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【人】 受付 アイリスーカフェテリアー (3) 2014/09/16(Tue) 13時半頃 |
【人】 受付 アイリスみるひーさん。 (4) 2014/09/16(Tue) 13時半頃 |
― 病院での最後の時間 ―
[美味しいミルクティーを飲み終えれば、後から来たミルフィやオスカーにも退院の旨を伝える。悲しい顔は見せず、耳の上に咲く紅いリコリスの花と一緒に笑顔で、ばいばいと手を振った。]
望君、それじゃあ いこっか。
楽しいとこだったね。思い出沢山できちゃった。
[カフェから廊下に差し掛かればそう声を掛ける。]
廊下なう。
[いつもと変わらない呟き。
けれどここで、この呟きをするのはもう最後。]
大丈夫…、恐い所とかじゃないから。
すこしだけ 目を閉じて。
[望が目を閉じれば、彼の耳には一瞬だけ
鳥のような羽音が聞こえたかもしれない。
その次に襲うのは浮遊感。
そして、目を開けばそこは ―――― ]
[患者名:メアリー=アイビー
身体の痣や骨の罅の回復。心的外傷も回復。
常人の回復力ではありえない程の速度だったというのに、
それを疑問に思う人もないまま
病院は心身共に正常という判断で、退院とされている。]
―ダンス教室―
[教室に姿を見せた女に、娼館の姉妹に緊張が走る。
泰然とした姿で、先生に膝を折ると、教室の一員に加わる。
教会から戻ってこちら。主に昔母が行って居たように、貴族の権力争いと距離を取り、バランスを保った経営を心掛けて居た。
姉妹の研鑽は、姉妹達に任せ、自分は館の経営に従事してきた女が、サナトリウムから戻って以来、稽古場に顔を出すようになった。
また、教会で、姉妹達に対し、ヘブライ語を教え、聖書の勉強会を開くようにもなった。
その変化に戸惑う姉妹もあったが、女はただ微笑むのみ。一度――…。]
どうしても、口説き落としたい殿方が出来ました。
[軽い微笑みと共に、口にした言葉。
広い波紋を呼ぶ事になるが、女の微笑みは常に軽やかな物だった。]
【人】 受付 アイリスへ?! (10) 2014/09/16(Tue) 19時半頃 |
― 天国 ―
望君、あなたの行く場所は向こう側ね。
…私は、案内人なだけだから。
[広い広い天の国、辿り着けば道は別々で。]
一緒にきてくれてありがとね。
[これから1人でも大丈夫?と、小首を傾げて問う。
解らない事があれば、答えていっただろう。
それから、メアリーは1人である場所へ掛ける。]
― 天国 ―
[―――とある丘の上に人影がひとつ。
駆けながらロビン、と叫べば、
振り返っておかえりと笑顔で迎えてくれる姿。
瑠璃色の瞳は、藍色の瞳の兄とは少し違う色。
茶水晶の瞳はそれを久しぶりに見ただけで揺れる。
リコリスの花を耳の上で揺らしながら、
彼の腕の中へと飛び込む。]
*ただいま、ロビン。*
【人】 受付 アイリスこっち?……ああ、客席でしたら。 (29) 2014/09/16(Tue) 22時半頃 |
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【人】 受付 アイリス庭は無理ですねぇ。 (32) 2014/09/16(Tue) 23時半頃 |
うん、楽しいとこだった。
[行きたくないと、思い出したくない、囚われていたいと思うくらいには楽しかった。
まだ後ろ髪引かれる気持ちも、ありつつ。]
行こっか。
[言われるままに目を閉じる。ばさり、と羽ばたく音が聞こえた。
僕には目を閉じているから、何も見えない。けれどきっとあの時みたいに、僕の存在は朧に薄くなりながら、脚から背中にかけてのタイヤの痕だけが、頑固に僕を地面に縛っていただろう。
メアリーには苦労をかけるなと思った瞬間、エレベータに乗ったみたいにふわりと重力の働きが変わる感覚がして、そのタイヤの痕すらも、消えて。
僕は、浮いていた。]
[僕は開けていいとも言われる前に、こっそり薄く目を開けた。
視界は、鮮やかな白に染まっていた。不思議と眩しいとまでは感じなくて、あたたかい白だった。
これが、天に昇るということなんだろうか。]
――天国――
ああ――そっか、天使なんだもんね。
[改めてはっきりと目を開けたそこは、天国と称していいのか実感も薄かったが。
この状況じゃ、メアリーが天使というのも疑いにくいし、天国と言わざるを得ないだろう。
僕は戸惑って言葉に詰まりながら、それでも頷く。]
行ってみるよ。
探したい人も、いるんだ。
こっちにいるのか、知らないけど。
[行け、と言われて、一抹の寂しさがないでもない。
それでもまあ、男だので。ここで引き止めるほど、今更一人がつらくもない。
なんたって12年はひとりだったのだ。それが、2年ぶりに帰ってきただけ。]
メアリーもさ、里帰りみたいなもんなんだし。
それこそ文字通り、羽伸ばしたらいいんじゃない?
