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メモを貼った。
[夜の喫茶店内の喧騒も、笑聲も、遠い
――――……良いのか
私と2人で使えば
お前は私の冷気に、風邪を引くぞ。
[軽口と真を、何食わぬ顔で含ませつつ。
それとも2段ベットと云う、不可思議な形をした寝床なのだろうか
流れ込んできた代案に微かな喜色を混ぜ、笑みを深めて見せた]
[彼のご自慢したシェフの料理は美味だ
元々彼の才能を認めていた故、互いの価値が一致
食事中
遠い視界の向こう
「幸福そう」な獏の傍らには
未だローブに関して尋ねる課題を
成功が叶わない男
今日の様子で、何やら「楽しそう」と
自分の中で、漸く印象が確立しそうだ
リツがまだ、泣く前の話]
[
隣りで一から教えるのは悪くない
慣れない箸使いに悪戦苦闘する姿は微笑ましい
日本の文化やマナーに厳格な自分が、彼に甘いのは
全て、彼が愛しいから
哀しいかな。
真面目と云うか、いまだ堅苦しい面は、浄化不足]
ご馳走様。
[現と夢の境目、緑扉を過ぎる際も、夜闇を弾く銀髪を保持した侭
「さて」と2音。
改まったように口を開きなおし、トレイルの腕を掴む]
メモを貼った。
メモを貼った。
手を繋いだままの徒歩も、悪くないが
私はお前の責任を果たすまでに、
時間はかけたくないのでね。
[煽ったのはお前だと、一笑
引き寄せる、その勢いを使って、両腕で抱きかかえる強引な手段
扉が閉まる音を拾った背中には、銀より眩しい翼を拡げた
されどそこに、静謐は存在しない
白雪が熱で爛れたような、不完全な形の、天使のような羽]
【人】 酒屋 ゴドウィン… (16) 2015/08/11(Tue) 21時半頃 |
…――醜いだろう。
これは、私の命の灯を
眼に見える形で表わしたもの。
[いつかトレイルに見せた時より
眼に見える形で、量が減少した羽量
されど憂いの瞼は、直ぐに開かれる]
飛行に関してはなんら問題ない。
安心して、私に身を侭せて居れば良い。
[次いで、告げる。精霊として完全体な姿では
ヒトの視界に映ることが無くなる前提を
元々、ヒトならず者の存在を信仰する、希少な人種にしか、姿を映さない冬の精霊
其れは、自分に触れている君も、今は同じ条件]
【人】 酒屋 ゴドウィン[答えなんて前から知っている。] (17) 2015/08/11(Tue) 21時半頃 |
【人】 酒屋 ゴドウィン[それから隠し味について聞いているうちに『気にするのも愛情』なんて言われ>>8、それをありがたいなんて言われれば>>11] (18) 2015/08/11(Tue) 21時半頃 |
[今度は唇から生み出す声に合わせて、脚を踏み出す。
空中まで誘えば、彼の選択肢を強引に排除。
そのまま家までの道標を尋ねながら]
しっかり掴まっているか?
…ほら、―――月が綺麗だ、トレイル。
[金色の月、数多な色の星
綺麗な光、綺麗な空、綺麗な空気、綺麗な街
彼の住家で羽を仕舞うまでの時間
綺麗なものが、夜闇に沢山
されど、他は構わない
ただ一人だけに
恋を――している男の眼を、向けていた*]
【人】 採集人 ブローリンー 朝 ー (19) 2015/08/11(Tue) 21時半頃 |
−特別な一夜の記憶−
[テーブル席から一旦離れ、カウンター越しに
注文を伝え、受け取る合間に近くの一組をそっと盗み観る。
トレイルもマイペースでやや世間とずれている自覚はあるが、
エフはそれ以上だ、とトレイル自身は感じていて。
さぞやリツは翻弄されているだろうなあと
想像し、窺う口元に不安や懸念の色はない。
だって、いやじゃないから隣に居るのだろうし。
瞳はまっすぐ、エフに注がれているだろうから。
生憎、泣き顔は後頭部に隠れて見えなかった。
――教会の前――
[すん、と鼻を鳴らす。魔物の匂いがする、とか行ったら怖がられそうだが、昼間には感じない、独特の変化を感じる。
それは、実際の匂いでなくとも、気配、のような、雰囲気、のような、とにかくちょっとした空気の違い。
その中に、人間の男が一人
……待たせた?
[今も、待ち合わせの10分くらいは前だ。一人、教会の前で深夜に立っている男とか、よく考えればだいぶ不審だったので、早めに来たのだけれども。]
【人】 採集人 ブローリン[既に閉店して、昼営業の時間を待つトワイライトは、夜の名残の沈黙にひたる。 (20) 2015/08/11(Tue) 22時頃 |
[寝床の提供についての指摘に、誤解の糸は絡まりを増す。
その忠告にどんな意味があるのか、
アルコールで常以上に鈍る頭は正しく判断できないまま。]
毛布だってあるから大丈夫だし
千冬が今どこで寝てるんだろうって
心配して、眠れなくなるよりマシ
[風邪をひかない、とは言い切れない。
それほど長く、近く共に過ごしたことなどないから。
遠回しに部屋への訪れを避けているのかと考えるが、
その割に笑みは深くなる一方で、
また何か、からかわれているのかと思えばムキになって
素面では有り得ない気障な仕草を仕掛けてみたり。
リツのことを案じている場合ではなさそうだ。
[思えば、定休日以外に夜休みを取るのはどれくらいぶりだろう。それだけでもどうにもこそばゆい。今日の行き先は告げていないから、話して苦笑いに変えることも出来ない。]
行……くか。
[この辺りは街灯も少なめで暗いし、何よりもう随分遅い。
見失われたりしないようにと、無意識のうち手を出していた。]
【人】 採集人 ブローリン 眠れねぇの (21) 2015/08/11(Tue) 22時頃 |
[日ごろフォークとナイフとスプーンで生活している身に、
箸というものは何ともいえず不便なものだった。
それでも、愛しいひとの文化だと思えば理解したいと奮闘。
――いくつかの粗相を見守る姿に、
甘やかされてるなあと痛感して、密かな特訓を決意の後。
完全なる酔っ払いでも、
支払のことは勿論気に掛けている。
職場ということもあって彼に負担させるつもりは毛頭なく。
されどその計画は、阻まれてしまったか。
ん、?
