297 湿っぽい古風和ホラーRP村「紫陽花奇譚」
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2019/07/11(Thu) 14時頃
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―雷門邸―
……得……
[>>1 ふと、定吉の謂った言葉を繰り返す、口の中。 損得で動くのは神様か。 時折村の年嵩の人々に信仰めいた思いを向けられているものの、神様ではないから、分からない。]
……、なんか 欲しいもんがあるん、かな。 ……、訴えたいことがあるんかも……
[日向の謂っていた“寂しい”が心に刺さった棘の様に離れない。]
……せやかて、謂てくれなわからへん……
[子守りの少女のさみしそうな問いかけだって、されるまでまるで分らなかった。 咲いて、咲いて、紫陽花の群れ、透明な花弁は雨も降らないのに濡れているようだった。]
(11) 2019/07/11(Thu) 18時半頃
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[ 「ありがとなぁ」
芙蓉の声に見送られ、雷門の家を後にしてから
どのくらいの時間がたっただろうか
…可愛い子じゃ
ヒソリ微笑みを漏らした
村の方を見やると、どこからか細い煙が立ち上っていた
更に家の中では、日向が消え、みわさん一家が消え…
此処からではさすがに窺い知れないものの、不思議な紫陽花はじわりじわりと、その根を広げているのだろう
雨月村を飲み込まんとするように。
…とはいえ、人っ子一人いない山奥では大きな変化もなく、至って静かなものだった ]
…静かすぎるがのぉ
[ この辺りは、もっと虫の音や鳥の声が響く場所であったはずだ
そうでなくとも、山間を吹き抜ける風の中で木々の梢が会話する声くらいは聞こえてくるものだけど、今はヒッソリと静寂が広がっていた
…まるで息を殺すように
それは。その風景は、少し…
『 』 ]
[ ザクザクと道を踏みしめる若者の足音が聞こえ、其方を見遣った
木々の間から顔を覗かせたのは ―― ]
おや、朧や。
…大変なことになってしもうたな
[ 相も変わらず村の方を見つめたまま、ひっそりと困った風に笑った
朧もまた何か手掛かりを求めて山へ来たのだろう
此処ら辺には何もない、そう言おうと口を開きかけ
高台のやや左手前に腰を下ろす様に小さく目を見開いた
気遣ってくれた
そうじゃろう? ]
……
不器用な子じゃ。
[ それは風に紛れそうな小さな呟きで。
何処までも真っすぐな金物屋の息子は誰に対しても公平だ
その様を、幼子の中には怖がる素振りを見せる者もいるけれど、きっと彼の性根はとても――― ]
ああ、ワシに分かることならな
[ 朧に問いかけられ同意を示すかのように隣に腰かけた
同じ位置に腰かけていても、頭の位置は幾分と低い
スラっと伸びた真っすぐな背筋。
高い視線からなら、翁に見えないものも見通せる
…そんな気がして ]
今、起きておることか
[ 神様が何かを伝えたがっているんじゃないのか
…そう答えようと思った矢先
不思議な香りが漂ってくるのを感じた
まるで村を守ろうとするかのような…
頼もしさに、ふふりと笑みを
そうこうしている内に藤の香りは風に紛れ
どこかへ消えてしまった ]
『 忘れられた何か 』…じゃの
[ 山の事は多くを知っているつもりだ
己の知っているものを話すのは造作もない事だが
皆がその存在を知らぬもの、となると話は別だ ]
…すまんが、そういったものは…
[ 分からない、と。
言いかけて、ハタと口ごもる
目の前に咲く寂し気な紫陽花の花。
それを見ていたら何かを思い出しそうなのだ
かつてそれと似た雰囲気を持つ何かを
何処かで見たような…
思い出そうと額に手をやる
…その指先は透け始めていた ]
[ ややあってポツリと呟いた
ざらぁりと湿気を含んだ風が吹き抜けてゆき
靄に包まれた記憶の欠片がポカリと水面に姿を現した
それは今より刻まれた皺が少なかった時分に見た風景>>2:*8
その風景を見たのは夢の中だっただろうか?
