73 ─深夜、薔薇の木の下で。
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[顔を覆ったまま、彼らに見つからぬうちに……と。
聴こえるヴァイオリンの音に誘われるように、
その場を離れた。]
[言葉を切って、ふと感じた気配に振り向く]
……ノックス?
[ジェフェリーがいるのだから彼がいてもおかしくはない。
そして彼が今この場面を見れば、どう思うのかは明白で]
ごめん、ジェフ。
行って来る。
[その傍を離れて、遠くに見えた背中を追った]
[そして、辿り着くのは音の降る場所。
フィリップの近くで、星に願う音を聴く。]
うん、やっぱり、いい音……――。
[顔を覆っていた手を落とし、呟く。
少し今まで2回聴いたそれと違う気がしたけれど。
それでも根幹は、きっと同じ。
大気圏に触れて燃えて消え堕ちる流れ星のように、
一度燃え盛った焔は穏やかに落ちついた。
このまま、どす黒い何かも消えてしまえばいい。]
[そして音が止んだ。
酷く穏やかな気持ちになったけれど、
セシルの唇から落ちる言の葉に、唯心配そうな顔をした。]
願いを叶えたって顔じゃないけどなぁ。
[けれど、その声は、もう彼には届かない。
きっと、何をしてあげることもできない。
出来たとしても、それが彼の為になるかは
――……薔薇の声でのあれこれを思い出して
苦く微笑むしかない。
それでも、願うことは許されるだろうか。
部屋を貸してくれると言ってくれた彼の為に。]
セシルにも、良いことがありますように。
[音の鳴り響く廊下。そこに、その背中を見つけた。
言えば、聞いてくれるだろうか、と思う。
彼を傷つけたのは自分で、恐らく誤解もされていて。
音がやむ]
――ノックス。
[声をかける。彼は、自分の言葉を聞いてくれるだろうかと]
[純粋に誰かの幸せを祈る背に、かかる声。
ぴくっと肩が一度震え、止まる。
振り返った顔は、いつもの微笑。]
――……ベネット先輩。
[感情を凍らせたようなアイスブルーが
同室の先輩の姿を映す。]
なんで、此処にいるんです?
[そう言えば、そもそも何故という部分が抜け落ちていた。
これも薔薇ちゃんのお節介かな……とは、思ったけれど。
それプラス、先程彼が誰の前にいたか、知っているから。
何故、自分の前に立つの……と。]
なんでって、……なんでだろ。
薔薇に魅入られたから、かな。
[ノックスの前、ではなく、同じ空間にいる理由を告げる。
薔薇の精と何をしたのか、言えない]
ちゃんと、謝ろうと思って。
俺の態度が曖昧で、俺の言葉がノックスを傷つけたのなら、謝りたい。
でも、俺はジェフの代わりだなんて、思ったことはないよ。
俺は、確かにジェフの事が好きだったけど。
もうそれはいいんだ。どんなに考えても、過去形にしかならない。
[首を振って、ノックスを見る。
あれから、事あるごとに思い出すのはジェフではなく、彼のことで。
どう言えば伝わるのだろうともがく]
[撫でられる。
その手はとても優しくて、閉じたままの瞼が震えた。]
すまない。
[最初の謝罪は、驚かせたことと悲しませた事に。]
……ありがとう。
[次の感謝は、背を押してくれる言葉と、気づけなかった好意へ。]
私みたいな、どうしようもない男でも。
ベネットのように好いていてくれる人が居ると知れた。
[頬にその手が触れると、ゆるりと瞼を開いて見下ろす。
美しい笑みに、感情に気づけなかった。
本当に自分は酷い男だ。]
素直に。
しかし、私が素直になったところで。
好きなのは。
[背をしゅんと縮めて、情けない顔になった。
とっさに、最愛の弟の名が出なかった。おかしい。
記憶が途切れる前に見た金色は。]
ん。ああ。本当に有難う。
出来ればこれからも良い友人としていて欲しいと、欲張りな私は思ってしまうが。
[去る背中を見送る。その向こうの淡い金色に、ああと反対側に歩き出す。
私が好きなのは、誰だ。]
薔薇に?そっか……―――
[相手の言葉に、淡い色合いの睫毛が伏せられ
頬に濃い影をつくる。]
俺が、謝られるようなことってあったっけ?
[唇が、戦慄きながら弧を描く。
もう、それ以上、聴かせないでと拒否するように。
けれど、それは叶わずに。
先程まで優しかった世界に満ちる音は、
残酷にノックスの鼓膜を叩く。]
――……過去でも、実の弟を性の対象にするような人
貴方は好きだったんだろう?
