182 【身内】白粉花の村
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なん、………っ、!?
[突然掴まれた肩>>143に振り向くよりも先に、急激に揺らぐ視界に目を見開く。ひゅ、とひとつ、鋭く息を吸って。 思考が追い付くより先に床に叩きつけられて、吸ったばかりの空気はすぐに吐き出された。視界の端で、取り落とした缶ががらりと転がる。]
……ッ、やめ、
[身を起こそうとするよりも先に背に乗る重みに、ぐっと喉が鳴る。先に自分が示唆したばかりの凶器の存在を思い出せば、意識するより先に制止の言葉が出た。――踏み込みすぎたかと、何か恨みでも買っただろうかと。 頭上から落とされる言葉には何も言えないまま、彼が身じろぎと共にナイフを取り出せば、思わず肩を揺らす。 ――殺されるかもしれない、と。 それが彼の常の意識だとは、その場で気付くには至らない。]
………、は、?
[けれどそんな最悪な想像に反して、金属音と共に床に転がったナイフに、気の抜けた声を漏らした。 背にかかる体重が離れても、まだ衝撃からは戻れずに。立ち去る彼の足元を目で追う。]
ちょ…っ、…コープラさん!
[慌てて上げた声は掠れていたけれど、そのまま立ち去る彼には届いただろうか。]
(148) 2014/06/26(Thu) 09時頃
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[遠ざかる足音を聞きながら、ようやく深く息を吸って。これでは先の彼の挙動の繰り返しのようだと、ぼんやり思った。 床に転がる缶とナイフを取り上げれば、どうしたものかと妙に冷静に思考する。結局棚の上に転がっていた袋を拝借することにした。]
………死なせはしません、けど。
[未だ震える息を吐き出しながら、語られた彼の恐怖と、最後に落とされた切実な願いを、反芻する。 "誰かに殺される"。それが妄想だったとしても、その病自体が彼の命を蝕んでいることには変わりない。 誰にともなく、小さくひとつ呟いて。]
……くそ、最悪だ。
[気を取り直したように悪態を吐くと、白衣の裾を払いながら、ようやく立ち上がった。]
(149) 2014/06/26(Thu) 09時頃
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――2F廊下――
[乱雑に掴まれたせいで随分と乱れた髪を直しながら、そのまま廊下へと出る。オスカーの病室に鍵がかけられないことに、少し躊躇って。 どのみち仕方のない事だと気付けば、そのまま先も辿った道を戻りながら、絵本作家の青年の部屋の前へと歩を進めた。]
…、ノーランさん?
[辿り着いた時、部屋へと入ろうとする2人の姿は見えただろうか。 それが廊下ならばそのまま歩み寄るし、もしも室内へ入っていたとしても、ドアをノックして声を掛けるだろう。]
(150) 2014/06/26(Thu) 09時頃
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……お前の方が余程変な名前をしていると思うが……。
[先程飲み込んだ言葉が思わず口をついて出る。失礼な奴だとは思ったが、此処最近会ったのはそういう奴ばかりだし、こいつは未だマシな方だ。話が通じるだけ、随分良い]
[彼の部屋は、自分の部屋とは少し離れた位置にあった。これならまあ、お互い知らないのも無理からぬものだと納得する。そもそもディーンはあまり積極的に人と話す方では無いし、そのせいもあっただろう]
ああ、すまない。
[モノクロの部屋に足を踏み入れて、失礼だと分かりつつもぐるりと見回す。部屋内が白黒に統一されている事に気付けば、そんなに好きなのかとぼんやり考えた。勿論これだけで、彼の病に思い至るわけもない。
座る様に勧められれば、流石に家主を差し置いてベッドに座れる筈も無く。黒い椅子に座って、彼がベッドに座るのを待った]
(151) 2014/06/26(Thu) 09時頃
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[問いを急かす様な言葉に口を開こうとするが、己の病を言い当てられて。視線を此方に向けない彼を、じっと見る。 別に隠せる事でもないと分かっていても、見透かした様な口調には少し腹が立った。その為の観察か、と。小さく一つ舌打ちをして、右手で軽く顔を覆った。もう見られてないと、分かっているけれど]
ああそうだよ。最初は笑えないだけだったんだが、今はもうどの表情も出来ない。 ……で、お前は何故此処に居るんだ?
