人狼議事


103 善と悪の果実

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滑稽だねぇ……

何もかもがこうして台無しになっちまうのさ。

そもそも、こうなっちまったのは誰のせい、だい?

[クク……と喉奥で笑う声。]


 血を啜って、林檎は赤く熟れるのかしら。

 何時になったら、満たされるのでしょうね…?
 それとも、永遠に―――


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[銃声。
白い粉がもうもうと立ち上がり視界を奪う。]

……ッ、――

[眼に粉が入り痛み滲むが、
苦悶の声が遠くない場所で上がるのを聞いて
薄っすら唇の端を上げた。]

――よい仕事だ、警官

[警官に向けての声、
しかしあの様子では下手を打てば
己も撃たれかねぬとは頭の隅に置きつつだ。

切り刻んでやらねば。
懐から剣を引き抜き、音を頼りに位置を探る。]

(67) 2012/09/29(Sat) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[絹を引き裂くような悲鳴>>61の主が、
拳銃を手にしたのには、気づかず。]

――…  ッ!!

[紙片を拾い上げ駆けていく足音に気をとられた刹那、2度目の銃声が響く。>>65
最早連鎖である。一度引き金を引いてしまえば、
ためらいは薄れるものだ。]

(69) 2012/09/29(Sat) 23時半頃

 それでまた、グロリア様のお部屋に新しい赤を添えるのですね……?

[優しく、囁きかけるように。]


そら。

その手も、ドレスの裾も、真っ赤だぜェ?

[駆け出す小さな背中に、ケラケラと笑った。]


 
 畜生畜生畜生畜生畜生どもめ、!

[叫ぶような怨嗟の声は、どこから。]
 


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[開いた扉から白い煙が流れ晴れていく。
床に倒れた屍と、それから散らばる宝石類。
這いずる黒い服の青年。
小剣を片手に持つ夕闇伯は
脇腹を容赦なく蹴りつける。
眼を閉じているのが気に食わなかったのもあろう。]


――……よくもまあ集めたものだ。溝鼠。
その薄汚い手、見るに耐えんな。


[見下す目元に影が掛かり、
通常は理性で制御されていた暴君の顔が覗いている。
そのまま指を吹き飛ばされた側の手をぎりり、と踏みにじった。
硬い革靴の底に擦れ、傷口は抉られる。

肉の合間から覗く骨よ砕けよと言わんばかりだ。]

(74) 2012/09/30(Sun) 00時半頃

 悪いのは、君さ。

[怨念は林檎に手をかけるものへと嘲う。]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[新たな血の匂いが撒き散らされる。
駆けて行く足音、追い縋る少女。
嗚呼、からくり舞台の一場面のようだ。
――実に笑える。と。
夕闇伯はオスカーの手を踏みつけたまま、笑った。]

――……ふ、はは。
そうだ、その方が余程“見れる”ぞ溝鼠……

[黒髪に半分隠れた白い美貌は
狂気の注し色が濃くなっている。
ゆえに、ゆえに――紙切れの重要性に直ぐには思い至れなかったのだ。
これ見よがしに引き抜いたスティレットを唇に寄せて見せる。]

嗚呼、口を切り刻んでやらねばならなかったな。

[嫣然と囁き、剣を振り下さんとした。
しかし、慢心は隙を生む。
窮鼠猫を噛む、という言葉もあるが――]

(76) 2012/09/30(Sun) 00時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2012/09/30(Sun) 00時半頃


 唆した“蛇”もかな。

[嘲う、嘲う、烏の声は囀りよりも甘く。]


ヴェスパタインは、血に酔ったか、警官の呼びかけ>>75 は耳に入っていないようであった。

2012/09/30(Sun) 01時頃


―果実の在り処・大広間―

 おいでよ、ここまで。

[木は森へ、果実は果実へ。
部屋に施された黄金の植物たちのなかに転がる、楽園の実。
その前に、その目の前に、僕は立っている。

怯える彼を残し。
歌姫を連れて。]


 …――ね。
 皆、愚かなものですよ。

[小さな手を果実へと伸ばす。]

 大広間からなくなってなんて、なかったんだ。
 すぐ傍に落ちていたのに気付かない。
 目先の欲に駆られて、足元なんて見ようとしないんだから。

[そう、歌姫へと声をかけた。
一度掴んだことがあるはずの果実は、擦り抜けて掴めない。]

 …………僕も含めて、ですがね。


[少年の行く先は、大広間。
この宴の始まりに、果実があった部屋。]

