205 Fluch〜禁忌の恋愛村〜
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[空色が好き>>61と答えた少女の表情は、あまりににこやかで。 それが偽物であることは、他人の心の機微に疎い自分でもすぐわかったけど]
お風呂、いってらっしゃい。
[けど、それを解きほぐすのは自分の役割でもないのだろう、と黙って見送る。 自分は自分で、したいことがあったから]
(140) 2014/12/08(Mon) 23時頃
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[兄たちは家にいるのだろうか、やはり顔を会わせづらい]
食べるもの持ってくるよ。 ……その前に。
[いいかけて、カリュクスの裸身に目を留め]
先に身体を洗った方がよさそうだ。
[申し訳なさそうに笑う。 自分の放った精の後が、彼女のあちこちに付着している。 ブランケットにくるんで抱えあげ、風呂場へと連れて行く*]
(141) 2014/12/08(Mon) 23時頃
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[お茶を入れているメアリーに>>137]
僕達のこと、バレたみたい。 逃げるか、捕まるのを待つか。
どっちかだね。 考える時間はそんなにないだろうけど、どうする?
[逃げるなら、さっと出られるように、カバンにあれこれ入れつつメアリーに聞いてみる。]
(142) 2014/12/08(Mon) 23時頃
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[そうして今、したいことをしている。 貪るような口づけ>>54は、蕩けように甘く]
ふふっ。 欲しい物は欲しいと言わないと気が済まないんです。
[そういって小さく笑う。 絡みつく舌の感触、交わす唾液の甘さを楽しんでいれば 手が背中の羽根へと伸びてきて、一瞬身を震わせるが]
約束でしたもんね。 ――どうぞ。
[抱きつくようにして身を寄せる。 胸を包む布地が外された後、再び翼の付け根に戻った手の動きに 心地よさを感じ、静かに身を委ねる*]
(143) 2014/12/08(Mon) 23時頃
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──いっぱい愛したもんね?
[申し訳なさそうな彼>>144 贈るのは感謝の笑みしかない]
……ありがとう。
[天使でなくても彼がいるならいい*]
(144) 2014/12/08(Mon) 23時頃
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[>>144 感謝の言葉に微笑む。 実際には感謝とは真逆の行為をしたのだ。 彼女の言葉と笑みが、これまでの孤独を偲ばせて]
傍にいるよ。 カリュクスの気が済むまで。
[自分にできることはそれぐらいだから]
(145) 2014/12/08(Mon) 23時半頃
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……えっ?
[>>142思ってもいなかった言葉に、 つい淹れてきたお茶をこぼしそうになる。]
も、もちろん逃げよう! 捕まるのは嫌!
[捕まったらお兄ちゃんと一緒にいられなくなる。 そんなのは、嫌だ。]
急いで支度しないと……。
[弾かれたように、逃げる支度を。]
(146) 2014/12/08(Mon) 23時半頃
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それとそうだ。 約束。
[思い出したように取り出したスケッチブック。 開かれた頁に描かれたのは、少女の幼さを残した白い天使のパステル画。 髪も羽根も衣服も白銀のグラデーションで光源の乳白が陰影を刻む中、赤い眸だけが強く生気を放つ。 鏡で自分の姿を認識していれば、それがカリュクスの顔とよく似ていることに気づくだろう]
クシャミの店で会ったあと描いたんだ。 [カリュクスの顔の隣に絵を並べて見比べ、満足そうに頷く。 この絵の中の天使はどこにもいないけど]
額に入れれば少しは見栄えがすると思う。 あげる。
[頁を破り、カリュクスへ手渡す]
(147) 2014/12/08(Mon) 23時半頃
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[飾りつけの終わったツリーを見ていると ケーキの箱を持った兄が帰ってきて>>134]
お帰りなさい…
[箱を置いて、慌ただしく自室にあった 喪服に袖を通していた]
うん、行く
[外は寒い上に小雨が降っている 兄が急いでいるのは明白で刻限が迫ってそうだ どうしようか迷う間もなく 黒いロングコートを羽織って誤魔化すことに]
…ちょっと、待って
[出がけに再びツリーに手を伸ばし 何かをサッとコートのポケットに放り込むと 戸締まりをして、彼の後を追いかけた*]
(148) 2014/12/08(Mon) 23時半頃
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[今日は忙しくなるだろう。 彼女には辛いことだろうがジリアの元に行く必要があった。 葬儀は明日になるだろうか。 カリュクスを手伝い、手配する途中、アイリスの死を知ることとなる*]
(149) 2014/12/08(Mon) 23時半頃
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ー回想ー そうか、ありがとう… やっぱり黒猫のとこに行こうとしてたのかな
あいつはもしかしたら 死にたいのかなって。そんな気がしてて だから、俺は必死で探してた
でも、最後はやっぱり あいつの意思に委ねるしかなくて…
[そこまでしゃべって、再び涙が戻ってきそうで 左手で目元を押さえ耐えた>>128]
でも、最後に誰かに会おうとしてたなら 自分で死ぬつもりじゃなかったって 思いたい・・・
[身辺整理の意味があるかもしれないが、あんな着の身着のまま衝動ででかけた人物が、一つだけ整理するというのも矛盾を感じる。そう思いたいだけかもしれないが]
(150) 2014/12/08(Mon) 23時半頃
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・・・。
[>>129自分の問いに彼の答え それに照れて言葉が途切れた]
ねえ、お前が俺を好きだったと 言ってるのを信じるとして 何が良かったの?
