238 聖痕の空〜Knockin' on heaven's door〜
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[己の炎と迫る壁と。 一瞬飛んだ意識の向こうで、白い光を見た気がした。]
(334) 2015/09/19(Sat) 23時半頃
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[途切れた意識を呼び覚ましたのは、別の、熱。 遠い意識と耳鳴りの向こうに、少女の声を聞きながら、 沈んだ身体の上を這いまわる奇妙な異常>>305に、朦朧としていた意識を覚醒させる。
最初に感じたのは、驚愕。 視界に飛び込んできた己の火傷の皮膚は信じられないほど綺麗に治っていて、更に言えば先ほど負った傷の痛みさえも、嘘のように綺麗に消え失せていた。 異常事態に身を起こしても、折れた骨もあれほど酷使した四肢も、服を汚す血のシミを覗いて、奇跡の様に治っている。
しかし次の瞬間、 その表皮の様子は変貌する。 正常から異常へ。もう一度、赤く紅い、焼け爛れた物へと。]
(335) 2015/09/19(Sat) 23時半頃
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―――――…ッ!!!!
[骨折、内臓損傷、そんな比では決してない。 其れは、若い己がかつて経験した事のある痛みによく似ており、しかしそれを遥か上回る激痛が襲う。
そう、全身を覆う火傷である。
声にならない叫びの中何度か血を吐いて、重力に従おうとする身体を何とか支えるものの、支える腕すら血がにじみ、治り、修復され、そしてもう一度崩れていく。
幼い少女は左腕をたった一度。 しかし此方は全身を彼女の「治癒」に任せてきた長い過去。 内臓さえも焼かれる様な熱に呑まれながら、意識を手放す事すら出来ずにいた。]
(336) 2015/09/19(Sat) 23時半頃
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― 追想 ―
[痛みと衝撃に意識を抉られる最中。 少女が《視た》のは、遠い日の記憶。]
――――ととさま。
なに、してるの?
[山に面する庭の、とある木の下。 しゃがみ込み何かを片付ける父に、声を掛けた。
幼くして当主を継いだ自分に、何処かよそよそしい実の家族。 その筆頭が、父だった。
にこやかな笑顔で少女に接しつつも。 その実、少女を《当主》と呼び、決して我が子とは呼ばぬ態度。 それでも。幼い少女は、それを当然の事と信じ。それでも、家族の……一族の愛を信じ続けていた。]
(337) 2015/09/19(Sat) 23時半頃
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疲れたなぁ……。
[咳き込むと口から血が溢れた。 一度に二種の式鬼紙《シキガミ》を使役し、更に大技だ。 普段なら3日くらい寝込む程、随分と無茶をした。]
でも。
まだ、終わりじゃない。
[ずきり、と走る傷とは違う痛み。 友人に渡した筈の『身代わり』の式が何処か>>213で使用されたのだ。]
(338) 2015/09/19(Sat) 23時半頃
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『何、って。
百舌鳥の巣に、郭公が卵を産んだらしくてね。
棄てられて割れてしまった卵を。 埋めて、いたんだよ。』
[――――……笑顔の裏に、決して笑わぬ眼差しと、憎悪の色を感じ取って。 そのまま、訳も解らず逃げ出した、あの日のあの瞬間迄は。]
(339) 2015/09/19(Sat) 23時半頃
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なあ、カムイ。 オマエあの『鶴』どこにやった?
[百洲への個人的感情はともかく、彼女は3人の声だと言っていた。 そして『身代わり』が使われるほどの戦いが他で起こっているという事は、そこに居る。
緊張を解ききれない声で、友へと問うた。]
(340) 2015/09/19(Sat) 23時半頃
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― 現実 ―
[思わぬ覚醒を遂げた体と、それを苗床に育つ《異質》と。 それに抉られる意識を繋いだのは、>>331肩を通じて流し込まれた、新たな《光》。]
(341) 2015/09/19(Sat) 23時半頃
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――――…………、…………なな、…………?
[久方ぶりに逢えた相手に、きちんと挨拶も出来ぬままだった、と。 痛みに思考は、斜め上へと巡り。
>>332拒む事すら浮かばぬまま。 少女の体に、新たな《痣》が宿る。
首筋に浮かぶ萌黄の聖痕の他に。 新たな、《痣》が。]
(342) 2015/09/19(Sat) 23時半頃
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[先ほど感じた光>>334とは異なる光の濁流の中、視界の端で、 貫かれる女の、屈託なく笑う、弱い、ばかな、ほがらかに、笑む、
史夏チャンと、何度訂正しようともそう話しかける親しい少女の、]
なな、お、
[護り損なった、逃がし損なった七緒の死を見た。>>332]
(343) 2015/09/19(Sat) 23時半頃
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さて、それでは、最後の準備に取り掛かりましょう。
[そうして、二人を置いてその場を去る。 どうせ、放っておいても、そのうち痕は浮かぶだろう、と。
向かったのは、仰代の屋敷。 その最奥、祭壇の間で、恍惚と笑みを浮かべ、手を広げる。]
(344) 2015/09/19(Sat) 23時半頃
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さぁ……世界は、一つになるときが来たのです。
[その言葉と共に、地が震える。 屋敷全体が音を立て、周囲の建物を倒壊させながらせり上がり]
(345) 2015/09/19(Sat) 23時半頃
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[巨大な神殿が、東京の只中に鎮座した。]
(346) 2015/09/19(Sat) 23時半頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2015/09/19(Sat) 23時半頃
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…………さて
[聖堂の中心の椅子に腰掛け、肘を付き物憂げに床を見つめる。 あの時はあのままその場を辞したが、それでも]
その持ち主足らぬ者が、選ばれもせぬ痕を持つ……? おこがましい。 その力、只人がいくつも得られるものではないと覚えよ……!
