162 絶望と後悔と懺悔と
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――……知っでる。
[マユミの言葉に、顔もあげずに]
だがら、なお、謝るんだ。
そんな想いしがさせられながっだ。
おでは、リーにも幸せになっでほしがっだだ。
いや、リーにもいいたがっだんだ。
おかえりっで……。
[そして、思ってまた顔を歪ませた]
マユミは、
おでが殺すっでいっだし……。
[そういったけれど、やはり辛かったことは間違いなくて]
[その周であった獣の姿、
その存在はわかるのだろうか。
周であったのなら、気がついてしまうだろうか。
マユミを貫いて、そして、己を貫いたその刃が彼のものであることを]
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[疾駆する金色は僅かな首の動きだけで刺突を避け、>>68 切っ先は目には届かず、どころか、歯に噛まれる。 笑みの消えぬ薄い唇に牙が覗いた]
!?
[かわして進むかと思いきや、右手を掴まれる。 がくりと引き寄せられる体は始祖の身の傍]
(70) 2014/02/22(Sat) 00時頃
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わたしは自分で死ぬべきだった?
お父様にころされるべきだった?
……それとも、あなたを殺すべきだった?
[今彼が感じる痛みは、
本来、自分が負うべき痛みだった]
あなたはわたしを殺すことで、
あなたを殺す苦しみから、わたしを救ってくれた。
だから、
わたしは最期に幸せだった……、
あなたのおかげで、幸せだったの。
[マユミの言葉をきいて、
その重なる単語、やはり哀しくなって……]
――……違うだや。
お前は生きるべきだっだだや。
人間としで……。
[そんなこと無理だった。わかってて、
でも、哀しいから。殺すべきか死ぬべきか、その二つしかない女の子なんて]
おでは、お前を幸せにしたがっだだ。
もっと違う幸せを……。
[丸くなって背中、そのおかれた手を掴めば、振り向いて]
もっがいお前に会いたいだな。
――……こんどはころさね、がら……。
[やっぱりその身体を抱きしめてしまうのだ]
……そうね、
あなたは幸せな未来を描いてくれた。
運命を捻じ曲げた父を、
始祖をいつかこの手で討つ、と。
ただ、それだけしか残っていなかった私に、
未来を聞かせてくれた。
[望みなどなければ絶たれることはない。
幸せを願うことは無かった、
幸福も家族もあの頃ももう返ってこない遠くの場所にある、
だから、その遠くの場所で幸せでいてくれればよかった。
自分はその幸福に微塵も関係なくても、よかった。
だから絶望はなかった、しかし希望もなかった。
生きていようとも、死んでいようとも変わりない]
だから私は、
人間として生きられなかったけど、
……人間として死ねたような気がするの。
[彼の描いてくれた叶うことのない望み。
鬼となってから初めて想像した気がする。
人の心を思い出せた気がする]
うん、そうだね。
もう一回会えたら、今度は――
[抱きしめる腕に、
記憶の中の温度と匂いと甘苦しさに、
泣き笑いのような顔になる]
あなたのお嫁さんにしてね……
|
[顎を上げ、間近に視線を向けたのは束の間で、 背後に迫るだろう切っ先を振り返ろうと首を回した。
リカルダが笑っているのが見える。>>73 向かって来る刃を逸らそうと、絢矢の体を押しやるのが]
――――、
[微かに揺らめいた唇は何を零したのか知れないが、>>75 容易く命を明け渡して、負わせる訳にもいかなかったから]
(80) 2014/02/22(Sat) 00時半頃
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[きっとありえない約束。
死んだら、きっと、終わりなのだろう。
いや、自分はもう、この場から離れられない気さえするのに
でも、彼女と違う、どうしても願い続けてきていた
家族を取り戻すことを。
取り戻すためには、自ら、家族を捨ててもいいと思ったほど。
あの時のあの食卓。
あれは、幻なんかじゃなかったから]
――……約束だがんな。
[マユミに向けるのは、それでも、一ヶ月年下の顔。
でも、確かにそれは、今でなく、
あの頃の顔を一瞬見せることになる]
――……そうだ。
周は、どうなっだが、しっでるだが?
[ふと、尋ねるのは、
あの時、零留に連れていかれ、そして、眷属になっただろう周のこと。
マユミはわかるだろうか]
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[寄せられた牙が首へ。>>76 身を捩るが、まだ完全ではない。
右手は始祖の手の内にあって、左手は主の銘を持つが故]
――ぉぉおおおお!!!
