207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-
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人
狼
墓
少
霊
全
ミナカタは墓荒らし ヘクターに投票した。
ヘクターはFSM団 ミナカタに投票した。
モンドは道化師 ネイサンに投票した。
フランクはFSM団 ミナカタに投票した。
ギリアンは革命家 モンドに投票した。
リーはFSM団 ミナカタに投票した。
ジェレミーはFSM団 ミナカタに投票した。
置壱はFSM団 ミナカタに投票した。
ネイサンは墓荒らし ヘクターに投票した。
セシルはFSM団 ミナカタに投票した。
ミナカタは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
今日は、特別なことのない一日のようだ。さあ普段通り、誰かを処刑台にかけよう。
現在の生存者は、ヘクター、モンド、フランク、ギリアン、リー、ジェレミー、置壱、ネイサン、セシルの9名。
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[真っ直ぐモンドへと向かう道化の刃が一瞬揺らいだのは、か細く事切れる仔狼の聲が聴こえたような気がしたからだろうか……**]
(0) 2014/12/15(Mon) 01時頃
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肥代取り 置壱は、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 01時頃
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― 第三甲板通路 ―
[向かいから歩いてくるキーチには、 船長を呼ぶ声で気付いた>>4:222。]
何してんの、じゃねぇ…… 邪魔ぁすんなぁ!!
[そう叫んで、重心を低く構えた。
待ち焦がれていた、道化とのダンスだ。 二つの刃が空を切る音がする>>4:224。
それを遮るように、男はマントを翻して回転する。
布の避ける音、肉が裂かれる痛みは感じたものの、 一撃で仕留められるのだけは逃れた。]
……一瞬で、と俺にぁ、聞こえたんだが……??
(1) 2014/12/15(Mon) 01時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 01時半頃
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[意識を手放す刹那、どこか遠くから男の声が聞こえた。>>4:225 それが誰だか認識する前にどんっと衝撃が走り、 食らいついていた獣が腹から離れた。
――そうして甲板に倒れる前。 まるで呪詛のように告げられた聲と共に届く魂の気配は。 禍々しい、紅い狼のものだった**]
(2) 2014/12/15(Mon) 01時半頃
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革命家 モンドは、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 01時半頃
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[にやにやと笑ってはいるが、 今の一撃からか、タイムリミットからか――。
血が流れていくにつれ、闇の色はどんどん色濃く、 そして本当の暗闇が訪れた瞬間、
男は床を蹴って、道化へと斬りかかった。
そのサーベルは、道化へと届いただろうか、 それとも虚しく空を切っただろうか。
男は背中に追った大きな傷から、 温い液体が伝うのを不快に思っていた。**]
(3) 2014/12/15(Mon) 01時半頃
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―医務室―
[立つのが精一杯に終わった。 体制を崩し倒れて軋ませた床板を、左手に握る拳で思い切り打つ。その頃には、モンドは既に室外に飛び出していた。道化師の足音と声、ふたりの刃がぶつかる音を背後に、ギリと奥歯を噛む。]
……――
[フツフツ熱に沸く頭を占める悔しさを持て余し、もう一度床を打つ。軋んだ床板が砕けるのに構わず、もう一打。それでも鎮まらない熱は、男にとって初めての衝動だった。それは、この騒ぎで芽生えた願いや望み、押し留められない感情に押し出された自我の発露。]
――……、ゥ゛ゥ゛ ア゛ァ゛ ッ
[耳に届いた仔狼の鳴き聲が、昂ぶりに触れ。 その聲が途絶えたのを切欠として身の内で何かが爆ぜる。
思う様、泣くような叫びを上げ、 床についた拳ひとつを支えに――おれは、立ち上がる。 二度と倒れるまいと、床を踏み締めて。**]
(4) 2014/12/15(Mon) 02時頃
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――第一甲板――
[落ちてゆく。暗い海原に、飛沫と水柱を上げて獣が落ちてゆく。 はらわたに喰らいついていたヘクターを取り落とし、ただ一匹で落ちてゆく。 人殺しの狼――には限らないが、下手人――を探してはならない、殺してはならない。どちらの命にも従った結果とは言えない。 加えて瀕死に近いとはいえ、セシルを襲った張本人を助けたかたちだった。 あのまま立ちすくんでいれば狼は副船長もろとも沈み己を含む他の船員は助かったやもしれない。 そう思うと、セシルの方は振り向くことができず。 まだ息のあるらしい副船長の傍、膝まづき様子を伺うことしか、できない**]
(5) 2014/12/15(Mon) 02時頃
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墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 02時頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 02時頃
革命家 モンドは、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 02時頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 02時頃
革命家 モンドは、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 02時頃
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[銃声―――――― 破裂音。]
[瓶が、撃ち抜かれて粉々に 厨房の床に穴が、*空いた*]
(6) 2014/12/15(Mon) 05時半頃
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― 第二甲板 ― >>4:178>>4:183>>4:190
フランク……
[ジェレミーと共に、第二甲板で、フランクの顔を見れば、目を細め、その呼び名にも嫌な顔をせずに寄る。 キーチやリーも無事のようだ。そして、こちらへの殺意もないようで、腰にとどめた装飾銃に伸ばす指を止めた。
名簿を見ると、何か自分の名前にだけ、二重丸がある。それは人間だと解説されると、ただ素直に頷いた。 ジェレミーとフランクのひそひそ話は、ちらち、見やるだけ。]
(7) 2014/12/15(Mon) 06時頃
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>>4:199
そう、教えて欲しい。 フランク……。
[フランクからの言葉にははじかれたように、また彼に寄る。 知識だけは本でいれたとしても、実際は、まだ、撃ったことがないからわからない。 そして、間近で、フランクが転がった瓶に構えるのを見つめて。]
弾倉を確認、引鉄に指を、初心者は両手
[その言葉を繰り返し、己の銃も腰から引き抜いて、その瓶の行く末を眺め…。]
(8) 2014/12/15(Mon) 06時頃
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>>4:203>>4:209
[フランクの撃った瓶の行く末をみたあとだった。>>6]
――……割れたね。フランクはすごいな。
[それが女神の判断だとは知らぬまま、瓶が割れたことだけに羨望のまなざしを向ける。 フランクに寄って、その銃を持つ手を間近で眺め、それから、彼に笑いかけた。]
フランク、死んじゃ駄目だよ。 また、あとでね。
[フランクの表情がどうだかはわからないけれど、その耳に囁いて、 銀貨がない代わりに頬に口付ける。感謝のキスを。]
(9) 2014/12/15(Mon) 06時頃
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セシルは、ジェレミーの後ろをついていく。
2014/12/15(Mon) 06時頃
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― 甲板 ― >>4:218>>4:225 [甲板に上がり、まず空を見るが、風はない。 だが、それよりも、驚くべきは……。]
狼……。
[その姿をみたのは始めてだった。 副船長と相対する獣に……。
駆け出すジェレミーとは対照的に立ち尽くす。]
あれが、人狼……。 誰が?……
[そして、はっとして、今、教えてもらったばかりの銃を腰から引き抜くと、 それを構えながら、喧騒に近寄っていく。]
(10) 2014/12/15(Mon) 06時頃
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>>2>>5 [その決闘はもう終わりを告げるころだった。 ヘクターに噛み付いていた狼が、離され、海に落ちていく。 ああ、そうだ。ヴェラの遺体は生きてなかった。 生きてる狼をみたのは、これが……。]
――……
[水しぶきのあがるほう、走り寄って、 その姿が海に浮かび、そして、暗いその闇の中に引きずり込まれていくのを見る。 ジェレミーの心持ちは知らず、振り向くと、
驚くほど、その目はやはり碧色に煌々と。]
(11) 2014/12/15(Mon) 06時半頃
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ヘクター……狼、みつけたんだね。 やっぱり、疑わしきものはすべて、殺す方法で?
[ジェレミーと逆方向からヘクター見下ろすと、倒れ伏し、血みどろの副船長のその頭に銃口を向ける。**]
(12) 2014/12/15(Mon) 06時半頃
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>>4:47>>4:55 [ジェレミーが止めてくるならば、 こいつは、自分の為だけに槌を振い、邪魔な奴は人間でも殺す、と告げただろう。]
いつでも殺せるって言ったんだ。ただ、後回しにするだけだって。 俺みたいな奴はいつでも殺せる。>>4:60 ねえ、それって、人狼とか人間とか、関係ないんじゃ?
ヘクターはみんなを殺すんだよ?
[ジェレミーに向ける煌々とした碧色、口元は、ゆっくり弓なりに笑みを作った。]
だから、殺せる時に、殺さなくちゃ。
[引き金を引こうと。**]
(13) 2014/12/15(Mon) 06時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 06時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 06時半頃
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[一寸狙いのぶれた双刃は、それでもくるりとダンスを舞う男を捕らえ引き裂いた。]
これに耐えるか…フッ!
[聲なんて聴こえない。 今の道化は絶望の死神だから。
モンドが床を蹴り切りかかってくる。 避けるには速すぎる一撃。]
ガキィン…ッ
[金属と金属のぶつかり合う音。 道化は二つの刃でモンドの一撃を受け止めた。 重なり合う三つの刃がぎりぎりと均衡を保つ。
だがモンドが負傷を負ったためか、それとも道化が無意識に人狼としての力を開放しつつあるのか。 少しずつ道化の方が押し始める。]
(14) 2014/12/15(Mon) 10時半頃
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[道化の唇がにいと愉悦を形作った。]
……ハッ!
