64 色取月の神隠し
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[そして先生の家に着いたところで問いかけられて>>15] [自分を指して]
あきのしん。
[一平太を指差して]
いっぺいた。
[君達、と言われたので2人分名前を言った。]
(26) 2011/09/13(Tue) 20時半頃
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―祭り前日・屋台―
あ、はい。 では、私も、志乃、と……。
[志乃>>0:404の申し出に、ゆっくりと頷く]
ゆう、じん……。
[そう言われて気付いた。 家族以外の者に名だけで呼ばれたのは、随分と久し振りだと]
め、迷惑だなんて、とんでもない……。 嬉しい、よ……すごく……。
[そう言って微笑んで見せる。 喜びを見せるのは不慣れだったから、少しぎこちなかったかもしれない]
(27) 2011/09/13(Tue) 20時半頃
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あ、ゆり……さん……?
[躊躇いがちな声>>0:412を聞いたなら、そちらを振り向いて]
あ、ありがとう……。 もしかしたら、今なら神様も、すぐ近くで聞いていらっしゃるのかもね……。
[そう頷きつつも、冗談めかした申し出には首を振って]
う、ううん……。自分で登れる……。 自分で、登りたい、の……。
[最後にそんな、自分の意志を覗かせた]
(28) 2011/09/13(Tue) 20時半頃
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お、男の人って……そうなんだ……?
[仁右衛門>>0:434の言葉を真面目に受け止めて、初めて触れた男の世界に目を丸くする。 が、こちらの表情に気付いたか、向こうの方がおろおろし始めて]
あ……そんな、謝らないで……。 ただ、仁右衛門さんって、その……すごいなぁ、って。
[羨望の眼差しを送った]
(29) 2011/09/13(Tue) 20時半頃
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沙耶は、そうしてしばらく志乃と共に屋台を見つつ、頃合いになれば月見へと向かうだろう。
2011/09/13(Tue) 20時半頃
武家の娘 沙耶は、メモを貼った。
2011/09/13(Tue) 20時半頃
明之進は、右の袖を掴んだ。
2011/09/13(Tue) 21時頃
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おとなしくない……
[ぽつり、小さく呟いて、掴んだ右の袖を見る。]
ええと、あの 用事が出来たから ちょっと いってくるね。
[一平太と、そして先生に礼をしてから、その場を去った。]
(30) 2011/09/13(Tue) 21時頃
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明之進は、急いで人影のないところまで走る。
2011/09/13(Tue) 21時頃
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―村外れ―
[満月が空の真ん中に浮いた頃、娘は志乃に声を掛け、村外れの方へ向かっていく]
こっちの方にね、大きな岩が置かれたままの場所があって。 村の中心から離れてるし、岩の上に乗れば、月もよく見えるかなって……。
[そうして進んで行った先には、果たして、どっしりと安定した形で置かれている台状の岩があった。 高さは胸の辺りだろうか。 上部は平たく滑らかで、二、三人なら並んで腰かけられそうだ]
(31) 2011/09/13(Tue) 21時頃
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─神社の片隅─
[何も考えず走って、着いたところは神社だった。]
つ、つかれた。
[気を抜いたところで、袖を掴んでいた手が外れ、袖からふわんと飛び出した毛玉。 それはふよふよ飛んでどこかに行った。]
じゃあねー、またねー。
[分かれて別の個体となったけだまが飛んでいく様を見守り、手を振って別れを告げた。]
(32) 2011/09/13(Tue) 21時頃
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武家の娘 沙耶は、メモを貼った。
2011/09/13(Tue) 21時頃
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なにやってんだろう、先生。
[>>13遠くから見えた先生は珍しくも妙に慌てているようで。しかし此方を気付けばその表情は変わったように見えた。]
こんばん、は、ぁぁ―!?
[>>14荷物を持たされて、がくんと体が傾いた。 横を見ると同様に荷物を持つ明之進が。]
そっちは、村の人、ちがぅですよ。 客人、に、失礼、じゃ、ないでs。
[重量感があるのかはたまた非力なのか。 何かをいいたくともまともな喋りは出来なかった。]
(33) 2011/09/13(Tue) 21時頃
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―祭りの日・神社―
[昨日と同じ、屋台の並ぶ端の端。 薬売りの女が、行李を下ろして座り込む。 幟のひとつも出していない、ままごとのような露店にも、人は時折立ち寄っていた]
腹下しには、これがいいね。 そっちのあんたは、ん?髪油は扱ってないんだよ。悪いね。
……昨日、しのにも聞かれたっけねえ。 何か持ってくればよかったねえ。椿がいいんだっけ?
[前日の会話>>0:396を思い出し、少し残念がっている]
(34) 2011/09/13(Tue) 21時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2011/09/13(Tue) 21時半頃
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はー、はー、もうだめ。
[邸宅に到着すれば、漸く開放された。頑張る明之進の手前、無碍に落とすことも出来なかった。]
んで、いきなりなんですっ――!
