7 百合心中
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―マルグリット家・リビング― [荷物を運び終わって、ようやく一息] [食事の前にモニカがバスルームへ向かえば、それを待つことに]
さて、と……あれ、着信? [運転中は電源を切っていたため、リンダからのメール>>2:407に気付く事はなく] [目を通せば、真っ青な顔で立ち上がり、バスルームへ]
マルグリットさん。 [バスルーム越しに呼びかけ]
いえ、そのままで聞いて。 ちょっと急用ができたので、出かけてくるわね。 もしかしたら遅くなるかもしれないから、夕飯は皆で先に食べてて欲しいの。それと、車を貸してくれないかしら?必ず、返しにくるから。 [承諾をもらえば、足早に家を出て喫茶へ向かうだろう]
(134) 2010/03/30(Tue) 20時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/03/30(Tue) 20時頃
歌い手 コリーンは、出て行くタバサを何事かと見送った。
2010/03/30(Tue) 20時半頃
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[急いで出て行く様子の音にきょとんとして]
…どうかしたのか……?
気をつけて、な…。
[ついて行く事も出来ない。背中に言葉を投げかけた。]
(135) 2010/03/30(Tue) 20時半頃
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? 行ってらっしゃい……。
[何事かと思ったけれど 出かける彼女に用事の内容を問う間もなく出発してしまった。 気にはなるけど問うこともできずおとなしく見送った]
(136) 2010/03/30(Tue) 20時半頃
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[行きがけに声をかけられれば]
ちょっと、ね。 ……行ってくるわ。
[ぱたんと後ろ手で扉を閉め、車に乗り込んだ]
(リンダが、イリスを?何故――くっ!) [考えても、答えは出ない]
(137) 2010/03/30(Tue) 20時半頃
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―バスルーム>>133―
……モニカさん。
[髪を撫でる手を止めて じっ、と見つめた。
ゆるされるなら、 ふわ、と両手をまわして抱くようにした。 ぽんぽんと背を撫でる。] ……、…。
[タバサが慌ただしく出ていくのには、 体離しそちらへ顔を向け、眼を丸くした。]
…え、ええ。 …だいじょうぶ、かしら。
(138) 2010/03/30(Tue) 21時頃
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リ、ン ダ……
[声が次第に掠れて。 喉が、動かなくなっていくようだ。]
これから 、も 、 一緒
[死の先にあるもの。 それは、きっと繰り返し再生される生。]
ずぅっと、一緒、だから、ね……
[壁に寄りかかるようにして座り込んでいるリンダの 胸に頭を埋める様な形で、聞こえない心音に耳を澄ませる]
(139) 2010/03/30(Tue) 21時半頃
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―喫茶店「眠れる森」―
出来ないよ。だって、あたしは…
[言葉を制す様に、イリスは傍へと近づいて…止まる。 寸止め。 いつかされた口付けのようなもどかしさ]
あ…
[分かる?問い掛けられれば、眠そうな目は哀しげに伏せた]
ずるいよ… いつも。あたしの、気持ちは。 届かないままなんて…
辛いよ…
[訴える。ただただ幼子の様に。 叶わぬ願いを口にした]
(140) 2010/03/30(Tue) 21時半頃
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ずるいよ、どうして? どうして! あたしは勇気が出せないの? 誰も受けとめてくれないの?
どうして…
[清涼菓子のケースがかつん、と落ちて。女は蹲る]
――遅く、ないよ。 遅くないよ! ねぇ、まだ、時間はあるよ!? 誰も、邪魔出来ないよ。出来ないじゃない! だって、……―。
[涙は流れて、声は出なくなる。 嗚咽は洩れ、制す事は女にも出来ない]
あたしが。入れる隙間なんて…ない、じゃない…!
(141) 2010/03/30(Tue) 21時半頃
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ろーず、まりー。
[拙い、舌足らずな声色でしか、言葉を紡げなくなる]
だから、いったの。 私に恋をするのは愚かだ、と。
ごめんね。 気付いてたわ、あなたのきもち。
だけど…――
[だからせめて、強引に奪って欲しかった。 それで彼女が少しでも、満たされるのならば、と。 残酷な同情心が生んだ歪は、悲しい結果しか齎さない。]
……ごめん、ね。
ごめん……ごめんなさい。
(142) 2010/03/30(Tue) 21時半頃
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[モニカがお風呂へ行くのを見送って、自分は台所でスープを温め、湯を沸かす。食事をすませた自分たちは、お茶だけでも付き合おうと。 しかし、タバサが慌しく出て行く様子>>134を見せれば、慌ててラップに包んだサンドイッチを手渡した] あの、これ……!