[一声上げると道化は二つの刃を一気に押し、片足を軸に床を蹴りモンドの腹に体重の乗った蹴りを放った。 押されつつあり身体のバランスの悪くなっていたモンドはそれを避け切れなかった。 後ろに吹き飛ぶモンド。それに追いすがる道化。]
チェックメイトだ。
[床に倒れ込んだモンドの喉元にカトラスが突きつけられた。
そして道化は何の慈悲もなく…… いや、躊躇しないことが慈悲であるために、]
(15) 2014/12/15(Mon) 11時頃
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[その首を切り裂いた。
道化には血飛沫すらかからない。]
(16) 2014/12/15(Mon) 11時頃
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Monde, comment tu as vu le monde?
[「モンド、お前にはモンド(世界)はどう見えた?」 首から血と空気とを溢れさせる視力の尽きかけた哀れな男に道化が異国の言葉で問いかける。
道化は男の命が尽きるまでずっとその濁った瞳を見つめていた。]
(17) 2014/12/15(Mon) 11時半頃
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―甲板―
[甲板上で戦闘を繰り広げている時から、 幾つか馴染んだ魂が様子を見守っているのには気づいていた。 生憎それどころの状況ではなかったので特に何も反応しなかったが。
途切れ途切れに聲が響く。 ヒヤヒヤさせんな、とか、しっかりしろよバカ、だとか。 うるせぇ、そもそもお前らが俺を残してとっととくたばりやがったから、こうして後始末をつけてやろうとしてんだろうが。 わざわざ無謀な喧嘩を売ってまで生を継ごうとしてる男に向かって散々な言いようだ。
薄ら、その場にへたりこんで手を伸ばす誰かが見えた気がした。 誰が馬鹿だボケ、といつものように一発どついて、 クソガキに心配されるほど落ちぶれてねーよと笑って、 乱暴に髪を掻き回してやりたいところだがそれも敵わない。]
(18) 2014/12/15(Mon) 12時半頃
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[生死の淵に居るせいか、先ほどよりもその気配は濃くなった。 今度ははっきりと届く、焦ったように昔の肩書きで名を呼ぶ聲。 淡々と、喰らって見せろと試すように告げる聲。
――ああ、うるせぇ。うるせぇなあ。 いつだって自分に纏わりつく聲は騒々しい。
てめぇらに言われなくたってこんなとこでくたばってたまるか。 生憎悪運は強いんだよ、と。
そう言いたいのに上手く口が動かない。 代わりに薄らと目を開け、周囲に居る生者の気配を探る。
霞んだ視界の中でぼんやりと映るのは、 戸惑ったように様子を伺うジェレミー>>5と、 口元に笑みを浮かべて銃口を向ける、セシル>>13。]
(19) 2014/12/15(Mon) 12時半頃
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[こちらに銃を向けるその瞳は船底で見た時と同じ―― もしくはそれ以上に寒々しい蒼色を讃えていて。 満身創痍で化物を倒しても決して命の危機が去ったわけではないのを悟る。 一難去ってまた一難だ。]
……その、目。 テめ、 も、 やっぱ、化物の、仲間か… やっぱ、 あんとき、… て、おくべき、だっ…
[殺意を向けたからには当然自分もそれを向けられる覚悟くらいはある。 だが、いつでも殺せると侮ったのが悪かったか。 しくじったな、と内心思いつつ。
クソッタレと発破をかけるやかましい聲に急かされるように、 槌を杖がわりに甲板につき起き上がろうとするが、 録に力は入らず動きは鈍い]
(20) 2014/12/15(Mon) 13時頃
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ミナカ の 奴が、…… 二人分の、命を貰っていくと、言い残した。
……一人は俺のつもり、だったにせよ。 二人ってことは、つまり、まだ、終わってねぇ。 仲間の人狼が、まだ……居る。
セシル。それが、テメェか…?
[セシルを睨み、血を吐きながら言葉を紡いだ**]
(21) 2014/12/15(Mon) 13時頃
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[冷たい銃口が、ヘクターに向く>>13。 何を、と思わずセシルを見上げて、見下ろす鮮やかな碧に息を呑んだ。 明らかに人ならざる、冴えた色。 だが、脳裏に過ぎったのは先のフランクとのやり取りだ。 丸は、人間。その丸は、誰の名についていたか。何の為に、銃の扱いを教えたのか。]
降ろせ、セシル。 ――降ろせ。
[セシルが言葉を並べ立てても、降ろせと繰り返した。 地を這うような、低い声が己から出ていた。]
(22) 2014/12/15(Mon) 14時頃
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邪魔者は構わず殺すというなら、お前は銃を向けるな。 真実邪魔者になったら、殺されるぞ。 この船には航海士が、人間が必要だろう。
手を汚すな。私の剣で充分だ。
[鎚を杖に立つヘクターの眼前、セシルとの合間にサーベルを構え立ちはだかる。 切っ先は、獣の血で赤く濡れていた。]
(23) 2014/12/15(Mon) 14時頃
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――ミナカ。 あの狼は、ミナカなのか。
[ヘクターの言葉を拾い、問う。 是が返れば、それは尚更女神の采配を信ずる助けになるだろう。 己の剣は、今は航海士を守る為に**]
(24) 2014/12/15(Mon) 14時頃
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[やがて男が息絶えた頃。
道化は二人の間にしか伝わらない聲で そっとギリアンに尋ねた。]
(25) 2014/12/15(Mon) 14時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 14時頃
ジェレミーは、ヘクターからの害意がなければ剣は迷うが。
2014/12/15(Mon) 14時頃
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[セシルを睨むと、それを庇うようにジェレミーが前に立ち航海士を制した。>>23>>24 サーベルを構えて相対する彼に視線を移して]
――そう …だ。 さっき、海に……落ちたのがミナカ。 紛れもなく、人狼…だよ。
[問にはそう答えると、はっと血混じりの息を吐く。 いつもなら邪魔すんじゃねぇ、するならテメェも死ねと、 是も否もなく突っ込んで行くところではあったが。 二対一の上にこの重傷では相当分が悪い。 立っているのがやっとだ]
(26) 2014/12/15(Mon) 15時頃
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[そうして、彼が構えるサーベルの切っ先についた 獣の血をちらりと見る]
ジェレ、ミー。 ……さっき、ミナカを突き落として、俺を助けたのは、…テメェか。
咄嗟に、そう いう行動を取るってこた、 お前は…連中の、仲間ってセンは、 薄いと見るが、何故そいつを庇う?
生憎俺も……このザマだ。 無害な奴相手に、この場で無駄な喧嘩をしたか、ねェ…な。
テメェが…俺の敵じゃねェってんなら、 剣を降ろして貰いてぇモン、だが。
[張り詰めた警戒は解かないままだが、鉄槌は向けず。 詰問というよりは見定め探るような口調で、そう尋ねた。**]
(27) 2014/12/15(Mon) 15時頃
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[胸裡に獣がいる。]
[血に餓えた獣。]
[痛みを、 を欲する獣だ。]
(28) 2014/12/15(Mon) 15時頃
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[胸裡に獣がいる。]
[正しく人でありながら。]
[その胸裡には獣がいる。]
(29) 2014/12/15(Mon) 15時頃
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[あのアル中な料理人が隠していたのか、 それとも気付かなかっただけなのか。
見つけた酒瓶に口をつけ、煽るように酒を飲む。 空いた腹にアルコールが染みる。 気分が良い。
しかし。
銃声と共に聞こえた破裂音にそちらを見て、 目に入ったのは床に空いた穴>>6。 酒瓶を其処に置き、ゆっくりとフランクに近づく。]
……テメエ、喧嘩売ってるのか?
[占いだとか女神だとか、どうでも良い。 仕事を増やすなと言った直後に、また同じことをした。 それは、喧嘩を売っている以外の何物でもない。
のこぎりに、手をかける。**]
(30) 2014/12/15(Mon) 15時頃
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―第三甲板廊下―
[モンドの最期は聢と見た。
医務室から廊下へ出ると、そこは道化師とモンドの死舞踏の盛り上がりに華やいでいた。剣がぶつかり擦れる音や足捌きを受ける床板の軋み、息遣いに空気の流れ……刹那的な音楽の流れる一瞬を、観客として目撃した。
邪魔立てを企てる隙も無い、終幕までの一瞬間。 いよいよ真に盲たのか、光の無いモンドの眼ばかりを見ていた。彼は、果たして何を見出だせたのだろうか。命と引き換えに。*]
(31) 2014/12/15(Mon) 16時頃
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[モンドの絶命までを見る道化師を余所に。
おれは、廊下の先に在ったキイチの姿(>>4:222)に視線を移す。裸の刀が殺意の現れであるなら、すぐにも飛び掛からんと、ギロンと剥いた眼で睨む。さながら猛獣のように。]
ゥ゛……――
[不意に音無き聲に呼ばれて。 キイチを威嚇するような格好のまま、船長へと意識を向ける。**]
(32) 2014/12/15(Mon) 16時頃
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墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 16時頃
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[道化が気がつくと廊下にはきいちの姿があった。 命の取り合いの最中には第三者の存在になど構ってられない。]
どうした。用がないなら退いてもらえないか。 私はこれから甲板へ行くのだが。
[狼の姿になり闘いを行うのならそこが最も適していると道化には思われた。 だからミナカとヘクターが闘っているならそこだろうと推理して、ギリアンを伴って甲板へと行こうとしていた。]
(33) 2014/12/15(Mon) 18時頃
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>>20>>21 [ヘクターが荒い息遣いの中、こちらを睨んでくるが、 碧色は、それをまた、冷徹に見下ろす。]
化物の仲間? 何を言っているの?
