162 絶望と後悔と懺悔と
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[すると吸血鬼が尋ねた。 この幼子と、少年自身。
――どちらを助けて欲しいかと。
苦痛に歪められていた顔から表情が落ちた。 それはある種、平素の表情に近付いていた。 ただ、指はがりりと地に爪を立てる。]
(86) 2014/02/08(Sat) 02時頃
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…………その子を、放し、て。
[絞り出した声に、吸血鬼はたいそう満足げに微笑んで、
(87) 2014/02/08(Sat) 02時頃
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[掲げた幼子を無惨に引き裂き血を浴び啜ったのだ。]
あ
[そして血で潤した唇で言う。 泣き声が煩くて血の量も全然足りない方を 残しておいてもしょうがないのだと言う。
答えを聞く前から結果は決まっていたと言う。]
――ぁ
う……!!
[土を握り締めて、そうして、 そこから先はよく覚えていない。*]
(88) 2014/02/08(Sat) 02時頃
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ちゃんと悲鳴はあげられるようだな。 物足りないが、私の復活の祝いとして受取っておこう。
[苦痛の声>>84に漸く満足したように砕いた足を離す。 だらしなく地に落ちたままになるかと思ったが、 気丈にも残る足が反撃を試みてきた]
隊員の鑑だな。 その気丈さに免じて。 これ位で許してやろう。
[反撃を試みたその脹脛に忘れぬ痕を付けようと爪を立てた]
(89) 2014/02/08(Sat) 02時半頃
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[不覚にも意識が途切れたのは 大腿骨の破壊される音をあたりに響かせてからのこと。 周りの隊員たちや子供の声は聞こえず、 ただ、金色の吸血鬼の声だけが耳に残る]
(雛たちも全て守ると誓ったのに)
(また、守れなかった)
[意識が戻るのは敗北を味わった、数時間後**]
(90) 2014/02/08(Sat) 02時半頃
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…! アヤ――!
[僕はアンゴにーさんみたいな人――白いロングコートを着た人がアヤを抱え込んでいるのを見つけた。>>79
よかった。 アヤの無事を確認できただけで僕はもう膝から崩れそうだった。 でも、でも、僕もそっちに行かないと。
その時、目の端で白が赤に塗り替わる。>>79 アヤに、明にーさんに、涼にーさんが何か言ってるのに気付いた時にはもう遅い]
(91) 2014/02/08(Sat) 02時半頃
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え、 ………あッ!
[僕はとんがった手に肩を切り裂かれて前のめりに倒れる。 そのまま足で踏みつけられてもう、動けない]
はなして、…………やだぁ、 いたい、おねがい、 アヤは、アヤのことはいじめないで……!
[次はアヤの番だと思ったから必死になって僕は求める。 そもそも言葉が通じるのか考えるより先にそうして、何度も「おねがい」とか「こないで」とかそんな言葉を眠くなるまで繰り返していた]
(92) 2014/02/08(Sat) 02時半頃
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そう言えば名を聞き忘れたな。
[敗北の傷を刻んだ後、意識を失った軍人>>90への 興味はもう無くなっていた。
そこらにゴミを捨てるように、傷を付けた足も放り捨てる。 その後は炎の爆ぜる音と悲鳴が溢れる建物を 散策する様に見回り、言葉にした通り土産を選び、消え去った**]
(93) 2014/02/08(Sat) 02時半頃
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[痛い。痛くて眠れないんだ。 撫でてくれないと、眠れそうにない。
そんな、痛くて赤くしかないまどろみの時間がふいに終わりを迎えた後。 僕の世界は再び滅んでしまった**]
(94) 2014/02/08(Sat) 02時半頃
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―7年前―
[孤児院に来て間もない頃だった。>>74 雨が降って、雨宿りをしたら随分止まなくて、 優しい手が迎えに来るまで動けなくなっていた。]
……おかあさん
[片手は零瑠の手を握り、もう片方の手は 色柄のきれいな、小さな縮緬の巾着をじっと握り締めている。
行先を問う声に。]
おかあさん。
[浮かべる顔は笑みと呼べるが、底に感情がないような、 使途不明と表せる淡いものだ。]
(95) 2014/02/08(Sat) 02時半頃
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[やがて孤児院の門が見えてくる。>>75 隣の、年上の少年が立ち止まるところに並んで止まり、 雨と赤、自分よりももっと酷くずぶ濡れの幼子を見た。
じっと見ていた。隣で人が倒れるという異変が起きるまで]
……、……!
