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靴磨き トニー に 1人が投票した。
墓荒らし へクター に 6人が投票した。
墓荒らし へクター は村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
双生児 オスカー が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、記者 イアン、ランタン職人 ヴェスパタイン、靴磨き トニー、若者 テッド、飾り職 ミッシェルの5名。
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ん…――――
間に合うよ、今からだって
今、一緒にいるんだもん、私達
いつまで一緒か、わからないけど
一緒にいる間なら、間に合うと想う
[心が、気持ちいい
ああ、もう少しあの時、時間があったなら…―――
あの時? あの時ってなんだろう]
側にいたらいい
居たい間、居たいだけ
そうしたら、君の側が私の居場所になるだろう
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――広場――
[幾つかの夜が過ぎた。
月はいよいよ大きく輝きを増し、森には死者のざわめきが満ちた。
ここでは、お互いを隔てる距離は妨げにならないのかもしれない。
かすかな歌声が聞こえる。
それが幾つめの夜なのか、彼女にはわからなかった。
森から、咆哮が聞こえた。
強い言葉が、直接魂を貫くように感じられた。
はっとして、顔を上げる。]
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――…そうかな。
……うん、そうね。
[生きている間にそうなりたかった。
ピッパを死なせたくなどなかった。
こうやって触れてぬくもりを感じられるから
生きている頃を思い出し錯覚するのだけれど。
死んでしまった事実を口にせずにいるのは
この優しい夢を壊したくないから――。
間に合えば良かった、と言葉にせず思う]
一緒にいて
色んな話をして
さっきみたいに歌を教えてもらったり
……お互いが自然に居られる場所になれたら
きっと、しあわせ、ね。
[少なくとも娘にとっては幸せだと思える事。
生まれ変われる事があれば
彼女の傍でそんな関係を築けたら良いな、と思った]
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[何処かで名を呼ばれた気がした
命の失われてゆく気配を感じる。
ズキズキと胸が痛む。
この痛みは如何して。
分からないまま目を伏せれば
透明な雫がぽろりと零れ落ちた]
そうさ 間に合わない事なんか、何もない
[彼女の想いを、推し量る事など出来ないから
言葉にしない事は、きっとわからないのだろう
もし、魂の交わりが更に強くなったなら
その心の中すら、覗く事が出来るのかもとも思うが
甘い夢は、歌声と共に、まだ赤い月の下]
今からそうなったら良い
いや、違う、多分違う
私の幸福は、きっとそんな場所にある
だから、私はそんな君が、側に欲しかったんだろう
[もし、赤い月の向こうに、再生があるのなら
そんな友人が、いる世界に生きたいなとも]
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【人】 若者 テッド―夜の森・戦闘後― (0) 2010/08/08(Sun) 01時頃 |
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―いつか何処かで…―
…オスカー…。
[オスカーの後ろに立ち、静かに声をかける。
数日ぶり…あるいは、「10年ぶり」の片割れとの再会。
オスカーがこちらに気づいたなら、少し困ったように笑って]
…なんて言えばいいんだろうな…何から言おうか?