俺は、ヴェラの遺体と、今、落ちた狼、はじめてみた。 なぜ、その狼と俺を仲間呼ばわりしている?
[航海士自身、狼の仲間などという認識はまるでない。 ただ、航海士として、船長の命に従い、己の身を守っているにすぎないのだ。]
俺は人狼じゃない。 誰も、殺してはいない。
(34) 2014/12/15(Mon) 18時半頃
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セシルは、ジェレミーから止められれば、眉を寄せた。
2014/12/15(Mon) 18時半頃
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>>22>>23
[ヘクターとの間に割り込んでくるジェレミー。 そうなると、銃は下ろさざるえない。
しかし、ゆらりこちらへの殺意は消えないヘクターを睨む瞳は変わらない。]
ジェレミー、なぜ? ヘクターは、きっと、俺を殺すよ。 実際、ヘクターから、襲撃された。
それとも、強い者が弱い者を殺すのは当然なの?
(35) 2014/12/15(Mon) 18時半頃
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君は今船長命令で俺を守っている。 だから、今は、いいかもしれない。
でも、 その命令が解けた時、ヘクターが生きていたら、
俺は、ヘクターには敵わない。
[ジェレミーに訴える声は、感情を顕にする。]
素直に殺されろというのか? 仲間じゃなければ、道具として役にたたなければ、 俺は、殺されてもいい人間?
[呪いの装飾銃がその瞳を煌々とさせ、むごたらしい死の準備をしていること、知らない。 航海士は、最初から、人狼の騒動も知らなれば、その仲間なども知らない。 ただ、船の為、船長につくし、信頼していた副船長に報告と助言を求めていただけだ。]
(36) 2014/12/15(Mon) 18時半頃
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ジェレミー、 俺とヘクター、どちらを殺すの? ――……今、ヘクターを殺さないなら、
君が俺を殺すといい。
[その背後から、ジェレミーに囁きかける。]
簡単に、死ぬよ。 君にも、敵わないこと、知っている、から。*
(37) 2014/12/15(Mon) 19時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 19時頃
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― 童話の続き ― >>4:32 [自分と同じ能力をもったギャンブラーは、女神の采配を信じて、その後もある。 魔術師は、ギャンブラーとは再会を約束すると、また出会うものを探した。
次にあったのは、犬。 目が見えない犬は、ふらふらと魔術師の姿も認識していないようで。
魔術師は、犬の姿をただ、じっと見ている。*]
(38) 2014/12/15(Mon) 19時頃
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―― 厨房 ――
[装飾銃が感じ取った匂いは、ひとのそれであり、獣。
人間と、狼の間の、匂いそのものか、酷似していたのか。 銃にその機微が伝わったとして、俺様には伝わらない。]
……… 狙いを決めたら、目を逸らすなよ。
[すごい、と、 何処か無邪気な声>>9に、笑う。 笑う以外の表情は、思い付きやしなかった。]
俺様の生き死にを決めるのは俺様じゃないねえ。 お前も、死ぬんじゃねえよ。守られとけ、弱いんだからな!
[かか、と、鳴らす喉の横。 頬に触れた唇に、か、が、一瞬固まった。]
(39) 2014/12/15(Mon) 19時半頃
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|
んだあ……………
[声が出た頃には 見えるのはセシルの最中で、舌を鳴らした。
畜生、頬を、掌で擦る。 指から、脂だか油だかが広がって、その感触にまた舌を打った。 見送る背中は何人か。
俺様を厨房に留まらせたのは、]
(40) 2014/12/15(Mon) 19時半頃
|
|
[船員名簿に、視線を滑らせる。 狼の絵を、増やす魂胆で、踏み出す。
一歩、二歩、三歩、止まる。
靴先が割れた硝子を踏んだ。 床の、穴の横にギザギザ傷が、追加サービスだ。]
Woooooof...
[ざり、と、靴先を引いて、傷を引く。 酒を口にしたばかりのリーの口>>30は、御機嫌どころか不機嫌で。 対する俺様の口が、茶化すように笑った。]
大した穴じゃねえさ。 お前の手に掛かっちゃ、さっさと直せんだろ?
それとも、俺様かっさばいて、喰うのか?
[彼が人狼の一味であると思い込んだ目で、銃口を向けた**]
(41) 2014/12/15(Mon) 19時半頃
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墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 20時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 20時半頃
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――第一甲板――
――……、
[剣は降ろさぬまま呆れたように息をついた。]
私があの方の命というだけでお前を護るため動いていると思われていたならば心底から心外だ。 あれだけ共に過ごしたと言うのに、同じ船の仲間とはつゆとも思われていなかったようだからな。
[フランクの采配も加味されたものではあったが、そもそもここに居るのは己の意思だ。 ヘクターを、見据える。]
(42) 2014/12/15(Mon) 20時半頃
|
|
私はこの男が件の下手人ではないと知っている。私に害成すものでもないと知っている。 例え人成らざる生き物であっても、殺す理由など私の中には何処にもない。 重ねれば、私はこの船を護りたい。 その為に、航海士の命を欠くことは出来ない。
無駄な喧嘩をしたくないなら、この場でセシルに無益に力を奮わないと誓ってくれ。 いつでも殺せる相手の、殺す順番を間違える男ではないと信じている。
[セシルの航海士としての価値と、仲間を護りたい意志を説く。 だからヘクターも殺さずにいるのだろう、と言外に含んだ。 肯定が得られれば刃を降ろしても構わないと思っていた。]
(43) 2014/12/15(Mon) 20時半頃
|
|
それと。 私がこの男を討ち損じる前提で話をするな。
[命が解けたら護らない、護られなければ死ぬのだ、と>>36。 まるでこの男と刃を合わせて討ち倒すより前に命が解けるような口ぶりだったセシルを、制す。]
(44) 2014/12/15(Mon) 20時半頃
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|
その選択肢を、私が選ぶ義理はない。 お前は私が護る。
お前に牙を剥く相手を、私が斬る。
[向けられた選択肢>>37を無碍に切り捨てた。 どちらも、殺すことはさして難しくないだろう。 だが、己の意の介さない殺し合いに何の意味も見いだせなかった。]
(45) 2014/12/15(Mon) 20時半頃
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[売った喧嘩を買うんだか、売られた喧嘩を買うんだか。
早漏野郎にとって、余りに些事だ。 口だろうが刃だろうが、向けられたものは買う。 目の前に船があれば、号令を待たず我先に飛び移るのと同じだ。
―――― ただ、思考の端で 船員名簿に一筆残すことを、まだ、諦めきれずに居た。 去り際に、ジェレミーが残した、船長に対する不信。 女神と呼ぶ、装飾銃の、獣を嗅ぎ分けた采配。]
あーあーあー、ワン・トゥ・スリーで始めようや。
[そんな一言を、リーが聞き遂げてくれたか如何か。 硝子を踏んだ足先が、じりじり、船員名簿を咥えた壁に近寄る**]
(46) 2014/12/15(Mon) 21時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 21時頃
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[冷徹にこちらを見下ろすセシル>>34にそちらを睨んで。]
…はっ、何故って、 ……それを知りたきゃ水面にツラでも映してみたらどうだ。 化物、…じみた目ェ向けやがって、……!
[警戒を解かずに睨みつけたところで、 ジェレミーの仲裁が入った。>>22>>23>>24 彼に問いを向けるも>>27、なじるようにセシルが言い募る。>>35>>36>>37 それを黙って聞きながら、無表情で二人に目線を遣った。]
(47) 2014/12/15(Mon) 21時頃
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テメェは、たった今目の前で…俺に、銃を向けてるそいつが 俺に、…ひいてはこの船にも、 害なすモンじゃねェと、そう言うんだな。
……その剣と、命に…誓っても、か?
[こちらを見据えるジェレミー>>42の真剣な表情を、 じっと真正面から見つめ返し、低く問い返す。 その言葉に嘘偽りはないか、瞳の奥まで覗き込んだ。
圧倒的に不利なこの状況。 ジェレミーが恐らく人狼側ではないだろうという判断。 そうしてジェレミーの説くセシルの無実や価値と、 仲間を護りたいのだというその意思。
様々な要因が頭を過ぎり、暫しの沈黙が流れる。 やがて、ふっと息を吐いた]
(48) 2014/12/15(Mon) 21時頃
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[去ろうとする船長(>>33)に、キイチは何と答えただろう。 もし彼が刀を光らせたまま命の遣り取りを望むと云うなら、 今度こそは、おれが此処に残り遊び相手を勝って出る。
そのつもりで、キイチを見つめる。
大部屋で共に寝起きしてきたキイチの、 どこか掴み所の無い笑みや空気感には、馴染みが深い。
何にせよ、船長は先に仔探しに行け、と。 一瞥する視線で促した。]
(49) 2014/12/15(Mon) 21時半頃
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――――分かった。
その交渉を、飲んでやる。 俺は、ここで…そいつに、手は出さねェ。 ……休戦だ。
その代わり、もしそいつが 牙を剥くようなことがあったら、 責任をもって、テメェが始末しやがれ。
……いいな。
[低くそう唸り、肯定する。 瞬間咳き込み、ぐらりとそこに膝をついて血を吐いた*]
(50) 2014/12/15(Mon) 21時半頃
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肥代取り 置壱は、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 21時半頃
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ふむ。 では、また。
[>>49ギリアンの視線に気づくとその意図を汲み取り、道化はその場を立ち去った。
第三甲板から第二甲板へ。 そこには愛しいギリアンの腕を切り落としたリーの姿があったようだが、今は彼に構っている場合ではない。
第二甲板から甲板へ。道化はそこに姿を現した。 丁度休戦の協定が結ばれたそこへ。>>50]
Bonsoir, tout le monde. ご機嫌いかがかな?