[それが最初の質問だ、と。投げやりな口調でそう言って、首を傾けて睨み付ける。 嗚呼、何から何まで不躾な奴だ。やはり気に食わない。少しは話の分かる奴かと、そう思っていたのだけど]
(152) 2014/06/26(Thu) 09時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/06/26(Thu) 09時頃
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[部屋から出て行ってしまった風船。 てん。てん。てん。という軽い音とその赤を、名残惜しげにしばらく目で追いかけていたが。]
(ワンワンのせんせーにおこられるかも。)
[風船だけじゃなく、紙飛行機も飛ばしてしまったのだ。 もしも気難しそうな茶色の髪の医師や、院長先生に見つかったら怒られかねない。 勇気付けるようにぺちぺちと、自分の頬っぺたを軽く叩くと立ち上がる。]
あさがおのふうせん。まってー。
[パタパタと足音を立て、歩数すら数えずに風船を追いかける。 大きくなった人に、踏み潰されるかもしれない。という恐怖はいつの間にか何処かへ行ってしまって、まっしぐらに風船だけを目指す。
赤い風船は、追いかけっこを楽しむように朝顔の数歩先を転がって行く。 風船だけを見つめているので。もし今、目の前に誰かがきてもすぐに気づくことは難しいだろう。]
(153) 2014/06/26(Thu) 09時頃
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ふいー、疲れた
[ディーンが椅子に座ったのを確認して自分はベッドに倒れ込んだ。座ると思っていただろうディーンはどんな反応を示すだろうか。ベッドからごろりと転がって彼の方を見るが、その反応は本人にとってはどうでも良かった]
目。色がだんだん見えなくなっていくんだ。あとは明日死んでもおかしくない体ってだけ。ちなみにディンさんの髪は炭が被ったようにくすんでるよ
[変なのー。と笑いながら話すが口元は笑ってなかった。声だけはテンションを高く、と言った感じだろうか]
(154) 2014/06/26(Thu) 09時半頃
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[ベッドの上でゴロゴロしていると手に持っていた葡萄酒に目をやると、少し考えてからニンマリと笑った]
ねぇ、ディンさん飲める人?
[手に持っている葡萄酒を指差し、ディーンの反応を待つ。もしも飲めると答えれば勧めただろうし、飲めないと言われたのなら諦めて大人しくしただろう。元々はレティーシャの物であり勝手に飲む事自体が失礼な事なのだが]
ほら、話してるだけじゃつまらないし…ってね
[ニハハ、と軽く笑うと体を上げ、ベッドに座るようにした。確かコップは机のそばにあったはず。飲むのなら出さないと、と思っていたが、飲まないのならまた寝ようと考えていた]
(155) 2014/06/26(Thu) 10時半頃
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[ベッドに転がる相手に、行儀が悪いぞ、と小言を落とそうとして、けれど口を噤む。 別に自分は彼の保護者というわけでもないのだ。非常識さに呆れこそすれ、それに苦言を呈する程でもない。相手が寝ていても話は出来るのだ]
目か。……お互い難儀だな。
[告げられた病の内容とその余命に、険のあった目つきが幾らか和らいだ。 明日をも知れぬ命と聞けば、こいつは恐らく自分より先にし死ぬのだろうと、歪んだ優越感が湧き上がる。それが少しだけディーンを満たしてくれた。
それを隠して、示された髪を指先で弄ぶ。蛍光灯の光に金糸が反射して、きらりと光った。 身なりにはそれなりに気を使っているから、汚れは無い筈だ。であれば、彼の目の不調は明白で]
(156) 2014/06/26(Thu) 11時頃
