194 花籠遊里
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ヴェスパタインに5人が投票した。
ヘクターに1人が投票した。
ヴェスパタインは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!
毎夜、毎宵、催される優美な宴。
花は咲き、
蝶は舞い、
月は輝き、
魚は踊り、
鏡は煌き、
焔は揺れ、
樹は唄い、
陽は傾き、
虹は瞬き、
煙は運び、
羽は渡り、
今日もまた変わらず朝が来る。
(#0) 2014/09/23(Tue) 02時頃
蝶が減り、花が減り。
そしてまた花は増え、蝶もやってくる。
悲劇と喜劇の繰り返す如く。
朝と夜の繰り返す如く。
宵がやってくればまた
新たな花と新たな蝶は
閉じ込められた、籠の中。
(#1) 2014/09/23(Tue) 02時頃
蒸気、煙突、窪んだ煉瓦。
じわりと淀んだ空気の滲む、息を潜めた霧の街。
月暈、馬車、蝶々の羽音。
闇の帳のそのまた向こう、誘われたのか偶々か。
…―――離れいくのは運命か。
(#2) 2014/09/23(Tue) 02時頃
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おうや、おうや、イラッシャイ。
夜に潜む享楽の園、花籠遊里とは此処の事。 刹那の夢と、切なの蜜を、味わう為の暗い場所。
襤褸の花々の掻き集め。 屑の蝶々の羽休め。
現心に格子を見上げ。
(0) あんび 2014/09/23(Tue) 02時頃
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───さあさ、夢からオカエリなさい。
(1) あんび 2014/09/23(Tue) 02時頃
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男は唄でも歌うかのように別れを告げた。
そしてまた揺り椅子へと向かい、新たな花が芽吹くのを待つ。
「嗚呼、聞こえる。 やつの足音が聞こえる……。」
そう言っては、この館にまた を招き入れるのだ―――
(#3) 2014/09/23(Tue) 02時頃
――― 花籠遊里 ―――
::: cast :::
Nanashi --- あんび
藤之助 --- sinonome
亀吉 --- minamiki
櫻子 --- anbito
丁助 --- lalan
朧 --- オレット
Sheesha May --- tyugakusei
Trail=Pettinger --- grampus
Hector Étoiles d'argent --- momoten
Nicholas Belle --- mikenek
(Franck) ---
(#4) 2014/09/23(Tue) 02時半頃
--- and you *
(#5) 2014/09/23(Tue) 02時半頃
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― 帰国 ―
[結局、彼の涙を見ずに羅針盤代わりの徽章を置いて国を出た。 彼是残してきてしまった気がするが、所詮、花街の一時の夢。
その癖、夢から抜け出て、現実になることを待っている。 中々皮肉にして滑稽なこと。
しかし、逃げたのではない。 夢から覚めたのだと思う。
花籠で死にゆく櫻に、お前は花では無いと告げるためか。 墓守を廃業せよと申し付けるためか。
彼が花籠に納まっていた経緯を詳しくは知らないが、 余り褒める事のできぬ親御だったのだろう。 だが、己は見ず知らずの女に感謝をしている節がある。
彼を根を蔓延らせる樹でなく、 二本の足を持つ人に生んでくれたこと。]
(2) momoten 2014/09/23(Tue) 21時頃
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[多くの男が彼の傍を過ぎて行ったように、 同じ事をして見せた男は、夢の覚めた先で彼を待っていた。
面倒で、甘からず、泣かない櫻の子を。*]
(3) momoten 2014/09/23(Tue) 21時頃
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― 某国大使館 ―
『―――まさか、 徽章一つであれほど雷が落ちるとは思わなかったな。』
[呟いた言葉は祖国の言葉、母国の言葉。 花街で覚えた異邦の言葉と違って、語尾も揺れない。 だが、露骨な辟易を滲ませ、広い執務机に向かう男が一人。
エクトゥール・エトワル・ダルジャン参事官。 若くしてキャリアの道を進む新星。 花街を過ごす夜と一線を画する悪辣なる男。
ひらひらと花の合間を飛ぶ蝶でなく、本来海を跨ぐ人。 男の勤めは昼と夜とで表裏如く異なり、二面の顔を持つ。 そんな男が億劫そうな声を上げ、綴っているのは始末書である。]
(4) momoten 2014/09/23(Tue) 21時頃
