47 Gambit on board
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[散会の空気の後、円卓を去る者の所在を書記官に留めさせる、 危急の事態に備えてのことであるから、 第3師団長に預け、各々が確認を取れるようにと言付ける。
イアンの所在はともかく、ラミケシュの「お返事」には一度瞬いたりはしたのだが、それは能力を示すことを悟れば小さく頷いた]
……礼装にまで紫煙の匂いが染み付いておられる。
[第1師団長の席に腰掛ける気配、 ごくたまに顔をあわせる常の様子と変わらず見えた。]
(175) 2011/03/21(Mon) 23時頃
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お久しぶりです。 第二師団館はマイコフ師団長にとって、あまり居心地のよい場所ではないでしょうから、仕方のないことです。私は大抵、城かそちらにおりますから。
[今は、帝都に私邸を持たない。 家督の譲渡を気に、住居は師団館になった。
結局、従卒は解雇される形になり、それについては多少の恨みは残った。もっとも己の立場を言えば従卒を勤められるのは、学生の時分だけだったので遅かれ早かれそうなることではあった。 ただ、仮に卒業まで従卒を続けていたら、あるいは己は空挺師団の道を選んでいたのかもしれない。
かつての部隊長を見やる眼差しがわずか、狭まったが。 それは感情となる前に、ラミケシュの所用を告げる言葉に消える]
(176) 2011/03/21(Mon) 23時頃
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―城内会議室― [疎らになってきた円卓の席を見やって、 漸く、詰襟の一番上だけを僅かに緩める。勿論見苦しく無い程度に。
何かを考えるように。暫し沈黙を残して、しかし漸く席を立とうと椅子を引く。 カップにはまだ残っているが、空ける気はどうにも起きない。 第1の座を挟んだ反対側に、座る人影を見て一度視線を起こした。 その声の持ち主も、顔も直ぐに知れる。
尤も其れを知って声を掛ける心算は無いが―― 先に、崩御の報せをまだ国民に伝えずにおくべきと言ったのは彼だったか。 そこまで思い返して、僅かに眉を寄せた。
そうもしていれば、ディーンから託を受けた書記官が 所在を控えた書類を持ち込んできたか。 丁寧に揃えられ、数枚に渡る其れを指先で捲る。 抜けがない事を確認して、掌を上げると書記官は一礼をしてその場を去った。]
(177) 2011/03/21(Mon) 23時頃
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[イアンの礼には軽く首を傾げて返し、キリシマへと向かう姿を見送った。 また筆談するつもりなら、残った方がいいのだろうか。 とも思ったが、ぐっと一度腕を上げて伸びをする]
疲れた。 ミッシェル誘って飲みに行きたいところだけど… そうも言ってられんか。
[まだそこにいたのなら、ナユタとテオドールの顔を順番に見た。 ナユタは同年輩位、テオドールは未だ10代だったか。]
疲れたな。 少し外の空気でも吸いに行こう… 貴方達は、どうする?
[きっちりと止めていた詰襟の一番上を外してひとつ息を吐く。 同時に、張りつめていた空気が少し和らいだ気がした]
(178) 2011/03/21(Mon) 23時頃
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[是が得られれば、席を詰める。何を話すべきか逡巡して、口をついたのは。]
……このような機会でもなければ顔を合わせぬ者ですが、よければ少し、選帝以外のお話でもお聞かせ願えればと。 教義についてでも、瑣末な日々のことでも構いませんが、"知る"ことも大事な情報かと思いますので。
[声をかけた理由を、素直に、そのまま告げた。]
(179) 2011/03/21(Mon) 23時頃
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>>169
休む? ……ああ。そうでした。
[休みたいと言ったのは自分だった、とポンと手袋の手を打つ]
ご足労頂く程のことでも…多分に私的なことですから。
[真顔に、朗らかでありながら低く潜めた声を乗せた。 琥珀と空青の双眸は痛みを覗かせない]
実は最近――私の旧い友人を一人、喪ったのです。 聞けば艇長殿も私と同じく親しい方を亡くしたとか。
[誰とは言わず、いつとも言わず]
寂しい者同士、追悼の酒か…あるいはお茶でもしばき倒せば、亡き人も喜ばれようかと、ぱっと思い立ったものですから。
(180) 2011/03/21(Mon) 23時頃
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私は自室か、そこらの屋根にでもいるつもりです。
艇長殿ももしも気が向かれましたら、どうぞ。
[来なくても一向に構わないと言下に伝えて、会話途中だったらしいディーンへ軽く頭を下げた]
(181) 2011/03/21(Mon) 23時頃
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……個性的と言う事か。解った、ありがとう。
[キリシマ文字の解読に数人で勤しんだ後だったろうか。 ゲイルに向け、期待とは違う表情を向けた]
……ガーランド師団長、
人間は兵器とは違う。
[その声は、もしかしたら、 昔、敵兵を"害虫"と呼ぶのを訂正させようとした、 そんな響きに似ていたかも知れない。]
(182) 2011/03/21(Mon) 23時頃
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[席を立ったゲイルから返ってきた言葉>>171に彼女を見上げ]