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[笑っているのに笑っていない、その表情。ちぐはぐだ。そんな中で、彼の瞳はどんな輝きを湛えているのだろう。そんな興味が湧いたが、前髪に隠されたその先に自分が進む事は叶うだろうか。 見せてはもらえないかと、そう問おうとした所で、先の葡萄酒が話題に上る]
強くはないが、それなりに。 頂ける物は頂いておこう。丁度酔いたい気分だった。
[それが何処かのレティとかいう輩の物だとは知っていたが、悪戯っぽくそう答えて。 白い机の傍にあるコップが目に入れば、勝手に二つ取って一つを彼に差し出した]
お前は酒を飲んで良い歳には見えないがな。 ――まあ、小言は言わないさ。
[どうせ死ぬのだ。健康に気を遣った所で何になる。 医師達は良い顔をしないだろうが、バレなければ良いのだ。バレなければ]
(157) 2014/06/26(Thu) 11時頃
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あは…ありがと… [部屋を貸す と言った彼>>140に、礼を告げる。 プライベートの塊である―それも殿方の―個室に入るのだ。遠慮を感じたが、致し方ない。ベッドも借りることになるだろうか?そこまで図々しくはなれない。そんなことを考えながら]
…ノーランさん?
[ドアノブに手をかけ、開いたところで後ろから掛けられた声>>150に気付く。 その声はの主が誰なのか確認するまでもなく。安堵のあまり彼女はそのまま地面に膝をついた]
あは…迎えに来てくれたのかしら…? 白馬の…王子様…
[緊張の糸の切れた彼女は、そのまま地面に倒れこんだ。 重力から少しだけ開放された体が、肩で息をする]
(158) 2014/06/26(Thu) 11時頃
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[先程よりも敵意は少なくなっただろうが、明らかにその目には同情など無かった。そこから得られた情報は勿論クシャミにも伝わっただろう(>>156)]
僕酒なんて飲んだ事無いんだけどにゃー…
[コップを受け取ったが、すぐに机の上に置いた。飲まないというアピールではなく、手に持っている葡萄酒は両手で無ければ開けられないからだ 葡萄酒を開けるとディーンのコップに注ぎ、自分の所にも注いだ]
こういうのってなんて言えば良いんだろうね。残り少ない人生に乾杯、かな?
[少しおちゃらけてコップを軽くディーンの方に差し出す。彼が合わせてくれなくても特に深く思う事はなくコップに口をつけていただろう]
お酒勧めた側も本当は悪いんだけどね。ディンさん転院した人について何か知ってる?
[ほんの少し唇を湿らす程度にコップに口をつけると質問を繰り出した。転院した人物、治らないと言われた奇病を治ると言われたこの病院からは希望と見られる存在を少しでも知りたかったのが本音である]
(159) 2014/06/26(Thu) 12時半頃
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[いつの間にか眠ってしまっていたようで、目をゆっくりと開けると伸びをする。寝起きだからか頭が重い。のそのそと起き上がるとテーブルの方向へと手を伸ばし、葡萄酒の瓶を持ち上げて。]
(ーーそういえばなくなっていたんだっけ。)
[可笑しいな、と頭を掻く。確かに葡萄酒を買い足したと思ったんだけど……。腕を組みながら眠る前の行動をひとつひとつ思い出す。]
(ああ、二階のラウンジに忘れてきちゃったんだ。)
[暫くして葡萄酒の所在を思い出せば、取りに行かなきゃ、と立ち上がって。鏡の前で寝癖を手櫛で簡単に直すと扉を開けた。
(160) 2014/06/26(Thu) 12時半頃
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ー1F 廊下ー
部屋から一番近くの階段を登ると掲示板と、そこに貼られた一枚の紙が目に入る。紙の1部が赤黒く染まっていることも気にはなったが、なによりこの掲示板が機能している所なんて1度も目にしたことがなく、何の連絡だろう、という疑問が優先されて。]
退院、者……?
