人狼議事


191 忘却の箱

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   Parsley, sage, rosemary and thyme…

[木漏れ日に揺れる唄
重なる旋律
物語を口遊む調べ

柔らかな風で回る白い花びら
くるくると まるでワルツのように。

狐色の花の香り
空は溶けるような青。雨粒は降ってこない。未だ一人のまま。]


[涙色の花は雨露を落とした。
柔らかな少女の肌を彩ろうとする花々に。

道化のように振る舞う男には、花弁を揺らすだけの挨拶を。
羽ばたくことなど出来ないから。

物言わぬ花は梔子のよう。
佇んでは、静かに咲き誇る。

空は雲一つない快晴。
雨は降っていない。

小鳥が囀るような音を背に花は一度、雫を垂らす。甘酸っぱい初恋の味*]


メモを貼った。


メモを貼った。


―微睡み・腕の中―

[その意識は揺蕩う。ふわふわと、浮かぶように。ただただ幸せのみを抱いて。

ああ。そっか。
あたし、咲いたんだ。

その思考をきっと何回も何回も何回も忘れては忘れ。
だけど。最後の

さいごのおもいでは。

『オマエに覚えててほしいから』

それは目の前の記憶として流れずに思い出としてそっと、仕舞われて。]

(だいじょうぶ)

[思い出を忘れたって思いは残る。そう微睡みながら信じる。遠く、泣き声を聴きながら**]


【人】 さすらい人 ヤニク

["しあわせ"

少女の身体に芽吹く花、ポツリポツリと網膜に焼き付く鮮やかな色彩。
花が彼女を掻き抱くまで、ずっと見ていた。

動かなくなって、それでも彼>>1が話し掛ける様子にフードを被る。
湿った声音は鼓膜を伝って鼻の奥をツンとさせた。

男の名を呼ぶシーシャの声には無言で頷いて、背後の扉を静かに開けた。
彼女の身体が、花の一欠片でもこぼさないように。

診察室を去る際になって、彼が放った感謝の言葉からマーチェの現在を垣間見る。
再びフードを深く被り直した。
]

(5) 2014/09/09(Tue) 01時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[涙の残像が消え切らない顔で笑った顔が見えた。
どうしようもなく息を殺した。
彼らが廊下に出たのなら、背中を向けたまま医師に向けてヒラリと手を振るだろう。

そうして、廊下と、診察室を区切る扉を音もなく閉ざして。*]

(6) 2014/09/09(Tue) 01時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

―廊下―

[中庭へと向かう道中。
男はシーシャの背中について歩いているだろう。

今、何を考えているのだろうか。
笑い、泣いていた彼の表情が今は想像出来ない。
ただ、診察室に入った時には無かった、彼の肩、背中の着物の不自然な盛り上がりには気がつく。]

……シーシャ、辛いようなら代わろうか。

[いつもより低い声で問い掛けた。
フードで隠れたその下で、時折頬を濡らすまいと天井を見上げながら。]

(7) 2014/09/09(Tue) 01時半頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2014/09/09(Tue) 01時半頃


【人】 さすらい人 ヤニク

…ふ、危なっかしいなんて酷い事言う…

[短い咳払い。裸の足が床を叩く音>>8
なんだか無性に頭の中に響いて、どう足掻いても笑えなかった。]

[裸足の音と靴の踵を響かせながら歩いて暫くすれば、窓ガラスの向こう側に中庭が見えただろうか。

斜陽が作り出す大きな影が、丘の上の箱庭に濃紺の影を落とす。
二階の外窓から内窓にかけて射し込むオレンジ色の光だけが、暗い景色を四角くくり抜いていた。

その中庭の影に濃藍の花>>3:152>>3:153>>3:154が紛れる事を、恐らくまだ、誰も知らない。
此処からはよく見えないけれど、中庭のベンチには誰か>>3:113>>3:114が座っているかもしれない。

–––––そしたら、ペラジーが好きな「たくさんの人」が居る場所になるね。]

(12) 2014/09/09(Tue) 21時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

………シーシャ、君は何処まで覚えてる?

