236 【誰歓】 悪魔の月の嗤う夜 【特殊騒動】
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― 黄金の林檎亭/2階角部屋 ―
[階段を上がって廊下を歩く。 一番端の部屋が借りている部屋だ。
扉を開ければでていった時のままの部屋が見える。 すぐにははいらずぐるりと室内を見渡し。 不自然に増えているものや動いたものがない様子を確認して、室内へと足を踏み入れた。
亭主のことは信用してはいるが、なにがあるかはわからない。 一人になってしまったこともあって、過剰に警戒気味だった]
――ふう。
[ちいさくため息をついたところで、湯の張られたタライが部屋へと持ち込まれる。 感謝とともにタライを受け取り。
床においてから、扉の鍵を閉めた]
(78) 2015/08/22(Sat) 21時半頃
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[エールをひとくち呷って、酒場内に視線を巡らせる。
どうということのない、普通の酒場。客層も、良くも悪くもないようだ。 傭兵どもがたむろし、陽の光の下では出歩けないような連中も顔を出すような、最底辺というわけでもない。 典型的な、よくある街の酒場といったところだろうか。
だが、だからこそ、その姿>>70は目立った]
……、……?
[一見して、こんな場所に顔を出すようには思えない女だった。 純銀を細糸に紡いだような髪が、目をひいた。
仕立ての良い深緑のローブを羽織って、静かに食事をとっている。 ナイフとフォークを動かす手つきも、酒場でそうそう見かけるようなものではない]
(79) 2015/08/22(Sat) 21時半頃
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[ローブを脱ぎ、シャツに手をかける。 動きを阻害する痛みに顔をしかめるものの、怪我した当初よりはましになっているかと思いなおし。 脱いだ服をまとめて椅子にかけておく。
するすると汚れた包帯を解き、タオルをお湯に浸して体を拭いていく。
怪我をした後、あまり食べられなかったせいでもとから肉の薄かった体がさらに薄くなっている。 もとよりあまりなかった胸も小さくなった気もするが、一人であるうちは主張するものなどないほうがいい。
汚れを拭っていけばまだ血のにじむ箇所があるのか、湯がほのかに色づく]
……まだ治りきらないか。
[わかってはいても思いため息をつき。 身を清め終われば、薬を塗って包帯を巻きなおしていく]
(80) 2015/08/22(Sat) 21時半頃
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─街中─
[墓地から戻ると、その足で目当たり次第に店を回る。 入った肉屋の主らしき太った女は、男の求める物を聞くとあからさまに薄気味悪そうな顔をした。]
「黒い雄鶏……?生きてる鶏なんて置いてやしないよ。」
[心当りもないかと訪ねてはみたが、何処の店でも良い返事は無かった。 もう何軒になるのか、店の軒先で大袈裟な溜め息と共に肩を落とす。]
……仕方ねぇな。諦めるか。
「あんた、生きた雄鶏なんて何に使うのさ?」
[怪訝そうに問う肉屋の女主に、気だるげな笑みを浮かべて応える。]
(81) 2015/08/22(Sat) 22時頃
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決まってんだろ。悪魔祓いだよ。 あんたの店も祓ってやろうか。 ……なんか憑いてるかも知れねぇぜ?
[“悪魔”と聞いた途端、相手の顔が青ざめるのが解った。 男の言葉を、ただのからかいとは受け取れぬと言いたげに。 それきり目すら合わさず何も言わずになった肉屋の女の様子に鼻を鳴らして笑うと。店を後にする。]
(82) 2015/08/22(Sat) 22時頃
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……、
[エールのジョッキを手にして、腰を浮かせた。数歩、その卓へ向かう。
あれだけの器量を備えた女が、こんな酒場の隅で食事をとっている。 明らかに、訳あり。どこぞの貴族様か王侯の娘の忍びか――いずれにせよ、情報を集めておいて損はない]
――もし、失礼。 お一人のようなら、少しばかり、相席しても?
