229 流水花争奪鳥競争村
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視点:
人
狼
墓
少
霊
全
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
オスカーが無残な姿で発見された。
アマルテアが無残な姿で発見された。
キルロイが無残な姿で発見された。
エフが無残な姿で発見された。
ラルフが無残な姿で発見された。
村人達は自らの過ちに気付いた。
人狼達は最後の食事を済ませると、新たな犠牲者を求めて無人の村を立ち去っていった。
|
[黙って返事を聞いて。 広げた腕には首を振って、遅い足取りで傍に行く。]
ゆるしてほしくなかった。 怒ってくれてもいい事を、私は言ったわ…。
[再び岩に腰を落すラルフと、ご飯を挟んでシートにぺたりと座る。 あのリュックにこれだけ入ってたのかと驚きつつ、 美味しそうなサンドイッチに空腹のお腹は刺激される。]
……… これ ラルフが作ったの? しかも、ぜんぶ、わたしの 好きな具ばっかり。
(0) wallace 2015/07/08(Wed) 22時頃
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|
――― これはちょっと……きもいよ、ラルフ。
[気を使わせたのか、とか、作ってくれてありがとう、とか。 言えばいいのに言わない悪い女だと自分で思う。
言ってから、ふ、と眉を下げて笑う気配。]
(1) wallace 2015/07/08(Wed) 22時頃
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[温かい紅茶は花の香りと共にやってくる。 いただきます、と文句も言わず手を伸ばす。
紅茶は好きな方だった。 あの時の紅茶は美味しかったな、というのがいくつか思い出にはあって。 でもそれが誰が淹れてくれたかとか気にした事はなかったけど、]
……、……おいしい。
[冷ましながらゆっくりと飲めば、身体の内側がほかほかする。 隣に座って紅茶を飲むラルフの顔をこちらも見て、]
(2) wallace 2015/07/08(Wed) 22時頃
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え
[当って砕けろ、みたいなことを言われた。 死ぬほど背中を押された。 驚いて、瞬きを忘れるくらいだ。]
(3) wallace 2015/07/08(Wed) 22時頃
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……
[だけど。 誰に、と、―― 疑問を抱くより前に。 先に頭に浮かんだ顔があって。 それは死んだ弟の方じゃなくて、―――。]
〜〜〜 わたし、もしかしたら ただ、単に、男を見る目がないのかもしれない。
(4) wallace 2015/07/08(Wed) 22時頃
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なんで。 …なんで、――
[自分が理解できないのに。 どうして。と、問うも答えは出なくて。 会って、また、顔を見て話さないと答えはきっと出ないから。]
〜〜〜〜 っ
[膝を立てて座った状態で、紅茶は持ったまま 膝の上に額を乗せて顔を隠し、小さく唸る。]
(5) wallace 2015/07/08(Wed) 22時頃
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砕けたら、ほんとに ひろってくれる? ほんとに、それじゃ、保険にしか、ならないよ。
そんな風に思ってる女なんて、 私が男だったら……絶対、無理だよ。
[ぐちぐちぐだぐだ。 こんな時、ナナオと会いたくなる。 人に頼ってばっかりのダメな自分だと思う。]
(6) wallace 2015/07/08(Wed) 22時頃
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……
[でも。 逃げたくないと思ったし、 これでも考えてはいる。 だけど、それと自分の心の方向は、 うまくまだ噛み合ってない。]
ごはん、たべる。 食べて…それから、…行ってくる。
おなかすいてるし、 美味しそうすぎるもん。
(7) wallace 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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……まだ、夜でもないし。
[見事なまでの太陽の日差し。 えい、とサンドイッチに手を伸ばして、もぐもぐと頬張る。]
(8) wallace 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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アマルテアは、サンドイッチを8個たべた。
wallace 2015/07/08(Wed) 22時半頃
アマルテアは、好きだけど少し食べ過ぎたかもしれない。
wallace 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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わたし、自分で料理がしたいの。 お菓子だけじゃなくって、 ごはんも自分で作れるようになりたいの。
[好きなサンドイッチの具をあらかた食べ終えれば 順番を無視して、果物に次は手を伸ばす。]
包丁は危ないとか、 揚げ物もダメとか、 …べっつに いいじゃん!って思う。
(9) wallace 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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でも、…神殿のみんなは、私の事を心配してくれてるし ちゃんと元気に成長して欲しいって 思ってるのも解るから、 …、結局、できないまんま、今に至るなんだよね。
[ははは、とから笑いをしてから、紅茶を飲み干して手を合わせる。]
…ごちそうさま。 美味しかったよ、ラルフ。
(10) wallace 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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…、あの夜、ラルフが持ってきてくれた サンドイッチと果物…、食べられなくてごめんね。
(11) wallace 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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[そう言えば、膝を伸ばして立ち上がる。 ふわりと淡い空色のワンピースが風に揺れる。]
……、あの晩、あれから 何があったのか 誰も教えてくれなくて、 聞いちゃいけない事みたいな気がして、 ずっと気になっていたのに、
あの後、また遊ぶ機会はあったのに 聞けずにいた。
(12) wallace 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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―――…… それなのに、 ラルフは私を好きでいてくれたんだね。
本当に驚いたけど、 嬉しかった。
[それでも、立ち止まる事はせず、 裸足のままシートから出て、紫陽花がちょんと乗ったサンダルを履く。 ちょっと泣きそうな顔だし口はへの字だから背中しか見せないで、]
ここまで、ありがと。 ちょっと、思いっきりぶつかってくる。**
(13) wallace 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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ラルフは、アマルテアを、後はまっすぐというところまで送り届けて見送る。
sin 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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──昼、神殿待機室──>>1:100
[びくう!と部屋を行き来していた侍女が、 っふぁあああい!! と大きな返事をしてぐるんと振り向いた。髪がぶんと慣性で肩のあたりを叩いておちる。]
…、
[予想範囲外の反応だった。 目を丸くして瞬く。]
(14) miseki 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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[今度は、頭を下げる勢いで ぴょんとお下げがはねた。]
…、っ、く
[つい肩を震わせて、笑いを押し殺す。拳を当ててはみたが口が隠しきれている気はしないまま、ああ。と抑えているせいでがたついた声で返事をした。]
(15) miseki 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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… いや、いい。 まあ、気にもかかるよな
[噴きだすまでは耐えて、はー。と笑った顔のままで息を吐きだした。許可に、わかった。と答え、]
あ。 あと、あー…。
…あー………
[深すぎるぐらいの見送りを、 そこで一度ふりかえった。]
(16) miseki 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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|
んん
[こういうのは入れ知恵になるんだろうか。まあ、それならそれか。と思う。]
テアが好きな花とか。 ……わかるか?
[尋ねながら視線を逸らして顎を手の甲で擦る。流石に多少これは、質問自体が気はずかしくも*あった*。]
(17) miseki 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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──神殿前、大通りの花屋──
[店先に置かれた籠いっぱいの花が、ひとつまたひとつと人の手に渡っていく。昼をすぎ夕が近くなれど、祭の賑わいはまだまだ続く気配を見せている。]
そうそう、あー。 そのダイアモンド・リリーだとかで。
[これですか? と花屋の娘が束になった花を差し出す。白に薄紫がかかった花びらが、きらきらと陽射しを受けて光る。]
(18) miseki 2015/07/08(Wed) 23時半頃
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じゃあ、そいつを、包んでもらっ …うおっ!?
[はい。と頷く間に、膝裏に軽い激突をかまされた。膝かくくんをされた恰好で上半身が沈む。]
おい、あぶねえから
[なんとかこけるまではならず、後ろを振り向くと、きゃらきゃらと子どもの笑い声が上がった。 「エフー、屋台のあげパン買って!」と、無邪気な声で強請られる。2、3人それよりちいさい子どもらが、「かってえ」と唱和する。]
(19) miseki 2015/07/08(Wed) 23時半頃
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お前ら、あんま食い過ぎると 夕飯入らなくなんぞ [ぐりぐりと頭を押さえつける。きゃーっとやはりかんだかい声が上がった。仕事で家を見回るときに知り合った子どもだ。引いた水路の点検も仕事のうちだ。]
っと。ああ、さんきゅ
[たく、ちょっとだぞ。と子どもらに言いおきながら、できましたよ、と渡された花束を受けとった。]
(20) miseki 2015/07/08(Wed) 23時半頃
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[よろしくとお伝えお願いしますね。と、花屋の娘が笑う。]
ああ。 …ってわかった、わかった。 ひっぱんな
[まるく咲いたネリネの花束を抱えて頷く。 子どもに、はやくー。と急かされて あげパン屋の屋台前に引きずられた。]
(21) miseki 2015/07/08(Wed) 23時半頃
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たく、お前ら俺をなんだと…… 少なめでいいからな
[きつね色の小玉のパンが油の中で上下している。屋台のおやっさんに笑われながら、砂糖をまぶしたあげパンを一袋ぶんを買う。やったー!と歓声があがった。]
メシはちゃんと食えよー!
[嵐のごとく去っていく子どもの背をやれやれ。と見送って、見上げた大時計の針は夕刻近くを指していた。]
(22) miseki 2015/07/08(Wed) 23時半頃
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[そろそろ、アマルテアの昼時間が 終わるころだろうか。]
……──。
[落ち着かない気分で花束を抱えなおす。 少しだけ神殿へ続く道を眺めて、目を眇めた。]
(23) miseki 2015/07/08(Wed) 23時半頃
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[勢いだけで飛び出たが見事に獣道で、現在地を見失い迷う始末。 解る場所までラルフに送って貰ったけれど、まだ、陽が高い。
それから走ったけれどそんなに体力はないし、 あれだけ食べた後だからお腹の横が痛い。]
…、…
[あ、そういえば、と気付く。 試験の最後だからというのもあり、今日は侍女も衛兵もいない。]
(24) wallace 2015/07/09(Thu) 00時頃
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……これ ラルフ怒られるんじゃ。
[それは私の思う所ではない。 真っ直ぐ抜けた先はすぐに神殿だ。
門番に姿を確認されれば、侍女の姿も見える。]
ごめんなさい。 私だけ先に帰ってきたけれど、 私が決めた事だから彼を咎めないで。
(25) wallace 2015/07/09(Thu) 00時頃
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…それと、エフは中にいる?
[問えば、なにやら待合室を抜けて城下に出たと聞く。 は?という顔を一瞬だけした。一瞬だけ!]
(26) wallace 2015/07/09(Thu) 00時頃
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……、私も少し次までの時間、外にいたいわ。 誰かお願い。
[と、近衛を2人連れていく流れにする。 神殿の前の大通り。見渡せば、見つかるかも。 結構甘い考えできょろっきょろしながら足早に歩くと、]
っぶ。
[あまりの意外性の組み合わせに噴出した。>>23]
(27) wallace 2015/07/09(Thu) 00時頃
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似合わない。
[はっきりと言って、それからエフの正面に立つ。 背後には近衛が二人。首を後ろに向けて、]
行って。 …もうエフがいるからいいでしょ?
[近衛に、勝手に今から次の試験の開始を通達する。 はっ、と短い返事と共に近衛は神殿の方へと戻っていった。]
(28) wallace 2015/07/09(Thu) 00時頃
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[じゃあ、と花屋の娘に礼をして、 立ち去ろうかという段だった。]
…? ん、ん?
[大通りの向こうで、見慣れた恰好をした奴らを引き連れた、今しがた浮かべていた姿が見えた気がした。]
(29) miseki 2015/07/09(Thu) 00時頃
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[思う間にも、その三人との距離は近づき、]
…
[顔を合わせて真っ先に、噴出された。]
(30) miseki 2015/07/09(Thu) 00時頃
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うるせえ
[似合わない。すっぱり言われた台詞に反論はできない。そりゃあ、花が似合うような顔をしてない自覚はある。]
お前さんに似合えばいいんだ、 こういうのは。
[花束を見下ろして、ほら。と差し出す。]
(31) miseki 2015/07/09(Thu) 00時頃
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部屋に飾ってもらえりゃ、 と思ったんだが。
……、 思ったより早かったな。 探させたか?
[衛兵が一礼をして去っていく。]
(32) miseki 2015/07/09(Thu) 00時頃
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これって…ダイアモンド・リリーじゃない。 誰かに聞いたの?
[フランクと花の話をしたかは覚えてないけど、 薄紫色をしたそれを受け取って 視線を落とせば、ふ、と笑む顔が添えられる。]
ありがと。
…、… ああ。 うん、まあ、そんなとこ。
―――、ほら!さっさと全員終わらせたいじゃない?
(33) wallace 2015/07/09(Thu) 00時頃
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ああ。リッサに聞いた。 こういうのは、好きなののがいいだろ
[そう彼女の侍女の名前をあげて、 笑む顔に表情を緩める。]
俺と──、あと、そこの花屋からな。
[親指で示すと、店先にいた花屋の看板娘が「い、いつもありがとうございます!!」と、緊張気味にぴょこりお辞儀をした。]
(34) miseki 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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…
あんまりさっさ終わるのも、… … 緊張はするな。
[さっさと。と言われて、吸った息を塊にして吐く。制限つき。それとはじめに了承してはいても、それが──痛むように思ってしまうのとは、別の話だ。]
…まあ。……それなら、今から行くか。 連れてきたいとこがある。
(35) miseki 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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少し遠回りするが、 あそこまで。
[示してみせるのは、──時計塔の文字盤を。]
(36) miseki 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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なるほどねぇ。 [リッサか。納得の相手だった。 花屋から、と聞けば視線をそちらへ向ける。 >>34元気な声に、淡い笑みを返して花を抱いたまま頭を下げる。]
どうもありがとう。
[巫女、完璧です。]
(37) wallace 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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うん。
[薄紫の花を抱えたまま、エフの横に並ぶ。 目的地を示されれば、ぱく、と無意識のうちに口が開く。]
え、行けるんだ、あそこ。
(38) wallace 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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けどちょっと遠いね。 歩きながら少し話そうよ。
[サンダルで、ぺたぺたと歩きながら、 白いダイアモンド・リリーではなくて、 毒の色を薄くしたみたいな、薄紫の方が好きだった。]
(39) wallace 2015/07/09(Thu) 00時半頃
|
アマルテアは、ぺたぺたと最初は無言で歩いていたけれど、
wallace 2015/07/09(Thu) 00時半頃
アマルテアは、暫くして突然、口を開いて―――
wallace 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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彼氏と別れた日に、 雨が降ると自分のせいかなって思ってた。
(40) wallace 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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濁流に飲まれて死んだ人は、 私が殺したんじゃないかって思える。
滝に遊びで飛び込んで死んじゃった子供の名前を 未だに忘れられない。
(41) wallace 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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汚染された水の中に入って、 浄化された水をみるたびに、 私が穢れを吸い込んだんだって思えていた。
(42) wallace 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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[自分と、勝手に花を重ねていたのだと気付いたのは遅れてから。 最初は単純に綺麗だなと思っていたのに。
心もきっと、影響を受けたんだと思った。]
(43) wallace 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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アマルテアは、一瞬だけ、手に持った花束に視線を落した。
wallace 2015/07/09(Thu) 00時半頃
|
―――… 汚いものを、全部私が背負っているんだって ―――… そうすれば、世界は…平和になるんだって
ずっと思いながら生きてきてきた って言ったら……どう思う?
(44) wallace 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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最初、水道管理局なんて巫女の冒涜だと思った。 巫女の力が本当に確かなものとして証明できるなら、 あんな局ぶっ潰してやろうとすら思った。
[だいぶ声に本気の色は乗っていた。 けれど、ふ、と糸が切れたみたいに肩を落とし、]
(45) wallace 2015/07/09(Thu) 00時半頃
|
|
でも、…実際に、全ての大気も、 水も浄化なんて無理だもの。 エフが言う通りだわ。>>0:248 わかってる。
そんなの解ってるけど、… なんかむかつくじゃない。
悔しいじゃない!
[緩く下唇を噛むのは癖のひとつ。 辛い表情を隠さずのまま、 花束を掴む手に力を込める。]
(46) wallace 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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そして、
(47) wallace 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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|
そう思う自分が、 いちばん、きらい。 すごい きたない。
だから、 ……だれかと一緒になるなんて、 できないとおもった。
(48) wallace 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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はじめに『壁』を、作ったのはわたし。 他の人と、私は、違うんだって。
綺麗すぎる人は怖い。 まっすぐな言葉も、こわい。 そのくせ…そういうものに憧れる。
(49) wallace 2015/07/09(Thu) 01時頃
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―――…だから、
私は誰かといたい。 誰かの傍にいたい。 そう思ったから、…今日があるの。
(50) wallace 2015/07/09(Thu) 01時頃
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|
[『アマルテアの一部だと思えば、
…好ましいと思う。』]
(51) wallace 2015/07/09(Thu) 01時頃
|
|
[どうしてこんな時に。思い出してしまうんだろう。 これだから死んだ男はずるいんだ。]
……っ。
[じわ、と目頭が熱い。 勝手に自分で言いたい事を言って、 感情的になって、泣いて。 本当に自分勝手だと思う。
堪えきれず、ダイアモンド・リリーに顔を埋めた。]
(52) wallace 2015/07/09(Thu) 01時頃
|
|
[当って。 砕けろ。と。 さっき貰ったばかりの言葉があるのに、 並んで歩いていた足がとうとう止まる。]
…でも、みんな 優しすぎて *こまる。*
(53) wallace 2015/07/09(Thu) 01時頃
|
|
[紅茶を煎れる間>>1:174 サンドイッチを見る彼女を見て ふっと緩まる視線が]
………。
[きもいの単語ににっこり細まる>>1]
(54) sin 2015/07/09(Thu) 01時頃
|
|
アマルテアは、僕の仕事知ってる?
[膝に頬杖を付きながら笑って尋ね]
神殿料理人。
前菜は僕が作ってます。
毎日。
(55) sin 2015/07/09(Thu) 01時頃
|
|
好き嫌い、アレルギー、湯で加減の好みまで 完璧に把握してるからね? 中途半端に好きじゃないもの混ぜるわけないだろ。 [職人としてそのへんは譲れない。 溜め息に作り笑顔を解して小鍋に向かう]
(56) sin 2015/07/09(Thu) 01時頃
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|
[好きだから、背中を押したただそれだけ>>3]
…。
[ず、と紅茶を啜る] [彼女の様子を見れば、すぐに。判ってしまったから] [あきらめないと言った言葉はそっと仕舞った]
[しばらく、 唸ったり顔を埋めたりする様子は 視界の隅に入れるだけ]
(57) sin 2015/07/09(Thu) 01時頃
|
|
ん?
[拾ってくれる? 問われて視線だけ彼女に向く>>6]
いいよ。
[さらりと言う。 だって、拾ってあらかた集まったら きっとまた、何処へだって走っていくのだろうと
僕が好きな アマルテア・ウォレスはきっとそういう子]
(58) sin 2015/07/09(Thu) 01時頃
|
|
[サンドイッチは小さく作ったから。 アマルテアが8切れ食べても いつもより少し多目に食べたくらい。
自分が作った食事をアマルテアが 食べる所を見る機会はなかったから新鮮で。
食べることより、頬杖をついたままつい眺めてしまう。 今度はきもいって言われても眉を下げて笑うだけ]
(59) sin 2015/07/09(Thu) 01時頃
|
|
あー… うーん、 そうだねぇ
[から笑いと、料理をしたいと言う様に>>9 教えてあげるよとは、もう気安く言えない。 青年は候補者だ。これからも、それは残る]
アマルテアがなんでもできちゃったら、 僕たちの職が無くなっちゃうからなぁ
無職はつらいなぁ
[わからないでもないんだよ。と、苦笑を添える]
(60) sin 2015/07/09(Thu) 01時頃
|
|
…うん。 どういたしまして。
[ごちそうさまと>>10 伝えられる言葉の数々>>11>>12 ちゃんと受け取ったよと 彼女が背を向ける前に見せる瞳。
紫陽花の花言葉は何だっただろう。 彼女の小さい足がサンダルを履いた>>13]
…
[振り向かない細い背を]
いってらっしゃい。
[にっこり見送った]
(61) sin 2015/07/09(Thu) 01時頃
|
|
[そんな風に、別れた後に。
もしやと後を追えば案の定の迷子の姿。 それとなく枝を退けて茂みを踏んで。 行きと同じように行きとは違う距離で。 小径まで送り届けたのは蛇足の話**]
(62) sin 2015/07/09(Thu) 01時頃
|
|
──夕刻、神殿前大通りの花屋前──>>37
[花束を受け取ったアマルテアが、 "巫女"の顔で大人しげな笑みを浮かべる。
ぱ。と花屋の娘はばら色に頬を染めた。]
(……ほぼ詐欺だな)
[最初のころより笑い方上手くなったな。と、 そんなことも、同時に思った。]
(63) miseki 2015/07/09(Thu) 05時半頃
|
|
[花束を抱えたアマルテアが隣に並ぶ。 歩調を合わせて、驚いた声に頷く>>38。]
ああ。普通は入れないな。
地下水路から繋がってるんだ。 中が分水になってる
[時計を動かしているのも水力だ。機構部分は水と離して上部に集中しているから下部がデッドスペースになるのもあって、そこを用水分岐路にしている。]
(64) miseki 2015/07/09(Thu) 05時半頃
|
|
[そんな説明をしながら、ぺたぺたと鳴るサンダルの横を歩く。見慣れた家々の窓には、今が祭の只中であるのを示すように、旗や花が飾られて見えた。]
…ほら。
[途中、地下水路に潜る階段の段差で手を伸べる。 水路の中央に、青の灯りを埋めているから、 そう暗くはないが、エスコートのうちの一つだ。
床に足がつき、手にかかる重さが そっと薄れるのを待って、手を離した。]
(65) miseki 2015/07/09(Thu) 05時半頃
|
|
[青いひかりが下からぼんやりとアマルテアの顔を照らしている。皮を裏に張った沓とサンダルがこつこつぺたぺたと並んで歩く。]
ん、
[不意に、黙っていたアマルテアが、 ぽつりと口を開いた>>40。]
(66) miseki 2015/07/09(Thu) 05時半頃
|
|
────。
[溢れた言葉が続く間、>>41>>42 横合いから口は差し挟まない。 歩調だけを少し、緩めた。]
(67) miseki 2015/07/09(Thu) 05時半頃
|
|
[かさりと花束を包む紙が音を立てる。 力をこめた事を示す指先の色が見えた。]
…
[ややも暗い道の先には、青ではなくて、白い光が見える。四角い枠に柵がついている。上へ昇るための、水力エレベーター。そこまで、あと数歩のところで、アマルテアの足が止まった。]
(68) miseki 2015/07/09(Thu) 05時半頃
|
|
…
[隣に並ぶのをやめて、一歩前へ足を出す。 対面に向きなおる。 花に顔を埋めた赤毛のつむじが見えた。]
……。全部なんて背負えるわきゃねーだろ 俺らの仕事までとるなよ。
ひとりに汚れを全部押し付けて それで平和だなんぞ言われても んなとこ気分よく住めねえだろうが
…と、思う。
[ほぼ一息で言って、膝を軽く曲げて屈んだ。花束を掴む指に触れて。少しだけ強引に、指の力を緩めさせる。]
(69) miseki 2015/07/09(Thu) 05時半頃
|
|
まあ。全部自分が、ってのが …… お前さんのいいところでもあんのが、 難儀なとこだが、
[顔を上げさせることはしなかった。ぽんぽん。と手を撫でてやる。背負いこみすぎるきらいは、あのときに。少し見えていたから、ああ。と少し切なさが胸に沁みる。]
ただ、なんつーか、一概に否定もできんというか
俺は、……。 巫女様ってのは凄ぇなと思ってたよ。
[ふと、少し黙ってから、ぽつ、と、言葉を続けた。眉を下げて笑う。顔は見えなくても、息で伝わるだろうか。]
(70) miseki 2015/07/09(Thu) 05時半頃
|
|
一度汚染された水を使えるようにするには、 その何倍も何十倍もの水が必要で。
それを確保する為にゃ、 資材も人の手も 大量に借りなきゃならない。
──そんな大きなことを 浄化の巫女様ってのは、 たったひとりでやってのけちまう。
(71) miseki 2015/07/09(Thu) 05時半頃
|
|
…… まあ、できないことができる そのぶん責任も重くて、 …手も伸ばしたくなっちまうもんなんだろうな。
ただ、俺は、そういう力を前にして、 ……純粋に、巫女様ってのは凄ぇもんだな、と 思ってたよ。
[できない。のだと、たった一人に頼らねば──難しいのだと、今の仕事に携わる中でも、そう思い知るから。]
今も、思ってるし、
[それだから、]
(72) miseki 2015/07/09(Thu) 05時半頃
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……感謝を、してる。
[思うところを、そう口にして、まあ流石にぶっつぶしてやろうとまで思われてたとは知らなかったがな。と、肩を揺らした。]
(73) miseki 2015/07/09(Thu) 05時半頃
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[上がらないつむじにこつんと額をつけてやる。] …"存在してること"に、ありがたさを感じるからかね。
…守る、とか、そういうのは、 俺にとっては、おこがましい気がして、 なんか違ってな。
ただ、…それだけで言い切れるかっつーと そうでもないっつーかなんつーか、
(74) miseki 2015/07/09(Thu) 05時半頃
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俺はな、
たぶん、ほんとに単純に、 お前さんが好きなんだよ。
(75) miseki 2015/07/09(Thu) 05時半頃
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きたないかどうかってのは、 正直なところ、俺にはよくわからんが、
…俺は、このキレイな水の先に お前さんがいると思うと なんとなく誇らしいような気になるし、
誰かが飲み水を手に入れて、 喜んでんのを見ると、嬉しくなる。
感謝してるぶん、 ──何かを、返せないかと思うし、
そういうのと反対に、お前さんが 沈んでたり凹んでたりすんのを見ると なんとかしてやりたいと思う。
(76) miseki 2015/07/09(Thu) 05時半頃
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[思うところを言って一度深く息を吸う。 高い高い浮島に住む、浄化の巫女様。 他の誰にもできないことができる、すばらしい。 それを、下から見上げながら、]
… 隣に、立てたらと思う。
[そうできる人間でいたいと、思ってきた。]
(77) miseki 2015/07/09(Thu) 05時半頃
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[指に触れていた掌をそうっと頬に添える。 微かに水を吸った草の香りがした。]
まあ… 困っとけ。
…… みんながやさしいのはな。 お前さんが好かれてるからだ。
[有名税みたいなものだ。 そう、無茶を言って]
(78) miseki 2015/07/09(Thu) 05時半頃
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あとな。
もし、何千人、何万人って人間をお前さんは 毎日当たり前のように助けてて、
それでもまだ、 どうしても足りないって腹が立つなら。
───それが、アマルテア・レウォスなら、
(79) miseki 2015/07/09(Thu) 05時半頃
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|
お前さんみたいな力はないが、 俺にも、
[──その願いが、彼女のものなら、 それが彼女心の曇りを晴らすなら]
…できる限りのことをさせてくれよ**。 [その願いへ続く道が、どうか。 どうか閉ざされぬ*ように*。]
(80) miseki 2015/07/09(Thu) 05時半頃
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― 夕刻 ―
[普段は入れない場所に行けるのはわくわくした。 薄暗い夜で、近衛も侍女もいない。 こっそりと神殿を抜け出した夜みたいだと思う。
夜の街が祭の終りを祝うのかいろんな場所から お囃子の音とかが聞こえてくる。 街も普段より色付いてみえる。
笑い声が聞こえると、安心する。]
(81) wallace 2015/07/09(Thu) 14時頃
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[下へ続く階段の前で伸びてくる手に、瞬いて。>>65]
…、……ありがと。
[思ってたより普通な感じだったから、 逆にこっちが照れくさい。 花束を左だけに持って、右手を委ねる形。
離れた手が、ちょっとさみしく思えて。 薄暗い中、続く青い光と何処からともなく聞こえる水の音が 抱えていた膿を吐き出す気持ちの背を押した気がした。]
(82) wallace 2015/07/09(Thu) 14時頃
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*
[止まる足元。 下だけを見れば、光の色は青から白。]
…、…
[>>69 ひと息でどばっと言われた反撃。 でも、ごもっともだと思って納得もする。]
(83) wallace 2015/07/09(Thu) 14時頃
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!?
