70 領土を守る果て
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[店から少し離れた場所までくると、決意を固め口火を切った]
ベネットさん…おねえちゃんが亡くなったこと…お母様にお聞きしました… ローレライであった混乱に巻き込まれて亡くなったと人づてに聞きましたが………
―――嘘…ですよね?―――
おねえちゃんはどうして亡くなったのですか?
(39) 2011/11/23(Wed) 01時半頃
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いやな、なんとなく言ってみたかっただけ。
気にすんな。
[照れくさくなってしまって、先程付けた煙草を吸い込み紫煙を吐き出した。視線は合わせることが出来なかった。]
良くわかってくれてるな。
そうなったら俺は何科に連れて行かれるんだろうか。
[短くなった煙草を携帯灰皿に灰を落として、口元だけ笑った。]
[ヨラに頭を撫でてもらって笑顔になる。が、顔を暗くして俯く]
おじじ、コリーのこと嫌いだもん。。。。
いあんとこ行くー
[椅子から降りてテラスにまだいるであろうイアンに抱きつきにいく。イアンの胸に顔をうずめてしばらくじっとしているだろう**]
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― 回想・ノース診療医院 ― [感心したような目で見られ、特に何も感じた様子もなく冷静に淡々と説明する]
15人全員はさすがに倒してはいない……。 何人か撃退した所で戦意を喪失したのか、向こうが逃げて行った。 ……恐らく、あの人数が束になってかかってこられれば俺も危なかっただろうと思うな……。
[おぶろうとするものの、松葉杖を借りると言われ静かに頷く。 そのまま万屋への道を足を酷使しないようゆっくりと歩いて行った]
(40) 2011/11/23(Wed) 02時頃
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グロリアは、ヴェスパタインに話の続きを促した。
2011/11/23(Wed) 02時頃
ヴェスパタインは、グロリアに、感謝した。「ありがとう…」
2011/11/23(Wed) 02時半頃
[ヨーランダはピッパの手伝いをしに家の奥へと入って行った。煙草はまだ長さがあって消すのには惜しかったのでそのまま一人で吸っていた。]
俺はお前みたいな友人がいて良かったよ。
[改めて礼をいうように一人で笑って呟いた。当の本人にはもう聞こえていないだろうが。猫のねこはすりすりと足元に擦り寄って鳴いていた。]
お前、俺のとこにいても何もないぞ。
[煙草の火種を消して、顎の下を撫でてやる。気持ちよさそうにしている猫をしばらく撫でてじゃれて遊んだ。]
[しばらく遊んでいるとコリーンが家から出てきて抱きついてくる。煙草の火は消したから問題はないが、もう少し早かったら危ないところだった。]
家に入ったんじゃなかったのか。
ここに来ても寒いだけだぞ?
[しゃがんでいるのでコリーンと目線は一緒だった。胸に顔をうずめるコリーンに頭を撫でるとそのまま抱きかかえて家の中へと入るだろう。
もしかしたら猫のねこは付いてきてしまうかもしれない。]
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― 回想・万屋「夢のまた夢」への岐路 >>37 ソフィア ― [王の事を優しい人だと言って笑うソフィアを静かに見つめた]
……そうか、俺もそう思うよ…。
[辛そうな笑顔だった、何か大きなものを背負った笑顔だった。 しかしそれ以上踏み込んではいけない領域だと感じ、口を閉ざす。 そのまま自分からは何も語る事無く万屋への帰路をソフィアと共に並んで歩いて行った]
(41) 2011/11/23(Wed) 02時半頃
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−Dullahan 1F 回想− [笑顔を浮かべたまま倒れこんだセシルを見下ろした。>>7:158]
まったく、この怪我でよく動けたね。 任務に失敗して、無様に戻ってきて、挙句の果てに俺を莫迦呼ばわり? 死ぬ間際に幸せだ、なんて言って笑って。莫迦は君だろう。 俺は君の人生を奪ったも同然なのに、ね。
[憫笑し、もう届かないだろう声を無意味にかける。セシルの周りを、赤い色がじわじわと染めていく。侵食されるように白いタキシードが赤く染まっていった。周りの影が近づいてくる。>>15]
……床、汚れちゃったからふいといて。
『……彼はどうします?』
これは…そうだね。そのへんにでも捨てといて?って言いたいところなんだけど。……命令通り、俺のところに戻ってきたからね。 最期の最期に、ご褒美をあげる。 連れていってあげるよ、君が敬愛していた、君の父のところに。
[我ながら甘いだろうと思い、密かに自嘲する。この平和ボケした国に長くいすぎたせいだろうか。指示をだし、背後のベネットからの殺気が消え、階上へ上がるのをちらりと見やる。>>16]
(42) 2011/11/23(Wed) 02時半頃
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お邪魔しますよーっと。
[コリーンを抱いて家の中に入ると、ヨーランダとピッパが二人並んで料理を作っていた。全く仲が良い二人だ。そして心が痛い。この家に来て何度目だ。嗚呼無情。]
二人は仲が良いな。
俺の居場所はここにはないって?
