64 色取月の神隠し
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芙蓉は双子 夕顔に投票した。
明之進は双子 夕顔に投票した。
日向は双子 夕顔に投票した。
沙耶は双子 夕顔に投票した。
志乃は双子 夕顔に投票した。
たまこは双子 夕顔に投票した。
夕顔は巫女 ゆりに投票した。
仁右衛門は双子 夕顔に投票した。
ゆりは双子 夕顔に投票した。
辰次は双子 夕顔に投票した。
一平太は双子 夕顔に投票した。
藤之助は双子 朝顔に投票した。
朝顔は巫女 ゆりに投票した。
夕顔は村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
朝顔が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、芙蓉、明之進、日向、沙耶、志乃、たまこ、仁右衛門、ゆり、辰次、一平太、藤之助の11名。
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――秋月邸:台所――
ぬ?いや、なんとなく味噌汁が飲みたくなってだな。
[材料を探してゴソゴソしていたら使用人の一人に見咎められた。 朝餉で口にはしていたのだが、なんとなくまた飲みたくなったのだ。]
だしはこの鰹節で取るのだよな? 具は―――…わわわ。
[冬瓜を取り出そうとした時、当然の如く追い出しを喰らってしまった。]
なんだ、味噌汁くらい私一人でも作れるぞ。
[手際良く味噌汁を作る使用人に不満を述べつつ、適当に辺りを歩いては蓄えられている様々の食材を手に取って見る。 使用人にとっては邪魔くさいことこの上ないのだが、本人にはそんな自覚は勿論なくて、玉蜀黍を見つければ。]
――――なぁ、これも中に入れたらどうだろうか?
[真顔で*尋ねたりしていた*]
(0) 2011/09/15(Thu) 08時頃
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無事行けてるようやねぇ…
[狭間の月が昇る頃 異なる祭り囃子の音色を標に鞠が跳ねる
標の笛の音を聞きながら それに合わせて添えるように 送る調べを爪弾いた]
いってらっしゃいな。
[丑三つ時の境まで 現の気配が消えるまで 奏でる箏の音は響いたか──]
(1) 2011/09/15(Thu) 08時半頃
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弁士 仁右衛門は、メモを貼った。
2011/09/15(Thu) 08時半頃
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―回想:祭りの初日/芙蓉の露店―
[筆談が通じないことを知らぬまま、会話は続く。>>86 雉料理が芙蓉の口にも合ったらしいと聞けば、ほっと胸を撫で下ろしたが、続く言葉には、はたと動きを止めて薬売りを見上げる。]
……?
[生まれてこの方、雉の羽の食べ方は教わったことがない。 もしかしたら自分が知らぬだけで、広く一般的な調理法なのだろうか。 噛み合わぬ会話をまた少し噛み合わなくさせていることにも気付かずに、ひどく神妙な面持ちで頷いていた。 料理に詳しいひとが居たら、聞いてみようと心に決めて。]
(2) 2011/09/15(Thu) 09時頃
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[たまこの付き添いも、商品が気になったのも、両方とも正解。 親切に見せてくれた行李の中身を覗き込み、 色取り取りの瓶や粉薬の薬効を確認してゆく。>>88]
"それなら 火傷に効く塗り薬があれば一瓶”
[軽く身振りを添えて告げれば、芙蓉には通じただろうか。 ついでに、お粉や紅は在るかとも聞いてみる。無いと云われれば小間物屋をあたる心算。 いくつかの商品を買い上げ、銭を払って大事に抱えた。 年上の女性との新鮮な歓談に得るものは多く、別れ際の足取りは心なしか常よりも軽い**]
―回想・了―
(3) 2011/09/15(Thu) 09時頃
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[旅籠屋までふたりを送ったのち、夜の挨拶を交わして別れた。
少し離れてから振り返って手を振ってみたけれども、 その仕草も宵闇に溶け、三人には見えぬのだろう。 紺の空に追われるようにして、早足で家路を辿る**]
(4) 2011/09/15(Thu) 09時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2011/09/15(Thu) 09時半頃
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─ 秋月邸前 ─
沙耶や日向さん、あとセンセの門弟の人には悪いことしてしまいましたなぁ あないに動けなぁなるんは初めてやわぁ。 せやなぁ…この姿で、長ぅおるんんもなかったし…力失せてきてるんやろうか?
本気で眠ってしもうたら、また何十年もそのままやし… 人ほどでないんかもやけど、うちの身も難儀なもんやねぇ。 龍っつぁんみたいに気ぃよぅぴょんぴょんできたらええんやけどなぁ
(5) 2011/09/15(Thu) 10時頃
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[昨日は期せずして醜態を晒してしまった。思い出しても頬が火照る思いだ。 気がついた時には旅籠屋のすぐ近く、本物の自身はいざしらず、人の身を抱えられるなど前代未聞だ。 驚きとは恥ずかしさで悲鳴を上げそうになるのを寸での所でよく堪えたものだと、その刻の自身を褒めてやりたくもあった]
門弟の人、一平太さんやったっけ? もおられるんやろか? 逢うたら重々謝らなぁなりませんなぁ…
[たまこが今朝方ここへ赴いていたことはもちろん、一昨日から既に同胞が招かれていたことも知る所ではない。 いたと知った所で気にすることもなかっただろうが…一平太に期せずして出逢えば、昨日の件もあって気恥ずかしく思うぐらいだろう。
謝ると言えば沙耶や日向にも勿論だ。二人は今日も祭り広場に来ているのだろうか? 埋め合わせはせねばなるまい。見つからなければ家も訪ねようか…等と考えながらたどり着くのは秋月邸。 旅籠屋の店主に聞けば、屋敷の場所はすぐに教えてくれた。 それだけ名家だったのか、それとも“名物”だったのかは知る所ではなかったが、珍しく迷うこと無くたどり着けば安堵の息も漏れた]
(6) 2011/09/15(Thu) 10時頃
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ごめんくださいな。仁右衛門センセはご在宅ですやろか?
[敷居の前で、そう大きくないがよく通る声で呼びかける。昼間のこの時間なら使用人の目にでもとまるだろうか。 いつものように箏を抱え、屋敷を涼しげにぐるりと眺めながら、ゆっくりと待っていた]**
(7) 2011/09/15(Thu) 10時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2011/09/15(Thu) 10時頃
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――秋月邸:居間――
[ずず、ず。 味噌汁を口にする。 具材は結局、豆腐若芽玉葱になったようだった。]
…うむ。この時間に飲む味噌汁もなかなかにいいな。
[満足気に頷いて、藤之介が居たなら感想でも聞いたかもしれない。]
そういえば、昨日は祭りに行っていたようだね。 今日も行くつもりかい?
[尋ねた所で、使用人に来客を告げられる。]
(8) 2011/09/15(Thu) 11時半頃
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ぬ?女子が私に?
[たまこが訪れたのは早朝だっただろうか。 誰だろう、と首を傾げつつも玄関へと歩いていく。 そこで、志乃の姿を見つければ合点がいったようで。]
おお。そなたは一昨日の―――…
[話しかけて、名前をきちんと聞いていなかったことに気付いた。 あの場で皆がお互いに名乗りあっていた時は、一人上の空で。 他人事として、欠伸等をしていたのだから当然だ。]
確、か……
[必死にあの時の記憶を引っ張り出す。]
―――志、乃君?
[自信がない為何気に疑問系に*なっていた*]
(9) 2011/09/15(Thu) 11時半頃
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弁士 仁右衛門は、メモを貼った。
2011/09/15(Thu) 11時半頃
団子屋 たまこは、メモを貼った。
2011/09/15(Thu) 12時頃
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>>9 あらぁ、仁右衛門センセ。 はい。おおきに。志乃ですよぅ。 お忙しいんに名前覚えて下さって嬉しいですわぁ。 この前は満足にご挨拶もせんと、えらいすんませんでした。
お邪魔やになるんは重々承知してましたんやけど センセの時代を紐解くん姿一度見てとぅ思いましてねぇ。
[ゆるやかに屋敷を見上げていれば、仁右衛門がやってきた。>>9 ご当主自ら出てきたことに、少しの間恐縮したように頭を垂れる。]
それに、根詰めてばかりやと御身体にも触る思いましてん。 センセ昨日は御見かけせんかったし、お仕事詰まっとったんやないかと… 昨日のやけど菊屋さんでお団子買ぅて来ましたんよ。
うちのような無作法者やと御見苦しい思いますけど 息抜きつき合ぅてくれませんやろか?
[昨日たまこに包んでもらった団子をおずおずと差し出しながら、小さく首を傾げてみせる]
(10) 2011/09/15(Thu) 12時頃
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―祭りの二日目・薬売りの露店―
おはようさん。 ああ、今朝はね、ちょっと仕入れに行ってたのさ。
[隣の屋台へ挨拶をして、昨日と同じ場所に店を出す。 行李の中身はいくらか増えて、摘んだばかりの草の香がする]
何か要るかい? 紅もまだあるし、昨日は無かった白粉もあるよ。
[隣の屋台の婆様へ、そんなものを薦めてみる。 志乃に聞かれた髪油、日向に聞かれた白粉は、よその店から買ってきた。 儲けを乗せる人の知恵、狐は持たぬものだから、買った値段で売るつもり]
(11) 2011/09/15(Thu) 12時半頃
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書物を紐解くは遠き時代や世界の縁を紡ぎますやろ? この村も霊峰の及ぶ神域の地。色々興味深い伝承やらあるん違います?
うちの近ぅ地は世の栄枯盛衰を見てきた地やから 平家さんのお話やないけど盛者必衰が理や思うてましたんよ。
ここは、彼方より安穏たる世を渡ってる聞きましたし 雷門さんのご利益もあるんでしょうなぁ。
[たまこや一平太等逢う者には丁寧な挨拶を返す。藤乃助を見たのなら流石に正体も把握して、一瞬嬉しそうに目を見開いたことだろう。 仁右衛門が許せば、彼の研究や歴史、この地の伝承等聞いたり、また自らの見解等も語ったことだろう。そして文献の話に至れば、書斎を見てみたいと願い出たかもしれない。]
(12) 2011/09/15(Thu) 12時半頃
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[いくらか時が過ぎた頃、広場のあたりで歓声が上がる。 向かう人々の会話を漏れ聞けば、「かるわざ」とやらがあるらしい]
ふうん?
[行李ひとつの露店の身軽さ、すぐに荷物を背負いなおして、人だかりの方へ]
(13) 2011/09/15(Thu) 13時頃
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[人々が物珍しげに見守る中、「かるわざ」は行われていた。
数人が飛んだり跳ねたり、互いの背中へのぼったり。 高い梯子の上で、蜻蛉がとまったように、腕を広げてみせる者もいる]
へええ。 人間は、あんまり跳べないもんだと思ってたけどねえ。 辰次もあれをやりゃあ、金が集まるんじゃないのかい。
[ぽかんと口を開けて見物していた薬売りが、そんな感想を漏らす]
(14) 2011/09/15(Thu) 13時半頃
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芙蓉は、軽業師の演し物に、見入っている**
2011/09/15(Thu) 14時頃
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良かった…
[告げた名前が合っていたことに密かに胸を撫で下ろして。]
いやいや、そんな挨拶など構わんよ。
[謝る姿に欠伸していたことを自省した。 己が作業を見たいというのには、多少困ったように眉根を下げて。]
そう言って貰えるのは光栄なのだが、私の作業は傍から見ていたらつまらないやもしれぬ。 部屋も女子を招き入れるような状態ではないしなぁ。 いや、断っている訳ではないんだが……あ、頭は上げてくれな。
[恐縮したように頭を垂れるのには、気遣うように声を掛ける。
只でさえ女子には弱いのに、身体の心配までされてはその望みを無碍には出来ない眼鏡であった。]
ああ、ありがとう。 祭りはあれだ、ただ単に私が人混みが苦手だからなのだよ。 心配させてしまったのなら、すまなかったな。
(15) 2011/09/15(Thu) 14時頃
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[菊屋の団子を差し出されれば、遠慮なく受け取って嬉しそうに笑い。 謙り息抜きに付き合って欲しいと小首を傾げられれば。]
無作法とは思わんが…その。
[その可愛らしい仕草にしどろもどろになった。 続く、己が仕事に対する見解を聞けばふむふむと頷いて。]
志乃君はなかなかに歴史や伝承への造詣が深いのだな。 確かにこの地に関する伝承は様々あるよ。 ひとつひとつ検証していくと、妙な口承が混ざっていたりもするがね。
ほうほう、志乃君は旧都の出身かい?
