84 戀文村
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[>>0:185、どこかから>>16戻る分隊長を見つけ、立ち上がる]
"Have you killed him?"
[遠回しな表現をする必要もなく、単刀直入な文が書かれた手帳を差し出した。 夜は暗い。文字が見えるかは分からないが、恐らくは伝わるのだろう]
(26) 2012/03/26(Mon) 00時半頃
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[だからといって、レクイエムなど縁起でもない。 心の中に明るい光が祈りをこめた素朴な曲を。
ショパンの「マズルカ OP7-1 変ロ長調」
春の青空を思わせる、明朗なロンド。 転調部分は束の間雲でかげったかのようで。 しかし、雲は過ぎ去り……再び青空が。]
(27) 2012/03/26(Mon) 01時頃
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いいわ、また今夜も一所に寝ましょう。 寒いからくっついてね。
[震える肩に手を回し、そっと抱き寄せる]
(28) 2012/03/26(Mon) 01時頃
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[ナタリアの家を出た女は、夜道を足早に酒場を目指す。 今日みたいな日は、ヤニクのピアノでも聞きながら酒を飲み、一時でも楽しい気分に浸りたい。
そんな事を考えながら歩いていると、ブローリンとホレーショーが何かやり取り交わしているのが目に入った。 昼間ホレーショーから聞いた、ブローリンが酒に強いという話を思い出し、これから共に酒場に行かないか誘おうと、遠慮もなしに近づいて行く。]
(29) 2012/03/26(Mon) 01時頃
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ヤニクは、客に請われるままに曲を奏でていた。**
2012/03/26(Mon) 01時頃
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[ダーラに肩を抱き寄せられ、その身をダーラに預けるようにし]
ありがとう…ごめんなさい、我儘言って…
[ダーラの温もりを感じるのもこれで最後になるとは…まだ、知らなかったが。]
(30) 2012/03/26(Mon) 01時頃
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セレストは、ヤニクのピアノを静かに聞いていた
2012/03/26(Mon) 01時頃
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[こんな夜道で出くわすとは思っていなかった。 いや、出会うとしたら彼>>26しかいないと思ってもいた。 差し出された手帳に書かれた文字は 夜の闇では読み取るのは難しい。 だが読めなくとも、何を言わんとしているのか位は判る]
……赤紙が届いたその時に、あいつの心は死んでしまったんだ。
[互いに夜襲に備えた目。逸らす事無くじっと彼を見た]
(31) 2012/03/26(Mon) 01時頃
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ヨーランダは、ホレーショーとブローリンを見たのは酒場から戻る時……だった、かもしれない。
2012/03/26(Mon) 01時頃
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……? いいのよ、遠慮なんてしなくても。 だから一所に暮らせばいいって、言ったでしょ。
[どこか不安げな彼女を抱き寄せたまま 先ほど二人からもらった温もりをそのままセレストへ]
(32) 2012/03/26(Mon) 01時頃
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…フフッ、 そのほうが、いいのかも。
[ダーラの言葉に微笑んで>>32、本気で一緒に暮らしたほうがいいのかもしれないと、この時は、そう考えるようになっていた。]
(33) 2012/03/26(Mon) 01時頃
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[手帳から一枚破り、差し出した。
"誰もあなたを責めはすまい けれど許されもすまい"
>>31、彼を責める事は自分には出来ない。 だが、受け入れる事も出来ない。 本当は、彼の方が正しく、自分も、一般市民をゴミの様に捨てる者達と同類なのかもしれない]
………
[手帳を握りつぶす程に拳を固める。 彼は何をしているのか。自分は何をしているのか。 自分達は、何をしているのか]
[労う気にも責める気にもなれず、敬礼して踵を返した。 彼が殺したのだと知れれば、降格どころではすむまい。 軍法会議ものだ。きっと証拠は残していないのだろう。 手伝う事も出来ず、告発する事も出来ず、止める事すらできず…。 一番性質が悪いのは、自分ではないのかと、思う]
(34) 2012/03/26(Mon) 01時頃
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─ 酒場 ─