[タバサを心配げに見送った後、お茶をふたつ淹れて、コリーンの前に置いた。向かいの席にも置いて、自分はそこへ座る] タバサさん、どうしたんでしょう……。
[考えたが、思い当たることなどなく] コリーンさんも、お風呂入ります? ……お水、この先、止まっちゃうといけませんから。 あの、私でよければお手伝いします。
(143) 2010/03/30(Tue) 22時頃
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>>138
ああ、一応いっておくけど レイプでは無いから……うん。よく、してた……友人なの。
[抱きしめられれば少し戸惑うようにそんな言葉を返す。 背中を撫ぜられれば左腕と前腕部しかない右腕で体を預けるように抱返した。]
うん。何かあったみたいだけど……。 単独行動で大丈夫かな。
[慌てた様子で出て行くタバサの行動にはそんな感想を漏らした]
(144) 2010/03/30(Tue) 22時頃
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>>143 ケイト [出て行ってしまったタバサ。 戸口のあたりを心配そうに見ている。]
分からない。 誰か…連絡があったんだろうか。
[ヨーランダ達もどこにいるのだろう。 もう居ないのかもしれない。 リンダやローズマリー、イリス。 1人1人、居なくなっていく……]
え? お風呂……。 そう、だな。 入れるうちに、か。 うん。
[手伝ってくれる、との言葉には]
ありがとう。 物の位置を教えてくれるだけでも構わないよ。
(145) 2010/03/30(Tue) 22時頃
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[くしゃり。癖のある髪をくしゃくしゃにかき乱して。女は消え行く命に声を投げる]
やだよ。やだよ。やだよ、やだよ、やだよやだよやだやだやだやだやだやだっ!おいてかないでよっ…――!
[ずきり。軋んだのは見えない心。世界は優しかった。ただ。 女は気付かなかっただけ。世界は同じくらい残酷だという事に]
う、ぁ…―――っ!!
[ただ、気付くのが遅すぎただけ。清涼菓子は近くにはない。 歯を食い縛ろうとも、逃避出来る冷たさは生まれることはない]
――謝らないで、よ。謝らないで? イリスさんも、リンダさんも。何も、悪い、事、なんて…
[言葉が出ない。認めたくない。でも、事実。 本当の事。でも、嘘にしてしまいたい。 涙が女の本当を歪ませて]
(146) 2010/03/30(Tue) 22時頃
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[ローズマリーの悲痛な声。 彼女の顔を見上げることが出来ない。]
―――タナトス。
[ぽつりと一言、呟いて]
いっしょに、くる……?
生きているのが、つらいのなら。 ひとりぼっちが、かなしいのなら。
―――あなたに 死 を齎せる。
だけどそれは、あなたにとって ほんとうにしあわせなことなのか 私には、わからないわ…―――
(147) 2010/03/30(Tue) 22時頃
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―バスルーム―
…そう、なの? ……でも……
[眸に眸を合わせて、 心配そうな顔は変わらない。]
……うん、でも、 自分を、たいせつにして… 痛そうだったのだもの。
[髪をまた撫でた。 それから、タバサの行く先を追うように 扉の方を見遣る]
――――、…むちゃ、は しないとおもう、けど。
…心配ね…
(148) 2010/03/30(Tue) 22時半頃
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…ごめんなさいね。
体、きれいにしないと。 痛かったら、謂ってね。
[絞った布で拭く、 その手は労るように。 花を撫でるのにも似る。]
(149) 2010/03/30(Tue) 22時半頃
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>>148
うん……ちょっとなれてない事されたから ひりひりしてるみたい。
基本的に受け入れる側だから、入れる側の気持ちはわからないしあちらもこの痛みはあまり分からないと思う。 解るもの同士でするなら良いんだけど、そう上手くはいかないよね。
[大切にしてと言われれば頷く事でそれに応じる]
以前とは状況が違ってるから よく分からない事がおおいから…… 今まで無茶と自分で思っていなかった行動が無茶になっているかもね……。
[遠のくエンジン音に、なんとなく義肢化した直後の自分を思い出した。]
(150) 2010/03/30(Tue) 22時半頃
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だいじょうぶだけど 少し――くすぐったいかも。
[花をなでるかのような優しげな動きは 逆にそんな感覚を与えてしまい小さく全身が震えた。]
(151) 2010/03/30(Tue) 22時半頃
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[柔らかな声が返ると、びく、と僅かに震えた。
反射的に一歩後退してしまうが、
『それからでいい』と続く優しさに]
……っ
[云われるまま、深呼吸。
すぅ、はぁ、すぅ、はぁ、すぅ、はぁ。
その間も眸は女性へ向けている。]
[やがて深呼吸を終えると、
右へ、左へ、視線を彷徨わせた後、
一つ小さく頷いて]
ぁ
[紡ごうとした音は
