241 線路上の雪燕
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2015/11/30(Mon) 19時頃
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[ 異国の女性は心底困った様子で、いきさつを説明する。>>83]
切符泥棒………って、 まさか、
あなたが、ですか?
………まさか。
[ 初めて聞く話だったが、いかにも大げさに驚いて見せた。]
(85) 2015/11/30(Mon) 19時半頃
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[ ペラジーは信じられないという表情で、車掌をまじまじと見つめる。 上から下まで視線を走らせると、不愉快になったのだろう、車掌の瞳が鋭くなり、口元は引き結ばれた。
ペラジーは構わず続けた。]
こんな目立つ衣装で切符泥棒を?
まさか、あなたは 本気で そう考えているのですか?
[ 挑発的に“本気”を強調した。]
(86) 2015/11/30(Mon) 19時半頃
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[ 直後、ペラジーは車掌に顔を近づけ、そっと囁く。]
近場の駅ではなく、 も っ と 上 の ほ う に 問い合わせたほうがよろしいのでは。
この衣装、本国ではとても高い身分を表すものです。
………失礼ですが、あなたの立場が………。
[ 心配顔でそう告げると、車掌はどう反応しただろうか。]
(87) 2015/11/30(Mon) 20時頃
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[ホームを歩く途中、見かけた小さな姿と――例の罵声。>>49
剥き出しの悪意を若い娘に向け、罵る群集の無恥には呆れるほどだ。 そして、いわれなき蔑視を塗り替えるだけの評価を受けられない故国の現状に、歯噛みする。
割って入ろうと近づいたところで、雰囲気が幾らか変わった。 彼女と話していた青年が、なにか反論したのか。そういう感じではあった。
この国も、捨てたものではない。 彼女について列車に戻ろうとする青年の様子に、微か、口許を緩めた]
……慣れなくて、当然ですよ。
[すれ違いざま。愁いのある瞳に、呟かれて。>>73]
でも、百の悪意を受けても、一つの善意で救われることもありますから。
[と、異国の青年に視線を向けて、続けた]
(88) 2015/11/30(Mon) 20時頃
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クラリッサは、ペラジーに微笑み返してから、
2015/11/30(Mon) 20時頃
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まあ、大丈夫よ。 サラグニッドよりは……マシな……はず? わ!
〔ふわり、車内に入り込んできた夜風に、 びくりと肩を震わせてから「なんてことないわ」と少年にもう一度笑う。>>70
先ほど聞きそびれた名前を聞いて、口内で反芻した。〕
ペラジー……デュランテ。 (不思議な響き!)
うん。本当に暖かいところよ。海も青くて綺麗だし。 スウェルグは海産物がとってもおいしいから、 ぺラジー君もきっと気に入ると思うわ。
〔そんな返事をした。〕
(89) 2015/11/30(Mon) 20時頃
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[ 車掌が決めかねてぐずぐずしているなら、さらに言葉を続ける。]
それにしても、切符泥棒がいるだなんて……。 詳しく聞かせてください。
車内で盗まれたのですか? それとも、どこかの駅で?
