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[それは刹那の話か、それとも、それとも]
[自分の体に回る彼女の腕の力が強くなった。
自分もその手をもう一度ぎゅっと握った]
[一度、身を話して。彼女の瞳と、自分の瞳。
しっかり向き合うようにしてにこりと笑い返した。
染み入るような闇の中、握手を求めるように右手を差し出す]
よろしく、お姫さん。
[今は、光が見えない。一面の闇。
ケイトがとらわれ、そこに引きずり込まれた真の闇。
この闇の中では一人でいようと二人でいようと、きっと光をこがれるだけ。どちらも変わらないなら、今は二人で]
【人】 用務員 バーナバス― 南棟一階 ― (100) 2010/03/05(Fri) 13時半頃 |
【人】 用務員 バーナバス― 正面玄関 ― (112) 2010/03/05(Fri) 14時頃 |
【人】 用務員 バーナバス[蛇が足に来たので、よけようとしたけど、瞬時噛まれたような気がする。 (117) 2010/03/05(Fri) 14時頃 |
【人】 用務員 バーナバス[嫌な音をたてて、蛇はゴムのおもちゃみたいになった。両手はとても大きくゴツく、そして、爪が鋭くなっている。] (121) 2010/03/05(Fri) 14時半頃 |
【人】 用務員 バーナバス
(123) 2010/03/05(Fri) 14時半頃 |
【人】 用務員 バーナバス
(127) 2010/03/05(Fri) 14時半頃 |
[するする、すとん。
闇の中、結った鳶色が揺れる。]
……くらい
[降り立って初めて思った、その暗さ。
少しでも油断すると飲み込まれそうになる思考を繋ぎとめて
辺りを見渡した。]
っ……ディーさん……
スティ先生……
[共に引きずり込まれた金色の髪と
山吹色の光を思い出す。
姿を求めて、ゆるゆると歩き始めた。]
メモを貼った。
メモを貼った。
[空っぽのヘクターを闇が動かす
屋上から学校を見下ろす冷たい漆黒の目
冷酷な笑み]
寒いところに、暗いところに、寂しいところにおいで。
ケイト・グリフィズ。
[闇がヘクターを包み込む]
【人】 用務員 バーナバス― 用務室 ― (175) 2010/03/05(Fri) 19時頃 |
【人】 用務員 バーナバス[ちょっと混乱する。 (179) 2010/03/05(Fri) 19時頃 |
【人】 用務員 バーナバス― 用務室 ― (190) 2010/03/05(Fri) 19時半頃 |
メモを貼った。
【人】 用務員 バーナバス ってぇ、いかんいかん、探さなくちゃだ。 (200) 2010/03/05(Fri) 20時頃 |
【人】 用務員 バーナバス[なぜか喉が酷く下品になった。自分で吃驚する。 (204) 2010/03/05(Fri) 20時頃 |
そして?
[ヘクターは音もなく屋上から舞い下りた
その姿は変わりなかったが、表情は全く動かず
その目は終わった事の顛末を見定めるように
瞬きなく見つめる]
[ピッパはどんな反応しただろう]
[それからどのくらいたったろう]
………まぶしいな
[ゆらゆらと、闇の中から垣間見えるのは、過去の風景。
光と生命力に溢れる世界]
…ここから見ると、こんなにもまぶしいのか
[傍らにピッパがいれば、そちらにちらりと視線をやって寂しげに笑ってみせた。ケイトの姿をした少女が、破滅の方向へと向かっている姿が見える]
……………。
[何も言わない。ただ、無言で見つめた]
[徐々に、輪郭は闇に犯されていく。
自分のすぐ前の闇を両手で攪拌した]
[暗闇の中に、闇色のスケッチブックが浮かび上がる。
紙面も、そのものも、ただ闇色なそれ]
……………。
[ぺらりと表紙をめくる。
手を離すと、それは何もない虚空にまるで固定されたように浮いた。それだけ確認して、右手にふうっと吐息をかける]
[右手は、自分の息がかかった場所から徐々に黒く闇に染まっていく]
…………ん……ぁ
[闇が身を侵食する痛み。それは、どこか甘美な色彩だった。
熱を帯びない、冷たい吐息を漏らす]
[そうして、変化した手を闇色のスケッチブックに走らせた]
[闇色の紙面に、闇色の手が蠢く。
自分の身を削って描かれていくのは、自分の教室にいるケイトの姿。
机の上でころがるさまざまな色のガラス玉。
ビー玉を彩る、窓辺の光。
教室の喧騒。そのビー玉をつつく、目を伏せた彼女の姿]
………………
[目を細めて、集中して。描こうとしている。
紙面に踊る線の数々は、きっと生者には見ることが出来ない]
[ジェレミーの背後に音もなく立つ]
忘れたモノの代わりに闇に身をまかせるんだ。
冷たさが全てを癒す。
[声は変わらない
ただ響きが冷たいだけ]
【人】 用務員 バーナバス― 一階廊下→学食 ― (235) 2010/03/05(Fri) 21時半頃 |
[背後から声が聞こえた。
手を動かすことをやめず、目をそらしもせず、背を向けたまま答える]
……ヘクターか。
[一瞬戸惑うのは、聞き覚えのある声に対して纏う冷たさに]
その冷たさで、あんたは何を癒された。
[視界が揺れる。目の前にひらける校舎のヴィジョン。
ぐらりと傾きかけた身体を何とか踏ん張り、鳶色を見開いた。
その光景は懐かしくもあり、どこか違う。]
……ケイト……
[制服の袖に輝く一本の白いライン。
閉ざされた校内で一瞬だけ見た彼女は、今は陽に当たり普通の少女として生きている。]
貴女は、………
[目を伏せた。]
【人】 用務員 バーナバス― 学食→畑・北棟方面 ― (242) 2010/03/05(Fri) 21時半頃 |
空っぽの中の忘れたモノの穴埋め。
[機械じかけの人形の言葉]
もう探そうと思わないぜ。
[空ろな笑い]
[ヘクターの空ろな笑いが闇に響く。
少し先からその音は闇にくるくると飲み込まれて行くようで]
………そうか。
ヘクターは、本当に死んだんだな。
[こちらも、悲しみの色が見えない口調]
俺は、あいつの熱さが好きだったよ。
こんなことに巻き込んだ幽霊さえ連れ帰るって言ってた熱さが。
[死んだディーンと対面した時みたいに、他人の様に言葉を紡いだ]
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