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…うん。どういたしまして。
[どうやらおれのことは思い出した様子。
ただ、待ち合わせしたのが誰かはやはり謎のままらしい。]
教えてあげられたらいいんだけどね。
ひとまず、待ち人がおれじゃないことしか言えない。
…あ、珈琲のおかわりならサービスしますよ。
[そう言いながら、おれは横目で影木さんを見る。
こっちもまだ忘れてるぽいなあ…。]
自力で思い出すか、待ち人さんに見つけてもらうしかないかもね?
じゃ、また後で。
[もう一度、そろりと影木さんに近付いてみる。
裏メニュー、頼んでくれないかなあ?**]
【人】 墓荒らし ヘクター[目覚めて、白石が自分の腕の中にいることに、驚いて。] (19) 2014/03/23(Sun) 20時頃 |
ぇあ?あぁ。和菓子も、ですか。意外ですね。
今は朝なんで…そうだな、今度また、是非。
俺両方共好きだから。
[すあまとねりきり。なんだろう?
ピンポイントなのは嬉しいけど。実家の文鳥の名前だっけ?
いいやあれは確かささみ紅寿(母命名)とつくね碧寿(父命名)とねぎま翠寿(俺命名)だ。
ほうじ茶とか、ここで好物とか言ったことあったっけ?
ていうかなんか妙に馴れ馴れしいなパティシエさん……]
[朝そんな腹に入れる習慣はない。だから今度是非に。
パティシエさんがお出かけ?
先ほどの女性をもう一度ちらり。
失礼とは思っても、どうしても見覚えがあって……]
あ。そだ、去年の親睦会……
[と思うには強烈な既視感があるのだけど、
きっとあの髪の色のせいだ。
それだけなら気にすることはないのだけど、
どうして自分から話しかけてしまったのか、今はまだわからない]
えぇと…失礼?唐突にすみません。
前にお会いしたことあったなぁと思って。
去年うちの会社の懇親会にいらっしゃいませんでしたかね?
【人】 墓荒らし ヘクター[外に出て、大きく伸びを一つし、首をこきりと鳴らしたところで気付いた。] (20) 2014/03/23(Sun) 20時頃 |
【人】 墓荒らし ヘクターんぁ?少年、これ全部用意したのか?ありがとなあ。 (21) 2014/03/23(Sun) 20時頃 |
そうですか。
ではまたの機会に。
[ふむ。朝に和菓子はだめだったか…。
ほうじ茶くらいはいけるかなと思ったんだけど。]
では、ブレンド淹れてきますね。
ごゆっくり。
[一度離れ、宣言通り珈琲を淹れに行く。
ミルで豆を挽くのは地味に愉しい。]
と、えっと、俺…
[手帳の中に挟んでいた名刺を一枚、彼女に渡す。
一体何年前のナンパだと思われそうでちと後悔もしたけれど、
頭が痛くなるような既視感に、声をかけない選択肢がなかった]
影木っていいます。朝の忙しい時にすみません。
来週の親睦会、またお見えになりますか?
[なんでこんなことを聞くんだろう?
気になってしょうがない気持ちの違和感。
彼女の顔を見ればもっと大きくなるのだけど
それと同時に胸ににじむ大きな罪悪感のようなこれはなんだろう?]
メモを貼った。
【人】 墓荒らし ヘクターなーんかよくわかんねえけど、変わらないならそうやって一生懸命おめーが言わなくてもいいんじゃねえか? (22) 2014/03/23(Sun) 20時頃 |
メモを貼った。
[ミルで豆を挽き。湯を沸かしながらちらちらと様子を見る。
使う道具全てを温めるのも忘れずに。]
…待ち人さん同士、で合ってるぽいかな。
[のんびり呟きながら、フィルターに挽いた豆を入れて。
少し湯を注いで豆がふくらむのを待っている。]
メモを貼った。
メモを貼った。
[そのまま彼女と幾つか言葉を交わした後、
丁度時間だからと席を立つ。
包んでもらった焼き菓子詰め合わせと、
いつものかばんを持って、会計をすませて少し急ぎ足で職場に向かう。
頭が痛い。なんだろう。顔が熱い。何でだろう。
記憶と言葉が食い違うようで、考えれば考える程くらくらしてくる。
きっとこれは………
風邪だ。まごうことなく]
【人】 しーさー カミジャー[早川が部屋の外へとでていけば(>>19)、まだ眠る白石の隣で同じように寝そべる姿があった。 (23) 2014/03/23(Sun) 20時半頃 |
[ブレンドを出し、飲み終わったタイミングで影木さんは席を立つ。
今回は時間切れ、かな。]
ありがとうございます。またどうぞ。
裏メニューは昼間でも対応出来ますよ。
[焼き菓子の詰め合わせを手渡しながら、にこやかな笑顔で見送った。]