[見出しの文字をおずおずと読み上げれば、指先を文字に添わせて食らいつくように続きを読み進める。]
ーーなんで、……彼が。
[退院者の名前を見付けると、何かの見間違いだろう、と何度も最初から読み直す。ーーカリュクス、自らと同じ病を抱えていた人物で、彼の事はほんの少しだけだけど知っていた。]
嘘だ、
[何かの悪い冗談だ、と自らに言い聞かせれば逃げるように階段を駆け下りて。]
(どうして、彼だけなの……。なんで私の治療は普段と変わらないの、同じ病気なのに……。)
[尽きることのない疑問を振り払うように頭を振ると、のそのそと廊下を歩き始めた。誰でもいいから医者を捕まえて、尽きない疑問を投げ掛けようと考えながら。]
(161) 2014/06/26(Thu) 12時半頃
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…な、シャルルさん!?
[病室の扉を開こうとする3人に向けて歩を進める途中、視線の先で揺らいだ女性>>158に瞑目する。 慌てて足を早めて掛け寄れば、ぞんざいに叩きつけられたばかりの身体がぎしりと痛んで、眉を寄せた。]
シャルルさん、どうしましたか。 …聞こえますか?
[倒れ込む身体が固い床にぶつかる前に、その細い肩を掴む。出来る限り動かさないように揺れる肩を支えて、なるべく響かないようにと、抑えた声で呼びかけた。 そうして、近くに立つネルには、遅れて気付いて顔を上げて。]
……ああ、容態は如何ですか。 サフィールさんは落ち着いたので、ひとまずは大丈夫かと思います。 なるべく激しい運動はさせないように、それから中庭には――、
……理解ってますよね?
[今ならば、彼が診察室を飛び出した理由も、何となく察しはつく。 問診、というよりは、とりあえずの挨拶といった体で、そんな質問を投げかけて。続いて口をついて出た小言は、結局途中で飲み込んだ。皆まで言わずとも伝わるだろう、そう考えて。
(162) 2014/06/26(Thu) 12時半頃
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[支えたローズマリーにもう一度目を戻して、とりあえず処置室、それか自室へと運んでやるべきかと、そう考える。 気力があるようならば本人の口から話も聞きたいけれど――難しいだろうか。
思考を巡らせながら、彼女の身体を受け止める直前、耳に届いたか弱い声を、改めて反芻した。]
…、そんな器じゃあありませんよ、僕は。
[誰に聞かせるでもなく、自嘲めいた言葉を確認するように呟く。騎士だとか、王子だとか。デメテルあたりが聞いたら目を輝かせて喜びそうな、そんな夢のような言葉は、あまりに不相応だ。 彼女の様子を伺いながら、さてどうするべきかと、視線を彷徨わせた。]
(163) 2014/06/26(Thu) 12時半頃
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[コップを差し出されれば、自らもそれに習う。二つのグラスがぶつかって、かつりと音を立てた。 葡萄酒を嚥下する彼を見て、初めてだとかいう酒の味はどうだろうと考える。自分の時は、甘いカクテルがやっとだったのだけれど]
……ふ。さて、誰の事だろうな? 私は止めなかっただけだ。
[責任を此方に押し付けてくる言葉に、肩を竦める。続く質問には、眉を寄せて]
知らん。 医者に聞いた方が早いだろう、そういう事は。
[彼が医者嫌いだなんて知らないから、軽い口調でそう言って、自分も葡萄酒を口に運ぶ。安物は正直好かないけれど、此処で上等な酒が飲めると期待する方が馬鹿だ。……今は、飲めれば良い。顎の傷口は痛むが、酔えばそれも分からなくなるだろう。
――そもそも、自分が質問するつもりだったのに、何故こいつに質問されているんだ? そんな理不尽な怒りが湧いて、グラスを持った手でぴし、と。相手を指差す]
(164) 2014/06/26(Thu) 13時頃
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なあ、お前は何であんな事をしたんだ? 何が気に食わなかった?