[>>15突然に言われるお前どちら様発言に、言葉を詰まらせた。]
ううっ―。
[以前にもあったことにはあったが、このタイミングは強烈で、鼻をすすった。]
(35) 2011/09/13(Tue) 21時半頃
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>>26そうですよ。 あなたのお弟子です!
[明之進の素直な言葉に自分の気持ちを乗せる。 その誤解は、未だ解けていないようだ。]
>>32あっ、そうなんだー。 まだ村居るんでしょ? だったらまたあとでねー。
[明之進を見送った。あんな荷物持った後であんなに早く動けるなんてと感心しつつ。]
(36) 2011/09/13(Tue) 21時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2011/09/13(Tue) 21時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/09/13(Tue) 21時半頃
門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/09/13(Tue) 21時半頃
門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/09/13(Tue) 21時半頃
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―前夜、夕顔と―
お嬢ちゃんは夕顔というのか。 己は……。
[>>1:424女童の名を聞けば、男には名が無いのか 名乗り返すべき場面で、顎に手を当て思案顔。
何気なく向けた視線の先には藤細工師の屋台]
うむ。……とう、か……。 そうだな、藤之助、と、でも名乗ろうか。
(37) 2011/09/13(Tue) 22時頃
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>>12 秋月…仁右衛門… 秋月……
[仁右衛門の名を聞いた時、ほんの僅かであったが眼を見開いたが、すぐに薄い笑みに戻る]
ええ、そしたら…是非に寄らせていただきます。 仁右衛門センセ。 あらぁ…どうかしましたん?
[しどろもどろになって最後まで言い切れないでいる仁右衛門に>>13、笑いを堪えていれば、門下の徒?と共に去っていく彼をにこやかに見送った]
(38) 2011/09/13(Tue) 22時頃
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―前日・その後―
[しばし、店を物色しまた出会った面々と歓談を終えれば、買い込んだ食べ物をぶら下げてゆるりと月見の路 ちなみに廻ってきたのなら雉は美味しく頂いた…はず]
へぇ、大きな岩ですのん? 磐座かもしれへんね。ほら、 雷門さんのお膝元やん? 神体山の麓やし、雷門さんもこっそり下りてきて お月見しとるかもしれへんな。
雷門さんと一緒にお月見やな。
(39) 2011/09/13(Tue) 22時頃
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[殆ど一日中連れ回す形となり、少し申し訳なさそうにもしながら、どこかで仕入れた砂糖菓子をつまんで彼女の掌に転がしたり… 提灯が揺らめく路を進む。艶やかに揺れる焔は現を映し、煌めく月光は逢魔時へと変わりゆく幻を翻す やがて征き着くは、大きな岩の台座>>31]
わぁ……立派やね。沙耶ええとこ知ってるなぁ。
[嬉しそうに、岩をぐるりと廻り、それから今までずうっと抱えていた箏の包みをそっと立てかける。 着物を苦にもせず思いの外身軽な動きで台に飛び乗れば]
特等席へご案内?
[沙耶が昇ろうとするのを手を引いて助けたことだろう]
(40) 2011/09/13(Tue) 22時頃
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[そして真剣な面持ちで問う夕顔の眸をじっと見詰め、言葉を零す]
己は、己みたいな半端者にゃあ、 ついぞ、出会ったことはなくてね。 だから、これまで―― ……いや、これから先も、そういう意味では、多分一人なんだろうなぁ。
[そも、男自身にも己の正体が分からない。 現世であれ隠世であれ、己に似たものに出会ったことはなく 夕の言う『共に帰る誰か』なぞ、想像もつかなかった*]
(41) 2011/09/13(Tue) 22時頃
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奇麗なお月様やねぇ。 お祭りの明かりで一段と別嬪さんやなぁ。
[月を眺め、少し艶がかった声色でため息をつくように呟く。 遠くで微かに揺れる祭の提灯。小さく小さく映るそれらの明かりは、月影の玲瓏たる肢体を邪魔するどころか、引き立たせてもいた]
お月様は不思議や… 見てたら、暖かくて 冷たくて 奇麗で心洗われるのに 寂しくもなって 月を見ていると、いろんなことがこみ上げますんよ? …沙耶もそういうことありません?
[岩に腰を下ろし、月を見上げて淡々と語りながら、天上を指指し示す]
(42) 2011/09/13(Tue) 22時頃
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―祭り前日―
[か、ん。と足が止まる。 夢中で動かした先に迷い込んだのは。森の小路か。 囃子が幽かにだけ聞こえるここは、別の空間に入り込んだ様。]
……ゆ、う? どこにいるのです?
[きぃ。と何かの鳴き声の気味悪さに、心が細くなる。 今となっては手の先にあった写し姿の温もりも無く。]
ねぇ……どこですか?
