267 【突発誰歓】蔵書点検の狭間に【5発言RP】
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[とある夜、本棚の片隅。
国語辞典は、図書館にあるほとんどの本と違い、分厚く、借りていかれる事もほとんど無い。 ゆえに、必定というか結果的にというか。どうしても隅の方に追いやられてしまいがちである。 ロビン自身はそれでも自分の役目はそういうものだと思ってきたし、その扱いに不満を抱くことは無かった。使われる機会は,役に立つ機会は普通に有るのだから。
だから、気になった。 そんな本棚の片隅へ、自主的に行こうとする本の存在が。 朝顔が何やらアシモフと戯れているゆえに、害を被らないように端に居る訳では無さそうだったから。]
(20) 2017/07/18(Tue) 01時頃
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こんばんは。隣よろしいですか? 断られても座りますけれども。
[有無を言わせぬ物言いの僕に、驚かれてしまっただろうか。 ディーンと名乗るかれは、希少な存在であると同時に、不思議な噂を身に纏っていた。]
読むと死ぬ、ねぇ。 まったく馬鹿らしいお話ですね。 陰鬱なのは内容だけで充分でしょう、貴方。
[オブラートに包むという事を知らない僕は、そりゃもうばっさりと彼に言ってのけた。 アシモフ曰く僕は語彙の世界を持っている――らしいが、つまりは求められた問いに正確な解を返すのが国語辞典だ。相手の心情を慮る気はびっくりするほど無い。]
(21) 2017/07/18(Tue) 01時頃
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生物なんて須らく生まれた瞬間から死亡率100%ですよ。 その癖に貴方にそんな呪いを掛けるだなんて! 人間のそういう身勝手さは憎悪に値しますね。
[ぷんぷんと擬音を発しながら怒る僕に、ディーンはどんな様子で居ただろうか。 何故そう怒るのか。そう訊かれたならば、きょとんとした表情を彼に返して]
何を言っているのですかね。 僕では無いのですから、貴方は読まれる為に生まれた筈です。 貴方の筆者も、それを望んでいる筈。
それを阻むような呪い、憎悪せずして如何すると言うのでしょう。
(22) 2017/07/18(Tue) 01時頃
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[当然の様に、当然の様に。 それから、物語である彼を羨む思いも、ちょっとだけ込めて。
自分の出自を恨んだことは無い。誇りすら持っている。 けれど、もし自分が読まれるものであったならばと、考えないことは無かった。 この図書館に来て、世界が広がって来てから、なおさら。]
それから! 貴方もよろしくありません!
何よりも貴方自身が、呪いを受け入れてしまっている。 僕にはその様に見えて仕方がないのです。
[的はずれな事を言っていたならば恥ずかしいけれども。 それでも、言わずにいられなかった。]
(23) 2017/07/18(Tue) 01時頃
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言霊、という言葉を知っていますか? ことば一つに、様々な力があるのです。 僕はたくさんの言葉を持っています。だから、それはなんとなくわかります。
貴方も一度目の当たりにした筈ですよ。 ほら。…館長が、使っていましたでしょう。
[ここに来た時の対話。 あれもまた一つの、言霊による僕らを形作るなにかだ。 ロビンはそう、分析していた。]
だから…もう少し明るい言霊でも身につけたら如何ですか? そのままだと呪いごと貴方を憎悪してしまいそうですので。
[では、と 言いたい事を一方的に告げ、すたこらとロビンは去って行く。 鬱に理解のないロビンである。呪いに呑み込まれてしまった本など見たくない。ロビンが思っていたのは、そのくらい。]*
(24) 2017/07/18(Tue) 01時半頃
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やぁ、館長。
あぁ、コイツとは色々あってちょっとした仲でね、 本から出てる時はよく喋るのさ。
ディーンは《抗う必要のない》奴だ。 俺とは正反対。在り方すら違う。 俺の元(ベース)なら、きっとディーンのような奴を許しはしない。
元々モンドという人間の生涯は、貴族や王族、 力のある者への叛逆だ。
ああ、とどのつまり、羨ましかったってやつだな。 世界はあれから幾年もの時間が経って変わったんだ。 せめてベースから切り離された俺だけでも、彼への憧れに心を踊らさせておくれよ。
(25) 2017/07/18(Tue) 01時半頃
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革命家 モンドは、メモを貼った。