[雷門の話を聞けば。]
ははは、まぁ、多少はご利益があるのだろうなあ。 けれど私は、この地が安穏を続けていられるのは、やはりこの地に住む者達の日頃の努力による部分が一番大きいのだと思っているよ。 勿論、山の神様にも感謝はしているがね。
(16) 2011/09/15(Thu) 14時頃
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[その後、再び書斎が見たいと請われれば、困りつつも頷いて志乃を部屋へと案内しただろう**]
(17) 2011/09/15(Thu) 14時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2011/09/15(Thu) 14時頃
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>>15 あら、実はうちも人混みは苦手ですから、センセとおそろですねぇ。 昨日も喧噪に当てられて、センセのとこの一平太さんにえらいご迷惑おかけしましたんよ。 申し訳ないことしてしまいまして、すんません。
[会話は進む。終始仁右衛門の顔を眺めながら笑みを絶やすこと無く聞いていた女だったが、彼のひとつの言葉>>16には感慨深げに頷いてみせる]
人の日頃の努力…そうですなぁ。神様言うても全知全能とは限りませんやろし、気まぐれもあるでしょうな。 でなければ、荒涼と化す地ももっと少ないはず。ええ、この地に住まわれた人の努力が、今の反映と安息を作ってるんでしょうねぇ。
[常の世界からすれば人の力を過大と唱えるような不遜な言葉でもあっただろう。けれど、自らの手で自らを護り、且つ興す努力と情熱が無ければ、ヒト等吹いて飛ぶ存在。 生きて繁栄するのもまぎれもの無くヒトの力。 …永きを生きた九十九にはそれもまた真で、それをはっきりと語れる仁右衛門が眩しくも見えた]
(18) 2011/09/15(Thu) 14時半頃
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まあ、ここがセンセの書斎ですのん? ようけいありますんね。文献…少し見ても宜しいやろか? これは蘭学…医術やろか? こちらのは唐の文献? またえらいもんを…
[書斎に通されれば、嬉しそうに辺りを見て回り、興味深そうに文献を捲っては頷く。部屋が荒れていようが書類が山積していようが気にした風も見せない。]
あら…珍しい。妖しのそれも…『蜃』ですやろ? 蛟さんの。 センセは蜃について調べてるんです?
(19) 2011/09/15(Thu) 14時半頃
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[同胞の文献なら一目見れば女には容易に見て取れる。ましてやひとつの妖しにしては膨大な量だ>>2:21 不思議そうに書籍の棚を眺めながら目を細め、小さく歌うように囁いて]
蜃の息吹の吹く先は 常の都の高楼ぞ 幻の路を果てを抜け 夜の帳の夢の都 ───
蜃の吹く気は刹那の狭間に ヒトには見えぬ世を見せると聞きますんよ。
センセもそないなん調べてたりするんです?
(20) 2011/09/15(Thu) 14時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2011/09/15(Thu) 14時半頃
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―朝の森―
[光が木々の間から差し込む森に、明るさから逃げるように木陰で眠る姿があった。夕顔と朝顔との、笛を聞かせるという約束を果たし、少しくたびれたようだ]
……… ………
[まどろみの中、龍笛は昔の夢をみる。
人々の怒号や悲鳴、馬の嘶き、飛び交う矢。 何かが壊れる音、赤く染まる旗。 倒れる人を支える腕はなく。
そんな場所でも、月は変わらずに地を照らしていて――]
(21) 2011/09/15(Thu) 14時半頃
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……ふぁ。
[ぱかっと目が開いた。それとほぼ同時にあくびを漏らし]
…………。
[風に吹かれる葉の音を聞きながら、ゆっくり頭が醒めていく。]
……今日は、どこへ行くかねぇ。
[地で揺れる葉の影を何とはなしに眺めながら、呟いた*]
(22) 2011/09/15(Thu) 14時半頃
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喧嘩屋 辰次は、メモを貼った。
2011/09/15(Thu) 15時頃
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おぉ、志乃君もそうなのか。 全く、あの中に長く居ると酔ってくるよな。
[同じと言われれば、照れたような笑みを浮かべる。 しかし、一平太の話題については。] いやいや、私に謝ることは何もないよ。
[軽く一言で終了させる辺り、惚けているのか何なのか。 神様について、己が言葉に頷き返す志乃には。]
ああ、こんなことを言うと大体怒る者が多いのだがね。 [思い出したように肩を竦めた後、悪戯っぽく笑ってみせたのだった。]
(23) 2011/09/15(Thu) 16時頃
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――秋月邸:書斎――
[懸念していた部屋の汚さに関しては、志乃は全く気にならないのか、本当に嬉しそうにあちこち見て回り、文献を手にとっては興味深げに眺め、疑問を尋ねる。 その様子に胸を撫で下ろし、暫くは、背後で微笑ましく見守っていた。
やがて、彼女が部屋の一角、蜃気楼を作り出すとされる妖怪に関する書物の棚に気付けば。]
おや、志乃君も知っているかい? そうそう、蛟の蜃だ。
[頷き、その能力を歌うように口にするのには驚いたように目を瞬いた。]
…随分詳しいんだな、志乃君は。
ああ、調べている。 この蜃について調べることは、"私自身"について調べることにもなるのでね。
[特段、隠すでもなく応える。 大体が正直に応えても、普段の態度の所為でまたいい加減なことを言っていると思われるのだが、果して志乃はどう受け止めるだろうか**]
(24) 2011/09/15(Thu) 16時半頃
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雅楽や能してますと、妖怪言うんは身近な題材ですからねぇ。 え…センセ自身…ですのん?
[思ってもいない言葉を聞いて、女の目がすぅっと細くなる。持っていた書物を静かに閉じ、丁寧に棚に戻せば、彼に向き直る。…少しだけ空気が張るような気があったかもしれない]
蜃を己とするんは初めて聞きました。 少し詳しく伺っても構いません?
[静かに歩み寄り淀むことの無い流れで正座すると、細めたままの瞳でじぃと仁右衛門の眼を見つめて行く]
(25) 2011/09/15(Thu) 16時半頃
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そ、そうなのか。 うーん、それは盲点だったなぁ。 雅楽に関する知識もそれなりに修得しているつもりでいたのだが…
[ぽりぽりと頬を描いて笑う。]
おょ。どうかしたかい?
[書物を片し、己に向き直る志乃に穏やかに尋ねる。 流れる空気の僅かな異変を感じはしたが、眼鏡の奥の瞳はどこまでも柔らかい。]
詳しくとは、蜃のことだろうか? それとも―――…
[己のことを指しているのだろうか。
志乃が目前で正座すれば書物の下に埋もれていた座布団を引っ張り出して渡し、己も腰を下ろした。]
構わないが、知りたいと思う理由は単なる好奇心ではなさげだな。
[細めたままの瞳でじっと見つめる志乃に苦笑した。]
(26) 2011/09/15(Thu) 17時半頃
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―祭り開始日・旅籠―
[志乃を旅籠に送れば、此方も帰る身支度をする。]
私もそろそろお暇します。今日は楽しかった、ありがとうございました。
それではおやすみなさい。
[先に日向を見送り、沙耶が一緒にというなら沙耶を送り、でなければ一人で帰路に着くつもりで。]**
(27) 2011/09/15(Thu) 17時半頃
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弁士 仁右衛門は、メモを貼った。
2011/09/15(Thu) 17時半頃
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―祭り2日目/秋月邸前―
>>2:6>>2:7>>2:8より―−−− [うろうろ、うろうろ たまこは落ち着かぬ様子であたりを見ながら 秋月邸のぐるりを廻って勝手口を探す
そのとき、髪に挿した黒蝶の羽根が、微かに羽ばたいた]
…
[ぴた、と足を止めた後、たまこは少し怯えたように胸の前で手を握り それから、不思議そうに林の方角へ顔を向けた]
(28) 2011/09/15(Thu) 17時半頃
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『たまこも感じたかい。』
ひゃわぁっ! あげは!揚羽なのね?
[ひらひらと目の前を舞うのは3寸ほどの美しい羽根を広げた小蝶 慌てて手を髪にやれば、既にそこに簪はない 昨日は恐ろしく感じなかったが、これはやはり尋常ではないことだ たまこの口調は少し震えた]
あの、わたし、妖に取り憑かれたの?
(29) 2011/09/15(Thu) 17時半頃
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『…』
ちがうの? 逢魔時ってなぁに。
さっきの。 消えた気配、ふたつ。 いままでかんじたことなかった気配だよ。
ひとつは… …妖でしょう。
[答える代わりにすいっと回転して、羽根を羽ばたかせると 揚羽はたまこの結った髪にもとどおりに収まった たまこはそれをどうとればよいのかわからず、小さく溜息した]
(30) 2011/09/15(Thu) 17時半頃
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[今しがたのことに気をとられていたので周りに注意は払えず もしこの時たまこを見かけたものがいたならば 宙に向かって話すたまこを不思議に思ったかもしれない]
はぁ… お勝手口もわからないし… あ。あそこ。
木戸番のおじいちゃん、あのう。 一平太ちゃん、いますか?
[朝が早すぎたか、少し待ったが一平太には会えなかった 玄関を通す、と言われて、いえいえいえ、とかぶりをふって 用があることだけ、伝えてもらって 太眉を考え込むように寄せたまま、秋月邸を去ることにした 使用人が主人にそれを伝えたかどうか、後のことは*わからない*]
(31) 2011/09/15(Thu) 18時頃
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たまこは、志乃が秋月邸を訪れると言っていたのをふと思い出した
2011/09/15(Thu) 18時頃
たまこは、とりあえず神社へと向かうことにした**
2011/09/15(Thu) 18時頃
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>>26 [苦笑する仁右衛門を、女はただ黙って見つめ続けていた。渡された座布団はしばらく握りしめ、彼の一挙手一投足をその細い瞳で捉える。]
センセ…
[掠れた声が、書斎に消える。小さく頭を振り蜃のことでも好奇心だけがそうさせているのでもないのだと告げるように。]
せやなぁ…センセが己を教えてくれる言うんやったら、 うちも少しはええもの見せてさし上げれる思いますんよ。
[逢って二度、面と向かって話をするのは初めての、ややもすればどこの馬の骨ともしらぬ娘の戯れ言と一笑に付されても致し方もない。けれど彼が語る話によっては、彼になら自らを見せてもやろう…いや、見せて上げたいと、そう思うのは…]
(…よぅ似てる)
[柔らかい瞳の光を見つめ、女の瞳にはいつしか深淵の如き妖色の光が宿っていた]
(32) 2011/09/15(Thu) 19時頃
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―2日目/浅井家屋敷―
…………あ……
[目を覚ましたら、見慣れた天井が瞳に映った。 ゆっくりと瞬き、目を擦る。 志乃を旅籠まで送り届けた後、どうやってここまで帰り着いたのか、記憶が曖昧だった。 一平太>>27に送ってもらった気もするが、道中の会話などすっぽりと抜け落ちている]
疲れてた……から……?
[口に出して呟いてみたものの、それだけでは説明のつかない事があった]
(33) 2011/09/15(Thu) 20時半頃
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あの、夢は……。
[意識だけが彷徨い歩いた感覚。 誰の物ともわからぬ声。 そして、その中に交じり聞こえてきた]
箏と……笛の、音……。
[あの音は、"何処から"響いてきたのだろうか?]
(34) 2011/09/15(Thu) 20時半頃
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[寝床から身を起こす。 足元がふわりと不確かで、雲の上を歩いているようだった。 半身が分かれて何処かに行ってしまったかのように、その身は軽い]
不思議、ね……。
[けれど決して不快ではないというように、娘は微笑む。 そして身支度を整えると、風が通り抜けるように、するりと屋敷を出ていった]
(35) 2011/09/15(Thu) 20時半頃
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武家の娘 沙耶は、メモを貼った。
2011/09/15(Thu) 20時半頃
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―広場―
[広場には歓声が響いていた。 その中心を見れば、高い梯子の上で演技する人影が見える>>14]
軽業だ……!
[思わず小走りに駆け寄ると、歓声に混じって拍手した。 その近くに薬売りの姿もあるだろうか?]
(36) 2011/09/15(Thu) 21時頃
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……ん?
[己を見つめ続ける志乃を真っすぐに受け止める。 座布団を握りしめる様もその細い瞳も書斎に消えゆく掠れた声も全てを包み込むような穏やかな表情で。 彼女が小さく首を振れば、そうかと頷いた。]
―――まぁ、なんだ。 私のこと、と言っても別にそんな大した話じゃないぞ。
だから、志乃君が代わりに見せてくれるものの対価には値しないやもしれぬが。
[書棚に視線を送る。]
蜃はな…
――――――私の父、なんだ。
(37) 2011/09/15(Thu) 21時頃
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武家の娘 沙耶は、メモを貼った。
2011/09/15(Thu) 21時頃
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最もそれも、母からそう聞かされていたというだけで、父とは一度も会ったことはないのだがね。 けれど、確かに私には"ひと"にはない力がある―――…
[そうして、書棚から視線を戻すと、掌にふっと息を吹きかけて己が幻像を作り出して見せた。 それはゆらゆらと揺れる"ひと"を惑わす幻覚の霧。]
…この力は父から受け継がれたものだと考えられるし、その系統から判断するに、母の言っていたことは嘘ではないと思っている。
ああ、ちなみに母は人間。 本当に普通のただのひとだ。
そして、そのせいもあるのだろうが、どうにもこの力、父達とはまた、別種のものみたいなんだな。
[あやかし達は仲間同士、念を通して会話が出来るというが、己が念はどうやら"ひと"にも"あやかし"にも届かないらしい。 己と同じような存在が居れば、と考えたこともあるが、そのような存在に出会ったことは一度もなかった。]
だから私は、人間半分、妖怪半分のそれこそ存在自体が逢魔時みたいなものになるのだろうかなぁ。
(38) 2011/09/15(Thu) 21時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2011/09/15(Thu) 21時頃
志乃は、仁右衛門の話を身じろぎひとつせず聞いていた
2011/09/15(Thu) 21時頃
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―広場―
[見物人たちは、口々に感嘆の声を漏らしたり、手を叩いたり騒がしい。 前へ出ようと突っ込んでくる子供らも珍しくは無かったのだが、 近くへ駆けてきた娘の姿には、不思議と気がついて]
あれ? あんた……あさいさや?
