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[ヨーラの呟きが聞こえて。
ますます頬を赤く染めれば、口元を押さえ眸を反らした。]
うん。楽しみにしていて?
問題は、ヨーラよりも私が先に起きれるか、なんだけど、ね。
[くすくすと子供のように笑い、
微笑むスノウホワイトの頬にも、キスを。]
私もだよ。ヨーラと一緒だからかな、何も怖くない。
こんなにも心穏やかでいられるなんて、不思議。
……うん、良いよ。貴女が知りたい事、なんでも教えてあげるよ。
でも私にも教えてね。貴女の小さい頃の事。
[きっと可愛かったんだろうなあ、なんて。楽しげに呟いて。
今は子供に還り、探検することを楽しむだろう。
ヨーラと一緒なら、何も怖いものなどないと謂うように。**]
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【人】 水商売 ローズマリー[刀の傍にある、と、指差された先。 (45) 2010/03/29(Mon) 04時頃 |
【人】 受付 アイリス ……ローズマリー。 (46) 2010/03/29(Mon) 04時頃 |
【人】 読書家 ケイト─住宅地・マルグリット宅─ (47) 2010/03/29(Mon) 08時半頃 |
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[石造りの建物の傍まで来ると、ヨーラと繋いでいない方の手で、その壁にそっと触れる。]
なんなんだろう、この建物。
まるで――…、
[お城みたいだ、なんて呟くか。]
ねえ、ヨーラ。貴女、本当にお姫様なんじゃないの?
私を迎えに来てくれた、此のお城のお姫様なんて……、
夢の見すぎかな。
[白い花弁が舞う白亜の城を見ながら、
手を繋ぐ愛しい人を振り返り、微笑んだ。]
[握り締める手と逆の手でグロリアが壁にそっと触れるのをみれば。
女も空いている手でその壁にふれてみる。]
ええ、何か御伽噺の――…
物語でみたお城みたい、ね。
お城でも、どこか神聖な場所にも見えて。
そう、フランスで見た……モン・サン・ミシェルを思い出す、感じ。
観光地化されていたけど、海が満ち引きした際の幻想的で神秘的な雰囲気が……。
[しんとした静まりかえる白亜の城に、幻想的に白い花が舞う様に。]
私が此処のお姫様なら、グロリアは此処の王子様?
[振り返りみる彼女に、くすくす、微笑み。
照れ恥ずかしさから、白い頬が薔薇色に色づき。
話題を変える様に、遠くに見えた細い通路を指差して。]
あの細い通路……どこに通じているのかしら。
フランスか……。行ってみたかったな。
貴女と一緒にその景色を見てみたかった。
[女は眸を閉じる。
もう叶う事のない夢を、その瞼の裏に描いて。]
王子だなんて大したものじゃないと思うよ。
むしろお姫様を浚いに来た悪い魔女かもしれない、よ?
私が王子だったら、こんなにも貴女が食べたくて仕方ないなんて、きっと思わないだろうから。
[繋いでいる方の手を口元に寄せて。
絡まるその指先をぺろりと、舐めてみせる。
薔薇色に染まるヨーラに、やっぱり可愛いと一言つぶやき、
指さす方向を見つめて。]
行ってみよう? このお城の中に通じているのかもしれない、し。
でも――…
あの光景よりも、此処の方が格段に綺麗ですてき。
グロリア、あなたがいてくれるから。
[眸を閉じるグロリア、握り合う彼女の手に絡む指をさらに優しく絡め、微笑んで。]
悪い魔女――…?
ふふ、悪い魔女がグロリアなら、攫われるのもいいかしら。
むしろ、魔女に誘惑されるのを望んでいたり、して、ね?