2017/07/18(Tue) 01時半頃
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トレイルの話は、それはまぁ子供の喜ぶような物語なわけだ。
今の子供達なら、きっと誰もが喜んでこいつを読むだろう。
それが俺には、眩しく見えた。 伝記なんて、あまり子供は手に取らない。 子供に笑顔をもたらせるなんて、羨ましいじゃないか。
彼への憧れはそれだけじゃない。 モンドの幼少期は、貧しかったとしか記録に残っていないが それでもわかる。 俺の元(ベース)のいた時代、貧しい子供のための娯楽など、用意されていない。
彼への憧れは、きっと現代の子供への憧れでもあるのだろう。
(26) 2017/07/18(Tue) 02時頃
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[おれは、"にんげん"に関しては、 ちょっと知識不足なところがあってな。
……おれはどうぶつ図鑑だからなぁ。 どうぶつへの詳しさじゃあ負けねえって 胸を張って言うことはできてもよ。 にんげんについては───正直、さっぱり。]
生きるために抗う、か。 ……おれにはちょっと難しいね。
[───だからかね。 おれの知らない、にんげんの生き様を知っている彼に その時のおれは凄い興味津々でさ。
思案げにそう言いながら、興味のまま近づいて モンドへ近づく途中で、しっぽをひとふり。 床を軽く蹴って小さく跳ねた後そこにいたのは サモエド犬と同じぐらいのサイズの、 小さいが立派なたてがみをもつライオンだ。]
(27) 2017/07/18(Tue) 04時頃
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[それは『抗う』という言葉の意味を おれなりに考えた結果の姿だったのだが。 一つ、問題があり得るとするならば。 おれの中でその言葉の意味は、 モンドそのものとして扱われていたことだろうな。]
……かっこよくて。おおきくて。 みんなのリーダーのような……って考えてさ。
[たてがみを揺らして、モンドを見上げ。] がるるるっ! なぁ。抗うって、どうぶつで言えばどんなやつだ? おれは、モンドはライオンかねぇと思うんだが。 [違うか?と、首を傾けるおれを見て 抗う=モンドとおれが考えていることに モンドは気づいたか。どうだったか。 まあ、どっちでも。この時のおれは気にもせず。 正解だろうと得意気に、がるると一声吠えたんだ。]
(28) 2017/07/18(Tue) 04時頃
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[しかし。所詮はただの図鑑が考えることさ。 おれにもにんげんのことは書いてなくはなかったが、 巻末に一行だけしかかかれていなかった。 それ+伝聞のみの知識では限界があるというもので。]
飢えそうなら狩りをすればいいわけじゃないのか。 ぐるるる……にんげんは、難しいな。
[ライオンの前足で顔をこしこしと擦り、考える。 にんげんに階級があるって話も、初めて聞いた。 貴族ってやつは何もしなくてもご馳走を食べれるのは、 驚いたし、他の動物と違うんだなって思ったものだ。
モンドの話を聞いて、 一つだけ、どうしても聞きたいことができたから。 少しだけ悩んで、おれは口を開いた。]
『にんげんは どうぶつの中で一番自由な生き物です』 ……って、俺には書いてあった。 それは、合ってるのか?……それとも。
(29) 2017/07/18(Tue) 04時頃
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[おれに唯一書かれた、にんげんに対しての記述。 違う、と言われるのが怖くて。そのときは、 答えを待つ時間がとても長く感じたもんだっけな。]
[作者のばあさんの最期も、その孫の生まれも、 おれはなにも知らないままだった。 その生涯のうちの苦労や体験についても、 おれのそばで話されたことしか知らなかったから。
モンドのところにいけば、 にんげんの生き様ってもんを教えてもらえる。 そう思えば、何だか胸が高鳴る気持ちだった。
おれがモンドに感じてたのは、間違いようもなく。 "信頼"と呼べるものだったに違いないのさ。]
(30) 2017/07/18(Tue) 04時頃
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[その後もおれは何度も。 どうぶつの話を手土産に、モンドのところに行った。]
───モンド! 今日も人間たちの話、聞かせてくれよ。
[会いに行くときは、おれが思うモンドの姿。 自由に、空気の流れに抗って生えるような、 黄金のたてがみをもった、ライオンの姿で。 喉から響くぐるぐると楽し気な声を、 図書館にひっそりと響かせながら。]**