[ペラジーとの約束。
シャツに書いた文字。
毟った花の数。
「何処まで」の境界線は酷く曖昧にぼかしたけれど。]

明日、明後日、もしかしたら…今日。
何処まで僕らは覚えていられると思う?

[(しあわせ……だってさ…)

確かめるような呟きは、シーシャを追い越した時にこっそりと呟かれただろう。
フードを脱いで、中庭への扉を開こうと。]

……もう忘れられなくなっちゃったね。

(13) 2014/09/09(Tue) 21時頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2014/09/09(Tue) 21時半頃


さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2014/09/09(Tue) 23時頃


【人】 さすらい人 ヤニク

[「オレが酷いこと言うのはいつものことだろ」

うん、知ってる。
サナトリウムに来てから1、2回しか咲いてない花は幸せそうな色だった。
だから、シーシャとの記憶は絶対に忘れてない。
……冗談でも怒られそうだから、言わないけれど。

中庭に一歩踏み入れる。
橙と、肌の色と、服の赤さが混ざり合って、このまま溶けてしまいそうだ。
薄く目を閉じて夕日を見つめる。
はた、と何度か耳にした彼の呪文で振り返った。
まだ影の中に身を置く青年も溶けてしまいそうで、思わず残った片腕を差し出した。
同時に薫る、夕飯の報せ。]

………そうだ。

[思い出したように、差し出した手でちょいちょいとペラジーのポケットの中––––ビスケットを示す。]

シーシャ、彼女のポケットの中のを半分こするのも、忘れちゃいけない君のすべき事だよ。

(19) 2014/09/09(Tue) 23時半頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2014/09/10(Wed) 00時頃


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 さすらい人 ヤニク

[二人の様子を、再び背中から見守る。
広葉樹の下に歩み寄る、男の靴の音だけが響く。
いつもと異なる手品の呼び方に男は道化になりきって、節を付けながら唄い出した。]

Brutti ma buoni!
そう、僕の『魔法』だ。
今日のは、12時になっても解けないとびきりの。
……そのビスケットをもう一回叩けば、増えるのは明日の朝食の後だけどね。

[ベンチに腰掛ける二人>>21の姿。
その様子を見て、ようやく男はまともに微笑む。]

木の下のベンチに座ってもいいのは、男性と女性の二人だけ。
演者は舞台袖で互いの空気を繋いで––––…え?

[二人きりにさせようとしたところにビスケットの欠片を押し付けられる>>22
戸惑っているうちに口の中に押し込めらられば、口を動かしながらおとなしくシーシャの隣に並んだだろう。

ビスケットって、こんな味だったっけ。
それは思ったよりも味がしなかった。]

(29) 2014/09/10(Wed) 01時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[沈黙。
重苦しいとは感じない。
男も相手>>23>>24も前を見据えて、時折手持ち無沙汰に箱のベルトを弄っていた。

開いた口から出てくる言葉は、何処か重い。
心臓が拍を打つ準備をしている。

しかし、机の上に並べるような語り口から単に自分を見たかもしれないと言うだけで。
なんだ、そんなの何時でも言ってくれて良かったのに、なんて

『フリーク・ショー』

思った瞬間 の 一言。
長い沈黙。]

………知ってるよ。
でも、どうして突然?

(30) 2014/09/10(Wed) 01時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[思い出そうとする。
覚えているのか、教えてもらったのか定かではない何かを。

左腕に、別れを告げる前のこと。
まだ僕が、自分をよく分かっていた頃。


拍手。
観客の笑顔。笑顔。笑顔。

笑顔………だっただろう?

だって、そのために、僕は、
歌を 歌 っ て ]


……………そろそろ、演奏しなきゃ…

[フラリ。立ち上がる。
空気のような声が漏れる。]

(31) 2014/09/10(Wed) 01時頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2014/09/10(Wed) 01時頃


【人】 さすらい人 ヤニク

[『謎掛けをしよう。』
頭に響くのは自分の声。

ステージの上のスポットライトは橙色だったか?
溶け入りそうな橙色は夕日だったか?
聴いた気がしたギターの音色は
紫色の暗幕の向こう側は
濃紺の影に潜む青年は誰だったか?