[聖職者の装いのまま、にこやかに笑顔を浮かべ]
教会の命で、この街に来たばかりでして――、 貴女のお食事が済むまでで構いませんので、お話など伺えればと。
[さて、銀髪の女は、どう応じるだろうか]
(83) 2015/08/22(Sat) 22時頃
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[包帯を巻く箇所は未だ減らず。 先ほどといたのと同じ場所にまきなおしていく。
白いシャツと、茶色のズボンを身に着けて一つため息を零し]
――疲れる。
[手当てだけでくたびれるようでは生きていけない。 だからこそ、この街にまだ滞在しているわけだ。
暫く休憩をとった後、部屋の鍵を開けて、汚れた水が入ったタライを抱える。 階下へとおり、宿の裏で汚れた水を捨てた後、亭主へと返すのが一連の流れだ]
(84) 2015/08/22(Sat) 22時半頃
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[振り返ることもなく鼻を鳴らした聖職者らしからぬ反応>>73 善人ぶった人間の裏など所詮こんなもの、言ってしまえばそれまでだが。]
[そこに何かを感じ取ってしまうのは選ぶ権利も無く日陰を歩んで来た者故か 覚えておこう、そう思って立ち去る後ろ姿を見つめていた。*]
(85) 2015/08/22(Sat) 22時半頃
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[そうして宿の中もう一人、目に止まる者がいたのは二階の廊下>>84 抱えるタライ、中身の色を見て、本人を見て。その事情を察すれば]
宜しければ、私が運びましょうか。
[微笑みを浮かべ歩み寄る。 貧弱な身体ではあるが、怪我人よりはマシであろう。]
(86) 2015/08/22(Sat) 23時頃
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[廊下を通る人>>86に気づいて、端へと身を寄せる。 けれど彼が向かってくるのがこちらだと理解すればゆるりと瞬き。 気遣う言葉に、小さく首を振る]
いえ、大丈夫です。
[一度断りを入れるものの、再度申し入れがあったならためらいがちに頷くだろう]
(87) 2015/08/22(Sat) 23時頃
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――酒場――
[ポテトとワインを口に運ぶ間も、人探しという名目上出入りする人物の様子くらいは、伺っていた。 けれど人を見る目は持ち合わせていないから、一目で怪しいと思わない限りは受け流して、変わらず取り立てて悪い人は来ていなさそうだと嘆息しただけ。 食べ切ってしまえば、もうここを出ようと思っていた。ついでに肉屋に寄って、自分のものでない食料を用意しよう。 でないと、宿屋に繋がれたままの可愛い連れが、宿の雌鳥を食べてしまわないとも限らない。]
――あら。 ええ、一人ですけれど。貴方も?
[少し前に扉を開けた聖職者が、目の前に立っていた>>83。 どうぞと向かいの席を示す。この出で立ちに警戒心など持とうはずもなかった。]
(88) 2015/08/22(Sat) 23時頃
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そう、教会のお仕事でいらしたのね。それは心強いわ。 わたくしも、この街にいつまでも悪をのさばらせておくなどなりませんと、ここに来たばかりですけれど。 本職の方がいらっしゃるのは、一番いいこと。
何か、力になれるかしら。
[食べる手をひとまず止めて、にこやかな聖者に同じくにこやかに笑った。]
(89) 2015/08/22(Sat) 23時頃
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そうですか?でも、…お辛いでしょう? 私には治癒の術などは使えませんが、少しでも助けさせて下さい。
[断られれば>>87困ったように眉を下げ少し迷う様子を見せてから再度申し出る 相手が頷いたなら、タライを受け取り昇ってきたばかりの階段を降りていこう。]
今、この街は大変ですから……
こういうことはお互い様、ですよね。
[怪我人の客が部屋に戻るなら一段下ってから、着いてくるなら降りつつ 気遣うようにちらりと巻かれた包帯を見て、そう口にしたか。]
(90) 2015/08/22(Sat) 23時頃
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ありがとうございます。
[優しそうな見た目の男>>90の手助けに、ためらいながら頷き、タライを渡す。 そのまま部屋に帰るのは申し訳なかったから、男について階段を下りていく]
ほんとうに、大変な状態ですね…… 街での被害も囁かれているようだし……
[男に合わせて丁寧な口調にしていたが、それもあまり続かずにすぐに崩れ。 気遣いにありがとうと控えめに笑みを向けた。
タライの水の処理を聞かれれば宿の裏に、と告げて。
宿の裏手にはそれなりにひろい土地と、井戸がある]
そこの溝で、中身を捨てて、洗って返すんだ。
(91) 2015/08/22(Sat) 23時半頃
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――ああ、これは、どうも。
[示された席>>88に、座って]
この店には、ええ、一人です。 この街には――とある、やんごとなき身分のお方の従者として。
[一人かどうか、との問いには。使い分けて、応じて]
力……と、いうと。
[探るように、目の前の、女の笑顔>89へ、問いかけを向ける]
(92) 2015/08/22(Sat) 23時半頃
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[ローブに包まれた肢体に、さっと観察を走らせて]
……治癒や攻撃魔法の心得が、おありですか?