[大きな行李を背負ったまま、そちらを向いた。 荷物が当たったどこぞの親父が、何やらわめいているのだが]
(39) 2011/09/15(Thu) 21時頃
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仁右衛門は、志乃を見つめて、はっはっと笑ってみせた。
2011/09/15(Thu) 21時頃
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[あさいさや、と姓付きで呼ばれたのが妙におかしくて、くすりと笑いつつ]
そう……浅井沙耶。 でも、沙耶でいいよ……?
[首を傾げて申し出た。 荷物をぶつけられた親父に気付くと、申し訳なさそうに会釈して見せる。 娘の顔を知っていたか、親父はぶつくさ言いつつも矛を納めた]
(40) 2011/09/15(Thu) 21時頃
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仁右衛門のが作り出す幻像、そして彼の口から語られる出自。 半妖と告げるその話は現の世に生きていれば到底信じられぬ話であっただろう。 けれど女はただ粛々と彼の話に耳を傾ける]
お一つ聞いても宜しいか? 父様を知って如何します? 知るだけで宜しいのか?
逢いたいと思うておりますや? 知って…貴方が奏でる音色は何色や?
[常ならば緩やかであった女の声に徐々に凜が籠もる]
(41) 2011/09/15(Thu) 21時半頃
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ん?ああ。 あさいさやが、さやなんだね。
[ようやく頭の中で名が結びついたことで、にこにこと頷く。 目の前の娘と、自分の背後の親父のやりとりは意に介さずに]
志乃がねえ、世話になったって言ってたよ。 ――ん、あれ、今日は、何だか少ないね?
[沙耶をじいっと見つめてそう言った時、周りでひときわ大きな歓声。 思わず見物人たちにつられて、梯子の上を見る]
わあ、すごい、すごいねえ!
[繰り広げられる大技に、子供のように手を叩く]
(42) 2011/09/15(Thu) 21時半頃
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そ、そう……だよ……。 そっか……志乃と、知り合いだったんだね……。
[女>>42の口から志乃の名が出て、嬉しそうに頷く。 しかし、じいっと見つめられるときょとんとした顔になり]
え……少ない、って……?
[首を傾げる。 と、その言葉を半ば掻き消すように、周囲から歓声が上がった]
あ……本当、すごい……!
[自身も手を叩きつつ、子供のようにはしゃぐ女へ視線を向けた]
あの……お名前、訊いても、いい?
(43) 2011/09/15(Thu) 21時半頃
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団子屋 たまこは、メモを貼った。
2011/09/15(Thu) 21時半頃
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まぁ、如何するつもりもないが… 父がどんな存在なのかは、やはり興味があるしなぁ。 なんだ、己が如何いうものなのかが解れば、その分この"力"も様々なことに有効に使えるやもしれぬと、そう考えていたりもするのでな。
[凛が籠り始める志乃に気付いているのかいないのか。 応える声の調子はいつもの鷹揚としたもの。]
はっはっ。 逢いたいとは思わないと言えば嘘にはなるが、それはそれ程大きな望みではないな。
[そう、己が望みは別にある。]
―――色? はて、何色だろう?
(44) 2011/09/15(Thu) 21時半頃
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えっと、何だっけ。
[沙耶の方へと視線を戻し、目を合わせる。名を問われれば、先ほど自分が言いかけた内容は忘れて]
ああ、あたし?芙蓉、ってんだ。 んー、志乃ともねえ、この祭りに来てから会ったんだけど。何ていうのかな。
[よもやあやかし同士の囁きのこと、人へ語るわけにもいかず]
気が合う?ってのかな?
(45) 2011/09/15(Thu) 21時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2011/09/15(Thu) 22時頃
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芙蓉、さん。
[女>>45の名を口に出して呟く]
そう、なんだ。 じゃあ、私と同じ、だね……。
[祭りに来てから会ったということ、気が合うという表現に満面の笑みで頷いた]
芙蓉さんも、聴いた? 志乃の、箏の、音。 とても綺麗で……不思議な、音色。
[夢現で聴いた音をどう表現すれば良いかわからず、そんな風に水を向ける]
(46) 2011/09/15(Thu) 22時頃
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なるほど…有効にですかぁ? センセらしい思います。
せやけど書物は所詮は人の造りしもの。 異の世界の理は 書物ではわからへん思いますよぅ?
なんやいろいろ大志を抱いてる見たいですねぇ 逢いたい以上に大きい望み持ってますん?
[そこに憎の色がないと分かれば、凜たる色もゆるやかに]
(47) 2011/09/15(Thu) 22時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/09/15(Thu) 22時頃
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志乃の、箏……
[視線を宙へ彷徨わせる。 囁く「音色」は聞いたけれども、 自分も志乃も人だとしたら、聞く機会はなかった筈]
な、無い。聞いたこと無い、よ。
[いささか大げさに首を振り、問い返す]
……さやは、箏とか、弾くのかい? いい箏が欲しいなーなんて、思ったりしてないかい?
(48) 2011/09/15(Thu) 22時頃
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―祭初日・夕暮れ―
[ぎゅう、と握った手鏡の鏡面に、思い浮かべた人物の顔が浮かび上がる。そして直ぐにその顔はゆらりと歪んで、黒い影を形作り――]
…っ…!
…本当に…あやかしが。
あの方が、あやかし……。
[黒い影が消えさり、鏡面が暗くなってもそこから目を離せぬまま。手鏡を持つ手をカタカタと震わせながら、その場に立ち竦んでいた*]
(49) 2011/09/15(Thu) 22時頃
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― 二日目・朝 ―
[昨晩は沙耶を送り届けて帰った。道中の会話はそこまで覚えてないが、他愛の無いものだったはず。
とりあえず舌が痛いので会話の中で噛んだってことだけはわかった。]
ふぁ…今日は朝だね。 今日も祭りだね。
[寝ぼけ眼と寝ぼけた頭のまま。]
(50) 2011/09/15(Thu) 22時頃
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―朝/長屋―
[伏していた身体をゆるりと起こし、目を擦る。 昨夜点した雪洞の灯は既に消え、机には温い体温のあとが残った。]
…………ん
[始めて紐解く祖父の手記は、経年の埃と微かな墨の匂い。 そこに並ぶ文字を追ううちに、すっかり寝入ってしまっていたらしい。]
(51) 2011/09/15(Thu) 22時頃
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そう、なんだ。
[大袈裟な首振りを見るも、特に疑問は差し挟まず]
祭りの間に、聴けるといいね……。 辰次さんて人の、笛も楽しみ。
[それともまさか、夢で聴いた音色がそうだったのか――確証は持てなかった]
んん、箏は……触った事があるくらい、だよ。
[問い返されれば、ゆるく首を振る]
志乃みたいに、巧く弾く事は出来ないもの。 いい箏は……私には、勿体ないと思うの。
(52) 2011/09/15(Thu) 22時頃
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―祭二日目・早朝 神社境内―
[箒を持ったまま、ぼんやりと立ち尽くしている。石畳には、掃かれていないことを物語るように舞い落ちた葉っぱがそこかしこに点在していた]
――……。
[昨日、鏡を見たあとからのことは良く覚えていなかった。朝食を取っている時、随分姉巫女達に気遣われたから、きっと昨晩からぼんやりして心配させたのかもしれないと、それだけは分かったけれど。]
……婆様。 どうしたら良いのでしょうか…私は……。
[箒の柄を握り締める。俯いた目線の先に、葉がちらりと舞い落ちた。]
(53) 2011/09/15(Thu) 22時頃
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[昨夜は一平太の指摘が気掛かりで、長持の整理に時間を費やした。 羨ましい――昔馴染みの言葉の真意は判らず、小さく首を傾げるばかりだったのだけれど。 「見た、あったのかもしれない」>>2:124という推測通り、手記から得るものは確かに在った。
けれど―――]
[志乃の語り口、沙耶のことば。 神、あやかし――人為らざる―― 思考がそれらに塞がれたまま、長屋の戸をぱたりと閉めた。 飾り台に並ぶ十六本の風車が、吹き込む風にくるりと回る*]
(54) 2011/09/15(Thu) 22時頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2011/09/15(Thu) 22時頃
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―祭り初日・屋台「菊屋」―
[>>2:141店を訪れたあやかしの男の気配に中られたのか、 団子屋の娘の眉が僅かに顰んだ。
(……なかなか勘の良いことだが、やはりこの娘、あやかしと縁があるのかねェ……? だが、今からそれでは、逢魔時の渦中には難儀するだろうなぁ)
――などと意地悪く娘の面を眺めれば 不意に娘の口元が綻び、男に向け手ぬぐいが差し出された]
(55) 2011/09/15(Thu) 22時頃
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――――……? ん……。 口? はて、な。
[娘の表情の目まぐるしい変わりように阿呆の様に瞬いて 指摘された口元に指先を伸ばせば 触れるは先刻口にした、カステイラのざらめ。
かつて、京を恐怖に陥れたあやかしも 時降れば喜劇的な存在になるらしい]
……いやぁ、これは失敬。
[手渡された清潔な手ぬぐいで口元を拭いながら あやかしの男は心底愉快そうに笑った]
(56) 2011/09/15(Thu) 22時頃
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>>2:146>>2:147 [娘の熱烈な団子の売り込みを 男は腕を組み真剣な面持ちで聞いている]
……なるほどなぁ、全てがお勧めというわけか。 これでは、一つを選ぶなど、到底出来ないな。
[ふむん、と頷き]
……よし、此処はお姉さんの謂いを信じて、全部貰おうか。
[それこそが娘の思惑とも知らずに言い切って みすぼらしい身形に似合わない 数珠繋ぎの銅銭をじゃらり、懐から引っ張り出した]
(57) 2011/09/15(Thu) 22時頃
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確かに、これは……美味いな。
もし、団子の味が口上ほどでもなかったら、 あの娘、口直しに攫って喰ろうてやろうとも思ったが……。
[菊屋の屋台を離れ、道々団子を頬張りながら 物騒なことを独りごちれば 何処からともなく聞こえるは、龍笛の音>>2:157]
ほぅ、九十九の……辰サンの音色か。 どうやら、夕は無事に本懐を遂げたようだねェ。
……良かったなぁ。 [やがて、遠ざかる二つの影を送る龍笛の調べに箏の音が重なり>>1逢魔刻の始まりを奏でた*]
(58) 2011/09/15(Thu) 22時半頃
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[異の世界の理は書物では解らぬと告げられれば、ある種的を射たその言葉にがっくりと肩を落として天井を見上げた。]
そう、だよなぁ…
[でもなぁ―――…]
いや、大志というか―――…まぁ、大志だが。
[どっちだ。]
母から、二人の馴れ初めを聞いて…それで、な。
[果てない何かを慈しむような顔で穏やかに笑う。] なんだ?この話も志乃君は聞きたいのかい?
(59) 2011/09/15(Thu) 22時半頃
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―祭り2日目朝:神社―
[境内へ入る鳥居をくぐるとたまこは息をついた そこは昨日と同じように祭りが始まろうとしている ほっとして、石段をゆっくりとあがる]
[手水舎で手を清めた後、ついたのは普段訪れることの少ない、本殿である 軽くお辞儀をして中へ入ると、急に外の喧騒がうそのようにしんとする 夏でも涼しいそこは、薄暗く、冷たい床が裸足の足に心地よかった]
(60) 2011/09/15(Thu) 22時半頃
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そ、そうだね、一度聞かせてもらわなきゃ。 辰次の笛と合わせても、良さそうだねえ。
[こくこくと頷くけれど、箏はあまり得手でないと聞けば、残念そうな様子を見せた]
んー……そうかい。
[沙耶が箏の名手なら、志乃が気づかなかった筈はないのだと思い直して]
い、いや、ちょっとね。 あたしのお節介で、箏の引き取り先を探しててね。 うん、志乃に聞いてみりゃいいんだよね、志乃に。
[むろん本人に聞くつもりもないのだが、誤魔化すためにそう言った]
(61) 2011/09/15(Thu) 22時半頃
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―祭り二日目:朝/神社広場―
[連日通う広場の前で、僅かに瞳を見開いた。]
“今日も沢山だね”
[客足は途切れることなく、熱気は途絶える事無く。 閉塞感を追い出すかのように、冴え冴えとした外気の中で呼吸をひとつ。 そして、身を委ねるが如く祭りの人波に紛れる。
昨日とは違う芸を披露する手妻師の前で立ち止まって、派手な口上に耳を澄ませた。]
(62) 2011/09/15(Thu) 22時半頃
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[まだ朝は早い たまこは、社の者がいれば案内をしてもらうつもりであたりを見回した どちらにせよ、おじゃまいたします、と再び一礼して、祭壇へ進んだ]
かみさま、いっつもおねがいごとばかりですみません。 今日は、神様に会いにきました。
『たまこ。たまこ。』
[熱心に語りかけていると、とんと肩をたたかれる 見れば人型になった揚羽がいつのまにか隣に立っていた]
(63) 2011/09/15(Thu) 22時半頃
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――あれ、もう終わりかい。
[志乃と話込んでいるうちに、軽業は演し物を終えたようだ]
ん?これ、投げりゃいいのかい。
[わけもわからず周囲の人々を真似て、いくらかの投げ銭をした]
あのさあ、さや。 他に何か面白いところ、知らないかい?