……。
………うん、そうだね…。
まずは……。
[静かに目をつむり、それからまっすぐな笑みを浮かべて]
…「ただいま」そして、おかえり。
それと…ありがとう…。
[にこりと笑って、オスカーを優しく抱きしめる。その時ホリーが浮かべた笑みは、確かに以前の…元来のホリーの笑みだっただろう]
【人】 若者 テッド―夜の森・戦闘後― (1) 2010/08/08(Sun) 01時頃 |
オスカー…オスカーの弾丸は…ちゃんと届いたよ…。
[ホリーは優しく彼を抱きしめながら、彼の思いがミツカイサマに届いたことをつたえる]
…お疲れさま…オスカー。
もう、がんばらなくていいんだよ。
―歌声の森―
あ…い、いえ…そうじゃないんです…。
…ただ、ちょっと…びっくりして。
[触れることは二度と無いだろうと思っていた温もりに、どぎまぎしてしまう。
その感触が嬉しかった…なんて本音を言うのはちょっと恥ずかしくて、はにかんでごまかした。
紡がれるマーゴの言葉。返すピッパの声に耳を傾け、そっと彼女たちのそばに腰を下ろした。
言葉は交わさなくとも、なんだかその場は居心地がよくて…気がつけば、柔らかな笑みを浮かべていたかもしれない]
【人】 若者 テッド―巡礼の森の夜→広場他― (2) 2010/08/08(Sun) 01時頃 |
―多分、いつかの―
……あれ。
[まず思ったのは疑問だった。
ミツカイサマを殺せなくて、その後……多分、テッドに支えてもらって森を出た。
その後どうしたんだっけ?家に戻って、――戻ったよな?あれ?じゃあここは何処だ。
後ろから声が聞こえた。
それは声だった。
10年前から、ずっと探していた声だった。そして、あの時に永遠に失ってしまった、声]
おかえり……?
[振り返る。
会いたいと、もう会えないと思っていた姿がそこにあった]
ホリー?
……姉さん?姉さんなの、本当に、姉さんなの……
[腕に包まれた時。死ぬまで抱え込んでいた何かがついに決壊した。
むちゃくちゃに、泣いた。まず泣いて、とにかく泣いて、それから自分がどうなってしまったのか何となく悟って――そして姉の顔を見つめて**]
ごめん、……ホリー。
仇、取れなかったみたい……
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びっくり…――――?
[私達の側に座った、小さな姿と
浮かんだ笑みと、彼女の言葉が、チグハグだったから
私には、その理由も、感情も、わからない
ただ、肉体を失った体だからこそ
単純な気持ちなら、きっと伝わり安いんだと想う]
硬くなるな 一番楽な姿でいたら良い
一緒に歌うか? 森の民の、子守唄
ピッパが言うならきっとそうね。
[涙を拭う仕草をして彼女
涙に目許がはれることはないけれど
魂だけの存在となっても生前と同じ仕草をしてしまう]
友達になりたいと思っていたの。
ピッパがイヤじゃなければ……
[お願い、と小さく紡いで赤い月の下、彼女を見詰める。
幸福、そして、側に欲しかったと言われれば
少しだけ照れたようなそんな表情が浮かび
満面の笑みをピッパに向けて]
嬉しいよ、ピッパ。
幾らお礼を言っても足りないくらい。
[彼女に必要とされたようで嬉しかった。
強がるけれど素直で不器用なくらい真っ直ぐな彼女だから
偽りのない言葉だと思って素直にそれを受け止める]
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あ―――…
[彼女の仕草が、涙を拭う物だったから
手を伸ばし、彼女の目元に触ろうとするのに
そこに雫が、浮かぶ事などなく
不思議に想いながらも、なんだか…―――]
友達か 早く言ったらよかったのに、そのくらい
嫌な事なんか、ないよ
[彼女の笑みに、私も出来るだけの笑みを向けて
素直に、気持ちを表す事
今、この空間なら、出来るような気がするから]
礼なんか、いらないよ
私こそ、ありがとうだ
[そう、ずっと一人だった私に
友達にと、言った彼女だからこそ]
[久し振りに逢うホリー
あの時のように無理をしているようには見えない。
ホリーの事が心配だったからその姿に安堵する。
ピッパ
森の民の……子守唄……
[ぽつ、と繰り返すように呟く]
――…皆にしあわせな夢が訪れると良いね。
[まだ儀式と言う名の悪夢は続いているから
せめて眠る間だけでも、とそんな願いを口にして
ゆる、と目を向けるは森の奥。
これ以上誰もきて欲しくないと思いながら
何処かで逢いたいと思う気持ちもあり
ふるりと首を振って誰かを呼ぶ事はしなかった]
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そう、森の民の子守唄
[森の民を、夢に誘う者達の歌
母の歌った、我が家に伝わる唯一の情報
その真意は、最後の最後…―――
体が滅ぶ瞬間にすら、わかる事はなかったから]
幸せな夢か…――――
そういや、夢を見ないな
[赤い月、赤い月、貴方は私に夢を運ばないの?