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[地位を示し、国権たる徽章を失くしたと告げれば、大使の呆然を買った。何処にやったと問われ、花に貸したと答えたら、きつく灸を饐えられた。
金で出来た徽章では在るが、そのものの価値よりも宿る意味が大きい。他国の花街で換金され地下に流れるなど、許せぬことだったのだろう。ご丁寧なことに、アレには個々の――即ち、己の名も刻まれている。
しかし、己は始末書を書きながら何処か楽観していた。 あの櫻が一時の銭金の為に、自身の預けた徽章を売り払うとはこれっぽっちも考えては居なかった。 それは余りにも櫻を侮りすぎている。
きっと彼のプライドが許さない。]
『……さて、俺も働かねばな。 あいつばかりに、賭させるのでは廃ると言うものか。』
[独り言を呟いて、書き上げた始末書を机に放り、 代わりにレターセットへと手を伸ばした。*]
(5) momoten 2014/09/23(Tue) 21時頃
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ー数ヵ月後ー
[僕は白のタキシードに身を包んでいた。
手を取る相手も純白のウェディングドレスを身に纏っていて。周りからは花と祝いの言葉が降り注いでいた。
にっこりと笑ってみせる僕の姿はいかにも 『しあわせ』そうだったろう。
けれども二人の式に参列した誰もが本当は知っている。 花嫁は没落しかけていた由緒正しい旧家の令嬢で、姓を売ることで家を持ち直したのだと。 花婿の親の成金は財産の次は地位を欲し、家柄を金で買ったのだと。
格のあるこの家と婚姻関係になるからと商売を贔屓し援助してくれる人間もたくさんいて、それで僕の家の商売は更に大きくなった。
もうどうあっても逃れ得ないのだ。
身を包む純白は陰惨な暗い地下牢でそうであったのと同じように、囚われ人であることの確かな証であった。]
(6) mikenek 2014/09/23(Tue) 21時半頃
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ーさらにそのまた後ー
[巷ではある一冊の恋愛小説が出版され人気を博していた。様々な語に訳され隣国でも評判らしい。
主人公は遊郭で生まれ育った遊女で、ありとあらゆる不幸を体験した後に想い人と無事添い遂げて終わる幸福な物語。
作者曰く、最初は悲劇にしようと思っていたのだけれど気が変わったのだとか。
そんな作者の名前はNicholas Belle。 ペンネームでなら旧姓が使えるだなんて言ってたそうな。]
(7) mikenek 2014/09/23(Tue) 22時頃
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── 一輪の『花』の終わり ──
[東雲は宵闇の髪をゆらりと揺らし、最後の刻を伝えにやって参りました。 今日舞う紙吹雪は、何時もよりも多い気が致します>>4:85
そして口に出されるでしょう。
「櫻の季節は終わったよ。」
───と。]
(8) anbito 2014/09/23(Tue) 23時頃
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[昨夜がなければ、花主さまの足元に縋り付いていた事でしょう。 そんなかみなんていらないから、此処にずっと置いてくださいと 願い乞うたかもしれません。
僕は『花』であり、『花』でしかなく。 『花』として生きて、『花』として死ぬのだと。 それが、僕を生んでくれたおかあさんの望みで 僕に赦された『生きていくこと』だと、思っていたのです。
喉に甘露のように流し込まれた『毒』>>4:118 奪うでも交わるでもない、接吻けに溶かされたもの>>4:119
一度芽吹いた呪詛の芽が、秋の花を咲かせようと ゆっくりゆっくりと、育っていきました。]
(9) anbito 2014/09/23(Tue) 23時頃
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…───お世話になりました。
[『花(ぼく)』は終わりを迎えました。
撒き散らされた紙幣を一枚一枚と集め 裏に刻まれた読めぬ文字を大切に抱きしめて
深々と、射干玉の髪を床につけ。 花籠の主が消えるまで、頭を下げていたのでございます*]
(10) anbito 2014/09/23(Tue) 23時頃
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― 何処かの町にて ―
ねェ、亀吉。
[夕暮れ時。窓から踊るは汐風混じりの生温いもの。 秋を知らせに蟋蟀は鳴き、小さく見える蒼い海のその先は、夕闇に徐々に侵食されて行く。
籠から抜け、歩を惑わせ、籠に戻り掛けた二人は何の縁か優美な花の――否、人感情を持った人の手引により咲く籠から脚を出し。 そうして二人、逃避行を続けていたのならば、何時の日か見えぬ影に怯える事にさえ慣れ、「共に死ねるならどんな形でも」、なんて楽観視すら携えちいさな町へ腰を据えることもあっただろうか。
