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あの豚さん
豚小屋の夜を思い出してしまい、再び顔を両手で覆った
―4日目の夜の村―
[長い、長い豚小屋の夜を振り払い、
思い出を携えながら、夜の村を巡っていく
村の入り口で、一員として受け入れられた
この家で、長い時を息子と過ごした
その傍らの、もともと馬小屋だったという物置で、
若いミナカタに抱かれて
この道端で、幼い容とともに、歌を口ずさんだ
別れの挨拶も交わさぬ隣人
この辺りでよくすれ違っていたことだろう
母と歩む源蔵の姿
1人となった志乃
空手を握りしめた場所は、ここ
心中は知れずとも、進が頬を赤くした
その後、櫻子と辿った道なり
1人鎮守し続けた社には、いつもゆりの姿があった
夜をともに歩んだリツは、今日も辺りを哨戒しているのだろうか
[やがて、歩んでいく先に、
焼け落ち間もない家が映る
小さな村だ この家に暮らしていた、
2人の兄弟が誰かもわかる
家事と葬儀は許された村八分
葬儀も認めぬ村九分
弔人もないこの場所は、2人だけの聖域だろうか
兄弟がどんな思い
死へ向かったかは知らぬまま
ただ、家の前で立ち止まり、
そうであろうと思えることを、ぽつりと呟いた]
ずっと傍らにいてくださる方と、
添い遂げることができたのですね
[この村では得難いだろうと思いながらも、
櫻子に向けた言葉
体なき身では、転生
ただ、最期の時まで共にいられたであろう、
目先の部分のみ切り取り、思う]
どうか、安らかに
[それは、村九分で弔いもできぬ息子と比べても、
幸せなことであろうと、両手を組んだ
やがて、その場も後にして、
夜とともに、思い出の村を巡っていったことだろう**]
メモを貼った。
[ススムの亡骸は相変わらずそこにあった。
魂の入らぬそれは、ただの抜け殻
見下ろしていたのは少しの間。
意識はまだ、村の中
死して尚、囚われている錯覚
自分の居場所が欲しかった
家畜と自分は違うから
自分だけの居場所が**]
[ふと意識が浮上する。
目を開ければ焼け煤けた景色が目に飛び込んできた。
足元へと視線を落とせば人間であったであろうモノが転がっていた。
死なせた後悔はないし、死んだ後悔もない。
あるのは胸を満たす多幸感。
これだけ焼け焦げていれば誰にも喰われない。
弟を喰ったのは己だけ。
己の腹の中に弟を抱え、このまま永遠に。
転生もせず二人ずっと一緒にいられる**]
【人】 FSM団 ミナカタ − 朝 − (20) 2017/12/03(Sun) 21時頃 |
[視線を動かせば弟の姿が目に入る。
その弟は別の場所を見ていて
ぴくり、肩眉を上げて錠の傍に寄り、顔を覗き込む。]
死ぬと心が狭くなるようだ。
こちらを見てくれ錠。
他の誰でもない私を。
[言いながら錠の手を取り、その指を食む。
霊体がモノを喰えるのかは分からない。
分からないが想いを込めて噛み付けば歯に確かな弾力を感じるような気がした。
錠の全てを喰らっていないから。
このまま時間をかけて食んでいきたい。
そうして最後には全てを腹に収めてしまうのだ。]
メモを貼った。
【人】 発明家 源蔵 ―― …… っ (24) 2017/12/03(Sun) 22時頃 |
【人】 発明家 源蔵[歩みとともに止まる。] (25) 2017/12/03(Sun) 22時頃 |
ん、兄さん?