(51) 2014/12/15(Mon) 21時半頃
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― 第三甲板 ―
[刀を抜いたものの、それ以上は口も、勿論刀も 二人の間に挟めないことはわかっていた。
これは、ただの殺しじゃない。 敵討ちでもない。 粛清でもなくて………]
……ハンフリー
[船長が二度、ハンフリーの名を呼んだ。 今までとは違う、汚れた姿でも、 今命を終えようとしているハンフリーの血は浴びずに 道化は絶望号の船長として、そこにたっていた。 船員の命を、船長が最初に言った仲間殺しとは違うだろう者の命を奪ったばかりだというのに。 今までで一番、船長らしく、堂々としてみえた。
実際の彼の心中は、ともかくとして]
(52) 2014/12/15(Mon) 21時半頃
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― 第一甲板 ― >>42>>44 ――……違うの? 俺を護ってくれるのは、
ジェレミーの意思?
[ジェレミーの背中ごしに、その言葉をきいて、航海士は、碧色の瞳を揺らした。]
違うよ。ジェレミーは……。 そんなヘクターを、殺せないんじゃないかって思ったんだ。
[多分、ヘクターの襲撃を受ける前までは、 自分も、こうやって倒れ伏したヘクターに銃口ではなく、手を差し伸べただろう。 だけど、向けられてしまった殺意に、そのまま大人しくしていれば、
きっと殺されてしまう、と思ったのだ。]
(53) 2014/12/15(Mon) 21時半頃
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>>45 ジェレミー……。 そんなことをいったら、俺は勘違いをする。 ……。
[その声は悲痛になった。]
俺に撃つな、と言うなら、 俺は生きるために、
君にずうっと護ってもらわなきゃならなくなるよ。
[もうその表情は笑ってはいなかった。 ジェレミーの背中ごしに、声は掠れて。 どんな顔をしているか、自分もわからないし、ジェレミーも見ることはできないだろう。]
(54) 2014/12/15(Mon) 21時半頃
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[やがて、ジェレミーとヘクターの間で、話をついて、 航海士は、ジェレミーの後ろで、口を噤んだ。
開かれない唇、ただ、瞳だけは何か言いたげに彷徨って、 そして、碧色はその狂気の輝きを隠す。]
(55) 2014/12/15(Mon) 21時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 21時半頃
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[船長が振り向いても、刀は中途半端に構えられたまま。 ハンフリーの首からは、もう空気が抜ける音すら聞こえなくなっていて]
船長は、よ どこまでやるわけ?
[本当に、全員死ぬまで終わらないのだろうかと。 鈍く光る刀の切っ先が向くのは――ギリアン。
殺意に、殺意を返すように 視線に、視線を返して
問いの答えは、求めていなかった。 最後を齎す者は、彼ではないと思ったから。 興味はもっても、それだけだった]
(56) 2014/12/15(Mon) 21時半頃
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[膝をつき、腹を抑えてげほげほと咳き込んでいると、甲板に新たな人影が現れる。 そちらにちらりと目を遣って、道化に取り敢えず挨拶を。>>51]
―――よう、船長。 機嫌は…あんま、よろしくねェ、な。
[ぱたぱたと腹から血が漏れる。 何か問われれば返すが、喋るのが少し辛くて顔を顰めた]
(57) 2014/12/15(Mon) 22時頃
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ああ、これはこれは。 大怪我をしているね、いけない。
[>>57挨拶を返すヘクターに、その様子を見て道化は口角を歪める。その裏にはどんな感情が渦巻いているのか。]
――まるで怪物と闘いでもしたみたいな怪我だ。 "怪物"はやっつけたのかな?
[黒曜石の色をした道化の瞳は冷たい。 突き刺すように。]
(58) 2014/12/15(Mon) 22時頃
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[鈍い光に濡れた刃が此方へ向けられると(>>56) ァ゛ァ゛と濁った笑いが溢れる。 対して、おれは何も持たぬまま、ただ左手に拳を握った。
返される視線に煽られ、 睨める視線に一層の殺意が篭もる。
どこまでやるのか……――と問うた彼の声に、 ギチリと噛み合わせた奥歯を緩め 代わって、答えた。]
カシラ が、安心するマデ おれ、続ける
[と、だけ。]
(59) 2014/12/15(Mon) 22時頃
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革命家 モンドは、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 22時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 22時頃
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安心? なんだよ、うちの船長は怖がりか?
[上っていく背中に投げかけた声は届いたかどうか。
握られた拳を見て、 何もない右腕があったあたりを、見た]
お前、腕どうしたよ
[たとえば 口数の多くない者同士、会話と呼べるものはほとんどしたことがないが、それでも、このよくわからない男も仲間だと、感じていた。 目の前で絶命した男と同じように。
命を掬われた船医のことは、基本的には恨んでいたが――そんなこと、口にしたこともない。酔った拍子に殴りかかったことはあるかもしれないが――それでも、少しだけ。 否、少しではない。 この船が死に場所でよかった、くらいのことは考えていたのだ。 まさか再び人狼などという言葉を聞くことになるとは思わなかったが]
(60) 2014/12/15(Mon) 22時頃
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ああ、…ゲホッ…ちぃとな。 この船に潜む下手人。……怪物は、ミナカだった。
本性を現したあいつと、 さっきやり合って、このザマだ。 ……無事に倒して、海に――――
[そこまで言いかけて。 一見こちらの怪我を案じるような道化の、その言葉とは裏腹に。 突き刺すような視線に、ぞわりと嫌な感覚が過ぎった。 いつかこの男と相対した時に感じた、畏怖。
ヘクターは道化が人狼だとは知らない。 だからこの悪寒は、能力による物ではない。
数多の戦場をくぐり抜けてきた海賊としての、勘だ。]
(61) 2014/12/15(Mon) 22時頃
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セシルは、船長の姿には、表情のない顔で、ジェレミーの後ろ佇んでいる。
2014/12/15(Mon) 22時半頃
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そうかそうか、海に落としたか。 それはご苦労!
[道化の孤を描く唇は皮肉めいた響きの称賛の言葉を紡ぐ。>>61]
ところで、
[道化の瞳はヘクターを見下ろす。 とてもとても冷徹で、かつ憎悪の焔の熱さを秘めた色で。]
セシルくん。ヘクターに襲われたと言っていたね。 不安で仕方ないことだろう。
[道化は笑顔で。]
……だから、私がこの男を今この場で殺してやろう!
[カトラスをヘクターへと向けた。]
(62) 2014/12/15(Mon) 22時半頃
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騒がしイ 安心ナイ 静か、なる
[この船に凪が訪れる時は来るのか否か、 既にもう解らない、一寸先は闇の状態ではあったが。 少なくとも、おれはそう成らん事を願う。
転がるモンドの冥い眼を一瞥し、 偽の片眼を瞬かせ息を吐いた。
願ったとてどうすれば叶うのか、それが何より闇の底。 痴れ者は、ただ呑まれ堕ちていくだけだ。]
(63) 2014/12/15(Mon) 22時半頃
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手 死んだ、 死ぬは 棄てル リー、腐る前に 棄ててくれた
[右肩を少しばかり回して見せるが、 包帯に覆われた切り口がヒョイと鈍く動くだけ。
そんな会話は、騒ぎが起きる前とさほど変わりは無い。 例えば昔、他船との争いを経て耳を落とした時なんか、 殆ど同じような話を、少しだけした。キイチと、おれは。
記憶は朧げであっても、繋がりは薄くとも、 確かにおれたちは共に過ごした。この船で。]
(64) 2014/12/15(Mon) 22時半頃
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[また床に傷がついた>>41。 普段なら気にしない程度のものだ。 荒くれ者たちが乗る船だ。 傷程度で修理をしていたら、体がいくつあっても足りない。 だが、その踏んだガラスで傷をつけるという行為が わざとならば話は変わる。]
掻っ捌いたことで喰うわけがねぇ。 生憎と俺はグルメなんでね。 畜生と同じものは喰わねえんだ。
[腹を掻っ捌きたいのは確かだが。
向けられた銃口に怯むことなく、 その顔を睨むように目を細める。]
(65) 2014/12/15(Mon) 22時半頃
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セシルは、>>62 道化に目を丸くし、抜かれたカトラスを見る。
2014/12/15(Mon) 22時半頃
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[自分の報告を聞いて、道化が笑う。>>62 それは酷く冷たく残忍な響きを纏う声で。]
―――…そりゃ、さっきまでの話だ。 休戦した。もう、そいつは殺さねぇよ。
[この状況であまり意味があるとは思えないが、一応セシルについての弁解を。やがてカトラスを抜き、突きつけられればその瞳を見て]
……っ!!