[しんみりとしていたら、花束を掴む手にエフの指が触れてきて、びく!っとした。 けど撫でるだけで、こいつ…、って思った。みんな、優しい人ばかりだ。]
[少し間があってから、続いた言葉と笑う気配。>>70 花の中に埋めた顔は表情を作らず、耳だけを研ぎ澄ます。>>72]
……
[その状態で、心の中だけで驚く。>>73]
(84) wallace 2015/07/09(Thu) 14時頃
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[、こつん。と 頭に額があたる。]
(85) wallace 2015/07/09(Thu) 14時頃
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[存在していていいんだと。 いてくれてありがとうと。 聞こえた気がして。]
[何度目かの、好きを貰った。]
(86) wallace 2015/07/09(Thu) 14時頃
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ばか。
[相手に向けてでもあり、自分にも向けた言葉を、ぽつ、と小さく溢して。]
(87) wallace 2015/07/09(Thu) 14時頃
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[指から離れて頬に添えられる掌。 あったかい、と小さく言って瞼を落す。]
…うん。 うん。
―――…ありがとう。エフ。 結構、元気出た。
[ゆっくりと顔を上げて、へへ、と眉を下げ弱く笑む顔。 頬に添えた手の方へ、顔の向きを変えて唇を掌にあてながら ちらりと視線だけで顔色を確かめるようにして、]
(88) wallace 2015/07/09(Thu) 14時頃
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|
けどさ、 エフは、私が違う人選んでも …そう 思い続けられたりするの?
わたしが結婚したら、さすがに違う女の人探すでしょ?
それでも、 ……、いや、 いいや。
[何を試す事を聞いてしまってるんだろうと思えば、 こちらから返事があってもなくても掌から顔を離す。
行こう、とぺたぺたとサンダルの音を鳴らす。 水上エレベーターの方へと向かい、四角い柵に手を伸ばすが、 そこで止まり横向きで視線を落とす。]
(89) wallace 2015/07/09(Thu) 14時頃
|
|
[左手に持った花束。][ぷつ][と、一本手折る。] [部屋に飾れと言われた事は忘れている。]
―――… 私は今、 キルロイやラルフと結婚した方が幸せを感じると思ってる。
[ぽた、と薄紫の花が落ちる。] [白い灯りを受けてうすぼんやりと足元に咲いている。]
(90) wallace 2015/07/09(Thu) 14時頃
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だけど、確かに幸せに笑える自分の姿は見えても、 その先が うまく見えない。
[ぷつ、とまた一本手折れば、]
(91) wallace 2015/07/09(Thu) 14時頃
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エフとはそもそも結婚する絵が想像できない。
[そこははっきりきっぱりと言い切った。]
(92) wallace 2015/07/09(Thu) 14時頃
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それなのに、
(93) wallace 2015/07/09(Thu) 14時頃
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それなのに、―――…それなのに、 ずっと、先、…何年も先になっても、 私の傍にいて、支えてくれてて、
こうやって見た事ない場所とか、 私の知らない場所に連れていってくれる姿は… なんとなくだけど、想像できて。
それが、いいなって 思えた。
(94) wallace 2015/07/09(Thu) 14時頃
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けど、 …さっきみたいに優しいばっかりのエフは嫌。
ちゃんと私が間違った方向を向きそうになったら、 正しいのはこっちだって、教えて欲しい。
[手折ったダイアモンド・リリーは右の手の中に咲く。]
(95) wallace 2015/07/09(Thu) 14時頃
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[身体の向きを正して、エフの方へ向ける。 そのまま右手を真っ直ぐ伸ばして、視線も向けて、]
ねぇ。私は、誰を選べばいいと思う?
[*問う。*]
(96) wallace 2015/07/09(Thu) 14時頃
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[赤毛の巫女様は俯いていて、耳の向こう側にちょこんと顔を出したダイアモンド・リリーが見えた。]
[ ばか。 ] [と、呟きが落ちる。]
[棘のない、いたくない、おもちゃのハンマーでぽかりとやるような声に聞こえた。]
(97) miseki 2015/07/09(Thu) 18時頃
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[頬に手を添える。微かな重みがかかって、 柔らかさと温かさが肌から伝わる。]
ん。
[顔が上向く気配に、当てていた額をゆるやかに離した。]
なら、なによ り、 …
[掌に肌とは違うやわらかさが触れて、語尾がぎこちなくなった。ちら、と確認に来る視線に襲うぞこのやろう。という一言はすんでで飲み込んだ。]
(98) miseki 2015/07/09(Thu) 18時頃
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[抑えた言葉のかわりに、頬をむに。っと挟んで手は離れた。]
……、四、五年は無理だな。 そっから先はわからん
[「巫女さま好きすぎるでしょこの水質オタク!」と、学生時代にふられたのを思い出す。悪いことをした、と思うのと、当時に自覚はなくて、ひどくぐっさり言葉が刺さったのが今となっては思い出深い。]
(99) miseki 2015/07/09(Thu) 18時頃
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[上階行きのエレベーターはすぐそこで、地上の光と白熱灯の光が混じって足元に伸びる。]
……
[花が一輪。ぽとり、と床に咲いた。]
(100) miseki 2015/07/09(Thu) 18時頃
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[他の候補者の名前が零されて、黙って目を眇めた。 最後に残った三人。隣に並ぶ可能性がある奴ら。]
…
[結婚する柄が想像できない。と、 はっきりずっぱりいわれて、 途中、思わず、真顔になった。]
(101) miseki 2015/07/09(Thu) 18時頃
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[ただ、幸いなことに言葉はその先があって、 足下に光を踏みながら、息を深く吸って吐いた。]
ほんっ とうにわがままだなお前は
[やさしいばっかりでは嫌。と、いわれて、 いー。と歯を見せるように両方の口角を上げた。]
(102) miseki 2015/07/09(Thu) 18時頃
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[右手が伸ばされる。手の中で咲くダイアモンド・リリー。それに、一瞬ばかり目を眇めて、]
…ほら。
[昇降機に一歩先に足をかけて、口にするのは、 先ほど階段で前に立ったのと同じ言葉。]
(103) miseki 2015/07/09(Thu) 18時頃
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エフは、──そうして、
miseki 2015/07/09(Thu) 18時頃
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[今度は、手が重ねられるのを待つことはなく、自分から手を伸ばして、花を潰してしまわないよう、手首を捕まえる。]
……お前なあ。
[ぐい。と手前に引きよせた。]
(104) miseki 2015/07/09(Thu) 18時頃
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|
[勢いで背中が昇降機の壁にどんとぶつかる。 段差を抱き上げるように、腰に手を回して]
……、俺に聞いたら、そんなの 俺を選べ。って言うだろうが
[顔の向き、互い違いになるように肩に顔を埋めてやった。]
(105) miseki 2015/07/09(Thu) 18時頃
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[もともと点検用の上り下りのために設置されているエレベーター内は二人ですでに満員だ。胸元に、花と捕まえた手が挟まっている。ぐ、と捕まえた指に力が篭る。
──その方がお前が幸せになれるなら。とか、 一瞬過ぎった言葉を放り捨てる。
傷つきたくないだけの弱気なぞくそくらえだ。 背裏から肩甲骨に触れる。心臓の位置に手を当てる。]
(106) miseki 2015/07/09(Thu) 18時半頃
|
|
なによ。今更。
[我儘だと言われても、さも当然顔。 昇降機の方に向けた花と腕。
手首を捕えられて、引き込まれる。]
(107) wallace 2015/07/09(Thu) 18時半頃
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|
…… っっ
[痛みはなかったけれど、 エフの身体越しに壁にぶつかった衝撃が伝わる。 細い腰に回る腕。
こういう時のさり気無い仕草は、時々、重なる。 ――、じく、と昔を思い出して痛みを感じる。]
(108) wallace 2015/07/09(Thu) 18時半頃
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|
……ま、そりゃー。そうよね。
[肩に埋まる顔は見えない。
まあ、それじゃあと、 埋められた頭に首を傾げて横顔で触れる。]
…、…ごめん。 [掴まれたままの腕に力が籠るのが解る。]
(109) wallace 2015/07/09(Thu) 18時半頃
|
|
…、エフ ?
[思わず顔を上げるけど、 肩に顔はうまったままだから見えない。]
(110) wallace 2015/07/09(Thu) 18時半頃
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[夏の温度のせいもあるかもしれないが、 腕の中に招いた体温は高かった。]
…
[湿度のある肌に鼻先が触れる。 眼鏡が邪魔だな。と思った。]
(111) miseki 2015/07/09(Thu) 19時半頃
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|
[あまり、他の候補者の名前は出さないようにしていたし、試験だというのも、思考の外に意識的に追いやっていたから、それをつきつけられた気がする。]
… … 何度も言うけどな。 俺は、お前が、好きだ。
[ごめん。の言葉に一瞬、断り文句過ぎって心臓が絞られる。顔を上げないまま、湿度の高い息を、肩に落とす。]
(112) miseki 2015/07/09(Thu) 19時半頃
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|
[それと逆に、喉に息を詰めて、奥歯を嚙んだ。 預かる形だった身体を胸で押し返して、 拳で昇降機の「昇」ボタンを押す。]
…好きだ。
[こうして、近づいて。触れてわかる。 好きなのは、きっと今の時間も──距離もだ。]
(113) miseki 2015/07/09(Thu) 19時半頃
|
|
[手を掴んでいた指をゆっくりと剝がして、背に回す。腕に力を篭める。問うように名前が呼ばれる間に、ボタンの上に置きっぱなしにした手が ず、と下に滑った。]
……正しいのはこっちだって、 教えて欲しい。とか言ったあとに、 さっきの選択は、
……冷静になりきれねえから、
きっつい程度に、好きだっつってんだこのバカ娘が
(114) miseki 2015/07/09(Thu) 19時半頃
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|
[さすがに、これだけ近いと言う事は言ってもやたらと高いまんまの心拍が伝わってしまうのだろう。
昇降機の上で近い距離を保ったまま、上に昇る。 胸で押し返された時は、さすがに、ちょっとどきっとしたけど。
水音が流れて、高い湿度に少し身体が汗ばむのを感じて はふ、と熱い息を吐く。]
(115) wallace 2015/07/09(Thu) 21時半頃
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|
[「好きだ。」]
[聞き飽きた言葉だと思ってた。 いろんな人から言われ過ぎて麻痺しかけてたのに。]
(116) wallace 2015/07/09(Thu) 21時半頃
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[何度も、何度も繰り返されて。 それが不思議な事に、違って聞こえる。
ふわふわと柔らかな、あの綿毛を出す花みたいだ。 いや、でもそれよりもう少し――湿度がある。]
エフの言葉は あったかい 雪みたい
[重なって、積もって、増えていく。]
(117) wallace 2015/07/09(Thu) 21時半頃
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|
[手が解放されても身体は解放されないまま。 それでもいい。 そっちの方がいいな、と思えてきてて。]
好きだってわかってるから、 私は我儘言えるのよ。
…、ずるいでしょ。 怒っていいのに、……
[背に回る腕に力が籠るのが解って、 どっちもきついくらい感じる。]
(118) wallace 2015/07/09(Thu) 21時半頃
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|
…、…ふふっ。
[肺を震わせて笑う気配が空気も揺らす。 ばか娘、なんて父親みたい。]
(119) wallace 2015/07/09(Thu) 21時半頃
|
|
[ごうん。と音がする。それに水の音が続く。 足元からの、微かな浮遊感。]
……このやろう。
[いいたいことを言いきっても、 手は離さないそのまま。 耳元で笑う声が聞こえて不満げな声を漏らした。]
(120) miseki 2015/07/09(Thu) 22時頃
|
|
……
[少しだけ、顔を上げる。笑った顔が見えて、 じと目のまま、眼鏡を下から押し上げて額に乗せた。 世界が、少しぼやけて見える。]
(121) miseki 2015/07/09(Thu) 22時頃
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[柵の外を壁がすぎていく。 外からの光は夕刻の橙の名残を残したまま]
……
[素通しでようやく色が見えるような ほぼ黒の深藍は据えるように青い目を見て 距離を縮める。]
(122) miseki 2015/07/09(Thu) 22時頃
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エフは、──とん、と、その目元に唇で触れて
miseki 2015/07/09(Thu) 22時頃
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[温度が伝わるまでの無言の後。微かな呼気の気配だけ残して、そっと離れる。甘くてにがい気分ような気分で、笑みが浮かぶ。]
……、俺が確約できるのなんざ、 俺の幸せだけだからな。
[護ってやる、なんてことは言えないし、 幸せな気分だけ、なんてことも、きっと。 これまで全部ごと抱えていくなら。 この顔と声との時点で、土台無理だろう。]
(123) miseki 2015/07/09(Thu) 22時頃
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|
…、…どうしたの?
[眼鏡を上げれば、まだ笑いの余韻が残る顔で見上げる。 一瞬だけ揺れる瞳は、違う男の面影を見たから。]
(124) wallace 2015/07/09(Thu) 22時半頃
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|
…… やっぱり
[重ねて見てしまっていて。 それが酷く、悪い事みたいに思えているのは、]
(125) wallace 2015/07/09(Thu) 22時半頃
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――― っちょ、 ちか っ
[思考は途中で止まる。 無意識的に目を閉じて、触れる温度に鼓動がやばいことになっている。]
……
[離れて見上げるエフの顔。 自分の顔は頬がほんのりと赤くて耳が熱いのが解る。
ごうんごうん、と上昇する音が遠い。 心音がうるさい。]
(126) wallace 2015/07/09(Thu) 22時半頃
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着飾った言葉なんかより、 …そう言う 言葉の方が、
…なんか、ずるい。
[しまった逃げ道はない。 せめてと視線を斜め下に逸らす。]
(127) wallace 2015/07/09(Thu) 22時半頃
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[はふ、と熱い息を吐いて、]
あのさ!
[勢いに任せる事にした。 うん、いつも通りだ。
背中も押された。 砕けるつもりなんて毛頭ない。
エフを見上げて、眼鏡のない顔をじっと見る。]
…… 似てるけど、似てない。 うん、エフはフランクと違うわ。
(128) wallace 2015/07/09(Thu) 22時半頃
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なんていうか、 下手くそよね!!
[不器用とか他にも言い様があったなと、 思うのは言った 後。]
(129) wallace 2015/07/09(Thu) 22時半頃
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でも、私は別にそれでもいいし、 …一緒にいてようやっと、楽しいなって思えてきた。
(130) wallace 2015/07/09(Thu) 22時半頃
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だーかーら!!
(131) wallace 2015/07/09(Thu) 22時半頃
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今から、エフのこと 好きになっても いい?
[言い終えれば、恥ずかしいとかそういう感情より、 に、と口を横に伸ばして悪戯に笑う顔。]
…てか、むり。 ダメって言っても、だぁーめ。
…、… もう きーめた!**
(132) wallace 2015/07/09(Thu) 22時半頃
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|
[近い。と抗議の声が聞こえたが、駆動音に紛れたことにして聞き入れないことにする。]
…なんかってなんだ。
[体中を血液がどきどきと巡っている。同じなのか、アマルテアの耳が赤いことだけ、やけにはっきり見えた。]
(133) miseki 2015/07/09(Thu) 23時頃
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|
[手を離さないで、服越しに体温に添うまま、 顔を覗こうとしたところで、声が上がった。]
……
[ぱ。と顔が上がる。──似てない。と 言葉と一緒に名前が届いて]
(134) miseki 2015/07/09(Thu) 23時頃
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|
[下手くそよね!と、評価が下される。]
………、お前な。
そのたまに出る言葉の謎チョイス もうちょっとどうにかしろ
[自覚はある。あった。確かに、あいつの方が、だいたいにしてうまくやる。エスコートだってスマートだし、そもあいつは女にバカだの滅多なことでは言わない奴だった。]
……
[わかっているがそれとなけなしの男のプライドが ぴしっと言うのは別の話だ。]
(135) miseki 2015/07/09(Thu) 23時頃
|
|
[はあ。と息を吐く。上に上げていた眼鏡を下ろした。 アマルテアの表情に、ちゃんと。ピントがあう。]
…ようやっとかよ。
[つっこみを入れるけれど。
── 笑っている顔が見えて、しかたないような、 うれしいような気分が沸いて、くっと喉が鳴った。]
(136) miseki 2015/07/09(Thu) 23時半頃
|
|
[がたん。と昇降機が止まる。少し身体同士が離れて、空気が通る。涼しさに、名残惜しさを覚える間にも、ぎい。と軋む音を立てて、安全柵が開いた。
問いのようで答えを待たない質問が 明朗な声で紡がれる。]
…
[陽が目に飛び込んで目を眇めた。 涼やかな空気で肺が膨らむ。]
(137) miseki 2015/07/09(Thu) 23時半頃
|
|
[おかしいような、たのしいような気分が沸いてくるのは、なんだろう。]
……あとで待った!はきかねえぞ。
[── こいつ。って気持ちと、名残惜しさをこめて、 伸ばした両手で頬を挟んで、むにむにと揉んでやった*。]
(138) miseki 2015/07/09(Thu) 23時半頃
|
エフは、──それから、
miseki 2015/07/10(Fri) 03時頃
|
[頬をむにっていた手を下ろす。とん。と軽くそろえた四つ指で、アマルテアの左の掌を叩く。]
…ん。
[手を絡めて、顔を見ると──まだ、どうにもおもはゆくて、 つい視線を外してしまったのだけれども。]
(139) miseki 2015/07/10(Fri) 03時頃
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|
──夕闇、時計塔上層──
[ひゅう。と風が髪を撫ぜる。神殿を乗せた浮島の下部とほぼ平行の高さに外から文字盤を見られるように頑丈なベランダ上の足場がつくられている。]
…こっから、よく里と神殿を眺めてたよ
[四方を滝に囲まれているレウォスの里の夕焼けは短い。空の天井近くは紺に染まって、ちかりと星が見えた。風に、落ちるなよ。と軽く手を引いた。]
(140) miseki 2015/07/10(Fri) 03時頃
|
|
[頭上で人の身長よりも大きな長針が、 かっち、と身を震わせる。 下を見れば大通りには灯りが点々と灯されて、 祭の賑わいが続いているのが見える。]
ここからだと、水路がよく見えるし、 …里ん中だとここが一番神殿に近いしな
[少しでも視線の高さが同じにならないかと。 そんなことを考えていたのだと*明かした*。]
(141) miseki 2015/07/10(Fri) 03時頃
|
|
あら?巫女って言論の自由もないのかしら?
