162 絶望と後悔と懺悔と
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
8日目
9日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
[そこは気温だけは周囲より低く設定された 只々広いだけの部屋だった。
先日の戦いで出た死傷者の数は優に数十を超え、 通常の施設には収めきれなくなった遺体を 家族の元へ返すか、あるいは荼毘に付すまでの期間 置いておくだけの場所。
遺体を収める袋の数さえ足りず 布を掛けられただけの遺体が数十 横並びに寝かされていた。
中には──手足や頭など、 躰の一部が胴から分かたれたものも、多数。
絢矢はその中を、死臭に顔を顰めもせず ぺたりぺたりと足音をさせて歩いて行った。]
(87) 2014/02/12(Wed) 02時半頃
|
|
……ん
[ただ1度、振り返り。残そうとした匕首を拾いあげる。 止血は己の外套を引き裂いて行い。
両手が塞がって居ても構わない今であれば、 抱えられる周の、一番負担の掛からぬ態勢を取った。**]
(88) 2014/02/12(Wed) 02時半頃
|
|
わたしは、いい。 少し走りたいんだ。
[ホリーへと投げつけた片刀を草叢から回収すると エンジンをふかしひとり暗闇へ向かって走る。
走れるところまで走ると海岸に出た。 ライトをつけ声ならぬ叫びをあげ兄の名前を呼ぶ。]
―兄さん、兄さん 直円と円はまるでつながってるんだ。 円ってどこまでもきれることないんだよね、 兄さん。
[泣いてもここでは波音に消されるから、 思いっきりひとりで泣いた。子供みたいに**]
(89) 2014/02/12(Wed) 02時半頃
|
落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/12(Wed) 03時頃
|
―吸血鬼の城―
[始祖への拝謁を終えた後、部屋に戻る。 涼平に事の次第を報告した]
まず、このまま、ここで暮らしても良いって。 その上で……聞いてね。
人のままで吸血鬼と一緒に暮らすと、 きっと、……いじめられる事になると思う。
[孤児院の外の子供達がしたよりも、多分陰湿に。]
でも、吸血鬼になるのは……人間の血を吸うだけじゃない。 自由や、平等を、ずっと失う事になるんだと、僕は思ってる。
それに……人間達と、戦う事になる。でしょう?
[涼平の衣装は帝都守護隊のものだ。 かつての仲間と戦う事になる懊悩を思う。]
(90) 2014/02/12(Wed) 03時頃
|
|
僕は、涼平君を吸血鬼にはしたくない。 でも、見て? 知らない間に、全然差が開いちゃってた。
[このまま分かたれていれば、差は広がるばかりだ。]
……どうしたら一番良いのか、解らない。
ごめんなさい。一緒に考えるから―― 最後は、涼平君の考えで、決めてほしいと思う。
[因みに槍は、他の吸血鬼が取り上げようとしたのを 睨みつけ、決して触れないように厳命した。 城内での明之進にしては、珍しい我儘の仕方だった]
(91) 2014/02/12(Wed) 03時半頃
|
|
難しい話は、取り敢えずおしまい。
[ぽす、と両掌を叩く。]
背中、手当しなくちゃいけないし…… あれからの事、皆の事も、教えてくれるかな?