[紛れもなく真っ直ぐにむけられる殺意と憎悪。 痛みと危機に顔を歪ませ、血を吐きながら槌を構えようと手をかける]
(66) 2014/12/15(Mon) 22時半頃
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はっ ……はは ちげぇねぇ
[船長は、きっと海賊船の頭をはっている人間にしては物静かなほうだろう。言葉少なに、統率をとる姿が、それこそ船員が安心する糧であった]
お前の話はさ、いつだってわかりやすいよな
[揺れる袖口は、血を吸って重そうに見えた。 言葉はまっすぐで回りくどくなく、 まっすぐにその思考の単純さを伝える。
刀を持つ手に力をこめる。 構えなおして、一歩、距離をつめた]
俺はな、思うんだよ ……全員、死ななきゃ 次に、次の墓場に、行けないんじゃないかって
(67) 2014/12/15(Mon) 22時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 22時半頃
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船長……。
[道化が、上げた声は、それまでのなにより、 冷ややかで、そして、感情がこもっているようにも感じ、 何かいおうとした唇は半開きのまま、
そのカトラスの輝きに言葉を失う。]
あ……。
[両手にもったままの装飾銃。 その時にあきらかに共鳴を起こしたのを感じた。 同時に、諫められたのに、蘇る憎悪。]
く……。
[それは、ヘクターに撃たれた身体の奥から湧き出るようで。 だが、同時に、また咳込み、瞳濡らした。]
(68) 2014/12/15(Mon) 22時半頃
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[甲板の騒ぎは、第二甲板まで届かない。
軽く、軽く、浮かぶ船。 暗い海にまたひとつ、いのちが投げ出される。 獣も人間も等しく飲み込まれる、絶望の上で。]
グルメのわんわん狼さんはよ。 焼いてから喰うのか? 煮てから喰うのか?
[普段に比べて、沸点の低い 船大工>>65の様子に、心なし、目を眇めた。 踵で、最後の駄目押しに、硝子を掻く。 木が、床が鳴いた。]
買うッてんなら、教えてくれよ。
[ことばの逐一が、獣を彷彿とさせ、耳に届く。]
(69) 2014/12/15(Mon) 22時半頃
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[対して、この死に損ないの言葉はいささかわかりづらい。 学もなければ、頭も足りていないのに 口に出さずに考えることが、やまほどあるためだろう。
今もそう。
結局のところ、死に場所を探しているだけで そして、人狼がどこかにいるのならば―― 全員、殺せばいいんじゃないか、なんて 結論は飛躍して、ただ血に飢える"海賊"の思考となる]
なぁ、右腕なくしたお前なんて、もう 俺と一緒の死に損ないだよ
さっさと ―――棄てちまえ
[そうして、切っ先を真直ぐに向けたまま、大きく一歩踏み出した]
(70) 2014/12/15(Mon) 23時頃
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肥代取り 置壱は、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 23時頃
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殺す。
[道化は小さく呟くと駆け出した。 槌を構える間もなく息の根を仕留めてやるとばかりに。
だが生憎道化からヘクターまでの距離は幾ばくか有る。 道化の刃が届くまでに彼は槌を持ち直したか――]
(71) 2014/12/15(Mon) 23時頃
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教えてくれねえなら、逃げてくれ。
かかかかッ。
[片手で握り締めた銃の、引鉄に指を当てた。 銃弾の残りは四だったか、五だったか、数えるのを止めた。
一発目は牽制のつもりで、放つ。 怯みひとつ見せない、船大工の、のこぎりを持つ手を狙って。]
(72) 2014/12/15(Mon) 23時頃
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っ!!
[小さく吐き捨て、道化が距離を詰めてくる。>>71 躊躇したら死ぬ。本能的にそう理解する。
ふらつく身体で、それでも何とか必死に鉄槌を持ち直し、 道化の刃をそれで受けようと。]
(73) 2014/12/15(Mon) 23時頃
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全員、死ぬ 困る カシラ 生きル おれ、死ぬナイ 死ぬ 怖い
[単純な思考と物言いは、愚かさを隠さず晒す。 散々、殺して壊して潰した挙句、 自分にとって特別な誰かの生だけを望み 死する時を怖がってみたりする。
向けられた切っ先が、距離を詰めに動くのを見て。 腰を落として床を蹴り上げる心積りを決める。
不思議なもので、 キイチと話をするのは、向き合うのは、楽しいと感じた。 これも初めて得た感情のひとつだ。
死に損なってはじめて得たもののひとつだ。]
(74) 2014/12/15(Mon) 23時頃
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一緒 棄てル、要らない 腐るもの 一緒 キイチも
ア゛ァ゛――……
[蹴った床が軋んだ。モンドの血を吸って黒ずんだ床板だ。
器用な戦い方は終ぞ身につかず、 おれは、ただ、真っ直ぐ相手に突っ込むだけ。 心臓を守る前傾で、刀傷のひとつふたつは惜しまず、 キイチに思い切りぶつかりに行く。*]
(75) 2014/12/15(Mon) 23時頃
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[女神だとかそんな話の詳細は聞いていないし、 聞いていたとしても、何を根拠にと思うだけだ。
実際、自分は違うのだから。]
あ?何テメエが決めてんだ。
[じりじりと何処かへ向かおうとする様子>>46に、 またイラつく。 靴の下でガラスの擦れる音。 神経を逆撫でするような>>69。]
(76) 2014/12/15(Mon) 23時頃
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[金属音が甲板に響き渡る。 道化の刃をヘクターが槌で受けたのだ。>>73]
そんな遅さで私に勝てるとでも思っているのか?
[道化は素早く横に跳ぶとサーベルを薙いだ。]
まずはその腕を。
[斬り落としてやるとばかりに銀光が横一線に描かれる。 蝶のように舞うなどと生易しいものではない。 それは神速の殺意。]
(77) 2014/12/15(Mon) 23時頃
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あ?誰が狼だ。 頭湧いてんのか?
テメエは畜生の餌以下だろうが。 何生意気言ってんだ。
[出血大サービスの大安売りで売られている喧嘩。 手持ちの金など持たない 此方に配慮してくれているのだろう。
大きなお世話だ。 床に唾を吐く。]
(78) 2014/12/15(Mon) 23時頃
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[単純な話、銃とのこぎりでは攻撃範囲が違う。 距離と取ったままだとこちらが不利。 それは子どもでも分かることだ。
その銃口が何処を狙っているのか>>72悟ると同時、 引き金に指が掛かる。
咄嗟にしゃがみこみ、利き手だけは守るが間に合ったか。]
(79) 2014/12/15(Mon) 23時頃
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……人間だねぇ
[とは、死ぬことが怖いという欲に対して零したもの。 本能にまっしぐらな、目の前の愚鈍な男が 望みを叶えるのは、きっと難しいだろう。
強くても、いつかは死ぬ。 生きたい者ほど死ぬと、死に損ないは考えて、そして]
俺は 腐らねぇ ……よ!
[守りが薄い右脇に向けて、 突き刺すではなく、削ぐように刃を向けた。 足はまだ動く。 そのまま踏み抜いて、すれ違えれば、 その瞬間刀を深く押し込めば――*]
(80) 2014/12/15(Mon) 23時頃
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――第一甲板――
ああ、そうだな。 最低でも手出しをしない限りはこの銃も向かないだろう。
[誓いを出されれば、即答した>>48。 ヘクターが人も狼も無作為に殺す男だから、殺さなければならないと向いた銃。 そうでないのなら、恐らくは。セシルの意思のことだから、己が確約は出来ぬものだが、好戦的な男ではないと思っていた。]
(81) 2014/12/15(Mon) 23時頃
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手負いを殺れぬと。甘く見られた――いや。 私はそれほど優しい男ではない。
[案じられてのもの>>53だったろうと、セシルに向けた言葉は僅かに和らいだ。 それから続いた音>>54は、己の耳に意図をうまく伝えなかったが。]
勘違い? まあ、いい。危険が迫るような事があるなら、何時如何なる時も頼れ。
[背中越しに聞くセシルの声が、悲痛に掠れる。 それでも、撃つな、も受け入れられ、休戦が申し出られれば>>50、こちらもサーベルを降ろした。 一滴の血が、剣先を伝って落ちる。]
(82) 2014/12/15(Mon) 23時頃
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機嫌ですか。 貴方のご尊顔をこの目にすること再び叶い、恐悦至極です。
[階段を登りきた気配と、声>>51。 ぞく、と背を駆けたのは、畏怖ではない緊張だった。 休戦が結ばれるなら、この男に気をつけろと副船長にも伝えるつもりだった。時は無情だったと、言う他ない。]
(83) 2014/12/15(Mon) 23時頃
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――ッ、止めろ! それ以上、喋るな、
[咳き込み、血を繰り返し吐くヘクター>>61を案じた言葉に聞こえたろうか。 その実、この道化に獣を殺めたことを告げるなという制止であったが。 もう、遅い。道化のカトラスが、立つことすらままならぬヘクターに、差し向けられた>>62。]
(84) 2014/12/15(Mon) 23時頃
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ぐっ!!
[槌を受け止めたはいいが、まともに力が入らない。 先程ミナカに貫かれた腕がびりびりと痺れ、そこから血が溢れた。 構え直している最中に横に跳んだ道化がサーベルを横薙ぎに一閃する>>77]
うぐっ、うあああッ……!!