あ、ああ…。ま、頼むわ。
[にやと笑って軽く手を振った。 今更急いで求める答えではないから、と]
ふう。
[背を伸ばしたまま溜息をついて立ち上がる。 三々五々会議室を出て行く師団長たちに混ざって部屋を出ようと]
自分は兵舎の部屋か…いなかったらそこらのヤツに聞いてください。 行き先は言い残して行くようにしますから。
[「酒場だ」とは言えないからそんな風に濁して会議室を出た]
(183) 2011/03/21(Mon) 23時頃
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>>176
ああ、君は確かに師団館にはいるときいている。
[いつも訪ねようと思いつつも、あの時、従卒を説いた時のなんともいえない顔に、気まずい気持ちになること、それは今だにで…。]
居心地がいい場所ではないのか? では今度行って見ようか。
[にやにや笑ってそう告げるが、涼しい顔で述べるディーンには少し、もの淋しさも感じたか。 あの時、傍にあって、やれ煙草は吸うな、襟は止めろ、髭は剃れとやんや言ってた少年。 もちろん可愛くないわけはなかったな、と。]
(184) 2011/03/21(Mon) 23時頃
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イアンの手が文字を綴ってゆくのを、首を傾いだまま、 不思議そうに見つめていたが、 その手が止まったなら、何度かまばたいて。 そしてややあってから、ぽん、と手を叩き、頷くと。 彼の綴った文字の下に、先刻よりも長い、『何か』を描いた。
(185) 2011/03/21(Mon) 23時頃
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[イアンの姿を追っていたが目を不意に落とし、伸びをするゲイルへと向ける。]
メル…ガーランド師団長。 このような時に外でハメは外すべきではないでしょう。
[飲みに行きたいというゲイルを宥めるように言って]
――…こういう場は、慣れません。 アンジェラの事も気がかりなので。
[落とす溜息。 話し合いもそうだが、能力が無意識に強く出たりしないよう気を遣うのは本当に消費が激しい。 このまま、部屋を出るつもりだと扉の方へ足を向けかけ]
(186) 2011/03/21(Mon) 23時頃
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[給仕が運んできた温かい紅茶をヨーランダに薦めながら、自分もお同じ物を口に運んだ。]
そういえば貴方とは、あまりこうやってお話したことはありませんでしたね。 さあて、何についてお話しましょうか。 教義については、長くてつまらないと評判ですからねえ…
[>>179 話を聞かせてほしい、というヨーランダに、冗談めかして言いながら目を細めた。]
(187) 2011/03/21(Mon) 23時頃
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[>>182 人間は兵器とは違う、と言う少年の言葉を笑うことはしなかった]
テオドール殿は生真面目だな。 皆が貴方のように思ってくれたら、良いのだがね。 戦場では、時に人は人として扱われなくなる…。 …前線に立つ貴方に、私が語ることでもないか。
[最後は苦笑いを零し、二人がどうするにせよ、会議場から出て歩き始めた。]
(188) 2011/03/21(Mon) 23時頃
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>>180>>181
ああ、私的なこと。
[手をぽんと打って、実はと切り出す内容に、ため息は漏れた。 それが亡き陛下のことであることは、言わずともわかり、追悼という名の下の声かけと知れば断るわけはない。]
相承知いたします。 自分も、その方については語りたい心持です。
ならば、なお、後ほどゆっくりお尋ねするとします。
[そして、立ち去るラミケシュにはやはり敬礼を作った。]
(189) 2011/03/21(Mon) 23時頃
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ボク達は兵器でしょう。
[テオドール>>182の言葉に一切の迷い無く。 あいつらは帝国に害なす"害虫"だろうと、訂正を全く受け入れなかった時と同じ響きで言い切った。]
(190) 2011/03/21(Mon) 23時頃
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[キリシマの様子はショックを受けたようにも 恥を感じたようにも見えず。 ただ、何か納得いったかのように手を打つ。
また、彼が何かを描く。 先ほどと、似た、何か。 彼の前衛芸術的、文字、なのだろう。]
『……申し訳ない、わかりません。』
[困った表情を隠さずキリシマに向けた。 後で、ミッシェルという人物を探して この文字は見てもらおう、とも思いながら]
(191) 2011/03/21(Mon) 23時頃
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[渡された数枚の資料を腕へと納めて、席を立つ。
己は会議と言え、己の師団の仕事も相変わらず続いている。 息が詰まりそうな閉塞感が続いていたから、休息を取りたいのも山々だが 長い間部屋を空ける訳にも行くまい、軽く伸びをして。
僅かに肌を掠める冷気――とも言えぬ程の変化。 翠をぱちりと瞬いて、しかしそこが第5の座の背面とも気付けば そこの主たる青年が持ちうる力は、確か氷だったか、と 何となしにその元を理解する。
…尤も、其れが僅かな冷ややかさを滲ませる理由には至らないが。]
――グレイシア師団長殿?