お前は女子に人気あったと思うけど
[前に聞いた時に受動的な要素でと言っていた 女にする様に自分にされたいということか
じゃあ、自分は行くと彼の脇を通り抜けるとき 掠める様な口づけ
一瞬固まって、目を閉じて、それを受けた*]
(151) 2014/12/08(Mon) 23時半頃
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遅いぞ。 もう40秒過ぎてるぞ。
[>>148 とっくの昔に過ぎているのだけれども、それは棚に上げておく。黒猫はクリスマスツリーから何かを取っていた。]
行くぞ。
[黒い傘を手に掴むと、そのまま店を出る。 今日は涙のような、細い雨だ。*]
(152) 2014/12/08(Mon) 23時半頃
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-墓地-
[霧雨のような雨が降る。その所為か、今日は12月だと云うのに随分と暖かい。身内の居ないバート家の葬儀は、悲しい程に随分と質素なものだった。彼女がその地面のなかへ入っていく。永久の眠りに、安らかな祈りを。昨晩と同じように、もう一度、自分の前で十字を切って。冥福を祈る。]
―――……おやすみ。
[雨はいつの間にか止んでいた。 後に残されたのは、花束掛かる小さな墓の前に佇む旧友の背中姿だったか。差していた傘をそっと閉じて、雨粒を払う。草叢が雫に濡れる。]
おい、 濡れてんぞ。
[それは雨の所為か、それとも。 薄らと湿気を帯びる黒いコートの肩口を、軽く叩く。 旧友が暫くそうしたいと云うならば、黙って見守るし。 一人にして欲しいと願うならば、静かに去っただろうか。]
(153) 2014/12/08(Mon) 23時半頃
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[小雨の降るなか、見知った人物も数人 >>136友人の「教え子」で 近所で親しくしてくれていたグローリアの姿
優しい黒百合は自分を慮ってくれているのか 間際にいるのに、心配気な顔をしているだけで 声をかけてくれる様子はない
式が終わるとともに雨もあがり 傘を閉じながら彼女に感謝を伝えにそばへ]
来てくれてありがとう 昨日ゆりに会ったよ
イリスに今まで、仲良くしてくれて ありがとうと伝えてと言ってた
あの子もどこか行く予定だった?
(154) 2014/12/08(Mon) 23時半頃
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[しばらく翼に触れられる穏やかな心地よさに酔っていたが、次第にそれでは物足りなくなっている自分に気付き]
もっと、違うところも触って欲しい……です。
[羞恥に声を震わせながら、それでも欲望をはっきりと口にする。 一糸纏わぬ姿になれば、秘奥はすでに期待に満ちていた*]
(155) 2014/12/08(Mon) 23時半頃
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[ふと思いついて今夜の予定]
なあ、今夜、商店街でツリーの点灯式があるんだってさ 黒猫と、あんたの先生と一緒に、 イリスがちっちゃなころ 天辺の星が欲しいって言ってて…
いや、感傷なんだけど でっかいクリスマスツリーでも眺めて イリスを見送ろうかなって
あんたも来てくれる?
[商店街の催しだから、それ主催の屋台が出ているはずだ 小さなお祭りみたいなものだろう 妹を彼女も遠くに見送ったと聞いたなら 気がまぎれるかもと誘う]
(156) 2014/12/08(Mon) 23時半頃
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[墓地に着いた頃には>>116 傘がなくても大丈夫そうな雨足になっていた 日頃余り差すことはなかったため 多少は濡れてもいいやと思って持ってもいない
見知った顔も>>136少ないながらいたが 急なことをいい訳に出来るくらい 日頃の行いはよかったはずだと居直ることに]
ヒューさん、これ入れていい?