[すこし悪戯っぽく]
食べたい、だなんて――…。
わたしの全てはあなたの、ものだから。
[絡む指先をぺろり、舐められ、可愛いと呟く彼女の声。
その甘い感触と耳を擽る快美な声に頬を染め、軽く彼女の頬にキスをしてから。
彼女の声に同意する。]
ええ、行ってみましょう。
[私がいてくれるから、と眸を閉じるヨーラが愛しくて。
微笑むその唇を、また掠め取るだろう。]
私も、貴女がいればどんな場所だって素敵だって思えるよ。
――うん、悪い魔女だよ。
お姫様を誑かして食べてしまうのだから。
でも、お姫様がそれを望んでいるのなら……いいのかな?
食べてしまっても。
[同じように悪戯っぽく、笑って。]
貴女は私のもの……。
だから後でまた――…。
[食べさせてね、と耳元に顔を寄せて囁いて。
二人、小路へと向かう。]
お姫様は、それを望んでいるから――…
魔女に食べられて、共に過ごす事を望んでいるわ。
でも、その悪い魔女を食べる事も望む、貪欲で我侭なお姫様かも?
ええ、また後で――…
グロリア、わたしを貪るように、愛して……。
それに、わたしもあなたを愛したい、の。
[耳元に囁かれる言葉に、女もあなたを愛したいと、彼女の耳元に囁いて]
通路の中、すごく遠くまで伸びているのね――…
先が見えないくらい。
所々に他の通路にぶつかるような……通路との交わりも……
部屋等もあるのかしら?
[グロリアに、空いている方の手で指差し。]
ヨーラに食べられるの、嫌いじゃないよ?
なんだかんだ言っても、優しかったし……。
[初めて夜を共にした日を思い出し、微かに頬を染めるだろうか。]
うん、後で。沢山愛したい。
ヨーラが欲しくて、仕方ないから。
[囁きに頷き、きゅ…と絡める指に力を込める。]
うん。こんな大きな建物だもの。短いものではないと思っていたけれど……。
天蓋付きのベッドがあるようなVIPルームまでとは謂わないけど、
ゆっくり休めるような場所があると、助かるね。
[ヨーラは、疲れてない?
と振り返り、尋ねる。]
嬉しい――…。
[微かに頬を染めるその顔を見て。
初めての夜に見せてくれた彼女の愛らしい様を思い出して。]
ゆっくり休めそうな場所、あると助かるかも。
豪華なベッドなんて無くてもいいけど……
欲しい、沢山愛したいって、謂われちゃったから……。
ん、ちょっと休みたいかなって。
[ぎゅっ、力を込める彼女に、指は甘えるように絡み。
疲れてない?の言葉に、こくり首を頷かせ。]
此処の中はどうなっているのかしら?
[通路の先に見える扉を指差し。]
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×こくり首を頷かせ○こくり首を頷かせるも。
……貴女、あの時の事、今思い出してるでしょう?
[じ…と見つめて。
もう恥ずかしいから……あまり思い出さないでね、と、
紅い顔を隠すように口元を押さえた。]
逆に休めないかもしれないけど、ね?
[ふふっと悪戯っぽく笑って。
覚悟しておいてね、と続けて、にっこり。
ヨーラの指先を追えば扉が見えて。]
入ってみようか。
私たちのほかにも誰かいるかもしれないし、
それに休める場所もあるかもしれないから。
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【人】 読書家 ケイト[出来上がったのは、クロワッサンドとオニオンスープの簡単な食事。 (48) 2010/03/29(Mon) 12時半頃 |
[扉を潜ると、まず感じるのは濃密な花の香り。
白い百合を想わせるような甘い香りに、何処か既視感を感じるも、
なぜかそれはとても良いものに思えた。
扉の内部は長い長い廊下のような場所で、
内側に壁にはいくつかの扉と、遠くの方に広間のような空間が見えた。
何気なく手近な扉を開ける。
ゆっくりと開いたその先は、簡単な応接セットとベッドが一つあった。]
ゲストルーム、なのかな。
[室内に入り、テーブルを撫でる。
女は振り返り、ヨーラを見つめて。]
せっかくだし、少し休ませてもらおうか?
