54 CERが降り続く戦場
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暗闇の鳥籠《ケージ》が怖いなら、壊してしまえばいいのよ。
そんな簡単なことに私は気がつかなかったわ。 闇に閉じた世界を一度壊せば、時間は掛かるけど、再生できるもの。
[真っ暗な眼でアリスを見つめて、自分の出した結論を伝える。]
だから見てて、あーちゃん、お兄ちゃん、お父さん。 私…"上手にやるからね。"この世界に秩序と平穏を取り戻すの。
(1318) 2011/06/05(Sun) 23時半頃
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[《 救って 》
雨と欠片と共に降り注いだ願い。 世界を。秩序を。人々を。女神として。
けれど。もうひとつ。 ネルも、「 」も居なくなってしまった後 泣いていた少女は 赤と黒纏うひとにだけ心許し 零したことがあった。
「わたし《私》を ―― 」
(わたしが《栄光》なんて名前《存在》で無ければ。 ふたりはいなくならずにすんだのかしら。 あなたは どうか いなくならないで
アーディアス)]
(1319) 2011/06/05(Sun) 23時半頃
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ゴドウィンは、オスカーの傷が増えている事に少し呆れていた。
2011/06/05(Sun) 23時半頃
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―回想―
[天狼の秘密をダダ漏れさせた少女に笑ったり、 槍真の持ってきた大仰な獲物にあっけに取られたり。
状況にはそぐわないほど、明るい一時を過ごす裏で
崩壊は、確かに進んでいた。 最も其れを感じ取る少女が、動く―― **]
(1320) 2011/06/05(Sun) 23時半頃
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っ……う… …んんっ………
[苦悶の表情を浮かべる槍真に、掌が触れる。 青き≪光≫の業。 癒しの"雨"たる治癒の法]
[銃弾の疵が癒えだし、槍真の意識が戻りゆく。 何事も無いかと思われた刹那――]
( ――ザ ワ ッ )
(1321) 2011/06/05(Sun) 23時半頃
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[ バ チ イ ィ ッ ]
(1322) 2011/06/05(Sun) 23時半頃
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落ち着いて…
[…お兄ちゃん。 その言葉にハッと視線を向けてしまったのは―――!]
[゛柊゛の名を持つ、彼だった。]
[けれど、]
《私、うまく やるからね》
ホーライ・プレカーリー…?
待って … だめ 天《ソラ》への祈りは、 こんなふうに使うべきじゃあないの…!!
[いくら言っても、彼女にはもう届かないのかしら?それでも私は諦めたくなかったから、彼女を抱きしめたまま離さない、離さないわ。 どれほど地面が揺れたって!!]
(1323) 2011/06/05(Sun) 23時半頃
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[瞬間、濃密な≪闇≫が≪光≫を灼いた]
――ッ!……ァアッ!?
[修道女《シスター》と少年の間に発生した≪光≫と≪闇≫の反発現象。 為すすべなく少年の身体は大きく吹き飛ばされる。
――修道女《シスター》の掌には、何も対策も無ければ。 その掌には反光紋《アンティクレスト》が刻まれており>>0:25
少年の身体には、光紋《ライトクレスト》こそ刻まれない物の。 その掌が触れた箇所から、ぷすぷすと黒煙の様に。 膨れ上がっていた"堕気"が立ち昇る]
(1324) 2011/06/05(Sun) 23時半頃
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だから勝手に終焉(おわ)りにさせんな。 既に決められた運命《フォルトゥーナ》だかなんだか知らねえし、 栄光《グロリア》だかなんだかを助けられるかもわかんねえが、
こいつ《ポーチュラカ》が望むことを口にすることくらいは その絶対《ルール》の中でも許されるだろうよ。
[ネルが銃を此方へ構える姿に舌打ちが零れる。>>1316 続くのは機械音にも似た詠唱。 詠唱は軍人の口から紡がれるものではない。紡ぐのは――…]
〔Code:$7A5+W-0SW/PT3\!2\!WX6〕 〔Code:V!0?Y3+W$?;~K--R-04\UP\!1〕 〔Code:$3U32\+*JUJ3\3W$7!+W-A?2ZWX6〕
〔Code:HSA?+W$?;M-0?5-A=\35-A?〕
(1325) 2011/06/05(Sun) 23時半頃
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[―――――倒れ込んだ女神に、もうこの事態を切り開くための力は残されていなかった……]
(1326) 2011/06/05(Sun) 23時半頃
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[――ホーライプレカーリーのまっくらな瞳を見詰める私の瞳は、きっと虹色の光を湛える――]
(1327) 2011/06/05(Sun) 23時半頃
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―――…滅ぶ世界《ハジマリノウタ》
[それは、天狼である彼女の力、自然を操る力を同時に発動させた先。 空の一部は闇を切り裂き陽の光が痛々しく降り注ぐ。 空の一部からは真っ暗な雲から強烈な酸の雨を降り注ぎ。 砂漠では巨大な吹雪が襲い掛かり、都市では多くの竜巻が襲い掛かる。 雷撃が山に、森に降り注ぎ、海辺では巨大な津波が襲い掛かる。 世界が滅び堕ちるまでに殆ど時間は残されず。]
あはは…見て、お父さん、お兄ちゃん、あーちゃん。私上手に出来たよ?
