204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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ーーーそんな綺麗事 聞きたくありません あなたの口から 綺麗事なんて あなたの保身でしかない
反吐が出る
[ >>444保護者の名前に 眉をしかめる こんな男が 口にしていい名前じゃない とても優しいフランシスもホレーショーも]
(445) 2014/11/24(Mon) 00時半頃
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[フランシスの声と服の背に伝う感触>>442 彼へと一度目を向けるも少しだけ頼りなく眉尻が下がる。
一緒だと言ってくれたと二コラは言うけれど 一緒で満たされているようにはドナルドには思えない。 ならどうして泣きだす寸前の音>>440が聞こえるのか。 愛する者を喰えばこんな思いをするのか、とぼんやり思う。 けれど背に投げられた言葉>>441もまた理解できるのだ。
満たされない。 喰いたい。 きっと酷く甘い味がする。 己を酔わしてくれるのは――。
徐々に声遠くなるを感じながら、運命を、考える。]
(446) 2014/11/24(Mon) 00時半頃
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運命……。
[聞こえてきた言葉>>441を繰り返すように呟いた。
いつか食べてしまうのが、自分たちの運命ならば。]
ニコラは、喰ったのか? 喰ったら満たされる?
[バーナバスの服を握る手に力が入る。
彼を食べたら満たされるだろうか。 でも食べてしまったら置いていかれてしまう。
ああ、だったら。やはり。
首を振る。]
(447) 2014/11/24(Mon) 00時半頃
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[居間から廊下に出れば階段の傍に見える姿>>443 嬉しそうなフィリップの様子に、ゆると目を細め、歩む。 ノックスの言葉>>444が聞こえて口の端を釣り上げた。]
――…止めるかもしれねぇが、 それは俺の為を思って向けるンだろうな。
(448) 2014/11/24(Mon) 00時半頃
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ーーーードナルド
[ふっと 本来の彼の笑みが浮かぶ トレイルを片腕に抱きながら ドナルドへ近づく
ドナルドのそば ラルフの温度とも違う けどーーー心地よい 人の温度 頭の上のルーツが かしかしと 脚で轡をいじる気配]
(449) 2014/11/24(Mon) 00時半頃
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事故? それこそ何を言うんだい。 僕がラルフを殺したのは――…事故じゃあない。
……綺麗事? 違うよ、これは事実でしょう?
[ゆるゆると、ノックスの表情に笑みが生まれる。 口端を持ち上げて。]
そう、君は、僕と『同じ』になるんだよ。 反吐が出る程の、僕とね。
ラルフが『同じ』ことをしてと、君に頼んだかい? そんな子には見えなかった。
[そうだろう?と首を傾げ。
ぐっと引きちぎった首飾りを、フィリップ目掛けて――彼の頭上目掛けて投げつけた。
黒曜石の、折角バーナバスが選んでくれたのに。]
(450) 2014/11/24(Mon) 00時半頃
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……貴方がラルフの名前を使うな!
[それは ほんの少し前 ドナルドを ‘話す‘中でもでてきたこと ああ 本当に 保身で話すんだ と ノックスを冷めた目でみる]
ーーーーそれでも構わないよ あなたと同じになったら 俺と同じ悲しみを あなたが受けるのでしょう?
[頭を低くする 突然の投擲物に 轡をつけたルーツが飛び上がる ばさり そのままドナルドの頭上へ より高いところへと逃げて
彼自身は トレイルを腕に抱え ナイフを向けたまま ドナルドのそばへと]
(451) 2014/11/24(Mon) 00時半頃
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ディーンを喰った二コラを殺すのに何の問題がある? あいつ、みんなの前でその話、したぜ? ――…なァ、ほんとに、二コラが見逃されると思う? 例え俺が二コラを手に掛けたとして フランシスが俺を叱るとでも?
[ノックスへと紡ぐバリトン。 フィリップの呼ぶ声に小さく頷き]
大事ないか?
[案ずる声を掛ける。]
(452) 2014/11/24(Mon) 00時半頃
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トレイルは、フィリップを蹴り飛ばした。五月蝿い
2014/11/24(Mon) 00時半頃
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[>>434ドナルドが「遠吠え」を聞けるように 「なってしまった」とは、気づかない。 ――どんなに耳がよくても、それは、聞こえないのだ。]
……抑えることくらい、できる。する、つもりだけど。 ……ドナルド、何処に……?