…分からない。
けれども不思議な光景を思い出したことで
身体は一気に透き通っていった ]
…ついに、ワシの番か。
[ 朧の叫びと対照的に
本人にはさして驚いた様子も無かった
ただ一つだけ思い残したことがあるのは――…。
ニコリと朧に笑いかけた **]
朧や、村の皆を…芙蓉を。
守ってやってくれんか
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…うん、山の方、気ぃつけて
[>>2 2人に向けて頷き、心配そうに見送る。 門を出る前、芙蓉はなんでもない日常の様に紡ぐ>>3]
……ほんま? まあ、そんなら、頑張って元気でおらななあ。
[へな、と少し情けなくも照れくさそうに笑う。]
薬湯のおかげやよ、 ありがとうなあ。
[噛みしめる様に謂う。 色んな人に生かされているのだ、と思う。]
(12) 2019/07/11(Thu) 19時頃
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―――行きは よいよい ――……
[ 何処からだろう
遠くからうっすら響くわらべうた
さぁて その続きは何だった? ]
[ ――……、
どれだけの時間が経っただろう
何年も経った気もするし、たった一瞬の出来事だったかもしれない
ふ、 っと目を覚ますと
そこは今まで見た事もない場所だった
足元も寄る辺なくて
時分が生きているか死んでいるかさえも定かでない。
そんな場所 ]
…誰か、おるかい?
[ そっと虚空に呼び掛けてみた
少なくとも現世に生きる者たちには
この声は届かないだろう
そんな確信だけはあった**]
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―雷門の家から―
[山に向かう2人を見送り、 麓から淡く霧のかかったような山頂を見上げる。]
……なんや、空が下りてきてるみたいやな…
[いつだったか、外から帰ってきたひとが持ち帰った、海で磨かれたという玻璃のかけらを思わせる。 花のかけらがたくさん折り重なって霧や雲を形作っている、そんな錯覚を覚えるのだ。]
……、───
あかん、ぼうっとしとらんと…
[ぺし、と頬を叩く。 最早輪郭を滲ませている稜線からも顔をそむけて、己の家に向けて走り出した。]
(38) 2019/07/12(Fri) 18時頃
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―雷門の家から出る折に―
……ん?
[はた、と少年は立ち止まる。 玄関先に>>3:7青と赤の混ざった紫陽花。 透明で、静かなたたずまいの他の花とは違う風情。]
……これだけ、なんか……
[躊躇いがちに手を伸ばし、 指先で振れようとして。
─紫陽花を食べて酷い目に遭ったという定吉と芙蓉の話を思い出し。
そっと白い白い手を退いた。 眼は逸らせないまま、 じっと青と赤の入り混じる花を見つめる。 何かを訴えかけてくるような気がするのに──見た目ばかりで巫女のような力を持ち合わせているわけではない少年には、何も聞こえなかった。
(39) 2019/07/12(Fri) 18時半頃
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[─それがなぜだか、酷く寂しい。]
(40) 2019/07/12(Fri) 18時半頃
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……ごめんなあ、 僕に本当に、じいさまやばあさまたちが言ってくれるような力があったらよかったんに…。
[情けなく眉を下げる、少しだけ泣きそうな顔をして。 そっと花びらの端っこを撫でてから、自分の家に向けて走り出した。]
(41) 2019/07/12(Fri) 19時頃
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―村の道で―
[田んぼや畑の合間を縫う畦道や小道を行く。 奇妙なことに酷く静かだ。 あちらこちらに、見覚えのない透明な花弁の紫陽花が咲いている。 ぽっかりと、まあるい手毬のように、緑のなかに浮き上がっているのだ]
……こらさすがにおかしいで……
[走り出したもののすぐ息を切らして歩調を緩めながら呟く。 彼岸花が群れて咲く秋の赤い畦道も「まるであの世のようだ」なんて冗談めかして謂ったことがあるが、透明が群れて白く凝る花の群れに比べれば可愛いものだと思った。]
(42) 2019/07/12(Fri) 19時頃
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[透明な湧き水、透明な玻璃、 透明な朝露、透明という色なき色、けれど日常に寄り添うそれとは違う、 どこかひんやりとした手触りの透明な紫陽花の花。 走り揺れる白子の髪は皮肉にも彩のないさまがよく似ていた。]
……あ、……、 歌いのばあ様…?
