3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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美術部 ミッシェルは、飼育委員 フィリップからもらったメールに返信していなかった事を思い出した。
2010/03/05(Fri) 13時半頃
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―南棟一階・南西靴箱―
[なにやら壁の向こうが騒がしい、 きゃあきゃあ甲高い悲鳴からすると]
虫か何か出たのかねえ。
[見回りでもこられたら厄介だ。 一応携帯はもうしまっておこう。]
(101) 2010/03/05(Fri) 13時半頃
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―南棟・南西靴箱―
[人はこちらには来ないらしく、まだ静けさは保たれて]
……2階は、C組が消えただけみたいだった。
[思考が纏まらず口に出して整理を始める]
屋上から降りてくる間、3階は良く見てない。 一年は居たから教室はある、 でもさっきの子の感じだとまたC組はなさそう。
[天井の染みを数えるようにぽつぽつ零して]
(110) 2010/03/05(Fri) 14時頃
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一階もそう変わりなかったら、ドナルド見つけてから北棟行こう。
[見つけられなければ、用具室を先に探そう。]
……そうだ、今なら職員室も。
[あのゲル状の物体が居なければ調べられるかもしれない。 ただ、授業がある平日に堂々と入っていくのは難しそうだ**]
(111) 2010/03/05(Fri) 14時頃
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―南棟・西靴箱―
[直ぐ近くから、どこかで聞いた声がした気がする。 顔を上げてみたのはまた違う探し人だった。]
こっちも探しに行こうとしてたところだよ、 すれ違いにならんくて良かったさ。
[手首から先だけでも起こし、挨拶代わりに]
……話は聞いてる?
[用務員室のほうに目を向けて]
あっちを当たるか、用具室を探すか。 どっちが間に合うかな。
[土でざらざらの靴箱の板を持って、倦怠感と戦いながら立った。]
(150) 2010/03/05(Fri) 16時頃
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[するする、すとん。
闇の中、結った鳶色が揺れる。]
……くらい
[降り立って初めて思った、その暗さ。
少しでも油断すると飲み込まれそうになる思考を繋ぎとめて
辺りを見渡した。]
っ……ディーさん……
スティ先生……
[共に引きずり込まれた金色の髪と
山吹色の光を思い出す。
姿を求めて、ゆるゆると歩き始めた。]
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―南棟・西靴箱―
[相手の指が光って見え、 とうとう目まで駄目になったのか判断に迷う。 右手をぼんやり眺めてもそこに変化は無い様だが]
……いや、借りたら移しそうだし。 遠慮しとく。
[ゆるゆると首を振って断り]
3人、らしいんだけどさ。 歩き回ってた死人がそうなら、後は一人だけだから。
[ディーンは元々は違う色だった事は知らない。 あの時転がっていた色はもう変化の後で]
2階もC組が消えただけだった、3階は……良く見てないけど。
[こちらの建物は変化は少なそうだと見た範囲を教えた]
(153) 2010/03/05(Fri) 16時半頃
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―南棟・西靴箱―
さあ、ね。 なってみてからだと遅いでしょ。
[説明を抜かしすぎて混乱させてしまっただろうか。]
どこから話すかねえ、ちょっとややこしい事があって。
[人より情報量が多かったのは、少し前までの話で]
……多分、そこにジェレミー、委員長、メアリーが加わるよ。 後ろ二人はまだそのへんうろついてるかも知れないけど。 あと、ピッパともさっきから連絡がつかない。
[遺体の確認されたディーン、同じと言ったメアリーは確実。 三人目は少し離れたら消えていた。]
(160) 2010/03/05(Fri) 17時頃
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―南棟・西靴箱―
ラルフが違うのは知ってる。 ……ちょっとした連絡係やってたから、さ。
[3人は鬼では無い、には納得して]
……ただ、メアリーは赤い方じゃなかったはずなんだ。
[これはキャロからの情報、と加え]
この二人は例の3人とは違う、のかな。
[確かにあの色だったガラス球、赤くなかったはずのもう一つ。 思案を中断したのは向かう先の話が出たからで]
