224 Cнег дьявол〜凍ったケツ村〜
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[ひとりぼっちの淋しさに耐えかねてわたしは、硝子に映る自分の姿を、瓶の中にその子だということに想像して(あまつさえAという名前をつけて)、Aと呼び掛けた。弱々しい呼び掛けにガラスの向こうで子供は微笑んでくれた。 それから、わたしは。痛い、辛い時、Aを呼ぶ事にした。あの子はいつも傍に居てくれたの。]
(26) 2015/05/29(Fri) 19時半頃
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[わたしは、眠ってしまった。そっと、胸に両手を添えて囁きかける。]
大丈夫よ、あなた は、汚れてない… 。私が護ってみせるから。
[護身用に持ち歩いている、ナイフ。雪鬼だろうが、わたしに仇なすものは排除する。 けれど…。アランが殺されたとき、雪鬼の姿はなくって。見えない相手に ナイフは刺せない。例え、人の姿をして現れたとしても抵抗してみせたところで敵いはしないのだろう。わたしは―-…私は、何の力も持っていなかった 。]
(27) 2015/05/29(Fri) 19時半頃
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― 翌朝 -
[わたしは、目を醒さない。 私は起きて食堂へと向った。今日も誰を殺すのか話し合いが始まるのだろうから。
目の前で犯行現場をありありと見せつけられれば、 雪鬼の存在を認めるしかない。
静かに、皆が起き出すのを待っていた。**]
(28) 2015/05/29(Fri) 19時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2015/05/29(Fri) 19時半頃
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[投票が読み上げられていく。 雪鬼容疑ってなんだろう。 本気でヨアヒムが雪鬼だと思っているわけではない。 ただ、彼は知らない人だから。 だから殺しやすいだけ――――――。]
…あ、あぁ…僕は。
[肉の焼ける匂い。 耳を突く悲鳴。 こんなもの狂気の沙汰だ。 実際に手を下したのは自分ではないけど、黙って投票してそれを見ているのだから。]
(29) 2015/05/29(Fri) 20時半頃
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[僕も、雪鬼と同じだ。]
(30) 2015/05/29(Fri) 20時半頃
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[呆然と立ち尽くしケツを焼かれて死ぬ男を見つめる。 しかしそれも誰かの叫び声>>3に現実に引き戻された。]
アランさん!! あ…あ、ぼくが…まもらなかった、から。 わかってたのに、アランさんが襲われるかもってわかってたけど。
でも、僕は…ごめ…なさ…一人しか護れない。
[リーを護っていた。 アランが襲われる可能性は勿論考えていて、しかもしれが一番可能性が高い事も分かっていた。 それでもリーを護ったのは、どちらがより親しかったか。 それだけの違い。]
(31) 2015/05/29(Fri) 20時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2015/05/29(Fri) 21時半頃
[オスカー、悔やむことはない。
私は死んだが、リーのことを信じてくれたことが、何よりも嬉しいんだ]
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─昨夜・処刑執行─
[ヴェスパタインによって読み上げられる開票結果。>>0 緊張と恐怖に固く握った拳に汗が滲む。 音になる中にジリヤの名前が上がると、息を飲んで顔を上げた。
先ほどの遣り取りからして、票のひとつはメルヤという少女だろう。 しかし、もう一票は?ヨアヒムの筈がない、だとしたら、村の誰かが────]
「 ヨアヒムさんに5票。 よって、彼を雪鬼容疑にて処す。 」
[出された結果に、思考が分断された。 たった一枚の紙切れが集まって、今から1人の命が奪われる。 唇が切れるほどに噛み締めた。疑わしきは処す。その重みは、自分の手にも確かに掛かっている。]
どうか、してる…みんなも、…私も。
[そうして、己自身もその一端を担ったのだと。たった今から、人の意思が人を殺すのだと、響き渡る処刑者の悲鳴で思い知るのだ。]
(32) 2015/05/29(Fri) 22時半頃
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[だがしかし、続け様に聞こえる、今度の悲鳴はヴェスパタインのもので。>>2 確かにアランの名を呼んだその声に、席を立って数名の男たちが出て行ったドアまで走り寄る。 リーの絶叫が響き渡る。>>3 ドアから飛び出し、見張り役として近くに立つシメオン>>17と、雪の中に倒れ伏したアランを交互に見る。]
せんせい…!……アランさん!? シメオン、何があったの?!どうしてアランさんの…お尻が、凍ってるの……?!