[どうされたかと、一つ問いを向ける。]
(192) 2011/03/21(Mon) 23時半頃
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ゲイルは、へクターに、去る直前、会議期間中って禁酒ですかね?なとどぼやいていった
2011/03/21(Mon) 23時半頃
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[ブランフェルシーとエンライの言葉が耳に入る。 キリシマを、見る。そして己の疼く右手を。 ブランフェルシーの言うとおりであり エンライの言うとおりでもある。
何も、口にすることなく、 鳥人間機械といわれ 散歩中城壁にぶつかり落下し けれど、今ここに健在なキリシマをじっと見つめた]
(193) 2011/03/21(Mon) 23時半頃
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[紅茶を勧められれば、軽く礼を。それから、目を細めるアークライト師団長にすまなそうに眉尻を下げた。]
宗教には疎い身で、申し訳ありません。 本来ならば、師団長同士もう少々顔を合わせておくべきなのでしょうが。
評判、なのですか。 それでも、貴方を慕う団員は多くいるのでしょうに。
[くすくす、と、どこか苦くはあったが力の抜けた素の笑みを零す。]
(194) 2011/03/21(Mon) 23時半頃
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イアンは、ゲイル=メルル=ガーランドとグレイブのやり取りが耳に届く
2011/03/21(Mon) 23時半頃
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[>>184 元々、空挺師団長に第二師団館を訪れる理由はない。 故に他に理由があってのこととは思い及ばず]
……物見とするのであれば、 もう少し相応しい場所があるかと思われますが。
あなたの興味を引くようなものはありますまい。
[にやにや笑う表情は昔そのまま、どこか子ども扱いされるような気まずさに、眉間の皺が深まりつつ。
聞こえた言葉、旧い友人――示す言葉がいずれを指すか、当然知れる。手袋のままの指先が胸元に触れた。収めた懐中時計の重みを、思い出す。軽く頭を下げるラミケシュに黙礼を返した]
(195) 2011/03/21(Mon) 23時半頃
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イアンは、ミケシュ=ユ=シハとマイコフ、他、多くの声が耳に届き若干頭痛になり始める
2011/03/21(Mon) 23時半頃
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……?
[ベネットがカップの中身を凍らせた様、拍子に零された声には、思案していたために気が付かなかったが。ふと首筋を撫でるような微かな冷気を感じて、隣席を一瞥した。 丁度サイラスが彼に声をかけたところだったから、その素振りに気が付かれたかどうかはわからないが]
(196) 2011/03/21(Mon) 23時半頃
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[>>186 窘めるナユタの声にひらりひらりと手を振り、慣れた態度であしらう。]
冗談ですよ、エンライ師団長。
[テオドールの言葉に返答するナユタを>>190見て肩をすくめたが、そのまま二人が言い合うようなら置いていく。 片手に通信機を持つと、副官のナンバーをダイヤルした]
……ティモシー、御苦労だったな。そうか、陛下のご遺体は無事安置所に運ばれたか。 ……うん、うん。………此方は大丈夫だ。恙無く進行し、今解散になったところだ。 私が不在の間は、任せる。
[手短に済ませ、通信機を畳む。]
……イワノフおじ様は、他の年長の師団長方と積もるお話をされるのだろうし 師団長以外を誘って情報を漏らすのもまずい、と。 あー、廊下暖かいな。
[ベネットが放っていたひんやりとした空気に僅かに冷えた手を擦る。 ヨーランダとは師団としても救護を派遣することはすくなく、あまり面識はなかった。 話してみたい気はするが、チャールズと話しているのを見て早々に諦めた]
(197) 2011/03/21(Mon) 23時半頃
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[足音の立たない、それでいて跳ねるように軽い足取りで会議室を辞す。 耳に入る声、声、声。 群衆の喧しさとは異なるが、重なる音にはどこか、頭痛が催されるようだった。
―行き先は言い残して行くようにしますから。 ―長くてつまらないと評判ですからねえ。 ―人間は兵器とは違う]
……。