(31) 2017/07/18(Tue) 04時頃
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[男はただじっと、その犬を見詰めていた。 真っ白い、柔らかな毛を纏う彼。 振られる尻尾を瞳で追い、零れる鳴き声を耳に聞く。
いやに熱心にそうしていたから、 怪訝にされても無理からぬ事だ。 だとしても、それを気にする男でもなく。
ふむ と。 一つ納得した風に肯けば、手を伸ばしながら]
きみ、恐竜になりたいとか言ってたんでしたっけ? いやはや、なれなくって良かったですよねえ。 恐竜なんて大きな生物が居たら、 ぼくみたいな不幸体質、隣に居られませんよ。
[わしゃりとその頭を撫でる。 無遠慮な行動。彼は嫌がるだろうか。 だとしても、もう少し。顎を擽る様に撫でて]
(32) 2017/07/18(Tue) 07時半頃
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……ふむ。成程、これはこれは。 動物に触れるっていうのも、悪くない。
[そう言う間も、眉間の皺はそのまま。 まるでちぐはぐではあるが、本心からの言葉で。 思うまま、その白い体を掻き撫でる。
実の所、男は動物というものに良い思い出が無かった。 男の知る動物は、大体が人を襲うもので、 散々っぱら、その被害を被ってきたのだから。
故に、大人しい動物を珍しげに見詰めてしまって。 この通り、手前勝手に撫で回している所。
申し訳ないが、この男は遠慮というものを知らないので もし嫌であっても、我慢を強いるに躊躇いが無い。 それこそ、噛み付かれでもしない限り 噛み付かれたとて、暫くすれば素知らぬ顔で 難しい顔のまま、彼を撫でる姿があったろう]
(33) 2017/07/18(Tue) 07時半頃
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[二十を越えた容姿であり、 齢自体はその何倍も重ねたこの男は、 彼がお好みの、"こども"とは遠い存在だろうが。 一つ二つ。戯れめいて、 動物の薀蓄を、語ってもらった事もあったろう。
教えを乞うとか、そんな殊勝さは無い。 図鑑の中で彼は、幾つも動物を紹介している様だから そういう事が好きなのだろうと、そう思っただけ。
別に、話す事は何だって良かった。 相手の姿が犬でなくて、例えば小さなリスだとしても。 ただその隣で、柔らかな毛に触れられさえすれば。 ……ああでも、ライオンはちょっと。 凶暴そうな動物は、あんまり好きじゃないもので]
アニマルセラピーって、存外馬鹿に出来ないですね。
[ぽつり。感慨も何も無い呟き]
(34) 2017/07/18(Tue) 07時半頃
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人の傍に居るより、 ずっと、安らげる様な気がします。 だからこそぼくは、きみの隣に居るんでしょう。
[好き勝手に寄り添う、隣人として。 そんな考えにだって、 やっぱり、感慨なんてものは無かったけれど]
……まあ。本に人も動物も無いですか。 そも この図書館には、人が良いのが集まってますし。
その分ぼくみたいな性悪は、 逆に居心地悪い部分もあるんですけれど。
[言葉とは逆、愉しげな口調で。 性悪男が、押し並べて真を語るとは限らない。 寧ろその逆が多いという事を、 動物図鑑である彼が、知っているかどうか]
(35) 2017/07/18(Tue) 07時半頃
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……そういえば。この図書館に来た"もの"は、 皆館長からチョコレートを貰っているみたいですが、
────動物って、チョコは食べられるんです?
[本相手に何を、という話であり。 彼が人に"なれる"可能性を考えない、気軽い問い。
思えば男は、この隣人の事をあまり知らない。 だがまあ、少しずつ、知っていけば良いのだろう。 ベージを捲れば、きっと 彼自身が、解説を交えて教えてくれるのだろうから*]
(36) 2017/07/18(Tue) 07時半頃
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──── 青い囀りはいつも心に ────
おやおや、まあまあ。
とても素敵なものを持っているね、お嬢さん。
それはとても貴重なものだよ。 どんな豊かな国の王妃の宝石箱の中には なんでも生み出す魔法使いの秘密の地下室にも 勿論意地の悪い貴族の屋敷になぞありはしないものさ。
なんと君は幸運なのだろうね。 もしや大冒険家だったりするのかな? 驚かないよ、人は見た目によらないものだからね。 聞いておくれよ。僕の住む本にもね 夜になれば獰猛な狼になる麗しの乙女が出てくるのさ 実はさっき彼女の爪でマントが解れてね。 ここだよ、ほら分かるかい?決して安物では…… ……ん?