[凍結されたアランのケツに息を飲む。 多数が見ている目の前で起こった事態に、吹雪の中その場にへたり込む。 室内から届く、オスカーの懺悔の言葉を耳が拾い上げるが、あまりの衝撃にケイトの頭は回転を止めてしまっていた。>>31]
(33) 2015/05/29(Fri) 22時半頃
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……どういう事……? どこかに雪鬼が隠れてたの?それともまさか──、
[その場に居たのは、たった今ケツを凍らされ魂を抜き取られたアランと、そのアランに人である事を証明されたリー。そして、自ら政治家を処したヴェスパタインだけだ。]
まさか……せんせいが、なにかした…?
[思わず溢れた疑惑の声に、はっとして口元を覆う。 それは扉の近くにいた者たちには、届いてしまっていたかもしれない。]*
(34) 2015/05/29(Fri) 22時半頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/05/29(Fri) 22時半頃
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は…せんせ…が?
[ケイトの疑惑の声はしっかりと耳に届いていた。 は、と目を見開いてヴェスパタインを見つめる。 処刑するように誘導したのは彼ではなかったか。 それに賛同したのはほかならぬ自分だけども、でも。]
いや、そんなはず…ない。
[もう誰を信じたらいいのか分からない。 リーは人間だとアランが断定していた、だから彼だけは信用出来る。 でもそれだけだ。]
…そういう疑惑振り撒くの、やめて。 じゃないと僕はケイトを疑ってしまいたくなる。
[誘導して処刑へと仕向けているんじゃないか、なんて。 そんな疑惑が胸の内で渦巻いている**]
(35) 2015/05/29(Fri) 23時頃
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─昨晩・処刑執行─
[どうしても尋ねられても、今目の前で広がる光景しか自分は答えられない。]
俺にも、分からない。 でも………確かに雪鬼はここに……ッ、でも、…そんな……。
[ヨアヒムを本気で雪鬼だと思った訳では無かった。 寧ろ彼の持ち得る狡猾さは人らしいといえば人らしかった。
なのに、彼を選んだ理由は、身内の中に雪鬼がいるかもしれない可能性を知らないふりしたのだ。]
(36) 2015/05/29(Fri) 23時頃
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[確かに潰えていく命達。 死体を運ぶ手伝いに名乗りでる前、都合よく広いあげたオスカーの言葉>>31に双眸を細めたが、沈黙を貫く。
代わりにバランスを崩したドロテアの方へと足を動かしただろう。]
………立てる? ドロテアさん。
[彼女へと腕を伸ばす。 沈痛な様子に今更ながらに人を殺してしまった事実を知る。
そうだ。 ヨアヒム亡き後にこうして、アランが死んだということは。]
(37) 2015/05/29(Fri) 23時頃
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………人が、人を殺した。
[そういうことなのだから。]
(38) 2015/05/29(Fri) 23時頃
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[ドロテアとヴェスパタイン、そしてケイト。 この三人が自分の素知らぬところで何を話したかは離れてしまった自分は知らない。
だが、何か気を病んでいる姿には胸が痛む。]
…ドロテアさん、無理はしないで。 今日はもう休みなよ。
[吹雪はまだ止みそうにない。 自然と扉の方へと視線を向ければ、ケイトとオスカーの姿が見えて]
……明日、改めて話し合おう。 このままアラン兄と…ヨアヒムさんを放っておいても可哀想だろう。
[そう区切れば誰に言われるでもなく、遺体を別の場所へと。]*
(39) 2015/05/29(Fri) 23時頃
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─翌朝・自室→酒場─
