人狼議事


8 DOREI品評会

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─ 回想 舞台 ─

[「心持だけは、どんな地位にしても誰にも壊されない>>*16」と言うグロリアの言葉に、イアンは声を立てずに笑った。その言葉を口にしたグロリアをでは無い──イアン自身の辿り着いた現実と。
 自分はまだ矜持を保てているのだと信じているらしきカルヴィナを。
 心を壊して生きのびる事と、誰にも壊されない死人になる事と。
 嗚呼、とイアンは呟く。

「よっぽど気に入られたみたいだね、イアン。
 よ か っ た ね 。
 カルヴィナを見下ろして、イアンは今度ははっきりと声を立てて笑った。]


カルヴィナ、お嬢ちゃん。
きみには理解出来ない事を言おう。
俺は、きみと違って、グロリアの奴隷で構わないんだ。
運良く気に入られて卑屈に安堵してる?
別にそう思われても問題無い。


俺も変わってしまったんだよ。


メモを貼った。


― 舞台袖・個室 ―

[それから。
金目の青年に施される細工を、震えながら見守った。
目を背けようとすれば主人から声が飛んだか。
何度か意識が遠のきそうになったけれど、それも青年の悲鳴で引き戻された。

施術が終わり、青年が電話を手に取る。
自分が電話をするということ。
そんな思考は全くといっていい程頭に無かった。
異国に着き次第、連絡を入れると言っていたのに。

ちらちらと、電話をする青年を見遣る。
主人がその様子に気付いたなら、おずおずと要望を伝えて。
私が電話をかけることができたかどうかは、さておき。]


― →客席 ―

…、りん。

[今は無言で主人と青年の後ろについて、客席へと向かって歩いていた。
ゆったりとした歩みに倣って、鈴がちりんと啼く。

青年と再会してから。
彼が此方に向ける表情に感情は無くて。
それは私の罪悪感を酷く煽った。

私が、頼みさえ。
願いさえしなければ。]

……、っ…。

[心が軋んで、小さく息を吐く。

何が最善で何が最悪か。
もう、よくわからなくなってきていた。]


長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2010/04/12(Mon) 23時頃


メモを貼った。


― 客席 ―

―――… 。

[っ、と 小さく息を呑む音。
鈴の音が 奥に響く。

視線は陰鬱な男へと向いたまま
背後で確かに感じる 彼女の存在。

どんな形であれ 傍に居れる事は

良いのか
悪いのか


――― 今の、自分には 解らない。

      父親の言葉が  頭からまだ抜けてなくて。]


メモを貼った。


【人】 長老の孫 マーゴ

[墨色の客の薄い笑みに一瞬、きっ、と睨む表情が浮かぶ。
 このようなことをさせた相手。
 このような状況を楽しむのが男の趣味だと漸く判る。
 ふるふると震えるのは、怯えか、怒りか、少しだけ血色を取り戻す体。

 しかし、今は願うしかない――。

 ただ彼女が待ち望むものは―――…]

(47) 2010/04/12(Mon) 23時頃

[悦楽と苦渋の中で遠のく意識で思う。
奴隷を羨ましいと宣うおんなと、その奴隷になったおとこのこと。]

…………っは、

[死から逃れるために、魂を売り渡すくらいなら。延々続く責め苦の中で死んだ方がマシだと。散々嬲られた少女は未だ消えぬ思いを抱きながら、そのどうしても守りたかったものと相反する結論を下す。]

誇りを捨てた僕が、再興する家に何の価値があると謂うんだ。
――いい。僕はシルバーバーグ子爵にして、最後のウィングフィールド当主。

当主の誇りとともに、 僕 は 逝 こ う 。


[暫し、思考をしてから

―――つい、と視線をやや背後の鈴の鳴る方へ。
金の瞳は相変わらず、感情を込めないようにして]


シノ。

[短く名を呼び、それから ゆっくりと
 彼女に聞き取りやすいように発音する。]



  ――… テ ッ ド だ。


メモを貼った。


僕は変われない……変わりたいと思えない。




けれど、誇りが死んだらその時は。
残ったこの屍骸は初めて、ただのカルヴィナという名の少女として、

……………………。



奴隷のままじゃ、何も望めない、な。


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


─ 回想 舞台 ─

[グロリアにも声を掛けたヴェイスパタインと言う客。声から男性である事が分かる──の腕の中に居る、忠実で従順な犬のような、あるいは家具のようなツィーと言う奴隷。最初、舞台の上でおそれ嫌悪した彼女と、近い所へ来たのかもしれない、とイアンは想った。
 悪魔に誘われるように、彼等の部屋へ行ったカルヴィナの華奢な少年のような背。それよりも、扇子の下に僅かに見えたグロリアの自己嫌悪の表情に、すぐ側の後ろから見ていた所為でイアンは気付く。身体の内側からじわりと燃え広がる炎のようなものが有る。
 見上げた彼女に無言で顔を寄せ、それから肩を抱きしめた。]

嫉妬深く愚かな男奴隷が望むから
仕方なくあの子を手放した
って考えるのはだめかな?