[”あんな事”とは掲示板を殴りつけていた事で。元はと言えばそれを聞き出す為に慣れない親切をしたのだ。……全く意味は無かったし、結局有耶無耶になってしまったけれど。
好奇心を抑えられない質問に、彼は答えてくれるだろうか。聞き出せないのなら此処に居る意味は無い。グラスの酒を飲みきって、退出の意を伝えるだろう]
(165) 2014/06/26(Thu) 13時頃
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[静かに笑うディーンに対して「大人って汚いにゃー」と笑いながらまた一口コップの酒を口にした]
医者…医者、ね
[ヤニクやセシルなら答えてくれるだろうが、病気の事に関して医者と関わるのは気が進まなかった。励ましという名目で人を期待させて匙を投げる。それが医者だとクシャミの中では偏見として生まれていた]
何故?何故って…あぁ
[質問の意図と意味がわかなかったわけではないが、そういえばそんな事もあったな、と忘れていた。答えないつもりはないが、勿体ぶってやろうとも思った。しかし、答えなければ帰ると言わんばかりの目をしていたので冗談は程々にしようと決めた]
ディンさんってさ。ここに来るまで何回か診察しなかった?
[ディーンの返答を待たずして自分が今までに医者から治る治ると言われ続けて匙を投げられた事。みんな治らないはずなのに希望を出された事。死にたくないと思ってから残りの寿命と向き合わなければいけなくなった事。その希望に、自分の身体が付いていけない理不尽さについて説明した]
(166) 2014/06/26(Thu) 13時頃
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には…は?
[全部話し終わってからベッドから立とうとした所で目の前がぐにゃりと歪み、バランスを崩してディーンの方へと倒れかかった]
あ…るぇ?なんかフラフラする。頭が重いし動きにくい…うにー
[コップの中に入っていた酒は半分減っていた。それが半分“しか”と言うべきか半分“も”と言うべきかは人によって違うかもしれないが、クシャミにとっては後者の方だろう 酔いは一気に回り歩けない事は無いが千鳥足になるような状況だった]
うえぇ…気持ち悪い……
(167) 2014/06/26(Thu) 13時頃
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―回想―
あぁ、すみません。
[払われた手を引き、小さく肩を震わせて笑う。少しやり過ぎただろうか。 案外解りやすいんですね、君も。声には出さずにそう呟くとソファに背を預けるようにして距離を取る]
痛むようであれば痛み止めを出しますので、また来てくださいね。
[出て行く背中を見送ると、ため息をひとつソファに身体を沈める。あぁそう言えば彼の着ていたジャージは隣の部屋に置いたままだったかもしれない。後で洗濯に出しておかないと、そんな事をぼんやりと考え、既に冷めた紅茶を口に含んだ]
……少し、喋りすぎましたか。
[先程までの会話を思い返し、呟く声には微かな苛立ちが混じる。動かない彼の表情の代わりにその声が身体が揺れる様が何とも愉快で、つい話しすぎてしまった。気難しい人間かと思いきや、中々に面白そうではないか]
さて、もうひと頑張りしますか。
[伸びをひとつ机に向かうと、途中だった仕事を再開する。机の眼鏡を取ると一枚、二枚とカルテを数え、先程の続きのカルテを眺め始めた]
(168) 2014/06/26(Thu) 13時半頃
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あは…聞こえる、わ…センセ… 最高の気分よ…生きてて良かったわ…
[肩を支える腕>>162にゆるゆると己の指を回し、掴んだ 実際こうでもしないと姿勢を支えられなかっただろう。]
センセは…私の王子様よ… 意外と…逞しいのね…
[じとり とした汗が伝う額を、その白衣の胸元に預ける。 目眩が治まらない。痛みがあればはっきりと症状を答えられたのに。今はこうして視界を閉鎖する事しか出来る事は無かった
願う事なら、重力から解放されて横になりたい。 足で支える事の出来ない体を、その胸に預けつつ願う]
(169) 2014/06/26(Thu) 14時頃
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[質問をしたくせに答えは聞かないとばかりに語られる話に、暫し聞き入る。
嗚呼何だ、こいつは生きたいだけかと、ふ、と。呼気を洩らした。 実際の所、ディーンだって大差無いだろう。生きたい。このまま死にたくない。……けれど治らないなら、いっそ。そう思っているだけで。 若い彼は、自分程達観出来ないのだろう。今された説明と、先の姿を重ねれば、多少なりとも同情心が湧いてしまった。
何か言葉をかけようとした所で、彼が立ち上がるのが見えて。ふと視線をそちらに向けたら、蹌踉めいた彼が倒れ込んできた]
(170) 2014/06/26(Thu) 14時半頃
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……はぁ!?