[目にも止まらぬ速さで、ざくりと深くまで右腕に剣が入る。 腕は何とか皮一枚で繋がったが、大量の血を流してだらりと力なく垂れ下がった。 持っていた槌をごとりと取り落とす。
元々の力量に加えてこの怪我だ。とても敵うとは思えない。 それでも追撃は避けようと、後ろに跳び下がった]
(85) 2014/12/15(Mon) 23時頃
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[後ろに下がりながら、ぜいぜいと息を吐いて]
―――はっ。アンタよぉ。 何でまた今になって、俺の命を狙う。 …他の連中だって散々仲間同士で殺し合ったろうに。
腹に一撃入れた程度でそこまで憎悪を向けるほど、 セシルが気に入りだったっけか?
[常に淡々と人を殺す道化が、こうして憎悪を顕にするのは珍しい。 10数年来の長い付き合い――とは言っても彼と用件以外で接する機会はあまりなかったけれど――の中で、何度あったことだろう]
(86) 2014/12/15(Mon) 23時頃
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[ワン・トゥ・スリー。]
[自分で吹っ掛けておきながら 数えもせずに、その場感情で引鉄を引く。 生きていれば名簿にペンを執る時間は在る。
それが、ひどく、限られた、残された時間であっても 今この瞬間は、撃つことを優先したッてわけだ。]
誰がッてえ、お前と俺様以外に誰が居る? 居るか?
[苛立ちを募らせる、リー>>76の表情に 三度目は今度こそ、明らかに、態と、硝子を踏み潰した。 角の立った硝子が足の裏に突き刺さりやがる。 痛えな!]
(87) 2014/12/15(Mon) 23時頃
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例えアンタが相手でもよ。 さすがに、テメェが殺されようとしてる理由も 分かんねぇまま……襲われんのは、納得いかねぇんだが。
……俺はアンタの命令通り、 人狼退治に精を出してただけだって、のに、……
[軽口でも叩いていないと辛い。 汗の浮いた顔で無理やり笑みを浮かべながら、 それでも心のどこかで薄々感じていた。
ミナカが死に際に遺した言葉が頭を過ぎる。 ―――ああ、もしかしてこれは、きっと―――]
(88) 2014/12/15(Mon) 23時半頃
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獣だ、獣、獣臭えの。
[装飾銃の告げた采配を、我が物顔で口にした。
牙を剥かないのか、と 注視する先で、唾で、床が汚れやがる。 撃ち出した銃弾は、姿勢を屈められたことにより照準が狂い 目当ての手ではなく ―――…のこぎりの先を、跳弾した。
跳ねた先で、床を撃ち、また床に傷が増える。 仕事割増し大出血サービス中だ。]
うおおおおい、いきなり動くんじゃねえよ!?
[跳弾の行き先に寄っては、我が身に返る。 先制かましておきながら、吠えるのも先だった。]
(89) 2014/12/15(Mon) 23時半頃
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[身体ひとつの丸腰で殺ってきて、 これまでこうして生きているのは伊達じゃない。
怯む事なく、キイチの刃とまともにぶつかった。 肉を削ぎに動く刃を、普段であれば右腕で払えたはずが、 片腕一本ではどうにもならない。
肉の一欠くらいくれてやる。]
ゥゥ゛オ゛ァ゛ァ゛ …… ッ !
[退けば刀に有利な間合いに陥り、腹を刃に探られる。 やもなく、前へと向かう勢いをつけて床を蹴りあげた。
刀に腸抉られる前に勢いのまま狙うのは、キイチの首。 細い首を掴んで脈と骨をまとめて握り潰すつもりで。*]
(90) 2014/12/15(Mon) 23時半頃
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良いザマだ。
[>>85槌を取り落としたヘクターをひやりと見下ろし一言。]
お前と話をする気はない。 ……それに、私が殺したいのはお前だけではない。
[それが誰のことか口には出さぬが。 だからお前に時間をかけている暇はないのだと道化は機敏に飛び寄ると、あっという間に。
互いの顔に息がかかる程の至近距離まで詰めた。]
この腹の傷。誰に噛まれたんだ?
[彼の腹部に残る牙による傷を見て。 まるで案じるかのような言葉だが真逆。 道化はその傷目掛けてカトラスを突き刺そうと構える――]
(91) 2014/12/15(Mon) 23時半頃
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[道化はヘクターにだけ聞こえるように小さく呟いた。]
誇り高きお前の獅子と同じだ。
(92) 2014/12/15(Mon) 23時半頃
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セシルは、船長が翻る様子をそのまま碧色に映し出し。
2014/12/15(Mon) 23時半頃
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[理由はそれだ、と内心思う。命令通り、人狼退治に精を出したからだ>>88。 後ろに控えるセシルを庇うように、一歩退がった。 このまま、ヘクターに加勢出来ないかと思考を巡らせる。 セシルを護るその手で、セシルを一度傷つけた男を護るなど、命令違反もいいところだった。 今更命を違えての討ち首を恐怖はしないが、道化をこれ以上刺激し、その上でヘクターと共に生き延びるだけの力を、己は持たない。 どうする、とまごついていれば、背後のセシルが咳く>>68のが聞こえた。]
どうした?
[視線を合わせるよう屈み、様子を伺う。]
(93) 2014/12/15(Mon) 23時半頃
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|
そう、かよ。
[問いを冷ややかに一蹴すると、道化が再び舞った。 あっという間に距離を詰められ、抵抗する術など録にない。>>91
刹那、双頭の獣につけられた傷を道化が一瞥した。 息がかかる程の至近距離で囁かれた言葉。 ―――それに、先ほどの推量を確信する。]
(94) 2014/12/15(Mon) 23時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 23時半頃
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>>93
ジェレ……。
[覗き込まれた瞳がまた鮮やかに、妖へと彩られる。 同時に息苦しさに喘いだ。]
俺は……。
[乗っ取られる意思。 呪いの女神は、船長が刃を向ける男をを殺せと、その手のうちで輝く。]
殺す……殺さないと……殺され……。
[槌で打たれた腹の奥、鈍痛が走れば、次には、口の中、血で溢れる。 致命傷ではないにしろ、ひどく、傷ついていたのだ。]
(95) 2014/12/15(Mon) 23時半頃
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[ミナカが言っていた。 人も人狼も生きたいことには変わりないと。 ホレーショーがグレッグの敵を討ちに行ったのと同じように、 大事な相手を殺されて、復讐に燃える気持ちもまた、 人と人狼で変わりないのだろう。
この道化が珍しく見せた人間らしい一面が、獣のそれとは皮肉なもんだが。 絶望を司る道化を前に、ふっと哂った]
(96) 2014/12/15(Mon) 23時半頃
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[船を直す。
絶望という名を冠しているこの船が。 より多くの絶望を積み込めるように。
積荷が重ければ重いほど、船は深く沈むだろう。 いつか、その絶望の重さに耐えかねて海の底に沈むまで。
だから直す。 海に沈んでしまうには、まだ積荷が足りない。]
(97) 2014/12/16(Tue) 00時頃
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セシルは、自らの口から溢れる血を拭い、それでも、ヘクターを見据えようと…。
2014/12/16(Tue) 00時頃
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じゃあ、テメエが狼だってのか。 自ら正体教えてくれるなんざ、ご親切だなあ?
[完全に、態とやったその行動>>87。 いっそその足に穴か開けば良いのにと睨む。]
あ?何言ってんだお前。 鼻かめや。
[得意顔で言うそれを、そう一蹴した。
そして、その獣嫌いの女神から放たれた弾は 大事なのこぎりに当たり、床を壊す。
何処までも喧嘩を売ってくれる。 買い叩くどころか、金を寄越せと言いたい。]
(98) 2014/12/16(Tue) 00時頃
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……俺が、アンタに下った時に言った言葉を覚えてるか。 『俺がアンタに力で敵わねェ限り、アンタの忠実な僕になってやる。―――だから、殺すな』ってな。
あん時は、アンタの畏怖に膝まづいた。 逆らっちゃいけねぇもんだと思った。
……何でかな。 あん時よりも力の差は絶対的で。 あん時よりもむしろ、死にたくねェ理由があるのに、…… 今のアンタに命乞いをする気には、ならねぇんだ。
―――あばよ、"ネイサン"。 哀れな人狼さんよぉ!!
[腹に突き刺される刃には何ら抵抗をしない。 せめて血濡れた左手で一撃その顔を殴ってやろうと、拳を突き出した*]
(99) 2014/12/16(Tue) 00時頃
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[空に浮かぶ紅月が二つの黒いsilhouette(シルエット)を甲板に落とす。
長い刃の影が一つの影を貫き串刺しにする様子まではっきりと。 そして串刺しにされた影がもう一つの影に最期の、けれど確かな反抗をしたのも。]
(100) 2014/12/16(Tue) 00時頃
|
|
[刀から確かな手ごたえが伝わる。 このまま、力をこめて、振りぬけば―― ギリアンの足元から、肉より先に蹴り剥がされた床板が ささくれ立った尖りを足に向けて飛び込んでくる。 刺さった、と感じても痛みはまだわからない。 刀を握る両手が、今感覚の、ほとんどを占めている]
く、そ…!!!