あ、それとも、何か食べようか?
(64) 2011/09/15(Thu) 22時半頃
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『神様、どこかへ行ってるんじゃないかい。 気配がないよ。 どうりで、あたしたち妖がずいぶん自由なわけだねえ。』
[腕組みしてひとり、うんと頷いている たまこは、ちょっとの間、ぽかんと口をあけたまま背の高い揚羽を見上げていた たしかに、この妖、―――自由である 誰かに見られたら、とか、そんなことは頭にないらしい]
(65) 2011/09/15(Thu) 22時半頃
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>>59 まあ、センセ浪漫派なんですなぁ。
[よもや馴れ初めなどという言葉が出てくるとは思わなかった。 クスクスと笑いながら、軽く彼の頬を撫でてみせ、それから立ち上がる]
うちも、こないな身ですけど女郎花ですからねぇ。 その話も是非に聞きとぅ思いますけど…
そういえばええもん見せる言いましたね。うち。 センセもええもん見せてくれましたしな。
ふふ…あやかしとヒトの馴れ初めねぇ
(66) 2011/09/15(Thu) 22時半頃
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[片隅に立てかけていた包みを解く。 露わになった古い箏に手を翳せば、その箏は淡い葡萄の色を放ち出す 暗い暗い光 現と異なる妖しの灯]
人は現── ──妖は夢
[虚空に浮かぶ異形の箏 揺らめく弦をひとつ爪弾けば、拾参の音色が辺りに響いていく]
安心してええですよ。 センセの家系は紛れもなく人の家系 太古に昇る母上の血は現の世の結故 うちを形成してくださった血ですよぅ?
そして貴方のその心は 間違いのぅ逢魔の境界に立つ心
(67) 2011/09/15(Thu) 22時半頃
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弁士 仁右衛門は、メモを貼った。
2011/09/15(Thu) 22時半頃
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[左手で僅かに弦に触れた瞬間、拾参の音色が崩れるように一斉に音を堕とす。 隠世の琴の音 音亡き音の箏の音は 大きく大きく 静寂よりも静かな音を上げ 響く 響く 重なる世界に響いていく
堕ちていく。堕ちていく……真昼の部屋がまるで血の色へとに赤く染まあげて。 朱く 紅く 常夜の色に──]
聞こえぬというなら利かせましょう? 見えぬと言うなら魅せましょう?
── これが隠世 逢魔の音 妖しの園
(68) 2011/09/15(Thu) 22時半頃
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── パン!
(69) 2011/09/15(Thu) 22時半頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/09/15(Thu) 22時半頃
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[と一拍子。刹那書斎は元の色 現の世界を描き出す]
少しは楽しめましたやろか?
[いつの間にか、女は仁右衛門の眼前に佇み、その細い両の手を、彼の頬にあてがうようにして、じぃっと見つめていた。 妖の瞳の色だけはそのままに。深淵を写す瞳の色に彼の眼鏡を映しながら]
これは箏が記憶した幻 センセが見せてくれた幻像のようなものやけど センセが望むんやったら、この世界の扉開けることはできますよぅ?
センセの抱く大志に華添えられる思いますよぅ?
(70) 2011/09/15(Thu) 22時半頃
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引き取り先……?
[芙蓉>>61に首を傾げ]
う、ん。お役に立てなくて、ごめんね……。
[残念そうな芙蓉に小さく頭を下げる]
でもね、志乃の演奏を見ていたら、ちょっとだけまた弾いてみたいなって思うようになったの……。 だから、私がその箏に相応しい弾き手になれるのなら、って思うけど……
[そこまで言って、苦笑する]
そうなれるかどうかって、わかんないものね。 もしなれるとしたって、今から習い始めて、何年掛かるか……。
[それまで待って、と言う訳にもいかず。 娘は申し訳なさそうな表情のままだった]
(71) 2011/09/15(Thu) 22時半頃
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─二日目・どこかの箱の中─
[箱がガコンと音を立てて開く。]
んー……よくねた。
[開いた箱から一匹ぴょこんと、毛玉が出て そしてまたどこかへふわふわ飛んで行った。]
またふえた。 最近 増えるなあ……
[増える間隔が短いのが珍しい。]
(72) 2011/09/15(Thu) 22時半頃
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― 村内 ―
うん、今日も晴れてる。 絶好のお祭り日和はうれしい。 [外に出て軽くうろうろ。 そんな中、聞いた話一つ。 顔を合わせた木戸番>>31と。]
たまこ姉ちゃんが? どしたんだろ。
[なんだろうと、心に留めておいた。]
(73) 2011/09/15(Thu) 22時半頃
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[芙蓉>>64と同じく、演技を終えた軽業に投げ銭をし]
面白い所……手妻師、とか……?
[見た事はあるだろうかと、首を傾げつつ相手の顔を伺う]
何か食べても、いいけど……。
[興を惹かれないようなら、別の店へ案内する心算]
(74) 2011/09/15(Thu) 22時半頃
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―祭り二日目・秋月邸―
[同胞への手土産に、今日は鶉でも獲るかと森へ向かおうとすれば 廊下の途中で、女中に案内されてきた美しい娘とすれ違う]
……ほほぅ。旦那の邸は今日も千客万来だなぁ。 いや、それにしても、これは予想以上の別嬪さんだ。
[男を見とめ、嬉しそうに目を瞠る琴古主>>12に 口の端を吊り上げて見せた]
(75) 2011/09/15(Thu) 22時半頃
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え、だって、雷門さまをお祭りしてるのに? あやかしたちが自由って… なにが起きてるの。
『たまこ、あんた質問ばかりおしでないよ。 言ったろう、あたしも妖に成れたばかりで新米なのさ。 詳しいことはわからないし、同胞の気配も感じはするが、 はっきりとはわからないねえ。』
[揚羽の話はそれほど足しにならず、たまこはよくわからない、と首を振った]
でも。 あやかしたちは、なんだかすぐそばにいるんだねえ。 今まで、気づかなかっただけなのかなあ。 それとも、逢魔時、というのが関係があるんだろか。
(76) 2011/09/15(Thu) 22時半頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2011/09/15(Thu) 22時半頃
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[そして、世界はようやくに仮初めの現の世に戻る 触れていた手を離し、小さくお辞儀をすれば、ゆらりと歩み始める]
、興味あるんやったら訪ねてきてくださいな? 門弟さんに聞けば泊まってる旅籠屋わかるやろうし
行きたいんやったら うちがお送りして差し上げますからなぁ。
[書斎の襖の前で軽く首を倒しふわりと笑う]
(77) 2011/09/15(Thu) 22時半頃
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きのうはにげきったから せいちょうしたかなぁ
[辰次と分かれた後、変化がとけて、毛玉に戻ってしまっていたのだ。
村の人でも"けさらんぱさらん"の事を知っている人はいる。 そして、捕まえられそうになったところを何とか逃げ切って、今に至る。]
あぶなかったなー。よかったよかった。
(78) 2011/09/15(Thu) 22時半頃
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[足音が聞こえて、はっとなる。顔を上げれば、社へ向かう女の姿>>60]
……たまこ様?
[本殿へと入っていく後姿に疑問符を浮かべて、後を追いかけた。本殿へと近づけば、ぽそぽそと声が聞こえる。誰かと話しているのだろうか、話しているならお邪魔ではないだろうかと気にかけながら、そろりと声を掛けてみた]
…たまこ様、おはようございます。
[あやかしがいるなど思いもせず。たまこと一緒の人物に気づくなら驚くかもしれないが、簪に戻るのならその姿を見ることはないだろう。]
(79) 2011/09/15(Thu) 22時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/09/15(Thu) 22時半頃
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手妻?手妻師、へえ。 祭りに出るんだねえ。
[かつて、狐に化かされた人の口から、聞いたことがある。 質の悪い手妻、と]
ほんとの手妻ってのを、いっぺん見てみたいと思ってたんだよ。 どこにいるんだい。
[うきうきと大乗り気で、沙耶の手をとらんばかりにして促す]
(80) 2011/09/15(Thu) 22時半頃
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[書斎の襖の前で軽く首を倒しふわりと笑う]
うちの存在が危のぅ思うんやったら、 別に誰かに話して貰ぅてもええですよ。 うちは、この身やから抵抗なんかできませんやろし、村から追い出すんは簡単思いますよぅ? ああ、でも箏は大事にしてくれそうな子に託したい思うてますからなぁ。 うちがこうしておれる間になぁ どうぞ。お手柔らかに
[最後に深々とお辞儀をして、奏でる足音は遠ざかっていくだろうか?]
(81) 2011/09/15(Thu) 23時頃
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[しかし、雷門がいない、となるとお参りをしても今は意味がないのかもしれない 揚羽のようにそこまでは感じなかったから、信じれば、だが]
ねえ、揚羽。 おかあちゃんのことは、覚えてないの? おかあちゃんがいなくなったときって…もしかして、そのときも 逢魔時だったのとちがうかしら…
[しかし揚羽は、自分はその頃はまだ妖の力はなかったから、と そうかもしれないねえ、と首を傾げてみせるだけであった]
一平太ちゃんは、そういうの、わたしよりも詳しいの。 なにか知ってることがないか、教えてもらうよ。 それに、消えた気配のこと…教えなくちゃ。
(82) 2011/09/15(Thu) 23時頃
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たまこは、はっとしたように、声のするほうを振り返った。
2011/09/15(Thu) 23時頃
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ん? うん。
[祭りの演し物の中ではお馴染みの部類だと思っていたので、軽く首を傾げるも]
そっか、手妻見るの、初めてなんだ……! こっち、こっち!
[軽業を見た時の、彼女の無邪気な表情を思い出しつつ、手を引くようにして手妻師の方へ駆け出した]
(83) 2011/09/15(Thu) 23時頃
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[空を見上げれば、青い空。 昨日のやり取りが少々思い出された。]
彼女が気にしていたのは逢魔時だったっけ。アヤカシとか術とか、話が多い気がするのは気のせいじゃないよーな。
[ふと足下を見る。目下にある大きめの石が、にやりとゆがんでいる気がして、ひっかかるかとふふりと笑い返した。]
(84) 2011/09/15(Thu) 23時頃
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―祭り二日目・神社広場―
……やあっと見つけた。
[鎮守の森で鶉を獲ったその足で、芙蓉の気配を辿り 男は軽業の演し物で賑わう場に姿を現す]
芙蓉の薬が効いたみたいでさ、金創の痛みが大分良くなったよ。 それで、礼って言っちゃあおかしいが、土産を持って来たんだがね……。
[数羽の鶉が入った籠を芙蓉に渡そうとして 連れのいることに気が付く]
おや、今日は"お友達"連れかぁ。
[この娘が、お前さんが連れて帰りたいお相手かい? ――そう視線で尋ね、傍らの気品ある娘に穏やかに微笑み挨拶を向けた]
(85) 2011/09/15(Thu) 23時頃
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>>79
[その瞬間、揚羽はふわりと掻き消え、簪は元の位置へ それでも、普段飾ることのない華美な簪は、目に留まるかもしれない]
あっ
[どうしていいかわからず、困ったような笑顔を向ける 今のが見られたのかどうか、よくわからなかったからだ]
あ、ええと…お早うございます。 ゆりさん。
[顔見知る巫女に、話をするか迷う が、神様に使える彼女は、なにかを知っているかもしれない]
お参り、しにきたんですけど。 ゆりさん、今、神様はこちらにいらっしゃいますか?
[言ってから、なんという間の抜けた質問だろう、と顔を覆いたくなった]
(86) 2011/09/15(Thu) 23時頃
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“妖術―――あやかしの、術”
[茶の双眸は、その慣れた手付きでも次々と繰り出される技でもなく、手妻師自身を捉え、すうと細まった。 否、人という容を通し、その中身を透視しようとでも云うよう。 常日頃、余り大きな変化を見せぬ娘の表情も、半ば睨むように眉を寄せている。目が合った手妻師が少したじろいだように一歩離れたが気にも留めない。]
………
“あ でもこれは去年も見た、かも”
[ぱち、と我に返ったかのように瞬く。 独り言を下駄先で消し、表情を改めた。]
(87) 2011/09/15(Thu) 23時頃
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うん、行こう行こう。 ――あ、ちょっと待った!