 全く…この部屋を探していた人もいたでしょうに、
 こんな簡単な場所に隠していたなんて…

[血眼になって屋敷内を探していた人 ― 自分も含まれるか ― を考えて、苦笑する。]

 嗚呼、目の前にあるのに
 触れる事すら許されないのですね…

 またこの細工を見る事が出来たのは、幸運なのかしら…

[否、囚われているだけだと思っているのだけれど。]


―過去―

[歌い手として評価されるようになって、暫く経った頃。
急に、一切の活動を行わなくなった時期があった。
行方不明になったのだ。
名前に傷が付かぬようにする為か
ひっそりと回された捜索の手にも引っ掛からなかった。

その時女は、今は顔さえ思い出せぬ好事家に監禁されていた。
金糸雀のように、籠に閉じ込められ、所有者の為だけに歌うことを強いられた。

女は歌を愛していたが、自鳴琴のように螺子を巻かれた時にだけ忠実に歌う事を強要される状態に、心をすり減らしていった。

所有者を満足させられなければ暴力を加えられた。
『歌えない』とでも言おうものなら、本当に二度と歌えなくなるぞと
水の中に頭を押し込まれたり、首を絞められたりもした。

そうして死なないために渋々歌うと、最初の内、所有者は上手く躾を出来たと言わんばかりに満足そうにしていた。]


[そんな日々が続いていたのだが。
とうとう限界が来た。
無理矢理歌わせられた、その歌声が素晴らしいものに成るはずも無く。
何時しか、歌は苦痛となり、本当に歌えなくなってしまった。

弱った金糸雀を、壊さんばかりに痛めつける所有者。

『――この程度か。つまらないな。』

ある日、すっかり飽きた所有者は、とうとう金糸雀を撃ち殺してしまおうと考えた。
にやにやと拳銃を片手に近寄ってきて、髪を掴まれ、喉元に銃口を突き付けられる。

抵抗などしないと思って油断していたのだろう。
本物の死を目前にした女は、ただ生き延びたい一心で所有者に反撃する事に成功した。
襲い掛かり、拳銃を奪って、心臓に押し当てて、撃った。

破裂音が響いて、血が飛び、やがて所有者は動かなくなった。]


[逃げなければ―――
煙を吐く拳銃を放り出して、慌てて飛び出した牢獄。
そうして逃げる為に走る廊下で、夕闇に出会ったのだ。
彼が何故その屋敷に居たのかは知らない。
どういう繋がりがあるのかも分からない。
ただ、夕闇は、真っ青な顔をしているであろう女を見て、わらったのだ。

きっと銃声は聞こえていただろう。
殺人を犯した事を、見透かされたに違いない。

恐怖が全身を支配した。
どうしたら良いか分からなくて、只管逃げた。

連れ去られた時には気を失っていたため
ここが何処かすら分からなかったが、少しでも遠くへと必死に走り続けた。]


[やっとの事で逃げ切ると、その後
女は、無意識の内に記憶に蓋をした。

歌えない理由

受けた暴力の数々

そして、自分が人間を殺したという事

これらを忘れてしまったがために、結局原因は分からないまま、歌声も戻って来なかった。

夕闇と何処で会ったのかを思い出せなかったのは他でも無い。
封印した記憶の欠片だったからだ。
彼が、私の事を殺人者だと知っているはずだから―――

人を殺して思い出した。
これが、女が歌を忘れた経緯。]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―女主人の部屋―
[鋭い刃で唇を縦に、斜めに切りつける。
抵抗あらば夕闇伯も無事では在るまいが、
それでも夕闇伯の手に迷いはなかった。
最後には、頬と床を縫いとめるようにスティレットの細い刃を突き立てた。
青年が暴れようとも力尽きようとも、それを冷ややかな濃紫の眼で見下ろし――立ち上がる。]

……―― ふん。

[後はガラクタ程にも興味を示さなくなる。
床に落ちた水晶の釦の元へと歩み寄って、
オスカーの手にしたように躊躇なく足で踏み躙った。
ばき、と澄んだ小さな音がして 職人の細工は脆くも歪み、石は欠けてしまう。]

(83) 2012/09/30(Sun) 01時半頃

 灯台下暗し、ってやつですかね。

[触れられない林檎。
それはまるで“禁断”の果実。]

 貴女は…。
 ……いや、野暮なことは聞くものじゃありませんね。

[この林檎を手に入れたかったのか。
手に入れて、どうするつもりだったのか。
そんな言葉が頭を掠めた。
口に出すことはなく、過去を回想する横顔を見つめる。]


 ……………。

[それでもひとつ。]

 歌を、聴かせてもらえませんか?

[そんな我侭を言う事は許されるだろうか。]


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