[言葉の謎チョイスと言われれば、 わざと巫女顔でどこか澄ました表情。]
(142) wallace 2015/07/10(Fri) 06時頃
|
|
[ようやっとかよ。と、いつも通りの顔になって、 エフも笑えば、私も普通に笑えた。]
そうね。 これでもかなり悩みはしたんだけどね。
[やっぱり男を顔で選ぶ時代は過ぎたなぁ、とは流石に選んだ人を目の前に…いつかは言うかもしれないけれど、今はひっこめといた。]
(143) wallace 2015/07/10(Fri) 06時頃
|
|
っと。
[浮遊感から突然、重力を感じる。 離れた隙間が、ちょっと一呼吸置かせてくれるけれど、 待ったはなしと言われれば、ぱち、と瞬いてから にやぁ、と悪戯な笑みをまた浮かべようとしたら 頬に先手の手が伸びてきた。]
(144) wallace 2015/07/10(Fri) 06時頃
|
|
ひょっほ!なにふんのよ!
[湿気を吸ってしっとりとした素肌。 昔のラルフほどではないけれどそこそこ伸びる。
抗議は口だけ。 肌に触れる指の固さや温度も、好ましいと思えて]
[右手には花束を持って、左手はエフの指が絡んだ。 付き合いたてのカップルすぎて、 視線を外したエフに思わず噴出する。]
…… くく。
[やっぱり、へたくそ、という総評は間違ってなかったなぁと思う。]
(145) wallace 2015/07/10(Fri) 06時頃
|
|
これから苦労するわよ。
[なので先に言っておいた。 苦労はきっと予想を超える。 巫女の夫になる人は、神殿暮らしを強制される。 身の回りの事が突然変わって大変だったと祖父も父も言っていた。]
(146) wallace 2015/07/10(Fri) 06時頃
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|
― 時計塔 上層 ―
お。 おおおおおおおお。
[ベランダの足場から見える景色に、思わず声が出た。 端まで行って見なくてはと足を踏み出せば、思いの外風が強くて。 エフに手を引かれて多分正解だ。]
なにここ。 すご。
文字盤の下になんかあるなって思ってたけど これだったんだ。
[風に髪も、服も揺れるが任せて、視界に入る景色を楽しむ。]
(147) wallace 2015/07/10(Fri) 06時頃
|
|
…朝とかだとまた違って見えるのかな。 また来たいな、ここは。
[紺に染まる空もいいけれど、朝陽に輝く里も見たい。]
(148) wallace 2015/07/10(Fri) 06時頃
|
|
――――
[神殿に近いしな、と言われて。 それがどういう意味かも理解したから、 じ、とエフの顔をわざとまじまじと見て 半眼にしてから、]
むっつりすけべ。
[と、言ってやった。]
(149) wallace 2015/07/10(Fri) 06時頃
|
|
エフ。
[それは少し景色を見た後くらい。 突然、名を呼んだと思えば、エフの正面に立って 花束は左手に持ったまま、背伸びをして両腕を首に絡める。
視線はまっすぐ。逃げさせないよと物語る。]
(150) wallace 2015/07/10(Fri) 06時頃
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|
「お前」は、嫌よ。
…昔みたいに、エフだけは、 私の事、テアって呼んで。
それから、
[要求はまだ続くらしく、腕は絡めたまま解く気はない。]
(151) wallace 2015/07/10(Fri) 06時頃
|
|
仕事は続けて。
…神殿の事とか、ちょっと忙しくなるけど、 エフがちゃんと水を管理しているって思えば、 私は一人で仕事をしてても、傍にエフを感じられる。
…、…
それから、その
[そこまで言って、さあ本題、 と思った所で言葉がぎこちなくなる。]
(152) wallace 2015/07/10(Fri) 06時頃
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そ の、
[一瞬だけ視線が逸れる。 でも、それはだめだと眼鏡つきの顔を見て、]
ひ
ひとりっこは…いやだな ぁ。**
(153) wallace 2015/07/10(Fri) 06時頃
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[掌には挟んだ頬の感触がまだ残る。
巫女様の澄まし顔はきりりとしても見えて、 それで逆に、笑ってしまった。
手を取れば笑われて、気恥ずかしさが加速する。 暫くなかった感覚に、背を押されるような心地。]
…まあな。
[苦労するわよ。という言葉に、この先を想う。]
(154) miseki 2015/07/10(Fri) 11時頃
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──時計塔、上層──
[高みから下を見下ろすアマルテアの一歩後ろ。 引き戻せるように手を繋いだままに風を受ける。]
展望いいだろ
[観光に解放するには足りなくとも、二人ぐらいなら十分広い。360°ぐるりと張りだした、人気のない展望台。]
(155) miseki 2015/07/10(Fri) 11時頃
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昼に来ると、人が歩いてるのも もっとよく見えて面白いかもな
[工事途中の噴水を眺めるのも、建設途中の家を見るのも、水路を水が流れるのも。どれも、里が生きているようで、好きだった。]
なら、今度は日があるうちだな。
[次は護衛つきになるか、──それとも。思考をすぎらせながら、機会をつくろうと思う。]
(156) miseki 2015/07/10(Fri) 11時頃
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[そうして落下防止の縁に手を置いて隣に並ぶ。 >>149 まじまじと視線が来て、横を見た。]
…………
[むっつりなことばかり考えてたわけじゃねえ。とその一言は、そういうことも確かに考えていたせいで咄嗟に否定ができなかった。半眼が刺さる。]
そ……
[そういうところもあるが。と、言おうとして言っていいのかを迷って、拳を額に当てた。顔の向きが逸れる。]
(157) miseki 2015/07/10(Fri) 11時頃
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……。
好み の相手を前にしてりゃ ふつーだ。ふつう。
[多分、とは内心だけに留められた。 顔の向きが明後日にそれる。]
(158) miseki 2015/07/10(Fri) 11時頃
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[そうして、そんな会話から、少し後の話。]
…ん。
[声での返事。オレンジがかる灯りに照らし出された文字盤の下、正面に立つアマルテアに視線を向ける。]
(159) miseki 2015/07/10(Fri) 11時頃
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…仕事やめて傍にいて! とか言われたら 寧ろ困ってたな。
[大丈夫。というアマルテアに。ああ、大人になったな。と、そんなことを思ったのは、今は言わないでおく。]
(160) miseki 2015/07/10(Fri) 11時頃
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[わかった。と目で頷いて、それから。と、 まだ先が続くらしきに、軽く首を傾げた。]
どうした?
[視線が逸れる。それから、 意を決したように戻されて、]
(161) miseki 2015/07/10(Fri) 11時頃
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[しっかり、顔を見合わせた状態で、 真顔のまま"要望"を聞いた。]
…… テア。
[表情を崩さない真面目な顔のまま、声だけ和らげて。 そう、昔みたいに、ただ一人の名前を呼んで、]
(162) miseki 2015/07/10(Fri) 11時頃
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[前髪に軽く、額が触れる。]
… 何人欲しい? …
[そう、逆に尋ねかえすまでは成功してから ──口許が耐えきれずに笑いでふるえた。]
(163) miseki 2015/07/10(Fri) 11時頃
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[感じた気持ちのまま、後ろ頭に手を添えて]
…俺は 三人くらいは、欲しいな。
[声も顔もどうにも笑ったまま 互いの鼻先を とん。と触れ合わせた*。]
(164) miseki 2015/07/10(Fri) 11時頃
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― 時計塔、上層 ―
[穴場の天望場所に、次の約束。 次は誰かがいるかもしれない。 そもそも暫く忙しいから、次が遠いかもしれない。
だけど。 なんとなく、だけど。 先はまだ長いから―――と、想えて。
そう思っている自分が、不思議だった。]
(165) wallace 2015/07/10(Fri) 13時半頃
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え〜〜〜?
[視線は逸れるし、拳は額だし、>>157 終いには明後日方向だ。 正直者のむっつり、と新たなジャンルだろうかと思えてきた。]
(166) wallace 2015/07/10(Fri) 13時半頃
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*
[テア。と名を呼ばれれれば、ん、と視線を向ける。
昔からそう呼ばれていて。 巫女様、と一度、線を引いたのは向こうの方なのに、 勝手にそれを壊してまたやってきて。 見事にそれに巻き込まれた気分でもある。 でもなんか、それでもいいやと笑えるくらいには心は穏やかだ。]
(167) wallace 2015/07/10(Fri) 13時半頃
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え、なん
[にん。と問い返すより先に、 額が切りそろえられた前髪に触れてきて。
思わず息を吞んだけど、近ければ口元の動きも良く見えて。]
ちょっ…
[冗談には聞こえないのに、こういった話をしているのが、 なんかもうお腹を抱えて笑ってしまうほど面白くて。
鼻先をぶつければ、こちらも思わず笑いを返す。]
(168) wallace 2015/07/10(Fri) 13時半頃
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くくっ
[その状態のままつんと背伸びをして、顎を引く。 鼻は離して、軽く触れ合っていた額を こちらからぐりぐりと押し付ける。ちょっと痛い。]
ぜん、っ ぜん エフとヤるのが想像できてないっつーの。
(169) wallace 2015/07/10(Fri) 13時半頃
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やっばい! 好きなのに。こんなの初めてだわ。
[額をぶつけて、さっきよりも近い位置に眼鏡が来る。 眸は弧を描くように細まり、ふふっ、と思わず笑う。
両腕はまだエフの首に絡めたまんま。 笑った顔を真顔に戻せないまま、声もまだ震えたまんま]
じゃー、六人くらい頑張ってみる?
[と、返してみたけど。 やっぱりだめだと、すぐに、笑いが口の端から零れて。]
(170) wallace 2015/07/10(Fri) 13時半頃
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|
もー。あのさー!
[この辺で流石に額は離す。 やや下から顔を覗き見るようにして顔色を確かめてから、 首の後ろに絡めていた腕を引いて顔を近付ける。]
いい加減、好みの女が手に入って こんなに傍にいるんだから ちょっとは良い思いしなさいよ。
…それともー、私からしてあげましょうかー? ご褒美の〜…
[にやー、と小首を傾げながら口許を緩めて笑う顔は、 楽しそうでもあってからかってるみたいでもある。**]
(171) wallace 2015/07/10(Fri) 13時半頃
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[息を呑む音、慌てたような声。しゃれあいながらの会話の中身がどうにもおかしい。ぽん、と背に手を当てれば、ぐりぐりと額が押し付けられた。]
そりゃぁー。 はじめての相手になれて光栄だ
[皮膚の向こうの骨を額で感じる。眼鏡越しに見える細まる目に感じるのは──心地よさ。先の会話の中身からすれば近くて少し遠い感情。]
(172) miseki 2015/07/10(Fri) 15時頃
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[首に回された手は解かない。 腰に軽く両腕を回す。]
倍じゃねえか。豪儀だな 年子はそれなり大変そうだぞ?
[真面目ぶろうとしても声が笑ってしまう。 しゃれるように、肩に流れてる髪を梳いた。]
(173) miseki 2015/07/10(Fri) 15時頃
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[ひとしきりお互い笑いを耐えて 耐えきれずが続いて、額が離れる。]
…、…してるけどな
[イイ思いなら。本音半分に瞳をのぞき、]
…───、
[にやー。とからかうように笑う顔を見て。 少しだけ色を変えて、淡く笑った。 軽く曲げた左手の人差し指の甲で、唇に触れる。]
(174) miseki 2015/07/10(Fri) 15時頃
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[黙って、それから指が離れる。]
… 目。
[それだけ言って、顔を近づけた。]
(175) miseki 2015/07/10(Fri) 15時頃
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[唇同士が触れる。微かに形を変えるだけで離れて、それからもう一度、先ほどよりも深く。背に回した手は身体を支えるだけのまま、]
……、 ご褒美の?
[──指先で赤い髪をもてあそぶ。 少々意地悪をいうように、その先を聞いた。]
(176) miseki 2015/07/10(Fri) 15時頃
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[たぶん、今の時間は、今の時間で大事にしたいような気持ちと──まあ、半々ぐらいだ。]
…
[さら。と髪を後ろに梳き撫ぜて、──問いの返事は待たずに白い首筋にも、顔を寄せた。髪の香りか。花に似た匂いがする。]
(177) miseki 2015/07/10(Fri) 15時頃
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[多分──、言ってみれば、がっつく時代は過ぎたというところなんだろう。じゃれあいも、それはそれで嫌いではない。
が、]
───…、帰るか?
[曰く、むっつり、を否定しないくらいには、くらいではあるのだ。ここだと痛いし流石に寒いぞ。と口にしない程度の理性はあったと*しても*。]
(178) miseki 2015/07/10(Fri) 15時頃
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エフ…、神殿に何人侍女がいると思ってるの? 子育て環境だけは文句なしで整ってるわよ。
[どうだ。と少し得意気な顔。 まあ、さすがに6は冗談だけど、 面白いから訂正もしないままで。]
(179) wallace 2015/07/10(Fri) 16時頃
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[むに、と薄いけれど弾力のある唇に触れる指。 喋りすぎたかからかいすぎたか、と、 目線だけ向ければ淡く笑う顔。]
(これはちょっと ずるい。)
…、ん
[視界を暗くして、落ちてくる感触を知る。]
(180) wallace 2015/07/10(Fri) 16時頃
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…、 〜っ
[ちょっとふいうちをくらって、背が反りかけるけど 腰に回された両腕がちょうどその背を支えてくれてて。
暗い視界の中、触れ合ってもないのに エフの肌の温度が伝わる気がした。
風が、髪やワンピースの裾も揺らしていて その温度が心地い。]
(181) wallace 2015/07/10(Fri) 16時頃
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[薄く開く瞳の先。視界の先は最初はぼんやりと。 だけどすぐに輪郭を帯びる。 綺麗に揃った赤髪が攫われるのが視界の端に見えて、 促された続きの言葉に>>176]
〜〜…いまあげたじゃんんん んんんっっ
[ん、をいつもより多めに連呼する。 後半の、ん、は首筋に顔が埋まって動揺する声に変わった。]
(182) wallace 2015/07/10(Fri) 16時頃
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…、っっ 首は だめ。弱い。
[ちょっと、まじ、勘弁して、 と小さな声で懇願する。]
(183) wallace 2015/07/10(Fri) 16時頃
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|
[ついでに首の後ろに回していた腕を解いて、 左手に持っていた花束でエフの頭をぽすぽす叩いた。
数枚、薄紫の花びらがエフの髪に落ちる。]
(184) wallace 2015/07/10(Fri) 16時頃
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…… は!?
[その間何を考えていたのかは解らないけど、 帰るか、の言葉に叩く手が止まる。]
(185) wallace 2015/07/10(Fri) 16時頃
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……、…もうちょっと 外の景色が変わるのを2人で見てたいなぁ、
って思うのは確かにあるけど。
[後は帰ったら忙しい。というのもある。 まあ、適当に捌いて、適当に、…適当に。 途中から考える事をやめたずぼら。]
(186) wallace 2015/07/10(Fri) 16時頃
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[視界は開けた外の世界の方へ。 里に流れる水路も、家も、灯りも良く見える。]
……、綺麗だね。
こういう当たり前の風景を、 守りたくて、 取り戻したくて、
……大昔、巫女は力を手に入れたのかな。
[ぽつ、とそれは自分とは違う、 不思議な存在へと向けて。]
(187) wallace 2015/07/10(Fri) 16時頃
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それとも、唯の生贄だったのかな。
[抱いていた黒い思いも、ついでに吐いた。]
(188) wallace 2015/07/10(Fri) 16時頃
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……気になって調べた事があるんだけど 良く解らなかった。
凄い力だってのは解るけどさ。 根っこがわかんないと、ちょっと 嫌じゃない。
[はは、と弱く笑ってから、顔の位置を戻して エフの顔を笑みのない顔で見つめる。]
(189) wallace 2015/07/10(Fri) 16時頃
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また、あの大樹の所に一緒に行こう。 それから、フランクの命日には一緒にお墓参りも行こう。
…生きてる限り、 一緒にいてよ、エフ。
[否定は許さないから語尾は上げずに、言う。]
(190) wallace 2015/07/10(Fri) 16時頃
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…好きよ。
[ぽつりと、雫が落ちて地に染み入るように呟く。]
(191) wallace 2015/07/10(Fri) 16時頃
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だから、
[だから。 そういうと、瞳に少し生気が戻る。]
私、このままエフを神殿に持ち帰ってもいい?**
(192) wallace 2015/07/10(Fri) 16時頃
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[浄化の巫女さまは、胸を張りそうな勢いでどや顔をしている>>179。]
まあな。…… つっても、 俺と、テアは、分裂できねえだろ。
[子育て環境については否定はしない。ただ、ひとりにさける時間はどうしても限られる。手を焼かされることが多いが、なんだかんだで子どもは好きだ。できるなら、まかせっきりにもしたくない。 いいつつも、人数を否定まではしないが。]
(193) miseki 2015/07/10(Fri) 18時半頃
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[夏服の薄手の布と皮膚ごしに、掌は背骨の段差を辿る。仰け反るをあやすようにも支えて、微かな動揺を動作に知る。触れた唇が孤を書いた。]
……
[意地悪な問いに、語尾が連なる声。]
…、───。
(194) miseki 2015/07/10(Fri) 18時半頃
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[連なっていた語尾が跳ねる。あ。と、思った。 多分、小声の懇願の意味と違った意味で、 まずった。と、勘弁してくれ。と 自業自得という単語が入り混じった。 おい一回離せ、という理性の声がする。 心理的な、正しくは欲側からは抵抗があった。]
……、〜〜 お前かわいいな。
[止まれ。の命令を出しながら、せめても口を動かす。ぽす。と頭が軽い感触で叩かれた。花びらが黒髪に絡んで、そのぽかぽすとでも書かれそうな間抜けな擬音に、毒気を抜かれた──態で、背に添えていた手を停めた。]
(195) miseki 2015/07/10(Fri) 18時半頃
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[帰るか。と半分欲側に足を取られて言った提案に、「!?」と返事が戻る>>185。]
…。 …いや、
[誤魔化し半分に髪に散った花弁を摘む。]
…… まだ、見てたいんなら、 それでもいいんだが。
[留まるのが嫌なわけではない。拳にした手の甲を口許にあてた。少し頭も冷えたらいいしな。とは内心だけの話。]
(196) miseki 2015/07/10(Fri) 18時半頃
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[ふ。と風が動く。縁から一歩進めば、里の灯が見える。家にも灯りがつきはじめていた。]
…
[ぽつ。と馳せる声音に、 ん。と相槌をひとつ。]
(197) miseki 2015/07/10(Fri) 18時半頃
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[祭の喧騒はこの高さからでは少し遠い。]
……
[平和で、やさしい考えと。 ──残酷な考えと。二つをきいて、 里に逸れていた視線を、 アマルテアの横顔に戻した。]
(198) miseki 2015/07/10(Fri) 18時半頃
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……
昔の資料が全部残ってるわけじゃねえから 最初の巫女様がどっちだかはわからないが、
[象徴として利用されたのかもしれないし。追い出された人間がたまたまそういう力を持ってただけってなことも、あるかもしれない。樹木の言葉でもわかれば、大災害以前からいきているあの樹に話をきけただろうか。 ただ、今。過去のその人の内心を辿る術はなくて]、
……、テアがそうだ。と思う方で、 いいんじゃないか。
[俺にとって大事なのは、今目の前にいるコイツの気持ちで。 調査なんかは本当がわかるのが面白いんだがなあ。と、自分の優先順位の最優先事項が何なのかを見たような気がして、少しおかしかった。]
(199) miseki 2015/07/10(Fri) 19時頃
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[横顔を眺める間に、視線が戻り来た。]
偉大な巫女様でも。
じゃじゃ馬娘でも。
笑ってるときでも、泣かれても、 ふりまわされようが、どうしようが、
──かわらず、傍にいてやるから、
覚悟しとけ。
(200) miseki 2015/07/10(Fri) 19時頃
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[冗談めかせて、本気の台詞。 いまさら、離れる気も離す気もなくて、 ただ、]
…、────
[てん。と落とされた雫が胸に沁みる。]
(201) miseki 2015/07/10(Fri) 19時頃
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[凪いだ水面に深く刺さる一滴。 ──ミルククラウンを幻視する。 水面に波紋が広がる。]
──…〜〜…
[さざ波立つ。しんわりと、苦笑めいた笑みが浮かんだ。。 たしかに、甘くて温かくてうれしいのに、 同時にどこか切ないのは、どうしてだろう。]
(202) miseki 2015/07/10(Fri) 19時頃
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[言葉がすぐには出てはこなくて、 噛みしめたような笑顔だけが答えになった。]
ん
[その間に、──だから。と、話が続いて、]
(203) miseki 2015/07/10(Fri) 19時頃
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………
[こいつ、目が生き生きしてやがる。と思った。]
…………… 逆、
[いや、神殿にという意味では正しいが。 そうだが、そうじゃない。 いや、これはこれでかわいいが。]
(204) miseki 2015/07/10(Fri) 19時頃
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エフは、──はあ。と自分の額に手首を当てて、
miseki 2015/07/10(Fri) 19時頃
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[軽く俯いたままにアマルテアを上目でみやる。]
……噛みつかれんの覚悟でつれてけよ。
[首に。とは、言わないで*おいた*。]
(205) miseki 2015/07/10(Fri) 19時頃
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[分裂できない、には、ふ、と頬が緩んだ笑い。 エフが子供相手に揚げパンを買っていたのは知らないし、顔が顔だから子供が寄ってくる方じゃないとも思っていたから。なんか、子育てしてる絵も想像できなくて、おかしくなる。]
!? ばっ …、なに っっっ 〜〜 こら、 もぉおお。
[かわいい、と言われるけれど、そこの顔の位置がダメで、喋ると余計にダメだというのがわからないのかと、花束はぽかぽかと抗議を訴える。エフの心の中での葛藤は全く、これっぽっちも気付いていない。]
(206) wallace 2015/07/10(Fri) 21時半頃
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[なんとか身体がむずむずするのも収まって、 外の景色を眺めながら溢した優しい言葉と残酷な言葉。
その選択は私に委ねられてしまって、>>199 えー、と不満な声を返す。]
…、…んー それなら まあ、まだ悩んどく。
[自分の中で、一番しっくりくる答えがまだなくて。 それを探すのも悪くないと思う。]
(207) wallace 2015/07/10(Fri) 21時半頃
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[>>200『覚悟しとけ。』という最後の言葉が、 >>123ちょっと前に聞いた言葉を思い出させる。
自分に正直だなぁ。と思うし、 そこがちょっと自分より大人なのかな、とも思えた。]
…うん。
[そういうのも全部、好きだと思えて。 それ素直に口から溢れて、零れ落ちた。]
(208) wallace 2015/07/10(Fri) 21時半頃
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[生き返った目で、言った言葉。 エフが息を吐いて額の方に手が動くのを見つめてたけど、]
噛み、…
[言葉を反芻し、ぱち、と瞬いて。 それから、か、と一気に沸点が上がる。]
(209) wallace 2015/07/10(Fri) 21時半頃
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ばっ……〜〜〜
[言い掛けて、いや、と否定してから、]
かっ、〜〜〜 噛んだら噛み返してやるわ。
[いー。と白い歯を見せて口を横に開いた。 それから、また、笑ってしまった。]
(210) wallace 2015/07/10(Fri) 21時半頃
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*
*
*
(211) wallace 2015/07/10(Fri) 21時半頃
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―夜 祭の中で ―
[それからエフの右腕に、両腕を絡ませて、ついでに胸も惜しみなくあたるようにしながら里に戻る。 水力エレベーターにまた乗りながら、貰った花束を程好い長さで手折り始める。そして、頭の編み込み部分に薄紫の花を挿しこんでいった。やがて頭の上には花の冠が出来て、一本だけ余ったダイアモンド・リリーはエフの耳の上に添えてみた。笑った。でも取ってはあげない。
神殿に戻るつもりだったけれど、祭を見て行きたいと我儘を言って、ついでに、おなかすいた!とご飯もせがんだ。
祭の主役でもある巫女が、祭に姿を見せれば周囲の目線は引く方で。 小さな子供が「あ、エフだー!!」と指を指して騒いでいるのを見れば、知ってる子?と問う場面もあった。]
(212) wallace 2015/07/10(Fri) 21時半頃
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[これ食べたい、といって指を指したのは、綺麗な水がある所で咲くと言われている白い花の根を粉にして、水で溶いて、薄く鉄板の上で焼いたもの。それをくるりと丸めれば、見た目は具のないクレープ。その上に、その花の蜜を垂らして食べれば美味しく里の名物でもある。]
エフー。 はい、あーー
[エフの口の方に、それを近付けて]
んっ!!