[沙耶と一緒に駆けだしかけて、足を止める]
藤じゃないか。怪我の方は…… 良くなったかい、そりゃあよかった。
[浮かべるのは本心からの笑み]
ん、お友達? ――お友達?
[沙耶と自分を交互に指さして、首を傾げた]
(88) 2011/09/15(Thu) 23時頃
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[手妻師の前に向かう途中、見知らぬ男>>85が芙蓉に声を掛けた。 一瞬性別に迷う程の、整った顔立ちにどきりとする]
おとも、だち?
[男の言った言葉に瞬いて。 そして顔を綻ばせ小さく頷いた。 穏やかな微笑みに自身も頭を下げ]
浅井沙耶、です。 よろしくお願いします……。
[男の内心は知らず、笑顔で名乗った]
(89) 2011/09/15(Thu) 23時頃
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[見覚えのある手技に、緊張が急激に醒めてゆく。 しかも、最前列で嘆息まで漏らすのだから手妻師にとっては酷い話だ。]
…………
[引き返そうとしたけれども、目の前で人波から弾き出された志乃の姿を思い出す。 仕方が無い、これは思案を纏める時間と割り切って、芸の切れ目に人が引くのを待つことにした。 懇願するかのような手妻師の視線には気づかない。]
(90) 2011/09/15(Thu) 23時頃
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[>>86 あやかしが消える様を見ることはなく、たまこがこちらに驚いたような顔をして、その後困ったような笑顔を浮かべるのに、きょとんとした面持ちで見つめるが、続く言葉には微笑んで]
おはようございます、たまこさん。 こんな朝早くからご苦労様です。
え? 神様がこちらに、ですか……? お祭ですから…、きっと神様も来て下さって楽しんでいらっしゃると思いますけれど… なぜ、そんなことを?
[質問の意図が読めずに、目を見開くと、当たり障りのない返答をした]
(91) 2011/09/15(Thu) 23時頃
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ま、動かないのは変わりはないが 痛みが薄れただけども、大分マシってもんさ。
[芙蓉の本心からの笑みに、にこやかに微笑んで]
随分、仲良さげに見えるが……違うのかい?
[お友達? と自身と連れの娘を交互に指し首を傾げる 芙蓉と鏡合わせのように、男も首を傾げるが 娘――浅井沙耶の名乗りに]
あぁ、これはどうも。 己は田中藤之助です。此方こそ宜しく。
[夕顔との会話で付けた名と、秋月が呼ぶ姓を合わせ それらしい名を拵えた]
(92) 2011/09/15(Thu) 23時頃
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お怪我……されてたんですね。
[芙蓉と男の会話からその事を読み取り、眉を顰めた]
動かない、なんて、相当の重傷では……?
[にこやかな表情のままの藤之助と、彼の足を交互に見た]
あ、えっと…… 私たち出会ったばかりで、でも…… 仲良く、見えるのかな?
[それなら悪い気分はしない。 そして、男の名乗りに]
藤之助さま、ですか……。 大変でしたね、旅の途中にお怪我なんて。
[娘の中ではそういう解釈だった]
(93) 2011/09/15(Thu) 23時半頃
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[尋ねる視線には、気づかぬふりで囁きを返し>>85]
ん、お友達。に、なった?
[沙耶が肯うのをみれば、隣で一緒に頷いた>>89>>92。 藤之助の名乗りを聞いて、目を丸くする]
え、あんた、たなかとうのすけだったんだ? でもそうか、さやがあさいさやだから、そんなこともあるんだねえ。
[とっさに拵えた名とも知らず、横からまともに受け取って]
まあ、いいや。 あたしら、これから手妻を見に行くんだよ。 あんたも行かないかい?
(94) 2011/09/15(Thu) 23時半頃
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─神社・鳥居近く─
[今日も神社にやって来て、様子を見る。]
らいもんさん、かえってない? かくれてるのかなあ、なかで。
[鳥居を潜り、中に入る。]
(95) 2011/09/15(Thu) 23時半頃
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>>91
そぉですか。
[揚羽の言うことが本当なら、では、ゆりは神様がいると思っている ――やはり何も知らないのだろう たまこは少し落胆して眉を下げた]
ううん、もし、いなくなったら…村はどうなるのかなって、思って。 神様は、この村を守ってくれてるでしょう。 それに感謝するお祭りですもんね。
あやかしたちや恐いものがいっぱい出てきたりするんじゃないかって。
[それに、もしかしたら―― だが、自分が気配を感じただけでは信じてもらえないだろう 気配が消えたふたりのことは 何が起きたかはっきりするまで今は黙すことにした]
(96) 2011/09/15(Thu) 23時半頃
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たまこは、ゆりはどうやら揚羽を見なかったようだ、とほっとした。
2011/09/15(Thu) 23時半頃
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>>93
……あぁ、この足かい?
刀でばっさりやられちまったからねェ。 まぁ、命まで獲られなかっただけでも、良しとするさ。
[その間の事情は告げず――尤も、告げられたものではなかったし 告げても沙耶が信じるとは思えないけれど]
そうなのかい? 十年来の友誼だって言われても、信じてしまいそうだがなぁ。
[「出会ったばかり」という言葉には、大仰に目を丸くしてみせた]
(97) 2011/09/15(Thu) 23時半頃
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>>94
へぇ、良かったじゃないか。
[沙耶と友達になった、と言う芙蓉に答えつつ 男の名乗りにまともに感心する様子には、苦笑する]
そうだなぁ、世の中ってな 不可思議なことに満ち溢れているもんさ。
[だから、己のような 正体不明で曖昧なあやかしだって存在できるのだ]
御邪魔じゃなけりゃあ、ご同道したいけど 良いのかい?
[芙蓉から手妻見物への誘いを受けたから、沙耶に尋ねた]
(98) 2011/09/15(Thu) 23時半頃
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でも、よく考えたら、神様も、人であらざるもの…あやかし、みたいですねえ。
じゃあ、妖も、神様みたいなもの?あれ? わー、ゆりさん、ダメだわ、わたし混乱してきたよ…
[ひとり百面相をしながら、そんなことを言っては たまこは、頭を抱えるのだった]
(99) 2011/09/15(Thu) 23時半頃
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日向は、喝采と共に手妻師が大きく一礼。次の準備を始めた頃合に、その場をするりと抜ける。
2011/09/15(Thu) 23時半頃
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さてどうしましょう。 たまこ姉さんは先生の家に行ったみたいですし。 なら戻るまで先生の邸宅に居てもいいのですが…。
少しだけ、祭りに行きましょうか。 [なんだかんだでうずうずが止まらなかった。]
(100) 2011/09/15(Thu) 23時半頃
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[神社の中、歩くとたまこの姿が見えた。 それと巫女の姿の人がいる。
けれどちょっと感じる異和感。]
もうひとり、いる?
[ほんのりかすかな匂い、気配。 それを感じて首をかしげた。]
(101) 2011/09/15(Thu) 23時半頃
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[屋台の先へと進む先、見覚えのある着物を認めて首を向けた。 沙耶と――芙蓉。それに見知らぬ人物。 話し込んでいるところを見ると、彼らもまた知り合い同士なのだろう。] “おはよ 早いね”
[なんだか絵になる三人の傍を通りかかりがてら、 口の形だけで挨拶し、会釈一つ。]
(102) 2011/09/15(Thu) 23時半頃
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刀、で……?
[藤之助>>97の言葉に顔を顰める]
そう、村の外は、まだまだ物騒なんですね……。
[事情はわからないまでも、そう呟いて]
あ、え、そんな、大袈裟な……
[大仰な物言いには照れたように手を振った。 同道について訊ねられれば]
あ、はい、勿論。 藤之助さまは、手妻を見られた事は?
[尋ねつつ、二人を手招きするようにして手妻師の方へ]
(103) 2011/09/15(Thu) 23時半頃
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[>>96 たまこの言葉に驚いて目を見開く]
神様がいなくなったら…、あやかし、が………?
[沈痛な面持ちで目を伏せる。少し逡巡した後、顔を上げると微笑んで]
…だとしても…、あやかしが悪いものとは、限らないのでは…? お祭が楽しくて、紛れ込んでいるだけかも…?きっとお祭が終われば、みなさん帰ってくださって、また、元通り…いつもどおりの村に戻るんじゃないかなって…
そう、思います…。
[言いながら昨日鏡に映った人物のことを思い浮かべた。たとえあやかしだとしても、悪いことをするようなあやかしには見えなくて。 それでも、あの人があやかしなのかもしれないと思えば、未知のものに対する不安に、語尾は少しずつ弱弱しくなったりもした]
(104) 2011/09/15(Thu) 23時半頃
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―――…!
[徐に頬を撫でられれば、驚いて顔が真っ赤になった。 あたふたしている間に志乃は立ち上がり、箏を奏で始める。]
ほぉ……
[その幻想的な光と調べに目を丸くしつつも耳を傾けて。 語られる言葉には微笑を浮かべる。]
おぉ?!
[突如、音色が崩れ部屋が赤く染められれば子供のように驚いて。 まじまじと奏者と部屋を交互に見回した。]
わ。
[部屋が元に戻れば。]
流石に私とは次元が違うなぁ――…
(105) 2011/09/15(Thu) 23時半頃
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[感心したように呟いた。 志乃の正体は流石にもう察しはついている。]
(106) 2011/09/15(Thu) 23時半頃
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ああ、ありが―――― …っ!
[楽しめたか、と問われれば素直に頷いて。 微笑み返そうと志乃を見遣れば、再び頬に伸びる細くしなやかな手が瞳に飛び込んできて露骨に動揺を示した。]
あああ…あの、だな、志乃君。 そ、そそ、そういう行動を女子が男にしては―――あれだぞ?
[しどろもどろに窘めるが、その意味が彼女に理解できたかどうか。]
箏が記憶した……そ、うか。 うん?この世界の扉を開く手助けをしてくれるのかい? 華をとは、私の考えていることが―――…
[志乃を見つめて、暫しの沈黙。]
(107) 2011/09/15(Thu) 23時半頃
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神様も、あやかし?
[>>99その考えはなかったので、きょとんとした]
確かに、神様も…人ではない、という意味ではあやかしなのかもしれません…。 あやかしも、神様…。 そう、なのでしょうか…。だとしたら、本当に悪い人ではないのかも…?
[頭をかかえるたまこと同じように首を傾げて、思い悩む。]
(108) 2011/09/15(Thu) 23時半頃
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[そして手妻師が丁度準備を始めた頃]
あ……日向、さん。
[少女の姿を認め、そちらに視線を送る]
お早うございます。 なんだか、目が覚めてしまって……。
[口の形から挨拶を読み取り、小さく頭を下げた]
(109) 2011/09/15(Thu) 23時半頃
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志乃君…
[手を離し、部屋を辞そうとする後姿に小さく呟く。
『興味があるのなら。』 『行きたいのなら。』 紡がれる言葉のその意味は。]
…志乃君の方こそ、私の存在が危険だと思うのなら、問答無用で――――…いや、すまない。
[掛けられる言葉に一瞬目を伏せる。 ふわりと笑んで、遠ざかっていく足音。]
私は出来れば――――…
[そう、出来れば私は。]
――――…
[散らかった書斎に、誰にも届かぬ声が*響いた*]
(110) 2011/09/15(Thu) 23時半頃
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あぁ、こんにちは。
[芙蓉や沙耶の知り合いらしき娘の挨拶に、小さく瞠目するが すぐに表情を整え]
娘さんは二人の知り合いかな? [肯定の意が還れば、 言葉の無い娘にも自分の名を告げる]
(111) 2011/09/16(Fri) 00時頃
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志乃は、仁右衛門の門の前でしばらくの間その屋敷を見上げていた
2011/09/16(Fri) 00時頃
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ふかしぎだよねえ。
[人から見れば不可思議の一端であるところの化け狐が、真面目な顔で頷いた>>98]
ん。
[藤之助が同行の可否を問うのを、じっと見守る。 沙耶の手招きにほっとして、後へ従った>>103]
おや、日向。おはよ。
[やがて日向に出会えば、挨拶を返し>>102]
ああ、そうそう、藤。 この子がねえ、雉を焼いてくれたんだよ。
[知り合いか、と問う声へ、嬉しげに答えた>>111]
(112) 2011/09/16(Fri) 00時頃
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[なんだろう、と思案するが思いつかない。 それなら聞いてみればいいかと聞いてみることにした。]
ねえ、だれかいた?
[ひょこっと現れ、二人にいきなり話しかけてみる。]
(113) 2011/09/16(Fri) 00時頃
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あはれ昔いかなる野辺の草葉より かかる秋風ふきはじめけむ……
[仁右衛門にその姿を見せたことに後悔はしていない。 いや、願わくば見せたかったのだ。 遠い昔に自らを生んでくれた秋月の人に 永き刻の輪廻の果てへ感謝を込めて]
秋月様。ご子孫様お元気でしたよぅ? 秋月様もお元気にしてらっしゃいますやろか? 極楽浄土いうんは、うちにはわからへんけど 見守ってくれてますやろか?
