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ミナカタに2人が投票した。
鬼丞に3人が投票した。
鬼丞は村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
現在の生存者は、ミナカタ、志乃、リツ、源蔵の4名。
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【人】 発明家 源蔵[書けることは、多くなかった。 (2) 2017/12/03(Sun) 01時半頃 |
【人】 FSM団 ミナカタ[心の臓、あるいは喉、それを狙う冷静さはなく。 (4) 2017/12/03(Sun) 01時半頃 |
【人】 FSM団 ミナカタ[傷の手当ても兼ねて、 (5) 2017/12/03(Sun) 01時半頃 |
【人】 発明家 源蔵
(7) 2017/12/03(Sun) 01時半頃 |
【人】 樫の樹の子ら リツ―4日目・集会場― (8) 2017/12/03(Sun) 02時頃 |
【人】 樫の樹の子ら リツ―翌朝・集会場― (9) 2017/12/03(Sun) 02時頃 |
【人】 発明家 源蔵 容、は (11) 2017/12/03(Sun) 02時頃 |
【人】 樫の樹の子ら リツ[源蔵に昨日のことを尋ねられれば答えられる限りで状況を説明して] (12) 2017/12/03(Sun) 03時頃 |
【人】 発明家 源蔵 神社 (13) 2017/12/03(Sun) 03時頃 |
【人】 発明家 源蔵 であればおそらく、 (14) 2017/12/03(Sun) 03時頃 |
―― 風 ――
うん、知ってる。
ずっとずっと、見てたから。
[
かつてそうであったように、
姉妹はひとつになったのでありました]
いっぱい泣いていいんだよ。姉さん。
たくさんたくさん頑張ったから。
だから、そのぶん、泣いていいんだよ。
[穏やかな風が容の頭を撫ぜます。
しゃらりと髪が揺れました]
ねえ、姉さん。
私も頑張ったんだ。
偽物って言われても、出来損ないでも。
私は、巫女だったから。
最期まで、最後まで
頑張ったんだ――……
[幼子のかたちをとった風の頬から、
ぽろりと一筋の涙が零れ落ちました]
[やがて吹く風の音は、泣き声にも似たそれに変じ、
わんわんと少女は姉に縋りつき、抱き合い
そして泣き喚いたのでございます。
かつてそうであったように、姉妹はそこにありました。
いつまでそうしていたでしょうか]
……どうしてこうなっちゃったんだろうね。
でも、私は、私は
また昔みたいに姉さんと話せて
とても嬉しいわ。
[ぽつりと零した呟きは、風の音に消えてゆくのでした*]
―― 風 ――
[
風はさやさやと囁きます]
ええ、そうね。
みんないっしょね。
どうせさいごは、みんなしぬんだわ。
[一瞬、その口調が翳ります]
恨めしいわ。憎らしいわ。許せないわ。
それでも、私には櫻子がいる。
櫻子が、いる――……
[恨みつらみの籠った口ぶりは
やがて慈母のような優しさに満ち]
ああ、私の可愛い櫻子。
[風は優しく、娘を包むのでございました。
生前為せなかった義務を、
この子は忘れさせてくれるのですから**]
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【人】 発明家 源蔵[湯飲みで揺れた茶を、縁側、二人の前に置き (15) 2017/12/03(Sun) 04時半頃 |
【人】 発明家 源蔵[立ち上がって、けれど、歩き出さなかった。 (16) 2017/12/03(Sun) 05時頃 |
[ざぁぁと、風が、灰を浚ってゆく。
焼け跡に集まってきた人々の声を、まるで他人事のように聞きながら、最期の兄の姿を思っていた。
息絶えた己に覆い被さる兄は、きっとさいごまで、己が熱くないようにと。
それはまるで、幼い頃、寒いと兄に寄り添った時のように。
死してなお、優しい安心感に包まれているようだった。]
……源蔵?
[野次馬のなかに混ざる、聞き慣れた声。
童のようであって、そうでない男。
彼の情けを、無下にしてしまったであろうことに、微かに胸が痛んだ。]
すまないね、源蔵……。
それでも僕は、やっぱり、兄さんが欲しかったんだ。
[今更、届かぬ囁きを**]
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―神社―
[殺しあう姿は、もう見ない
音で、気配で、魂で、その成り行きを受け止める
ミナカタの咆哮が木霊する
何かに突き立つ音ともに、丞の応答
『畜生』へと向けた、さらなる叫び
水分を含んだ何かへと、幾度も突き立てる、
耳なじんだ
獣――――――――――――
手負いの孤狼の幻想とともに、その言葉が脳裏を過るも
すぐに、頭を振って、引き剥がす
その後も、耳にし、感じたことはあったかもしれないけれど
影すら飲み込む闇が周囲を覆う頃
ようやく伏せた眼をあげて]
丞さん――――――――――――
[目の前に広がる光景を目にし、呟くと、
再び頭を下げ、深々とした礼を送ったのだった*]
―神社―
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