[じゃり、と足を迷わせ。ここから抜け出せないような錯覚。 ふらりと手を伸ばした先には。]
(43) 2011/09/13(Tue) 22時頃
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『こげん所でどうした?迷子かい?』
[祭りの準備で忙しなく動く人が手の先に。 錯覚が一気に覚醒へと変わります――]
(44) 2011/09/13(Tue) 22時頃
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昔の人もなぁ。こないに眺めていたんやろうね。 兎が餅をついてるいう愉快なこと思う人がいたり 竹取翁の話を思うた人もおったねぇ。
同じお月様見ながら、 みんないろんなことを思うてる。 見る人によって見せてくれるお顔違うんかもねぇ。
そういえば兎やのぅて 月はあやかしの国や言うた人もおったなぁ …誰やったかなぁ。
[まるで懐かしむような、少し寂しげな声が風に流れる]
(45) 2011/09/13(Tue) 22時頃
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[明之進が自らと一平太の名を告げる仕草>>26をまじまじ見つめ。]
ふむ…君が花子で。
[明之進へ。]
あやつが太郎か。 [続いて一平太に解ったと頷いてみせた。 あなたの弟子だと興奮する>>36一平太には。]
ははははは。 そう、興奮するな太郎君。 その鬱陶しそうな前髪は、忘れていないぞ。
[何かが違う。]
で、太郎君はいつから私の弟子をしているんだ?
[そして、いつものことだが色々酷い。]
(46) 2011/09/13(Tue) 22時頃
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はあ……つかれたなー。
[きょろきょろとあたりを見渡し、人影がなさそうだと確認すると。]
きゅうけい。
[神社の裏側で壁に凭れて、眠り始めた。]
(47) 2011/09/13(Tue) 22時頃
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おぉ、ご苦労だったな。花子君。
[用事が出来たと礼をする明之進>>30にはそうか、と頷いて、そのまま走っていく後ろ姿を見送った。]
(48) 2011/09/13(Tue) 22時半頃
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>>46あーなんか相変わらずですね先生。 そうです、い、っ、ぺ、い、たです。
[相変わらず本気で言っているのか分らない。しかし、きっと盗めと言っていると毎回思っている。]
そのくらいじゃ、ぐす、へこたれませんからねー。
[花子って酷すぎるだろうと内心思うも、居ないので今回は見逃し。へこたれないと言いつつも微妙な涙目になっていた。]
(49) 2011/09/13(Tue) 22時半頃
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いわくら……? 神様が下りて来る場所かぁ……。
[志乃>>39の言葉に、岩の大きさを思えばその通りかもしれないと頷く]
てっきり、大きくて動かせないから、そのまま置いてあるんだと思ってた。 志乃は、物知りなんだね。
[志乃に微笑みかけるが、神様と一緒にお月見と言われ、思わず背筋が伸びた]
(50) 2011/09/13(Tue) 22時半頃
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あ、お菓子……ありがとうね。
[志乃>>40が岩を廻る間に、砂糖菓子を口に含む。 疲れを癒す甘さがふわりと広がって、つい顔を綻ばせる]
へへ、こういう時に、お誂え向き、でしょ……?
[と、身軽な動きで岩へ飛び乗る志乃を、感嘆の面持ちで見上げる。 自身は適当な窪みに足を掛けつつ上ろうとしたが、志乃の助けを借りる形になって、礼を言った]
うん……良かった。よく、見えるよね。
[月まで遮るもののない空。 思わず月の方へと手を伸ばしながら]
不思議……こうして見ると、月がいつもより近くにあるみたい。
(51) 2011/09/13(Tue) 22時半頃
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そうだね。 同じ、村の中から見る月だって、思えないくらい……。
[志乃>>42の隣に並んで腰を下ろす]
うん……。 月の光は、優しいけど、でも、遠くて寂しいかな。 お日様の光を見ても、眩しいなぁで終わるのに。 お月様を見ると、いろんな事を考えちゃうよね――
[志乃に頷いて同意する]
私たちだけじゃなくて、昔の人も、違う国の人も、あのおんなじ月を見上げてるんだね……。
(52) 2011/09/13(Tue) 22時半頃
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[と、寂しげな声>>45にそちらを振り向いた]
あやかしの、国……?
[誰、という問いには答えられず首を振って、ゆるりともう一度月を仰ぎ見]
でも、どんな所なんだろうね、月って……。 あやかしか、何かが住んでたり、するのかなぁ……?
[思いを馳せるように、しばしじっと見上げていた]
(53) 2011/09/13(Tue) 22時半頃
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さて僕は先生の弟子を何年やってますかね。 僕は五つ位まで数えた気がします。後は覚えてないです。
[祭りの数を数えればいいことに気付いていない。]
そうそう、まだ子供だったと思います。 僕らに読物をしてくださったのが始まりだった…かなぁ。
[多分と、こっそり付け加えて。]
(54) 2011/09/13(Tue) 22時半頃
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[そうして、月が随分と高くまで昇った頃]
ごめんね、そろそろ、時間……。 家の人、心配する、から……。
[申し訳なさそうに、そして名残惜しそうに、志乃へと声を掛ける]
(55) 2011/09/13(Tue) 22時半頃
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