84 戀文村
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[クラリッサ>>94の感嘆の声に、だよね、と頷きを返す。 ごく当たり前の日常が続くかのような、当たり前のやり取りに瞳を細めて笑み]
うん、ちゃんと、伝えるよ。 また、どこかのお手伝い? あんまり、がんばりすぎないようにね。
[感想を聞かせて欲しいというのにはゆっくりと頷いた。 ほんとうなら、幼馴染の嘆きも受け止めるべきなのだろうけれど、日常を演出してくれる気持ちに甘えて。 いつものように立ち去る彼女を見送った。 どこかで泣くだろう彼女を、誰かが慰めてくれることを願い。 まだ微かに温かいクッキーの袋と、ひしゃげた薬莢を大切に持っている]
(97) 2012/03/28(Wed) 22時半頃
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[少し離れただけで、ずっと傍にいたブローリンに視線を戻す。 普段なら離れて行く彼が居てくれたのはきっと今日が最後だと、互いに思っているからだろう]
――クラリッサはほんとうに良い娘だよ。
[まるで同意するかのように呟き。 もらったものを、丁寧にポケットの中に仕舞いこんだ。 クラリッサのクッキーは、温かいうちに食べたほうが美味しいけれど。 戦地に向かう途中に食べようと、そう思ったのだった]
(102) 2012/03/28(Wed) 22時半頃
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ホレーショーさん…
そうやって…自分で抱え込もうとしないで…
[村の人をこの村で安らかに眠らせてあげたい。
そんな気持ちで意気投合した仲間………]
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[どれだけの時間広場にいたのか。 ゆっくりと傾いていた太陽が赤い色を帯びる頃に、ほんの僅かため息をこぼし]
――そろそろ、帰るよ。 楽しい時間をありがとう。
[何時までも続けようと思えば続く会話を漸く切り上げて。 立ち上がったときに差し出された紙に視線を落とす]
うん―― 元気でね……さようなら。
[きっと村人には知らされていない何かを知っているのだろう。 だから、彼の挨拶にあわせて、またね、とは言わなかった。 他の誰にも言えない別れの言葉をつげて、広場から立ち去った]
(117) 2012/03/28(Wed) 23時頃
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― 自宅 ―
[ブローリンからもらったもの。 クラリッサからもらったもの。 みんなからもらった気持ち。
それらを大事に抱えて家に帰る。 そのころにはさすがに母親の耳にも入っていたようで。 朝に伝えなかったことなどを怒られ泣かれたけれど。 戦地に向かうことは決めているから、ただごめん、と返すだけで。
ミッシェルも帰ってきた後、家でとる最後の夕食の時間を過ごす]
――姉さん、ありがとう……
[一日、出歩いていたことをとがめなかった姉に感謝を告げて。 そして一度自室に戻り、簡単な手荷物程度の荷物をまとめた]
(118) 2012/03/28(Wed) 23時頃
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[そして、その夜は。 母と姉と、三人でともに居間で過ごす。
逆らいきれない睡魔に襲われて、眠りに落ちるまで――]
(119) 2012/03/28(Wed) 23時頃
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[そして翌朝早く。 母や姉の見送りは断り。 村の入り口に向かう。 出迎えの軍人のほかに誰か居ただろうか。 誰が居ても、ただ、いってきます、と、手を振って旅立つのだった**]
(120) 2012/03/28(Wed) 23時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/28(Wed) 23時頃
エリアスは、ブローリンの見送りを受けて迎えの車に乗り込み
2012/03/28(Wed) 23時頃
エリアスは、クラリッサのクッキーを移動の合間に食べた。**
2012/03/28(Wed) 23時半頃
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