[
そして、兄の言葉を聞いて、もう一度。]
……うん。
兄さんは、僕だけのものだから。
[指先を食まれながら、嬉しそうに笑った。
笑って、兄の肩口に、ゆるやかに凭れかかる。]
兄さんだけだよ。
だって僕は、ちっさな頃から、ずっと、兄さんだけを見つめて、追いかけてきたんだから。
けど……そんなの、ただの甘えだ、兄離れ出来ないだけだ、って。
ずっと、そう思ってたんだ。
………同じだったんだね、兄さんも。
大好きだよ。
[囁きは、耳元で。
そしてそのまま、少し強く噛みついた。*]
【人】 FSM団 ミナカタ ちょっとばかし動くのが悪くなってな。 (29) 2017/12/03(Sun) 22時半頃 |
【人】 FSM団 ミナカタ 先に、死んどこうか? (30) 2017/12/03(Sun) 22時半頃 |
―4日目の夜/大美
[思い出を辿る夜の巡りの終着点は、
独り立ちした息子、大美(ダイミ)の家だった
戸を通り越し、眠る我が子の姿にそっと微笑む]
最後のお別れに来たつもりでしたが、
こんな時間に、ごめんなさいね
[大美は布団をかぶった中にいた
深い眠りにあるようだった
早口言葉でやたらと母の気を引こうとしていた彼は、
自分の死を知っているのかどうかも、窺がえない
その傍らに正座して、息子を見ることもなく口を開く]
これから、どうなっていくのかは分かりませんが
囚われては、いけませんよ
[心に去来するは、石動の言葉から感じた、
先行きへの陰り
何に、とは言わなかったが、
これまで息子には、度々伝えてきた言葉だった
因習に、とは思わない ただ]
目に映るものだけに、今の自分の観念だけに、
囚われては、いけませんよ
[自分が来てからも、村からも少しずつ変化を感じていた
そもそも屠殺を特定の誰かに託すなんてことも、
自分が受けると言い出さなければ、
この村にはなかった発想だったのではないかと思う
ここに来た当初にいた者たちは、多くが鬼籍に入ったけれど、
因習に囚われた中での微々たる変化は、
肌に触れて感じてきた]
[絶え間なく革新を進めていた東京府を思い出す
街には異国が溢れており、軍は近代化されていった
それも、もう40年も前のこと
あの時感じた大きなうねりは、今どこまで拡大したのか
村に留まる自分には、もう、想像することもできない
やがて、この村もその激流に翻弄される日もくるのだろうか]
例え、この村が変革の時を迎えたとしても、
囚われることなく、柔軟に生き抜いてくださいね
[それだけ告げれば立ち上がり、
扉をすり抜けて外へ出る
鶏がけたたましく鳴き声をあげる
最後にすべきことを終えた江津子は、集会所へと歩みだす
見れぬかもしれぬと、源蔵に託したこと
ここで起こった顛末を、あまさず見届けるために*]
5日目の朝に集会所へと向かっていく*
[偽者、出来損ない。
その言葉を聞く度に、
心の中に仄暗い気持ちが沸き起こる。
けれど、私にあの子を――志乃を憎む資格はない。
何より、目の前の妹の表情を
曇らせたくはなかった。]
偽者なんかじゃないよ。
ゆりは、立派な巫女様だった。
[あの時
幼い妹の顔を覗き込んで、
その頬を伝う涙
ゆりは、私の自慢の妹だよ。
よく、頑張ってたね。
助けられなくて、ごめんね。
[頭を撫でる。縋り付く手を拒むはずもなく、
私も、彼女の背に手を回して
ふたり、わんわんと泣き喚いていた。
姉だというのに、
妹の苦しみに目を向けようとせず、
自分の事ばかりで。私というやつは、本当に。
ごめんね、と幾度繰り返したところで、
その言葉は風のように形無く失せていく。]
[いつまでそうしていただろう。
互いに温かさはない。ただ、そこには風があるだけ。
でも、確かに。
ゆりは私の腕の中にいてくれていた。]
私も、ゆりとこうやって話せて
とっても嬉しいよ。
その、こんなみっともない姉だから、
……嫌われてるんじゃないかな、って。
ずっと、怖かったの。
[母の――先代の眼差しを忘れることは
どうやったって出来そうにない。
それでも、ゆりは巫女である前に
ずっと、優しい私の妹であった。]
[事切れた自分の姿を一瞥して、
そうして、目を閉じた。]
……“次”も、姉妹だったらいいな。
今度は、ちゃんとした姉さんになるから。
[腕の中の小さな子。私の、大切な妹。
どうか、次の世でも共に、と。私は願う。
今度こそ、その手を離すことはしない、と。**]
メモを貼った。
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