[零瑠を見た。幼子を見て、もう一度零瑠を見た、その結論は、 零瑠の頭を撫でて幼子に傘を差し掛け、 孤児院に駆け込んで助けを求める事で。
その幼子が養母に助けられ、ベッドで目を覚ますまで、 訳もわからず枕元に突っ立っていた*]
(96) 2014/02/08(Sat) 02時半頃
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[リカルダを追いかけられずにいて。 しかし、手に両手で縋りついて来る子らのことを思えば、ぎゅっと握り返して、逃げ出した。
煙の匂いと、鉄が錆びたような匂い。 それが、血の匂いだと気付いたのは、炎と違う赤が目に入ったから。
離さないように、手を握って逃げて。 助けを求めようとして、走って。
意識は、そこで途切れた。*]
(97) 2014/02/08(Sat) 02時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/08(Sat) 03時頃
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[意識を取り戻すまで、夢をみていた。 それが、どれ位の間だったのかは分からない。
長かったのか、短かったのか。 ただただ、昔の夢をみていた。**]
(98) 2014/02/08(Sat) 03時半頃
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― 帝都・守護部隊隊員養成所 ―
[訓練所の朝は早い。 そして、彼も早かった。
けれど、だからすぐに動くわけではない。 しばらくは、ぼんやりと、布団の中で下を向いて……。
そこに何も雫が落ちなくなってから、のそり、顔をだす。
二人部屋、同室者の姿はそこにあったか**]
(99) 2014/02/08(Sat) 08時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/08(Sat) 09時頃
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[回想
ぼんやりとしたまま、マユミが連れられサミィが気絶した様子を見る。
アヤと外に行こうといったり、円のお嫁さんを謹んで辞退したり そして、ただ周とサミィを探しにいっただけなのに なんで、こんなことに
自分がマユミを気にしてたのは多分サミィが気にしていただろうからだ。 だから、消えない罪悪感から2人が仲良くして一緒にいればいいなと思っていて 綺麗な子だったから、目はいってしまったけれど]
(100) 2014/02/08(Sat) 09時頃
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[「皆をお願いね」という言葉>>69 脳裏に過ぎったもの>>68 そしてきれいなきれいな、宝物のようなきんいろ。
だから、自分は自分から言った。 「連れて行ってほしい」と。 きっと自分は殺されない。その時はそれだけがすがれる唯一のもので]
絶対、戻るかんな!それまでもう掴まんなよ!
[その言葉の意味を聞こえていたならサミュエルはどうとっただろう。 そしてそれがまだ人だった頃、サミィにかけた最後の言葉だった*]
(101) 2014/02/08(Sat) 09時頃
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― 帝都・守護部隊隊員養成所 ―
[目が覚めたのは養成所内部の病院 真っ白の清潔そうなベットに寝かされていた]
わたし、しっかりと抱きしめていたはずなのに…
[ジョージのお顔はどこにいってしまったのか]
かえして、ねぇ かえして!
[泣きじゃくって必死で叫ぶのに看護婦はそれが何の事だかわからずに困ったように首を傾げるだけだった]
他の子たちは?孤児院の仲間たちは?