[刀の勢いは強く、すぐには引き戻せない。 迫りくる太い左腕。 咄嗟に左側に首を傾けるも、それによりバランスを崩し 捕まるか、そうでなければそのまま倒れこみそうな体勢に*]
(101) 2014/12/16(Tue) 00時頃
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|
ヘクター……。
[でも、その時にはまた碧色が映し出すものは、 船長に腹を刺し抜かれるヘクター…。
あがる血飛沫、鉄の匂い。 船長がその、雄々しい命を摘み取っていく瞬間……。]
――……や……。
[ヘクターに襲われた時と同じように、悲鳴は、消え失せ、声はあがらない。 そして、喘ぐように目の前のジェレミーに手を伸ばした。]
(102) 2014/12/16(Tue) 00時頃
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セシルは、ヘクターの吹き出す血飛沫を呆然と見つめ。
2014/12/16(Tue) 00時頃
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[道化の顔面に強かに一撃が加えられ真面にそれを受けた。 それに動揺を見せることもなく、道化は刃をヘクターの腹から抜くとこう吐き捨てた。]
ハッ、化粧が落ちたわ。
[口の中を切ったのか、赤い色をした唾を甲板に吐く。 それから殴られた自分の顔を乱暴に拭った。 顔の右半分の雀斑が露わとなる。 もう左半分はギリアンによる血化粧。]
それにな、ネイサンではない。 シャルルだ。シャルル・ド・ポンメルシー。
[それから道化は。 介錯でも行うかのように、未だ少し息の残るヘクターの首を切り裂いた。]
(103) 2014/12/16(Tue) 00時頃
|
|
[煌々と碧に輝く目が、こちらに向き。名を呼ぶ声は、浅い呼吸に喘いで途切れた>>95。 苦しんでいる、のだと感じた。この航海士の内に眠る何かは、彼を苦しめている。 その原因に思い至るはずもない。銃の一丁が人間を変えるなどと、非現実が過ぎる。 故に、呪詛のように殺意を口にするセシルの背をかき抱き、押し留めることしか、できない。]
殺されない。お前は殺されない。私がこの手で護る。 だから……殺すな。その手を汚さないでくれ。
[その殺意に呑まれれば己の信じたセシルは消えてしまう気がして、言葉を重ねるばかりだった。 ヘクターの声が聞こえた>>99のは、その頃だったろうか。]
(104) 2014/12/16(Tue) 00時頃
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|
はあん?
俺様は、わんわん狼でもちゅうちゅう鼠でもねえよ。 …… まあだ正体明かせねえか?
[獣嫌いの銃は、銃口から煙を吐き出している。 ふ、と、息でそれを散らして、指差すように、再度突き付けた。 反撃がない―――― のならば、引鉄は、指を添えるだけ。
采配を疑わない声。 鼻をかめ>>98 その言葉に、銃身で鼻を掻く。]
おーおーおー、鼻かんでもっぺん嗅いでやるわ。 布、貸してくれや。
[ちり紙なんて便利なものは、海上では勿体無い。 鼻を拭う布を寄越せと、口先三寸、揺らして。]
(105) 2014/12/16(Tue) 00時頃
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[伸ばされた手を、強く握る>>102。 何時でも頼れと言ったくせに、この手は何の力も持たなかった。]
(106) 2014/12/16(Tue) 00時頃
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[煌々と紅い月が照らされる中。 道化の顔に、最後の足掻きが入る感触がする。>>100 それを見届けると、ざまあみろと言わんばかりにニヤリと口の端をあげた。
深傷を負った腹に、サーベルが突き刺さる感触はもう無い。 ただただ派手に血飛沫が飛ぶのをどこか朦朧とした意識で眺めていた。最後に道化が名乗るのを聞けば>>103]
――へぇ、本当は、…そんな……名前……なのか。 じゃあ、改めて、……あばよ、シャルル。
まあ、何だかんだで、 この船での人生、 案外、………
[僅かに残る意識でそう言葉を紡ぎ。 道化が血濡れたカトラスを抜くのを見遣った。 大口叩いといてこのざまじゃ、 あっちであいつらにあれこれ言われそうだな。 騒がしい連中の声を考えただけでうんざりする。
そんな風に思いながら、静かに目を閉じた**]
(107) 2014/12/16(Tue) 00時頃
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|
[貴族の好みそうな 趣味の悪いエメラルドが、首と、指の間で鈍くきらめく。
弁償代に申し分は無いにしても、払う手が無かった。]
ッッッッか、噛み付いてこないねえ。
[売り叩いた喧嘩が、返って来ない。 ノコギリでぎいこぎいこ引かれるのを 心待ちにする程酔狂にもなれず、刃が向かないなら、じりと下がる。目当ては、厨房の壁、船員名簿だ。
今、隙があるなら、此処ぞとばかり手を伸ばす。]
(108) 2014/12/16(Tue) 00時頃
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>>104 …ミー……ジェレミー……。 俺は、殺さないと、殺され……
[呪いの女神は、狂えと、 血色をみて、怯えて、そして、向かって、 無様な肉塊へと変わる幻影を見せる。 そんなことは、求めていない。
海に出たのは、殺すためじゃなく……。]
――……ッ
[呪いが銃の引き金に指を回そうとした時、かき抱かれ、その拘束に、一度抵抗は試みるが、すぐに力は抜けた。]
たすけ……て・・・。
[こわいのだ。 弱い弱い存在と知っている。知っているから怖い。 誰よりも、力も心も弱い。それを知っているから。]
(109) 2014/12/16(Tue) 00時頃
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[集中を損なえば死ぬ。 高まる緊張に阻まれて、痛みは一拍遅れて脳に届く。
腹の痛みを認識した時既に、 キイチの首に手をかけていた。 そう易々圧し折れるとも思っていなかったが、 一瞬、防御に気がそれる隙を作れればこれ幸い。
身を捩り、無駄に肉を斬らせる事になっても 急所に刃先が届くのを阻む。]
(110) 2014/12/16(Tue) 00時半頃
|
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ゥ゛ゥ゛ ァ
[低い呻きは、倒れかけたキイチの腕が、 刃を奥へと押し込んだからか。
これより力を込められたら、体制を立て直されたら、 腹を破られる……というギリギリのところ。 キイチの首を、持ちうる限りの握力で締めあげて。
どちらの手が、先に相手の生命に触れるか。 今のおれは、拮抗を保つのが精一杯であった。*]
(111) 2014/12/16(Tue) 00時半頃
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À Dieu. ヘクター。
[神の御許に。
眠るように目を閉じた彼にそう言い残すと、くるりと振り向く。 道化の目に映るのはセシルの手を握るジェレミーの姿。 それを見つめる道化の瞳の色にはもはや憎悪の焔はなかった。
道化は無言で二人に近づき……その横を通り過ぎようとする。]
(112) 2014/12/16(Tue) 00時半頃
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殺されない。
[何度でも繰り返すつもりだった。 恐らくはヘクターももう息絶えてしまうだろう。この船に乗って以来の無力さを感じていたが、それでも言葉を違えはしない。]
言われなくても。 ――如何すればいい。
[たすけてと力なく紡ぐ姿に、是の声はすぐに返った。 が、己に何が出来る。僅かの逡巡の後、セシル自身に求める介添を聞いた。]
(113) 2014/12/16(Tue) 00時半頃
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ネイサンは、ヘクターを刺した返り血が少しばかり服に付着しているのに気がついた。
2014/12/16(Tue) 00時半頃
|
[阻む手があれば、目的を、書き損じる。
阻む手がなければ デスポワール号と共に沈む心算は、ちゅうちゅう俺様には 毛頭無いが、采配を、見聞きしたものを、付け加える。
リーの名前の横に、狼みてえな黒いケダモノ。 船長の名前の横に、ぐりぐり、黒いカタマリ。
悠長に、これを最後まで書かせてくれるか如何か。]
(114) 2014/12/16(Tue) 00時半頃
|
ジェレミーは、通り過ぎようとするネイサンに、ついと視線を向けただけ。
2014/12/16(Tue) 00時半頃
セシルは、俯いて、船長のほうには視線を向けられず
2014/12/16(Tue) 00時半頃
|
[床に頬を擦り付ける寸前、首が力強い指に捕まり、締め上げられる。 片手のくせに、と音もなく唇が動くか、圧迫されてせりあがる舌に邪魔されて、それすらも上手くできやしない。 柄を握る両手はふるふると震えている。 力をこめすぎての震えは、その振動すら助けにして少しずつ、少しずつ鈍い刃を筋肉を裂き、柔らかい中へ、と潜り込んでいく]
ぅ あ …ぁ、は …ひ
[手の震えが激しくなる。 洩れる呻きは笑いに似て、 意識とは無関係にずれていく黒目は、酒に身を任せた時のようだった]
(115) 2014/12/16(Tue) 00時半頃
|
|
ごめん……。舵を見に行く。
[うなだれて、そう告げる。
船長が横をすぎる時、視線を向けられない。 それは、おそらく、凄まじい劣等感に近しい感情だった。 誰よりも、弱い。 その事実は、誰よりも強いものを見る勇気さえ。]
(116) 2014/12/16(Tue) 00時半頃
|
|
[死にたかったのだろう、と声がする。 けれど此処は墓場じゃないんだ、と否定する声もあった。
死にたいのか、殺したいのか 終わりにしたいのか、終わりにしてほしいのか、 ――そんな難しいこと、考えてもわかるわけがない。
手の震えは、不衛生に伸びた爪と柄によってカチカチと音がなるほどに高まり、やがて音は止み
指が、離れる。
腕、そして肩、最後には首からも、力が抜ける。 刀が落ちる音は、耳に届かなかった*]
(117) 2014/12/16(Tue) 00時半頃
|
|
[先程置いたばかりの酒瓶へ手を伸ばす。]
クソが。 さっさとテメエもヴェラちゃんみたいに 変身してみろってんだ。
[その方が楽しそうだと笑い。 鼻を掻く様子に>>105、]
は。 そのまま暴発すれば鼻かむ手間も省けるな? ついでにその顔も変わって モテるようになるんじゃねーの?