[人間”は”兵器ではない。 それは今も昔も。 ナユタの返事>>190が聞こえれば小さく尾の先を揺らした*]
(198) 2011/03/21(Mon) 23時半頃
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困ったようなイアンの表情に、 言語が微妙に違うのだろうか、などと見当違いな方向へ思考を巡らせる。 ふと、彼を指さし、 首を傾ぐ。 眸はじっと、彼の鳶色を見つめ。 僅かに、心配げに眉を歪めた。
(199) 2011/03/21(Mon) 23時半頃
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[休息を促すゲイル>>178には、そのつもりだと頷いた。 帝都に居着かない自分には常に居る場所などないのだが、 恐らくは部屋が宛がわれる事になるのだろう。
彼女>>188とナユタ>>190の対照的な反応は。]
……違う。
[今は互いに、一兵から師団長の立場に変わった。 それでも昔と変わらず押し問答になるとしても、 首を振って、否定を返した]
(200) 2011/03/21(Mon) 23時半頃
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ミケは、イアンも同じように頭痛を感じているとは知らず、廊下に出るとふるり、頭を振った。
2011/03/21(Mon) 23時半頃
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― テラス ―
[会議室を出る前、ゲイルのぼやきが耳に入ってひくりと頬を引きつらせたが何も言わず。 ただその足で酒を入れに行く気にはなれず、会議室から少し離れたテラスに出た。
手摺に背を預け宮廷の建物を見上げ、懐から紙巻煙草を取り出し火をつけた]
己を表に出したことを後悔させたくはないんだがな…。 アンタは、この国の向かう先をどこに定めてたんだ?
[今は亡き人に向かって呟いた。 護りたかった人たちを護るために、前線で人を斬り続けた。 国を失う悲しみを知りながら、他の国を奪うにも似た事を続けた。 そんな矛盾に気付きながらもここまで来たのは―]
(201) 2011/03/21(Mon) 23時半頃
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>>195
[つっけんどんな硬い返事は、らしいといえばらしいものだった。額の皺がぎりりと深く寄ったような気がして、さすがに不快にさせているかと眉をたらし、吸っていた煙草を灰皿を寄せて揉み消す。]
――……興味はあるけどなぁ。
[その少年がその後いかに今の場所に納まったのか。 遠くその出世を聞いてよしよしと呟いていた。
それは自然に笑みとなって毀れて、だけど、その後は灰皿に視線を落とし、また立ち上がる。]
その、あの時はすまなかったな。
[なんでかずうっとその謝罪が言えてなかった。 従卒解雇というのは彼にとって不名誉であっただろう。]
(202) 2011/03/21(Mon) 23時半頃
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何でしょう。
[場を離れようと、席を立つ。 声をかけられ>>192、何が、と言うような様子で返した。 恍けたつもりはなかったのだけれど。
ズリエルの一瞥する>>196のにも気付いて、一度視線を合わせた。目の端に凍ったカップが映り、ああ、と、合点が行って。]
慣れぬ事に、少し疲れたのかも知れません。
[疲れ等滲まない声色で告げた。]
少し気晴らしでもしてきます。と言っても、模擬戦には参加しない方が良さそうですね。 シェルベリ 師団長、どこか良い場所でも知りませんか。
[声をかけてきた男は、帝都に常駐している事を思い、尋ねる。 歳近い、同じく士官学校卒の第三師団長。 前線に適した自身の能力とは系統が違ったため、多少授業で一緒になった事がある位だったか。
第4師団長とは、ぎりぎり関わらない位の学年差であったように思う。ただ、その貌のインパクトから、学生時代から見知っては居たのだけれど。]
(203) 2011/03/21(Mon) 23時半頃
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[戦場とはまた違う、声、声、声…… それに、紫煙、紅茶の香りに紛れてはいるが。 ユ=シハが外に出るのを、少し羨ましげに思う。 その中で、キリシマの指が己を指す]
[じっと鳶色で、その表情を見つめる。 ゆるく首をかしげた表情は 案じるように、見えた]
……何か、私を、心配してくれている、のですか?
[そう思えて、確認しながら 鳶色を細めてキリシマに語りかける。]
(204) 2011/03/21(Mon) 23時半頃
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