[そう言って微笑した後。 無茶の反動でぶっ倒れる事になる**]
(92) 2014/02/12(Wed) 03時半頃
|
落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/12(Wed) 03時半頃
|
[自身は頭の器ではない。 それは、努力とかの問題ではなくて、 上に立ち、誰からも無条件に愛される天性の才は、 自分にはない。
それは、もう、遠い記憶の、 そう、本当の家族の記憶の中でもあった]
[周を見たとき、喧嘩っぱやい馬鹿だと思ったけれど、 でも、それでも周りの子どもが彼に懐いて、 最初は嫉妬もあったかもしれない。
同じくその才をもっているのはリーだ。
彼も仲間から信頼され、好かれ、自分のその下っ端としてついた。彼が自分のことを一番の友達、といえば、嬉しそうな顔をできるくらい]
(93) 2014/02/12(Wed) 05時半頃
|
|
[でも、本当は知っている。 リーはそうやって、みんなの友達になってくれる才能のあるヤツなんだ。 だから、甘えるけれど、本当は一番なんかじゃない。
周とリーがとっくみあいの喧嘩をしていて、 そのあと笑い合ってて、微笑ましかったけれど、
それは自分とはないな、と思った。
周と話すリーは自分といるよりずっと自然に笑みを緩めていた。あの形づくったにやにや顔なんかじゃなくて]
(94) 2014/02/12(Wed) 05時半頃
|
|
[そう、自身は一番なんて、なれない。恐れ多い]
(95) 2014/02/12(Wed) 05時半頃
|
|
[マユミのことを女の子として意識しはじめたのは、 一緒に洗濯をして、いつのまにか自分のほうが指が長くなっていたから。 彼女の手は白くて細くて、それがあかぎれになりかけているのを見て。
必死に洗濯板に洗濯物を押し付けて小さく頭を揺らしている。 サラサラの髪が宝物にみたいに見えた。
そして、それを考えると、なんだか、自分でもびっくりするぐらいに、嬉しくなったり、楽しくなったり、悲しくなったり、寂しくなったり。
きっとリーにも相談したんじゃないかと思う。こう好きとかじゃなくて、マユミは案外綺麗だったんだな、とかそんな物言いで。
でも、だから、マユミとどうにかなりたかったわけじゃない。 リーもマユミは可愛いといってにやにやすれば、ああ、リーのほうが、お似合いだし、リーならとかそんな風に思ってた。
だから、態度もよそよそしくなったりもしたし、 あきらかに向こうからはおかしく見えたこともあっただろう]
(96) 2014/02/12(Wed) 06時頃
|
|
[でも、5年目のあのあと、 腕に巻いてあったスカーフ、おぼろげにあった記憶。
もう、駄目だった。 きっとあの時は、自分のためにマユミは行ってしまったと思えば もう、駄目だった。
こんな下っ端野郎なんかのために行ってしまった。 きっとマユミ自身の家族にかける優しさのひとかけらだということは知っていても、
もう駄目だった*]
(97) 2014/02/12(Wed) 06時頃
|
|
― 第二諜報部 ― ホリー・ニルヴァーナの前にて逃走 通信基地の援護はできず 司令部への援護も遅れ、 自らの班の班長の救出もできなかったと
君はどれだけ役立たずなのかい? ただ命が惜しくて、逃げ帰ってきた毛虫のようだ。
[敬礼のあと、読み上げられる報告書に、 否定の言葉は返さず、直立不動のまま、続く言葉をきく]
――……だが、その体に聖水銀はよく適応しているようだ。 本当はもう十分なのだが、 君自身の意思があれば、追加する選択もできる。 きっと君が願うぐらい化物に近づくだろう。 だが、君のことは、ここだけでは決められない。 君の上長にも確認せねばな。
[ジャニスや安吾にその件は回すと言われ、沈黙のまま礼をして部屋を出る。**]
(98) 2014/02/12(Wed) 06時頃
|
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2014/02/12(Wed) 08時頃
|
─ 帝都守護部隊隊員宿舎 ─ [治療を受け、体を洗い流すと部屋へと戻る。 絢矢はまだ病室の方で安静だときいた。 ひとりでベットに寝転んでいると、直円の顔が、ジョージの顔が浮かんで消える。
眠れない夜。
またこっそりと部屋を抜け出すとキャロライナの布団に忍び込んだ