[酒場に着いた頃には既に辺りは真っ暗だった。 扉を開けて中に入ると、暖かな空気と静かなピアノの音が迎えてくれる。 戦争の気配を感じさせない落ち着いた空気に表情が和らぐ。]
やぁ、来たよ。
[ダーラの姿を探して月白の瞳で店内を見渡し]
おや、セレストも来てたのか。
[もう一人、昼間顔を合わせた娘がダーラと寄り添っているのを見て軽く首を傾げた。]
(35) 2012/03/26(Mon) 01時頃
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あ、…ヨーランダさん。
[聞こえた声に振り返る>>35]
どうしても、一人でいたくなくて… とても、…とても不安なんです…。
[言いようのない焦燥感を不安という言葉でしか表せない自分にもどかしさを覚えつつ。]
(36) 2012/03/26(Mon) 01時頃
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[ヨーランダに見られていた事を悟る。 サイモンの状況が分からないが、もしも、自分が殺すのならば自殺に偽装する。 妙な噂は立つまいが、万が一と言う事もある]
[たしか墓場で守をしている者だったか。 雪が降り出した夜中、ほんの少し漏れる灯りの中、会釈した]
(37) 2012/03/26(Mon) 01時頃
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もぉ、なによ。 可愛い子ねぇ。
[くしゃりと髪を撫ぜ、決まりねと声をかけている所で ヨーランダの姿に、また笑顔を見せた]
いらっしゃい、今日は魚がおすすめよ。 ワンダがいいのを入れてくれたのよ。
(38) 2012/03/26(Mon) 01時頃
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許されたいなんてこれっぽっちも思ってねえよ。 むしろ上官達を引き摺って地獄に落ちたい気分だ。
[ブローリンから差し出された紙>>34に皮肉めいた微笑を浮かべる。 きつく握られた拳を苦しそうに見つめて]
悪かった。俺がいらん事言ったばかりに。 耐えられないなら、いつでも告発してくれ。
[通り過がりに耳元でそう囁いて、振り向かずに宿舎へと向かうだろう**]
(39) 2012/03/26(Mon) 01時頃
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[墓守は帰る所だったろうか。風に当たりに外に出てきた所だろうか。 会釈しつつ考える。
サイモンと言う者の家族が気がかりだ。 軍からどんな通告が来るか、予想するのは難しくない。 出て行かせた上で殺すのが一番か…と思い、頭を打たれたような気分になる。
そんなつもりなどないのだ。 それは、自分の"出来る事"では断じてない。 自分には自分の、出来る事がある。あるはずだ。
それでも上官を完全に否定できない彼だが、やはり、やはり与する事は出来なかった]
(40) 2012/03/26(Mon) 01時半頃
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ホレーショーは、ちらりと視界の端にヨーランダを見たがそのまま気付かぬふりで通り過ぎた**
2012/03/26(Mon) 01時半頃
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[二人の傍に寄って、近くの席に腰掛ける。]
…──うん、わかるよ。 私も一緒だ。
[もどかしげに不安を訴えるセレストの表情に、ずきんと胸が痛んだ。セレストの髪を撫でるダーラの手を、信頼と共に見る。 この村の人達はとても心優しく、血が繋がっていなくても本当の家族みたいに接してくれる。身寄りのない女にはそれが心からありがたく、同時に村の人達を守りたいという想いを強くさせる。]
(41) 2012/03/26(Mon) 01時半頃
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ヨーランダは、ダーラに頷いて、「じゃあそれを」と頼んだ。
2012/03/26(Mon) 01時半頃
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もー、皆でここに住めばいいじゃない。 宿屋をやめて借し部屋にするわ? それなら良いでしょ。
[ぎゅ、とセレストを抱きしめてから 注文を受けて料理をヨーランダの前へ ついでに三人分の、ホットミルクも
今夜は何故か、寒い気がする]
(42) 2012/03/26(Mon) 01時半頃
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[ダーラにギュッと抱きしめられ、目を伏せ俯く。 俯いた拍子に目から溢れる涙…、それは安堵のものか、それとも…]
(43) 2012/03/26(Mon) 01時半頃
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はは、本当だな。 ってそれじゃダーラが生活出来なくなるぞ?
[出された料理をフォークで口に運び、うまいな、と笑う。 ホットミルクを一口飲むと、温かい温度と甘さに、沈んでいた気持ちがほっと緩んで行くのを感じた。]
ヤニクはもう少ししたら出て行ってしまうのか?
