14 Digital Devil Spin-Off
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― 事故現場の路地 ―
おおい あぶねえぞゾーイ!
[路地の開けた部分が見えるなり、ゾーイは飛び降り駆け出した。薄暗い路地に、数人が深刻な顔つきで集まっていた。輪の中心に、かなり歌舞いてはいるが僧衣の大柄な人物が横たわっている。傷はかなり深く、頬はこけ唇が乾いて見えた]
ミカ!どうした、大丈夫なのか? ……この人
[明之進を認めて、詰め寄った。大丈夫か?の言葉が自分でも薄っぺらく感じられる。背中を見せたままなのは、霧島だろうか。足をかばった姿勢で、どこか異様な雰囲気を肩のあたりに彷徨わせている。東雲とvalyaが命をもって理を争わせたあの時、制止する蘭を押しのけvalyaに手を伸ばそうとした彼の姿がフラッシュバックした]
この人も…そうなのか?
[奇妙な双子に力を与えられ残された一人なのか声を落として誰ともなく問うた。ゾーイのタヨリがお坊さんに回復の力を付与する。効かないようなら俺も、とヒノトリを呼ぶ構えを見せた]
(202) 2010/06/06(Sun) 21時頃
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―回想 とある路地にて―
>>203>>204 効かない……んでだよ
[明之進は、他の手は既に打たれたと言った。それでも施すタヨリの回復も、半ばむきになって呼んだヒノトリによる回復も効果が薄い。東雲の時とは違う。これが手をくれだということだろうか]
濁川サンは、俺にゾーイを預けてくれて そんで後は…わかんねえ
[タワー前で、濁川は一般人だと名乗った>>203。こうして明之進が行く末を気にし、ゾーイが身柄を預けた濁川という男は、今命の火が消えようとしている僧衣の男とも関係が深いのではないか?自分は不在のコミュニティの中に彼らが築いた絆の存在が想像できた]
お前らはこのおっさん…の友達かなんかか?
[もしそうなら、濁川が友の異変に気づき、最期に間に合うよう祈る。この場所は暖かい絆を共有した者たちの悲しみに満ちている。自分にできることが何もないことがわかる]
よく俺…わかんねーけど…… こんなの……理不尽じゃねーの
[不当な悲しみを産むこの世の論理に大して、力ない自分が何もできないことに苛立ちを感じた]
(239) 2010/06/06(Sun) 22時半頃
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- 事故現場 - …濁川サン、来たか…
[>>224大きな竜にまたがって、濁川はやっとやってきた。荒川さん、と呼ばれる男を叱咤する声には、悲痛なものが混じっていた。路地の脇に退き、濁川に場を譲った]
ミカ、ゾーイ…
[返事を期待してのことではない。ただ、見知った彼らの悲痛な叫びが胸に痛かった。明之進やゾーイ、濁川に愛された荒川という男は、理を紡いだのだろうか。志半ばで斃れることとなった男に、何の話も聞けなかったこと、過ぎた時間が苦い悔いとなって喉の奥にひっかかった]
……
[彼らには彼らの想いや気持ちがあるのだろう。自分はいきさつを知る見てはなかったが、見ているだけで心が絞られて浅見は目線を外す]
ヒノトリ、もいちどだ…
[回復呪文が、満杯の器からこぼれる水のようにただただ流れ落ちて行くのを感じる。無力だった。自分はただの傍観者だ、と自嘲していた濁川の表情を思い出す。自分こそ傍観者だった。 羽ばたいた形のまま、ヒノトリが仕舞われ]
(256) 2010/06/06(Sun) 23時頃
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[霧島とは、目を合わさなかった。東雲とValyaとのことが頭のどこかに柔く爪を立てていた。蘭と連れ立って立ち去る背中を片目で見ながら、浅見も自転車を押し、静かに立ち去った]
……?
[太陽もないのに、空に影がさした気がした。 不穏な空気の揺れを感じる。何度目かの遠雷が聞こえる。 現場から離れ、後ろを少し振り返る。 浅見は自転車に乗り、ゆっくりと移動を始めた]
事故現場→
(262) 2010/06/06(Sun) 23時半頃
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― アマラの世界 ―
[その意識の海から、
世界をかけた小さな箱庭の様子は窺い知れるのだろうか。
知れたとしても、まだそこを覗き見る決意は着かないだろう]
――どんな世界に、なるのだろうな。
[新しい世界は。
何処かで、誰かの意識が浮上するのが解った。
嗚呼、――これは]
シーモン、か。
[その意識の紡ぐ言葉の何事をも。
彼女はただ、聞き続ける。
少しずつ、少しずつ、後ろめたさにも慣れが生じていく]
――……。
こんなになっても、ヒトは溶けて消える事はできないのだな。
[何処までが他人の意識で、何処からが自分の意識なのか。
解らない。
それでもまだ、彼女は彼女のまま。
サイモンの意識と繋がる事はできないような気がした]
いつまで。
[続くのだろうか。
10年前に死んだ人々は、今もこの何処かにいるのだろうか。
世界が再び始まるその日まで――]
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- ???地上 -
>>268 なんだ、ありゃ?
[自転車を片足で支えて、空を見る。上空で何枚も羽を持つ赤い龍と、あれは……ラルフが何やら話しあっていた。いや、赤い龍の背に乗っている霧島や、藤島と話しているのか?]
はぁ…まんがだな
[この世のたがが外れてきている。世界を縛るルールがバカになってきているのだろう]
はは、いいことじゃん
[世界を構築する糸が緩まり、そこに介在すすることで新しい世界が生まれるのかもしれなかった。肩に長い飾り尾をひいた紅蓮の鳥が顕れた。彼らのどちらかが降りてこようと、待ち受けるつもりだった]
(289) 2010/06/07(Mon) 00時頃
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― 現世 ―
[不忍池の蓮は、鈍色の空の下で揺れている。
その花を揺るがす風は決して綺麗ではないはずだったが。
ずっと、ずっと、風に戦ぎながら其処で揺れているのだろう。
其処に、神は居ない。
ただ、一人の女の亡骸と。
一人の男の追悼だけがそこには*あった*]
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−とある路地−
[ラルフはその後、何食わぬ顔で降りてきた。当たり前のように話しかけてきたので、浅見の口は不審げにとがった]
どこって、東雲がどうなってるか、見んだよ お前はどこ行ってんだよ空飛んでさあ
[自分は汗水垂らして自転車を漕ぐ自分に対して、涼しい顔でラルフは空を飛んでいる。実力の差に背筋があわ立ちはじめる]
あの天秤の話か? 俺は俺の理ってやつを見つけたんだよ いかねーだろ…常識的に考えて
[ぶつくさいって、ひたと真っ向から目を見つめた]
むしろさ、お前がついてこいよ お前だって俺の話、聞いてたろ
(302) 2010/06/07(Mon) 00時頃
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[話中、呼んでもいないヒノトリが 意識の底から急に目を醒ました。 紅蓮の羽に、紅と薄桃の尾羽にきんいろの光を まとって、大きくゆっくりと翼を広げ始めた]
ああ……お前も…また見せてくれるのか …ヒノトリ……
《わたしはあなた、あなたはわたし》
[また、頭の奥から、声が聞こえた。 心のどこかから、声が聞こえた。 どんより重い空の色に解けそうなくらい きんいろの鳥は闇を塗り潰す光りを照らし出した]
(317) 2010/06/07(Mon) 00時半頃
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