[直前の所で自分が食べた。 お約束というやつだ。 はむりと噛んだ状態で、頬の筋肉を緩めて笑う顔。]
(213) wallace 2015/07/10(Fri) 21時半頃
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[人目があれば、営業的な笑みを作る事が多い。 慣れたし嫌いでもないから、普通に振りまく。
どうせ明日になればこれ以上だ。とも思っている。 横に並ぶエフは解ってるのかなぁ、と心配で、 エフの腕にしがみつきながら、ちらっとたまに顔を見る。]
…はー
[気がつけば、空には月が浮かびその周りを星が煌めく。 だいぶ遅くなってきたというのはさっきまでいた時計塔を見れば解る事で。]
(214) wallace 2015/07/10(Fri) 21時半頃
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あー…
[そろそろ戻らないと、と思い出す。]
エフ。
神殿戻ったらさ、 多分、たぶん 侍女達になんか連行されると思うケド、
その… がんばって。
[エフ単品で両親に会う可能性もあるが、まあ、面識がないわけでもないから大丈夫だろうとも思う。後は多分、風呂に連行されるし、それとは別で清めの水の中に入れとかもあるかもしれない。古い風習が残るというのは嫌いじゃないし、慣れたけれど、外の人が突然放り込まれれば大変だと思う。]
(215) wallace 2015/07/10(Fri) 21時半頃
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私は、ほら、そのー 行かなきゃいけない場所があるからさ。
[どこに行くか、なぜかぼやかした。 ちょっと視線も逸らした。 やや速足にもなった。]
(216) wallace 2015/07/10(Fri) 21時半頃
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*
*
*
(217) wallace 2015/07/10(Fri) 21時半頃
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[―――、やがて神殿が見えれば、明りと門番の顔が見えた。 侍女の一人が交代で門の前で巫女の帰りを待つのだけれど、]
あ。リッサだ。 ただいまー。
[ちょうとクラリッサがその番に回って来ていたようだった。]
リッサ。 お母様達に試験は全て終わったって伝えて来て頂戴。 その後の準備とかもお願い。
ん?
(218) wallace 2015/07/10(Fri) 21時半頃
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アマルテアは、クラリッサの顔に書いてある文字を読んだ
wallace 2015/07/10(Fri) 21時半頃
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あ、…あぁ、そうそう。エフにしたわ。
[たいそう軽い感じで言ってみた。]
(219) wallace 2015/07/10(Fri) 21時半頃
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あぁ、でもね、…お願いがもうひとつ。 キルロイとラルフには私から話をさせて。
[もう一度念を押すように、おねがい、といって。]
(220) wallace 2015/07/10(Fri) 21時半頃
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そーゆーわけだから、 …ちょっと待っててもらってもいいかな。
私の事だから、ここは、私がケリをつけるべきだって思うんだ。
[ね。とエフの腕にぎゅう、と抱きついて 身体の柔らかさも思いっきり伝えて甘える。]
(221) wallace 2015/07/10(Fri) 21時半頃
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[まあ、だめだと言われても絶対に決めてた事だからゆずるつもりはなかった。 神殿の中に入れば、エフと別れて、目的の人を探そうと足を運びだす。**]
(222) wallace 2015/07/10(Fri) 21時半頃
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|
― 夜 厨房 to ラルフ ―
[昼間の美味しいサンドイッチの味よりも、 私はあの顔を忘れない。一生。>>55>>56]
まずは、お礼言わなきゃなあ。
[背を押してくれた事。 それから、迷子になった所を助けて貰った事。
厨房に忍び込むのは大得意だが、 今日は頭の上に薄紫の花がどーんと 咲いているのでかくれんぼには不向きだ。]
(223) wallace 2015/07/10(Fri) 22時頃
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|
[朝食の用意か、夕食の片づけか。 何人か白い服を来た人の姿が見えたので、顔の確認の前に声を張った。]
―――、ラルフ。 ラルフ・グリーンはいる?
(224) wallace 2015/07/10(Fri) 22時頃
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|
― 衛兵控室 to キルロイ ―
[こっちの方が足取りが重いな、と思った。 何て言おうとか、うだうだ迷っていたら目的地についていた。]
……〜〜〜
[淡い空色のワンピースに、紫陽花のサンダル。 キルロイと朝に会った時とはまた違う服だ。 ついでに頭にはダイアモンド・リリーが咲いている。 お祭り気分にも程がある、状態かもしれない。]
…いや、でも、 …
[頑張れよ自分!!!って心臓の辺りを叩いた。]
(225) wallace 2015/07/10(Fri) 22時頃
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[控室にいると聞いていたので、 扉の前に立てば、小さく、コン、と叩いてから]
―――、キルロイはいる? …、話がしたいの。
[扉越しに声を響かせた。]
(226) wallace 2015/07/10(Fri) 22時頃
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― 控え室 ―
[コン、と控えめな音が鳴って 入ってくる様子がないのに首を傾げる。
聴こえた声は、巫女のもの。]
…――アマルテアか。
[結論が でた、と そう思う。
足は躊躇わない。 がちゃり、と扉を開ければ、朝とは違う彼女がいて。]
ん。 待ってた。
(227) cunnon 2015/07/10(Fri) 22時頃
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― 衛兵控室 to キルロイ ― >>227
[うぐ、と喉の奥が詰まる。]
……はぁ。
[思わずため息を吐いて少し俯いた。]
中、誰もいないなら 入らせて。
[廊下でちょっと立ち話、という話でもない。 ぺたぺたとサンダルを鳴らして控室の中へと入れば、 長椅子にすとんと腰を落とし、横をぺしぺしと叩いた。
ここに、すわりなさい。と態度が言う。]
(228) wallace 2015/07/10(Fri) 22時頃
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[空色のワンピースにあじさいのサンダル。 頭に咲いた花に目を細めて、ため息を拾う。]
ああ、むさ苦しいところだが
[と言ってる間にぺたりぺたりと長椅子に。 座れの態度に少し可笑しくなったけど、そこは我慢。
無言のまま隣に腰掛けて、数拍。]
答え、でたか。
[疑問系ではない問いかけ。 控室の中は妙に静かだ。]
(229) cunnon 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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うん。
[膝の上にのせて握っていた手が、 スカートに多めの皺を作る。]
結論から言うと、違う人にしたわ。
[長椅子に並んで座った状態で、 正面に向って言葉を投げた。]
(230) wallace 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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…、朝、本当に楽しかったし、 好きになって一緒になれたら 幸せになれるのかも、と、思いもした。
ぶっちゃけ顔はキルロイの方が全然いいし 体力あるし、 背も高 ぃ…
[徐々に声は、フェードアウト。]
……なんで キルロイ選ばなかったんだろ状態だわこれ。
[若干、声はマジだ。] [ああ、と花の隙間に指を入れながら頭を抱えた。]
…、ごめん。
(231) wallace 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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[いらへを待つ間、視線を隣へ落として待つ。 スカートにつくられた皺の量に、瞬きひとつ。]
……――そうか。
[顔を正面に戻して、同じくつぶやく。
訪れた時の様子とか、言いよどむ姿とか、 態度でわかる――と言えど言葉を待った。
アマルテアの口から聞きたかったから。]
(232) cunnon 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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[アマルテアと別れた後、 いささか寄り道はあったものの、 青年は厨房にいた。
巫女ひとりが走っていて (途中までは見送ったけれど) それでおしまいという訳でもない。
荷をまとめ、待合室へ顔を出し、 終わりましたと侍女へ声をかけた。
厨房に顔を出すと、 すぐに白い仕事着へ着替えようとする青年へ、 料理長は夜から来いとだけ言った]
(233) sin 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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[アマルテアの声に口は微かに弧を描く。 フェードアウトするのに口元に手をそえて。 何で選ばなかったんだろ、と言われて俯いて
頭を抱えたごめん、に我慢が出来ず ふは、と笑う。]
ああ、すまん、 つい な。
……ん、ちゃんと伝えてくれて感謝する。 郵送で通知が届いたら流石に凹むとこだった。
[冗談かどうかわからない顔だけど、声は柔い。]
(234) cunnon 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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[余した時間。 家に帰る気にはなれず、里の畔の湖で泳ぐ。 季節を問わず、深くへ潜れば冷たく横たわる水。
いつの時代からそこにあるのか。 湖底で眠る石造りの遺跡。 苔むす石肌に触れると静かな気配が伝わった。
長く水の中に居ると、 行き場のない熱が冷まされる心地。 いくらか冷めた体温。 畔の水面には僅かな時間だけ夕焼けが映っていた]
[仕事をしよう]
(235) sin 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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― 夜 厨房 ―
はい、ここに。
[声を張ったアマルテアの前に、 厨房の奥から白い仕事着を着た青年が歩み出る。
連日のお祭りが明日からは祝賀に変わる。 厨房は明日からの仕込みで猫の手も借りたいほど。 ざわめいていた厨房がその瞬間ばかりは静けさを打つ]
…
[髪に咲いた大輪の花冠。 目を細めてから口元に小さな笑み。 前掛けで濡れた手を拭うと、 彼女から口を開くのを待った*]
(236) sin 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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― 夜 厨房 ― >>236 [あ。ほんとにいた。 と顔に出る。
白い仕事着姿が普段のラルフなんだろうけど、 パーカー姿の方が先にあるから何だか新鮮だ。
静かになる厨房に、あ、しまった。と思う。 けどまあ、明日にはみんなにも解る事だし、――。]
お昼は色々とありがと。 無事に戻れたわ。
(237) wallace 2015/07/10(Fri) 23時頃
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その、―――
[髪に飾っていた大輪を一本抜き取って はい、とラルフの前に差し出す。]
お礼よ。
(238) wallace 2015/07/10(Fri) 23時頃
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ちゃんと、掴まえた。 砕けなかったし、拾って貰う必要もない。
……、だから、その、 ごめんなさい。
私はラルフじゃない人と、結婚する。
(239) wallace 2015/07/10(Fri) 23時頃
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ずっとずっと、ずぅぅ〜〜っと昔から 私を陰で支えていてくれていたのに、 私は酷い裏切りをしたんじゃないかって …思うくらいには 悩みはした。
けど、うん… ごめん。
[ぽつ、と二度謝罪の言葉を落す。]
(240) wallace 2015/07/10(Fri) 23時頃
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― 夜 衛兵控室 ― >>232>>234
怒ってもいいところよ!?
[笑うから思わず顔を上げて、 えええっ!?って顔でキルロイを見た。]
ばっっかじゃないの。 逃げないって言ったじゃない。
私はね、この最終試験をそういう 事務的な処理で終わらせたくなんてなかったの!
[冗談じゃないわ、と悪態もついた。 誰もいない部屋は便利だ。]
(241) wallace 2015/07/10(Fri) 23時頃
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……理由とか聞かないのね。 私に興味もなくなった?
[意地悪な事を言ったなと思いつつ、 椅子に両手をぺたりとつけて肘を伸ばす。
天井を仰ぎながら、勝手に喋りはじめる。]
(242) wallace 2015/07/10(Fri) 23時頃
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一緒に笑える人ってのも大事だし、 幸せにしてくれる人ってのも大事で、
勿論私も幸せにしてあげたいなぁ、 って思うのは当たり前で
涙を共有したりできるのも悪くないって思うし、 悪い事をしたら止めてくれる人でもないと嫌。
あとは、守ってくれるってのも嬉しいけど、 守られるだけって存在は癪だって思う。
(243) wallace 2015/07/10(Fri) 23時頃
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でも、そういうのもあるけど
私の全てをちゃんと受け止めるだけじゃなくて 受け止めて…その先を見たかったんだと思うの。
(244) wallace 2015/07/10(Fri) 23時頃
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ついでに言うと、私が選んだ人は… 私を 浄化する力がある
、そう思ってるの。 ……本人には言う気ないけど。
[一生言うもんか、くらいで本気で思っている。]
(245) wallace 2015/07/10(Fri) 23時頃
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一番、一緒にいる未来が見えたの。 だから、その人にしたわ。
[そこまで言って、言ってから、]
(246) wallace 2015/07/10(Fri) 23時頃
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で! よ!
[やや声を大きくして、ぐりっとキルロイの方へ身体を捩じる。]
キルロイ。 お願いよ。
貴方が、この仕事を志した理由がまだ心にあるのなら ―――これからも 神殿にいて欲しい。
あなたには幸せになって欲しいし、 それに、
私がちゃんと幸せになれたかも、みてて欲しいわ。**
(247) wallace 2015/07/10(Fri) 23時頃
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― 夜 厨房―
[いた、見たいな顔をされて>>237 あ、ほんとに知らなかったんだなと思う]
ん。
[昼間の礼へは短く頷いて。 差し出された花に瞬いてから 眉と口元が静かに下がる]
(248) sin 2015/07/10(Fri) 23時頃
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…。
(249) sin 2015/07/10(Fri) 23時頃
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うん。 そっか。 [言ってから、ぐ、と喉元に力が入った。 伸ばした指先が差し出された花を受け取る。 短い茎を握り込むのは大輪の花弁の下で]
う〜〜〜〜ん、 そっか
[困ったなぁって顔でうーんと言って、 しかたがないなあって顔でそっかと言った。 うん、ともう一度。しっかりと頷き上げた顔]
(250) sin 2015/07/10(Fri) 23時頃
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アマルテア。
[こっちを見てと促すように名前を呼んだ。 花を持たぬ方の手を上げる]
やるじゃん。
[どこか誇らしげ。 小首傾げて、指先ちょいちょい。 判るように上げた手を示して見せる。 ハイタッチの誘い*]
(251) sin 2015/07/10(Fri) 23時頃
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― 衛兵控室 ―
あー、そうだな。
[怒ってもいい、と言われても怒る気配なく くるくる表情が動くのが楽しい。
悪態さえ、どこか嬉しげに目を細めるけれど]
――ばかか君は。 そんなわけないだろう。
[興味なくなった?と言われたら流石に反論。 むすっとした顔は作るけど、長くは続かない。]
(252) cunnon 2015/07/10(Fri) 23時半頃
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聞かなくても、話してくれるんだろ?
[結果だけ伝えてサヨナラするタイプじゃない。 何せ、伝えるだけでしどろもどろしてたくらいだ。
こちらから聞かなかったのは単に気が利かないだけで ナナオがいたらまた怒られてるんだろう。
ひとつひとつ、 うん、うん、とうなづきながら 受け止める。
――その先を見たかった。 少し淋しげな目は浮かんだが、彼女は前を見てる。 見られなくてちょうどいいと、そう思う。]
(253) cunnon 2015/07/10(Fri) 23時半頃
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巫女を浄化?
[一瞬、正面から言葉を受け止めて瞬いたけど 続く言葉に合点して、そうか、とまたひとつ。]
未来をつなげると思える人を 自分で選べたなら、それでいい。
それが君の幸せなら、まだ戦えるから。
(254) cunnon 2015/07/10(Fri) 23時半頃
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|
[そうして、 大きな声で、 体ごと対峙すれば]
お、おう
[何かよくわからないけど気圧された。]
(255) cunnon 2015/07/10(Fri) 23時半頃
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[紡がれる願いに、 ――デコピンいっぱつ。]
やっぱりアマルテアはバカだな。 そんなの最初から――、いや、
[もし、別の誰かと結ばれるのなら。 これもまた、ずっと決めてたのかもしれない。]
言ったろ、 "皆"を守りたいし、幸せにしたい。
[それが自分とつなぐ未来ではなくても。]
その中に、アマルテアも含まれなきゃ 俺は俺の仕事をしてる意味がないんだ。
(256) cunnon 2015/07/10(Fri) 23時半頃
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|
わかるか? 君が幸せなら、俺は戦えるんだ。
[ずい、と身を乗り出し、間近で目を見る。]
伴侶は取り下げるが、戦友は取り下げない。
アマルテアが国を浄化し守るなら、 俺は、そのアマルテアやこの里を守るから。
君と、君の伴侶と、 そしてこれから生まれる次代の希望――
…君の子供も、街の子供たちも、 同じように"皆"と一緒に守っていく。
(257) cunnon 2015/07/10(Fri) 23時半頃
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|
俺はこう見えて欲張りだから。
全部を守ることはできなくても、 守れる位置にいたいんだ。
[そこまで言って、ふう、と一息。]
俺はここにいるから、 余計な心配してないで、幸せになってこい。
[拳をあげて、アマルテアに目配せする。 それは、戦友としての激励*]
(258) cunnon 2015/07/10(Fri) 23時半頃
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― 夜 厨房 ― >>248〜
[本当に知りませんでした。顔。 薄紫の花は無事にラルフの手に渡り、ほ、と息を吐く。
それから唸って困った顔のラルフが見えれば、 ちくちくと刺さるものを感じる。]
!
[上がった顔に、つい背筋が伸びた。]
(259) wallace 2015/07/10(Fri) 23時半頃
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|
…!
[誇らしげな顔を見せてくれて。 だって、絶対に悔しいし、辛いのに。
どうして、と。 思うと、口が一瞬への字になる。
ラルフの 痛いくらいの優しさを感じれば、 ん、と曲がった口を横に引いてから、]
うんっ!!
[右手をこちらも上げて、 にっこりとした笑顔で右手を勢い任せに打ち付けた。]
(260) wallace 2015/07/10(Fri) 23時半頃
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|
[ばっちーん!]
[いい音が厨房に響いた。]
いったぁ〜。
[思わずじんじんとした手を、冷ます為に振る。]
(261) wallace 2015/07/10(Fri) 23時半頃
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|
はは。 … あーもー。
ありがと。 なんか次への勇気も貰った気がする。
[はーー、と息を吐いて吸って。 ラルフの顔を見ながら小首を傾げ、]
で、
ラルフはー、明日からも… 私の料理を作ってくれるのかしら?**
(262) wallace 2015/07/10(Fri) 23時半頃
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― 衛兵控室 ― >>252〜 [ばかか。と衛兵長がいたらおそらく怒られるような口調。]
…ありがと。
[そう簡単に気持ちは冷めないんだろうな。 それはなんとなく右手の余韻が覚えてる。>>261]
うん。
[聞かなくても話すつもりで来たのは確かだ。 キルロイの隣に座ったまま話を終え、身体の向きを変え ある意味、本題を告げる。]
(263) wallace 2015/07/11(Sat) 00時頃
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|
いだっ!!
[でこに赤い痕がついて、頭の上の花と赤毛が揺れた。 反撃はやめてこれは受け取るべき痛みにする。
もしかしたらハイヒールの仕返しかもしれないし。]
(264) wallace 2015/07/11(Sat) 00時頃
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|
……うん。 旅先で聞いたね。>>0:104>>0:106
忘れてないわ。
[ずいと身近に迫られて、うお、と上体が反れる。>>257]
せん、ゆう…
[トレーサー家は、前世で一体どんな縁があったんだろうと思う。 ナナオは親友で、キルロイが戦友。
そういう存在がいてくれるという安心感と、幸福感。]
(265) wallace 2015/07/11(Sat) 00時頃
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キルロイの言葉は、わたしには 綺麗すぎるわ。 [自分は汚染された存在のように ずっと思ってきていたから。とまでは、言えず。]
…でも、 嬉しい。 とっても嬉しいの。
これからも、…守ってくれると言ってくれて ありがとう。
(266) wallace 2015/07/11(Sat) 00時頃
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|
[だから、と言葉を続けながら キルロイを真っ直ぐ見ながら 髪に刺したネリネの花を抜く。
声はどこか凛として、周囲の空気が澄んだように変わり、
響く。]
(267) wallace 2015/07/11(Sat) 00時頃
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|
――、貴方の信念を貫き通しなさい。 ――、私も私の信じた道を行く。
[挙げた拳に、一輪花を持った手で包み込む。 そこに頭を垂れて祈りを捧げる形に似る。]
(268) wallace 2015/07/11(Sat) 00時頃
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|
貰って。 私の好きな花よ。
今日の午前中にあった事は、 私にとって間違いなく『幸せな思い出』だから。
それじゃあね、キルロイ。
[花と花言葉をあげて顔を上げれば、 部屋を後にしようとするが
あ、 と何かに気付いたような声を出して顔だけ振り返る。]
(269) wallace 2015/07/11(Sat) 00時頃
|
|
ナナオに宜しくね!
[戦友と同時に、親友の事も忘れるわけはなかった。**]
(270) wallace 2015/07/11(Sat) 00時頃
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|
[ばっちーん!]
[手のひらがじぃんとする] [痛みがいっそ清々しくて、にっと笑みが浮かぶ]
はははっ
[笑って、それから。 明日からもと小首を傾げる彼女を見て]
甘えんじゃねーよ。
[笑顔でぷすり。 貰った花を彼女の髪に差し返す]
作るけど。
[むすりとした顔はすぐに笑みに解けて]
(271) sin 2015/07/11(Sat) 00時頃
|
|
僕は君が好きだ。 ずっとずっと好きだった。
[幾度も繰り返した言葉。 ここで、もう一度だけ声にする。 花冠も視界に彼女を見詰める]
すっごい悔しいよ。
僕が、そこに立ちたかった。 一緒に、ご飯を食べたかった。
ただいまもおかえりも。 良いことだって悪いことだって。
僕が、一緒に居たかったんだ。
[言葉にすると冷ました筈の目頭が熱くなる。 笑ってたいのに、ぐっと奥歯を噛んだ]
(272) sin 2015/07/11(Sat) 00時半頃
|
|
でも―― 君を好きで、後悔なんてしていない。
(273) sin 2015/07/11(Sat) 00時半頃
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|
[言葉を区切り息を吸った] [空気と一緒にいろんな思いが綯い交ぜで] [胸一杯に吸い込んだ]
(274) sin 2015/07/11(Sat) 00時半頃
|
|
ありがとうございました!!!!