[完全に不意を突かれて、ずるりと体制を崩す。しかも両手は使えない。慌ててグラスを机に置こうとしたが、一歩遅く。(そもそも両手が使えたとして、ディーン腕力ではどうせ支えきれなかったろうが) 結局は支えきれずに、床に転げ落ちる事となる。持ったままだったグラスの中身が宙を舞って、二人に降り注いだ]
い……ったぁ! クソ、お前…!ば、ばかじゃないのかお前!!
[怒りのあまり、初めて酒を飲む相手に、「自分の適量ぐらい把握しておけ!」なんて叫んで。 落ちた時に痛めた背中と、着替えたばかりの病衣についた染みに頭を抱えたくなる。 こんな奴、同情してやるんじゃなかった! 絆されつつあった自分を自覚して、より怒りが増す。背中の痛みが引いたら殴る。絶対に殴ってやる]
お、おい、吐くんじゃないぞ……。
[そんな事を言ってる間に、彼は立ち上がっているだろうか。歩けない程ではない様だし、落ちた衝撃は全てディーンが受けたから、それも可能だろうけれど]
(171) 2014/06/26(Thu) 14時半頃
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うえぇ…。ごめん、着る物貸すから待って……
[何か耳元で怒鳴っていたのは確認出来たがぐらぐらする頭では何も理解する事が出来なかった。ディーンがクッションになって衝撃は少なかったものの揺さぶればすぐに嘔吐してもおかしくない状況だった]
ジャージ…耳は付いてないから大丈夫だけど待って
[フラフラとクローゼットへ向かうが足取りはおぼつかず、壁に頭をぶつけて衝撃で倒れ込んでしまった。ぐえっ、という声と共に何とか立とうとするが初めて酔ったクシャミにはそれすら困難だろう]
そーだ、僕も質問が……
[そう言いつつも質問する気配は一切無く、立とうと試行錯誤してみるが自分の上手い具合にはいかなかった。グラスは割れたりしてないだろうか、ディーンはその間に立っただろうか。と考えてはいたが、記憶にとどまる事は無いだろう]
(172) 2014/06/26(Thu) 14時半頃
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…何を言ってるんですか、まったく。 歩けますか――いえ、無理そうですね。
["生きていて良かった"だなんて、縁起でもない言葉>>169に思わず嘆息する。掴まれた指を一瞥して、支えるようにその手を掬い上げて。 彼女の口から症状を聞くことはできなかったけれど、それも当然だと思い直した。]
(見たところ目眩に思えるけれど――原因は何だ、貧血か、いや、神経炎か、自律神経か、)
……すみません、失礼します。
[自立もままならない様子に、素早く思考を巡らせて、何にせよまずは身体を休ませるべきだと。 ひとこと声を掛けてから、特に反論が無ければその身体を背に負うだろう。 先からか細い声で繰り返される彼女の言葉を思えば、もしかしたら望まれていたのは、別のかたちだったかもしれないけれど。]
………、
[ふわふわとした語感のその単語に、けれど治療にと急く今、たとえば呆れるだとか、照れるだとか、そんな感情の優先度は低い。 常に華やかな彼女の言うような理想の存在には、きっとなることはできないかもしれないと。居た堪れなさを誤魔化すように、首に回された手を薄く握った。]
(173) 2014/06/26(Thu) 15時頃
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何かあったらすぐに呼んでください。 ヴァレリー先生やキリシマ院長でも構いませんから、