三等車両は満員でしたね。 ニズの駅ではずいぶん大勢の人が列車を出ていました。
駅のフェンスは子どもでも簡単に飛び越えられる高さでした。 駅員の目が届いていたようにも見えませんし……。
**
(90) 2015/11/30(Mon) 20時頃
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[櫻子にかけた言葉は、半ば、自身に向けたものでもあった。 正義感か義侠心か親切心か、ともかく良識と呼ばれるべきなにかに基づく青年の行動は、同じ悪意に曝される自分をも救ったのだ]
――ありがとう。 君たちの国を嫌いにならずに済みそうだ。
[やはりすれ違いざま、故国の言葉で青年に向かって呟いた。 意味はわからないだろうが、別に構わない。自分の気分の問題だったので]
(91) 2015/11/30(Mon) 20時頃
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〔それから、どのような話をしただろう。
もしかしたら、話の流れでスウェルグに祖母の経営する料理店があるのだ、と言ったかもしれないが、定かではない。
なんにせよ、不思議な雰囲気の少年と幾らか言葉を交わした後、シェリーは音楽に誘われるようにして駅へ降り立ち、土産屋へと向かったのだった。**〕
(92) 2015/11/30(Mon) 20時頃
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[幾らか明るくなった気分で、そのまま駅舎を眺めて歩く。 食堂車を利用できるほどの余裕がない乗客の胃袋を狙ってのことだろう、軽食や飲み物などを扱う売店も多い。 多数の乗降客目当てだろうか、音楽を奏でるものもいる>>68ようだが、駅舎内での芸は保安上どうなのだろう。
そんなことを考えながら適当な売店を覗いてみると、そこは土産物を扱う店のようだった。 幾人かの客のいる店内を、見て回って。 土産を選んでいるのか、少女の真剣な様子>>69に、つい笑みがこぼれる。 どこの国でも、子供は悩みがなくていい――いや、当人にとっては、真剣に悩んでいる真っ最中なのだろうけれど]
(93) 2015/11/30(Mon) 20時半頃
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[ 憂い顔と、左手に嵌めた大きな金の指輪――シグネットリングであることは、その複雑な細工からわかるだろう――を見せつつ、ペラジーは車掌から切符泥棒の話を聞き出した。
車掌が異国の少女の無罪を完全に納得したかどうかはわからない。 だが、厳しい表情を保ちながらも、その目が泳いでいることをペラジーは見逃さなかった。
一等車両の乗客が通りかかり、このまま廊下で押し問答する愚を悟ったせいもあるだろう、車掌は短く挨拶すると、そそくさと立ち去る。
ペラジーは少女に向き直り、声をかけた。]
災難でしたね。
**
(94) 2015/11/30(Mon) 20時半頃
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[「仕立て」通りにことは進行しているが、先ほど飲み込んだ——文字通りに——伝言を思い出し、シビルは憂鬱なため息をついた。 蒸気機関車が定刻通りに終着駅へたどり着くなら、思惑通りの物語が完成できるだろう。シビルが望むにしろ、望まぬにしろ。]
…………。
[思考が泥沼につかるより先に、シビルはふと現実へ帰ってきた。 >>54 子どもが、シビルの潜む物陰をのぞいたからだ。]
(95) 2015/11/30(Mon) 21時頃
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…………………………。
[何事でもないような手つきで、錠剤の入った小瓶をトランクケースの奥深くに隠しこむ。 >>56 子どもは興味が涌かなかったのか、もはや体ごと別の方を向いている。
誰かとはぐれた、と判断するには、あまりにみすぼらしい風体の少年だ。 どちらかというとストリートチルドレンのたぐいだろうか……と思い込みかけて、今までの過ちが頭にフラッシュバックする。 だが、さすがにサイズのあわぬ外套を着た少年を、何かと間違えることはないだろう。……おそらく。
こちらに興味が無いのなら、それはそれで良いと彼の存在を無視しようとしたシビルは、ふと通りの向こうを見て少し固まった。]
………………。
(96) 2015/11/30(Mon) 21時頃
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[古ぼけた記憶の端を苦々しい思いで取り出して、勘違いであれよと願う——しかし、用心にこしたことは無い。 シビルは足を踏み出して、通りに背を向けるようにしつつ少年に話しかけることにした。]
…………チャールズ、あちらで大道芸がやっているぞ。
[遠い昔に異国に渡った知人の名を少年にあてがって、適当に呼ぶ。 彼の背を押すようにして歩かせながら、大道芸の華やかな盛り上がりのある方へと向かった。 ――通りの向こうの人物が、もし想像通りの人間ならば、早く距離を置きたいという思いだけで。
駅前で見せ物を覗き込もうとする人の群れに合流しようと歩きながら、少年にちらりと見下ろすと、彼に届くか届かないかの囁きを。]
…… …… …… ……。
[「少々、つきあってくれ」
――もしもこの少年が、利用されることへ不安か憤慨を抱き、騒ぎ立てるならば…… ……つまりそれが神のご意志ということだ。]
(97) 2015/11/30(Mon) 21時頃
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わかったありがと。お世辞でも嬉しいわ。
[紳士の言葉に慣れないウインクで応じつつ。>>5 もしもあの少年にまた会えたのなら、 先走っていきなりさっきはおトイレ行ってたのか、と、 聞かないように気をつけなきゃーねとほんのり思う。
――まあたぶんだいじょうぶだと思うけど!]