[他のみんながどうなったのか、混乱の中でよく覚えていない。この質問は看護婦さんにも通じたみたいなのに
いまはゆっくり休みなさい
優しそうに笑いながらそう返事するばかり]
(102) 2014/02/08(Sat) 09時半頃
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[吸血鬼にとっては取るに足りない破壊だったかもしれないが>>0:449。まだ子供のマドカには酷い衝撃だったらしく、あちらこちらに怪我を負ってしばらくは安静に…という事だったらしいが。 体の痛みよりも何より、それから毎日見る夢にうなされた]
(103) 2014/02/08(Sat) 09時半頃
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─ 孤児院 ─
[>>)2女の爪は過たずリカルダの肩を切り裂いた。
花吹雪のように鮮血が散り、地面を赤く染める。]
はなして……! はなしてぇぇぇ!!!
[叫びながら、非力で小柄な躰がいくら暴れようと 屈強な守備隊員の腕は解けない。 が、運ぶには支障を来すその荷物を大人しくさせる方法に 守備隊員は手刀を選んだ。
首筋に感じたのはごく軽い衝撃。 踏みつけられるリカルダを泣きそうな顔で見ながら 少女の意識はそこで一度ぶつりと途切れた。]
(104) 2014/02/08(Sat) 12時頃
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[孤児院を舐め尽くした炎は 轟々と音を立てて窓という窓から赤い手を伸ばす。
撤退を開始した守備部隊の一人の腕の中、 目を覚ました少女が見たものは 炎に包まれ黒煙を吹き上げる我が家の姿と、 地面に転がった誰のものとも知れぬ無数の屍体と──
──ジョージの首。
自分たちを守ってくれていると信じていた 黒い門が遠ざかるのを眺め 少女はまた意識を失った。]
(105) 2014/02/08(Sat) 12時頃
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─ ─
『贖いをなさい』
[女が言った。 流れ落ちる黒髪の、美しい顔をした女だ。]
(106) 2014/02/08(Sat) 13時頃
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『贖いをなさい──菖蒲』
[女は──母は繰り返した。
──違う。 これは鬼だ。
母ならこんな風に、 父の首を抱えて穏やかに笑ったりはしない。
だから──これは鬼。 母の顔を真似た、怖ろしい鬼なのだ。]
(107) 2014/02/08(Sat) 13時頃
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[夜風が強く吹き付け、桜を舞い上げる。 少女は眼を瞑る。 鬼も──鬼が抱えた首も、一瞬視界から消えた。
眼を開けた時、少女の手には一振りの小刀が握らされていた。 鬼は小刀を握らせた少女の手を上から握りこみ]
『贖いなさい』
[また、そう言った。
鬼が近づくと、生首の──父の白く濁った虚ろな眸も近づく。 少女はそれが厭で、首を振る。]
(108) 2014/02/08(Sat) 13時頃
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[母が──違う。鬼が首を捨てた。 父の首が転がってゆく。 首はすぐ傍の桜の木の根本で止まった。
少女はほっと息を吐き出す。
一瞬意識の外へ追いやられていた手が持ち上げられる。 小刀を握らされていた右手が。 少女の意志に反して、鬼に導かれ。
──鬼の喉を、貫いた。]
『贖いなさい菖蒲。
───産まれて来たことの罪を』
[鬼は──微笑っていた。]
(109) 2014/02/08(Sat) 13時頃
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─ 春雨の降る日 ─
[孤児院の養母に助けられてすぐ、少女は気を失った。
目を覚ました時、最初に見えたのは着物の少年>>96 自分を見下ろす眼差しの空ろに、何か──記憶を刺激されて 少女は片目を瞑って、こめかみに走った痛みをやり過ごした。
菖蒲──。 その時浮かんだ名は、すぐに記憶の底に沈んで行った。
そんな名前は知らない。 その名は酷く怖ろしいものだ。
自分は──そんな名前では呼ばれていなかった。
目を覚ました少女に気付いた少年が養母を呼びに行ったか あるいはその場で名を尋かれたか。 だから少女は、もう一度『あや』と繰り返した。 哀しいことの起きる前、呼ばれていた二文字を。]
(110) 2014/02/08(Sat) 13時半頃
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[まだ冷たい春の雨に長時間晒されていた幼い躰は、 それから数日、高熱に苦しんだ。
再び目を覚ました時には、 微かに残った朧気な記憶さえ真っ白に塗り潰され、 生まれたての赤子のような無垢さで、 歳よりも幼い笑みを浮かべ、傍にいた人の手を握った。*]
(111) 2014/02/08(Sat) 13時半頃
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[柔らかに過ぎて行くパステルカラーの日々を、 暴力的なまでに鮮やかな赤が嘗め尽くしてゆく。
黒鉄の門も、庭に生える草木も、血と炎に飲み込まれた。
リッキィが泣いている。 いつもはしっかりもののリッキィも 一旦泣きだすと、撫でてあげなければ眠れないのに。
どうして離してくれないの。 彼女の傍に行って、その手を握ってあげないと。
わたしは──“また”、失ってしまう。]
──…!!