『にゃー』
あれ…悪い。猫がついてきちまった。
そのままうろつかせておいて平気か?
無理なら外に追い出すが。
[パン屋であるこの家に猫があがるのはどうなのだろう。毛などが落ちてしまうと思うが、無下には出来ずに二人に尋ねた**]
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― ひとりでできるもん>>35ヴェス ―
[ヴェスパタインの隣に座ると、コーヒーを注文し、ヴェスパタインに向き直る]
うん。買い物の途中。 うさクロって知ってる?うさぎのクロワッサン。 そのパンを買いにパン屋さん行く途中だったんだけど、お店のぞいたらおにいちゃん見えたから…
[そこまで言ってから、照れくさそうに少しうつむき]
おにいちゃんあのね…… メアリー、大事な人が出来たよ…… おにいちゃんも会ったことあるよね?プリシラさん… 彼…なの。
(43) 2011/11/23(Wed) 03時頃
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えっと、あの、彼… ちゃらんぽらんに見えるかもしれないけど! がさつに見えるかもしれないけど! ガラ悪そうに見えるかもしれないけど! 軽そうに見えるかもしれないけど!
そんなことなくって……… すごく優しいし、大事にしてくれるし、彼といると安心できるし…
好き…なの。
[最後の方には顔は真っ赤になり、ヴェスパタインの顔が見られなかった。 注文したコーヒーがきて、それを飲みながらカップで顔を隠し、顔の赤さをごまかそうとしていた。]
(44) 2011/11/23(Wed) 03時頃
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ベネットは、メアリーったら夜更かしさん!
2011/11/23(Wed) 03時頃
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おいしい?…そう。…それね、今朝僕が焼いたの。
[良かった、と付け足し言葉を濁す。 彼女とは逆の方へ目を逸らしながら、手の中のパンを口に運び、会話の続きを急いで考える。 そもそも義勇軍に参加するとして家を出てきた本屋の自分が、パン屋で働いている事が疑問だろう。 言い訳を考えてみたが、どれも苦しい。 元々嘘を吐くのはそんなに得意ではない。 それでも無理矢理考えを巡らせていると、会話の続きを切り出してきたのは彼女が先だった]
……。
[両親に言い置いてきたローズマリーの死が嘘だと知り、真相を問うてくる。先にそっちを聞くか、と頭の中を切り替えながら足を止め、彼女を振り返る]
なぜ、嘘だと分かったの…?
[口元のパンを下ろし、彼女の言葉は否定せずに問いを返す。彼女から回答を得た後で、言葉を慎重に選びながらゆっくりと答えを返す]
世の中にはね、知らなくていい事がたくさんあるんだよ…。 知りすぎて命を落とす事もある…、ローズマリーのようにね。
(45) 2011/11/23(Wed) 03時頃
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メアリーは、ベネット明日(今日か)夕方からいられなくて…
2011/11/23(Wed) 03時頃
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[おそらく驚愕しているであろう彼女に、さらに言葉を重ねる]
彼女は、…ローズマリーは…、……僕が殺した。
[ゆらり、と伸びた前髪が揺れ、その下にある陰鬱な色をした二つの瞳が少女を見下ろす。 そこに彼女の輪郭を捉えながらも、意識には到達していない。その奥には、昏い闇が広がっている]
彼女は知りたがった。僕は、彼女にすべてを伝えてしまった。 だから、消されたんだ。…僕が殺したようなものだ…。
[乞われるままに、あるいは一人で勝手に言葉を続ける。何度も繰り返した自責に、もはや涙は枯れ果てていた]
(46) 2011/11/23(Wed) 03時頃
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[虚ろな眼差しを彼女に向けたまま、ふっと口元を緩め口角を吊り上げる]
君が聞きたい事は教えたよ。今度は僕からも一つ、聞いていい?