[剣や槍、弓などを用いて戦うような肢体ではないなと、読んで]
(93) 2015/08/22(Sat) 23時半頃
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ええ。この前は、身寄りもない老婦人が被害にあったとか……。 一刻も早く悪魔が祓われることを願うばかりです。
[街の酒場で聞いた噂話を口にし悲しげに目を伏せる。その老婆の物であった家を一時寝床としていたことは、当然伏せて。 控えめな礼には少し表情を緩ませた。そうして降りていけばそもこの汚水をどうすればいいのか分からない、そう気付いて問い掛ける。 言われるがまま、宿の裏手へ回り]
分かりました。
[嫌な顔一つすることもなく、その作業を行おう。]
(94) 2015/08/22(Sat) 23時半頃
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[勿論それは、この客と己の行いを目にした宿の者に良い印象を与える為。 敵を作るばかりでは生き残れない。騙して、信用させ、それは必要なことだ。]
お一人なんですか? 誰か、助けてくれる方がいれば楽でしょうに……
[タライを洗いながら問い掛ける。特に意図はないこと。 旅の同行者がいないと踏んだのは、別行動をしているのならこんなことはいる時に行えばいいと思ったからだ。]
(95) 2015/08/22(Sat) 23時半頃
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ええ、ほんとうに。 祓える力がある人ががんばってくれるといいけど……
[脳裏に浮かんだのは酒場で出会ったヘクター。 なにやら対処法をもっていそうな彼ならなんとかできるのだろうかとも思い。 すれ違った聖職者はどうだろうかとも考え、僅かに眉を寄せる。
宿の裏で作業を変わりに行ってくれた人にもう一度礼を告げ]
ありがとう。 なにかお礼をしたいのだけれど。
[とはいえお茶に誘うにも部屋に茶はない。 亭主からワインを一本買い取ってくるかとも考えながら、目の前の男>>94を見上げ]
私はメルヤという。 貴方は?
[思い出したように、名乗った]
(96) 2015/08/22(Sat) 23時半頃
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─黄金の林檎亭─
[探し物の途中、幾つかの店で尋ねた内に上がった宿の名。 悪魔退治の旅人が集まるらしいと聞けばうってつけだ。 目印は、風見鶏。 それを目当てに其所に辿り着くと、出迎えた主人に部屋の注文を付けた。]
北向きの部屋。窓があれば尚いいな。
[旅の用向き等聞かずとも解るとでも言わんばかり、直ぐに差し出された鍵を受け取り。 部屋に上がろうとして呼び止められ、食事は?と問われる。 断りつつ、ふと思い付いて問い返す。]
飯もさばいてんなら、家畜も飼ってんのか?鶏とかよ。
「ええ。鶏と馬なら、裏の厩に」
[返された言葉に、男が飛び付くように交渉をしたのは言うまでも無い。]
(97) 2015/08/22(Sat) 23時半頃
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そうですか。
[女の返事は簡素だったが、充分に喜色を表情に滲ませていた。 聖職者というだけでも心強い限りだというに、さらに尊きお方を連れているという。 自分の旅路は無駄足となるかもしれないとすら思った。]
いいえ、わたくしは、これといって特には。 けれど貴方と同じ、心強い友がおりますの。
[種族までは同じではなかろうが、旅の連れ仲間には違いない。 女は、竜を武器とも、道具とも、ましてや化け物とも思わない。 共に戦う仲間として、友という言葉を選んだ。]
(98) 2015/08/23(Sun) 00時頃
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「欲しいんなら、ご自分でどうぞ。ただ……、ちょっと気を付けてくださいな」
[宿賃の前払いと併せて鶏の代金と称した金を置けば、主はふたつ返事で頷いた。 主が、厩に行く事をどことなく渋る様子を訝しく思いつつも。 手頃な麻縄と袋を貰い、裏手にあるという厩に向かう。 そして、厩に辿り着けば。 その理由は、即座に飲み込めた。]
…………おいおい。……こんなのも居るとは聞いてねぇぞ。
[思わず、呆気に取られて呟く。 近付く男の気配をいち早く悟っていたのか。 深い翡翠の鱗に躯を包む巨大な竜が、喉を鳴らすような声を漏らしながら此方をまんじりともせず見詰めている。]
(99) 2015/08/23(Sun) 00時頃
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ほう。
[心強い友――魔物使いか。あるいは、傭兵団の従軍司祭かなにかか? 疑問を抱きつつ、言葉を続ける。友。自分にとっては、あれは、友ではないが]
――ブルーノ・マイヤー司祭。緋色の衣を纏う、正真正銘の枢機卿です。私は、その従者として。
[と、応じて]