[ 昨晩は、あまり寝られなかった。
とりあえず一人で遺体を二人分運ぶのは無理があるから、村の男性陣の協力を要請して移動させたのだったか。
蘇るのは昨晩の光景。
目の前で硬度と共に零度を増していくケツのことを思い出す。]
………アラン、兄。
[村の兄貴分。 彼には憧れめいたものを持っていた。
誰にでも分け隔てなく優しくて思いやりがあって。 そんな彼が目の前であんな無残な姿になってしまうなんて。]
(40) 2015/05/29(Fri) 23時頃
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………っ、
[同い年のリーの手前、態度に出すことは憚れたけれど、握りしめる掌の力を強める。]
………ごめん。
[一言。
小さく呟けばシャツの襟を正して、酒場へと。 先客>>28を見つければ、気まずさに視線を逸らしかけたけれど、]
…おはよう。ジリヤ。
[無理くり口角を上げれば、手短な席に腰掛けて待つ。
雪鬼を見つけ出すために。]
(41) 2015/05/29(Fri) 23時頃
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──宿の一室──
[眠れぬ夜を過ごした。
あの後、どうやって部屋に戻ってきたかは覚えていない。 うとうとと微睡んだかと思えば、ヨアヒムの責めるような顔が浮かび、吐き気と一緒に目を覚ます。 すぐそばにいるのに手の届かないアランの悲鳴が聞こえた気がして、耳を塞いで顔を伏せる。
その、繰り返し。
朝は遠かった。]
(42) 2015/05/29(Fri) 23時頃
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──酒場──
[茶だけを用意し、カウンターそばの椅子に腰掛ける。 わかったことが一つあった。]
守り手は、……いない、のね。 いたなら、アランくんは……
[ああなるはずがない。 メルヤのことが誤解だったとわかったなら、名乗り出たのは彼ひとり。 それでも彼は、ケツを凍らされてしまった。
探すことも、守ることもできない。 ただ手遅れになってから事態を知るだけなど、なんの意味があるのか。
ため息の手の中で、少しずつ茶が温もりを失って行った。]
(43) 2015/05/29(Fri) 23時頃
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[その場に集まって来ていたものの、動揺。それは痛い程感じ取れた。 悔悟を口にするオスカーに対して声をかけようとして、口を噤む。 自分のせいではないのか。自分が護られたから、アランは死んだのだと]
……何か言う資格、ねえよな。
[そして、ケイトの疑惑の声には首を振り>>34]
…俺が見た限りでは、何も。 ま、超常的な力扱う奴らだ。見て解んなくってもおかしくねえけどさ。
(44) 2015/05/29(Fri) 23時半頃
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オスカー…
[背後から掛けられた声>>35に、昏い瞳で振り返る。 疑惑を振り撒く?確かにそうだ。たった今、自分は間違いなくヴェスパタインを疑った。けれど。]
…私だって、せんせいを疑いたい訳じゃない。 処刑の事だって、せんせいが進んで汚れ役を買って出てくれてるんだって、思ってるわ。 けど、じゃあどうやって雪鬼はアランさんをあんな風にしたの? 触れずに人を殺せる鬼なら、証拠もなにも探しようが無いじゃない。
[ドロテアが近くに蹲っている。その謝罪の呟き>>22の意味が、かの婦人がもう一人の能力者だという事を知っているケイトには分かってしまう。 違ったのだ。ヨアヒムは、人間、だった。]
(45) 2015/05/29(Fri) 23時半頃
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あなた分かってるの?遊びや仲良しごっこでこんなことしてるんじゃ無いのよ! 私たちが、人を、自分たちで選んで殺したの! これで終わらないんだったら、全部の可能性を疑うしか無いじゃない!