[だから、あっさりと繭は燃えた。]
そんな、趣味の悪い貴方に、俺が好かれるなんてことない。
――……わかってるよ。
[だって自分は常識人だと、壊れた笑みで告げる。
こんな言葉、吐く自分が、誰よりも醜いと]
わかってるよ。
[2度告げる言葉は、自分を貶めるだけのもの*]
―少し前―
……ジェフそんなに酷い?
そりゃ身代わりで抱いてたらそう思うんだろうけど。
抱かれる方も承知の上だろ?
ジェフは、理想が高いからそう思うんだよ。
ん、言ったろ、俺も倒れてなければ、友人として看病するくらいには思ってたって。
それに、それくらいは欲張りでも、なんでもない。
[去り際、笑ってその願いに頷いた**]
は、趣味が悪いって、言ってくれるなぁ。
仕方ないだろ、好きなんて気付かなかったんだから。
気付いてても、変わらなかっただろうけど。
ノックス、できれば逃げないで欲しいんだけど。
[そう言って、ノックスのほうへと近づいていく。
壊れた笑みは、自分のせいだとわかる]
今の俺は薔薇の影響下にない。
香りもしないし、意識だってまともだ。
でも、ノックスにキスしたいっていったら、だめかな。
[触れたい。誰よりも、彼に。失いたくない温かさを、知ってる]
――――独りだ。
色々と考えるのには良いのかもしれないが。
わかってないよ。
俺が、誰を好きになるかは俺が決める事だし。
鈍感だから中々気付かないし。
でも、素直になるとさ、俺がしたいことは一つなんだ。
ノックスに、触れたい。
……部屋に、戻ってきて。
[そう口にして、ノックスの顔を覗き込んだ**]
趣味が悪いことは、否定しないんだ?
[近づく人を、今はもう感情を隠せないアイスブルーが
鏡のように映し、紡がれる言の葉にひくっと頬が引き攣った。]
判ってないよ……先輩は何も判ってない。
だって、そうでしょう?
本当に好きだったら、大切だったら、簡単に触れるなんて。
男同士で、兄弟で?此処から出たら異端なんだよ。
相手の幸せを願うなら、辛くても触れない。
嫌われたって、おかしいって言ってあげるのが本当だよっ
そうじゃない関係なんて、好きっていう言葉を免罪符に
慾に溺れているだけじゃないか。
[だから、嫌悪したのだ。ジェフとその周囲を。
けれど、そう思って尚、止められない感情というのを
今まさに体験していて―――苦しい。]
だから、そう思ったから、俺は……
[逃げ回っていたのに……と。]
なのに先輩は、俺を酷い人にしようとする……。
[覗きこまれる顔を、両手が覆った。まるで泣くように。
けれど、涙は、まるで裡から溢れる焔で
蒸発させられたのか、まったく零れなくて。
ゆるく落とす両手の下、現れる眸は、ぞっとするほどの
情念に焦がれている。]
本当に、趣味が悪いよ……―――
[それでも、ベネットがノックスに触れるなら。
この裡に荒れ狂う焔で、彼を焦がしてしまうのだろう*]
そうだな、異端だと思うよ。
だから、俺は気づかなかった。
好きなことに気づかないまま蓋をして、そして結局失ったんだ。
もう、失いたくないから素直になるって決めた。
ノックスがいなくなって、傷つけたと思って、それからずっと、ノックスのことばかり考えて。
いつもみたいに抱きしめられるだけでもいいから、傍にいたい。
っていうのは、好きって事だと思うんだけど。
[両手で覆われた顔を見ようと、手を添える]
慾だけなら、ほかの誰かでもいいはずだよ。
ノックスじゃなきゃ、俺の思いは満たされない。
[エリアスに触れても得られなかったもの]
酷いって、どうして?
俺はそう思わないし、他の誰がそう言ってもノックスを好きな気持ちは変わらないよ。
[両手の落ちた顔、現れたアイスブルーを見つめて、近づく。
体は別にあるのに、心音が煩く聞こえて。鎮めようとその頬に唇で触れた]
[零した言の葉は、ジェフへの嫉妬と、
ベネットを想うからこそ彼の未来を憂いてのもの。
なのに、どこかベネットの答えは少しずれていて。
なのに、だからかノックスの琴線に触れるのだ
――……いつも。]
ぎゅって、するだけじゃ、もう済まないよ。
[頬に接吻け受けたまま喋る。
脇に垂らした腕が、今一度あがり、ベネットの肩に触れる。
そして、身体と身体を少し離した。]
ねぇ、他の誰かと何かしたから、此処にいるの?