[厨房の外まで響く] [声は腹から、勢い良く深々と下げた頭]
[ややあって、上げた顔と伸びた背筋]
以上。 ご清聴ありがとうございました。
[最後の最後にふわりと浮かべた笑み**]
(275) sin 2015/07/11(Sat) 00時半頃
|
|
― 夜 厨房 ―
!? ちょっと、勝手に刺…っ
[バランスというものがあるのよ。 と花が戻って変な位置で咲けばやや抗議。]
……
[甘えるなと言われれば、 一寸だけ不安げに揺れる視界。]
……
[むすりとした顔で、それでも作ると言われた。 毎日出てくる皿に、人の顔を感じた事はなくて、 こちらを見ている他の料理人達の方に視線を少し流した。]
(276) wallace 2015/07/11(Sat) 00時半頃
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|
[けれどそれは短い間で。>>272 好きだと、ラルフからの言葉が重なれば、 それが胸に痛みとして突き刺さるのが解る。
言葉は嬉しいのに、 それを受け取れない事に痛みを感じる。]
…、うん。
[一緒に居たかった。
それならどうしてあんな優しすぎる事をしたんだと。 嬉しいけれどそれが切なくて、じわ、と目頭が熱くなった。
ラルフも何だか似たような顔をしている気がして 少しおかしくて、泣き顔なのに少し笑った。]
(277) wallace 2015/07/11(Sat) 01時頃
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|
ありがとう。
私を好きになってくれて、 …ずっと、好きでいてくれて、
私は幸せ者だわ。
[表情は淡く笑んだ形に変わる。]
(278) wallace 2015/07/11(Sat) 01時頃
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|
[だた、外まで響き渡る声は鼓膜をビリビリ震わせて、]
!?!?
[思わず肩が震えて、ビクッ、となる。]
え、な、…らる…
[背筋が元に戻れば、慌ててこちらも気を付けをする。]
―――…
[ふわりと浮かんだ笑みに、一寸、視線が奪われた。 やっぱ惜しい事をしたかも、って思えるくらいには見てたと思う。]
(279) wallace 2015/07/11(Sat) 01時頃
|
|
もう、昔みたいに遊べないし きっと、お菓子を作りに来ても 教えて貰えないんだろうなって思うけど
毎日、ご飯を食べるたびに、 これは誰が作ったんだろう、とか、 どういう思いを込めてくれたんだろうって。
そう…考えるきっかけをラルフから貰ったわ。
(280) wallace 2015/07/11(Sat) 01時頃
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|
だから、ありがとう。
[瞳を横に細く弧を描かせ、笑みが浮かぶ。 そのまま、すぐ背後にある厨房の扉に片手を添えれば、 大きめに息を吸い込んで]
明日のご飯、楽しみにしてる!
[と、明るく手を振ってその場を後にしようと*]
(281) wallace 2015/07/11(Sat) 01時頃
|
|
あっ!そうそう忘れてた!
[思い出したように振っていた手が止まる。 それはとても大事な事で、]
明日は、朝から お肉食べたいなっ!
[ヨロシク☆とウィンクを派手に飛ばして 無駄にテンションを上げて、今度こそその場を後にしようと*]
(282) wallace 2015/07/11(Sat) 01時頃
|
ラルフは、アマルテアの、お肉食べたいコールにぐっと親指を立てて見送った。
sin 2015/07/11(Sat) 01時頃
|
──夜、神殿、沐浴場──
[白い柱に四方を囲まれてた一室。 柱の合間からは、星が見えて、 ひんやりと夜気に空気が冷えている。]
…──、
[腰程の深さの中央の窪み。 下りる段差の一段目に裸足を乗せると 円が すぅ と広がった。]
(283) miseki 2015/07/11(Sat) 03時頃
|
|
[揺れなければ、そこにあることを疑うような 不可視じみた水に一歩一歩を踏み入れる。
着替えさせられた湯衣一枚が水を吸った。]
…
[神聖さを湛えたように澄んだ水の 水面をぱしゃ。と手で弾く。 ──身清めに。と通されたここだけは、 ひんやりと冷たかった。
祭の熱気も、ここからは少し、遠い。]
(284) miseki 2015/07/11(Sat) 03時頃
|
エフは、腰上まで水に分け入って、瞼を下ろした。
miseki 2015/07/11(Sat) 03時頃
|
──回想、夜祭──
[腕に重みが絡む。明かりの間を歩く。時計塔から下りる間に、贈った花は、すっかり髪飾りになっていた。もたれかかる重みに倒れる程ではないが、しっかりあてられている感触は、もはやわざとかと確認するまでもなく意図的だったので何も言わないでおいた。 耳の上に乗せられるダイアモンド・リリーに、それを飾った張本人が噴出す。この。と額を軽く指でつついてやった。
流石に耳に飾られると落としそうだったので、 服の袷に射しておくことにする。]
(285) miseki 2015/07/11(Sat) 03時頃
|
|
[おなかすいた。の要求にしかたねえなあ。と笑って、屋台の並ぶとおりを並んで歩く。頭を下げるもの、巫女様!と声を上げるもの。様々だ。
その隙間を縫って届く声に、人に指をさすなよー。と手を振ってやる。]
点検やらなんやらで、 それなりに仕事で人に合うからな
[水路の点検作業中に、子どもが寄ってくることもある。連れがいるのを気にするのか。もじもじとしているひとりを手招いて、ぽん。と頭をなでてやった。]
(286) miseki 2015/07/11(Sat) 03時頃
|
|
[それでも寄ってくるのは子どもばかりで、大人の多くはあら。とかおや。という視線を向けるくらいで、離れていく。 レウォスの里の名物屋台を指差されて、 ああ。と頷いた。甘いモノ好きだよなあ。とか そんな感想を抱きながら、香ばしい匂いを差し出されて口をあけて、]
………
[がぶっと目の前で食べられるお約束。 にんまりと笑う顔を見て、口をあけた。
反対側から、かじりつく。]
(287) miseki 2015/07/11(Sat) 03時頃
|
|
[笑う顔にすまし顔。シロップじみた花の蜜の香りをそれごともぐり、と飲み込み、]
ごちそうさん。
[すまし顔で目を細めてやった。
そのあと、そのぶんの補填をする羽目にはなったが、 後悔はしていない。]
(288) miseki 2015/07/11(Sat) 03時頃
|
|
[歩いていると、ときどき視線が見上げてくる。 つど、どうした。と視線を向けるけれど、 答えがあるときとないときとで分かれる。]
…多分、つーか、 ほぼ確定だと思ってたな
[二十数年前には儀式はなかったけれど。 四十年前のものなら少し資料を読んだ。]
まあ、任せろ。
[見世物にされたりあっちこっち手を入れられるくらいは覚悟済だ。一人暮らしが長いせいで、世話をされるのは慣れないが、表向きの恰好つけが必要なときがあることぐらいは了解しているし、最大の緊張どころの両親とは、幸い顔見知りだ。]
(289) miseki 2015/07/11(Sat) 03時頃
|
|
[ただ、そっちはどういう予定なんだ。と尋ねれば返る答えは僅かに歯切れが悪く。]
……大変だな。巫女様も。
[ぽん。と頭に手をおいてやった。無理にはきかない。いいたくなったらいうだろう。と、そんな信頼はあった。言いたくないことは言わないだろう。という信頼もあったが。]
(290) miseki 2015/07/11(Sat) 03時頃
|
|
──夜、神殿門前──
[階段を上がって、門衛ともうひとり。 帰りを待つらしき姿が見えた。 ただいま。とクラリッサに声をかける横で 軽く手をあげて挨拶代わりにして、]
… まあ。そうなった。
[てれくさいような心持で笑って、 クラリッサに頷いてみせる。]
(291) miseki 2015/07/11(Sat) 03時頃
|
|
……
[その後にアマルテアが言葉を続ける。 ああ。さっきのやることは、これか。と 口には出さずに納得をする。 走っていこうとするのを、止める気はない。応援がてらに前髪に額で触れる。自分に置き換えるなら、はやい方がいいだろう。とも思ったのもある。]
……準備をこなして待ってっから、 しっかり話してこい。
[ぎゅ。と腕が抱きしめられる。ととん。と抱きしめる腕を指先で励ましがてら叩いてやった。]
(292) miseki 2015/07/11(Sat) 03時頃
|
|
*
*
*
(293) miseki 2015/07/11(Sat) 03時頃
|
|
[神殿に入ったところで、アマルテアとは一端分かれることになった。その場に留まって、背を見送る。]
で。
[さて。と区切りの一言。]
(294) miseki 2015/07/11(Sat) 03時頃
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[一緒に中に入ったクラリッサを横目で見やる。]
俺はこの後、どこで何をされて、 どこに行けばいいわけだ。
[流石に、神殿内のしきたりのこまかい手順まではわからない。まな板の鯉の気分で、せめて滞りなく済ませるか。と考えるのはここらの手続きは"仕事"と思うからだ。]
(295) miseki 2015/07/11(Sat) 03時頃
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[クラリッサから、簡易な説明を聞きながら、その途中で あ。と思い起こす。]
…教えてもらった花、喜んでもらえたみたいでな
[ありがとな。と、感謝を添える。 髪に飾られた花を見れば風情は伝わっただろうか。ただ、言葉にはしておきたくて、口にして、 それから、]
(296) miseki 2015/07/11(Sat) 03時頃
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今度は。…ちゃんと渡せた
[胸元に刺した花に触れて──少し*笑った*。]
(297) miseki 2015/07/11(Sat) 03時頃
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― 夜 厨房 ―
[ぐっと親指を立てたけれど]
肉料理かぁ…
[アマルテアが去った厨房で苦笑する。 料理長に頭を下げて朝食の担当に回してもらう。 巫女直々の声もあって、 反対の声が上がらなかったのは幸いだ。
朝にどんな肉を出すか。 食材のチェックから支度に入る]
(298) sin 2015/07/11(Sat) 03時半頃
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[熱気の籠る厨房。袖で額の汗を拭う]
[彼女の泣きそうな笑顔も] [淡い微笑みも] [奪った視線も噛み締めて厨房に立つ]
[もうお菓子を教えないだろうと彼女は言った。 今は、きっとそう。 彼女の隣にいるのは他の男だ。 候補者が気安く彼女の隣に立ちはしない。
目を閉じる。 想像をする。
彼女が迎える朝に。 彼女と朝を迎える誰かを。
そこに添える一枚の皿を脳裏に描く。 最高の朝に最高の朝食を届ける。 それが仕事だ]
(299) sin 2015/07/11(Sat) 03時半頃
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― 朝 厨房 ―
[厨房は相変わらずの忙しさだ。 朝も早くから厨房人だけでなく、 使用人もぱたぱたと出入りをする。 それもそのはず、 公式な知らせが来てからが祭りの本番だ。 しばらくは休む間もなく忙殺されるだろう]
ああ、リッサ。 おはよう、いいところに――
[ちょいちょい、手招いて]
(300) sin 2015/07/11(Sat) 03時半頃
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[極力脂を落とした赤身の肉。 仕上がりはレアに外は香ばしく焼き色だけつけた。 小さく切った一切れをリッサの口に入れる]
…重くない?
[咀嚼する様子を見守り心配そうに尋ねた。 感想を神妙な顔で頷き受け取る。 美味しいと聞こえたならばほっと顔が綻んだ。
一段落したらパンケーキでも食べようと、 これから多忙な日々を励まし各々の仕事に戻る]
(301) sin 2015/07/11(Sat) 03時半頃
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[朝、アマルテアのリクエスト通りに肉料理が並ぶ]
[郷土料理と祝いの食事が続くであろう彼女らへ、 今朝は肉を使いながらもさっぱりと食べられるものを。 いつもより一皿多く用意した。
鮮やかなレアの赤身は脂も血汁も控えめに。 肉は少量。食べやすいように小分けにカット。 付け合わせはみずみずしい水菜と 森でとれた新鮮な生のマッシュルーム。 塩胡椒とオリーブオイル。絞ったライムで香りをつける。
薄くしっとりと焼いたクレープ生地は甘さを控えめ。 肉と付け合わせの野菜を巻いても、 甘く潤う果実を巻いても合うように仕上げたもの。
肉も野菜も果実も。地のもので。 いままでも、これからも。 彼女らが住まう里の食材を料理にして届ける]
(302) sin 2015/07/11(Sat) 03時半頃
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[さて、どうだっただろうな。と、
食事に居合わせないことが常の料理人は 厨房裏手の木陰のベンチに腰を下ろす。
前髪を揺らす風が心地よい。 朝餉の匂いの向こうに水と石の匂いがする。 遠く神殿の喧噪を聞きながら、
夜通し仕事の疲れに身を委ね、 今はうつらうつらとひとやすみ**]
(303) sin 2015/07/11(Sat) 03時半頃
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― 回想 ・フランク ―
[フランクと付き合って数カ月。 一緒に居て楽しくて、向こうから告白されたからとりあえず受け入れたけれど、私の好きも確実に膨らんできた頃。私がまだ学生だからか、次の巫女だからか、フランクは一線を越える事はしてこなかった。デートだったらちゃんと手を繋いでくれるし、いい雰囲気になったらさりげなくキスしてくれたりする。だけど、そこでお終い。
まあ、あれだな。 私が子供だったなとは思うけど、… 次に会えるのがいつか解らないと言われて、 悲しくて怒って、酷いくらい感情的になってた。]
(304) wallace 2015/07/11(Sat) 14時頃
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…やだ。 やだやだやだやだ!
[ううう、と唸りながらフランクを睨む赤い瞳。 困った顔をされても容赦はしない。
ちなみに場所は、ケーキ屋さんのテラス席。 人通りもそこそこだし、他に客もいる。
知った事ではない。]
(305) wallace 2015/07/11(Sat) 14時頃
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|
神殿で会えるっていっても、 それと!これは!別でしょ??
私はフランクと、2人っきりで 会いたいっていってんの!!
[がしゃん!] [机の上に並んでいた空の白い皿と、カップが揺れる。]
(306) wallace 2015/07/11(Sat) 14時頃
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〜〜 っっ
[じぃんと痛む両手を膝の上に引っ込めた。 口を横一文字に引いて唇を内側に入れ込む。 少し唇の力を緩めてから、息を吐いて、言葉を出す。]
ちょっと 最近、おもってたんだけど 私って フランクにとって何? 彼女だよね?
(307) wallace 2015/07/11(Sat) 14時頃
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|
……まだ、学生気分のガキだとおもってる? ……それとも、将来の巫女様って崇めてるつもり?
私って女としてそんなに魅力ないかな!
[語尾は上がらず、感情任せ、勢い任せ。 椅子から立ち上がって、 フランクを涙たっぷり浮かべた赤い目で見おろしながら]
(308) wallace 2015/07/11(Sat) 14時頃
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―――…… それなら、 もう 別にこれ以上 わたしと付き合 ―――
[それから先の言葉を言った記憶はない。 その後、どうなったかは今でも覚えているけれど。**]
(309) wallace 2015/07/11(Sat) 14時頃
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*
*
*
(310) wallace 2015/07/11(Sat) 14時頃
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― 神殿 沐浴場 ―
懐かしいなぁ。
[何年前だったっけ、と。 ぷかり、沐浴場の真ん中で星を仰ぎ見ながら水面に浮かんでいた。]
(311) wallace 2015/07/11(Sat) 14時頃
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ふふっ…
[感情任せの性格は昔から変わらない。 だけど、今自分が好きなエフと、昔好きだったフランクが、 顔や声は似ていても、行動は全然似てなくて思わず笑った。]
へんなの。
[重ねてしまう。 身体は覚えている。]
[嘘じゃないし、夜を前にして思い出してしまっている。]
(312) wallace 2015/07/11(Sat) 14時頃
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[でも、 時計塔の上で、エフと2人で話をしていた時。 私は一度も――思い出さなかったし、重ねなかった。
「 …目。」 と、言う顔が、声が、思い出されて、 ぶく、と身体を水の中に沈めた。冷たくて気持ちがいい。]
(313) wallace 2015/07/11(Sat) 14時頃
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ぷは!
[ざぶ、と顔を自ら出して中央の窪みに足をつける。 面倒なので薄布一枚纏ってない状態で、 濡れた髪の重力に任せるよう天井を仰ぎ見る。
両手を水に浸し、腰から下も水の中。
広がる波紋の中心に立ち、 ――― 捧げるのは祈りであり、*夢。*]
(314) wallace 2015/07/11(Sat) 14時頃
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― 神殿 奥の間へ ―
[滝の轟音が近くに聞こえる長い渡り通路を 歩いた先にある離れのような場所へと向かう。
沐浴を終えれば、侍女頭が専属で身支度を整える手筈。 薄布一枚羽織り、口には紅が引かれた。 編み込みのない髪はいつもより少し長く感じる。]
――…
[エフは大丈夫だろうか、と、心配がするけれど、 もう少しでまた会えるという嬉しさが先に募る。]
(315) wallace 2015/07/11(Sat) 22時半頃
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ここまででいいわ。 後は1人で行く。
[侍女頭の足を止めれば深々と頭を下げられる。]
(316) wallace 2015/07/11(Sat) 22時半頃
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[扉に手を掛けたあたりで、一度動きを止めて 深呼吸を一度。肺に酸素を満たす。
よし、と気合を入れれば扉を開く指に力を込めた。]
…、…
[部屋はそんなに広いわけではないが(巫女視点) 白で統一された簡素な部屋。 扉と対面した位置に窓がひとつあり、開けば滝が近くに見える。 そして、部屋を取り囲むように室内水路が流れる。
あと、部屋の真ん中に 寝具がひとつと枕がふたつのお約束。]
(317) wallace 2015/07/11(Sat) 22時半頃
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|
……… いや、 だから
[想像できないんだってば、とは口にはせずのまま。 裸足でぺたぺたと部屋の中へと進んでいく。]
…エフ、まだかなぁ。
[ぼふっ、と柔らかい掛布団の上に身体を委ねる。 色々あった試験の日々で。 今日がやっぱり一番色濃く感じていて、 走り回って頭も死ぬほど使って、
疲れた。]
(318) wallace 2015/07/11(Sat) 22時半頃
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……
[幸せな気分も確かにあるけれど、 布団に吸い込まれたこの状況は 違う意味で危険だった。 だが困った事に全く抜け出せる気がしない。 むしろこの誘惑に負けてしまってもいいとすら思えている。
つまり、眠くなった。 ねむ…。
ぱた。**]
(319) wallace 2015/07/11(Sat) 22時半頃
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━─ 支度と、 ──
[沐浴を済ませて、それで終わり。ともいかないらしかった。濡れた服を着替える前に、「身支度」を瞑目に剃刀をかまえた侍女らに髭を剃られた。 ……いまさら、ここで抵抗してもとやむなくされるがままに任せることにする。
なになにしろ。といわれるよりも世話をされる方が、 なるhどどうにも慣れないものだと感じる。]
(320) miseki 2015/07/12(Sun) 12時頃
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|
── 神殿、奥の間 ──
[布一枚を縫った服は、それでもやはり少し落ち着かない。 慣れない裸足で廊下を歩く。ぺたん、ぺたんと音がした。
こんな風なのか、と思いながら侍女の後をついていく。 無言が少し気になりはじめた頃合で、 ──「ここです」と、ドアがひとつ示された。]
(321) miseki 2015/07/12(Sun) 12時頃
|
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、……先に?
