それ以外は何ら変わらないように思える時間。
――しかし、旅はもう終わった。
いつまでも続く時間は無く、ディーンには帰るべき場所が出来た。]
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……酔ったよ、…… ……いまは、まだ、……大丈夫、だと 思うけど
[半眼でドナルドの方を流し見る。 ちらと見やった隻眼と眼が合う。
見ないのは恥ずかしいからと、想像が走りそうだからであり。 触れて欲しいなどと 思ってしまう相手の血の匂いをかいだ後で精神衛生上、危ない。 >>539「恋」の単語にはぎくりと息を飲んだ。]
(548) 2014/11/21(Fri) 00時頃
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シメオン……僕たちは旅をしていた。
でも、それももう、終わった。
……僕は、君を裏切った。
でも、君のことは今でも、大事だと思っている。
――幸せであって欲しいと、願っている。
[果たして、今の彼にこの言葉は届くだろうか。
ディーンには分からない。
しかし、告げるべきことであると思ったのだ。
名前を呼ばれた。
ディーンは静かに背後を振り返り、口元にささやかな笑みを浮かべる。
再びシメオンに向き合った時、ディーンの片目が失せ、ぽっかりと穴が空いていた。]
[たとえもう一度、山小屋での数日間をやり直すことになったとしても、同じ道を選ぶだろう。
ディーンが選ぶのは、連れ添った弟を守って共にいる道では無く、ずっと待ち続けた太陽に身を捧げる道だ。
ディーンの片目は、ここにはない。
いや、片目だけではなく、命も、心も、全部。
残るひとかけらは、残滓だ。
――死に至る間際に一瞬だけ見た、眩しい日の光の名残。]
…………シメオン。
君は僕の、大事な弟だった。
[全ては過去形になる。
ディーンからシメオンに手を伸ばすことは、できない。**]
[掴んだ頬を、笑みの形になるように引っ張って
その似合わなさに声をあげて笑った]
ディーン か
うん、呼び捨てじゃなきゃ変だね
[手を離し、膝の上に戻すと落ちつかない様子で握ったり開いたり。そうしながら続く言葉を、聞いていた]
変なの
[彼の言葉は、悲しいくらい、おかしかった。
死んだ者に、先はない。
少しずつ毀れていく欠片は過去のもので
毀すものすらなくなったら、いつか消えるのだ]
……変なの、そんなの
生きている人に、願ってあげて
[叶いやしない、とは。言わないでおいた。
口にするのは、やはり少し、悲しかったから]
[振り返った彼の顔には、暗い空洞があって
それはきっと、最初からあったもの。
遺してきたことを、少しだけ忘れていたのだろうと
自分に照らし合わせてそう、考えた]
家族、って言葉憧れてたけどさ
[それは、無条件に愛される証だと
そう、夢見ていたから]
いいんだ、そんなの
そんなのもう ……忘れてしまって、いいんだよ
[そうして、笑う。
笑い方を、まだ覚えていて良かった。
早く、この"悲しい"も忘れてしまえたらいいのに]
ありがとう、 ……ディーン
[それでも、呼んでいるうちは忘れない。
忘れないように、もう一度呼んだ。
名前だけ覚えていて、
そして早く――消えてしまおう**]
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―個室 3F―
……っ、
[不満そうにルーツが腕の中でくるくる首を傾げる。 微かな水音、掠れた嬌声、 戸惑いながらも煽られる。自分だけなのだろうか。息を、吐く。]
……ドナルド……?
[>>547 ぽつ、と呟かれた言葉は、 記憶違いではないことを示していた。 甘い声を、背に、ドナルドの横顔を見た。 ルーツを抱く腕の力が再び少し、強くなる。]
……、それは、……その、――……想って、くれてる、とか、そういう……
(558) 2014/11/21(Fri) 00時半頃
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―個室 3F―
……っ、ぇ、!?
[>>555 深く考えないで発されたらしき提案。 声を上げそうになって状況を考え飲み込む。 一気に顔に血が上ったのが分かる。]
……待って、今、したら 食べてしまうかもしれない、って……
[触れられたら下肢の熱が分かってしまう、はずで]
(559) 2014/11/21(Fri) 00時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/21(Fri) 01時頃
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―3F 個室>>561―
…… ――っ
[自分が気にしすぎなのだろうか。]
……な…っ
[さらっと謂われたことに、一瞬空白が生まれた。 何気ない風なのは――同行者に向けるものなのか、それとも、と]
(567) 2014/11/21(Fri) 01時頃
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―3F 個室―
[視線を彷徨わせる。 ルーツは不満そうに羽をぱたぱたさせた。]
……おれだって、……噛んで、しまうよ ……ドナルドの血のにおいは、甘いもの
[大人だから――とくに、フランシスは我慢強さから、耐えられると思うが]
……ぜ 前戯であってる、けど…… ま、 っ…真顔で聞いてこないでくれるかな……!!
[>>564 眼に見えて顔を赤くした。 解放のときは、処理だということを念頭に置くためあまり触れないつもりだったが]
緊張、とか、してたら、あれだから……いやがられなければ、……多少は……
(571) 2014/11/21(Fri) 01時頃
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―3F個室― [真っ直ぐ見られず、視線は斜めや、逸らし気味になった。 いま、このときなら、少しくらい、ずるくなってもいい、だろうか]
――……他の血も、甘いけど ドナルドのは、特に、甘いん、だよ
[なんだこれは、質問攻めか――と、答えながら思う。羞恥に胸が引っかかれる想いだ。]
……そ、それは……正論だ。
……す、少しだけ、だよ あんな風、までは……
……なに、……どうしたのさ
[珍しく、不満げな表情に そろ、と指先をドナルドの頬に伸ばす]
(580) 2014/11/21(Fri) 01時半頃
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[一際高く啼くこえ。平静を保つのは難しい。所在なさげだ]
……、――だから、謂ったじゃないか。眼の、毒、だって
[緑の眼が揺れる。伝えて、いいのか、 伝わってしまっているのか。]
……わ、わかったよ。……ちゃんと、教えるから ひとに、よると、思う。 処理、って、割り切った方が恥ずかしく、ないよ
――、……それに、 そういうのは、すきな、人との方が―――
[しかし呪われた血ゆえ 其れも難しいもの。 そ、と顔を近づけて、耳元に口付ける。口は、喰らってしまうと言ったから]
……して ほし い?
(588) 2014/11/21(Fri) 02時頃
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……そうしてくれ。
自分でするので、処理し切れるなら それがいいと思う、よ。……たぶん。
[自身を落ち着かせるように眼を閉じた。行為に没頭する彼らは、若い。]
そうだよ。……割り切れない よ
[(だから困ってる)――小さな吐息を落とす。]
そう、か。うん、……そう、その通り……
[飼いならして、きっと。 さっきのお返しとばかり、ドナルドの手をとると、傷跡に口付けた。]
(598) 2014/11/21(Fri) 02時半頃
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