[まるで今までの会話が無かったかのようなにこやかな笑顔を作ると、身を軽く屈めて彼女の顔を覗き込む。 かつての人懐こい印象を与える眼差しを向けながら、早朝にパン屋の二階で聞いた”彼の命令”を脳裏にそっと呼び起こし問いかける]
サイラスって覚えてるよね?ふふ、僕の友だち。 あいつが最後に君に会いに来た時、何を喋ったか覚えてる? なんかね、その時の話を全部立ち聞きしてた男がいたんだけど…ああ、そいつもう死んじゃったんだけどね、ゆうべ。
[やや早口で言いながら、少し照れくさそうにはにかんでみせる。友人との楽しい会話のように続けて]
そいつがね、言ったんだ。君がサイラスの素性を、最初から知ってるような言い方をしてたって。 …どうして分かったの…、かな?
[不意に表情を改め息をひとつ吐くと、声のトーンを落として問いを重ねる]
…僕の事も…、…何か知ってるの?
(47) 2011/11/23(Wed) 03時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/11/23(Wed) 03時半頃
ベネットは、メアリーおつかれさま。僕ももう寝るよ。続きは明日ー。無茶しないでね**
2011/11/23(Wed) 03時半頃
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― パン屋付近街中>>45ベネット ―
[「なぜ嘘だと分かったの…?」ベネットは否定しなかった。 ふぅーとため息をひとつつくと話し始めた]
あの日…ローレライで混乱があったというあの時… 私、店にいたんですよ… 騒ぎはありましたけど、死人が出るような事故はなかったんです…
でも、ベネットさんの説明は、その騒ぎでの事故と言ったと… 嘘、ですよね。
(48) 2011/11/23(Wed) 04時頃
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>>46ベネット
[そのあとのベネットの返答を聞き、驚きながらも、やはり…と合点がいく]
知らなくていいこと…ですか。 やはりそうなんですね… おねえちゃんの死は……あなたがアウストについたことが関係していたのですね…
[…はキッと顔をあげ、毅然として言い放つ]
…どうして元々アンゼルバイヤの民のあなたがアウストについたのですか! あなたがアウストにつかなければおねえちゃんが死ぬことはなかったんじゃないですか!? …おねえちゃんと、アンゼルバイヤの幸せな本屋さんのふたりではいけなかったのですか………?
[ベネットもすでに分かっていることだろう。 ベネットには痛い言葉だろう。 けれど止められず言葉の刃を放ってしまう]
(49) 2011/11/23(Wed) 04時頃
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>>47ベネット
[ベネットの表情や口調の豹変にわずかに恐怖を覚える。 彼はどこか壊れてしまった……。]
なんですか…?
[ベネットの問いに必死にポーカーフェイスを作りながらも、どこか顔は引きつっていたかもしれない]
(50) 2011/11/23(Wed) 04時頃
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立ち聞きですか……。 その方、いいご趣味ですね。
――サイラスさんがアウストについていることは知っていました……。 彼自身の決意のためにそうしたことも最後に会ったときにわかりました…
ベネットさん…。 あなたがアウストについていることも知っていますよ…。
どうして……? ふふっ ”誰に聞いたのかは内緒です”
[力の事はしゃべらない。誰かに聞いたこと、とごまかした]
(51) 2011/11/23(Wed) 04時頃
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[日は沈んで辺りは薄暗くなってきた。毛糸を選んで店を出た時から日は沈みかけてはいたが、今では空を見上げれば数個の星が瞬き始めていた。]
もうすっかり空気も冬ですね。
夕飯は出来てしまっているでしょうか。
[手伝うつもりでいたのに思った以上に時間がかかり申し訳ない気持ちだった。風が拭くと肌寒く、身震いを行い、足早にアパートへと戻る。途中で菓子店を見つけるとデザートでケーキをいくつか買っていた。]
[アパートへ戻ると一階のパン屋はテラスもしまわれ、閉店を知らせていた。
買い物に出掛ける前は大勢で賑わっていた店先も静まりかえり、寂しい気分を味わいつつも買い物袋を家に置いて行くため、一旦は二階の自宅まで歩いて行った。
ポストを開くと一通の手紙が入っていることに気が付く。差出人を見ても誰だかわからない。大分時間が経過している物の様に見えなくもなかった。
手紙を見つめ、小首を傾げると手紙を持ったまま鍵を開けると家の中へ入って行った。]
― 自宅 ―
[買い物袋は部屋の隅に置いて、ベッドに腰を降ろすと今にも破けてしまいそうな手紙の封を丁寧に開けた。
冒頭は明らかに自分のことを言っているが、差出人は誰だかわからない。
ひとまず内容を確かめる為、視線は文字を追って行った。]