[届け、と吼えた。
名が言霊を負うが故。
――凍てつく吹雪に身を晒し、鬼を刺す木であるが故]
(82) 2014/02/22(Sat) 01時頃
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[あの頃のようで、
もうあの頃とは違うから。
子供ならば、それは指きりだったけど]
……約束、
[それはもう少し別の方法に、した。そして]
……周も、抗い続けているわ。
[ 見やる先、
父を屠らんと駆ける獣の姿は、
見えはしなかったけれど]
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[背を強かに貫く小太刀。
ぶつ、と何かが切れる音を、体の中から聞いた。 目を見開き、口は苦痛を吐きだしたが、 果たして現実の悲鳴は上がったのかどうか。
溢れた紅は、己のものだけではなく。 びしゃりと頬から耳、首筋へと流れ落ちた。>>79
表情はすぐに歪み、歯噛みする。 吸血鬼狩りの刃が注ぐ痛みはまるで死毒のようで、 視界がじわりと滲むのをおぼえた]
(83) 2014/02/22(Sat) 01時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/22(Sat) 01時頃
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……っは、あッ!
[蹴り飛ばされれば、そのまま。>>85 握り締めた涅槃の刃は始祖たる鬼から抜き出され、 落ちる体は地面を擦り転がり、止まった。
どく、と血が噴き出す。]
(86) 2014/02/22(Sat) 01時半頃
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[急激な血の喪失に、指先が震えた。 耐えようと、ぎゅうと目を閉じる。耐えきれずに開く。 滲む視界にちいさな菫を見た。]
……、……
[ここで、死ねない。 この罪を明け渡して終わってはいけない。
それに、託された祈りは――借り物ではあるけれど、 己にだって、月を見て思う事はあったのだ。]
(95) 2014/02/22(Sat) 02時頃
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……あ、や
[肩下から圧が掛かり、半身を押し上げられる。>>97 右手を酷く痛めている筈だから、捨て置いても良いんだと、 視線を向ければ、手首から先が見えない]
――――げほっ。
[腹の奥に気持ち悪さを覚えて、小さな咳。 口中に込み上げた血を、隠すために呑んだ。
背を押す叫びに、遠くを見るように――
瞬迅と駆けるリカルダの手には『菖蒲』、絆を結んだ者の銘。]
(106) 2014/02/22(Sat) 02時半頃
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[切りかかったリカルダの首が捕えられる。>>114 まるで脅しのように掛かる手に、ここから跳んでも 今の傷では間に合わないと思えば、下手には動けない。
助ける機はないかと、 始祖と、三日月斧を携えるジャニスとが交わす声を、 焦がされるような心情で聞いていた。]
(115) 2014/02/22(Sat) 03時頃
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[やがて、名を呼び駆け出る姿が現れたなら>>112]
零瑠、君……
[眉根を寄せて目を細める。 血に縛られた吸血鬼において、恐らく始祖の命は未だ有効。 守護隊を全滅させろ、という――ここには絢矢もいる。 名を宛て、宛てられた二人だから、 お互いの血を流し合う事は避けたいと思っていたのに。
そう、守護隊の。 円を背負っていたキャロライナは、どこへ行った――?]
(116) 2014/02/22(Sat) 03時頃
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[――…ふわり。
―――浮遊する感覚。
――…ゆらり。
―――揺蕩う、意識。]
[死の間際。 望んだのは、全てからの解放。
…だから、この魂は黄泉路を逝くとばかり思っていたけれど。]
――まぁ、
そういうわけには、いかないよなぁ…
[抱かれたのは、昏き地の底でなく、朝焼けの空。
嗚呼、眼下で今、起こっていることの結末は、
自分が向き合わねばならぬこの終焉は、
これまでの行動、その罪に対する罰となり己を縛り責め苛むのか、
それとも希望を遺し、この魂の標、次への福音と生り得るのか。]
[今まで散々逃げ続けた男に対する神の選択は、きっと正しい。]
…最後まで見届ける、責任が、あるよな。
[正面から向き合ってやれなかった弟、妹へ。
長く肩を並べ、共に闘ったジャニスへ。
もういなくなってしまった兄、姉へ。
憧れ、背を追い続けたあの人へ。
…そして、刃の届くことのなかった仇敵へも。
――それぞれに対する想いがある。
自分の行いと、それの齎す結果を、今一度見つめて。]
[遂に戦場に姿を現した獣の双眸に映るのは
総身を紅に染めた黄金の鬼に、
細い首を締め上げられる少女の無惨な姿。
嗚呼、――かの鬼は獣から
後、どれだけ大切なモノを奪えば気が済むのか]
[今、獣を駆り立てる衝動は、怒りでも憎悪でも無い。
この足を動かすのは、金色の呪縛から逃れるため、捨て去ろうとしていた願い。
『囚われた家族の自由を取り戻す』
だから、斃すためではなく、
リカルダを奪い返すため、獣は――周は、黄金の鬼の元へと疾駆するのだ]
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