[実際そうなれば面白いのにと。]
(118) 2014/12/16(Tue) 00時半頃
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[銃とのこぎり。 どうしても初動が遅れるのは此方のほうだ。 ただ、懐に飛び込んでしまえば、 有利なのは此方であることが多い。 銃は、近すぎる的は狙いにくいのが普通だ。 だから、そのタイミングを計るのは仕方がない。
壁に手を伸ばす様子が見える>>108。 その瞬間、手にした酒瓶の中身をぶっ掛ける。]
(119) 2014/12/16(Tue) 00時半頃
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[道化はゆっくりと船内へと降りて行く。 来たときと同じように第二甲板を無視して。 愛しい子の待つ第三甲板へ真っ直ぐ。]
(120) 2014/12/16(Tue) 00時半頃
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|
[ヘクターが死んだのがわかれば、碧色はすっとひいて、 そして、状況整理をはじめる。
きっと、船長は、航海士にかける言葉などないだろう。 ただ、船を動かせばいい。その仕事のためだけに生かされている。 ローレライの呪いの名前をもってもなおも、強運と戦おうとする……。]
シャルル……。
[ふと、さきほど名乗った船長の名前を口にしながら。 ゆっくりと立ち上がると、船尾楼のほうへ]
(121) 2014/12/16(Tue) 00時半頃
|
セシルは、ジェレミーと、二人で話がしたいと思っている。
2014/12/16(Tue) 00時半頃
|
― 第三甲板通路 ―
[道化へと振り下ろされた刃は、肉を裂くでも空を切るでもなく、 男の手に硬い手応えを伝える>>14。
漸く届いた。 長いこと追い続けた、その時に――。]
あ゛ぁ゛… あ゛ぁ゛…… っ、 あ゛ぁ゛ぁ゛……
[耳がギギギギと競り合う音を拾う。
鼓動が、呼気がそれに重なり、 未だ終わらないとばかりに音楽は流れ続ける。
その音はまるで、 チカチカと弾けながら頭の中を浚う色彩の洪水。]
(122) 2014/12/16(Tue) 00時半頃
|
|
[刃を合わせている男に、 おかしな話だが感謝せざるを得ない。
男は何度も、 この時を迎えずに闇へと落ちる夢を見ていた。
だが同じく何度も、この男と刃を届かせることもなく、 一太刀で殺される夢を見た。
「殺してやる」と心中呟きながらも、 実際に同じ船に乗り、その力量差に怖気づいていた。
虫を潰すかのように殺され、 あっけなく死んで行くのが怖かった。
だが、それ以外に男には何もなかったから。
だから――]
(123) 2014/12/16(Tue) 00時半頃
|
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うぐァっ……!! ウっ ……ごほ、がぁ、あ゛ぁ゛……!
[道化の蹴りが内臓を押し潰す>>15。 壁に打ち付けた瞬間、背中の肉が裂け新たに鮮血が滲んだ。
見えなくなった目玉はどちらを向いているかもわからない。 どこまでが目玉で、どこからが自身の体内なのかも。
頭に、右肩に右脚に硬い物を感じ、 倒れているのだと気付くにも時間がかかる。
ダンと足で床を鳴らし、 起き上がろうと手を突こうとして。
けれど方向を間違えたのか、 腕に力が入らなかったのかわからないが、
再び背の傷が裂けるのを感じた。]
(124) 2014/12/16(Tue) 00時半頃
|
|
あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛……… ぁ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ………
[威嚇するような声と、 サーベルを持った腕が床を殴る音を響かせて。
――みっともない姿だ。 けれど今はただ、立ち上がろうと……、 足を腕を、自身を鼓舞するように叩き付ける。
身の内に響く音楽は徐々に速く、
それは、 心臓がまだ生きたいと叫びをあげているかのよう。]
(125) 2014/12/16(Tue) 00時半頃
|
|
[――道化の声が、仰いだ天から落ちてきた。>>15
道化にも、ギリーにとっても一瞬>>31のことであったが、 男には長らくの時間と思えた。
思えば
長い、長い余生だったのかもしれない。 色を失ったあの時か、暴力を思えたあの瞬間か。
男は、臆病に生きながらえながらも、 どこかで終わりが来るのを待ちわびていた。 終わらせる決心のつかない事を悩み、苦しんでいた。]
(126) 2014/12/16(Tue) 00時半頃
|
|
―――っ ごぽごぽご……… ヒュー ヒュッ
ヒュー…… ヒュ、 ――
[遠のく意識の中、声帯が溺れ息が漏れる音がする。
それと――]
(あぁ…… 、 何言ってんだか、 わかりゃしねぇ……)
[聞いたことの無い呪いを唱える道化の声を最後に、 幕は降りた。>>17
死の幕の色は白でも黒でもないのだな、と、 幕引きを迎えた男だけがその色を見た。**]
(127) 2014/12/16(Tue) 00時半頃
|
|
[音を伴わない聲が届き、その聲が語った短い話に、 キイチに触れていた左手が微かに震え…――
グズグズ腹を拓かれゆく痛みに、熱に、刃の冷たさに、 この傷を診る“船医”はもう居ないのか……と 思ってしまった。
こうも深く負った傷は、 死に損なってもあの手失くしてどう治癒すれば良いか。
おれが命落とせば、主の化粧がまた厚くなりはしないか、 悲しんだりはしないだろうか 独り、独りに、なりはしないだろうか……
――…余計な思いは、 愚直に殺すためだけに全てを掛けていた男の力を奪う。]
(128) 2014/12/16(Tue) 00時半頃
|
|
ゥ゛ゥ゛…… 、
[泣くような唸り声を漏らしたと同時に、 ほんの一瞬、おれの腕からは力が抜け落ちた。**]
(129) 2014/12/16(Tue) 00時半頃
|
|
わかった。
[セシルが船尾へ向かうのを、付き従うように追う。 声は震えていたように感じたが、瞳の色は落ち着いているように見えた。]
――シャルル・ド・ポンメルシー。
[道化の口から語られた名を、フルネームで補完する。]
(130) 2014/12/16(Tue) 01時頃
|
奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/12/16(Tue) 01時頃
|
― 船尾楼 ―
[その舵はやはり、まだ、動きはしない。 風は今、まだ吹かない。
空を眺め、また落ちていく夕日は確かめた。]
(131) 2014/12/16(Tue) 01時頃
|
|
Woooooof...
鳴き真似に騙されてんじゃねえよ、畜生。
[咽喉の奥から地鳴らす、鳴き真似。 真似は所詮鳴き真似で 船大工を楽しませる一発芸は持ち合わせていない。
唯一持ち合わせた女神の曲芸も リーのお気には召さなかったようだ。]
おいおいおいおい、だあれにモテろって? 鼠も狼も俺様はお断りだッてえの。
[猫なら良いねえ、と、下世話に口端を歪めた。 そして、ペン先を途中まで滑らせて 顔を――――― ふと、上げた拍子に>>119]
(132) 2014/12/16(Tue) 01時頃
|
|
ぶ
はッ。
[眼鏡のレンズが在るとは言え アルコールが目に入れば、当然、痛いだろうがクソが!
瞬間、目を閉じたのは条件反射だ。 向けられたノコギリが振るわれないことに 切り替えの忙しない頭が、見切りを付けてしまった結果。 間合いを考えないのは、飛び道具持ちの悪い癖だった。]
(133) 2014/12/16(Tue) 01時頃
|
|
ー第三甲板ー
ギリー。
[道化が愛しい子の名を呼ばわる。*]
(134) 2014/12/16(Tue) 01時頃
|
|
風が、吹いたら――どこの港が、一番近い?
[動かぬ舵に、然し未来を問う。早く終わればいい。惨劇も、無風も。 陽は落ち、また紅い月が昇っていた。]
(135) 2014/12/16(Tue) 01時頃
|
|
[酒は、手に持った船員名簿にも触れる。
書かれた名前が、染みた。 その名前は ―――――――― *]
(136) 2014/12/16(Tue) 01時頃
|
|
うん、それをジェレミーに教えようと思って。
[船尾楼で、夜になっていく。 碧色は落ち着きを見せれば、新しい舵とりに、港の説明を。]
(137) 2014/12/16(Tue) 01時頃
|
|
ひゅ、 …げ、はっ ぃ
[僅かにあいた喉の隙間から、勢いよく息を吸い込んだ。 掠れた笑い声と、微かに酸っぱい涎を口から零し
刀の落ちる音は聞こえない。 汚れた指は、柄から離れるのを嫌がって、 少し指を折り曲げれば、またほら、刀は吸い付くようにおさまり 握り締める。力を込める。
思考なんて、とっくに止まっている。 無意識の行動こそが、本当の欲で それが叶えられるかは――**]
(138) 2014/12/16(Tue) 01時頃
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