…べ…ネット…
[不意に口から出た名前。"ベネット"という知り合いはいなかった。だけど何故か懐かしく、手紙は自分を想ってくれていることが充分に分かる内容だった。
自然と瞳から一筋の涙が流れ、ぽたりと手紙に落ちては紙の端を濡らす。]
会い…た…い…
[読み終える頃には、涙はぽろぽろとこぼれ落ち、押さえつけられない感情が溢れ出す。
誰のことを言っているのかわからない。わかるのは"ベネット"という彼に会いたがっている自分と、心の何処かに封印してしまった"愛情"という気持ちが出てきたことだった。]
― クライシス家 ―
[涙を拭いて、大事に手紙をしまうと一階のクライシス家へ階段を降りて扉を叩く。
家主が出て来ると来る時に買ったケーキを見せて、遅くなりました、と笑って挨拶をするだろう**]
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─郊外・どこか メアリー>>49─
[彼女の激しい糾弾を、黙したままどこか他人事のように聞いていた。 彼女の言葉に傷つく良心はとっくに失われている。あるいは凍りつき、言葉の刃はすべて表面で弾き返してしまう。 ただ、彼女の正義は美しい、と回らぬ頭でぼんやりと考えた。 自分をアウスト側の人間と知りながら、保身に走らず、大事な人を想って罪を問いただそうとする。可憐な少女の外見の内側は、炎のような烈しさと強さを秘めている。 似ているな、…と思った。 僕の愛しいあの子に。あるいは、女の子はみんな…あの子のように強いのかな]
僕がアウストに加担した理由…君には理解できないかもしれないけど、教えてあげる。
[彼女の潔さに敬意を示し、正直に打ち明ける]
サイラスを…、死なせたくなかった。あいつを、失いたくなかった。 けれど、…ふふ。結果は君も知ってる通り。 あいつも、…ローズマリーも…、僕の目の前で…死んじゃった。…はは
[自嘲気味に乾いた笑い声を立てる。同時に流す涙は、既に枯れ果てていた]
(52) 2011/11/23(Wed) 10時半頃
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……、そう…”誰か”にね…
[こちらの問いに対して得た内容>>51に含まれている第三者。 面倒だな、という思いがチラリと頭をかすめるも、すぐに”彼”のやり方を思い出してそれを真似する。 だめだよ、メアリー。たとえそれが本当の事でも、自分以外の人物に関わりがあるような事を仄めかしてはいけない。 何故か、それは…今から教えてあげる]
僕の雇い主はこわーい人でね。ああ、パン屋のあのおばあちゃんじゃないよ。まあ、あの人も人使い荒いけどね。
[冗談めかして笑い、肩を軽く竦めてから表情を改める]
彼は優れた諜報員を何人も飼っている。僕がその”誰かさん”の報告をしたら、彼はきっとその影たちを使って、君の交友関係をすべて洗い出すだろう。 僕もされたから分かるけど、彼らの情報取得能力は本当に早いよ。
[少しだけ間を置くと、まるで楽しい思い出話をするかのように続けて]
僕がローズマリーと初めてキスをした翌日にはもう、”恋人の命が惜しかったら”なんて言ってくるんだから。 ふふ、…どこで見られてたんだろうね?
(53) 2011/11/23(Wed) 10時半頃
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だからね、メアリー…。その誰かさんって誰…かな?
[口調は穏やかで優しいまま、その声のトーンを落とす。我ながら、彼のやり方をよく再現できていると内心で苦笑する]
君が今ここで正直に打ち明ければいいし、もしそうでない場合は…君が関わったすべての人が、危険に晒されることになる。 彼が従える影たちは皆、アウストの民だ。 戦争ではね、敵国の民を──せば──するほど、功績として讃えられる。彼らはためらわずに、君の大事な人たちを次々と葬り去るだろう。
[彼女の様子を見守りながら言葉を重ね、そこでようやく”おや?”と気づく。彼女に現れた変化にようやく気づいた]
ねえ、メアリー。最近見かけないうちに、…綺麗になったね。 もしかしたら、…好きな人でも出来たのかな?
[友人に起きた嬉しい出来事に、これまでと同じように心から祝福を込めて言葉をかける。それに続けて、先ほど触れた”彼の台詞”を、今度は彼女に向けて同じように再現する]
君の愛する人を守るためにも、…知っている事は正直に全部打ち明けた方がいいと思うよ?
(54) 2011/11/23(Wed) 10時半頃
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[その後でメアリーから続けて情報が出てくればいいし、そうでなくても構わない。 一旦彼に報告を上げてから、次の段階に踏み出せばいいだろう。 手に持ったままだったパンを口に入れて食べる。口の中の水分が奪われるだけで、まったく味がしないまま無理矢理飲み込んだ。 これまでの会話を振り返り、彼女に改めて向き直る]
そろそろ店に戻らないと。…あんまり空けてると、怒られちゃうからね。 ああ、…僕があの店にいるって事、…誰にもいわないでね?
