252 【飛び入り歓迎】学園の七不思議
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―回想・同好会部室までの廊下にて―
[熊らしからぬお願い()は、意図がわかれば合点のいくものであったから、口をとがらせながらも了承した。]
―オカルト同好会の部室前にて―
[目的の生徒はいなかったらしい。
休む間もなく、引き続きどこかへ向かおうとしているのは、口に出さないだけの深い思慮に基づいてのものなのだろう()。
このまま何も言わないでいても1人でずんずん行ってしまいそうだ。
さすがに疲れたし休みたいし、ああそういえば足首も痛いんだった。いたたた。
怖いのもわけがわからないのもお断りしたいところ。それでも]
そこに何かあるかもしれないのね?
[相変わらず口はとがらせたまま、可愛げなく言い放つ。]
そこ、連れていきなさいよ。
話しちゃだめなら見ることにするわ。
[・・・あっちの世界に関すること。
言いつけを守って、最後は口パクで。
ヨーランダの腕をするりと抜けて、ガストンの近くへと一歩二歩と進む。]
…そうだな…
[エリアスの今後の行動について聞き首肯する。
今のところ騒ぎにもなってないのだから、サイモンへの口止めということ自体は杞憂かもしれない。まあそれ以外でも七不思議に関して知ってることを聞こうとは考えている。
そしてケヴィンからは手短な言葉に手短に要点をかいつまんだ言葉が帰る。ケヴィンだけおかしい。ということもないらしい。
何やら戻ったのは一人だけ。だったようだやら、サイモンについてなどは、話す前に、エリアスががんばってくれた。ありがたく会話の休憩をした]
倉庫? 小屋?
何やらかす気だアイツ。
[祠、の言葉が出てこなかったため、その場所が何なのか直結せず、エリアスの回答に首を傾ぐ。
次いで聞かれたことには、あぁ、と意図を察して]
屋上からの紐なしバンジー。
[笑顔でさくっと言った]
[放っておいたら勝手にいってしまう。という見解はあっていた。
むしろ一緒に行動している現在のほうがなかなか珍しいこと]
ある。
[少なくとも今よりは。ただ何も解決しないかもしれないことは言葉が足りなくて言わない]
…無理はするなよ
[足首についてこちらは察したわけでもなく無難な言葉として、いうと、近くにきたグロリアの孫を見下ろした]
お二方は行かれるのですね。
先に部室の鍵とか確保したいので、後から追いかけます。
…気をつけて行ってください。
[時代がかった神妙すぎる言い方をしてしまい、
やっちゃったと内心焦る。]
紐無し…?
[思考が追い付けなかった。]
序でに、湿布包帯の類い確保しときましょうか…?
[なんだか脚を庇っている動きを見てとれた。
笑顔でdiveした先輩と掛けて回りに問う。
なお、本人は行き先を言ったものの、
頼まれるなり命令されたり乞われたりすれば
自らもついていく腹積もりである。]**
[話の流れからガストンとグロリアは例の小屋とやらに行くらしい。
ヨーランダはどうする心算か、ケヴィンは当然ヨーランダについていく心算]
紐なし。
[理解していなそうなエリアスに、繰り返された部分をもう一度口にして頷く]
えーと。
本来は2人で互いに裏切ることなく飛べたら、だったんだが、他にやるって言うやつが居なくてなー。
でもやらなきゃ次は無い、みたいな雰囲気だったしよ。
どうにか頼んで俺だけで勘弁してもらった。
[なるべく怪奇現象に繋がる言葉を省いて説明したが、内容そのものが怪奇なものになっていた]
[ひもなしバンジー。というのには顔を凶悪に歪める。
やはり残された人間が安全という保障がないようだ。とはいえ見たところぴんぴんしてるため、怪我ということにはならなかったのだろうと。説明を聞きながら思う。
確かにその場にいたら自分とてほかに任せるわけにもいかず立候補していたことだろう]
エリアス……助かった。
[ペアをともに組んだことから、案内や、こまごまとした説明などと任せたことに礼をいう。まあその直後、誰かの意見によってはそのまま同道するかもしれないが、また後でと、今はいうように礼をいう]
[ケヴィンに察された通り、小屋を目指すつもり。もしわかれるならば、サイモンに、口止めと、七不思議のことを聞きたいから、借りるといった部屋。天文学部の部室に呼んできてくれ。などと頼むだろう。]
……いいのか?
[自分とは違って気遣えたエリアスの言葉に再度グロリアに聞く。
それでも意志は尊重しつつ、歩く速度は気遣うだろう。
持て。といわれたら俵担ぎをしたりした後、おんぶなどになるだろうか。]
いくか
[どういう分担になったか。一緒にいる面々にいう。グロリアに合わせてかややゆっくり目に気遣いながら歩いて物置小屋を目指すだろう**]
[紐なしバンジーの経緯はもう少し詳細が必要だった気もするが、まだオカ同の前と言うのもあり、結局口にした分しか説明せず。
この後の方針を聞いて、何をするのかはひとまず理解した]
あ、俺は大丈夫。
[湿布包帯の話にはそう告げて。
どうする、とヨーランダを窺う態**]
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