18 'Cause I miss you. 〜未来からの贈り物〜
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[ ドナルドの問い>>89には、首を振って。]
誰も殺さなかったとしても、霊能者がいればあの子が人間だということは私たち知ることが出来るのよ。サイモンを殺した犯人はまだいる、ということになるでしょ。
[ 今考えれば、これほど当たり前なこと。実際にこの目でみるまでわかっていなかったなんて、と唇を噛む。]
(103) 2010/07/04(Sun) 16時頃
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でも、どうしてアイリスなのか、は確かに変だと思う。
一階で寝ていた人達は、たぶん襲えなかったのじゃないかしら。物音に気付かれたら逃げようがないもの。 二階で寝ていた人…アイリス、ペラジー、ガストン、私。この四人なら寝込みを襲うのは簡単だった。
目的があったとすれば、霊能者の口を塞ぐため?…私には、アイリスに特別な力があるようには見えなかった。 なら、ヘクターが人間だと言った私か……油断しているうちに始末してしまいたいと思うならガストン、じゃないかしら。
なんで…アイリスなの?
[ 言葉が滲む。一番”安い”命はどれ…何故引き裂かれたのが自分ではないのだろう。]
(105) 2010/07/04(Sun) 16時頃
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誰が狼かなんて、わからない。
[ すぐ傍らのフランシスカに寄り添うように膝を抱えて、額から血を流し、憎悪に縁取られたヤニクの表情を見上げる。]
ヤニクがアイリスを襲うとはどうしても思えない、から、ヤニクではないと思う。 ヘクター、ヨーランダ、ミッシェルも違う。
[ 除外する人々。残ったのはヤニクの言う6人>>96から二人引いて、4人。 無意識に馴染みのドナルドとフランシスカを外すように、思考は2階で寝ていた残る二人へと。]
ガストン…貴方はどうして、自分は襲われなかったのだと、思う? 猟銃で至近距離の人狼に対抗できるかしら。
(107) 2010/07/04(Sun) 16時頃
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水商売 タバサは、森番 ガストンの仕草に瞬く。逃がしてくれたのだろうか――いずれにせよこの場で問いただすことは出来ないと、俯いた。
2010/07/04(Sun) 16時頃
水商売 タバサは、メモを貼った。
2010/07/04(Sun) 16時頃
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ッ、ペラジー?
[ あくびをしながらの呟き>>110。 背筋が凍るような怖気が走った。]
そんなこと……!
[ 思いもよらなかった。 イイコガシンダホウガ―― そのような目的を持って人狼が狙いを定めるなど、人の心を弄んで心中で笑っている者がいるなどと。その言葉は彼女の理解を超えて衝撃を走らせた。 ペラジーがその理由を容易く発想したことに、肌が粟立つ。向けた視線は怯懦と疑念を孕んでいるだろうか。]
さ、サイモンを狙った理由は、合目的的だったでしょう…
[ ガストンの答え>>112には、小さく頷いて膝を抱える腕に力を篭めた。]
(119) 2010/07/04(Sun) 19時頃
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[ 人に人を殺させる>>122、考えようとすれば体が震えた。 膝を抱え、コップを握る指を見つめ――隣の気配が動いたことに気付く>>123 ずっと泣いていたフランシスカの手が、躊躇いがちに浮いてこちらへ向いていた。]
……
[ 表情は見えない。 一つ瞬くと、宙に浮いたフランシスカの手へ、八割以上中身の残ったレモン水のコップを押し当てた。]
そんなに泣いたら、カラカラに乾いちゃうわよ。 …ほら。
[ 少女は受け取っただろうか。 体を寄せるように、床へついた腰を横へにじらせると、隣にだけ聞こえるような小さな声で、歌を唇に乗せる。 低く掠れて音程の乱れた、短い旋律の子守唄。]
(124) 2010/07/04(Sun) 20時頃
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泣かないでよ。 貴方の泣き顔、私苦手なんだから…どうしたらいいかわからなくて、いっつもまごまごして、こっちまで泣きそうになってたんだからね。
[ もう一度最初から一節、歌うと小さく笑う。 話し合いは続いているだろうか。声を潜めて、傍らの少女と体温を分け合うように寄り添って、話しかけた。]
ねぇ、私も随分ヘタクソになったものよね。 前は…私が歌って、貴方が踊って。楽しかったわね?