[こういうときに、巫女と呼ぶべきか名で呼ぶべきかを迷った結果の主語なしの疑問。こくりとひとつ頷きだけが帰った。少しだけ緊張する。]
(322) miseki 2015/07/12(Sun) 12時頃
|
|
[扉を開けば、白い壁と天井が見えた。 一般人からすれば、やや広めのワンルーム。
真っ直ぐ手前に窓と、それから。 わかってはいたが寝具が設置されている。]
……、
[では。と背後で声がした。扉が閉められた。 殆ど音が立たないのは、さすがだった。]
(323) miseki 2015/07/12(Sun) 12時頃
|
|
…、
[踵から、音をさせないように、 そっと足を下ろして歩く。 布団の上、広がる赤い髪が見えていた。]
(324) miseki 2015/07/12(Sun) 12時頃
|
|
[起き上がる前に、布団まで辿りつけてしまった。──寝ているだろうか。そうでもしかたないな。と思う。]
…… お疲れさん。
[顔を上からのぞきこんで、ややも笑みを含んでしまうひそめた声をかける。ころがっている足元らへんに よっ、と腰を下ろした。]
(325) miseki 2015/07/12(Sun) 12時頃
|
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[寝たふりか寝ているか。呼吸音に耳を澄ませる。 肩越し見やった顔。薄く開いた唇に紅色。 そのくせ、目を閉じた顔は無邪気そうだった。]
…、───。
[膝に肘を乗せて、指を組む。 声無しのまま深く息を吸った。 ──呼吸と、微かな水音のみの空間。]
(326) miseki 2015/07/12(Sun) 12時半頃
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|
[流石に寝ている相手に噛みつく気は起きなかった。──実際、疲れているのだろうし、明日以降ものんびりというわけにはいかないだろう。]
…
(ただ、背に、人の存在を感じる。 ふ、と音を立てないように笑った。]
(327) miseki 2015/07/12(Sun) 12時半頃
|
|
[布団に吸い込まれて、そのまま見事に寝落ちていた。 短時間で、深いやつだ。 夢も見ず、何でこの布団に寝てるのかも忘れ落ちていた。
エフが部屋に入って、そう待たない程の間。 びく!と頭から足元までが震えて]
、ん
[やば。と心の内で小さく焦る。 寝てた、どうしよ、 と薄ら目を開いて 視界の端に入ったエフの輪郭を捕えれば、]
(328) wallace 2015/07/12(Sun) 15時半頃
|
|
……、……
[緊張していた身体の力を緩める。 来てたし、起こさず待っていたのか、 という優しさを感じるけど]
眠ってた姫をキスして起こすみたいな 気の利いた事してよ。
[思った事は言っておく。 しないだろうなというのも察して言う確信犯。]
(329) wallace 2015/07/12(Sun) 15時半頃
|
|
[だから、すぐに、ふふっ、と笑って身体を布団の上で丸くする。]
…あ
[こちらに向く顔に気付けば、髭がないのに気付いて さっそくやられたな、と思う。 人差し指で自分の顎の輪郭をなぞるよう触れ、笑みを浮かべる。 視線は少し、心配の色も乗せて。]
(330) wallace 2015/07/12(Sun) 15時半頃
|
|
…、最初は不自由に感じるわ。
[そういえば、よいしょ、と上体を起こして 薄布が胸元あたりではだけかけたので、 うお、と言って直してから、じと、とエフを見た。
少し考えた後、布団に膝立ちして エフの背に抱きつく形に落ち着く。 肩口から横顔を覗かせるようにして、]
(331) wallace 2015/07/12(Sun) 15時半頃
|
|
別に私は、無理してしなくてもいいかなぁ なーんて 思ってるんだよね。
まあ、…まあ、したいならぁ? いいけどさ、 ……
[自分は結構ご無沙汰だしなぁ。 とは流石に言わず飲み込んで。]
もう少しだけ エフとのこの 距離を楽しみたいって思う。
[寝て肌を重ねて、相手をより知って。 それも悪くはないと思えているけど。]
(332) wallace 2015/07/12(Sun) 15時半頃
|
|
…… 、するいね。私。
[瞼を落として、 肩口に額を前髪ごと埋める。]
(333) wallace 2015/07/12(Sun) 15時半頃
|
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もっとエフといちゃいちゃしたいし キスだってもっとしたい。
けど、…
[男女の関係って難しいなぁ、と心底思う。]
ううぅぅ〜〜〜んんん
[悩んでます声を耳の傍で発する。]
(334) wallace 2015/07/12(Sun) 15時半頃
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|
いや、でもっ それじゃ さすがにっ まずい、か
[とても端切れの悪い言葉を吐きだしてから、 背に深く息を吸って吐く気配を伝える。
落ちつこう。]
(335) wallace 2015/07/12(Sun) 15時半頃
|
|
[どこから何を話すべきかなと、僅かな思考の間。 こっちを向いてと促して、お互いの恰好を見れば 変な笑いが出そうになるけれど、それはそれ。
掛布団の上に足を揃えて曲げながら座る。 手を膝の上に添え、]
ねぇ、エフ
[淡く笑みを浮かべるけれど、 面持ちは少し緊張したような、 真面目で少し硬い顔。]
(336) wallace 2015/07/12(Sun) 15時半頃
|
|
昔からいろんな場所を見に行ったよね …いろいろ、私なりに世界を見てきた
[遠く過去を馳せる。 瞼を少し落とせば睫毛が揺れる。]
白い大樹のある場所 綺麗な水が流れる街 里にはない四角い家が並ぶ都市
疫病が流行った村 戦が起きた跡地
(337) wallace 2015/07/12(Sun) 15時半頃
|
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…、世界の平和の全てを 私1人でどうにかできるとは思ってない
だけどね、 だけど、 水だけは…違う。って思っている。
(338) wallace 2015/07/12(Sun) 15時半頃
|
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綺麗な水があれば、人は生きられる。 作物は実るし、何か作る時だって水は必要だわ。
だから、その水を巡って 人が争う未来は見たくない。
[少しずつ声に、力が込められる。 周囲の空気が、凛と、清まる錯覚。]
(339) wallace 2015/07/12(Sun) 15時半頃
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そのために私はこれから、 巫女として頑張って行こうと思っている。
[視線を上げ、正面にエフの顔を捕えてから]
(340) wallace 2015/07/12(Sun) 15時半頃
|
|
私の夢は、“水戦争を起こさせない事。”
[祈りの中心。夢を告げる。]
(341) wallace 2015/07/12(Sun) 15時半頃
|
|
こっ ぱずかしくって…誰にも言わなかった。 ……言えなかった。
だけど、―――… エフには知っていて欲しいと思ったんだ。
[そこまで言えば、はーー、と肩の力を抜いて脱力。 それから、えへへ、と照れてはにかんだ笑みを顔に浮かべた。]
(342) wallace 2015/07/12(Sun) 15時半頃
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|
…うん、だからさ つまり、まあ 逃げる気ないけど
今も、 逃げるのはやめる。
[顔を上げ、]
私は私の夢を繋げなきゃいけないんだ。 そのためには、あなたが…エフがいなきゃだめ。
[じっ、とエフの顔を見るけど、ここまでよく頑張った。 だがもう限界だ。ふはっ、と笑いが溢れて、]
(343) wallace 2015/07/12(Sun) 15時半頃
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|
……、 これ以上、先は 女の子にはあんま言わせないで欲しいなぁ。**
(344) wallace 2015/07/12(Sun) 15時半頃
|
|
[寝顔を眺めていられた時間はそう長くもない。 上にかけるものなくこのまま朝までだと、 少し寒そうかとか、そんなことを考えていた。 どうも"清め"の効果はあったらしい。 不埒な気分を溶かす意味では。]
[益体もないことを考えている間に、 眠たげな声と共に体がつっぱる。 お。と思う間に目がほんやりと開いた。]
……はようさん。
[笑う。]
(345) miseki 2015/07/12(Sun) 22時半頃
|
|
[視線がゆっくり焦点を結ぶ。 振り返った姿勢のままでいると、 注文が飛んだ。]
───、そりゃ気が利きませんで。 お姫さまの夢は覚えとく。
[>>329 真顔の後に笑って、希望は希望として、 しっかりきいておくことにする。]
(346) miseki 2015/07/12(Sun) 22時半頃
|
|
[おかしそうに噴きだす顔。なぞられる輪郭にああ。と浮かべる笑みがはにかみを含む。]
…変か? いつもより涼しくて妙な感じはするが。
[多少若く──というか、年相応に見えるか。 ややも落ち着かない気分で聞いて、 心配そうな顔に、ん。と表情を和らげた。]
不自由、っつーかなんつーか。 驚きはするし落ち着かねえな。
あと。
アマルテアの成育環境だな。 と思った。
[生育環境の一端を垣間見たような心地はあった。ただ、まあ、それは大なり小なり相手の家に深く関わればあることだ。受け容れられないようなことはされていない──というかどちらかといえば、試験中の持ち物チェックの方が。と思ったが口には出さずにおいた。]
(347) miseki 2015/07/12(Sun) 22時半頃
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|
[寝転がっていたアマルテアが身体を起こす。 身動きすれば布がずれて、]
…………
[つい、視線がいくのをしっかり見られて じとり。と睨まれた。]
…。
[睨まれる点について反論はないが、 王子が寝込みを襲うのはよくて、 はだけた胸を見るのはダメなのか。 乙女の基準というのは謎だな、と どうしようもないようなことを思った。]
(348) miseki 2015/07/12(Sun) 22時半頃
|
|
[背中に、やわらかい重みが乗る。 距離が詰まると、互いの水気を感じられた。]
ん。
[片手は布団について重みを支える。 横顔に視線を向けて、続く言葉を聞いた。]
(349) miseki 2015/07/12(Sun) 22時半頃
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|
……
まあ、急ぎすぎも、風情がなあ。
[別段、深く知ることを拒みはしないが。 今の時間は今のうちだとも思う。 一日だけみたいなもので、それはそれで。 少し勿体ないだろうかとか。色々。]
(350) miseki 2015/07/12(Sun) 22時半頃
|
|
[考えてる間に、肩に顔が埋まる。]
… どうしてそこで自分を 小突こうとすんだろうなお前は
[少しの苦笑。重みが乗った方の腕で、 ぽすん。と頭に手を乗せる。]
(351) miseki 2015/07/12(Sun) 22時半頃
|
|
[続いた言葉は、素直に、ストレートに 好意を感じてくすぐったくもうれしいと感じる。 どうも、何かで悩んでいるようだったから、 その場で口にはしなかったけれども。]
どーした。
[声だけで聞いて待つ。自分の中でふんぎりをつけたらしき声に、よ。と体の向きを変えた。 片膝を立てて、布団の上で向き合う形になる。]
(352) miseki 2015/07/12(Sun) 22時半頃
|
|
[見つめる先に緊張した笑み。 ん。と名前に相槌を打った。
語られる"視察"の旅行先に、 馳せるように、同じに瞼が少し下りた。]
(353) miseki 2015/07/12(Sun) 22時半頃
|
|
[決意じみた言葉、過去から辿って少しづつ 語りは現在の気落ちを経て。
それから。
未来(さき)へと繋がって聞こえた。]
(354) miseki 2015/07/12(Sun) 22時半頃
|
|
[聞きながら、過去の巫女について、 まだ決めない。と言っていた言葉を思い出す。
最初の巫女が、彼女の祖先なら。
そう、澱みはしなかったのではないかと、 そんな考えが少しだけ過ぎる。]
(355) miseki 2015/07/12(Sun) 22時半頃
|
|
[真っ直ぐに視線を受け取って、 言葉に包まれたこころの真ん中に 触れたような心地で、目を眇めた。]
…… いい夢だと思うぞ。
[中心を。本当に柔らかい望みを。 人へ話すのは、言葉の空気に触れさせるのは。 きっと、怖くもあったろうと思えば、 口にはせずも、向ける視線は柔くなった。]
(356) miseki 2015/07/12(Sun) 22時半頃
|
|
[だから。と続く話に顔が上がる。 流れる心を途中で止めはせず、視線を受けて]
… ああ。
[ぱち、と一度瞬いてから、 ふと。少し苦笑がもれた。]
(357) miseki 2015/07/12(Sun) 22時半頃
|
|
[視線を受け止めたまま少し考えるようにして普段と違った感触の自分の顎を撫でる。 それから。よ。と膝で距離を詰めた。]
…んん。
[じ。と額と額を近づけて、視線を合わせたまま、両の肩に手を置いて、──そのままゆっくり、アマルテアの上半身を布団に押し倒す。]
……、逃げ、だとは思わないけどな。
[両足は寝かせた体の横。いいつつ笑って 額にしゃれるようなくちづけをひとつ。 こめかみから、耳元へ、辿るように手を添えた。]
(358) miseki 2015/07/12(Sun) 22時半頃
|
|
[指先はこめかみに、手首は顎近く。 手の大きさと比べられて、 見下ろす顔は、余計に小さく見えた。 少し笑う。わしゃりと髪を乱してやった。]
〜んん、んん。
[ただ。そうなあ。と少し悩む。目を閉じてブリッヂに手をかけて眼鏡を引き抜く。枕横に手を伸ばしてそれを置いて、代わりに枕を引き寄せた。]
(359) miseki 2015/07/12(Sun) 22時半頃
|
|
[再度、見下ろすのは素通しの視線。眼鏡がないかわりに、近視の目でもその青が見えるよう、顔を寄せる。鼻先へ唇を下ろした。
触れて、距離を測って、 それから、彩をのせた唇へ、 色の淡いそれを重ねた。]
……夢も、今の気持ちも、
[深くはしない。代わりに、息づかいと音の振動が感じられる距離のままで言葉を紡ぐ。]
(360) miseki 2015/07/12(Sun) 22時半頃
|
|
[笑う息で頬をくすぐって、確かに。"今"が、一日では短いと思う。 それも本音で。ただ、同時に前へ進もうとしているその隣に並んでやりたいというのも本当だ。だから、]
……両方、大事にしたい、 俺としては現状──
(361) miseki 2015/07/12(Sun) 22時半頃
|
|
もういい、ってくらいまで 甘っ たるいことでもしてみるか、
って気分だな。
[さてどこまで、どちらに"待て"が利くかは この場合、さておくとしても、*だが*]
(362) miseki 2015/07/12(Sun) 22時半頃
|
|
[気が利かない王子様の返事を聞けば、 よろしい、と頷きを返す。>>346
髭を剃られ涼しくて妙というエフに、>>347 明日は止めなきゃ髪を勝手に切られるわよ、 と言っておいた。
自分の生育環境だと言われれば、 横になったまま瞬き、]
…、私にとっての普通よ。 でもこれが普通の人とは違うっていうのは解っている。
身の回りの事はやってくれるし、 食事の管理はされているし、……
[思う所があり、少しだけ間。]
(363) wallace 2015/07/13(Mon) 01時頃
|
|
私は…エフが、どうやって育ってきたのか知りたい。
小さい頃の夢はなんだった、とか 好きな食べ物、好きな曲、…なんでも… 他愛のないことでも 知りたいなぁ。
[身を起こして背後に回り並ぶ顔。 横顔に時々、眼鏡の端が触れて楽しくなる。
頭の上に手が乗れば、 まだ乾ききらない髪の冷たさを伝える。 それと同時に、手の大きさも温もりも伝わり 自然と瞼が落ちて緩む口許。]
(364) wallace 2015/07/13(Mon) 01時頃
|
|
[覚悟を決めてふわふわした布団の上で向き合うけれど、 >>352片膝を立てれば太腿が覗いて、 視線が一秒奪われたけれど一瞬で逸れた。 その後、上見ればいいじゃん、と視線は顔へ移動。 なるべく視界に入れないように、と変な自制。
20まで生きてきて、経験を積んで 出した答えという名の夢を口にする。]
―――…、うん
[いい夢と言われれば、安堵する心と。 しん、とまたあったかい雪が染みてくる感覚。]
(365) wallace 2015/07/13(Mon) 01時頃
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|
[夢を叶えるだけではいけなくて。 それを受け継がせる人が必要で。
だから、まあ、要は 子供作れって事なんけど。 そんな事を口にする事は出来なくて。 いや、エフはもちろん解ってくれているのは感じているけれど。
と、脳内がやばいぐらいにぐるぐるした位で、 向き合っていた二人の距離が縮む。]
(366) wallace 2015/07/13(Mon) 01時頃
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……ぅ
[来るか。来るのかよ。って小さく唸る。 眼鏡越しに奥の瞳をみつめたまま、 見えるエフの背景が変わる。]
――― …
[身体がさっきまで寝ていた布団に逆戻る。
とりあえず止まれ心臓。 いや、止まったらだめだ。 静まれ!心臓!!]
(367) wallace 2015/07/13(Mon) 01時半頃
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…、…そっか
[ほらもうそんな事考えているから、 適当な相槌みたいな返事しかできない。
逃げじゃないと言われて、嬉しいんだけど ちょっと、マジで、心臓煩い。]
(368) wallace 2015/07/13(Mon) 01時半頃
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…、…
[額に顔が近付けば、言われもしてないのに目を閉じて。 その状態のまま、添えられる手の温度を皮膚で感じる。]
…… な、によ
[言葉はどこかぎこちなく喉から出て。 変な緊張をした状態を解すみたいに髪を乱された。]
(369) wallace 2015/07/13(Mon) 01時半頃
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ちょ っ、 こら!
[髪は女の命なのに!と、思わず素の声が出て。 笑う顔が近くに見えるだけで、 ああちくしょう好きだな、と思ってしまって。
やばい。]
(370) wallace 2015/07/13(Mon) 01時半頃
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[追い打ちだろうか。 何で眼鏡外したの?邪魔なの?そうなの? いや、そうだよね。動いたら邪魔だよね。
…
いやいや、そうじゃなくて。 普段の見慣れた顔が、眼鏡ひとつないだけで 違った印象に変わってしまうんだ。
眼鏡は顔の一部だから、 なんかちょっと不思議な気分。]
(371) wallace 2015/07/13(Mon) 01時半頃
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っ
[瞳の色と、そこにうつる人まで解る距離。 鼻先に唇が落ちればまた反射的に閉じる目。
きっと何度も重ねたら、 この唇が当たり前になって、 この最初のドキドキした感じとか そういうのが薄れていくのだろうか。
なんかすごい 勿体ないな、と思えるくらいには。 寄せられた唇が好きだ。]
(372) wallace 2015/07/13(Mon) 01時半頃
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|
……
[近すぎてぼやけるくらいの位置にある顔。 産毛も見えるくらいの距離に、 心拍数がやばいくらい上昇してて、 最高に末端冷え症状態になっている。]
(373) wallace 2015/07/13(Mon) 01時半頃
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……エフって、なんで、そんな 余裕あるような事言えるの?
[両方大事に、と、言われて次の言葉との隙間に返す言葉。
ただ。 ただ、続いた言葉に、>>362
か、あああああああああああああああああ。 と、一気に頬が高揚して耳が熱くなった。]
(374) wallace 2015/07/13(Mon) 01時半頃
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よっ く、も まあ、 そンな 恥ずかしい せりふをっ…!
[そりゃあ、出てくる言葉なんてぎこちがない。 当然だ。めっちゃ恥ずかしい。]
(375) wallace 2015/07/13(Mon) 01時半頃
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|
これ以上、そんなこと言われると 〜〜〜っ と、とける
[あああ、ともうだめだと両手で顔を覆った。 助けて神様。ご先祖様。心で呼びかける。]
(376) wallace 2015/07/13(Mon) 01時半頃
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いっそ勢いでぶち込まれた方が マシなんじゃないかって思うレベル……
[エフの顔が見えない状況だと気付けば、 少しだけまあ、いつも通りな言葉は言えた気がする。 しかし内容は酷かった。]
(377) wallace 2015/07/13(Mon) 01時半頃
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……っ くそぅ。 なんか、くやしい。
[うぅ、と唸ってからそろりと顔を覆う指を開いて 指の隙間からエフの顔をじとっと見る。 それから、〜〜、と悶絶するように足を捩らせた。 そのせいで少し足の隙間が涼しくなったので 慌てて右手が足元に伸びて布を整える。]
(378) wallace 2015/07/13(Mon) 01時半頃
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あーーもーーぉぉぉ…
[ベタ惚れじゃないか。 どういう事なの。って自分に問う。
だってあんなに嫌ってた時期もあったのに。 顔も見たくない時期もあったのに。
なんで?って思っても、 好きになったらその時期すら愛おしく感じられて。]
(379) wallace 2015/07/13(Mon) 01時半頃
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……
[残っていた左腕を伸ばし、エフの胸倉辺りの布を掴む。 近すぎる距離がそれでも遠いと引き寄せて、]
…なによ。 なによ。なによ!
じゃあやってみなさいよ。 ずっと昔っから好きだったんでしょ?
やりたかったこと順番に やってきゃいいじゃない…!
[やけくそみたいな言葉を吐いてから、]
(380) wallace 2015/07/13(Mon) 01時半頃
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っっ…
エフの、その甘い欲も、 どんなんでも、ぜんぶっ 私によこせって いってんの!!
それくらい好きだから ……っ
[思いを口にして、なんか恥ずかしくて息を吞む間。 眦を赤くしながら、睨むよりは緩いけれど 何故か少し鋭いような視線。]
他の人になんてあげたくないし、 あげるつもりもないから!
(381) wallace 2015/07/13(Mon) 01時半頃
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〜〜… 名前っ 呼んでよ。
[突然の要求を突き付ける いつもの我儘な素振りを見せるけど、 エフの口が薄く開けば音を発するより先―――
胸倉を掴んでいた手を解いて、 両腕を少し癖のある髪に絡めるようにして頭を掴む。 勢い任せてそのまま自分に引き寄せれば、 こちらから唇を寄せて紅を移し弾力だけを伝える。]
〜〜〜…
[べり、と両手で頭を掴んで肘を伸ばして顔を離す。 どんな顔をしているか予想はできないから じっ、と真顔で見つめてから口を開く。]
(382) wallace 2015/07/13(Mon) 01時半頃
|
|
とりあえず、
…私は、 朝起きた時も、 仕事に行く前も、 仕事から帰って来た時も、 寝る前も…
絶対に キスしたい
……です。
[何の意思表明だと思うけれど、 自分の中の随分と恥ずかしい系の欲を言った気がして、 何故か語尾が珍しく敬語になった。**]
(383) wallace 2015/07/13(Mon) 01時半頃
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|
―神殿 門前―
[神殿の門の前。 里へと続く道の先を何度も見ては うろうろと門の前を右往左往する。 一緒に巫女さまの帰りを待つ門番の同僚は呆れ顔だ。 何度目かもわからない往復を繰り返すわたしに 待ちわびていた声がかかる。>>218]
お…おかえりなさいませ! 巫女さまっ
(384) bou 2015/07/13(Mon) 02時頃
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[巫女さまとエフさまを迎え、 巫女さまへ、こくこくと頷く。
試験は全て終わった。 これから先が祭りの本題といってもいい。
…でも、それよりもわたしには どうしても気になることがあって]
わ、 わかりました! …あ、あの 巫女さま、
(385) bou 2015/07/13(Mon) 02時頃
|
|
[お相手は、などと今ここで聞くのは きっと早計で失礼だろう。なんたって大事なお相手だ。
でも気になるものは気になる。 ここ一か月はわたしの頭にはこの事しかなかったのだ。
そう思っていたのがそのまま顔に出たのだろう。
巫女さまはわたしの顔を見て、 晩御飯のメニューを言うような軽さでお答えになる。
巫女さまとエフさまの顔を見比べて わたしの口からうっかり漏れたのは間抜けな声]
へ。
(386) bou 2015/07/13(Mon) 02時頃
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|
へあっ? あ、っと、 え、えっと あの その
お、おめでとうございます!
[驚きに金魚のようにぱくぱくと口を開けたまま、 絞り出すように返して頭を下げる。 念を押すような巫女さまのお願いにもなんとか頷けた。
驚きと安堵と嬉しさと、やっぱり驚きで 真っ白になった頭にしては頑張ったほうだと思う。]
[……巫女さまがエフさまに甘える様子を うっかり金魚のように口を開けて 眺めてしまったのは、失敗だったと思うけど。]
(387) bou 2015/07/13(Mon) 02時頃
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[ラルフたちの元へ向かうのだろう巫女さまの背中を見送った後。 残されたのはエフさまとわたし。
声>>295をかけられて、朝程ではなかったけれど 思わず変な声が出た。]
ふぁ 、ふぇぇいいっ …し、失礼しました。
この後 儀式がございますから、 ご、ご案内させていただきます
(388) bou 2015/07/13(Mon) 02時頃
|
|
[上の空になりかける頭をなんとか戻して エフさまへと沐浴などのこれからの予定の 簡単な説明をする。 途中、あ、と思い出したような声を上げたのに わたしはエフさまの顔を見て小さく首を傾げた]
[昼前に聞かれた花の事と ありがとな、と感謝の言葉にわたしは目を瞬かせた。
小さく笑うさまに。 いろんな思いでごちゃごちゃになった頭が、 ようやく一つの思いにまとまった。]
(389) bou 2015/07/13(Mon) 02時頃
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|
…巫女さまのおとなりが、
エフさまなら。
巫女さまは、
安心だなって思います。
(390) bou 2015/07/13(Mon) 02時半頃
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エフさまは、お優しいから。
いろいろ教えて下さるから。
(391) bou 2015/07/13(Mon) 02時半頃
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|
ありがとう、ございます。
(392) bou 2015/07/13(Mon) 02時半頃
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エフさま
これからも、ちゃんと渡してくださいね
ちゃんとエフさまから 渡してあげてください。
(393) bou 2015/07/13(Mon) 02時半頃
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|
[わたしよりずっとずっと頭がいいはずなのに。 わたしはなんだか、不器用なひとみたいだって思う。
それでも、あの時渡せなかった花は、 十数年もかけてようやく渡せたのだ。
それがわたしは嬉しくて。
嬉しさや、寂しさに込みあがりそうになるものを、 必死で抑えて、わたしはエフさまへ笑った。
心のからの感謝をこめて、頭を下げて。]
巫女さまを、よろしくお願いします。
(394) bou 2015/07/13(Mon) 02時半頃
|
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― 朝 厨房 ―
[祭りはこれからが本番だ。 いつもの仕事の上に祭りの準備もある。 神殿の誰にも仕事は山のように来て、 わたしも例外じゃなかった。
厨房へ軽い用があったわたしに、 ラルフから声がかかった。 手招きされて首をかしげた私の口に、 小さな肉の一切れが入れられる。]
(395) bou 2015/07/13(Mon) 02時半頃
|
|
…おいひい…! んん、全然だいじょうぶ。 [こんなにおいしいというのに、一体何を不安になるのか。 心配そうな顔をしたラルフに、 わたしは親指を立てて何度も頷いて。 おかわりしちゃいすぎて太りそう、こわい。と 漏らして、じっくりと味わってからのみ込んだ。]
(396) bou 2015/07/13(Mon) 02時半頃
|
|
[この忙しさがひと段落したら、 パンケーキでも食べようと誘われれば、 わたしは小さくガッツポーズをとって頷いた。
昔にパンケーキタワーを作ってもらって 食べた時の事を思い出す。 少し太ったことも、いっそ後悔はなかった。 おいしかったのだから。]
(397) bou 2015/07/13(Mon) 02時半頃
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[…パンケーキも、この朝ごはんも。
彼が、こんなに美味しいごはんを 作れるようになるまで、どれだけの努力をしたか。
本当にほんの少しの片鱗でしかないけど、 わたしは知っている。
じ、と彼の顔を少しだけ見て。 わたしは一つ、小さな決意を固めた。]
…ね、ラルフ。
その時にでもさ また、お茶の淹れ方教えてほしい。
次こそちゃんと覚えるから。
(398) bou 2015/07/13(Mon) 02時半頃
|
|
[祭りの最中は本当に、本当に忙しかった。
この祭りは、次の巫女さまを御産みになる為の祭り。
それが、わたしにとってどういうことか。 深く考える暇も与えないほどに。]
(399) bou 2015/07/13(Mon) 02時半頃
|
|
[大人に子供。里のものや、旅行客まで。 その日の神殿の広場にはたくさんの人が溢れていた。
巫女さまの演説がこれから始まる、という事で一部を一般開放した神殿で、わたしはこの日も仕事に追われている。
神殿へとまた一人二人と来る人々を門の前で案内する中、 巫女さまの演説は始まった。
人垣の向こう、神殿の奥に見えた巫女さまの姿はとても小さく。マイクからの声が、離れた門の前まで届く。]
(400) bou 2015/07/13(Mon) 02時半頃
|
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……………
[生まれてすぐに、わたしは 家族と共に巡礼の旅に出た。
文字の勉強も、巫女についても。 勉強したのは巫女さまの絵本。]
(401) bou 2015/07/13(Mon) 02時半頃
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|
……、 っ、
[巫女さまの立つあの場所で。
本当に小さなころ、 二人でかくれんぼをしたのを覚えている。
大きな柱に隠れたわたしは、すぐに見つかった。
かけっこもなんだって、巫女さまは わたしよりもずっと上手。
巫女だから、というだけじゃなくて、 わたしは彼女に憧れた。]
(402) bou 2015/07/13(Mon) 02時半頃
|
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……っ 、 ぅ
[歳を重ねるほどに、巫女さまの力は強くなった。
いつか、フランクさまが お亡くなりになってしまった日。 里の水のデータを集めておいて、と 頼まれたのを思い出す。>>0:301
わたしよりも、 ずっとずっと悲しかっただろうに。
それでも仕事をこなすさまに責任、という言葉を思った。
こんなに重たい仕事を、彼女は逃げずにこなしている。]
(403) bou 2015/07/13(Mon) 02時半頃
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|
[巫女さまの仕事をしている時の 彼女が、幸せであるかどうかはわからなかった。
でも、それでも 仕事に向かう姿は、かっこいいと思った。]
――――っ ぅう、
[変わらないドジのわたしは 巫女さまにどんどん追いつけなくなった。]
[だからこそ、憧れはとてもとても強くなった。]
(404) bou 2015/07/13(Mon) 02時半頃
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|
うぅう、 ぅぇ…っ
[絵本で読んだ憧れの巫女さま]
[演説をする憧れの巫女さま]
[わたしの思う最強のヒーローは、
次の巫女さまが生まれれば
いつか普通の女の子になる。]
(405) bou 2015/07/13(Mon) 02時半頃
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|
[巫女さまは巫女さまじゃなくたってかっこいい。 巫女さまじゃなくなったって、だいすきなのは変わらない。 わかってるのに。
ヒーローの最後には、最高のハッピーエンドを。 それを、エフさまなら任せて大丈夫だって。 わかってるのに。
だから、嬉しくて仕方が無いのに。
それでも、ヒーローのお別れがさみしくて。]
ひっ … うええ
(406) bou 2015/07/13(Mon) 02時半頃
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[きっとわたしは、生まれてからずっと 彼女を目指して歩いてた。
彼女は 私の、道しるべだったんだ。]
(407) bou 2015/07/13(Mon) 02時半頃
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[一言一言。巫女さまの声を聴くたびに どんなに我慢しようとしても、 わたしの目からはぼろぼろと涙が落ちた。]
[案内していた里の子供が わたしのことを不思議そうに見ていても 泣き止む理由にはならなかった。]
(408) bou 2015/07/13(Mon) 02時半頃
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|
[…やがて、演説が終わる頃。
わたしは涙をぬぐって、 遠い遠い巫女さまの姿をしっかりと見届けた。
この日のことを、忘れないように。]
(409) bou 2015/07/13(Mon) 02時半頃
|
|
[……やがて、祭りもひと段落して。 約束通りに、ラルフとパンケーキを食べる約束をした。
いつかよりももっともっと美味しくなったパンケーキを 口にしながら、忙しかった日々などを振り返って ひとつふたつと他愛のない話を零した後。
わたしは口を開いた。]
ラルフ。
(410) bou 2015/07/13(Mon) 02時半頃
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|
[祭りの期間中はつけていた慣れない敬称から、 普段通りの呼び方で、わたしは彼の名前を呼ぶ。]
うまく言えないかもだし、 なんか、ごめんかもだけど。
今言わないと今後絶対言わないだろうなって思うから
わたしいま、 すごくすごくまじめな話するね。
(411) bou 2015/07/13(Mon) 02時半頃
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ラルフはさ
かけっこ、どっちが速かったか覚えてる?