……。
[伸ばされた手は途中で止まる。 それもまた予想外というか今の自分の顔を鏡見て確かめたくなったというか。 さぞかし嫌そうな顔でもしていたのだろうか。 こういうのも普通に旅の思い出になるというのにもったいない]
優しいのね。いいわよ別に。
[伸ばしたままだと癖が目立つからってひとつにしばっている赤い髪は、 車窓から差し込む光を受けてなお鮮やかに]
(98) 2015/11/30(Mon) 21時頃
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[無事に大道芸のにぎわいに合流したのなら子どもと別れ、人にまぎれて場をやり過ごし、発車時刻までには雪燕に戻る予定ではあるが——**]
(99) 2015/11/30(Mon) 21時頃
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……ふうん。ちょっとかあ。
[思わず二人の男性を見比べてしまう眼差しに悪気はない。>>6 ただ、立場とか違いすぎてそうな二人だとしみじみ思っただけで。 視線は顔や衣服だけでなく靴にも向いていた。 人柄はまず靴に表れる。親父殿の教えである]
先は長いもんね。 ……ではまた、お会いできることを祈って。
[手は振らない。 見上げる眼差しに知らず知らずのうちに期待の熱、と呼べるものをこめただけ。 狭い廊下。うっかり勢いつけ過ぎて壁にぶつけたら痛いし。 ちょうど実に痛そうな光景を見たばかりだし。>>7]
(100) 2015/11/30(Mon) 21時頃
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[ ――結局どうしてこっち来たのか訊きそびれたなあ。
まあいいや、とこぼしつつ、ふと思う。
旅の醍醐味、という言葉は、 果たして彼らにも等しく当てはまっているのだろうか、と*]
(101) 2015/11/30(Mon) 21時頃
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〔つい、と視線をあげた先。 スーツに身を包んだ紳士――この国の人間では無さそうだ――が、こちらを見て、生真面目そうな顔にふっと微笑を零していた。>>93
――何か変なことしちゃったかしら?
シェリーは首を傾げて、手にしていた
ニズの近くで摂れるハーブティーのパックと、 これまたニズ近くの養蜂家がこさえた蜂蜜とを見て〕
ねえ、ねえ。そこの素敵な紳士さん。 私、迷ってるの。知恵を貸して頂戴。 ハーブティーか蜂蜜だったら、あなた、どっちがすき?