(347) 2015/09/19(Sat) 23時半頃
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[ダンッ] [肘掛を叩き、その衝撃が、広間に伝わる。
すると、天辺に取り付けられた鐘が、鳴り響いた。]
神から賜りしものを、軽々しくただの物のように流す罪深さ、その身で味わうがいい!!
[その鐘の音は、殆どの者には意味がないただの音だ。
例外は、所有する痕が、正しくない者。 その音は痕を剥奪し、天へと昇らせる為の。]
(348) 2015/09/19(Sat) 23時半頃
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………………、ぁ…………。
[そして。>>344去る姿に、右の腕を伸ばそうとして。 痛みの最中、記憶は不意に繋がる。 声だけなら異質なあの声を、麗亞の物と断じた、真の理由。
>>0:155あまりの豹変に。 白昼夢、若しくは聞き間違いと、と。意識すら無意識で認識を拒んだ、クレープ屋でのあの一瞬。
己が聴いていたのも、丁度。 あんな口調の、言葉だった、と。]
(349) 2015/09/19(Sat) 23時半頃
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[だが、それもつかの間。]
――――……………………!?
[突然の、虚脱感。 >>348宿ったばかりの聖痕は、緑の光を纏い、天へと伸びて。
門の元へと、還る。]
(350) 2015/09/19(Sat) 23時半頃
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[視界に散る目の覚めるような色に落ちかける意識を何度も覚醒させて、そして再び赤に濡らし沈みかける。 爛れた自分の手が、酷く痛々しい。
俺が、何とかすると言った。 何とかすると約束した。 護ると言った。 まかせろとも言った。 しかしその全てが守れていない現状に酷い苛立ちを覚え、 浅い呼吸を繰り返す口から赤を溢れ零し、地面に新たなシミを刻んでも、生憎いい事なんて一つもありゃしない。
動かぬ身体で立ち去る女>>344を睨みつけても、どうやら自分はアイツの興味の外側らしい。
それでもと向けた銃さえも、引き攣る手に照準をまともに合わせられずに、 その内身体の限界が訪れれば、再び静かに、地と血に沈む。]
(351) 2015/09/20(Sun) 00時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2015/09/20(Sun) 00時頃
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[風の力を使えば、男の身体を浮かせることも出来るだろう。 そのまま彼らだけでも生き残ってほしいとそう願いながらも、 声できちんと伝えることはもう難しいようだ。 薄くなる意識の中で膝をつきながらも、必死に笑顔を浮かべる。
応援の意味もあるものの、絶望的な状況に絶望の表情で死んでいくのはなんとなく癪だと感じたから。
そうして、鳥の中に紛れ込んだ秋津の命はそのまま消えた*]
(352) 2015/09/20(Sun) 00時頃
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[――――……。]
なんだ?
[遠く、天を揺るがすように鐘の音>>348が響く。 異変はその直後に起こった。]
なっ……!熱っ……! 聖痕が……!?
まて!
[土御門から預かった蝶野の聖痕。 それが突然、黄色の光を放ち熱を持ったかと思うと、伸ばす手をすり抜けて天へと昇っていった。]
(353) 2015/09/20(Sun) 00時頃
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[バ バ バ ババババ―――――]
『こちら、天界放送局です!!
ご覧下さい!!! 東京に巨大な神殿が姿を現しました!!!』
[天界製のヘリが東京上空を飛ぶ。 彼らは勿論一般人ではない、故に結界内にいる。
一般人が逃げた後でも、ニュースを伝えるのが仕事と 東京上空からのライブ映像を地上のテレビへと映し出す。]
(354) 2015/09/20(Sun) 00時頃
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……なにが起きた。
[元よりあれは預りもの。 この手に一時でも宿った事が奇蹟のようなものであるから惜しくはないが、その前になった鐘は、誰の仕業だ。]
(355) 2015/09/20(Sun) 00時頃
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『たった今入った情報によりますと この神殿は、地球の中心へと根を伸ばしている模様!! いずれ結界の外にまで被害が及ぶと予想されております!!!
また、当局の専門家が弾き出した 外へ影響が出るまでの時間は―――………』
(356) 2015/09/20(Sun) 00時頃
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『――――――残り1時間!!!』
(357) 2015/09/20(Sun) 00時頃
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[途切れていく意識。
ああ、その中で。 彼は最後に何を見たのだろうか、唇の端に笑みを浮かべると堕ちていく。]
(358) 2015/09/20(Sun) 00時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/09/20(Sun) 00時頃
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[灰色の羽根だけを残して――**]
(359) 2015/09/20(Sun) 00時頃
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