うん、多分あっちだと思う。 行って見るまで確実かは分からないけど。
(161) 2010/03/05(Fri) 17時頃
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―南棟・西靴箱→1階渡り廊下―
……もう、かなりの数になってるんだ。
[考えないようにしていても、逃げられる物でなく]
スティーブンス先生が? ……連れて行ったんなら、メアリー達の事だと思う。
[やる事がきっとそれだったのだと]
勝ち逃げ? 何か賭けでも…………あ。
[コンテ1セット、買っても使う人は既に]
(165) 2010/03/05(Fri) 17時半頃
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―渡り廊下―
…………だねえ、今はまず用具室だ。 他の話は後でもできるよ。 まだ、間に合ってくれれば、だけど。
[北棟へ向かおうと気力を奮い立たせて、 メアリー達の件や自分の事で尋ねられれば答え、 渡り廊下に足を運ぶその途中。]
キャ、ロ。
[叫んだ声と座り込んだ姿は友人の]
(166) 2010/03/05(Fri) 17時半頃
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[空っぽのヘクターを闇が動かす
屋上から学校を見下ろす冷たい漆黒の目
冷酷な笑み]
寒いところに、暗いところに、寂しいところにおいで。
ケイト・グリフィズ。
[闇がヘクターを包み込む]
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―渡り廊下―
[彼女はこちらに見向きもせず歩きさってしまう 叫んでいたその言葉までは聞き取れず]
……ごめん、ちょっとだけ寄り道したい。
[この足で彼女に追いつけるとも思えないが]
少しだけ行って、そっち戻るからさ。
[何かあったらメールして、と連絡先を伝え]
(185) 2010/03/05(Fri) 19時半頃
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―渡り廊下→北棟東玄関―
[また叫ぶ声が聞こえてくる。 行って、何か出来るかは分からない。 けれどもこんな悲痛な声を聞いて通り過ぎる事も出来ず
中庭まで一番近いルートを、全速力からは程遠く走る。 つく頃には騒ぎは収まっている、人の姿はまだあっただろうか。]
(188) 2010/03/05(Fri) 19時半頃
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美術部 ミッシェルは、奏者 セシルとはまた別のルートで向かってるらしい。(通常)
2010/03/05(Fri) 19時半頃
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―北棟東靴箱→中庭―
[廊下を曲がりきれず壁にぶつかる。 しゃがんだら今度こそ立てなくなりそうで、 中履きを履き替えることもせず]
キャロ、キャロ!
[飛び出した先に、人の姿はあったかどうか]
(192) 2010/03/05(Fri) 19時半頃
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美術部 ミッシェルは、走る途中マーゴを見て、すぐ戻るから、と一度その場は後に。
2010/03/05(Fri) 19時半頃
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―中庭―
[息を切らして、駆け込んだ先にまだ友人の姿はあった]
……って、待って、キャロ。
[膝が笑って立位を保てず、 地面に裾を広げながらスカートがついた]
なんでもなく、ないよ。
[いってしまいそうな彼女のに手を伸ばしたい]
…………気に、するよ、ずっと。
[だけど、今は触れても不快にさせるだけで]
(198) 2010/03/05(Fri) 20時頃
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―中庭―
[セシルが離れようとするのを見て、小さくごめんと呟いて。 聞こえたキャロライナの悲しい言葉を否定したかった]
そんなことない、私なんか、だとか言わないで。
[始めは手の部分だけだった花の模様は体中に広がっていて、 もう彼女も症状が進行してしまっているのを理解する。]
私だって、キャロが友達で楽しかったよ。 何も力になれなくて、ごめん。 こんなに苦しんでるのに、全然助けになれなくて。
[聞きたくない、と首を振るがそれでも最後の言葉に]
…………もう、どうにもならないの?
[ばいばい、と去るようであればお別れを]
(214) 2010/03/05(Fri) 20時半頃
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美術部 ミッシェルは、いきもの係 キャロライナを見ようと上げた顔に映る狼男に目を疑った。
2010/03/05(Fri) 20時半頃
そして?