(37) 2017/07/18(Tue) 12時頃
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[ これはあの絵本との初めての邂逅での第一声である。 目の前の娘がなにものかなど 自分があまりにも当たり前のことに感心しているかなど その時は知りもせず常のように一方的に語り掛けた。 “新しい住処”に移ってすぐの館長との対話もあり 先生以外と言葉を交わせることも知っていて、 躊躇いがない代わりに好奇心だけはバツグンだった。
遮られたか、何か言いたげなことに気付いたのだったか それにきょとんとして首を傾げる。 そして語り手と聞き手が入れ替わったのならば おやおや、まあまあ。更に目を丸くすることになる。
「すぐそばにあるしあわせ」を伝える絵本 「痛みの中で手に入れられるもの」を主人公へと説く王子 こんなふたりを貴方はどう思ったかな? 僕は、全く違うようで似てもいると感じたんだ。 何にしろ長く途切れない僕の言葉を止めてまで その思いを伝えてくれるひとは初めてだったね。 因みに先生はため息をつくか無視が殆どだったよ。 ]
(38) 2017/07/18(Tue) 12時頃
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レディー・デメテル。
月夜に散歩は如何かな? 宜しければこの僕にお供をさせてくれないかい。 心配は無用、宵闇の中でも君を守り抜くと誓うよ。
毒林檎を齧ってしまわないように 糸車の針で眠ってしまわないように パン屑の道を見失ってしまわないように 魔法が解ける時を忘れてしまわないように そう、いつものようにね。
[ 人々が通う図書館が神秘的な雰囲気を纏う夜。 硬質な足音を響かせ絵本の棚へと迎えに参上したのなら 少女の前で片膝をつき手を差し伸べる。 これは最早互いにとって慣れたことであり、 僕の興味が珍しい羽から君へ移ったのはとっくの昔。 ]
(39) 2017/07/18(Tue) 12時頃
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そして 人の青年と獣の女性はキューピットの矢を拒んだ。 彼等に天使の助けは必要無かったのさ。
狂っていると、裏切り者だと 石を投げられることも受け入れる頑な覚悟を 一人と一匹はしっかりと持ち合わせていたからね。
種を越えた恋人達のその後は書かれていない。 誰もが望む愛し合う男女のハッピーエンドか 信じた運命は間違いだったと悔やんだのか 結末は読者の想像に託されたんだ。 小さなレディー、君はどうなったと思う?
[ この手に小さな掌が重なり、ふたりは歩き出す。 違う歩幅を合わせながらいつも互いの話をした。 絵本と小説、必然的に長さが違う。 だから出会ってからも暫くこちらの話題は物語について 今夜はここまでと区切りをつけたのなら、最後に いつも一つだけ問いを投げるのが習慣になっていた。 ]
(40) 2017/07/18(Tue) 12時頃
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[ それは出会いから予想だにしないことを言われたから そして少女の考えを、心を聞くことが好きだからだ。 どんな答えでも怒ったり否定することはない 只微笑み聞き入る。新しい発見があれば感心もした。 他者との違いを認めることは 個としての存在を受け入れるということだと思う。 ]
なるほど、本当に心から平和を望んでいたんだ。 先生とは大違いさ、同じ種の生き物かも疑わしい 何しろカップを倒し紙の平穏を脅かすのが習慣の男だ。 二人が出会えば5分と会話が続かないよ。 [ 彼女へ求める話題はいつか物語から移り変わり 青い鳥の生みの親について、ふたりの日々のこととなる。 全くもって退屈には感じずいくらでも聞いていられた。 それはその思い出が素敵だからというだけじゃない。 ]
僕達はそうはならなかったけれどね、愛らしい友よ。*
(41) 2017/07/18(Tue) 12時頃
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トレイルの物語と、この世界は全く別物だ。 何せ本物の悪魔が出るんだからな。
悪魔・・・俺の元(ベース)も死に際、そう呼ばれた。 王国軍との戦いで革命軍は壊滅、俺は捕まり、火刑台へ。
幾度となく浴びせられる王国市民からの「悪魔め!」の声。 ああ・・・今思えば、吐き気がする程狂っている。 民衆もそうだが、俺の元(ベース)自身も・・・
人は人同士で悪魔と呼び合う。 その先に・・・お互い自由はあるのか?