[大人が2人居た方がいい、のは分かる。でも。 頭を冷やすと謂われればより強く引き止めるのは気が引けて。
>>446――眉尻下がるに、胸が痛む]
……ちゃんと戻って来るんだよ。
[心配性、だけでは、なく。]
(453) 2014/11/24(Mon) 00時半頃
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[抱えられた腕 ナイフが皮膚を裂くくらい、大したことではない。 どんな手を使っても彼から距離を取ろうと動く]
(454) 2014/11/24(Mon) 00時半頃
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[>>442叱る声はヒステリックなトゲはない。 やっぱり彼は、彼の保護者は優しい。 その優しい瞳を、揺らすためだけに。言葉を重ねる]
僕らは人じゃないもの。 僕らはちっとも人じゃないもの。 好きになったら、もう手遅れだ。 だから、本当のことを、教えてるだけ。
違う?
[首をかしげる。ごきりと音がする。 それから、戸口を指していた指を、ついとプリシラに向けて>>447]
……食べたら。 永遠に、裏切られることだけはなくなるの。
それが、よかったことかな。
[昔遊んだ子供の頃よりも、うんと子供っぽい声で。彼の疑問符に、答えた]
(455) 2014/11/24(Mon) 00時半頃
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いった…………
[トレイルに蹴飛ばされて かわりに ナイフの切っ先 鎖骨のあたりかすめさせ]
ん……蹴られたけどーーー大丈夫 ……このまま ノックスお願いしても?
[低い声 紡ぐドナルドの傍 見上げて一つ頷いた そのまま トレイルを片腕にだいて ドナルドにノックスを任せ したに向かうつもり]
(456) 2014/11/24(Mon) 00時半頃
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この後に及んで暴れるな……!
[逃げようともがき始めたトレイルの 足を転ばすために蹴飛ばそうと]
(457) 2014/11/24(Mon) 00時半頃
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[片足では力が足りなかった。 だから。 トレイルは飛んだ。 両方の足で、体重をかけて。
ちょうど、フィリップが蹴りとばすために、片足に重心ののったタイミングで]
(458) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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――…脚癖悪ぃな。
[トレイルがフィリップを蹴れば片眉上げて漏らし]
大丈夫ならいいけど。 あんま無理すんなよ。
――…嗚呼、任された。
[短く、応じる言葉を向けてフィリップからノックスへと視線向ける。]
暫く遊んで貰おうか。 ――あの時みたいに。
[居間でぼんやりしていた己に話し掛けてきたその時を思い出し ゆると首を傾げて、道を塞ぐように立ち]
(459) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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[ニコラの言葉はまさに、ディーンの望んだことそのままだ。
腸を引きずり出されて、食べられたい。全部を支配されて、誰かのものになりたい。自分の血肉を美味しいと褒めてもらいたい。腕の中に包まれて、他の全てから目を塞がれて。
――全部を、差し出したい。
想像するだけで幸せに満ち溢れたそれを、叶えてくれたのはニコラだった。気付いてくれたのは、ニコラだった。
しかし今、彼が望む幸せをあげることが出来ない。
あちら側に残るのは、ただ腐るのを待つ眼球だけだ。]
――……君が苦しいのは、僕も苦しい。
僕は……
[それが自分の欲望を叶えることを優先した代償だと、ディーンは今更気付く。彼を今孤独の淵に追いやっているのは、自分だ。]
――――……ニコラ。
[ディーンは絡めていた指を解き、ニコラの首に触れる。
もしこの感触が伝わるなら、彼の首を絞めてあげたい。
それで彼の苦しみが終わるなら、手を下すのは自分でありたい。
そうして息絶えた亡骸を食べて、腹に収めて。
そこまでを想像して、ディーンはようやく、食べたいと願う同族本来の欲望を理解した。]
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[やらなくてはならない事があった 伝えなくてはならない事があった。
それを、思考に乗せるのは少し後。
今はそのために この場を
変えなくてはならない]
(460) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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[もし、彼がともに生きたいと願ったなら、それに従うことも出来ただろう。
しかしそう、自分達は人とは呼べないものだ。
好きになれば手遅れで、堪える手段を失えば、どうしようもない欲に飲まれる。ニコラは、それを許してくれた。]
ニコラ……僕が君を、食べれば良かったのか?
[苦しみに耐えることなら慣れている。
誰かが自分のことで苦しむことには、いつまでも慣れない。
或いは正しい欲望で以て彼を食べることが出来たなら、彼の苦しみが生まれることはなかったのではないか。
仮定を想像し、身勝手な自責の念を深くしながら、ディーンはニコラの傍を離れない。
たとえ、彼の苦しみが去るように祈ることしか出来なくても。**]
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[指を向けられ>>455、じっとその顔を見つめる。 昔遊んでいた時よりも大きくなって、大人に近づいて。 でも、話し方はあの頃よりも子どもっぽい。]
でも一緒にはいられないじゃん。 喰ったら、居なくなるじゃんか。
ずっと一緒にいたくて喰ったのに、でも居られないならさ。 永遠に裏切られたってことじゃないのか?