確かね、13勝15敗3引き分け。 …あ、うそついた。16敗だったかも。
(412) bou 2015/07/13(Mon) 02時半頃
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ご飯とお茶は、ラルフのが上手で シークレットのおもちゃが出るくらい、運がいい。
でも、わたしは髪結ぶのなら出来る。 掃除だって負けないよ。
(413) bou 2015/07/13(Mon) 02時半頃
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|
…わたしね、巫女さまみたいになりたくてね。 ラルフをライバルだと思ってた。
どっちが巫女さまみたいにかっこよくなれるかって。 巫女さまに追いつけるかって。
でもね、大人になったら巫女さまとの差が どんどんはっきり見えてきてね。
無理なのかもって思った。
(414) bou 2015/07/13(Mon) 02時半頃
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そこに、祭りのはなしは来るしさ。
次の巫女さまが生まれたら、 巫女さまは巫女さまじゃなくなるじゃない。
…巫女さまに追いつけないまま、 巫女さまが普通の女の子になったらね
今まで巫女さまを見て色々頑張ってきたけど、 その目標がみえなくなっちゃう気がしたの。
(415) bou 2015/07/13(Mon) 02時半頃
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|
巫女さまが巫女さまやめたって、 巫女さまがすごいのは変わんないんだけど、
…それでも、なんかこう。 すっごくさみしくって。
[なんだか言ってて情けなくなって、恥ずかしくって。 わけわかんないよね、ってわたしは言って まるでいつかの彼みたいに眉を下げて、 困ったように笑う]
(416) bou 2015/07/13(Mon) 02時半頃
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|
…そしたらね
ラルフが巫女さまの試験も受かって、 最後の試験に残って。
びっくりした。すごいなって思った。 ラルフは巫女さまの隣に立てるんだって。
結果がどうとかじゃなくてね。 ちゃんとラルフの頑張りを 認めてもらったんだなって、思ったの。
(417) bou 2015/07/13(Mon) 02時半頃
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かっこいいって思った。 巫女さまとおんなじくらいすごいって思った。
(418) bou 2015/07/13(Mon) 02時半頃
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|
……でも、ラルフが立てるんなら。 わたしもやっぱ頑張れるかもって。思った。
(419) bou 2015/07/13(Mon) 02時半頃
|
|
だから、
[沢山話しているうちに やっぱりちょっと恥ずかしくなって。]
ありがと。
[一番言わなきゃ、と思っていた言葉は いつかの応援みたいな短い言葉になってしまった。]
(420) bou 2015/07/13(Mon) 03時頃
|
|
[数秒だけの沈黙。 恥ずかしいから、ラルフが何か返す前に わたしは、俯きかけてた顔をラルフにパッと向けて 誤魔化すように少しだけ茶化したように言う]
………なんて。
今かっこよくたって、 すぐ追いついてやるんだけどね!
(421) bou 2015/07/13(Mon) 03時頃
|
|
[かけっこだってなんだって。 負けたままつもりはない。
お茶だってそう。
彼の好意になんとなく気付いていたから、 お茶の淹れ方を覚える気がなかった。
意味なんてきっとなかっただろうけど。 巫女さまと彼を繋ぐ機会が 少しでも生まれるだろうかと思って。
でも、それもやめよう。]
(422) bou 2015/07/13(Mon) 03時頃
|
|
[お茶も、髪を編むのも、わたしが出来る事で。
少しでも、巫女さまに認めてもらえるくらい、
昔、二人で遊んでもらった時くらい。
もっとずっと近くにいれるような、 すごいひとになろう。]
(423) bou 2015/07/13(Mon) 03時頃
|
|
[わたしはラルフへ向けて笑う。
昔、食玩を片手に笑ったように、誇らしげな笑顔で。**]
(424) bou 2015/07/13(Mon) 03時頃
|
|
── 最終試験日、夜。神殿奥の間──
[──とさん。と背をつけさせるのは、 あくまでも柔らかくだ。>>368 素っ気ない返事に少しの緊張を感じる。
"夢"に続く道にあるものは、 俺も、テアも判っているわけで。
それなら、"道のり"を想像するのも、 身構えるのは当然といえば当然だ。]
…いや。
[>>359 ただ、一瞬だけ悩んだ俺に強がるみたいな声がして>>369、また笑う。──かわいいな。と、その言葉は髪をわしゃわしゃにする指に込めた。]
(425) miseki 2015/07/13(Mon) 06時頃
|
|
[口にせずとも閉じた目にも、慌てた声にお 時計塔にいた、数時間前を思い出した。]
───、…
[じわりと口端に笑みが昇る。]
(426) miseki 2015/07/13(Mon) 06時頃
|
|
[「浄化の巫女」なんてお堅い単語からは想像できない、"アマルテア"の表情。声。反応。
ああ。と思う。
"巫女様"を抱きにきたわけじゃなくて。 ただ、でも、アマルテアは巫女で。 どちらの顔もあるのが、"アマルテア"だ。]
… 本心だからな。
[どうして。と言われても>>374、 そうとしか答えられない。 夢も、今の時間も。どちらも大事だ。 だから──今の時間が、自然に夢に続くのなら。 それが、一番、幸せだと思える。]
(427) miseki 2015/07/13(Mon) 06時頃
|
|
[笑っている間にぼやけた視界の中でも 頬が染まっていくのがわかった>>374。]
気が済むまでいちゃいちゃするか。 だの聞くよりは よっぽど恥ずかしくはねーよ
[顔が、手で覆われてしまった。 とける。と聞こえて、少し噴きだす。]
(428) miseki 2015/07/13(Mon) 06時頃
|
|
[手の向こうを覘こうと左に顔をずらす間に、 下からなにか暴れたそうな内心が 垣間見えるような台詞が聞こえる>>377。]
んな もったいねえ食い方 頼まれても ぜってェ やらねえ
[絶対にだ。ひどい内容を一蹴して、 テア。と名前を呼ぶ。]
(429) miseki 2015/07/13(Mon) 06時頃
|
|
[視線は指の向こうの目に合わせたまま。 名前を呼んで待つ間に、 ちら。と指の岩戸が開いた。]
…… なんだ、くやしいって。
[目があった。と思った次に、 両腕の間で、身体がよじられる。 ぱっ。と手が確認する隙もなく ずれた裾を直した。]
(430) miseki 2015/07/13(Mon) 06時頃
|
|
[じたばたと暴れる様子が、少しおかしくて、 同時に、愛らしくて、愛しい。]
…───。
[一度は。自分の手に届くものではないと、 そう思いこもうとして。目を、逸らそうとしたものが、 ── 今、確かに、ここにあって。]
(431) miseki 2015/07/13(Mon) 06時頃
|
|
[内側から光でも溢れるような感覚に、黙っていたのはどれくらいの時間だったろう。
──不意に、ぐい。と胸元が掴まれて手前に引かれた。突然のことに目を見開いて、頬に置いていた方の手が肘まで布団の上にぴたりとつく。]
[なによ!と連呼しだした、胸倉を掴んで、上腕ひとつぶんだけの距離に、俺を引き寄せた当の本人が吠える。がうがうと音が聞こえそうだなとそんなことを思って、]
(432) miseki 2015/07/13(Mon) 06時半頃
|
|
…、
[要求に。一瞬だけ、時間が止まった。 視線が見交わされて、睨むような、 紅を刷いたような眦を、親指でなぞる。
テア、 と二音を紡ごうとして、
耳がするりと動いた風が触れて、 後ろ頭に温度を感じる。]
(433) miseki 2015/07/13(Mon) 06時半頃
|
|
[襟ぐりが解放されたのを知るのは、 それより少し後だった。]
っ
[近いと思うよりも早く、知ったばかりの、 弾むような柔らかさが唇へ触れて、 至近で、見えづらいなかでも、それとわかる一瞬がすぎて]
……、〜〜、
[顔が離される。手前においている左手で唇に軽く触れて、 二度瞬いてから、ぺろ。と紅を写された上唇を軽く舐めた。 味のようなものは、ほどんどしなかった。]
(434) miseki 2015/07/13(Mon) 06時半頃
|
|
[とりあえず。と、前置きに、口を挟むのは待つ。 気が利かない。と言われたのを、思い出す。
おはようも、いってらっしゃいも、 おかえりも、おやすみも。
そう、言葉に置き換わるのに、 じんわりと唇の両端が笑う。 見下ろす恰好、切れ。と云われるらしい髪が、 自分の表情へ、自分自身が、相手へ影をかける。]
…… 了ー解。
[です。と敬語が付け加えられて、 やっぱり、笑ってしまった。]
(435) miseki 2015/07/13(Mon) 06時半頃
|
|
[さら、と指先でアマルテアの額の形を辿るように、前髪を分けた。]
…俺は、朝が弱えから、 お姫さまのご要望にお応えできるかは だいぶ……怪しいが。
[王子さまのようなお目覚めのキス、──というのは、常には望めないやつだけれど]
……甘えて 伝え忘れないようには、する。
[前髪ではなくて。普段は見えない額に軽くキスを送って、 よ。と隣に寝転がることにした。潰しそうで怖いというのもひとつ]
(436) miseki 2015/07/13(Mon) 06時半頃
|
|
[それならやってみせろ。と、 そう言われたからが、もうひとつ。]
順番にやってったら、
…… 何年かかるかわからないな。
[横向きのまま、腕をアマルテアの身体に回して 向き合うような形で抱き寄せる。 腕ひとつぶんの距離も埋めてしまって、 下になったアマルテアの右の手に、指を絡めてやる。]
(437) miseki 2015/07/13(Mon) 07時頃
|
|
[自分の右手で抱き寄せた腰に腕を乗せるまま、]
… ちびのときに憧れたのは、 学者だったな。
[引き寄せて繋いだ白い手の、 ひとさし指に、]
好きな食い物なら、オレンジ、 グレープフルーツ。
[次は、手首へ。世話をされているからか。 肌理のこまかな肌には、傷一つ見えない。]
(438) miseki 2015/07/13(Mon) 07時頃
|
|
特定の、は直ぐにはでないな。 あんまり大人しくないヤツのが好きだ。
[次は肩へひとつ。 言葉にするごとに口づけを。] … いつから、ってのは、 正確には覚えてない。
いろんな大事や、大切が たぶん、混じりすぎてるな。
[それから、主語なしでそんな話をして。]
(439) miseki 2015/07/13(Mon) 07時半頃
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……並んで寝たり、腕を貸したり、 だべったり。
そういうのやってると、 あっという間そうで、
ちと、怖いな。
[弱点だと白状された首筋から髪を払った*。]、
(440) miseki 2015/07/13(Mon) 07時半頃
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― 演説の日 ―
[彼女の演説の間は 忙しなく働く使用人すら手を止める。 神殿の広場を囲うように並ぶ屋台。 演説の後のお祭り騒ぎの支度に かり出された青年もその中のひとり。
集まる人々の熱気は開会式を思わせる。 青年は声を張らず、人垣を隔てて彼女を仰ぐ。
そこはもう 涼しい風ばかりがある訳ではなさそうだ。 細めた瞳に浮かぶ笑み。 ちくりと、その痛みは抱いて行こう。 大好きな君に幸あれと。 白い服の胸元に宛てた手のひら。 祈りを篭めて深く、頭を垂れた]
(441) sin 2015/07/13(Mon) 07時半頃
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[休む間もなく祭りは続き]
[ようやく一息つく頃の厨房は、 祭りの後というより、戦跡の風情。 精も根も使い果たした男達は 持ち回りで休暇をとることになる]
[降って湧いた仕事のない時間の使い道。 しばらくどうしたものかと持て余した後、 夜に教科書を開かず地図を開いた。 コンパスで距離を測って線を描く]
(442) sin 2015/07/13(Mon) 07時半頃
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[パンケーキの約束は休暇の前。 大人げなく目一杯全力で作った 冗談みたいな山盛りパンケーキの前で 名前を呼ばれて、フォークを止める。
普段通りの呼び方に油断したから、 前置きにきょとりと瞬いてから すっと、姿勢を正して向き直る]
(443) sin 2015/07/13(Mon) 07時半頃
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[かけっこの勝敗。 半々くらいだと記憶していた]
[バレンタインの玩具の話。 運がいいねって言葉を覚えてる]
[みこさま。みこさま。繰り返しの呼称も、 昔と違って噛まなくなったのだなと思う]
(444) sin 2015/07/13(Mon) 07時半頃
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[ひとつひとつ。 リッサを遮らないように頷き聞きながら。 知っているようで知らなかった幼馴染みの本音を知る。
思えばいつからだろう。 つらいことを誰かと分かち合うことをしなくなった。 それはかっこわるくて恥ずかしいと、 そんな風に頑なに思っていて――
だから、 わけわかんないよねって困り笑いへ。 別に下げてるわけじゃないけど 下がってる眉で静かに首を横に振った]
(445) sin 2015/07/13(Mon) 07時半頃
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…
[比較対象にされたことには、 現金さに思わずくすりと笑みが漏れた。
誰も見ていないと思っていた。 想いを寄せた彼女でさえも。
そっか、と思う。
短く伝えられた言葉が、 少し照れくさくて、 ありがたくて。
誇らしげな顔へふっと浮かんだ笑み]
…うん。
[ちゃんと聞いていたよと頷き容れ]
(446) sin 2015/07/13(Mon) 07時半頃
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僕はさ。
リッサがごはん美味しく食べるとことか。 ほっとして、いつも勇気を貰っていたよ。
またねって。
[もう神殿に戻れないと思ったあの日も]
いつも。 勇気を貰ってたんだ。
[紅茶へのささやかな気遣いは知らないけれど。 いつも勇気づけてくれて。 紅茶を居れる手元が覚束なかった筈なのに、 いつの間にか一人で立っている女の子を見る]
(447) sin 2015/07/13(Mon) 07時半頃
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…ありがとう。
[恥ずかしかったけれど、 誤摩化したそうな空気も判ったけれど。 顔は逸らさず、下げ眉はにかみながら伝える言葉。
いつかの手紙に描いた笑顔は三つ。 アマルテアより身近に居た気がするのに、 やっと、三つ並んだ気がして。
うれしくなって笑うんだ*]
(448) sin 2015/07/13(Mon) 07時半頃
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── 最終試験日、夜。神殿奥の間──
[むっつりのくせに、だいぶ言いたい事は言ってくる。 私はそもそもフルオープンだっていうのに。]
!
[>>428 何やら私の発言>>334を掘り返されて うるさいぃぃ、と顔覆った状態で抗議。声だけ。
酷い内容は一掃された。>>429 「食い方」という表現に、ふ、と笑う気配。
でもそうだねと思う。 自然に、勝手にそうなるんじゃないかな、と。 ようやくそういう方向にも思考が続く。]
(449) wallace 2015/07/13(Mon) 11時半頃
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[唇を舐める舌にも色がほのかに移るのも見えるくらい近い。 了―解、と言われた後。>>435 堪えきれずこちらも恥ずかしそうに笑いが後を追う。]
朝 忘れたら …いってきますで 2回すること。
[前髪を分けられれば、眼鏡のない顔がよく見えて、 青のようで深い碧みたいな色をした瞳で、じ、と見る。]
、ん
[額に落ちた唇は、薄ら瞳を開けた状態で受け入れて、 近付く顎とか首のラインとか、そういうのにもどきりとする。 近い近いと心の中で、ぎゃあぎゃあ言ってる声は内で響くだけ。]
(450) wallace 2015/07/13(Mon) 11時半頃
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[隣に寝転がるエフと同じように、 右側を下にしてこちらも横に。 ふわふわの掛布団がい感じでぺったんこだ。
抱き寄せられればお互いの肌の間には 薄布二枚分しか距離はない。
思わず息を吞んで、赤い顔のまま顔を布団に埋める。 絡む指先、こちらからも力を込めて左手を握り返し、 ふと、手について話をしたなと思い出す。
指の隙間を細い指先が上下して、 剣ダコのない指の、手の皮膚の感触を楽しむ。]
(451) wallace 2015/07/13(Mon) 11時半頃
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…、にあいそう
[学者姿も悪くない。白衣とか案外似合う顔だと思う。 眼鏡がない顔を見て淡く笑むけど、 繋いだままの手の指先に、手首に落ちる唇の弾力に、 いちいち心臓がばくばくしてくる。
でも、その唇の熱い温度が。 しんしんと積もる雪の温度で。]
(452) wallace 2015/07/13(Mon) 11時半頃
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…柑橘好きかぁ
[覚えておこう。と心のメモ帳に書き留める。 オレンジを使ったお菓子なら作れるし。]
(453) wallace 2015/07/13(Mon) 11時半頃
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っ
[曲のメモの途中で、肩に落ちた唇がくすぐったい。
少し耳を澄ませると室内を流れる水の音と、 窓の外から聞こえる滝の音がする。]
(454) wallace 2015/07/13(Mon) 11時半頃
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…… そういうものなのかな
[主語のない言葉には>>439まずそう言い]
全身に電気が走るみたいな ……勢いもあったなぁ……
[身体がくっついているけど、 それが徐々に安心感にも繋がっていく。 ようやっと心拍数はやや早いくらいまで回復。 はふ、と右頬を布団にくっつけたまま 熱い吐息を胸元にふきかける。]
(455) wallace 2015/07/13(Mon) 11時半頃
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そうね。 ……、止まればいいのにね。時間。
楽しいし、幸せだって思えるし、 もっと、こうしてたいって 思う。
[髪が首筋をさらりと流れ落ちていく。 繋いだ手へ視線を向け、布団の摩擦を使って腕を曝させる。]
(456) wallace 2015/07/13(Mon) 11時半頃
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、いたそ。
[腕にまだ残っている傷。 寝ぼけてこけた時のものと、試験中のもの>>0:328]
(457) wallace 2015/07/13(Mon) 11時半頃
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頑張ってくれたんだね。
[ありがと。と、腕に残る傷跡に唇を寄せる。 唇とは全然違う腕の皮膚がつたわる。
ん、と一拍考えてから、 薄く口を開いてから傷口に舌を這わせた。
その状態のまま、視線だけ上げて]
(458) wallace 2015/07/13(Mon) 11時半頃
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……枕 違うけど 寝れる?
[ふふ、と目を細めて悪戯に笑った後、 口を離して顔の位置を戻す。]
(459) wallace 2015/07/13(Mon) 11時半頃
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[にぎにぎと手を握って遊んだり、 見つめ合ってから同じタイミングで笑いあう。 それから自然に重なる唇。
甘ったるいくらいの幸せを感じる。]
(460) wallace 2015/07/13(Mon) 11時半頃
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…そういえば、エフは今までどんな人と付き合ってきたの?
[私に関しては、ある意味、悪い意味でも有名。 しかもそのうちの1人は目の前の相手の弟だ。]
…んーー、私はー、片手以上 両手未満、かな
[ぼろっと突然、言い出すのは昔の数。]
エフはー?
[ほらほら、吐け吐けと左手で布地の上から脇腹をつんつんと二度刺した。 ひひひ、と口を横にして白い歯を見せながら笑う。]
(461) wallace 2015/07/13(Mon) 11時半頃
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[ふわふわの掛布団の上で軽くはしゃげば身体も軽く上下。 ふと、枕の位置が低い?と思い気付く。]
あ。 今更だけど、布団掛けるぅ?