[後ろから扇子を持った手に手を重ねる。扇のちいさな影に隠すようして、グロリアの襟元を探り、落とすくちづけは白い肌につけた紅い花の上。]


メモを貼った。


…、……!

[ぼんやりと青年の後姿を眺めていると、金の瞳が此方を振り返って。
急に向けられたその感情を宿さない瞳にぎくりとする。

咄嗟に視線を逸らしそうになったが、名を呼ばれて、漆黒は金の瞳を見上げた。]



―――…テッ ド?

[ゆっくりと伝えられた言葉を復唱する。
あまりに唐突で、漆黒は不思議そうに瞬いた。]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。



…… そうだ。


[漆黒が瞬くところまで見て
そしてすぐに背を向けるように視線を外していく。

顔を向けずの侭、背中側に向けて ぽつりと]


俺の、…名前だ。


メモを貼った。


【人】 長老の孫 マーゴ

[少女が身体を震わせて、泣き叫ぶように買ってくださいと懇願する声
 真っ赤になっている顔、幾度となくぽろぽろと涙がこぼれ降ち
 蜜で濡らした場所に今度は涙の雨が降り続く。
 声は泣き枯らしそうに客席に響き渡る]

(50) 2010/04/12(Mon) 23時半頃

[買って欲しいと懇願する女の声が響く。

――― 取り残された者の末路が死ならば…]

…っ

[何も出来ずの 自分が不甲斐なく思う。
表情は険しい。]



『貴方の なまえ…。
 なぜ 急に…?』


[名前を教えてくれた事は、素直に嬉しかった。
もっと言えば、話しかけてくれた事すら嬉しかった。
心のどこかで、もう話しかけて貰えないような気がしていたから。

だから、視線が外され、向けられた背中にはまた壁が出来た気がして。
少しばかり不安は募る。
急に名を教えてくれた事。

何か、意味があるのだろうか。]


[陰鬱な男の笑い声に、ぎり、と奥歯を噛んで
両手を力いっぱい握りしめた。]



…ッ、痛

[びり、と力めば身体に残る痛みに響いた。]



……

[呟かれた異国の言葉は解らない。
ただ、解らないけれど予想はついた。]


――― … 、…

[唯、この場で理由を言う素振りは見せずのまま
背だけを彼女に向け続ける。]


メモを貼った。


メモを貼った。


[舞台上の少女の悲痛な願いは客席に、私の耳にも届いて。
じくりと胸は痛む。

客席の男と主人が入札する様子も無く。
恐らくこのままでは、あの子は―――。

自然と眉が下がる。

無情にも時は過ぎ。
道化師のアナウンスが響き渡った。
落札されたNo.は…5。]


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 長老の孫 マーゴ

[道化の声が絶望のように木霊する。
 くしくも道化が言った様に、顔は一気に冷たくなって
 ただ、その場にふるふると震えていた]

(…誰か、ここから助けて…)

[内心で思うのはただ生きたいという願い―――…]

(54) 2010/04/13(Tue) 00時頃

―――…。

[問いかけても、返らない答え。
その理由を知る由は無い。

ただ、向けられ続ける背中に漆黒は徐々に翳って。

俯き、りん――…と鈴が啼いた時。]



『ごめん、 な さ、…。』

[唇から零れ落ちるように紡がれたのは。
彼の背だけに向けられた、謝罪の言葉。

小さく、震えたその声は彼の耳に届いたか。]


[痛い。
―― 痛い。

―――― いたい。]


……


[だから 尚、痛みを与えてはいけないのだと
振り返らない。

振りかえれない。


耳に小さく届くのは鈴の音と、 謝罪の言葉。]

ッ…

[唇を 静かに引いて   堪える。]


─ オークション後 用意される花束の話

[ジェレミーの元へ送られる花束。何十本もの薔薇で埋められた柩のようなもの。装飾的な箱の中に、かぐわしい薔薇とジョーゼットのドレスで飾られたカルヴィナが横たえられている。]

清らかなまま死んだ乙女か、
女装の少年のようにみたいだね。
後、スカートをめくらなければさ。

[梱包は奴隷品評会の主催者ヨアヒムに完全に委任する事も出来た。グロリアは最初そのつもりだったかもしれない。けれども、今、イアンが梱包の最後を仕上げようとしている。]

ねえ、カルヴィナ。
手枷と足枷は、会場に運ばれた時も付いてたっけ。
意識があるまま、箱詰めされて運ばれるのは怖いかな。


メモを貼った。


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注目:マーゴ 解除する

生存者
(4人 60促)

マーゴ
16回 注目

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通常
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