95 File.2:Do you Love me?
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バ ァ ン !
[破裂音。びちゃ。と、湿った音が降り注いだ>>233 ピエールの首輪が警告なしに破裂して、死と血と肉を撒き散らした。 咄嗟にワンダの腕を引いたのは、半ば動物的な直感だ。 ラルフのその肩口に、]
……で…ッ …
[白い首輪の破片が服の上から突き刺さる。 その背後からも、ぼとぼとと降りかかる赤黒い血。]
(242) 2012/07/02(Mon) 23時頃
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────ごとり。
[ピエールの首が転がる。 奇妙なほどの狂った笑みを貼り付けたままの首が、 自らの血に汚れて虚ろに書庫の天を見つめた。]
(243) 2012/07/02(Mon) 23時半頃
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…アイリスが死んだんじゃね? ちげーの?
[これではもう、どうやら全身血塗れだ。 取りあえず、呆然とした様子のワンダ>>241に告げて、 オスカーらへと目を向ける。]
(246) 2012/07/02(Mon) 23時半頃
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あーあー。
かぁいそー。
恐怖で笑ったのかな?それとも?
[ピエールの死体を一瞥すると、最期の行動や表情について書類に書き加え、シャープペンを置いた。
コメントは残したものの、もう興味はないといった風で、
半分ほど残しておいたクリームパンを食べ始めた。]
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ああ?あーー… …なんかいてーと思ったわ。
[ワンダの声に肩へと目を向けて、破片を抜こうと手を添える。 咄嗟の行動、別に破片を受けようと思ってしたことでもない。]
…、オスカー?
[その手が止まる。 僅かに目を見開き、わらう隣人>>248へと目を向けた。]
(252) 2012/07/02(Mon) 23時半頃
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あ、和蓮さんおかえりー。
アイリスが自殺したよ。
[戻ってきた和蓮に、居ない間に起こった
特筆すべき出来事を報告する。]
まぁ勿論、罰則も発動、と。
これで残り半分だねえ。
― 被験者棟管制室 ―
[久しぶりにここに訪れ、扉を開けば中の者に声をかける。]
はぁ…ここに来ても良いって事は、
つまりそう言う事んなんですよねー…。
ちょっと他の調べ物してたら、来るの遅くなりました。
今どんな感じですか?
[残念そうな表情で、手にはコーヒーと読みかけの書類を持ち。]
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ッぽいなあ、
おい───…、
[ワンダへと同意を返して、右の肩口に添える指の先。 破片を引き抜くより先、腕が引かれる>>256 オスカーを呼びかけた唇は半端に開かれたまま、 ワンダへと頷き返しかけたそのとき]
(260) 2012/07/02(Mon) 23時半頃
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ラルフは、オスカーの口調、その表情に目を細める。
2012/07/02(Mon) 23時半頃
[ピエールの首がはじけるのを見つめ、その様子を記録に取る。オスカーが変貌するのを見れば顔を上げて]
…オスカーの様子が、おかしいですね。
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つーかさ、
…… アンタ、誰?
ショックでイカれた?
[あまりに態度を違えた隣人に、そのままの表情で直裁に問うた。]
(261) 2012/07/02(Mon) 23時半頃
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うーん、一種の自己防衛かなあ。
[シャーペンを口元に当てながら、
オスカーの様子を観察している。]
でも冷静な判断は下せているようだね。
完全崩壊まではいってないと………
っと、森澤さんお疲れ様。
生存者が半分に減った、ってとこかな!
[観察を続けつつ、新しく来た人影に挨拶をする。]
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2012/07/02(Mon) 23時半頃
[ 森澤が入ってくるのを見れば、会釈をする]
お疲れ様です。
「アイリス」が自殺をし、隣人の「ピエール」が罰則で処理されたところですね。
実験も折り返し地点、といったところでしょうか…。
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ま、味方でいるッてんなら別にいーけど。 お前は?
[ワンダへどうだと問いかける。 ピエールのつくった血溜まりの向こう、彼の残した鞄が見えた。 こちらは少し使い物になりそうな鞄に指を伸ばす。
───その時。かちゃり。と、扉を開く音>>262。]
(265) 2012/07/02(Mon) 23時半頃
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或いは、心中かもねえ。
ピエールとの縁もあったことだし。
まあ、今となっては憶測にしかならないけど。
研究のしがいがあるじゃないか。
[シャーペンをくるくると回しながら和蓮に言い、クリームパンを食べきった。]
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あ?オスカーは最初ッから女── あれ?知らなかった?
[ワンダの疑問>>263に、思わずぱちと見返す。 それも僅かな間、人の気配に表情を鋭くして扉を見遣った。]
(267) 2012/07/03(Tue) 00時頃
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ん?ああ?ああああ???? あれはお前かッ!!!?