[哀しくも、アリスの願いは届かず。]
(1328) 2011/06/05(Sun) 23時半頃
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......... C h a o s M o d e O n - L i n e ......... 〔〔 非 色 の 涙 発 動 〕〕
[思い切り、揺れる地面を蹴り上げる。 同時にその足元からぶわりと発生するのは一見闇のように黒く、 しかし闇にはなりきらない未知の色。 霧状の物質はネルの銃を丸ごと呑み込もうと絡みつく。]
(1329) 2011/06/05(Sun) 23時半頃
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[――――――――否。
ただこの時に際して、運命《フォルトゥナ》は、一度だけ声を発した]
『栄光《グロリア》が……潰えようとも! 今日この時に成した事は無駄にはならない…!
その足掻きは徒労に終わらない!
今この時に成した事によって……!世界は、運命《フォルトゥナ》は、《過去》の栄光《グロリア》は、世界の何処かにあり続ける…』
(1330) 2011/06/05(Sun) 23時半頃
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それに、いくならせめて皆で行こう。 まだなにかできるかもしれない。
手遅れだなんて決め付けるには早すぎる。 なにが起きてるのかを把握する方が重要だ。
(1331) 2011/06/05(Sun) 23時半頃
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[何の問題も無い、はずだった。 少なくとも槍真が人の形をしている限り、問題など起きないと思っていた。しかし―――>>1324]
っ―――が、はッ!!
[ばちり。弾かれるような音とともに、少年の身体と修道女の掌は反発し……彼の身体と同じように、修道女もまた逆方向へと吹き飛ばされた]
っつ、〜〜〜〜〜!!
[掌が灼けるように痛む。長手袋を引きちぎり少年と接触した掌を見れば、そこには反光紋《アンティクレスト》がはっきりと刻まれていた]
(1332) 2011/06/05(Sun) 23時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/06/05(Sun) 23時半頃
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『たとえ《Front》が、《Rebirth》がこの雨に飲み込まれようと世界は終わらない! 真なる太陽が《虹》を取り戻す運命《フォルトゥナ》を、私は世界の果てに見て待とう……』
『私の運命《フォルトゥナ》の残滓は閉ざされし聖地の中に…』
[その言葉を告げて、女は揺れ動く大地の中で意識を失った]
(1333) 2011/06/05(Sun) 23時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/06/05(Sun) 23時半頃
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どうして―――途中までは、上手くいってたはずだ……!
[青き光を受けた槍真の身体は、確かに一度は癒されようとしていた>>1321 しかしながら今の有様はなんだ。癒すどころか互いに吹き飛ばされ、反光紋《アンティクレスト》は己の手を灼いている]
―――ソーマの中の"何か"が、あたしの《光》を拒んだ…!?