……シーシャの声>>32は、少女から仄かに薫る花の匂いに紛れて消えた。
フラリと立ち上がる。
所在の無い左袖が 揺れて。

立ち去る際、相手の言葉>>35を背中で受け止める。

"来なけりゃ良かったのに、って"
僕もそう思うよ。
でも、もう此処に居ない未来なんて想像出来ない。
彼と出会わず、彼女の開花を見届けない、そんな時間が訪れない世界は、過去の何処かに置き去りにしてしまった。]

(36) 2014/09/10(Wed) 03時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

["弾いててくれ"

目を開いて、ゆっくりと振り返る。
陽光を挟んだ向こう側にいる彼らは、広葉樹が影になって顔がよく見えなかった。]


鳥が棲家に帰るまでの演奏は、ペラジー…君の為に。
その後の演奏は、…………、

[上手く言葉が出てこなかった。
口上だけは得意なつもりだったのに、可笑しいな。

言葉にしないまま、彼に向かって微笑んだ。
その顔が、診察室で見たシーシャのものと似ている事には気がつかない。

そうして踵を返すと、男は箱の中へと消えていった。*]

(37) 2014/09/10(Wed) 03時頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2014/09/10(Wed) 03時頃


[意識。
終わりはなく始まりはなく未来はなく過去はない。
ただ
今 ここに
意識だけがある。

思考。
それは散って行く花びらのような儚いもの。

感覚。
今ここにあるもの。確かなもの。]


[明るさを感じる。
柔らかい 温かい明るさ。
花が光に笑う。少女も笑う。
笑った つもりで。

もう その笑顔は咲き誇る花が持って行った。

樹のにおい。なかま。
触れる何か。とりだされたなにか

わからなかったけれど。
髪を撫でる手の感覚だけは、わかった。

花は咲いている。]


―記憶・忘れられた場所―

[そこでは食べるものはなかった。
家族 は
それは、多分鉛の弾に撃ち抜かれたり。
知らない場所に売られて行ったり。

そういう存在があるということはわからなかった。

暗い路地。
食事にありつけると聞いて。ついていった。
暴力があった。怒声があった。
千切れたパンのかけら。
身体中の痛みを耐えて食べた。

突きつけられたナイフ。
必死に逃げた。足がもつれた。

信じられるものは何もなかった。]


[死が直ぐ側にあった。どうやって生きるか。
狡猾さと疑心が必要だった。
嘘と言うナイフを人と人は突きつけ合っていた。


そんな頃。

花が 咲き始めた。]


[花を咲かせる人間を蒐集する好事家。
そこに、少女は売られた。
疑いなく。売られたという自覚もなく。

狭い部屋。
静寂。
長い時間。

疑心がない事に気付いた主が、
花を愛でるように
何度も少女を騙した。
それは、時にはひどく ひどく少女を傷つけるもので]


[……警官隊。怒号。喧噪。
医者を、という声。

保護されたとき 少女は泣いていた。**]


メモを貼った。


─回想・楽英─

[途切れる調べ。
続きを奏でるのは乾いた、舌の音。

硬くなった瘡蓋を見下ろしては重苦しいため息を吐いた、ある昼のこと。]

……また咲いてるし。

[家を追い出された子供が帰り道を辿るために残した小石。

…ではないが、点々と着いて来るような花びらの軌跡に重苦しいため息を吐いていた、ありふれた日常。

繰り返しだと自覚できる日々。

それがどんなに幸福であったかなど、その頃の彼に分かるはずも無く。

穴抜けになった記憶の底と、コードを睨めっこしながら、まだ瘡蓋で分厚い指を弦の上に乗せていたのだっけ。]


[記憶を失ってしまっても、経験までは無かったことにならないのでは?