[夢の中で伸ばした手は、現実の空を掴んだ。
そこは寝台の上。 目の前に広がる景色は、いつもと違う見知らぬ天井──。]
(112) 2014/02/08(Sat) 14時頃
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― なまえ ― [ここにきたのは物心ついてから、 突然たくさんの家族が出来た。
とにかく自分は世間知らずで、 あまり外で駆け回ったり遊んだりしたことなどなくて、 はじめは慣れないことばかりで、とても戸惑っていた。
だから一人の女の子と共通点を発見したのが嬉しくて、 全力で一緒に遊んでそれから孤児院に馴染んでいけたのだと思う。彼女の名前にそんな小さな意図があったのかは、わからない>>78
弓矢ごっこ、はびっくりしたけど、 はじめて抱えた小さな子は、あたたかくてやわらかくて、 とても優しい気持ちになれた。 あの橋の向こうにいるという顔も知らないきょうだいとも、 いつかこんな風に遊べたらいいな、と思ってた*]
(113) 2014/02/08(Sat) 14時半頃
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―回想― [何が起きているのか、 目と頭に薄もやがかかっていたようだった。
先ほどまでの食堂でみんなの帰りを待っていたのに、 絢矢に手を引かれて食べかけのシチューもそのままで。
外に――あの橋の向こうに行きたいなんて、思っていたせいだろうか。まるで自分が吸血鬼を喚んでしまったような、そんな気持ちになっていた。 行っちゃだめ、と引き止められた手の感触がずっと残る。 真剣な表情の絢矢の言葉に、いつになくしっかりと同意を示した明乃進の頷きも]
[守備隊の軍人さんたちもやられてしまったのだろうか、 安吾はどうしたのだろう、ジャニスの白い軍服はもう紅く染まってた。あの黄金の闇のもたらす絶対的な畏れ、抵抗しても適うわけが無い。 >>52 視線が向けられただけで、動けなくなる。 あれは人間の捕食者で、自分たちはその前に圧倒的に無力なのだ]
(114) 2014/02/08(Sat) 14時半頃
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[今、彼らが去るのであれば、 少なくともサミュエルはここで殺されない。 制服のスカーフをはずして、踏みにじられて傷ついた彼の手に巻いた。
――制服を着始めた頃から、 女の子だから、そんな扱いをされ始めたようで、 すこし、さみしかったのを思い出す。
キャロラインや、円や、リカルダや、明乃進や、涼平や、直円、 近くにいたみんなと小さな子たちは、いつの間にか見えなくなっていた。
戻らなかった零瑠は、どうしのだろう。 こんな風に血を浴びてしまったら、どうなるか。 周は我慢できただろうか、抵抗したらきっと簡単に殺される。 絢矢はここからちゃんと逃げられるだろうか、 外へ出るのもあんなに怖がっていたのに。
何も出来ない、運命に手は届かない、 無事を祈ることも意味があるのか、わからなくて]
(115) 2014/02/08(Sat) 14時半頃
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