うちも元気ですよぅ ヒトに妖しにどちらにも大事にされてますよぅ?
[ふらりと館を後にする女の目に光る一雫]
(114) 2011/09/16(Fri) 00時頃
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[>>103己の言葉に顔を顰める沙耶に頷きつつ] 物騒か……。 そうだねェ……だが物騒なのは "村の外"だけとは限らないんじゃないかなぁ。 [呟く男の眸の奥で、昏いものがざわり揺れるのに 彼女は気付いただろうか]
――――……いや、脅かす気はないんだ。すまないね。 [詫びつつ、沙耶の手妻に誘う手招きに応じて ひょこり後をついて行く]
(115) 2011/09/16(Fri) 00時頃
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明之進は、まだ何かいるような気がしてきょろきょろしている。
2011/09/16(Fri) 00時頃
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[突然掛けられた声に驚いて振り向く>>113]
えっ…?
[見れば、知らない少年が立っている。参拝客が神社の者を探しているのかと勘違いして、慌てて微笑むと]
お参りですか?
(116) 2011/09/16(Fri) 00時頃
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へぇ、お嬢さんが雉を捌いたのか。 何だか面倒を掛けちまったみたいだね。
でも、芙蓉も随分喜んだみたいだし、大したもんだ。
[雉に纏わる芙蓉の嬉しげな言葉>>11を受けて 静かな少女――日向というらしい、に言葉を向けた]
(117) 2011/09/16(Fri) 00時頃
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[手妻師の小屋の側、沙耶へと身を寄せるように立つと]
――ねえ、さや。 さっきの、箏の話だけどさ。
もしあんたが、いい弾き手になったら……志乃も、喜ぶと思うんだ。 志乃の箏の音を聞いて、弾きたいって思ってくれたんならさ。 間に合うかどうかは――別にしても、ね。
いつか、弾いてみて欲しいよ。 あの箏の音、綺麗だと思うだろう?
[耳元へくすぐるように囁きかけて、微笑んだ]
(118) 2011/09/16(Fri) 00時頃
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芙蓉は、志乃に話の続きを促した。
2011/09/16(Fri) 00時頃
巫女 ゆりは、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 00時頃
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“疲れていたみたいだから、心配してた。 よく眠れたかなって”
[ふと、ことりと首を傾ぐ。 近くに志乃の姿はあるかと周囲を見回すけれど、三人だけのようで。 明るい挨拶を返す芙蓉と沙耶とを交互に見て、腰を屈めた。]
“びっくりした 沙耶さんって顔が広いんだ。 ここ数日で、村の外に随分と知り合いが増えた気がする”
(119) 2011/09/16(Fri) 00時頃
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[端麗な顔立ちに一時女性かと見紛うも、近くでこうして名乗りを聞けば男性だと判る。 知り合いかと問う声には、二人をちらと見て首肯した。]
“藤 之助さん。かな”
[名の音を聞けば文字を確認するのも常のこと。 乃、埜……と横に小さく書いた文字をそっと消し、 自身の名を書いた。]
“ひなた。よろしく 声がこんなだから お話に不便かけてしまうけど”
(120) 2011/09/16(Fri) 00時頃
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― 神社広場 ―
今日も活気があってよかった。
[今年はよく村の外の人が来ている。 知り合えた何人かも、だったので。
とりあえずふらっと歩いていく。]
(121) 2011/09/16(Fri) 00時頃
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え……? でも……
[藤之助>>115に言われ困惑した顔をする。 確かに、屋敷に籠りがちな自分が知らない危険もあるのかもしれないが。 しかし、藤之助の本意は別の所にあったらしい]
…………っ!
[男の眸の奥で揺れる昏いもの。 一瞬引き込まれそうな感覚があり、慌てて身を引いた]
あ……
[男に詫びられて、自身も恥じたように頭を下げる]
こちらこそ、すみません。 ……あ、ほら、そろそろ始まりますよ?
[娘の指差す先で、手妻師が何やら布を取り出した]
(122) 2011/09/16(Fri) 00時頃
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弁士 仁右衛門は、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 00時頃
門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 00時頃
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[芙蓉>>118が身を寄せるのがわかった。 囁くような声に、僅かに視線を傾けて]
え……志乃、が?
[二、三度瞬く]
う、うん……弾きたい、な、いつか。 でも、いいのかな? 志乃の箏は、志乃のもの、なのに……。
[志乃と箏の関係を正確には知らないから、そんな言い方で眉尻を下げる]
(123) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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団子屋 たまこは、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 00時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 00時半頃
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[芙蓉のことばには、藤之助を見て。 得心したように両の手を合わせた。]
“昨日言っていた、雉をくれたひと”
[さらさらと土をなぞる。]
“少しお裾分けを貰ったの 芙蓉さんに。 半分は雷門様へのお供物にして”
[沙耶の声と視線の向こう、手妻師が再びの口上を始めた。 幕間の時間は過ぎたらしい。]
(124) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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[日向>>119の綴る文字に、苦笑する]
ありがとう。 うん、よく眠れたよ。 ……不思議な夢を見たせいか、今もちょっと、ふわふわした感じだけど。
[夢の事を思えば夜通し歩いていたような気もするが、不思議と疲れは感じない]
あ、えっと……。
[顔が広いと言われると、気恥ずかしそうに視線を伏せる]
うん。 何故だろ、ちょっと表に出るようになっただけなのに――
でも、きっと全部、祭りのせいだよ。
[知り合いが増えたのは、祭りの独特な空気のせいだろうと結論付ける。 以前から村に住む者には、随分な変わりようと見られているのだろうかと、今更ながら恥ずかしくなった]
(125) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 00時半頃
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雉……。
[そういえば、と漸く昨日の出来事を思い出す。 雉に驚いてそれを手にしていた人物の方は、すっぽり抜け落ちていたらしい]
じゃ、えっと……。 雉を狩ったのが……藤之助さん……?
[端正な顔立ちと結びつかない気がして首を傾げる。 そうしたやりとりの間にも、手妻師の演目が始まり。 手に被せた布が、まるで中に別の生き物がいるかのように動き始めた]
(126) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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>>104 ゆりさんは、やさしいなあ。 そっか…人とおんなじで、いろんな妖がいるのかもしれませんね。
[こく、と頷いて、そうだといい、と思う お祭りを楽しみにきているだけなら…と]
(127) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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>>108
わ、ゆりさんまで悩ませてしまってごめんなさい。 なんだか、昨日から不思議なことが起こるから… いろいろ考えてしまって。 神様だって、いいことだけするのではないんじゃないかしら。 …あ、こんなこと巫女さんに言ったら怒られますね。
[それから、逢魔時について知ってることがあったら教えてほしい、と 訊ねようとしたそのとき、聞き覚えのある人懐こい声がした]
(128) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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[なるほどこれを見に来たのだと気付いたなら、 並べた文字、話を中断して土を均す。]
“蝶の手妻が珍しくて、楽しめると思う”
[三人に目録を示し、微笑した。 鑑賞――実際は手妻そのものを見ていたかは甚だ疑問だけれど――を終えたばかりだから、頃合を見て彼らとは別れるつもりだった。 たった今、またこちらを見てやり難そうな表情をした手妻師の為にも。]
(129) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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あ。
[弾き手を探しているのは古い箏、とぼかしていたつもりが、志乃の持っている箏だとわかる言い方をしてしまったことに、ようやく気づく>>123]
う、うん、そうなんだけどね、えっと、 このままじゃ、あの子、そう長いことあれを弾いていられないから……
[沈痛な面持ちで語ってみせる。嘘では、無い]
せめて、安心させてやりたいんだよ。 いずれ、志乃が話すかも知れないけど、ね。
(130) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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あぁ、その字で構わないよ。
[男が気紛れと偶然により拵えた名に、日向により形が与えられる>>120
それは、人の子に『虎鶫の声で啼く得体の知れないもの』と呼ばれ 正体を知られぬまま、恐れられた大妖が いつの間にか討伐譚や祭祀により"鵺"と名づけられ 枠を嵌められて、人の子の手の届く場に引き出された構図と似ていることに、男は未だ気付かない]
日向ちゃんだね。此方こそ宜しく。 ……なぁに、己も足萎えだ。不便を掛けるのは御互い様さ。
(131) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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>>113
明ちゃん! ん?だれか探してるの?
[だれかいた?という問いにきょとりと首をかしげたそのとき 簪がぱた、と動いたような感触がして、どきりとする]
(なんだろ、いまの)
明ちゃん、ここには、わたしとゆりさんしかいないよ。
[少し慌てたように髪を直しながら、明之進に言って 秋月邸で、木戸番から話を聞いているとは知らないから できるだけなんでもないように、訊ねた]
明ちゃん、今日は一平太ちゃんと一緒じゃない? 一平太ちゃん、見なかったかなあ。
(132) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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― 神社 ―
[そんなことを考えているといつの間にか神社まで足を運んでいたようだ。]
昨日の神様の話に引かれたのかなあ。 広場いつのまにか抜けちゃったぁ…。
[どうやら端々を通ってしまったようで。そして着いた神社には、話し声は聞こえてくるようだったが、内容はわからない。]
(133) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 00時半頃
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……あぁ、近場に知り合いの山賤の集落があってね。 そこから雉を分けて貰ったんだ。
[>>126男と雉を獲った人物が噛み合わない様子の沙耶に しれっと嘘を吐いて]
ほら、そろそろ、手妻師のお目見えのようだよ。
[首を傾げる沙耶を促した]
(134) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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[>>127 やさしい、という言葉に少し顔を赤くして]
いえ…ただ、本当に悪いものでないのなら、最初から悪いと決め付けるのは良くないのかもしれない、って思って…
(135) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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いえ、そんな…!
[>>128 謝るたまこには慌てて首を振るが、続く言葉には驚いて]
え、不思議なこと、ですか? それはどういう…何か困ったことでも?
…そうですね。嵐が起こったり不作が続いたりする時に、良く神様がお怒りだ、なんて言いますし…案外神様も、私たち人と変わらないのかもしれませんね。
[くすりと笑い、たまこが何かを言いかけた時に声がかかれば声の主に注意は行って>>116]
(136) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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蝶の手妻……私も、見たいな。
[日向>>129に頷きつつ、その場を離れる様子なら、手を振って見送る。 そして芙蓉>>130に向き直り、その言葉に虚を衝かれたように]
え……志乃が……?
[沈痛な面持ち。 その表情を人間なりに解釈して、顔を顰めながら口元に手をやり]
嘘……そんな……
[今までの志乃は、そのような事はおくびにも出さなかったから。 不安に眉を寄せながら、小さく頷いて]
うん。それが、志乃の望みなら……。 いずれ、話してくれる、のかな……。
[不安げな視線を宙空へ向けた]
(137) 2011/09/16(Fri) 01時頃
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─ 街道 ─
あらぁ…沙耶とみんな一緒なんやなぁ。
センセには見せてもうたし、 沙耶にもちゃんとお話せなあかんよねぇ。
[急いで広場に戻ろうと歩き出せば、ふらりとよろめいて]
ほんまに、齢ばかり重ねて 気ぃ良ぅ動かん身体やな!
[仁右衛門に見せた力のせいだろうか、思うように進まぬ自らの足にを恨めしげに睨み付けながら、女は珍しく語気を荒めた]
(138) 2011/09/16(Fri) 01時頃
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たまことゆりさん、しかいない? んー?
いないのかなあ、ふしぎ
[首かしげて] [一平太のことを問われると]
一平太、今日はまだ見てないよ。
[と答え、その後ぼそりと]
雷門さんも今日はまだいないね。どこいったかな?
[そんなことを呟いた。]
(139) 2011/09/16(Fri) 01時頃
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沙耶は、藤之助>>134に、そうだったの、と頷いて視線を戻す。
2011/09/16(Fri) 01時頃
沙耶は、そして手妻師の業に魅入られる内、ゆっくりと微睡み始め――**
2011/09/16(Fri) 01時頃
武家の娘 沙耶は、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 01時頃
芙蓉は、沙耶に話の続きを促した。
2011/09/16(Fri) 01時頃
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教えたる言うて約束したんやから…… 動いてくれな困るんよぅ?