いや、この時間こそ夢なのだろうか]
――…あの日まで、私は臆病で、
いつも話し掛けてくれる人に返すだけだった。
人形みたいだ、なんて言われていたから
詰まらない子って思われてるみたいで
自分から話し掛けるのが少し怖かったのかもしれない。
[ずっと年上の大人達が話し掛けてくるのは
長老たるナタリアの孫だから。
いい子でありたいが故に模範的であろうとする自分は
詰まらない存在なのだと諦めていた。
諦めきれなくなったのは儀式が始まり
色んな人と色んな話をしてあたたかさを知ったからか]
早く言えれば良かった。
[ピッパの言葉
彼女の優しさ、心のあたたかさが伝わってくるようだった]
臆病な心なんか、皆の心の中にいる
怖いと想う心も、恥ずかしいと想う心も
だから、マーゴは悪くない
今、ちゃんと言ったじゃないか?
友達になろうって、ちゃんと言った
マーゴは人形じゃない、普通の女の子だよ
[私は、どうだろう
両親の死後、人を信じる事を拒み
なのに、人の温もりが欲しくて仕方なかった
心の奥も、体の奥も、頭の奥も
ずっと寂しさでいっぱいだった
ああ、きっと私も同じなんだろう
私も彼女のように、友人が欲しかったんだろう]
これからも、宜しくね。
[何時まで続くか分からない優しい夢。
けれど娘にとっては確かな今。
消えて欲しくはない時間。
けれどいつか旅立つ日が来るのだろうか。
その時はピッパと一緒なら良いなと思う]
夢をみないのは眠ってないからじゃないかな。
目を閉じれば、見れるかもしれないよ。
[眠りを必要とはしないのだけれど
望めば運ばれてくるような気がしてそんな言葉を口にした]
眠れないなら……少し散歩してみるのも良いかもしれない。
それでも眠れないなら……私がピッパの為に子守唄を歌うよ。
[彼女のように上手には奏でられないけれど。
彼女の為なら慣れない事も出来る気がした**]
漂白工 ピッパ
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そうか、眠ってないからか
[もう何日も、時間が経ったはずなのに
私は、睡眠を取る事をしなかった
そうか、そいつが問題だったのか]
散歩か…――――
なんだか、私はここから出たらまずい気がするんだ
だからさ、マーゴ
私が夢の世界に落ちるまで
貴女の温もりを、私に頂戴?
子守唄なんか、歌っちゃったら
私、甘えすぎちゃうからさ…――――
[そんな事を言いながらも、少し甘えたい気持ちもあり
そっと彼女に寄り添った後、瞳を閉じた]
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[ピッパの言葉
欲しかった言葉を呉れた彼女。
自分には何が彼女にあげられるのだろうと考えていれば
ピッパの求め
もっと、甘えて呉れて良いのに。
――…ピッパが眠るまで傍にいるよ。
おやすみなさい、ピッパ。
しあわせな夢があなたの瞼の裏におりますように。
[寄り添う彼女に肩を貸し彼女のしあわせを願う。
ぬくもりが少しでも伝えられるように
娘は目を閉じた彼女の手にそっと自分の手を重ね
赤い月を静かに仰ぎ見る**]
【人】 記者 イアン―深夜の森― (3) 2010/08/08(Sun) 06時半頃 |
【人】 記者 イアン―深夜:アレクサンデル家の一室― (4) 2010/08/08(Sun) 06時半頃 |
【人】 記者 イアン―深夜:アレクサンデル家の一室― (5) 2010/08/08(Sun) 07時頃 |
【人】 記者 イアン―深夜:アレクサンデル家の一室― (6) 2010/08/08(Sun) 07時頃 |
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