[その激昂は、恐怖からくるものだったのかもしれない。 明日も、明後日も、こんな事が続くかもしれない。頼みの綱のアランは、ケツを凍らされもう動くことはない。
兄のように慕われ、強さと正しさを兼ね備えていたアラン。 アランさえ無事なら、もしかしたら一人でも多くの人が無事で済んだかもしれないのに──そこまで考え、先ほどのオスカーの言葉の意味を理解する。 シメオンから掛かる声>>39に小さく頷き、両腕で自らを抱き締めるようにして俯く。
室内へと歩き出したケイトの瞳は、すれ違いざま昏い色でオスカーを見詰めていた。]
(46) 2015/05/29(Fri) 23時半頃
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— 自室・ベッド —
[アランの遺体を協力して運んだ後の事はあまり覚えていない。 ただ、酷い疲労と無力感だけが残った。 自信が人である証明。それと引き換えに、アランが死んだ]
……俺なんか殺してもしょーがねーってか。
[そして、投票の事を思い返す。2票。入った票に、何人かの動揺した様子が伝わって来ていた]
…『信じる』、なんて
[それで誰も疑えないままにするのは嫌だったから。だから、敢えて親しい者から選んで投票した。…それは本当に正しかったのだろうか。*]
(47) 2015/05/29(Fri) 23時半頃
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オスカー…、どうして、アランさんを護ってくれなかったの。
[あなたの、せいよ。 そう言わんばかりの声音。他には聞こえぬ小さな声で落として、彼女はその場を後にした。]*
(48) 2015/05/29(Fri) 23時半頃
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[目の前で凍ったケツ。息絶えた昔馴染みの友。 そしてドロテアさんの様子が、胸にも汚れた手にも痛かった。 手を下したのは過ち。それでもそれは自分が被ると決めた罪だ。
恨まれても、呪われても。
遺体を運ぶ間も口数は少なく、暖炉のそばに腰掛けても眠れやしなかった。
元から血色の良い方ではない目元にも疲労の色は濃い。
それでも、守るためには殺さねばならないのか。]
(49) 2015/05/29(Fri) 23時半頃
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―日付が変わる頃のこと―
[読み上げられた、投票結果。 そこに自分の名があることは、まだいいとして。選ばれたのは、あの男―――]
……、……
[ヨアヒムのことは、好きではなかった。 彼は、人間という存在に生まれるべきでなかった――いや、そうではなく、人間として幼いのだろうと思った。だって自分が可愛い余りに、自分を守りすぎて、自業自得で私刑にかかる、哀れな――]
……" "。
[じっとその光景を見つめる。男性達の手によって、殺されいく姿。肉の焦げる匂い、その焔、熱、―――あぁ。吐き気がする。 次に生まれときはせめて豚や牛であれば、彼は幸せに人に食されるのかな、なんて。食物連鎖の円環にすら交われぬ、死を思った。]
(50) 2015/05/29(Fri) 23時半頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/05/29(Fri) 23時半頃
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―――、
[ひゅ、と微かに冷たい空気が肺に入り込んで 冷気の方向を見て、目を見張る。]
な、んで
[アラン――人の真実を知れるのであろう者の、死。 予想していなかったといえば嘘になる。 だから私は彼を責めた。仕方のないことだとわかっても、彼がその真実を皆に伝えることで、更なる悲劇を――この現状を迎えることが、怖かったのに。]
……雪鬼。 どこなの。 どこで嗤っているの。
この中に、いるはずなのに……。
(51) 2015/05/29(Fri) 23時半頃
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— 翌朝・酒場 —
[寒さの為か、頭が酷く痛んだ。 それでも、皆がいるであろう酒場へと向かう。 その目は、平坦な色をして目の前の世界を映した。]
……雪鬼、か。
[そして独り言のように喋り始める]
昔読んだ話でさ。未確認生物に探検隊の誰かが取り憑かれてさ。 取り憑かれた奴はもう『入れ替わっちまってる』んだけど、当人は、自覚がないんだ。 完璧にそいつであるかのように振る舞うんだよ。
……もしさ。自覚があるにしたって、さ。 完璧にそいつであるかのように雪鬼に振る舞われるんなら
…………いつもの情なんて 無意味だよなあ。
[落とすのは酷く昏い言葉。そしてそれは決意でもあり]
(52) 2015/05/29(Fri) 23時半頃
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…俺じゃない。…俺は、してない。 パルックさんにも、アリーニャにも。
[何故彼だったのかなど知れたこと。それ故に動機からは手掛かりはない]
守護者も居るだろうに、思い切りの良いことを……
…ん? スカーシカが守ってくれなかった? …それは?
ちょっと待て、その話俺は聞いてない。
[誰を守るか知ってたから、守護者ではなくがら空きのアリーニャを? ] それ、聞いてたのはどいつだ?
(53) 2015/05/29(Fri) 23時半頃
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─酒場─
[腰掛けた位置はドロテアとそこそこ近い距離にあった。 だから、彼女の声>>43も自然と耳に入ることができた。]
守り手……って、パルックさんの手紙に残ってた能力者の一人、か。
[そういえば昨晩、ケイトがオスカーを詰っていた>>45>>46ことと、彼自身が零した言葉>>31を思い出した。]
でも…ドロテアさん。 オスカーは「ぼくがまもらなかったから。でもぼくは一人しか護れない」って…言ってたけど、それって…、……っでも。
(54) 2015/05/29(Fri) 23時半頃
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