一緒に弾く言うたんやから 龍っつぁんとの演奏聞かせたる言うたんやから…
うちが元に戻ってもうたら、 しばらくはなんもできひんのやから
[そうして引きずるようにしながら広場へ向かおうとするが、その動きは酷く緩慢で焦燥感だけが募っていった]
(140) 2011/09/16(Fri) 01時頃
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たまこ様のお知り合いの方ですか? あ、そういえば…もしかしてお祭前に一平太様と一緒にいらっしゃった方…? 失礼しました。この神社で巫女をしております、ゆりと申します。よろしくお願いしますね。
[>>132たまこの口から一平太の名前が出れば、そういえば、と思い出しぺこりとお辞儀をして自己紹介をした。たまこが髪を直すのを見れば簪に気づいて]
綺麗な簪ですね。とても素敵…たまこ様に、とても似合ってます。
[年頃の少女の顔で、簪に見とれ微笑んだ]
(141) 2011/09/16(Fri) 01時頃
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[手妻師が色紙を蝶の形に切り抜けば 紙で出来た蝶は、あたかも本物の蝶のように はらはらと舞い上がる]
……人の手妻も極めれば、己らの業に似るものだなぁ。
[紛い物の蝶を視線だけで追いながら、ぽつり呟いた**]
(142) 2011/09/16(Fri) 01時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 01時頃
薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 01時頃
喧嘩屋 辰次は、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 01時頃
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>>135 ううん、それは巫女さんらしい、考え方だなあって。 決め付けるのは、よくない、か…そうですねえ。 ゆりさんにかかったら、誰でもいい人、いい妖になってしまいそう。
[ふふふ、と笑って、だんだん、安心するような心持ちになっていく そんなに心配することでもないのかもしれない]
>>141 あ…えっと あのっ これは、ええっと、おかあちゃんの。 かた形見で…
[どもってしまった]
(143) 2011/09/16(Fri) 01時頃
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“夢 …… もし あんまり夢見が悪いことがあったら 枕の向きを変えてみて”
[迷信めいた話を真剣な眼差しで告げる。>>125 視線を伏せる仕草には、くすりと音無く笑んで]
“お祭りは、”
………
“たぶん、切欠 をくれるんだよ。 あとはちょっとした勇気、じゃないかなって思った”
[身体が弱いと聞いていた沙耶が、大変な石段を登った理由は知る由もないけれど。 それがなければ、こうして話をする機会も無かっただろうから。]
(144) 2011/09/16(Fri) 01時頃
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[構わない、という、微妙な音色。>>131 了承、にも聞こえたそれにほんの少しの違和感を抱きもするが、間違い無いという意味だと思い直せば、その名の下に線を引いて。]
………?
[続く言葉を聞いて、初めて男の歩き方を意識する。 足を引く姿を見詰める、娘の表情は静かなもの]
“なら 遠慮しません”
[芙蓉の薬のことは知らぬから、痛くはないのかと目で問うてみもするが。 大丈夫だと判れば、頷いてさらりと土を除ける。]
(145) 2011/09/16(Fri) 01時頃
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[手妻師の小屋に、沙耶の顔を知る者がいて、座る席を作ってくれた]
へえ、綺麗だねえ……
[色とりどりの紙の蝶、舞飛ぶ様に目を惹かれ。 あやかしの男が呟くのへは、こそりと頷く>>142]
ねえ、さや、手妻ってのは……さや?
[うとうとと微睡む娘を、隣に座って支えるが]
…………?
[ふと何事かに気づいた様子で、沙耶の体をそうっと藤之助の方へ]
ごめんよ、あたし、ちょいと志乃の様子を見てくるよ。 ……大丈夫、戻ってくるから。
[早口に言い置いて、小屋を*出た*]
(146) 2011/09/16(Fri) 01時頃
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うん、一平太といた。
明之進。
[自分を指して自己紹介をして]
ゆりは巫女さんなんだね。 あやかしたべるの?
[遠い昔聞いた巫女さんの知識、いつのまにか『巫女は悪いあやかしをたべる』なんて、ねじれて覚えている。]
(147) 2011/09/16(Fri) 01時半頃
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[祭りの手妻は彼らの眼鏡に適ったかどうか。 三人の視線が手妻師へと向いたなら、胸元で軽く手を振ってその場を離れた。]
[頑として自らの前に立っていた娘が離れて安堵したか、 自信に満ちた手妻師の声を背に聞いて、なんとも言えぬ表情。]
(148) 2011/09/16(Fri) 01時半頃
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巫女らしい、ですか。あ、ありがとうございます…!
[>>143いつも失敗を怒られてばかりでそんなことを言われたことはなかったから、嬉しさと照れくささにはにかみながら微笑む。]
ふふふ、良い人だと信じたいだけ、なのかもしれません。
[くすくすとたまこと笑いあう。簪について慌てるたまこを見れば、照れているのかなと思い違いをして微笑む。]
まあ、お母様の…。 ふふ、本当にお似合いです。お祭ですし、特別なものを身に着けるのって、素敵ですよね。
(149) 2011/09/16(Fri) 01時半頃
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え、あ、あやかしを、ですか?
そんな、食べませんよ。ふふふ、どこかの言い伝えでしょうか?
[>>147 明之進の言葉にびっくりした後、くすくすと笑った]
(150) 2011/09/16(Fri) 01時半頃
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─ 街道 ─
センセどないしたいんやろなぁ…… せやけど、半妖やったんなら、 標さえ見せてあげれたら、お一人でも行けるんやろか?
はぁ……お天道様今日も元気やね 少しその元気分けて欲しいとこやわ
[木陰に蹲るようにしながら大きな大きなため息をひとつ漏らす]**
(151) 2011/09/16(Fri) 01時半頃
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あら…。
[神社の境内を歩けば、どこかで見た顔がちらりと。]
>>147明之進、くんかなあれ…。
[足音は意識はしていないが小さく、徐々に近づいていく。]
(152) 2011/09/16(Fri) 01時半頃
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>>150 あ、はい…えええ、似合って、ますか? わたし、こんな着物に、おかしいって思って…つけたことなかったんです。 不思議なことっていうのは…この簪のことで。
[思い切って話してしまおうか、と思ったそのとき]
>>139
[こどものような物言いで無邪気に呟く明之進に、目を見張る]
明ちゃん、いまなんて… 雷門さんて、ここの神様のことだよね?
(153) 2011/09/16(Fri) 01時半頃
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そうなの? 食べないんだ。
[あやかしは食べない、と聞く>>150と、ホッとしたようにいって] [目を見張って問いかけられる>>153と]
うん、雷門さんはここにいるよ、いつもは。 でも今はいないんだ。迷子かなあ。
(154) 2011/09/16(Fri) 01時半頃
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『ああ、もう、人ってのはまどろっこしい生き物だねえ』
[たまこの髪から簪がひらひらと飛んだかと思うと ぽん、と、消えて人型に成り、三人の前に立つ]
『さっきから聞いてりゃあ、なんだい、いい妖とか悪い妖とか あたしたちはねえ、人とは違うんだよ いいもわるいも、あんたたちが決めることじゃあ、ないねえ』
『それから、そこにおわしますのは、我が同胞かえ ここの神様の気配を感じ取れるなんて、人ではなかりましょう?』
[昨晩と同じ、派手な黒いお引き摺りを肩から下げて、 丁寧な言葉と裏腹になぜか手を腰に当てて明之進を見下ろすのだ たまこはおろおろとゆりと明之進を交互に見た 近づいてくる一平太には、未だ気づいていない]
(155) 2011/09/16(Fri) 01時半頃
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―街道―
[神社で人を捕まえて、「秋月さんのお屋敷」の場所を教わってから、そちらへ向かう。 志乃の気配を辿るにしても、あまり遠くからでは効率が悪いのだ]
ああ……いたいた。 無茶するんじゃないよう、志乃。
[街道をしばらく歩いていくと、背の高い一本杉が見えた。 濃い影の落ちる根元に、目指す相手が座り込んでいる]
「じんえもん」は……もし行きたいと思うなら、あんたに会いに来るのかい? ――いや、もう、道は……
[すいと目を細め、屋敷の方角を見遣る]
道は、繋がっているようだねえ。
[隠世の里へ誘う道、今は半妖の目にも*見えるだろう*]
(156) 2011/09/16(Fri) 01時半頃
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なにか 出た
[驚いた。 見下ろされながら丁寧な言葉で問われると]
わがはらからかえ? お腹から何か買うの?
……あ、ちがうよ、ひとだよ? おしろいたべないよ。
[隠さなきゃいけない、と聞いていたから 誤魔化そうとしてみる。]
(157) 2011/09/16(Fri) 02時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 02時頃
明之進は、あやかしじゃないと誤魔化そうと考え、一平太にはまだ気付かない。
2011/09/16(Fri) 02時頃
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[明之進の他に、二人ほど居るのが見えてきた。声の主は二つとも何処かで聞いたことのあるような声だった。]
やあ明之進く―!?
[>>155声をかけようとした最中に。 突然何かが起こったようで、閉口した。]
(158) 2011/09/16(Fri) 02時頃
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―森の中―
[ゆらゆらと、葉の間から零れ落ちてくる日をぼんやりと見ながら。]
色取月だってのに、今日も暑くなりそうだなぁ… 夏の欠片がまだ残ってる。
[しばらく眺めていたが、さて行くか、と立ち上がる。]
(159) 2011/09/16(Fri) 02時頃
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(………やっぱり)
“したほうがいいかな 相談”
[でも、何を説明出来ると言うのだろう。 神社の石段に腰掛けて、小さく息を吐く。]
“逢魔時が来たならば” “狭間で惑いし迷い子 の”
………
[「迷い子」。 風車の柄を小枝代わりに地を泳ぐ手が、ぴたと止まる。 子の字から連想した二人の子供――朝と夕の姿を、今日は見掛けていない。]
(160) 2011/09/16(Fri) 02時頃
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日向は、たまこのことを不意に思い出した。
2011/09/16(Fri) 02時頃
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 02時頃
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>>156 ごめんなぁ。芙蓉さん。
[芙蓉を見つければ、弱々しく手を振って見せる]
せやなぁ……道開いてるなぁ。 センセくらいの妖力あったらもうちゃんと 見えてるやろなぁ。
せやけど、送る約束したからね。 それは違えたらあかん思うんよ。
[ふらりと立ち上がり隠世の道の前へと歩き出す]
さっきは、ええとこ見せよう思うて 気張ってもうたからね。 無事に送れる調べは奏でられるよ? 芙蓉さんや龍っつぁんに いつもいうわけにはいかんやろ?
(161) 2011/09/16(Fri) 02時頃
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>>157
[腰に手を当てたまま じい、じいいぃ、と間近で明之進を覗き込んで それからすっと風のように裾を翻して立ち]
『ちがうのかえ。 初めて出会う同胞かと思いきや、そうでないという。 ところで、おしろいとは、なにやらうまそうな響きだねえ。』
ちょ、揚羽…! わ、わたしも、明ちゃんがあんなこと言うから… ほんとに、あやかしなのかしらって思ったけど、 違うの?
(162) 2011/09/16(Fri) 02時頃
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『わからぬ。 あたしは、未だ現世に慣れていないしねえ。 ここいらは、人の気配と妖の気配が混ざりすぎていて 見当がつかないのさ』
[えらそうな割に、役に立たないのだった たまこは、もう、諦めて、ゆりにことの顛末を話す]
明ちゃんが、妖じゃないって言うんなら、 いいんだけど。悪い子には見えないし。 …でも、ほんとは、はっきりわかれば安心なのになって。
…
[揚羽とて、先刻自分で言ったように、 よい悪いの区別が人とはちがうのだ、それがあやかしなのだと]
(163) 2011/09/16(Fri) 02時頃
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約束は守りますよぅ センセとも沙耶のともな
[普段のように薄く笑えば、隠世の道の前に立ち箏を爪弾く]**
(164) 2011/09/16(Fri) 02時頃
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ちがうちがう。
[覗きこまれるとふるふると頭を振って]
うん、白粉はおいしいよ。 ……ちがった、おいしくないよ。
(165) 2011/09/16(Fri) 02時半頃
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たまこは、一平太を振り返った。今の話は聞いていただろうか?
2011/09/16(Fri) 02時半頃
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一平太ちゃん!
[言いかけた口をそのままに、固まった幼馴染を慌てて引っ張り寄せる ゆりに話した話を、聞こえていなければもう一度するだろう]
(166) 2011/09/16(Fri) 02時半頃
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一平太?
[名前が聞こえて、たまこの向いた方をみる。]
あ、一平太だ。 こんにちは。
(167) 2011/09/16(Fri) 02時半頃
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“広場の、同じ路を歩いているとも 限らないし”
[顔を上げて、右に左に行き交う人々を目で追う。 まだ知り合ったばかりであっても、鏡写しの幼子。 通り過ぎれば見紛うことはない。]
………っ
[まだ判断するには早い。 しかし、もう遅いことも識っていた。]
(168) 2011/09/16(Fri) 02時半頃
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あわわわわ…。
[事の顛末を見ることが出来―いや見てしまい、尻餅を堪えるのが精一杯だった。見えたのは、何かが飛んで、何か何時の間に人になったこと。そして奥の姿を見る。]
ゆりさ、んと、 たま、こね、えさん…!?
[言葉が体躯の各部から零れるように落ちて。 そのままたまこの>>166引っ張る力に体を流した。]
(169) 2011/09/16(Fri) 02時半頃
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[現世とも、隠世ともつかぬ。 いずこからか聞こえる 『聲』 ]
[耳を澄ます。 楽しげな笑い声。幼きこどもの戯れ。]
“貴女の望みは 其処から先にゆくことですか” “それとも、 此方に戻ることですか” [耳を、澄ます。声無き声で問いかける。 繰り返し、繰り返し**]
(170) 2011/09/16(Fri) 02時半頃
|
|
…神社に、いる。 すごくおっきい、何か…?