温かな背中に耳を当て とくとくと規則正しい鼓動の音を聞きながら まどかは目を閉じる。]
・・・・・・キャロライナお兄ちゃん
[そっと呼びかける]
わたしね、直円兄にあったよ
(99) 2014/02/12(Wed) 09時頃
|
|
お兄ちゃんは吸血鬼になってた。
[反応はなかった]
おにいちゃん、最初は狂ったふりしてた。 でも、絢矢と戦っているうち…震えてた…
にいちゃんは本当に狂いたかったのかな 吸血鬼にされちゃって… もうなにも考えなく低い存在になりたかったのかなって…
まどかにはなんだかお兄ちゃんがとってもつらそうに見えた
(100) 2014/02/12(Wed) 09時半頃
|
|
―絢矢がお兄ちゃんを殺したんだ
[ぽろり、溢れた涙が兄の肩を濡らす]
でも、兄ちゃんは ――もう苦しまないでいい。 誰かの命を奪いながら生きていかなくていい
(101) 2014/02/12(Wed) 09時半頃
|
|
まどかはね
直円にいを苦しみから救ってあげれなかったんだ 絢矢の重荷をいっしょに背負ってあげれなかったんだ
[涙声で背中をぎゅっと抱きしめた**]
(102) 2014/02/12(Wed) 09時半頃
|
|
[きんいろが「次に襲撃する所」と呟いたから 自由を貰ったついでに外に出た。 1人で見る青い空は久々だ。 外とはこんなに身軽だったのかと驚きながら。
地図上、あの駐屯地のそう遠くない場所に それなりの広さの補給基地があった。 残党が逃げ込むならまずはここではないかとアタリを付けてきたがさて。
砂埃と同じ色をしたフードとマントで顔を隠してその場に降りる。 紅い目は隠しようがなかったけれど、フードの影で遠めでは分かるまい
誰かと会えないだろうか。会って何を話すかなんて決めていないけれど。 今は殺意も戦意も無いと示すように丸腰だ]
(103) 2014/02/12(Wed) 10時半頃
|
|
ねぇキャロライナ兄ちゃん。 もしもさ、もしも…わたしがこの鬼達との戦いの中でいつか吸血鬼におちてしまうことがあったら。―そしたら…お兄ちゃんが殺してくれる? [キャライナが起きているのか解らなかったから少し息をとめて確認した] お兄ちゃんは甘いから心配なんだな
(104) 2014/02/12(Wed) 11時頃
|
|
─ 遺体安置所 ─
[吸血鬼とされた者の中には 隊員の家族だった者、知人だった者もいて そういう者は、隊員の遺体と共に安置所へ運ばれる。
例えそれが味方を幾人も手に掛けていたのだとしても。 自分達は鬼とは違うと示すかのような“平等”を、 帝都守護隊は貫いている。
直円の遺体は、部屋の奥。 吸血鬼化させられた人間の安置された 少し他と隔てられた区画に横たわっていた。]
(105) 2014/02/12(Wed) 11時半頃
|
|
[白いシートの下には胴体の膨らみがあり シートは少しだけ深く沈み込んだ後、 一抱えほどの丸いものの形に膨らんでいた。
中を見なくても、シートの端に 彼が使っていた鉤爪が置いてあり、 この遺体が直円のものだと示している。
絢矢はそれを一瞥すると ぺたぺたとそこへ近付いて行ってシートを捲る。
直円の遺体は、血も埃も綺麗に洗い落とされていて>>85 その死顔はとても穏やかに見えた。
──例えそれが、唯の願望だったとしても。]
(106) 2014/02/12(Wed) 11時半頃
|
|
[絢矢は、冷たい床にぺたりと座り込み 暫くは兄の頭を無言で見下ろしていた。
閉じられた瞼の下に、忌まわしい紅の潜む。]
───…
[吐く息の白さと体感温度が比例しない。
感覚を失ったように何も感じない膚が 部屋の温度と同化するように冷たくなっても 絢矢はまだ、座り続けている。
やがて、直円を見るのをやめた絢矢は鉤爪を手に取った。]
(107) 2014/02/12(Wed) 11時半頃
|
|
[鈍い輝きを放つ凶悪な姿形。 抉った肉を更に掻き乱すように拵えられた形状。
この武器に抉られた肩の傷は一生残るだろう。 ともすれば痛みさえ。
熱と痛みを訴え続ける傷口は 兄が生きていた証のようで──]
──────、
[絢矢は──鉤爪の先端を、 己の頬へ引き寄せ、 爪の先の食い込むほどに強く押し付けた。
そのまま引き下ろせば、 きっと貌にも消えない痕が残る。
それは薄れない兄の記憶となり──]
(108) 2014/02/12(Wed) 11時半頃
|
