人狼議事


162 絶望と後悔と懺悔と

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【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[サミュエルを見上げた視線は
迷うように一度床に落ちて、また、サミュエルを見上げる。]

 …──うぅん、出来たら一緒に来て欲しい。

 ホリーだけでもきついのに、
 理依まで来たら、一人じゃ絶対に勝てないから。

 (それに、来るのは理依だけじゃないかもしれない。)

 どうするかは任せる。
 来てくれるなら、日の出前に訓練場に来て。

 夜明けとともにボクは発つ。
 待ってるよ、サミュエル。

(317) 2014/02/13(Thu) 11時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[サミュエルの返答がどうあれ、
絢矢はここでも確約を求めず、部屋を離れる。

次に円と共通で使っている部屋へ戻り
音を立てずにそっとその扉を開けた。]

─→ 自室 ─

(318) 2014/02/13(Thu) 11時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[闇を縫うように、円の寝台へそっと寄る。
ホリーに削がれた耳には包帯が巻かれているだろうか。

絢矢は傷口に痛みを与えぬようそっと円の頬を撫でた。

見下ろす眼差しに
眠る円の顔を焼き付けようとするかのように
長い間、ただそうして、じっと見詰めていた。*]

(319) 2014/02/13(Thu) 11時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

─ 四日目:夜明け前 ─

[地平線から陽は昇りしも、未だ暗い彼は誰時。

そこに誰が現れようと、現れまいと。

これ見よがしに白の外套を風に靡かせ
いつぞや戯れに隊員のくれた紅を唇に刷き。

絢矢は宿舎を出立した。**]

(320) 2014/02/13(Thu) 11時半頃

隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/13(Thu) 12時頃


隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/13(Thu) 12時半頃


隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/13(Thu) 14時半頃


隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/13(Thu) 19時頃


隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/13(Thu) 20時頃


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

─ 早朝:神宿へ ─

[神宿への道中、
はじめは、昇る朝日を見ながら速足で歩いた。

しかしアスファルトに刻む足音は徐々に早く、強く。
いつしか絢矢は駆け出していた。

一刻も早く、一秒でも早く。
ホリーを狩らなければ周と涼平が危ない。
彼らはきっと、今も吸血鬼の居城で抵抗を続けている。

一部でも鬼の支配が解ければ状況は好転する。
そうと信じて絢矢は走る。]

(367) 2014/02/13(Thu) 22時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[傷など──失血など
放っておいてもっと早く出立すれば良かったと
己を責める声が裡から湧いて来る。

サミュエルは、足音も聞こえない距離から
それでも自分を見失わずついて来てくれている。
姿が見えなくてもわかる。

サミュエルに同行を申し出た時、
絢矢には兄の答えがわかっていた。
それがどれほど危険なことかも。

だから──死地への連れ添いを頼むようで、
頼むと告げるのを躊躇した。

けれど、きっと。
話してしまった時点で、頼まずとも彼は付いて来た。
付いて来てくれていた。

サミュエルとはそういう兄だ。]

(373) 2014/02/13(Thu) 22時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[気配も音もなく、
それでも寄り添う心を背に感じながら──。

──結局、絢矢は神宿へのほぼ全行程を、
ひと時も休まず駆け抜けた。*]

(374) 2014/02/13(Thu) 22時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

─ 神宿 ─

[そこは──一度震災で壊滅的な被害を被ったことなど
嘘だったかのように整備されていた。

それでも、建築物は高くとも二階か、三階。
──その程度の背の低い建築群の中に
天を衝く高さの巨塔が在った。]

 ───…、

[見慣れぬ高層建築を正面に据え
絢矢は立ち止まり、塔の天辺を見上げた。

純白の外套が風に裾をはためかせ、
それが軍服であると気付いた年若い着物姿の少女が、
何かに怯えるように路地へと消えた。]

(379) 2014/02/13(Thu) 22時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[慣れない紅を引いた唇で
通行人の一人を呼び止め、言伝を頼んだ。

ホリーの訪れを待つ間、
絢矢の左手はずっと鞘に結んだ下緒に触れている。

着物や帯や絹紐の感触は
忌まわしい記憶の引鉄であったが、
しかし同時に、幼心に馴染んだものでもあった。]

(384) 2014/02/13(Thu) 22時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[サミュエル(と、来ていたならば安吾)は
絢矢にも察知出来ない死角に潜んでいるだろう。

使いの鬼が現れれば、
躊躇なく後に従い建物の中へと進む。

後ろを気にする素振りなど見せない。
気にせずとも兄なら、
必ずなんとかすると信じている。]

(394) 2014/02/13(Thu) 23時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

 ───。

[中には思ったよりも人がいた。
鬼も何匹か。

人間が皆一様に浮かべる、
貼り付けたような笑みに恐怖の陰を感じ取る。

憐れみを瞳に浮かべぬように。
しかし決して眼を逸らさぬように。

意思の力で己を抑え込み、
家畜と蔑まれる人間の貌を眼に焼き付ける。]

(404) 2014/02/13(Thu) 23時頃

隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/13(Thu) 23時半頃


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

─ 神宿:高層建築屋上 ─

 ───ッ

[最後の鉄の扉を抜けた瞬間
吹き抜ける風に髪がはためく。

その風をすら切り裂くように
鋭く前方を見据えれば、
蒼穹を背負って悠然と佇む、漆黒の少女がいた。]

(425) 2014/02/13(Thu) 23時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[屋上の中央まで来ると白を脱ぎ捨てる。
風に舞い上げられた外套は屋上を越え、空へと。

白の下には禍刻の空に散る薄紅の花弁──。
小袖の花を風にはためかせ、
絢矢は『兄』と『妹』を鞘より解き放った。]

     ホリー──ニルヴァーナ。


               ボクがオマエを狩りに来たよ。

[戯言を視線で跳ね除け、凛と立つ。

菫の眼差しは揺るがない。
──例えその傍らに、紅の在ろうとも。]

(435) 2014/02/14(Fri) 00時頃

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