[ 鬱ぐ少女を叱咤して、引っ張り回して、祭のたびに舞台へ誘った。 舞を演じる時だけは、涙を見せることがなかったから。]
(126) 2010/07/04(Sun) 20時半頃
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スタイルならパコの方がいいじゃない。私のは単に歩き方が下品なのよ。
[ くすり、と笑う。 舞台の灯り。弧を描いて人の目を惹き付けるフランシスカの指、軽やかなステップ。 鋭い眼差しは何を見ていたのだろう。浅黒い肌の踊り手は、確かに祭の夜に咲く華だった。]
パコは…今でも踊っているのよね? また見たいわ。私…歌えないけど、手拍子くらいなら打ってあげなくもないわよ?
[ この事件が終わったら――その言葉は飲み込んだ。 明日の生死もわからない身、ましてフランシスカの正体など知るはずもなく。]
(128) 2010/07/04(Sun) 21時頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2010/07/04(Sun) 21時頃
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歌えてないわよ。全然。
[ 阿片窟の退廃的な香りを思い出す。喉を潰してまで自分は何をしたかったのか。賭けた物に比して、掴んだ物は汚れた砂でしかなかった。 俯くようにして。コップはフランシスカの手の中にあったから、ブーツの結び目を指でなぞる。]
私が村を出たとき…パコ、反対したでしょ。 あれ、ね。凄く辛かった。
[ ぽつぽつと、5年前の少女の顔を思い出すように、首を傾けて。]
(130) 2010/07/04(Sun) 21時半頃
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皆、都会で歌い手になんかなれるはずないって引き留めたけど…貴方だけは、「きっとうまくいくよ」って、送り出してくれると思ってたの。 子供だったのよね。
私の人生最大の失敗は、自分に才能があると勘違いしたことよ。もっと広い世界を見たい、もっとたくさんの人の前で歌いたいって、足下なんて見えてなかった。
[ 隣の少女へ、真摯な目を向ける。]
だけど、本当にたくさんの踊り子を見たけど、パコほど綺麗に踊る子はいなかったわ。 結局、貴方が一番だったの。
パコ、約束して。生きのびるって。何を失っても、貴方は生きなきゃだめよ。
(131) 2010/07/04(Sun) 21時半頃
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[ 子供だった、と返すフランシスカ。あの時、少女は15歳だった。 村の外で兄を喪った少女が、二度と村を出ようとしなくなったことを、思う。]
ごめんね。 自分のことだけ考えてたの。貴方がどんな気持ちになるかなんて、気が回らなかった。 ……帰って来てからも。今の私を見られるのが、ひどく惨めに思えた。
一番に貴方の元へ行って、ただいまって言えれば良かった。 ……ご両親、亡くなってたのね。一人でずっとここにいたんだ――
[ 生きて、そう言うフランシスカの眸を覗き込む。 若草色を湛えた眸の持ち主に、いつかどこかで同じことを言われたような気がした。 どうして、なのだろう――一番”安い”命は、私――]
(136) 2010/07/04(Sun) 22時頃
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水商売 タバサは、さすらい人 ヤニクの言葉に顔を上げた。冷静さを取り戻した声と、表情を見る。
2010/07/04(Sun) 22時頃
水商売 タバサは、メモを貼った。
2010/07/04(Sun) 22時頃
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――ただいま、フランシスカ。
[ 広げられた腕、その意図を察して少女の細い体を抱きしめる。 顔が見えなくなると、琥珀色には、冷ややかで静かな色が宿った。]
( 心残りは、これで全部――うぅん、お父さんとお母さんは…… でも、もういい。いつ死んでも、私は)
[ 後は人狼を、探すだけ。 サイモンを、アイリスを、ジョンという名の幼なじみを。ひょっとしたら両親を。殺した化け物。
そっとフランシスカの体を離すと、ヤニク、ミッシェル、ヘクター。次々に口を開く面々に真剣な眼を向ける。きっと人間であろう三人の言葉。 そして窓の方から振り向いたペラジーを。]
(140) 2010/07/04(Sun) 22時半頃
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[ 耳元で囁かれた言葉>>144に、見透かされた、と頬に朱が走る。 ――どうして、皆して――
身を乗り出して、離れようとする腕を掴んだ。]
こっちの台詞よ… ”占い師”は真っ先に狙われるのに、何考えてンのよ。
[ 掠れた声を低く、低く。隣の少女には聞こえただろうか。 入れ墨を撫ぜるように指を滑らせ、手首を握って引いた。頬を寄せるように、耳元へ。]
私、が死んだ後のコトなんて、知ったこっちゃないわ。 貴方に先に死なれたら、困るの。困るのよ。
(149) 2010/07/04(Sun) 23時頃