司祭様は、なるほど信仰心の賜物でしょう。 街に到着すると同時、私に拠点の確保と情報収集を任せて、早々に祓うべき魔を探しにいかれました。
[エールを口に運んで、唇を湿らせてから]
もし、あなたも同じ目的でこの街においでなら、協力も出来るかと。
(100) 2015/08/23(Sun) 00時頃
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お礼なんて…そんなつもりで声をかけたわけじゃないですから。
[見上げてくる相手>>96に返した言葉は本心ではあった。]
……
トイ。
……そう呼んで下さい。
[名乗ることを求められて黙したのは少しの間 名前など己にとって意味のないもの、故に幾つも存在していた。誰かにたった一つを呼ばれたいなど思ったこともなく。 その中からなんとなく選んだ呼び名を口にすれば、目を細めて笑む。籠められた意味を思い出しながら、少し自嘲的に]
宜しくお願いしますね、メルヤさん。
(101) 2015/08/23(Sun) 00時頃
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仲間は全員死んだから。
[問いかけられたこと>>95に答えるまでには間があった。 酒場でも口にしたとはいえ、やはり仲間の死を思い返すとつらいものがある。
瞳を伏せて、小さく息を零し]
一人でもなんとかなる、ありがとう。
[男の行動の思惑には気づかないまま、もう一度感謝を告げた]
(102) 2015/08/23(Sun) 00時頃
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[おそらくは、先刻見掛けた竜と同じであろうと思えた。 遠目に見ただけではあったが、流石に何頭も竜が居るとは思いがたい。 男も、目が合ってから其処に立ち止まったまま。 暫し、無言の睨み合いが続く。]
……よしよし。いい子だ。……な? おめぇには、何もしねぇよ。……むしろ、出来ねぇわな。 其処に居る鶏によ、俺は、用があるんだ。
[竜をなだめるように、努めて穏やかな声をかけつつ。 そろりと脚を運ぶが。 男が動き出すなり、首をもたげ喉を鳴らす竜の様子に。 再び、ぴたりと男は動き止む。]
……何もしねぇって言ってんだろうが。
[何か術でも使うべきか、とも過ったが竜相手にまじないを施した事などない。そも、容易く使うべきではないのだ。 竜の目は、此方から逸れる様子は無い。 明らかに警戒しているようだった。]
(103) 2015/08/23(Sun) 00時頃
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[目の前の男の連れの身分を聞けば、目を丸くする。 これは本当に、無駄足もあり得ると思う。同時に、それほどの地位の人間が動く現状なのだとも、実感した。]
まあ……そのような身分ある御方、拝見したこともありません。 素晴らしい方にお仕えでらっしゃるのね。
[ぱち、ぱち、と何度か瞬く。さすれば目の前の聖職者も、実は名のある素晴らしいお人で、何がしかの失礼を働かなかったかと、彼の様子を窺っていた。]
ええ、協力していただけるなら、そんなに嬉しい事はないけれど。 マイヤー司祭様の足取りの枷にならないかしら。
[エールを運ぶのに合わせて、こちらもワインを運び。 タンブラーを降ろしてから、不安に眉を寄せる。]
(104) 2015/08/23(Sun) 00時頃
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[立ち上がる前、問い掛けに返された言葉には>>102一度動きを止めて相手を見る 思い出させたことが申し訳ないというように、小さな声で謝罪し、またタライへ視線を下ろした。 それは旅人であればよくあることで、体験するのも残された者を見るのも慣れたものだったが。*]
(105) 2015/08/23(Sun) 00時半頃
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……よければ、貴方のお名前を伺っても? わたくしは、オーレリアと申します。
[本当に名のある人物なら、こうして伺うこと自体失礼かもしれないが、せっかく協力を申し出てくれた男の名も知らずでは、その方が失礼だ。 控えめに、名前を問う。]
(106) 2015/08/23(Sun) 00時半頃
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うん、それでも、お礼がしたい。
[じっと見上げて、男>>101が名乗るのを待つ。 少し沈黙が流れた後に聞かされた名に一つ頷き]
トイ、だね。 わかった。
[こちらこそ、と小さく笑みを返す。 謝罪を口にするトイ>>105に気にしていないと首を振り]
部屋を教えてくれたら、あとで届ける。
[お礼をするのを撤回することはなく。 トイからタライを受け取りながら問いかけた*]
(107) 2015/08/23(Sun) 00時半頃
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