[ピアノを演奏する男に、なんとなしに水を向けてみる。 彼のような旅人なら、戦争に召集されずに済むのだろうかと。
もしそうなら、各地を転々とする、そんな生活も悪くはない。]
(44) 2012/03/26(Mon) 01時半頃
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[ヨーランダの言葉に顔を上げる>>44]
…ヤニクさん、出ていくんですか? このピアノも聞けなくなっちゃうのは…寂しいな。
[キョトンとした顔でヤニクを見る。]
(45) 2012/03/26(Mon) 01時半頃
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ヨーランダは、セレストの涙に気付いて、フォークを置いた。
2012/03/26(Mon) 01時半頃
ブローリンは、他には誰に会う事も無く、兵舎に戻るだろう**
2012/03/26(Mon) 01時半頃
セレストは、フォークを置いたヨーランダにどうしたの?という顔をする
2012/03/26(Mon) 01時半頃
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もう、泣かないのセレスぅ。
[幼い子をあやすように背中をとんとん、優しくゆっくり叩く 溢れる涙を拭い、もっと髪をくしゃくしゃにしてしまおうか]
……ちょっと、タダで住めるとは思わないでよね。 アタシが大家なのよ。
[ヨーランダの言葉にぎくりとした、住み着かれたら困る!]
(46) 2012/03/26(Mon) 01時半頃
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さぁ、わからない。
ただ──、それで、戦争を逃れる事が出来るなら、 そうした方がいいと、思っただけなんだ。
[セレストの質問に緩く頭を振って答える。 どうなんだ?という視線をヤニクに向けて]
(47) 2012/03/26(Mon) 01時半頃
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…───。
[不思議そうな顔を向けるセレストに、なんと答えてみようもなくて、フォークを置いた手で、セレストの黒髪を撫でようとした。 口許に僅かな笑みを乗せて。]
(48) 2012/03/26(Mon) 02時頃
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わふぅ
[ダーラに涙を拭われて、さらにくしゃくしゃと髪を撫でられる]
ホットミルクぅ…こぼしちゃうよぉ
[不満な声と裏腹な嬉しそうな顔。ダーラの相変わらずな態度がとても…とてもうれしくて。つい甘えた声をあげる。]
(49) 2012/03/26(Mon) 02時頃
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わぁ、ヨーランダさんまでっ
[さらにヨーランダにも頭をなでられて頬をふくらませようとして、吹き出した。 こんな時間がいつまでも続いたらいいのに…そんな気持ちで。]
(50) 2012/03/26(Mon) 02時頃
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[この酒場にヤニクの音楽が響き始めてもう結構経つ それが無くなると思うともの悲しいが 戦争に巻き込まれる寄り前には、逃げて欲しいと思う]
実際どうなんだろうねぇ?
[ホレーショーかブローリンに聞けばなにか知っているだろうか? 軍の関係がどうなっているのかもさっぱりなので なんとも返事をしにくい顔になった]
(51) 2012/03/26(Mon) 02時頃
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[ダーラと一緒になってセレストの髪を撫でながら]
なんだ、タダじゃないのか? 残念だな、今夜から早速越してこようかと思ってたのに。
[ニヤリと唇を歪めてみせた。]
(52) 2012/03/26(Mon) 02時頃
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零したら拭けばいいの。 セレスはもう少し、甘えていいんだから。 その為にアタシがアンタより先に生まれてんの。
[いーい?とすっかりお姉さん顔でびしり その後ヨーランダも共にかそうでないか、二階に上がるまで いろいろな話をしていただろう
寝室に入ってからもきっと遅い時間までおしゃべりは続いただろう**]
(53) 2012/03/26(Mon) 02時頃
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ヨーランダさんの分は私が払うっ
[ダーラの大家なのよという言葉に笑いながら答えた>>46]
…私が払える分でよければだけどね。
[ウインクしながら、二人を見た。]
(54) 2012/03/26(Mon) 02時頃
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ダーラは、ヨーランダからはきっちり料金をいただく所存、もぉ! **
2012/03/26(Mon) 02時頃
女主人 ダーラは、メモを貼った。
2012/03/26(Mon) 02時頃
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[二人の姉にもみくちゃにされて、 それでもこの上なく幸せだった。]
ずっと、このままで、春が来ればいいのにね…
[ポツリ、呟いた**]
(55) 2012/03/26(Mon) 02時頃
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