僕の目玉つつこうとして来たり、 すげー怖い顔で笑っていたの、あれお前か。 あーーー、えーーー。へーーーー。
…じゃ、お前の中に2人いたって話か。 あれか。ニジュウジンカクってやつか。
[妖艶ともいえる仕草で血を舐める彼女へと、 どこか間抜けなラルフの感想が向けられる。 ワンダへは、息をつくように肩を竦めかけて顔を歪めた。]
…、油断はなんねーけどな。
[低く囁く。 そうして、来訪者の気配に咄嗟にピエールの鞄を手に引き寄せた。]
(270) 2012/07/03(Tue) 00時頃
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[管制室のモニターの前に向かいながら、
歌田の説明に書類の持つ手の方を挙げ]
どもども。半分ですか。
どれどれ…っと。
[空いてる席に腰掛けると、モニターに目をやる。
即座にオスカーの異変に気が付き、
コーヒーを飲みながら興味深く視察する。
和蓮から更に状況説明と様々な資料・閲覧用のPCを受け取れば、愛想良く受け取りモニターを気にしながら今までの経過を調べだす。]
[牧田の会釈と挨拶にも、笑顔で挨拶を交わし]
え、牧田さんもこっちに来ちゃってるの?
つー事はあれがあれで。
あんなに可愛いかったのに…色々残念だなぁ。
[意味のわからない独り言をぽつり。]
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…うげ。
[強欲の報いはすぐに来る。 ブックスタンドが放り投げられる影、ラルフは肩口の痛みに小さく呻いた。 すぐに派手な音が出入り口から響く。 鞄の中身を確認する暇などは、ありはしない。]
(272) 2012/07/03(Tue) 00時頃
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はい。わたしと歌田さんのクローンは一番最初に排除されたようです。
[ 森澤の言葉に説明するが最後の言葉には]
…可愛いとは、何がですか。
[眉を顰めてじろりと見た]
あはははは。
森澤さん、ロリコンの気でもあったの?
[ぽつりと呟いた言葉を、耳聡くしっかりキャッチし。
笑いながら、ガムを一粒口に入れた。]
あら、聞こえちゃってました?
えー、だって。
可愛い事は事実でしょ?
実際牧田さんだって可愛いし。
[眉を顰める牧田に、返事を素で返し。
あざとく聞いて居た歌田には]
ろ……ち、違いますよ!失礼な。
目にして可愛いなぁと思ったらそれは可愛い!ね?
[ロリコンでは無いとむくれた顔で主張をする。]
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[するりと身を寄せてくる、その姿はしなやかな猫のよう。 ポーチュの声が聞こえる。 少し奥まっていて直接は見えないけれど、本棚の間から、 以前オスカーが「かよわい」と庇った娘の姿が見えていた。 ちらと無言で、オスカーへと視線を落とす。]
─────。
[彼女は、もうすっかりそんな感情を置き捨てたようだった。 いや。膝を抱えて丸まっているといったか。]
…おう。
[胸中に渦巻いた疑問は少なくない。 けれど今は敵の前、低い声>>274に短く頷きをだけを返す。]
(276) 2012/07/03(Tue) 00時半頃
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[勿論メールは、森澤にも届く訳で]
ち、ちょっとおおおお!
流さん何やってくれちゃってるんですか!
違いますって!
[慌てて書類を置き、流に駆け寄るが時既に遅し。]
…はぁ。
もういいですよ。ふーんだ。
[諦めた素振で、席に戻れば書類を見直し始める。]
[可愛い、の言葉には少し目尻を赤くするが、弁明する森澤をじろりとにらみ]
…わたしのクローンをおきに召すのは勝手ですが、死体に変なことしないでくださいね。まだ、サンプルの回収とか色々ありますから。
[ふい、と顔を逸らした。]
所内恋愛?
それにしても堂々と……
ごちそうさまー?
[からかうように牧田に言うと、立ち上がり。]
ちょっとボクも飲み物買ってくるよー。
欲しい人がいたら、覚えてたら買ってきてあげるね!
[ひらっと片手を振って。
楽しいメールに気づくのは、しばらく後になりそう*だった*]
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[既に2人死んでいるから、 ワンダのターゲットは解除されたのだろう。
けれど止めることない手は躊躇わずに次の獲物を狙う。 ゲームをクリアする為には、敵を全て倒すより他に*ないのだからと*]
(280) 2012/07/03(Tue) 00時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2012/07/03(Tue) 00時半頃
[ 流のメールに溜息を付くが、所内恋愛、の言葉には今度こそ赤くなって]
な、なんでそういうことになるの…!!
[慌てて言うが、歌田は既に部屋を出て行くところだった。
釈然としない面持ちで椅子に座ると、PCに向かう。
そこへ訂正版のメールが届いて、さらに深い溜息をつき、無心でキーボードを打ち始める]
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