そうして紺瑠璃に捉えるは淡藤。揺蕩う髪先はゆらりと夕陽に仄かに煌き、そうして今日も綺麗に咲く月。綺麗な銀月。 少しだけ揶揄うように、然し月に微睡み甘える様に、その肩に擦り寄ったならば。彼はどんな表情を浮かべただろうか。]
(11) grampus 2014/09/24(Wed) 00時頃
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キミ、…何だっけ、アレ。 白くて綺麗な服を着る気はないかい。
[その肩口に頭を預け。ただ紡いだ。そろそろ蟋蟀に混じって腹の虫も鳴く頃だろうか。然し二人共に添えた為か、鼻孔につく彼の香の為か、ふやけた脳はぼんやりとぬるい思考を巡らす。
白い服と言えば、彼は地下牢の出来事を思い出気を悪くしてしまうだろうかと、気付いた事は言の葉を紡いだ後。 ふやけた脳はしんと静まり、冷えた芯がじわじわ冷水を滲ませて行く。]
し、ろい服と言っても、あれだ。違う、もっと綺麗な… 否キミの”あの姿”が綺麗でないと言ってるわけでは無くて、
…――もっと別な、幸せの象徴と云うか。
[しどろもどろに曖昧に口を続けては殊更引っ張り出される悪飾りの言葉にら更に惑い。それでも其れを堂々と伝えるのは小っ恥ずかしくもむずかゆいと歯奥を噛み締め。
軈てはその肩口に、顔を埋めては八当たりを兼ねた手繋ぎでも、してみせたことだろう。]
(12) grampus 2014/09/24(Wed) 00時頃
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── 一人の『櫻』の始まり ──
[朝陽が昇る頃にございます。 僕はこの廓を出る前に、数人にご挨拶に向かいました。 一人は霧雨の夜に泣いておられた朧月へ。 最後になる挨拶と、頼み事をしに行ったのでございます。
僕が『人』になることを聴けば 彼はどんな顔をしたでしょう。 寂しそうな面持ちであったと思うのは そう思って欲しいと、僕も寂しいからなのかも知れません。]
(13) anbito 2014/09/24(Wed) 00時半頃
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[丁助さんにもお顔を見せたことでしょう。 僕は僕の年季を終えて、『人』となるのだと知れば いつもの笑顔は、どんなふうに変わったでしょう。
不器用な、丁助さん。 あの日>>0:156>>0:157追いかけてきてくださった丁助さん。 僕は訊けなかったことを訊こうとして。]
(14) anbito 2014/09/24(Wed) 00時半頃
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[僕は彼にそっと告げました。 丁助さんも、朧さんも。 何も謂わず消えてしまった藤之助さんも。 小さな梅の花を残していった亀吉さんも。
此処にある『花』も 此処にくる『蝶』も
此処を統べる『主』も
みんなのしあわせを、切に願って。 花籠を後にしたのでございます*]
(15) anbito 2014/09/24(Wed) 00時半頃
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―とある始まりの日―
………そうか。寂しく、なるな。
[向かい合った月は櫻………いや、射干玉色の青年をしばし見つめて微笑もうと努力する。>>13 しかしどうしても、寂しそうな色を沈める事は出来なかった。 ……上手く隠せたとしても見抜かれていたのだろうが。
この『人』は本当に、僅かな物までも見抜けるものを持っていた。 それに助けられた事も少なくは無い。]
(16) オレット 2014/09/24(Wed) 01時頃
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─何処かの町にて─
[灼熱の桔梗が空を茜色に染める頃。 窓辺から囀る蟋蟀の音色。 夜を裂くような琴の旋律ではなくささやかなものなれど、趣の感じられる鈴の音に地平線の彼方に夢を見る。*]
(17) minamiki 2014/09/24(Wed) 01時頃
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─回想・花籠物語─
[何の因果だろうか。 扉の奥から漏れる光の先、伸ばされた手に掴まれる腕。 捉えられたまま腕を引くその人に連れられたのは籠の外。
意識はうつらうつらとしておりあまりはっきりと記憶には残っていない。
けれど、ぐるぐると同じ花道を辿る時。鼻腔を掠めた藤の香りに]
とうの、すけ…さん?
[紡ぐ音は途切れて揺れる。
草花を掻き分けるようにして進んだ道。 幾ばくか話をしただろうか。 沈黙を守っていただろうか。
やがて見えてきた物語の出口に、一先ず筆を置く*]
(18) minamiki 2014/09/24(Wed) 01時頃
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