だから、俺がいいと思ったの?
[近い距離、薄く冷たい筈の青が、裡に焔を燈して翠を見る。]
もし、そうだったら、そうでなくても
俺は、確かめる為にきっと……―――
[その身を暴いて翠を焼いてしまうよ……と。
誰かを上書きするように、もう何処にも逃さないように。
逃げるなら、今だよと、思いながら、
逃がさぬというように、唇に唇を近付ける。
逃げぬなら、噛みつくような、接吻けを。]
俺からキスしたいって言ったのに、そんなこと、…嬉しいだけだよ。
[体が離れて、体温が遠ざかる。
かけられた声に思わずうつむいて]
……最後までしたのかは覚えてないけど。
薔薇の精に、抗えなかった。ほら、薔薇の蔓の痕。
[首を示す]
ごめん。
[自身でも、泣きそうな声になっているのがわかった。
逃げるつもりなどあるはずもなく、唇が近づいてくれば、自ら寄せて、目を伏せる]
[ベネットの懺悔に眉根を寄せて。
その言葉に覚えた感情を発露させるように、
唇が合わされば何もかも奪い尽くすごとく貪る。
あわいをこじ開けるように、舌を差し込んで。
口腔の中のどこも触れない個所がないように。
酸素すら奪う傍ら、唇の端から零れた唾液が、
彼の首筋を伝って薔薇の刻印を濡らす。]
――……薔薇ちゃんか
[その唾液を追うように、首筋へ落ちる舌。
思い出すのは、自分の隣にベネットの身を横たえた姿。
お節介な部分と、誰でもいいといった風な精霊の
どちらの部分が勝ったのかは、今は判らないけれど……。
薔薇の刻印に、まるで吸血鬼のように歯を立てる。
そのまま、抵抗なければキツク吸いあげて、血が滲むほど。]
[意識だけのはずなのに、合わせた唇から感じる熱さは、体が有るときと大差なく、むしろより強く感じて。
入り込んでくる舌に自らも絡めて、端から唾液が零れる]
んん、…ノ、ク…ス。
[首筋を舐められると肌が泡立つ。痛みに小さく悲鳴を上げた]
ずるい、俺も触りたいのに。
[金糸に口付けて抱き寄せる。耳朶に唇で触れて、小さく噛んだ。
薔薇にあてられた時とは違って、直ぐに事に及ぶよりも、彼をより感じられるように、ゆっくりと]
んっ……―――
[首筋に埋めたが故に無防備な耳朶に、歯をあてられて。
痛みを耐えるようなくぐもった声を上げ、
つぅっと銀を引きながら紅を刻んだ箇所から、
唇を離す。]
先輩、痛いよ。
[自分がしたことは棚上げにして、眉を八の字に。
指先で濡れた自分の耳朶を撫でて、甘い息を吐いた。]
痛かった、お返し。
[いたずらっ子のような笑みを見せて、見上げてきたノックスに触れるだけの口づけを]
……もっと、していいよ?
痛くても我慢するっていうか、嬉しいし。
俺ももっと、触りたいし。
[鼻の頭に触れて、にっこり笑った]
痛いのが嬉しいの?
[触れるだけの接吻けを受けた後、じっと翠を見詰める。
先輩って、Мなのかなぁ……と、心の中で思うも
伝えたら触れられた鼻を摘まれそうなので言葉にはしない。]
とりあえず、部屋に行きましょーよ。
[きっと今の姿は、誰にも見られることはないと思うのだけれど。
照れ隠しもあるのか、そう提案する。
自分の頬を掻いて、その手を差し出した。
受け入れられたなら、部屋に向かって歩きだすけれど、
その途中で、ジェフの姿を見つけることがあったなら、
縄張りを荒らされた猫のように
ふしゃーっと毛を逆立てるかもしれない*]
痛いのが嬉しい訳じゃなくて、触れられるのが嬉しいんだって。
[少しむくれて。
けれど差し出された手に頷いて右手を乗せる。
温かく感じるのは、おそらく気のせいではなくて、心の温かさだろうと思いながら**]
[寮内のように見えるが少し違う気もする廊下を歩く。
二人で歩いている姿を見て、野良猫が毛を逆立てても軽いため息をついてみせるだけ。
これからは、私にじゃれついてくることも減るのではないだろうか。そう願っているよ。]
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