[良かったことというけれど。 もしバーナバスを食べたら、いなくなってしまう。 おいていかれてしまう。
だったら食べてももらいたい。]
(461) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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―居間― [祈りのように手指を組み合わせ、ぎゅ、と握り締める。
>>441運命だ、なんて言葉を使う、大きなこども。 ドナルドの背をさして。やめて。やめてくれ。 焦燥を感じて、咽喉の奥が焼け付くようだ。 そんな風に、なってほしくなんかないのに。 ――どうか、かれに 触れて欲しいという、我侭も、抱いて。
>>455 子供の声が、耳を打つ。 緑の眸は大きく揺れて、首を横に振った]
ちがう、……そんなことはない。 手遅れ、なんて、ことは――ない、よ。 衝動だって、おさえられる。きっと、だって、いままで、一族、は、そうして、きた……
(462) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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[フィリップから抜け出す為に、どんな行動でもとった。 両足でダメなら、頭突き、噛み付き、片腕はまだ動く、動かない手も、使えるなら使う]
(463) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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[今が>>451 好機とばかりに、フィリップに駆け寄ろうとした足が途中で止まった。]
……ドナ。
[はばたいた鳥が向かった先は、バリトンの。>>448]
……悲しませるのは、厭わない と?
(464) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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ちっーーーーーー
[ドナルドに素早く頷くだけの返事を返す がむしゃらな 子供のように もがくトレイルに眉をしかめる
狩りは慣れていても 生け捕りは慣れていない ノックスに逃げなければいい とノックスへ向かう方向 そちらへの退路を立つように ナイフを構えて下がる]
(465) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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フィリップは、トレイルを一旦自由にする
2014/11/24(Mon) 01時頃
トレイルは、後ろに何があるのか、把握できていない。恐らく階段か。
2014/11/24(Mon) 01時頃
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でも、誰の手も届かない。 だから、僕は、満たされたよ。……少しだけ、ね。
[>>461時計を止めてしまった。 二度と動かない魔法をかけて。
>>462指は、今度は大人へと向く]
一族は。 一族の人たちは、何人が失敗したの? 食って、食われて、何人が幸せの魔法を手に入れたんだろう。
[ノックスだって、昔、誰かを食べた。 そうありえない話じゃあない]
逃げられないよ。 君も。
(466) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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[ノックス。
透明な声で叫ぶが、聞こえるかどうかはわからない。 >>380傷口はさらされているまま。 其処にナイフが入ったものだから、紅が黒い衣服を濡らしている。
気持ち悪い猫なで声の内容は覚えていない。 ただ、ノックスがトレイルを呼ぶ音を 耳が覚えている。
都合よく扱われるのに、我慢がならなかった。 手を伸ばした先は、別段彼である必要はなく。
>>427此方を伺う声に、トレイルは答えたのだ。 透明な声で。 けれど彼からの返事はなかった。 そればかりか、トレイルを置いて彼らと話し始めた]
(467) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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フィリップは、トレイルが後ろの階段を下がるなら追いかけるつもりで構えている
2014/11/24(Mon) 01時頃
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――…それはあんたに答える義理ねぇだろ?
[名を呼び尋ねるノックスの声>>464に軽く鼻を鳴らす。 フィリップの舌うちが聞こえ>>645微か眉を寄せて。]
(468) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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[武器は無い。 故に、トレイルは
嘲笑を浮かべて、後ろに飛んだ。
階段。 下がるのではない。 片足を射抜かれた状態でまともに逃げられるとは思わない。 落ちるのだ ただ、一番したまで、早く
誰よりも早く]
(469) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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[いつか。いつか、大人になって。 ノックスみたいに、子供を一人か二人連れて、旅をして。 そうして、言うんだろうか。
『これは僕の悲しみの卵だ』
気取った言い回しで、残る肉片を見せて。 そうして、他の人を好きになって。 過去の痛みを繰り返さないようにって、そんな。
ディーンのこと全部、いまの気持ち全部。 過去のことにして]
――ああ。
[それなら、僕は子供のまんまがいい]
……ねえ、べネット。 ディーンはどこにいるの。
(470) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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[>>>455 永遠に。食べたら。永遠に。永遠に。永遠に。
幼い心に刻まれたのは呪いだ。 (ディーン、お前は本当に――なんて、ことを) 幼馴染に思うは恨み言。]
それは、……裏切られないかもしれないけれど、 もう触れられないなんて ……おれは、嫌だ よ……
[ニコラに諭すように謂った後に >>461プリシラの言葉が続く。 ――嗚呼、歯に衣着せぬ物言いだ。と、思う。 彼が抱えているものは、知らず。気づいたとしても、――責められないし、自分も思わないわけでは、なかったから。]
(471) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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