〔自分では決められないから、紳士が好きと言った方をお土産にしようと思ったらしい。*〕
(102) 2015/11/30(Mon) 21時頃
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― 一等車両内 ― [異国の少女、櫻子は、イアンにより立ち上がる。 ほっと安堵の息を洩らし。>>48ふと、車内に戻る白フードの彼が同じように彼らを見て居ることに気づけば、何をやっているんだ。と自分を笑った。
帽子を取れば、ぐしゃり髪を崩す。 妹にいくら似て居るからといって気にし過ぎだろう。
妹に差し出した手が、被ったのは自分のではない、…二人手に取った男のものと重なり。思わずカーテンを閉めてしまった。だから、その後の騒ぎには気づかなかった。
見るべきものには、何時だって気づかず。>>76>>49]
兄が居ると言っていたな。
[俺とは違ってその男は本当に紳士なのだろう。 自虐めいた笑みを浮かべ、だが、自分なら妹をこんな異国の地に一人としないと思うのだ。 自分はもう二度とあんな間違いを……。思わず唇を噛みかけ、はたりと気付き、頭を小さく振った。]
(103) 2015/11/30(Mon) 21時頃
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[黒い礼服を脱ぎ、鍵をかけた鞄から取り出した衣服と布鞄。 色眼鏡をかけ、付け髭を付け、髪を崩して服装を変えれば何処にでも居るような優男に変わる。
整った顔というのは、特徴の無い顔でもあり。貴公子然とした笑顔を無くし、不機嫌そうな表情を浮かべればルーカスという名乗って居た上流階級風の男は何処にも居なくなる。]
さて、後は……。
[ちらり車内の廊下の様子を伺えば、誰も居ない。 それは丁度、彼女が自室に戻った頃で>>73車掌が訪れる少し前のことだっただろう。だから、また男は気づけなかった。――妹が、悪意に晒されたあの時のように。*]
(104) 2015/11/30(Mon) 21時頃
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― ホーム ― [一人の優男が、ホームを抜け。駅のトイレへ向かう。行きかう人々は気にもしない。貴公子然とした上流階級風のルーカスとは違う。何処にでもいるような、男を気にする連中もおらず>>69>>93土産物屋横をすり抜けて
向かったトイレ内。 布鞄から取り出したのは、女性ものの化粧品。 顔に化粧を乗せれば、女性に見えるように化けていく。特徴の無い顔は紅が乗りやすく、目立つ喉仏と短髪をベールで隠し。目立つ男の身体はゆったりとした服で覆っていく。履く靴は高く
――違和感は覚えるだろう。
だが、之で良い。先ほどよりも更にルーカスという男から遠ざかり。大柄の女が其処には立っていた。]
グロリア、…にはもう似ないか。
[そっくりであったのは、10代後半に差し掛かるまで。 随分と歪になってしまった。見るだけで違和感を覚え、喋れば、男であることはすぐにばれるだろう。
だから、此処からは慎重に行かなければいけない。 動くのは、ほんの数刻。 其れに誰も紳士然とした男だとは思わないはず、先入観だ。男だと気づいても、上流階級風の彼だとは予想もつかないだろう。]
(105) 2015/11/30(Mon) 21時頃
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[直ぐにルーカスに戻ればよいのだから。 歩く姿を大股から小股に変え。
もう一度、雪燕へと向かう。 其処に居る車掌の一人に見せるのは二等車両の切符。 一切しゃべらない大柄の女、推定を胡散臭げに彼は見て居た。もう少し時刻が違えば、止められたかもしれない。だが、その車掌は今、一等車両に居て>>90。
何か騒ぎが起こっているらしく目線はそちらへ向かっているのも、また好都合だった。すっと中に入れば、二等車両の席に。それは、発車前。男からすった切符の座席ではなく―――。]
……。
[ある計画の為。鳩の鳥かごがある席を覗き、其処に居るはずの彼が不在かどうかをまず確かめようとしただろう。**>>12]
(106) 2015/11/30(Mon) 21時頃
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― 回想・ニズ駅ホーム ―
……九重様。
[慣れなくて当然>>88。そう言う九重の口元には。 櫻子の心を見透かしたような微笑みが浮かんでいた。 はたと櫻子は気付いてしまう。 きっとこのお方は、自分よりも何十倍も何百倍も。 その悪意の矢面に立ってきたのだろうと]
ええ、そうですわね。
[続く九重の言葉に。櫻子は微笑み、イアンを見遣った。 今日だけでたくさんの善意を櫻子は施された。 もちろん、その中の善意には九重も含まれている]
(107) 2015/11/30(Mon) 21時半頃
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九重様はやはり。お優しい方ですのね。
[ふっ、と櫻子の頬が緩む。笑顔の華が咲いた。 ありがとう>>91、と。母国語で呟かれた感謝の言葉は。 きっとイアンには理解できなかっただろうけれど。 櫻子には、確かに聞こえたのだった*]
(108) 2015/11/30(Mon) 21時半頃
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― 現在・一等車両 ―
……あ、あの。
[挑発するようなペラジーの口調>>86に、櫻子は狼狽える。 車掌を怒らせはしないかとハラハラしてしまった]
え。
[ペラジーが車掌に何かを囁いた。 さっと車掌の顔色が変わる。 「本国では」「高い身分」「あなたの立場」>>87 ―――断片的な単語が耳に入ってきた。 なにを言っているかは、櫻子にもおおよそ理解できた。 それから先はペラジーの独壇場だ]
(109) 2015/11/30(Mon) 21時半頃
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[ペラジーに矢継ぎ早に発せられる質問>>90に。 すっかり車掌はたじたじになってしまう。 ペラジーの左手にはめられた指輪をちらちらと車掌は確認すると。 やがて短く挨拶をして、そそくさと去っていくのだった>>94]
あらまあ。
[意外な展開に、櫻子は目をぱちぱちさせてしまう]
ありがとうございます。わたくし、櫻子と申します。 なんとお礼を言えば宜しいか……。
[少し思案する表情を見せてから]
ひょっとして。 以前からわたくしのことをご存知だったのですか?