[ヘクターは音もなく屋上から舞い下りた
その姿は変わりなかったが、表情は全く動かず
その目は終わった事の顛末を見定めるように
瞬きなく見つめる]
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─中庭─
[悲しかった、こんな大事なときに流せる涙が出ないのは。 笑おうとしたけれど、それは形にならず]
……さよなら、キャロ。
[花びらの舞う空が今は青くて、舞う黒い花弁が良く映えた。振り返った姿をじっと見詰め、今度こそ見送って。]
……や、考えなしに飛び出してきて、ごめん。
[ドナルドやオスカー、セシルもまだそう遠くない所にいて、 片腕と膝を地に触れさせたまま3人に少しだけ手を振った。]
(221) 2010/03/05(Fri) 20時半頃
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[ピッパはどんな反応しただろう]
[それからどのくらいたったろう]
………まぶしいな
[ゆらゆらと、闇の中から垣間見えるのは、過去の風景。
光と生命力に溢れる世界]
…ここから見ると、こんなにもまぶしいのか
[傍らにピッパがいれば、そちらにちらりと視線をやって寂しげに笑ってみせた。ケイトの姿をした少女が、破滅の方向へと向かっている姿が見える]
……………。
[何も言わない。ただ、無言で見つめた]
[徐々に、輪郭は闇に犯されていく。
自分のすぐ前の闇を両手で攪拌した]
[暗闇の中に、闇色のスケッチブックが浮かび上がる。
紙面も、そのものも、ただ闇色なそれ]
……………。
[ぺらりと表紙をめくる。
手を離すと、それは何もない虚空にまるで固定されたように浮いた。それだけ確認して、右手にふうっと吐息をかける]
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―中庭・出入り口付近―
[ほんの少しだけ、冷たさは空へ紛れ 無理をして走ったせいでがたがたの足で3人の方へ]
シェリー君はごめんね、迷惑かけたみたいで。
[そして南棟の廊下へ目をやって]
……さっき、空が青くなってから初めて妙なのを見た。 あのままにしておくのは、不味いと思うんだ。 ちょっとしたら、見てくるつもり。
[>>204、>>210の狼姿を伝えた。 彼らからも話があれば少しとどまって情報交換を]
(228) 2010/03/05(Fri) 21時頃
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[右手は、自分の息がかかった場所から徐々に黒く闇に染まっていく]
…………ん……ぁ
[闇が身を侵食する痛み。それは、どこか甘美な色彩だった。
熱を帯びない、冷たい吐息を漏らす]
[そうして、変化した手を闇色のスケッチブックに走らせた]
[闇色の紙面に、闇色の手が蠢く。
自分の身を削って描かれていくのは、自分の教室にいるケイトの姿。
机の上でころがるさまざまな色のガラス玉。
ビー玉を彩る、窓辺の光。
教室の喧騒。そのビー玉をつつく、目を伏せた彼女の姿]
………………
[目を細めて、集中して。描こうとしている。
紙面に踊る線の数々は、きっと生者には見ることが出来ない]
[ジェレミーの背後に音もなく立つ]
忘れたモノの代わりに闇に身をまかせるんだ。
冷たさが全てを癒す。
[声は変わらない
ただ響きが冷たいだけ]
[背後から声が聞こえた。
手を動かすことをやめず、目をそらしもせず、背を向けたまま答える]
……ヘクターか。
[一瞬戸惑うのは、聞き覚えのある声に対して纏う冷たさに]
その冷たさで、あんたは何を癒された。
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―中庭・出入り口付近―
[マーゴも後ろから駆けて来るのを見て]
いや、ごめんごめん。 二人とも置き去りのつもりはなかったんだけど、さ。
[ドナルドと共に呆気に取られていた様子を思い出し]
……後は、キャロが決める事、だよ。
[決めた事がどちらであるにせよ、選択は尊重したい。]
いや、まだ危ないって決まった訳じゃないんだけどさ。
[見るからに危険そうでは有ったが、襲ってきては居ない]
そういや、ケイトは学校着てるんだね、やっぱ。
[自分が来た頃には職員室へ行ってしまっていたが]
(237) 2010/03/05(Fri) 21時半頃
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[視界が揺れる。目の前にひらける校舎のヴィジョン。
ぐらりと傾きかけた身体を何とか踏ん張り、鳶色を見開いた。
その光景は懐かしくもあり、どこか違う。]
……ケイト……
[制服の袖に輝く一本の白いライン。
閉ざされた校内で一瞬だけ見た彼女は、今は陽に当たり普通の少女として生きている。]
貴女は、………
[目を伏せた。]
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―中庭―
……遠くだからちらっと見えただけだったけど。
[どこか見覚えのある姿のような気はして]
[>>236にも]
……話の通じる相手だと良いんだけどね。
[一人で行くと流石に危ない グロリアから職員室の件を聞けば]
下見組みはそっち張り込み、かな。 でも良く分かるね、外から見ただけで。
[空間が妙という感覚はあまりなじみなく]
(241) 2010/03/05(Fri) 21時半頃
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空っぽの中の忘れたモノの穴埋め。
[機械じかけの人形の言葉]
もう探そうと思わないぜ。
[空ろな笑い]
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―中庭―
ん、何か有れば連絡は入れる。 ……もし、キャロの気が変わったらそっちも知らせて。
[>>238左手が光るのを見て目を瞬くも止めはせず]
……問題はさっきのが何所に行ったのか、 検討もつかないって事なんだよね。
[実は今まさに近くを通り過ぎて行ったみたいだが]
(245) 2010/03/05(Fri) 21時半頃
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