|
[けれど────]
…──直
[絢矢の手はそこで止まった。
成そうとする意思が、 止めようとする何者かの手に抗うように 鉤爪を掴んだ手を震わせる。]
お兄ちゃ──……。
[今際の際に呟かれた直円の言葉>>428が絢矢を縛る。
傍目にはわからない攻防が数十秒続き 絢矢は諦めたように鉤爪を置いた。
鉤爪は僅かに頬の表面を傷つけ、 赤い玉を浮かせるに留まった。]
(109) 2014/02/12(Wed) 12時頃
|
|
[昔の回想── あれはいつの頃だっただろう。 サミィから、時々マユミのことを話題にされた>>96 その時、何となく勝手な想像はしていたけど、 茶化すようなことはいわないで同意だけ返す。 実際自分もそう見ていたことはあったから。
自分が特別を作らないことをどう見られていたのかは知らない。 スリのグループを纏めるのに贔屓はできないから、それは自然この孤児院でも滲み出ていたのはあったかもしれないが
ただ昔の侘びに、何か力になれたらと思ったことはあった。 だから、あの吸血鬼の宮殿での毎日も、 他の家族は勿論だが特に彼女をそれとなく庇ったり、何かと気にかけていたつもりで]
(110) 2014/02/12(Wed) 12時頃
|
|
[絢矢の手が、直円の頭部を抱え上げ胸に抱き寄せる。 髪を梳いて、そこに兄がいるように語りかけた。]
直お兄ちゃんは本をいっぱい読んで賢いはずなのに、 やっぱりちょっと抜けてるね。
ボクの顔なんて大事にしてもしょうがないのに 傷付けないように無理な戦い方までして。
……ごめんね、お兄ちゃん。
ボクが誰かに嫁ぐ日は永遠に来ない。
だって お兄ちゃんをこんなにしておいて ボクだけ幸せに、なれるわけがないでしょ───?
(111) 2014/02/12(Wed) 12時頃
|
|
[もう戻れない。
彼らも、自分も。 直円の他にも、孤児院の子らを眷属とした──と ホリーは円に告げていた。
ずっと考えていた可能性の最も避けたかった形での肯定。]
ボクはこれからも──みんなを殺す。
[生き残ってしまったから。 他の誰にも同じ思いをさせたくないから。]
ホリーも始祖吸血鬼も殺す。 孤児院ではぐれた仲間も殺す。
お兄ちゃんもお姉ちゃんも弟も妹も、 鬼になっていたら──全部殺す。
(112) 2014/02/12(Wed) 12時半頃
|
|
[結局、自分の中の「平等」はそれを恋心にすることはなくて。 ただただ罪悪感という沢山の棘の一つになるだけ。
「楽になりたいなら、懺悔でも何でもすればいい」 いつか周に言われた>>1:358言葉だ。 懺悔した所でどうなる。許してもらったところで。 見捨てた過去を自分が許せるのか。答えは「否」だ]
その時は…お前かサミィが俺を楽にしてくれないかな。
[その言葉はあながち冗談でもなかった。 今も覚えているということは、どこかでそれをいつも望んでいたからだろう*]
(113) 2014/02/12(Wed) 12時半頃
|
|
[例えばそれが、幼い憧憬の対象であった真弓でも。 小さな自分をすら女の子扱いしてくれた理依でも。 霧のように寄り添い体温を分けてくれた明之進でも。 穏やかで繊細で、顔を見ると少しだけドキドキした零瑠でも。
誰よりも長く、誰よりも近くにいて、 きっとお互い、誰よりも仲良しだったと思っている 大切な、大好きな──リッキィでも。]
(114) 2014/02/12(Wed) 12時半頃
|
|
待っていてね、お兄ちゃん。 ボクがちゃんとみんなを解放してあげる。
…──それで、
全部の贖いが終わったら、 “そっち” で会おうね?*
(115) 2014/02/12(Wed) 12時半頃
|
|
―城の外―
[学帽を目深に被った少年が、とある街の小さな診療所を訪れた。近くの公衆電話から電話をかける。]
兄が! 背中に割れたガラスが刺さって! お願いします! 血が、血が、止まらなくて、早く――たすけ、て……
[診療所のすぐ近くまで来ているからと訴え。
治療鞄を持ち、駆け出して来た医者をにこやかな笑顔で出迎えた。*]
(116) 2014/02/12(Wed) 13時頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
8日目
9日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る