矢張り上手くは伝わらない]
ぃ
ぇぁ
ぅ
[へにゃ、と
情けなそうに眉尻を下げた]
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…――― …そう、ね。痛みは… きっと、わかりにくいのね。
…通じれば、いいのにね。
[手をそっと動かしたあと、 見上げて]
……無理はいけないのよ。
[ね、と。 幾ばくもないかもしれぬ時の中、 それでもたいせつに、と願うように。]
(152) 2010/03/30(Tue) 23時頃
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[コリーンの言葉>>145に表情を曇らせて] 連絡……そうかもしれません。 あんなに慌てて……良くない、こと、なのかも。 [これ以上の良くないことなど、起こりえるのか……。ケイトの頭では、考え付かなかった]
[物の位置を、という言葉を鵜呑みにして] 知らないお風呂でも、それだけで大丈夫なんですか? では、いつもお母さんと入るみたいでいいんですね。
[母、という言葉を出すと、まだ胸が痛む。少しだけ眉を寄せた]
(153) 2010/03/30(Tue) 23時頃
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あ、
くすぐったい…? ご、ごめんなさいね。
うまくできなくて…。
[勝手がわからないか、 それでも様子を窺いながら身を清めた。]
(154) 2010/03/30(Tue) 23時頃
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同じ目にあわないと 理解できないものね。 それでも理解できないヒトはいるけど。
[淡々と呟いて吐息を漏らす]
大丈夫だよ。 くすぐったいだけで自分でするより楽だから。
[身を清めてもらえば、「ありがとう」と耳元で吐息を吹きあっけるように悪戯っぽく囁き頬にキスをする。 近くに有るタオルをとれば、義肢を着ける為に体を拭き始めた。]
(155) 2010/03/30(Tue) 23時頃
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[ぴく、と小さく震え]
ぇ…?
[その言葉に。ゆっくりと、女はイリスを見つめた。 眠そうな目には涙と伺うような視線を携えて]
一緒、に…? 一人じゃ。なくなる、の…?
[ぞくり。 女の背筋には小さな震え。寒くないのに広がっていく凍りつくような感覚]
ぁ、あたし。あたし。は…
[目の前の女性は本当のことしか言わない。 それを感じ取ったからこそ、女は震えがとまらない。 何が本当で、何が嘘なのか。 虚構と感情ばかりの女に真実という支えは少なくて]
(156) 2010/03/30(Tue) 23時頃
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――回想・中央螺旋階段途中の一室――
[ グロリアによって女に新しい花が咲けば、頬は紅潮して――…
新たな花が咲くように、女の身体は火照り、下半身の熱い花は彼女を求めようと脈打ち始め。
女はさらにグロリアを誘うような甘い馨を纏うだろう。]
あっ……わたしもあなたに……
こんな風にされると、狂ってしまう、から……。
[服をたくしあげれば、女の柔らかな胸がこぼれ。
女の甘やかな馨を吸うように彼女が密着すれば、心臓は期待に早鐘を打つように、やがて胸の頂の蕾も固く芽吹き、震えるよう]
貪るようにグロリアが女を蹂躙すれば、女は切なく甘い熱い吐息を漏らして、波間に漂う小船のようにその波に攫われるだろう。]
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ひとりでは、なくなる。 わたしが、あなたといっしょに、いてあげる。
だけど――― 死は逃避にも似ている。
[死の代償は、限りなく大きいと、思う。 時間の問題。世界は終わりを迎えている。 それでも、残された時間を、生きて過ごすか否かは。]
……後悔しないのならば、
わたしのそばに、いらっしゃい。
(157) 2010/03/30(Tue) 23時頃
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[>>=0 どこか――…遠いところから声が響いたような気がする。
しあわせで いる か、と問う、懐かしい響きを持つ声……]
『――… しあわ、せ。とても幸せ。』
[と応えるだろう。愛する人と永遠に一緒になれた幸せ、愛し愛される幸せ、語りつくせないほどの歓喜を感じて。
そして……彼女のしあわせ、を祈る――… 届かないかもしれないけれど。]
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>>153 お湯を出そうとして水が出たり、なんて事がないようなら。
[くすりと笑う。母の話は、深入りしない。 ここにいないということは、おそらく……。]
(158) 2010/03/30(Tue) 23時半頃
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―バスルーム―
でも、 同じ目に…は、 いたいわ。きっと、どちらも。
[吐息を漏らすモニカの頬を一度だけ撫でた。]
……そう? なら、よかった。
[ほっとしたように笑み、 耳元の吐息にびくりとする。 おろ、と自分の頬を押さえた。]
(159) 2010/03/30(Tue) 23時半頃
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