[外界への扉を開いても、変わらず銀糸の髪色に。
深夜だからかと軽く捉えていれば腕を囚われ、
足元もおぼつかない身体はいとも容易く引き寄せられ。]
[やや強引に抱えられ、抗議する声は
夏の夜に、ほのかに眩しく映る羽に吸い込まれる。
千冬――…?
[記憶の中より、随分と痩せ欠けて歪な配列となったそれ。
悲痛な眼差しを向けることを、我慢できなかった。
――薄く形のいいくちびるが理由を語れば尚のこと。
慰めの言葉か、行動に移す前。
ふいに身体が浮く感覚に、反射で縋るようにしがみつく。]
え、 ……わ、ちょ、まじか
―教会の前―
あ。
[誰かに見られているような気配とか、全部気のせいだと自分に言い聞かせて耐えていれば、虎徹の声と姿が見えて安堵の溜息をつく。
一人肝試しは意外と早くに終わった。
あっはい、少し。
そんなに長くは待ってないです。
[心細さは消えて、ひたすら安心した。]
はい、えっと、連れてってください。
[どこに行くのかはまだ知らないが、差し出された手をしっかりと握る。
こんな所ではぐれるのは勘弁願いたい。思い切って繋いでしまえば、気恥ずかしさも感じなかった。]
[これは酩酊している時の浮遊感とは明らかに違う。
完全に――浮いている。
願ったこととはいえ、これほど早く叶うとは思わず。
信じられないといった瞳で夜風と、
彼の羽ばたきで揺れる銀糸を呆然と見つめながら。
自宅への方角を尋ねられれば、だいたいの向きを示して
あとはもう、此方に選択肢など存在しない。
生まれて初めての飛行に対する恐怖は始めだけ。
今は、己の姿もひとの目に映らない。
住み慣れた街を、今までと違う角度でしばし見つめ。]
[手のひらに、温度。
自分の手が誰かの手とつながっている。それが急に実感となって押し寄せてきて、思わず離しそうになってしまった。
天邪鬼の逆さまを、無理やり身体にも言い聞かせて、強く握る。]
……っし、
[覚悟決める。歩き出す。
どうやって切り出そうとか、そもそもケイのこととオレのことと他の客のこととどれから言うべきか、頭の中でぐるぐる思考が巡る。
そのせいで、道中は会話も少なく、少し上の空。
けれど、夜の闇に沈みながらも、進むにつれ見慣れた風景が広がるか。]
す、……げーちょーきもちいー
[温い空気が、彼の冷気と混じり優しく頬を撫でる。
はしゃぐのは裡だけに留め、身体はしっかり預けたまま、
案じる声に、腕に込める力を増して。]
ん? うん、……綺麗だ
[見上げ、答える瞳に月の姿は映さない。
在るのは、一人の、儚げな精霊の男の顔。
切なさすら呼ぶほど愛しいのは、世界中でこのひとだけ。]
――…ありがとう。千冬
[この景色を、見せてくれて。
この腕に己を、迎え入れてくれて。
欲しいと気づいてさえいなかった愛情を、教えてくれた。
襟元に髪を摺り寄せ、そのままうんと首を傾ける。
この温もりを、想いをどうにかして伝えようと。
頬か、頤か――できればくちびるに、届けと願う。]*
はぐれないでください…
[一瞬の離れそうになった気配に、思わず弱い声。
これではどっちが年上なのかわからない…と思いながらも、向こうから強く握られれば、その力強さに安心する。
無論、自分の方が年上だと信じて疑っていなかった。]
……夜の街って、また違う風に見えますねえ。
[少しずつ、見慣れた風景へと近づく度に、会話の余裕が出てきた。それまでは、暗闇の中でたった一本灯っている蝋燭の如く虎徹の手を頼って、口数も少なかった。]
【人】 放蕩者 ホレーショー[未だ水分を含んだままの髪をかきあげて、眠れぬ時間を過ごしていた。 (22) 2015/08/11(Tue) 22時半頃 |
【人】 放蕩者 ホレーショー[いったい、何時入ってきたのだろう。 (23) 2015/08/11(Tue) 22時半頃 |
【人】 放蕩者 ホレーショー …うん、眠れなくて、 (24) 2015/08/11(Tue) 22時半頃 |
[はぐれないでください、と
か細くも聞こえる音で、半歩後ろから声がする。
大丈夫、の代わりに頷いて、もう一回手に力を入れた。]
そう、だな。
[昼間の喫茶店の周りと比べてのことか。聞かれたら、相槌を打つ。
実際、人間の時間である昼と、本当に違うところだって多々ある。
特に最近は、マスターに惹かれて来る有象無象が多いこと。
ゴロウと手を繋いでいなければ、蝙蝠の二、三羽はたき落としていただろう。]
【人】 放蕩者 ホレーショー 最近、夜に来てくれてないだろう? (25) 2015/08/11(Tue) 22時半頃 |
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