[ネルとデメテル、ふたりに手早く挨拶を済ませると、一番近場の処置室へと向かう。 "サフィールさんをお願いします"、か、"ノーランさんをお願いします"、か。かけるべき言葉は両方であるような気がして、結局それは口には出されなかった。]
(174) 2014/06/26(Thu) 15時頃
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――処置室――
[背に負った身体をなるべく揺らさないように、時間をかけて処置室へと辿り着く。 不安定ながら支えていた身体をベッドへ移してやってから、棚を開いて処置の準備を始めた。]
……、デラルさん。
[この場所から離れていった、少年の姿をした男性が、ふと思い浮かぶ。 常よりも慌ただしく思える院内の混乱は、まるで彼の退院が引き起こしたような。そんな錯覚を覚えて、小さく首を振った。
――いつまでも同じままでいられないことは理解っている。 当事者の彼らには及ばなくとも、自分だって弟という奇病患者をずっと見てきた。 訪れ始めているその"変化"が、どうかカリュクスと同じように、良い変化であるようにと。
ぼんやりと思考を移らせながら、点滴台を引いてベッドの近くへと戻る。]
……次は抗めまい薬も出しましょうか。 近いうちに検査もしましょう。
[彼女の了承を得られたならば、今後の方針を考えつつ言葉に乗せながら、処置に取り掛かるだろう。]
(175) 2014/06/26(Thu) 15時頃
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(センセったら…本当に…仕事熱心ね… ま、そんな所が…素敵なのだけれど…)
[てきぱきと診察を始める>>173医師に心強さを感じる。 プロ意識の高い彼の事だ。いつもの様に赤くなる事は、今は無いのだろう。 最も自分もある筋のプロなのだけど。]
(…少し、自信なくしちゃうかしら…ね)
[そんな下らない事を胸に浮かべつつ、言われるが侭にその背中に体を預ける。何時もなら擽ったり、息を吹きかけたりして遊べる絶好のチャンスだろう。だけど今はそんな余裕はなく。
あまり頼り甲斐のあるように思えなかったその背中は案外広く、彼女の不安を受け止めるには充分だった。 こんな間近で彼の体温を感じられるチャンスはもう無いかもしれない。いや、こんな形で訪れるのなら不本意だと、その思いを胸の奥に仕舞う
背中の揺れを感じながら、その歩みに身を任せる。 このまま運ばれるのは処置室だろうか。 彼の背中と、処置室のベッド。どちらが心地良いだろう? 普段なら歓喜するこの場面、彼女は早く重力から解放されたく。 そんな事を考えた]
(176) 2014/06/26(Thu) 16時頃
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[その身をベッドに預けられると、治療方針の検討>>175を持ちかけられる。 検査…気は進まないが、また自分では予測の出来ない不調に襲われては叶わない]
…そうね センセの…良い様にして頂戴…
[運ばれた点滴台を見て、事前に腕を差し出す。 ふ と、その腕に派手に姿を主張する腕輪に目をやる。 彼は気づいているのか?気付いているだろう…恐らく。 この腕輪の下にある、彼女自身の「生への執着」「心の闇」に]
(177) 2014/06/26(Thu) 16時頃
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