あ、ていうか、僕には羽とか生えてこないの? 輪っかとかつかないの?
[なのに口が回ってしまうところ、本音というのは正直だが。
結局は少し話をして、そのまま別れた。]
さーてと。
可愛い天使の女の子とか、他にいんのかなーっと。
[言われたまま、進む道をぶらりと歩き出す**]
【人】 受付 アイリスそうですね、24時間365日いますよ。 (38) 2014/09/17(Wed) 00時頃 |
【人】 受付 アイリスいますよ、病院が役目を終えるまではずっと。 (52) 2014/09/17(Wed) 00時半頃 |
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― 病院 ―
[検査は、途轍もなく多かった。運動能力、身体能力、体調、機転、血糖値、血圧、そのほかなんでも測定された。
それは勘違いを徹底的に伸ばした結果の人間ドックのようで、自身はおろか検査をする医師や看護士すら『目的がわからん』という始末だった。
[大人になれば子供に戻りたいと思っていても、子供の頃は大人になりたいと思うんだろうか。自分はどうだったのか?と、思い出そうとするが、生きるための知恵と山の思い出くらいだった。
長い時間は経ったように感じるが、またなとスティーブンはどうしているだろう。オスカーはほかは?視界が徐々に周囲に向けてくる。
ドナルドの文字が見えた。
>>*0彼はまだ居るようだ。]
『子供の巣立ちを見る教師みたいだ。』
[周回遅れの返事だけ返す。
どうやら、既に何人かは退院しているようだ。書き込みが減っている。帰れたのだろう。検査は終わったが、肝心の出口が無い。どこだ。]
む?
キッズルーム…。
[散々読んだ児童書つながりだろうか、キッズルームが目に飛び込んでくる。引き寄せられるように入っていく。]
何だこれは…双六の類か?
[子供向けのおもちゃの中から、ボードゲームだった。頭の丸い棒が挿せる駒にマスそして、数字が書かれた紙束。中心にルーレットがある、畳まれた盤面を勢いつけて開くと、小物がはじけ飛んだ。
乱暴に散らばった駒の一つ、開いた盤面のとあるマスに乗っていた。駒には一本の棒が刺さっている。]
この棒は人が一人と言うことだろう。
このゲームでは棒は増えたり減ったりするようだな。
[折角だからその駒の位置を確かめるため、盤面のスタート地点から指を差しなぞることにしてみる。幾つか枝分かれはあるようだが、結局は一本に戻り進んでいく。]
ホール?この場所だけ他の道とは切り離されて周回している…。
[ゴールの数マス前に、ホールに行くと書かれたマスがあった。ホールと呼ばれるエリアは一回りできる形になっている。]
しかも、このエリアを出るためにはもう一度ホールのマスに行かないといけない。
1、2、3―5マス先にある。つまりホールから出るには、5を出さないといけないということ…。
[駒、ホールのマス、ルーレット。
その3つに対し、かわるがわる視線を向けて。]
[膝を地に付け四つんばいのような格好になりながらルーレットを回す。プラスチックの針はしなりながらルーレットの外周にある小さなポールに当たる。
パチチチチという連続音はなるたびに間隔が開き、回転の勢いは落ちていく。やがてルーレットの針は一つの数字を示した。]**
― 自宅のリビング ―
[ソファに座ってテレビを見ている。霊能者特集だ。
犯罪を追うどうのこうの。]
―― これやられてたら、逃げ場はなかったろうなあ
能力対決だ
[笑みのまま見ている。そして同時に思うこと。]
…俺の能力ってもしかして、占い師よりも、
こういう方にむいているんじゃないかなって最近思うよね
霊視かあ…
[ソファにもたれかかり腕を組みながら見ていたけれど。ふとスマホに手を伸ばした。]
そういや、―― これも一種の霊界通信かな…?
[タップしてアプリを起動すると、タイムラインを眺めた。]
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