(1334) 2011/06/05(Sun) 23時半頃
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(――ばきり)
[漆黒色に染まる光色が視えた]
[澱みの水が霊水をも澱ませる様に 抗いなく光色は漆黒色に染まっていく]
(1335) 2011/06/05(Sun) 23時半頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2011/06/05(Sun) 23時半頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2011/06/05(Sun) 23時半頃
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[大地がゆれ
数多の嘆きが木霊する
――ばきり。 空間がひび割れて闇がこぼれる。
降りてきた天の梯子、 黄金に《過去》は手を伸ばす。 その先にしなやかな女性の白い指先。
細い指に繋がる糸は、 きらめきながらその先へ、加護を。
《運命の女神/フォルトゥナ》の、 強き叫びと祈りが木霊した。>>1333]
(1336) 2011/06/05(Sun) 23時半頃
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[崩れゆく世界の中で、女は朦朧とする意識を押さえながら起き上った]
(1337) 2011/06/05(Sun) 23時半頃
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っか……い……た……!
[吹き飛ばされ、荒れ狂う地面に槍真はその身を強かに打ち付けられる。 銃弾の疵は、中途半端に癒されている。 だから白濁とした意識は引き戻され、激痛が身体を襲う]
………何を……して……
[槍真が吹き飛ばされた先。 視たのは、湛えられる虹色の瞳と。 自分と酷く似た姿で、唯一違う、暗色の眼差しが爛々と]
(1338) 2011/06/05(Sun) 23時半頃
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なんだこれは!! 一体何が起こっている!?
[女は右の赤い瞳で周囲を見渡しながらやたらに大きな声で叫んだ]
時空歪《クロノノイズ》が…… クラス18…19…20.03!? 2ケタ越え《ダブルデジット》どころじゃあない!!
くそっ、なんだこのザマは!? このままでは《Front》そのものが……!
(1339) 2011/06/06(Mon) 00時頃
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栄光《グロリア》は、望んでくれない…!
望んでも助けられないのに。 助けてと言われて助けられないのに。
[機械音に似た詠唱>>1325の意味は解せ無い。 唇と噛むと、攻撃と迎撃両方の為にもう片手にも銃を創り出す。]
………っ!?
[両手の銃を闇に似た霧が絡めとられる。 それが両手をも捉える前に、武器を手放し1m程背後へと転移(と)ぶ。]
(1340) 2011/06/06(Mon) 00時頃
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ポーチュラカ… !?
[駆け去る少女。 追うように数人が動き、陽も立ち上がり、足を踏み出した。]
[ ―― ガクン ]
わっ ……
[突如、足元がなくなる]
(1341) 2011/06/06(Mon) 00時頃
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[一瞬にして、陽の姿は掻き消えた]
(1342) 2011/06/06(Mon) 00時頃
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―酒場《デーフェクトゥス》―
―― あだっ!!
[酒場の床へ、身体が投げ出される。 腰を押さえながら立ち上がるそこは、見覚えのない場所で]
ってて…… ここ、何処だ… ? あれ。さっきの…
[ゴドウィンを目にして、ぱちりと瞬いた。]
(1343) 2011/06/06(Mon) 00時頃
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[激しい揺れの中地に伏せた修道女は立つこともできず。 ただ、無様に身体を横たえながら女神《フォルトゥナ》の言葉>>1330>>1333を聞いていた]
無駄には……無駄にはしない。してたまるか!! 閉ざされし聖地―――かの場所を、開……放……うわっ
[一層強くなる揺れ。反光紋《アンティクレスト》の灼ける痛みに震える両の手では、地にしがみつくこともままならない]
(1344) 2011/06/06(Mon) 00時頃
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[少年は"弾かれた"。 そこに介入したのは、何者かの拒絶の意志か または何者かの企みか。
否 ―― 今此の時に、狭間の地へ"送られた"のかも、しれない。]
(1345) 2011/06/06(Mon) 00時頃
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絶対《ルール》に抗ってボクは"嘆き"たくない。
[ぼろり、と一滴の涙《嘆き》が頬を伝う。
それは―――。 まるで槍真>>1324から堕気が溢れ出すのに反応させたように、灰羽の片方を黒く染める。]
(1346) 2011/06/06(Mon) 00時頃
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うーん。 天狼のおじょうちゃん《Front》壊しちゃう気かな?
誰か抑え込むかな?
[世界の崩壊を水鏡越しに眺めるその様はまさに対岸の火事を見物している状態だった]
それにしても…《Front》崩壊始めちゃうと栄光《グロリア》のタイムリミットも早まるかね。
関係者の方々判ってるのかね?
判ってても止められなきゃ意味ないけど。
(1347) 2011/06/06(Mon) 00時頃
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