[万が一言ったら、とこれ以上同じ脅しを繰り返さなくてもいいだろう。 会話を切り上げるように言って、片手を上げる]
この界隈は街の中心から離れている、…あまり一人で出歩く場所じゃないよ。 早く帰った方がいい。
[自分はその場に留まり、彼女に先に帰るように促す。彼女がこちらに背を向けて、歩き出すのを待つ]
(55) 2011/11/23(Wed) 10時半頃
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[メアリーがこちらに背を向けてから、その”機会”を伺う。
彼女は知ってしまった。
こちらから打ち明けたものもあるけど、いずれも知ってはならない内容。 ”場所”についても割れている。 誰にも言うなと伝えたけど、大事な人には打ち明けてしまうかもしれない…自分の時と、同じように。
だから、──する。 頭の中に再び”彼の命令”が蘇る。
”メアリーが知ってる情報を聞き出せ。 もし、知られてはならない事まで知っているようなら──しろ”、と。
歩き出した彼女の背中に音もなく近づき、前掛けの下に隠した凶器をそっと取り出す。 刃を覆う皮のケースを外し、太陽を背にしたまま大きく腕を振りかざす。
彼女は気づくだろうか。 手前の地面に落ちる自分の影に別の影が重なり、まさに凶器が振り下ろされようとしているのを。 それに気づいて咄嗟に振り返って身を躱すか、あるいは第三者の介入があれば、その凶刃から逃れる事ができるだろう。**]
(56) 2011/11/23(Wed) 10時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/11/23(Wed) 10時半頃
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― 回想・一人でできるもん >>43>>44メアリー ― [メアリーと同じくコーヒーを注文して静かに話に耳を傾ける]
うさクロ?ああ、あのうさぎのクロワッサンか……。 メアリーのような小さな女の子にはウケがいいのかもしれないな。
[何故、自分がうさクロワッサンを知っているのかは一切言及しない。 妹の手前、男の自分が一人でうさクロをほくほく食べていたとは恥ずかしくて言えず黙秘するが、付き合いの長いメアリーなら察しがつくかもしれない。 何食わぬ顔で静かにコーヒーを口に運んだ、次の瞬間]
ッ……!?ごほっ、ごほっ……!!大事な人……!? だ、大丈夫だ……コーヒーが気管に入ってむせただけで…… そうか、メアリーもついにそんな年に……。
[突然の報告に思わずむせてしまう。 嬉しいような寂しいような、感慨深い眼差しでメアリーを見た]
(57) 2011/11/23(Wed) 13時半頃
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― 回想・一人でできるもん ― [そのまま、メアリーが話すプリシラの話に耳を傾けた。 路地裏で帰らぬサイラスを待ち続け泣いていたメアリーの傍にずっと寄り添って慰めていたあの青年の姿を思い出す]
……確かに、最初に会った時は遊び人風に見えて警戒したな。 ちゃらんぽらんに見えるし、がさつに見えるし、ガラ悪そうに見えるし、軽そうに見えるし、噂に尾ひれ歯ひれをつけて人の悪評を言いふらすように見える。いいや、絶対そうだ。そうに決まっている。
だが墓参りの時、ずっとメアリーを心配して寄り添ってくれていたな。 ……メアリーが選んだ男ならば……。 お前が愛しているのならば……。 俺は二人の仲を祝福するよ……幸せになりなさい。
[赤い顔でコーヒーを飲むメアリーからふいっと目を逸らし窓の外を見る。 娘に彼氏が出来た父親のような心境だった、感慨深い涙が出そうになるのを気付かれないように窓の外の青空を見つめていた]
(58) 2011/11/23(Wed) 13時半頃
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−郊外のパン屋・デュラハン 回想(早朝)− [朝陽が登る前に目が覚める。パンの焼けるいい匂いと騒々しい声のする1階へと降りると、朝からベネットがマーサにパンの作り方を仕込まれているようだ。随分と働き者だと感心しつつ、そんな彼に仕事の依頼をする為、マーサに断りをいれて2階へと連れだす。昨晩と同じように、ソファーにかけるよう促した。]
確かセシルとは面識あったよね?まぁ、見てたと思うけど、昨日死んじゃったやつね。彼が失敗した任務、君にやってもらおうかと思ってね。簡単な仕事だよ。君はサイラスの交友関係で、メアリーという女性に心当たり、あるかな?
[そう聞くと、肯定の意が返ってきた。]
(59) 2011/11/23(Wed) 13時半頃
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