[ヨーラが頷くならば、ソファに座って。
彼女を膝の上へ座るようにと、誘うだろう。]
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[紅い顔を隠すようにする彼女の仕草は、普段みれないような可愛さで、心ときめく。
彼女の問いには、くすり笑みを浮かべて。]
休めないのも、いい、かな?
[悪戯っぽく笑む彼女に、覚悟はしてるから。
思う存分愛してと謂うように、頬を染め。
彼女と共に扉を潜る。
扉の先はさらに長い廊下となっていて、さらにいくつかの扉と遠くの方には広間が見える。百合の花を思わせる爛れるような濃厚な甘い花の馨が鼻腔を擽る。
グロリアが手近の扉を開ければ、繋がれた手に導かれるようにその部屋へと――。]
[簡単な応接セットとベッドがある部屋。
生活感が感じられない部屋を見回しながら、
テーブルを撫でる彼女が振り返れば。]
そうなのかしら。
お客様用のゲストルームという感じ、ね。
誰か特定の人が住んでいると謂うよりも……。
ええ、少し休んでいきましょう。
[ソファに座る彼女に誘われるまま――。
グロリアの膝の上へと]
[ソファに座るグロリアの膝の上に誘われ、腰を下ろせば。
甘えるように、上半身を彼女の身体に預けるように。
その腕を彼女の首に回して、キスを強請る様に彼女の顔を潤んだ眸で見詰め、彼女の名を愛おしそうに呼ぶ。]
ねぇ、グロリア――…
[先ほどからグロリアに欲しいと謂われ続けられ。
女もグロリアが欲しくて――…たまらなくて。]
キスして……。
[眼瞼をそっと閉じて、彼女の口接けを待った――**]
【人】 長老の孫 マーゴ―商業地区― (49) 2010/03/29(Mon) 14時半頃 |
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―― 回想・喫茶店『眠りの森』 ――
…
[イリスに触れ、抱き
眸を閉じて、眠りに落ちてどれ位経っていただろう。
疲れ果て、悲しみの淵、絶望に支配されても居たから。
…
[何時までも優しい、二人のユメを見る。]
[夢の終わりは、愛しい人の指先。
>>*3)導かれるように眸をそっと開く。]
……ぁ
[小さな喜びが口から漏れる。
夢の続きが、其処に在って。
何よりも欲した愛おしさが私に触れていたから。
目が合えば、只。
私は只、優しく笑った―――。]
【人】 楽器職人 モニカ唐突。 (50) 2010/03/29(Mon) 14時半頃 |
[私は夢を見ているのだろうか。
イリスが、イリスが、イリス、が―――。
気付けば涙が頬を伝い滴り落ちて居た。
夢でもなんでも良かった。]
[イリスと一緒に居れさえすればもう何も。
他には何も要らないから。
彼女との場面が一つ一つ頭の中で湧き上がっては
私を喜びの淵へと誘い、縛り付ける。
狂ってしまいそうだった。
だからイリスの手が。
私の首に触れたイリスの手に、力が篭っても
眸を開き、彼女を見つめる、だけ。]
[イリスを焼き付けたかった。
私だけの、イリス。
私の身体に。
私の記憶に。
そして、『私』を彼女の記憶に――。]
『嬉しい』
[朦朧とする意識の中、
イリスの頬を撫ぜようと指先を伸ばし、
言葉を一つ、囁いたけれど。
それはもう、音に成らずに唇が象っただけ。
指先も、音も、彼女には届かなかった。
けれど、イリスに焼きついた『私』は永遠。]
『愛してるよ、イリス』
[やがて私の意識は離れていく。
二人出会えた、この場所から。
大好きだった、桜ヶ丘から。
最後にイリスへ、優しく微笑みかけながら――*]
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[次に意識が捉えたのは見知らぬ風景。
天井と、続く廊下。
そして、少し離れた位置に歩む背(
…
[此処が何処だか解りはしないが。
桜ヶ丘では無い事、と。
歩む背が気になって、そっと後をつけていく。]
【人】 長老の孫 マーゴ…そうね。 (51) 2010/03/29(Mon) 15時頃 |
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