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水商売 タバサは、髪を撫でられて目を細めた。
2010/07/04(Sun) 23時頃
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私が暴れたって、大して意味ないもの。大声で助けを呼ぶって点すら怪しいじゃない。
[ 唇を尖らせる様を見られないように、顔を背けて。]
………そうよ。対価があるならね。せいぜい、長生きして山ほど貢げば? ほんと、景気がいいんだか馬鹿なんだか…
[ 眸が揺れて潤むのを堪えるように眉間に皺を寄せて。 髪を撫ぜる手を押し止めようとはしなかった。]
(155) 2010/07/04(Sun) 23時頃
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[ ペラジーの言葉>>158に、ふと声を上げる。]
…それ、おかしくない? 上には四人しか寝てなかったのよ。
それなら、一階で寝て薄目を開けてようって思うんじゃないかしら。目撃出来ずに二階で――、が、起きれば、人狼を二階の誰かに絞れるんだし。
鍵穴を覗いて狼が見えるかもって思うの…上の誰かが襲われるって知ってたから、みたい。
(162) 2010/07/04(Sun) 23時半頃
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[ ドナルドの笑み>>164を受け止める。 昨日は酷く重く、到底支えきれないと感じた一票の重荷。
今は違った。 アイリスは、死んだのだから。]
ちゃんと考えてるわよ。
[ ただ、そうやって敢えて敵を作るような発言を繰り返すドナルドに、少しだけ別の色を含んだ目を向けた。 髪を撫ぜる手に擦り付けるように、微かに首を傾ける。]
(169) 2010/07/04(Sun) 23時半頃
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きゃああああ!?
[テッドの姿にはまったく気付く様子も無く、肩に手を置かれると、驚いてテッドの手を振り払う。]
来ないで、来ないで、来ない…で…?あ、あなた…
[手を振り払い、その場から必死で逃げようとしつつも、ようやく昨日の謎の青年。テッドである事に気付けばゆっくりと視線を上げて]
此処は何?どうしてあなたがここに居るの?どうして私は此処に居るの?なんで、皆私に気付かないの?
―あなたは、誰なの?
[この少年なら何か分かるのではないかと、次々と質問を重ねていく]
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[ ペラジーのあっけらかんとした物言い>>175に頬が強張る。 人の心を乱せば人同士で殺し合わせられると欠伸混じりに言い、また今、自分が死んでも話の種にもならないから襲われないと言う。 その思考が理解出来ない。
ヤニクの言うように疑われることに関心のない人間なのだろうか。 これが人間の考えならば、尚更――怖いと感じた。 狂気と呼べる程の乱れではない、ただ、背が凍るような違和感があって、手に力を篭める。]
ペラジー…
(181) 2010/07/05(Mon) 00時半頃
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[此処が何処なのか?などの質問は青年も良く分かっていないようだったが、青年がテッドという名だと聞くと、その名前を繰り返して]
テッド…。
不思議。何故だが、ずっと昔から知ってる気がする。
[生前の魔法の影響か、そんな事を呟き。]
えっと、テッド君…で、いいかな?呼び方。
うん。とりあえず、ありがとう。おかげで大分落ち着いた。
もう大丈夫だから。その、出来れば、部屋から出て行ってくれないかな。
その、あんまり、誰かに見られたくないから…
[ベッドに横たわる、自分だったモノをテッドから隠すように立ちテッドに告げる。]
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[ 票がドナルドに集まっていることはわかっていた。 それを受けて、笑うドナルド。
その人は違う、と喚き出しそうになる。その人は違う。ただの乱暴なひねくれ者―― 口に出来ないのは、笑みに滲む禍々しさを否定出来ないから。]
やめてよ…やめて。
[ 掠れた声は、扉へ向かう男には届かないだろう。]
(188) 2010/07/05(Mon) 00時半頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2010/07/05(Mon) 01時頃
水商売 タバサは、メモを貼った。
2010/07/05(Mon) 01時頃
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[ 男の腕の中、目を瞠いて。 震える手できつく手の平を握りしめる。
――その人は違うの――
ドナルドの声。高過ぎる跳躍。人ならざるモノの動き。
――その人は――]
ドナルドォッ!
[ 涙が溢れた。]
(200) 2010/07/05(Mon) 01時頃
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