[花の他にポケットから取り出したのは 金色に光るツリーの天辺の星 あの時、欲しいといった彼女に渡せなかったそれ
彼から、いいよといわれたなら、これから先は 眠る彼女に身体と共に土の中でずっと輝くだろう]
(157) 2014/12/08(Mon) 23時半頃
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[孤独とかそんなのは関係ない 彼に愛されただけでそれはどうでもいい]
……それじゃあ死が二人を分かつまで。 ううん。死が二人を離れさせるなんて出来ないかも。
[愛しているからと それでじゅうぶんだからと囁いて]
(158) 2014/12/09(Tue) 00時頃
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[そしてスケッチブックに描かれた天使>>147 それに目を瞬かせる]
──これ。
[あまりにも自分に似ていて それでも僕には羽はないのだけど]
………あ、りがとう。
[受け取るこれは宝物だ 彼がくれるものならなんでもうれしいけど]
ありがとう。
[返せる物がないから 自分からは彼の頬への口づけで]
(159) 2014/12/09(Tue) 00時頃
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ー少し前ー
[どうやら友人は 約束通り妹を見送りに来てくれたらしい>>153 少ない参列者の中にその姿を見かけ感謝したが 式が終わるまで声をかけることはしなかった
白い花の飾られた墓石の前で ぼんやりと佇んでいたら彼が肩を叩いて 雨粒を払う]
なんとなく、彼女を濡らしたくなくて [自分よりも墓石に傘を掲げていたから 自分の肩は濡れそぼっていた様だ
小雨だったため気づかなかった そして、今は雨はやんだ もう、これから墓に傘を掲げることはしない ]
(160) 2014/12/09(Tue) 00時頃
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―葬儀会場のそば―
[とおりかかる。 だれか 死んだらしい。]
……。
[この町は 陽の当たるふりをして 後暗いことばかりが満ちている。
バス停にいた女性は何を待っていたのだろう。 バスではなく、もっと何か 自由や、世界を、求めているように 見えたのだ。 彼女はそれを、掴み取るのだろうか。]
(161) 2014/12/09(Tue) 00時頃
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[つらくても苦しくても 彼とともにならかまわなかった**]
(162) 2014/12/09(Tue) 00時頃
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それは同感だね 俺も欲しいものは素直に欲してしまう
[>>143告げながらも、翼に触れた指先は丁度良い強さで翼を摘まむ。 摘みながら指を這わせていけばリッキィが心地よいところは見つかるだろうか]
可愛い翼だね、もっと触らせて、もっと見せて
[抱きついてくるリッキィの額に口づけて、反対の手で護るべき布地のなくなった胸元に手を伸ばす。 服の上からゆっくりと胸の膨らみに力を込めていけばどのような反応をしてくれるだろうか*]
(163) 2014/12/09(Tue) 00時頃
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うん、ありがとう
[皆考えることは同じなのかと >>157クーが持ってきてくれたものを見て 自分は泣き笑いの様な顔をした
棺がまだ閉じられず皆がお別れしている時 まだ雨が降っていたから 少しくらい泣いても涙をごまかせる
傘を棺の中の妹に掲げ 黒猫が星を収めるのを眺めた]
(164) 2014/12/09(Tue) 00時頃
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[ヒューに何を、どう伝えればいいのか。 血の繋がった両親の生死含めて知らず。 養い親は二親とも生きている。
逡巡しているうちに、ヒューから声をかけられる。>>154]
……いえ。 以前、アイリスさんに良くしていただいてましたから。
[思い出すのは小さい頃の事。 色んな絵本を読んでもらったりしてもらった覚えがある。]
……新天地を探しに。
[ユリの行先を知らないから、困ったような、どこか曖昧な笑みを浮かべる。]
(165) 2014/12/09(Tue) 00時頃
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……はい。よければお邪魔させてください。 気を遣わせて、ごめんなさい――。
[町のイベントへの誘いの声>>156に、何故だか涙が出てきたけれど、慌ててそれを拭う。 この場で一番、悲しいのは身内を失ったヒューなのだから、『私』は泣いてはならない――。] [小さな頃、よく「ごめんなさい」を口にしていた気がするけれど。 この場にいた人たちの記憶に残っているだろうか。]
(166) 2014/12/09(Tue) 00時頃
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[聞くつもりはなかったが 黒百合と喪主の話が耳に入ってしまい思わず]
優里さんもだけど… グロリアさんも、気を遣いすぎだよ
俺、イリスさんとはちっちゃな頃 ちょっと顔合わせたくらいだから
…どんな人かよく分からない
[覚えているのはごくごく僅かな片鱗だけで くれた飴は手の中でベタベタにしてしまい ごめんね、と思いながら頬張った 甘酸っぱいリンゴの味が口の中に蘇る]
(167) 2014/12/09(Tue) 00時頃
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ねえ、イリスさんてどんな人だった?
[グロリアに尋ねてみる]
…もっとグロリアさんからも聞きたい
[再会出来ていたら互いにどんな未来があっただろう しかし、それすらもままならない ままならないのだけど
彼女という人がいた そのことを知ってしまった以上、もっと知りたくなった
多分、それが自分に出来る唯一のことだろうから*]
(168) 2014/12/09(Tue) 00時半頃
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新天地? ちゃんと住む場所とか決まってるのかな まあ、その辺は計画してたんだろうから…
[彼女たちの家には二親揃っているから 援助もきっと望める
妹が近所に可愛い姉妹がきたといって 可愛がっていた二人 自分の後を追わなくなったのも 彼女たちという遊び相手ができたことも 大きいのかもしれない]
妹と、遊んでくれてありがとうね お姉ちゃんぶってたんじゃない?
(169) 2014/12/09(Tue) 00時半頃
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