[道の途中、ふらり、彷徨うような足取りで歩き、紫陽花の前で崩れ落ちるように座り込んだひとの姿を目にとめ、慌てて駆け寄った。]
歌のばあ様、どうしたん、 ……そんなとこ座って、……
[子守歌や昔から伝わる歌を口ずさんでいるから「歌のばあ様」。 白子とは違い重ねてきた年月を思わせる、白い髪の毛をざんばらにおろしていた。]
(43) 2019/07/12(Fri) 19時頃
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[「ああ、亀よ…亀様よ」]
[亀吉はぎくりと身をこわばらせた。 それは祈りの前の響きに似ていた。]
[「どうしてじゃあ、…どうして。 わしらがなんかしたのやろうか…。 じいさまが目の前で、…消えて」]
……なん、──
[皴だらけの指先で紫陽花に触れ、それから亀吉の前髪に触れる。]
[「連れてくんならあ、一緒がええ。 ……さみしい、……さみしいよって、なあ、お願いじゃあ、亀様や」]
(44) 2019/07/12(Fri) 19時半頃
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─村の道で>>44─
──ちゃう、……
[慄き掠れて唇は渇く]
……ちゃうねん、僕、僕にはなんも、出来んで……
[首を横に振れど、歌の婆様、と呼んだ彼女に見えているかは定かでなく。 皺の刻まれた手で亀吉の手を掴もうとする、其れを恐れるように振り払った。 がさり、と、草の擦れる音がした。 老婆が紫陽花湛えた茂みに倒れこんだのだ。 ふわ、と、花のかけらが落ちた。 向こうの緑と着物の端が透けてみえる。]
(49) 2019/07/12(Fri) 21時頃
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─村の道で─
[「亀様」]
ご、ごめん、なさい……
[後退り、頭を下げ乍ら振り切るように踵を返し、苦手なくせに走り出す。 駆けた先にも追うように、点々と白い花。 人の消えて炭になっていた鍋のある家を過ぎ行き、家に向かう、その背に。]
[「……やま、の、── ひいろ、の──いと、つむぎ──」]
[昔、昔のわらべ歌。細い歌が、頸を撫でるように絡みつく。いつから歌い継がれているのか分からぬと言っていた、と、それに意識を確りとは向けられぬまま。逃げて、逃げた。目眩のするほどに過呼吸を帯びてひぅひぅ喉を鳴らしては──]
(53) 2019/07/12(Fri) 21時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2019/07/12(Fri) 21時半頃
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[しゃらり、しゃらり、草の葉揺れる。 ぽつんと落ちた畑の真ん中の鍬。 取り残されたお包み。 からから回る風車。]
うわっ、
[べしゃん、と間の抜けた音。 鈍く響いてざわざわ微風。 ひらり、はらりと、透明なかけらが白い髪のに落ちた]
ひぃ、……ぅ、はぁ、は ……
[朦朧とする意識の中、わらべ歌が、繰り返し、繰り返し。 ──何処かで聞いた気が、したのは]
(63) 2019/07/12(Fri) 22時頃
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―村の道―
……歌、なんやっけ、あの歌……
[まだ祖母が生きていたころ、 言い伝えになぞらえて、歌っていたような記憶がある。]
……ひいろのいと…いと… つむいで……、巌に……、
[ぽつ、ぽつ、記憶たどりながらたどたどしい歌を歌う。白子の透明さがひさひさと揺れる。──風が吹いたのだ。湿った風は歌を運ぶ。>>58
どこか、遠い記憶の。 さっき聞いた旋律に似ていた。]
……、こども?の…こえ…?…
(77) 2019/07/12(Fri) 22時半頃
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[────罰があったったんよ、 白く抜ける、短命の子は、きっと、きっと、罰があたったんよ]
(79) 2019/07/12(Fri) 22時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2019/07/12(Fri) 23時頃
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―村の道― [歌声に誘われるように、 無様に倒れて汚れた膝を払うこともせず、ひたり、ひたり、歌声の聞こえたと思しき方へと歩いていく。>>58]
……あのこがほしい…、… ……あのこじゃ、わからん……
[はないちもんめ。 すぐ息が切れてしまうから、遠目に聞くしかなかった歌だ。 慰めるように、古い歌を歌ってくれたのは、亡くなる前の祖母。
……ひいろをつむぎ、 こいに つまん でむすびましょ。 しんぼくさまの いうとおり。]
……いうとおり。
[夢遊病のような足取りで、向かった先に、はっとするほどの赤い色が、ちらり。]
(83) 2019/07/12(Fri) 23時頃
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