【人】 しーさー カミジャー― 回想/Gの部屋 田端が来た時 ― (24) 2014/03/23(Sun) 20時半頃 |
【人】 しーさー カミジャー
(25) 2014/03/23(Sun) 21時頃 |
メモを貼った。
[
…はい、確かに。
[問いかけに、こくりと頷く声が震える。覚えてる、声をかけるのを躊躇うくらいの涼やかな顔立ち。…でも、この人の、もっと色んな表情をあたしは知ってる。仕事について語る真面目な顔、赤らんだ顔に浮かぶ人好きのする笑み、不機嫌を隠さず睨みつけてくる目、バツが悪そうにひそめた眉。]
申し訳ありません、あいにく今名刺を切らしていて。
―――の、田端紗英、と申します。
御社には、いつもお世話になっております。
[立ち上がって名刺を受け取り社名を名乗り、ふかぶかと頭をさげる。流れるようなやりとりが羨ましくて、頭に入れなおしたマナー。]
影木 留伊さん。
[名刺に記された名前をみて、ふたたび相手の顔を見て。予感は、確信に変わる。]
【人】 しーさー カミジャー[次に生き物が姿を現したのは、青い扉を前にする二人の足元。 (26) 2014/03/23(Sun) 21時頃 |
【人】 白銀∴秘星 マユミ……ん……? (27) 2014/03/23(Sun) 21時頃 |
…珍しいお名前ですね。
[蒼い双眸を瞳をじ…と覗き込むけれど。目の前の人は端正な顔立ちを浮かべたまま、何も気づいたようにはみえず。]
親睦会、必ずお伺いします。その際にお返しさせてくださいね。
[にこり、と微笑み返して。席を立つ後ろ姿を、何も言わずに見送った。]
田端さん。こちらこそいつもお世話になっています。
えぇ、よく言われます。変な名前とかかんとか。
よかった。お見えになるならまたお会いできますね。
[名刺を受け取ってくれた様子に何故かほっとする。
どうしてだろう。親睦会ですれ違った程度で、声をかける程のものだろうか?
罪悪感が邪魔をしていることにまだ気づかない。
大事な気持ちに必ずついてくるだろう大きな後悔から
無意識に逃げている
そして本当に引き込んだ風邪と一緒に、
しばらくそれはもんもんとさせてきた]
…甲斐田くん、珈琲おかわり。
[影木が店から去ったあと、不機嫌さの滲む声でカウンターに注文を告げる。]
思い出した。全部、じゃないけど。
甲斐田くんと倉田さんと、もう一人。
[桜のような儚げな笑顔も、子どもみたいに今にも泣きそうな顔も。言われた言葉も。声音も、熱も。あの人の事だけは全部。
珈琲を勢いよく飲み干して、カップをソーサーに戻す。]
【人】 しーさー カミジャー
(28) 2014/03/23(Sun) 21時頃 |
【人】 白銀∴秘星 マユミ……寝たからって、恋するとは限らないでしょうよ。 (29) 2014/03/23(Sun) 21時半頃 |
[親睦会の日。来週と言っていても、週末だったその日から3日後のことだ。
貴重な土日、しっかり風邪で寝込んで、まだぐってりしたまま仕事場に。
同僚は呆れた顔をしていた。風邪を振りまくな、と]
うーるせー……今日はげほっ、でないとごふっ
いけないのー……
[今日は親睦会だ。プロジェクトリーダーなんだから必ず出席しないといけない。
それに、あの喫茶店で会った女性ともあわないと。
寝込んでいる間、まっしろな夢をずっと見ていて、
そこであの髪を何度も見ていた。
同じくらい酔っ払っていた夢だったから、
寝込んでいる間も無意識に飲んでいたのかと疑ったくらいだ]
【人】 しーさー カミジャー
(30) 2014/03/23(Sun) 21時半頃 |
【人】 白銀∴秘星 マユミ……珈琲の味で心が計れたら、心理学者は失業でしょうね。 (31) 2014/03/23(Sun) 21時半頃 |
んー?
そりゃま、思い出して欲しいけど。
…来週会う約束したし、今はいいかなって。
[平たくいえば拗ねて意地を張っているだけ、なのだが。青い扉の前のどこか浮かない表情が脳裏に浮かんでは消えて。しばらくそのままでもいいのかな、なんて。勿論、ずっとこのまま…とは思わないけれど。]
そういえば、倉田さんは覚えてるの?
[甲斐田くんの返答に、ちょっと羨ましい、なんて思ってみたり。]
おっと、そろそろ行かないと遅刻しちゃう。
ご馳走さま、美味しかった。また来るね。
[時計をみればいい時間。会計をすませて店を出ると、ぱたぱたと走ってゆく。]
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