[断片的な単語から類推するに、本国での櫻子の立場を使って車掌をおどかせてみせたのは間違いないように思われた**]
(110) 2015/11/30(Mon) 21時半頃
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…ッあ、
[踏み出す気配>>97。 振り向くと先程の人物がすぐ側に居て、 一転、恐怖感に満ちた息を吸い込んだ。 もしや、自分の事を人伝てに聞いた者だったか。 その憶測は、自分に『付けられた』らしい名前で一時的に棚に上げられる。 人が呼ぶ名でも、同類に呼ばれる名でも無い]
………あ、の
[手が背に当たる。緩やかに、押し出される。 歩の角度を読む前に行き先は提示されていた。 ここら一帯で一番賑やかな人集り。 少年は手の主を自分の肩越しに見上げる。 思考が蠢きだし、囁かれた声は予想と遠い物ではなかった]
(111) 2015/11/30(Mon) 21時半頃
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― 回想・コパートメント ― (>>72続き)
[ 次にシェリーという女性に出会ったら、このオルゴールを渡してみようかと思う。
田舎の村の集会場に誰かが持ち込んだオルゴールは、古い上に、そう高価なものではない。 だが、ハート形を並べた素朴な木彫りの箱は、本来、彼女のような若い女性の小物入れとして作られたのではないだろうか。
乗車口近く>>66で彼女と交わした会話>>89、>>92をペラジーは思い出す。]
(112) 2015/11/30(Mon) 21時半頃
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…ね、僕、知ってるよ。 あれさ、ジャグリングっていうんだ!
[きゅ、と袖先を掴み、かぶりを振って もう一度見上げた顔は、満面の笑み。 朗らかな割に、その声は雑踏の中ではあまり浮かない高さと大きさだった]
あ、ねえねえねえ、火、付けるみたい! 早く行こ、小銭持った?
[そう言って控えめにその袖を引く。 口角をつり上げてもう一度にんまりと笑みの形を作れば、 大道芸に向き直って、それ以降顔を合わせる事は無い。
人々の視線は高らかに口上を上げる芸人達に注がれている。 あそこなら、そしてこの『保護者』が一緒なら––––目立つ事はないだろう]
(113) 2015/11/30(Mon) 21時半頃
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― ニズ/18:30 ―
[夕焼けは、実のところあまり好きではない。
だから個室にカーテンがあるのはありがたいと言えたし、 夕焼け空なんか見上げないように夜になるまで部屋に閉じこもる算段もあったが、 結局雪燕を降りて、ゆるゆると、辺りを見回していた。
喧噪に混じって鐘の音が聞こえる。>>50 駅前に出れば、聖堂の時計台の鐘が定刻を報せたのだと自然と知れた。 夕陽に照らされる青い屋根の建物を覗きこめば、 トランクを引っ張った人も幾人か、神様へと祈りを捧げていた。 キャロライナも静かにそれへ倣う]
(114) 2015/11/30(Mon) 21時半頃
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