[要領を得ない明之進からの知らせに、眉を寄せて]
……見に行った方が、早いか。
[頭をかいて、神社の方角に向かう。]
(171) 2011/09/16(Fri) 02時半頃
|
|
はい、凄く綺麗ですし…え?その簪が…?
[>>153 小首を傾げるが、明之進の言葉にたまこ同様そちらを見て]
雷門様が、いない…?
[言葉の意味を反芻している間に>>155たまこの簪がひらりと飛んで人の姿を形作れば口をぽかんと開けて]
っ!? えっ、え、え・・・・ な、なんですか?え??
あ、「あたしたち」って…あ、あなたは…
あやかし、なのですか?
(172) 2011/09/16(Fri) 02時半頃
|
|
[目を瞬かせる。明之進を見下ろすあやかしの言葉には明之進のことも驚いたように見つめるが、>>162>>163 顛末を話されれば、信じられないという面持ちのままとりあえずは理解して]
そんな、ことが…信じられません…。 やっぱり、いるのですね。あの方も…本当に…。
[たまこの言葉には少し逡巡する]
はっきり、わかれば安心……。
[逡巡する。言ったほうがいいのだろうか、本当に明之進が人ならば問題はない。でも、もし違ったら…。ぎゅ、と手鏡を隠した胸元で手を握った]
(173) 2011/09/16(Fri) 02時半頃
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たまこは、ゆりの表情を見て、あの方…?と首をかしげた。
2011/09/16(Fri) 02時半頃
|
一平太、様…。
[声に驚いてびくりと体を揺らすが、その姿を認めれば、ほっと息を付く。それは鏡で確かめた、人だと知っている唯一の人物だったから。]
(174) 2011/09/16(Fri) 02時半頃
|
|
―神社―
[社の周りの木々の合間。 そこよりするりと這い出てきたのは。]
はぁ、やれやれ。あっついなぁ。
[肩の上の葉を摘みながら、神社に集まる何人かを視界に入れて]
よ、おはよう。
(175) 2011/09/16(Fri) 02時半頃
|
|
[聞いた聞いてないといえば聞いていないと、首を振る。ぱくぱくと口を開けたり閉めたり、それに音が乗ることははない。
最中、ちりん、と鈴が鳴った。それに反応するように、大きく息を吸い吐き、思考が再び甦ってきた。]
は、あ、びっくりした。
(176) 2011/09/16(Fri) 02時半頃
|
|
辰次様――……、
[>>175一平太の姿に安堵したのも束の間、辰次が姿を現すのを見れば身を強張らせた]
……、
[いつもの微笑を作ることが出来ず、辰次の顔を、不安げな表情でじっと見つめた。]
(177) 2011/09/16(Fri) 02時半頃
|
|
ん……?
[そして、この辺りでは見かけないあやかし―揚羽―の気配に、軽く首を傾げた。 まぁ祭りだからどこかから来たんだろうか、と考えている。]
(178) 2011/09/16(Fri) 02時半頃
|
団子屋 たまこは、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 03時頃
子守り 日向は、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 03時頃
明之進は、たまこに話の続きを促した。
2011/09/16(Fri) 03時頃
|
……ゆりさん?
[不安そうな表情で見られれば、きょとりとした表情を返す。]
ん?ん?
[一応、後ろに何か変なものがいないかと振り返り。 いなかったので、自分が原因らしいと予想をつけて。]
……俺、なんかついてるかな?
(179) 2011/09/16(Fri) 03時頃
|
|
僕こんなこと初めてだよぉ…。 術ってこんなようなもの―なのかな。
[かつて鈴を貰った人は術を使えると言った。しかし、このような状況は見たことが無い。]
ははは…。 なんかみんな落ち着いてるね。
[ゆりの表情は>>174自分を見て比較的緩まった時のものだろうか。そして明之進は驚愕が無いように見えた。]
(180) 2011/09/16(Fri) 03時頃
|
落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 03時頃
門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 03時頃
|
たつだ。おはよう。
[やってきた辰次に挨拶をして]
ゆり、どうしたの?おなかいたい?
[その辰次を不安そうに見るゆりに問いかけた。]
(181) 2011/09/16(Fri) 03時頃
|
たまこは、辰次をじろじろ見ながらふわりと浮く揚羽を見上げた
2011/09/16(Fri) 03時頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 03時頃
|
……って、浮いてるじゃねえか!
[揚羽を見て、驚きの声をあげた。 驚いたのは、浮かんでいることではなく、堂々としていることに対して]
『お前、何でそんなに堂々としてんだよ…! 正体ばれたら、危害加えられるかもしれねえだろうが!』
[揚羽に向けた声なき声。 生まれたばかりの九十九が受け取ることは出来ただろうか]
(182) 2011/09/16(Fri) 03時頃
|
喧嘩屋 辰次は、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 03時頃
|
あ、いえ、その、え、っと…
[きょとんとした表情の辰次をみて、ぐるぐると思考は回る。どうしよう。あやかしには、とても見えないのに。でも鏡は確かに…
>>179辰次の言葉を聞けば、すい、と近づいて、肩についていた葉を一枚、ちょん、とつまみあげる]
…葉っぱ、ついてますよ。
[にこりと微笑んだ後、神妙な面持ちになって]
…お話、したいことがあるのです。 日が暮れたら、またここに来ていただけませんか…?
[辰次にしか聞こえない小さな声で囁くと、辰次の目をじっと見つめた]
(183) 2011/09/16(Fri) 03時頃
|
|
>>180
[たまこは、口をぱくぱくさせて、それからようやく震える声を出した幼馴染に そっとそばに近づいて、昔したように手を握ってやる 鈴の音は、聞こえなかった]
一平太ちゃん、わたしは、もう、びっくりはし終えたよ。 だいじょうぶ? …術…?こんなような、もの?
[一平太の言葉は時々よくわからない。たまこは眉を寄せて首を傾げた]
逢魔時、というのが関係してるんだって。 揚羽が妖になったのも――そのせいもあるんだって。
(184) 2011/09/16(Fri) 03時頃
|
巫女 ゆりは、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 03時頃
|
あ、こりゃ。…ありがとう。
[葉っぱをゆりに取ってもらえれば、頭を抑えながら照れれくさそうに笑った。]
ん?ああ、いいけど…
[神妙そうな表情になったゆりとは対照的に、 緊張感のない不思議そうな顔で頷いた。]
(185) 2011/09/16(Fri) 03時頃
|
|
そういえばね。 術、とは違うかもしれないけど、わたし。
夕ちゃん―――きのう、お団子を買ってくれた女の子。
気配が消えるのを、感じたの。 もうひとり、いたけれど、そっくりな女の子…
夕ちゃんは、妖なの。もうひとりは、違うと思う、んだけど、よくわからない。 どうしてわかるか、聞かれてもわからないけど、はっきりわかったの。
[一平太に会ったら話そうと思っていたことを一気に話して そういえば、最初は簪のことを相談するはずだったが
他の人に話すつもりでなかったことは、気が緩んでもう忘れていた また、恐がらせたかもしれないと、心配そうに顔を覗いた 信じてもらえるかどうかはわからないのだ、と 今更のように気づいて、不安そうに皆を*見回した*]
(186) 2011/09/16(Fri) 03時頃
|
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[>>181明之進の言葉にはぱっと明るくなって]
いえ、辰次様の肩に葉が付いてたので、おかしくて。おなかは、大丈夫です。ありがとうございます。
[笑顔を向けたあと、再び会話に混ざるだろう**]
(187) 2011/09/16(Fri) 03時半頃
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[ちらりちらりと揚羽と呼ばれた浮いてる何かを目にしながら。明之進がアヤカシであることは会話を聞いては居ない。]
>>175あ…おはようございます。
[辰次には挨拶を。 >>182そして浮いてるじゃねーか。 その言葉にはですよねーとばかりに頷く。]
(188) 2011/09/16(Fri) 03時半頃
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>>180
[揚羽に届く、声なき声 驚いたように目を見開いて、それから三日月のように弓形に細める]
『おお、そなた我が同胞であるな。うれしいこと。 これは、お初にお目にかかりまする。現に降り立つこと一日。 あたしは揚羽、高貴なる黒蝶の簪から成った九十九神さ。』
[やはりえらそうなのか丁寧なのかわからない口調でこちらも声なき声を返した 笑みを隠すように長い袖で口元を隠し、それから含むのは不思議そうな声色]
『ん?危害? なぜ人が我らに危害を加えるというのか。 人になき力を持ち、古の由緒正しき九十九神ぞ?』
[けれど、何かを感じ取ったか、揚羽はくるりと宙を舞ったかと思うと 黒蝶の簪に戻って、元の位置にすまして収まった**]
(189) 2011/09/16(Fri) 03時半頃
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団子屋 たまこは、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 03時半頃
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夕ちゃんが、あやかし…。気配が消えた、とはどういうことなのでしょう…この村から、いなくなってしまったということ…?
[>>186 たまこの言葉を真剣な表情で聞く。昨日の夕顔とのやり取りを思い出しながら]
昨日、夕ちゃんとお話したのです。その時に…夕ちゃんは、神様はいる、と言っていました…神様だけでなく、雷門さまも、他のいろいろなものも。
夕ちゃんがあやかしなら…自分たちのことを少しだけ、教えてくれようとしたのでしょうか……。
…たまこ様。大丈夫です、私は、信じますから。
[不安げに見回すたまこに、微笑んで頷いた**]
(190) 2011/09/16(Fri) 03時半頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 03時半頃
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[>>184そっと握られた手の暖かさか、一つ一つ、足に着いていくようだった。ただ、一つ何か足が浮いた感は残ったことを把握できる状態ではなかった。]
えっと、揚羽、アヤカシ。 書物ではあった、けど。それ。うん。 術とは多分違う…よ。
(191) 2011/09/16(Fri) 03時半頃
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>>186はは。 アヤカシ、ってお団子食べるんだ―。
[説明に的がずれた言葉を返す。夕顔という少女に面識はないものの、団子を買うとなれば人のような姿をしていたのだろうと勝手に思った。]
逢魔時。 昨日、その話、日向さんからも聞いた…!
[いきなり日向の言葉。志乃さんの其れに対する詩。 そして、祖父の遺言には、確か。アヤカシ。]
なんか、繋がりそう…。
(192) 2011/09/16(Fri) 03時半頃
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|
[たまこが握ってくれた手を、少しだけ握り返した。]
たまこ姉さん、なんか、実はさ。 今、すごいことになってるのかもしんないね。
[書物での想像上が、現実にここにあるのも。 立て続けにそれに関る出来事と逢瀬したのも。 今、頬をつねりたくてしょうがない。]
ふふ…何か、うん。 >>190ということは、神様も、来てるのかな。
[来ていた、とは露知らず。 ゆるりと周囲を見据えた。]
(193) 2011/09/16(Fri) 03時半頃
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>>189つくもがみ。 ってうわあ…ーすごい!
[簪に戻る一部始終を見て感嘆の声を上げて。 子供みたく無邪気にめをしぱしぱさせた。]**
(194) 2011/09/16(Fri) 03時半頃
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揚羽…? はあ。この、やたら華やかな姉さんのことかい? 逢魔が時、という物のせいであやかしになった…と。
[訝しげに眺めながらも、たまこの説明に、納得したような表情になる。>>184しかし続く言葉には、眉を寄せて]
……夕が、あやかし?
[無自覚なままに、目つきが険しくなる。理由は定かではないが、あやかしや人が消えたのがわかる存在に抱くのは警戒心。>>186]
一回会っただけだけど、そっくりな二人だろ。 どう見ても人だったけどなぁ…
[口元に手をあて、考える素振り。]
(195) 2011/09/16(Fri) 04時頃
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『ああ、成ったばかりの九十九かぁ。 俺は辰次、龍笛の九十九、辰次だ。』
[考えるふりをしながら、声を揚羽へと届けて。>>189]
『世の中、厄介な人間もいるんだよ…不気味だと言って俺らの本体を捨てたり壊したりとか、妖怪退治の術師だとか。大妖の鵺だって、一度は人間たちにやられたっていうしな。今回は平気だったようだが、気をつけた方がいい』
うわっ、消えた。
[揚羽が簪に戻ったのを見れば安心したが、一平太にならって、驚いた態度を取った。>>194]
(196) 2011/09/16(Fri) 04時頃
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|
…どうなんだろうなぁ。 でも今、簪になる姉さんを見たばかりだからなぁ。 「あやかし」は居るんだろう。
んと、簪の持ち主の姉さん? 誰かの気配が消えたとか、そういうのがわかるのかい? 何か原因があれば、信じる要因にはなりそうだが…
あ、そういや、初対面だったなぁ。 俺は辰次。見ての通り、旅のもんだ。 姉さんは、たまこさんでいいのかな?
[一平太やゆりとの会話から名を拾い。 なるべく平静に努めながら、見極めるよう、真顔でたまこへと*尋ねた*]
(197) 2011/09/16(Fri) 04時半頃
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喧嘩屋 辰次は、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 04時半頃
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