ああ、人じゃなくて、本物の悪魔を、打ち倒すべきだったんだ。
(42) 2017/07/18(Tue) 18時頃
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革命家 モンドは、メモを貼った。
2017/07/18(Tue) 18時頃
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トレイルは架空の世界の人物だ。 架空であるが故、その作者の想いが現れる、というものではなかろうか。
俺の作者の想い、なんて。 伝記に想いなど存在するだろうか。
もしあるとしたら、俺の元(ベース)の生き様に魅せられた、特異な人物なのだろう。
そんなところにも、彼への憧れは尽きないのだ。
(43) 2017/07/18(Tue) 18時頃
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あの時もしも大革命に成功し、モンドが為政者となったら、 俺は・・・果たしてどんな国を建てただろう。
理想とした自由の溢れる国は、あの当時の知識で建てられるのか。 ・・・いや、無理だな。
大陸の東端に、皇帝が討ち取られ新たな皇帝が誕生する、という国があるらしい。もちろん、この図書館で得た知識だが。 俺の元(ベース)は為政者となっても、そいつらと同じ末路を辿っただろう。
ならば今の俺ならどうだろう? 知識のある叛逆者は、理想的な為政者となれるのだろうか。
トレイル。お前は、どんな国を理想とする?
(44) 2017/07/18(Tue) 18時頃
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[図書館に来る前。 わたしの、愛したパパとの別離を悲しむ心 それを癒してくれたのは 毎晩書斎の窓辺を照らす、月の光だった。 夜空に輝けば見惚れ、雲に隠れれば憂いを抱く日々。
だから、訪れた図書館で。 “おつきさま”を知れる絵本があると聞き とても嬉しく感じた。 同時に、わたしは、わたしを慰めてくれた月のことを もっともっと知りたいと思った。]
(45) 2017/07/18(Tue) 20時半頃
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[絵本の内容を知ることで 私を慰めてくれたあの月を理解できるのではないか。
それに、絵が添えられていない絵本であるならば。 作者である画家が出逢った “おつきさま”を わたしも心の目で見てみたい。]
ああ。ヤニクさん。 きょうも、おしえてください。 あなたが見てきた世界を。どうか。
[人の形をとった“おつきさま”を ヤニクさんと呼び、腕を引っ張り。 それこそ満月みたいに目を輝かせて 図々しくせがむのだった。]
(46) 2017/07/18(Tue) 20時半頃
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[ヤニクさんが見てきた世界は どのようなものだっただろう。 幸せな瞬間ばかりでなく 明暗や辛苦を思わせるような景色も あったかもしれない。
されど、お話を聞かせてくれるヤニクさんの瞳。 優しい月光で照らしてくれるような 眼差しを感じていた気がする。
わたしは目をそらさず。 されど見つめすぎないよう、日々心がけて。 お話を聞ける度、幾度も頷いていた。 例えどこにいても、苦しい時や悲しい時 ヤニクさんの眼差しのような月光が包みこんでくれるなら。 それだけでこの世の中、全然悪くないとさえ思いながら。]
(47) 2017/07/18(Tue) 20時半頃
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ヤニクさんが見てきた たくさんの景色。
こんなわたしに教えてくれて ありがとうございます。
[お話を聞かせてもらうこと、何度目か。 毎度、お礼に、 チョコレートを一欠片 差し出していたが。 その日渡したかったのは、甘味だけではない。
チョコレートを手渡した後 ハンカチで手を拭いて。 白い紙と鉛筆を手に持った。]
おかげさまで、わたしも。 絵本の中のあなたが、どんな姿か 心の目を通して、見えてきた気がする。
(48) 2017/07/18(Tue) 20時半頃
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……つきが、綺麗ですね。
[それは、図書館に訪れる前 わたしの心を慰めた思い出の月を示すのか。 あるいは“おつきさま”を称賛する深い想いか。 自分の中で明確にしないまま。]
やさしい月光。 しあわせや孤独。ぜんぶ つつみこんでくれる わたしには、このように映りました。 [ただわたしは、真っ白な紙に 宝石みたいに輝く大きな満月を描き。 その周りに、長い屋根の民家や 鉛筆の芯で染めた黒い夜空を描き足した。
満月に向かって羽搏く鳥は 完成した絵を見せる相手に気づかれないように ひっそりと小さく。*]
(49) 2017/07/18(Tue) 20時半頃
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