友人との手紙でのやり取り。
それは、塞ぎ込んでいた彼が再び楽器を始めるきっかけ。

ひとつひとつ楽譜を睨みながら、奏でていく。
時折弾き方を忘れても、弾き方を教える本はある。
彼は文字が読めた。そして楽譜もまだ読むことは出来た。
だから思い出すことは容易で。

そしてこのやり取りはまるで、ギターを始めたての頃のようで。
特に苦痛には感じていなかった。

時折、手首や肩に根を下ろす花が邪魔である。そのことを除けば。]


…邪魔っけ。

[ブチリ。 呟きと同時に。
散るは花びら。失った記憶は何か。

また掻き集めればいい。
楽観的に考えては、ただただギターを掻き鳴らしていた。
楽しそうに 嬉しそうに笑いながら。]

あんたも弾いてみる?

[問いかけた先の顔は、誰だっただろう。
何と答えてくれただろう。
今それを知るのは微かに揺れる花々のみ。]*


メモを貼った。


【人】 さすらい人 ヤニク

―日が沈んだ頃―

[シーシャとペラジーと別れた後の事。
何処かの誰かが眠りにつくまで、静かなリズムで蛇腹を伸ばす。

彼との約束が果たせない事

       紫色のブーケが咲いた事

当たり前のように、明日に先延ばしにする予定。
花が咲いても急ぐ事はない。
だってこれが今男が持っている、愛すべき日常。]

(55) 2014/09/10(Wed) 17時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[風に踊らされる花々が、夕日が差し込む、四角く切り取られた壁の内側。]

––––– Con te partirò
Paesi che non ho mai –––…

[閑散とした廊下に響き渡るアコーディオンの音色。横長のベンチに腰掛けて……忘れてしまった歌詞を、雑に広げた楽譜で埋め合わせながら

男は、歌うことを やめない]

(56) 2014/09/10(Wed) 17時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[穏やかな旋律と共に揺れるのは、空っぽになった服の左袖。
サナトリウム内に蔓延る恐ろしい病が、男の左腕と『 』を奪った。

( Tell her to make me a cambric shirt,Parsley, sage, rosemary and thyme…)

『 』。

『 Somewhere over the rainbow
 Way up high. There's a land that I heard of Once in a lullaby…』

頭の中を流れる誰かの歌。
僕の歌はどれだっけ。]

(57) 2014/09/10(Wed) 17時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[また最初から弾き直そうとする。
音はだんだん、ゆっくりと時を刻むようになって、遂に、その音を止めた。
無性に身体が怠くなる。壁に背中を押し当てた。
手に力が入らなくなればアコーディオンが床に叩きつけられる、音。
瞼が重い。
ズルズルと背中を擦らせて、ベンチの上に上半身を横たえた。]

(備品室……行かなきゃ…)

[最後にそれだけ思って、男は微睡む。
長かった一日を、唐突に終える。]

(58) 2014/09/10(Wed) 17時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

夢を見ていた。


僕は病院の白いベッドに座っている。
左腕が無くなってすぐの事だったかな。

サーカス団の"  "が僕の所に見舞いに来た。
切り取ってしまった分の記憶を埋め合わせようとしてくれたんだって。
彼は僕の一番の"   "で、僕の経歴も当時の僕自身より遥かに知っていた。

楽しいお喋りの時間が終わったのは、僕に家族はいるかという質問をした時。

(59) 2014/09/10(Wed) 17時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

『……いるよ』

『まだ生きてますか?』
『もちろん』

『どこで?』
『………』

『どうして家族からの連絡が無いんですか』
『………』

『講演の途中からの記憶しかない。それよりも以前、僕は何をしていたの。』
『すまない、–––––…』

(60) 2014/09/10(Wed) 17時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[顔がくり抜かれているみたいで、表情はよく見えなかったけれど、その声は酷く辛そうだった。
ごめん、困らせてしまったね。
責めるつもりは無かったんだ。
ごめんよ…ごめん……

この後も何事か話した気がしたけれど、夢の全ては、一面の夕日に覆われて消えていった。]

(61) 2014/09/10(Wed) 17時頃

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