[どうします、と首は傾げられないから 上目遣いでエフの顔を見上げる。
ふふ、と目とまだ紅の乗る唇が横の伸びた。**]
(462) wallace 2015/07/13(Mon) 11時半頃
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[また顔が手で覆われたり、抗議があがったり 笑いながら、ああ。照れるところが違うんだなと 心の形を、その違いを、ひとつひとつ。]
やさしいな。そこまで! とかいわれないのは助かる。
[とりかえしがきくらしい。 忘れたくはないが、朝はなあ。とも思った。 視線を軽く首を傾げて受け取り、 繋がる手、篭る力に少しだけ笑った。]
(463) miseki 2015/07/13(Mon) 18時頃
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図鑑とかが好きだったな 絵と、解説が乗ってるヤツ
[人の芯を入れた身体と身体の隙間を埋める。 腕や、腰の高さや、指の細さが違うのがこうしているとよくわかって、切ないような温かさが灯るは胸のうち。]
… そっちは?
[柑橘好きは、反対に好みの話の水を向けて]
(464) miseki 2015/07/13(Mon) 18時頃
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[呼吸音の合間。水音がしとやかに耳に届く。 ぽつ、ぽつと言葉が落ちる>>455。]
俺の場合はな。
[その瞬間、を自覚するヤツもいるんだろうが、ただしくどこからなのかはよくわからない。初めて遊んでいて楽しいと思ったときなのか、それとも花を渡せなかったことに足を止めてしまったあのときなのか、自分でしたくせに線引きに痛みを覚えたときか、子供のときと違う笑みを見た日に分かれた後からか、]
……
[素直に響く感想に、呼気で笑う。 ──愛しいと思う。]
(465) miseki 2015/07/13(Mon) 18時頃
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[息に湿る胸の中。とっ、とっ、とっ、と心臓は脈を打つ。]
この流れてる時間、硝子の中に入れて いつでも見れるようにしときたいな
[一瞬の時間を切り取ったアクアリウム。 未来へ流れることも心地いいと そう思えてもいるけれど。 さら。と衣擦れの音がして腕に風があたる。]
(466) miseki 2015/07/13(Mon) 18時頃
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… ん。 ……
[引かれるまま、ひっかいた 傷跡に視線を落とす。]
(467) miseki 2015/07/13(Mon) 18時頃
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[いたそ。と感想に仕方ないように笑った。 唇に返すのはかさぶたの少しざらついた感触。]
下手ふんだのはともかく、
必死では、 まあ あったな。
[言う間に、ちろ。と温かく濡れた感触が、 腕に触れて、]
…、今、ぜんぶとんでったから。 大丈夫。
[舐めたら傷跡ももしかしてきれいに治るだろうか。治る気もしたし、言葉の段で、治っていた気もする。ただ、皮膚を柔らかさが這うのに落ちつかない気分にさせられたところに視線がきて、ふ。とアマルテアの目元が笑った。]
(468) miseki 2015/07/13(Mon) 18時頃
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… … この。
[笑った頬を、親指と人差し指でやわく挟んだ。]
さあな。
[試してみないとわからない。意趣返しじみたくちづけを唇にひとつ。あまったるい気分と、ちりと急くように背を焼かれる気分と。両方がある今を皮膚の内と外で確かめる。]
(469) miseki 2015/07/13(Mon) 18時頃
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[どれだけ願っても、等々と水のように 時間は流れてしまうけれど。]
… お前、今それを聞くか。
[ふと出る過去の話に、 軽く瞼を半眼に落とした。]
…… ってっ こら
[脇腹をつつかれてややも身をよじる。 悪い顔をしているアマルテアを、こいつ…。 という目で見た。
……片 手でおさまる数。 とだけ仏頂面で白状しておく。]
(470) miseki 2015/07/13(Mon) 18時頃
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[追求に楽しそうな顔、こいつ。とは 度々思うが、許してしまえる。]
ん、んん。
[布団。と言われて少し視線を下げて迷った。 室温は一定に保たれているが、 広さと流水近くの涼しさがあるぶん 温たかいとまではいかない。]
(471) miseki 2015/07/13(Mon) 18時半頃
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…… ───。
[少し黙って、身体の下から腕を滑り込ませて、 ぎゅ。と形の違う身体を抱く。
頬同士を寄せて、少しの間。そのまま。 肌で、ひとの、そのままの体温を測る。]
…
[髭は抵抗せずにきっと正解だった。 ぺたりとはりつく肌の感触に思う。]
(472) miseki 2015/07/13(Mon) 18時半頃
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[さら。と背を撫ぜる。手にかえるのは布の感触で、 その隔てが。]
…
[── 邪魔だな。とそんな感想が浮かぶのに、自分の執着心と独占欲を笑ってやりたい気分にもなる。]
(473) miseki 2015/07/13(Mon) 18時半頃
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[大事にしたいのと、つきあげられる熱と、 どちらも、どこから。ってくらいに溢れてくる。 穏やかなものと、渦を巻くみたいな。 耳元に唇を下ろして、そこから、 命が流れてる頚動脈をだどって下りる。]
…… たりてるんだが、 たりないな。
[大事に。と思うのに、先に音を上げるのは、 *たぶん*]
(474) miseki 2015/07/13(Mon) 18時半頃
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そこまで鬼じゃないから。
[#優しさ、とは? >>463 そもそも、我儘の範囲すら我がままなのだから、 きっとこれから苦労をかけると本当に思う。]
私は図鑑の絵に落書きをするヤツだった。
[いい話が台無しだった。 そっちは、と聞かれれば、即答で。]
甘いもの! あ、あと、お肉も結構好きね。
[クレープの恨みを思い出すかもしれない。 甘味の恨みは恐ろしいのです。]
(475) wallace 2015/07/13(Mon) 21時半頃
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……!?
[きざ。と喉の奥まで出かかった声を飲みこんだ。>>466 よくもまあ、どうして。 そんな言葉を。 こっちが恥ずかしくなった。]
この部屋……別に、監視とか 録画とかはされていないから。
[酷い逃げ方をした。]
(476) wallace 2015/07/13(Mon) 21時半頃
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[巫女の体液もまた、清める力は常人よりは強いと聞く。 母が巫女の力が強い時は、どれだけ強い酒を飲んでも酔わなかったとか聞くし。 逆に、巫女ではなくなってから、父とどこかに出掛けたり、 仕事終わりにちょっとお酒でほろ酔いになったりと、 遅れて青春を味わっているみたいな姿をここ数年、たまに見る。
いいな、と思う心は確かにあるけど、 今の巫女としての立場は結構、気にいってきているから 先の楽しみは、先の楽しみって事にしておく。
だって、いつだって隣にはエフがいるのは変わらないし。
なーんて。傷口を舐めながら思っていた。 ぜんぶとってった。と言う顔をついつい見ちゃうけどね。]
(477) wallace 2015/07/13(Mon) 21時半頃
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[やわい頬が少し横に伸びる。]
手当してあげたのに、ひどぉい。
[わざとらしーく言って、また笑う。
困ったな。 すごく楽しくて、好きが止まらない。 付き合い始めってこういう感じで、 私はこのドキドキしっぱなしの状況が ものすごく好きなんだ。]
(478) wallace 2015/07/13(Mon) 21時半頃
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[ふと、冷めてしまう。] [確かそういう風に自分の恋愛を評価した。 きっと、いつだって刺激を求めてばっかりいたせいだ。]
[そうじゃない恋の形を知ったと思う。] [そうじゃない愛の形を教えられたと感じる。]
(479) wallace 2015/07/13(Mon) 21時半頃
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[わざと過去を掘り返す会話をして、つついて。 こいつ…顔で見られても興味の方が優先です。
仏頂面の白状に>>470 ふはっ、と吹き出す。]
ごめ… いや 彼女いたんだろうなぁ、とは思ってたけど。
別にその数で私がどうとか 言うわけないじゃない。
…なのになんでそんな顔してんの?
[やばい、かわいい。と続け掛けた言葉はやめといた。]
(480) wallace 2015/07/13(Mon) 21時半頃
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[布団の中には入らずに、身体の下を通りたい腕のために 身体を自然と浮かせる補助。
抱きしめられると、心音が伝わり合う。 どっちのかわからないけど、どっちも早い。]
、ん
[しっとりとした頬に髭を剃られた頬がくっつく。
離れたくないな。 と、抱きしめられた状態の心地よさに思う心。]
(481) wallace 2015/07/13(Mon) 21時半頃
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[背を撫ぜる手が心地よくて瞼が落ちる。 だけど、ここまで身体が密着してると、その。 わかるんで…
少しだけ腰を引いてあげた。]
―――…、っ
[頬が離れ、耳元に唇が触れれば、息を吞む。 唇が脈打つ血管の流れに沿って下れば、]
(482) wallace 2015/07/13(Mon) 21時半頃
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〜〜〜 っ 、ちょ くびっ
[思わず身体に力が籠るけれど、 全く逃げられなかった。 背筋からぞくぞくと這い上がる感覚。 同時に、導火線がじりじりと焼けている心地。]
(483) wallace 2015/07/13(Mon) 21時半頃
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……
[たりてる。たりてない。 主語がないけど理性と欲が垣間見える。
葛藤しているのはきっとこっちも同じ。 でも、]
なにを いまさら。
[って思ってしまう。口からも出た。]
(484) wallace 2015/07/13(Mon) 21時半頃
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えーふー
何回私をオカズにしたのか 教えてもらってもいいかしら?
[余計なひと言も出た。]
(485) wallace 2015/07/13(Mon) 21時半頃
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―――… 持ち帰ったら、 噛みつかれるのも覚悟してるんだから。
なんでもきなさいよ。 なんだってあげるわよ。
[まどろっこしい。 と思えば、薄着の合わせの紐を見ずに手だけで解く。
楽しみを奪ったかも、と思ったのは後の事だ。]
(486) wallace 2015/07/13(Mon) 21時半頃
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――、 …ぜんぶよこせって いったでしょ。 ばか。
[そう言えば、少し肌蹴た身体のまま エフの腰に、彼の腕の隙間から 自分の腕を伸ばして、ぎゅう、と抱きついた。
欲とかそういうのじゃなくって、 ただただ、本当に好きだという思いだけが大きくて。 どんどん大きく膨らんで。
そろそろ弾けるんじゃないかって 不安にすらなる。 だからそんな思いも全部、消して欲しいと 腰に回した腕にきつく力を込める。]
(487) wallace 2015/07/13(Mon) 21時半頃
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|
ばか。
[2度目のばかと同時に、退いてた腰の位置も戻して 彼の足の隙間へ、白い足を割り込ませる。
我慢比べ?上等ねって、エフの顔を見るけど。 さて、余裕がないのはどっちかな。**]
(488) wallace 2015/07/13(Mon) 21時半頃
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[足りてる。足りてない。けれど満ちる。]
いまさらで悪かったな。
[素直に口からこぼれる台詞に 即応で打ち返す。]
(489) miseki 2015/07/13(Mon) 22時頃
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|
[それで、またそういう事を聞きやがる。]
…… ……最後までのは、 2、3回。
[眉が窮して寄る。若干、サバを読んだ。 後で罪悪感と死ぬほどむなしい気分になるから 実際片手で足りるほど。]
(490) miseki 2015/07/13(Mon) 22時頃
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|
[する。と紐が解かれる。 あ。という間もなかった。]
…あーーー [受け止めてやるぜ。といわんばかりの態度に、くそ。と半分負けた気分で鎖骨に顔を埋める。]
(491) miseki 2015/07/13(Mon) 22時頃
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|
[解けた合わせ目から指を素肌に滑り込ませる。 抱きつかれる重みが、いとおしい。 それと同じくらい、────、]
ばかで結構だよ。ちくしょう
[水音が遠くなる。ああ、ひとつにしか、何もかもが向かなくなる。 鼻先で布をよけて、かぷ。と曲線、 心臓の位置に、歯を立てて*やった。*]
(492) miseki 2015/07/13(Mon) 22時頃
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|
[なんで聞く事に正直に答えるんだろう。 サバ読んでるとは気付かず真に受ける。
予想より少なかったけど。 理由までは聞かない。]
…、なによ
[あ、の長音に語尾の上がらない問い。>>491 鎖骨に埋まる顔。息づかいがくすぐったい。]
(493) wallace 2015/07/13(Mon) 22時半頃
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|
……、あー …ふふっ
[思い出した言葉。>>0:328 『むっつりで胸のでかい女が好きだし』 納得して思わず笑う。]
(494) wallace 2015/07/13(Mon) 22時半頃
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|
っ、痛
[やったな、と視線を下に落せば、 黒髪のつむじと鼻先が見える。
眼鏡なくても顔が見えなくても、 過去の女がどうであろうが、 自分が彼の妄想でどうなってようが、]
―――… 好きよ。 エフ。
[大好き。 と、赤子を抱くみたいに 優しく頭を抱えるように腕を回した。**]
(495) wallace 2015/07/13(Mon) 22時半頃
|
|
*
*
*
(496) wallace 2015/07/13(Mon) 22時半頃
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|
[―――― 朝。
睡眠足りてないです。 全然寝た気がしません。
眠くてぼやんぼやんの頭でも、 扉の向こうで声がすれば起きるしかなくて。 ゆさゆさとエフの身体を揺すって起こし、 眠そうなエフの唇を強引に奪ってから 服は羽織るだけで布団から起き上がる。]
(497) wallace 2015/07/13(Mon) 22時半頃
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|
んっ あー あーー
[演説があるのに少し喉が涸れてた。 ちくしょう、と思って横に視線が流れる。
……
なんか思い出すともどかしいので ストップをかけた。]
(498) wallace 2015/07/13(Mon) 22時半頃
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|
[―― やがて、 起こしに来た侍女達に別々で連行されれば あれよあれよと身支度が終る。
侍女に裸を見られる事にも慣れたし、 向うも、仕事!ですから! というオーラを感じるから、慣れは怖い。
ただ、まあ、昨晩が昨晩だっただけに、 身体は痛くないかと聞かれれば、 え、と上ずった声が出てしまった。]
(499) wallace 2015/07/13(Mon) 22時半頃
|
|
…、… へいきです
[すっごいぎこちない返事を返す。 返ってきた視線はとっても温かかった。
リッサの姿もあれば、おはようと笑みを向けて、 今日もお願いと椅子に座るいつもの流れ。]
(500) wallace 2015/07/13(Mon) 22時半頃
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|
[着替えを強制的に終えて、 同じような目にあったエフと合流する。 お食事の準備が整っていますと言われ、 昨日の夜のラルフとの約束を思い出す。]
―― 楽しみ。
[肉を朝から所望する巫女の事を、 家族――もちろん、エフも知らず。 ずらりと並ぶ朝餉を前に、一人テンションが高い。]
(501) wallace 2015/07/13(Mon) 22時半頃
|
|
!! これっ!
[>>302 クレープ生地に巻かれた野菜と赤身肉。 爽やかなライムの香りが鼻に届く。
食べる前に、何が入っているか気になって こそっと皿の上に乗せれば、ちょっと広げる。 おおっ、と小さな独り言。 その後に、にへらと緩んだ顔。]
(502) wallace 2015/07/13(Mon) 22時半頃
|
|
[こほん、と母の咳払いに、我に返った。]
あっ!
[びし、と椅子に背筋を伸ばして祈る形。 胸の前で手の指を絡ませる。]
それでは皆様、いただきましょう。
[よそ行き声で食事の開始を告げれば、 皆でグラスに満たされた水を飲む。 それが終れば、後は自由な流れになって、 私はというと、勿論、 皿に乗せたクレープ生地に素手を伸ばした。
ぱくん!と食べればそれはそれは至福が広がった**]
(503) wallace 2015/07/13(Mon) 22時半頃
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|
― 翌朝 演説の日 ―
[神殿の奥の間とは正反対に位置する場所。 広いバルコニーに静かに足を運べば、 眼下に広がる人々が遠くまでびっしりと見える。 わ、と歓声が上がり熱気も伝わる。
にこやかな笑みと共に右手を上げる。 拡声機器の前に立てば、]
ごきげんよう、愛すべき国民の皆さん。
[凛とした声色が響く。]
(504) wallace 2015/07/13(Mon) 22時半頃
|
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日々、準備に追われ大変ではありませんか。 どんな時でも皆さんの傍には 清らかな水が存在している事を忘れないで下さい。
[そう言い終えてから一拍、間をあける。]
(505) wallace 2015/07/13(Mon) 22時半頃
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昨晩、私はようやく生涯の伴侶を決める事が出来ました。 今、私はとても幸せに満たされています。
彼と、これからの人生を歩んでいくと同時に 力が続く限り巫女の務めを全うし、 次なる巫女の創造にも努めていきます。
受け継がれゆく力だけではなく、 世界中で繋がる命の全てが 祝福されるように私は、――…祈ります。
[ふわりと花がゆっくり開くように咲く笑顔。]
(506) wallace 2015/07/13(Mon) 22時半頃
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それでは、私の夫となる人を紹介致します。
[そう言えば、一度機械のスイッチを切って 上体を捻り手でおいでおいでをする。]
(507) wallace 2015/07/13(Mon) 22時半頃
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エフ…、こっちこっち。
[小声で囁けば、さすがに距離もあるから民には届かない。 侍女達にこれでもかといじられた格好に、 思わず片眉下がって噴出しかけるが何とか止める。]
さーー、超疲れるし忙しくなるよ。
覚悟はできている? だんなさまっ。
[ふふふー、と笑う顔はちょっと挑発的で、悪戯。 だけど嬉しくてたまらないといったそんな顔。]
(508) wallace 2015/07/13(Mon) 22時半頃
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[エフを傍らに呼べば、いっそう激しいまでの歓声が沸きあがる。 近距離にいても大声で喋らないと聞こえないくらい。
同時に花吹雪が風に舞いあがって、 色鮮やかな花弁が視界に届く。
まあ、そんな事気にしてられない。 私は今、世界で一番幸せですってのを みんなに知らせないといけないし 知って欲しいって思うから、
―― そうだ一番解りやすいことをしよう。]
エフ。
[顔をちらっと見上げれば、ふ、と淡く笑んでから 細い腕を首の後ろに回して、目を閉じれば、 つま先に力を込めた。**]
(509) wallace 2015/07/13(Mon) 22時半頃
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[華やかな歓声が眼下から上がる。切りますか。と、一応聞かれた髪は横髪を遺して後ろで一本に括る形。]
…
[何枚重ねか聞きたくない礼服は重いが まあ甲冑よりは、たぶんマシだろう。]
(510) miseki 2015/07/13(Mon) 23時頃
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[名前を呼ばれて演説を終えた"巫女様"の その隣に並ぶ。頭ひとつぶんの差。]
…、
[名前を呼ばれて、 何をする気なのかは すぐに知れて]
(511) miseki 2015/07/13(Mon) 23時頃
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[ 笑った形の唇が重なる。
歓声が強まって、
ああ。空に高く昇っていくようだ* ]
(512) miseki 2015/07/13(Mon) 23時頃
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── 祭の後日、里の墓地 ──
[陽射しの当る台地、花の咲く石畳を抜けた先。 里のはずれ滝傍近く。滝を背にするように、 てんてんと、石碑が並んでいる。]
よ。
[その内のひとつの前に、花束を添える。 『 Franck・Read 』と、記された石碑前で 靴先を止めた。]
(513) miseki 2015/07/13(Mon) 23時頃
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[パンケーキの阿呆みたいな甘さの後で。 リッサに教える紅茶講座は甘さ控えめ]
(514) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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[今度は子供染みたごっごにせずに。 茶葉を踊らせる意味や、 カップの拭き方に至るまで細々と教える。 一通り手順を説明し終えれば、 彼女のノートを綴じさせて、 あんちょこなしで作らせる]
これはどうして水っぽいと思う?
[一口味を見て脇へ寄せてを何度か繰り返し、 味も色もまばらに冷めた紅茶。 改めて飲み比べながらの検討会]
復習しておいて。
[はい、とノートを手渡して、 今日の終わりに美味しい紅茶を煎れた]
(515) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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[文字を繰り返し、目で辿る。石碑は前に訪れたときと代わらず綺麗に掃除されていて、父か母がきているのだろうことを思わせた。]
聞こえてたり、したかね。
……隣に、いられることになった。
[──アマルテアと一緒に。と、 そう約束をしたけれど。 今日は、つれてはこなかった。]
(516) miseki 2015/07/13(Mon) 23時頃
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明後日から休暇を使って旅行に行くから、 次回は来週かなぁ
[講座を終えての一休み。 リッサの前にオレンジフレーバーの紅茶を置いて。 自分は立ったままマグで珈琲を飲む]
墓参りがてら、 寄り道しながら北上しようと思ってさ。
[リッサも休暇ならどう?と、誘う。 すっかり打ち解けた気分の気安さ]
(517) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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[それからノートの切れ端を貰い簡単に地図を描く。 書物と伝聞でばかり知る町の名前と文化を挙げ、 もちろん食べたいものなども一緒に挙げる。 話す口元には小さな笑み。 楽しげに点々とつけた印は北の方で終点だ。
巡礼地としては割と有名な草原の地]
もうなんにも無いみたいなんだけどね。
[ぽつりと言って、眉を下げて笑った]
(518) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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― 旅先で ―
………。
[食べてみたいと確かに言ったけれど。 いざそれを前にするとなんとなく真顔で見守る]
あおい…ね…。
[差し向かいで座る店の一角。 さっきからリッサと青いしか言っていない気がした]
[マリンブルーの絵の具でもぶちまけたみたいなスープ。 ごろごろと形もまばらな豆と芋が無造作に浮かんでいた]
(519) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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[どうして一人一皿頼んでしまったのだろう。 いや、眺めていても減りはしないし、 むしろ具材がどんどん青く…] [ままよっ] [心の中でそんな言葉を叫んだのははじめてだ]
????
[…おい しい ? ような ? 騙されている気分になる。 顔を見合わせて皿を見詰めて首を傾ぐこと数回。
そのうちに味よりもおかしくなって笑い出してしまう。
食事の後で、べーと舌を出した。 笑みに零れた歯まで真っ青だった。 夜はよく歯磨きをした]
(520) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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[花の都は文字通り花の降る都。 上空高くにある空中庭園から、 花びらがこぼれて家々の屋根にも 煉瓦の道の脇にも降り積もる]
――――。
[しばらくぽかんと口を開け見上げる。 この都では庭園で花を育てて降らす仕事があるらしい。 ひらひら見上げる間も遠慮なく 積もる花びらにくしゅんとくしゃみをした]
(521) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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いいのか。って、あれな。 よくなかったな。
[まあ、お前はわかってたのかもしれないけど。 ぽつぽつ、言葉を続ける。]
……いや。嘘じゃなかったし、 納得できるとも思ってたんだが。 [心は流れる。触れたものでも形がかわってつかめない。 難しいな。と思う。]
(522) miseki 2015/07/13(Mon) 23時頃
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[水路巡る街では迷子になりすぎた。 次の目的地まで運ぶ船の出港時間ぎりぎりだ。 停泊する小舟の道を乗り継ぎ先を急ぐけど]
リッサ、足下、あぶな――
[い、から気をつけてと。 言う自分が足を踏み外して水路に落ちて船が出港した。
土産屋で買った I ♡ MIZUNOMIYAKOのTシャツ姿。 髪はまだずぶ濡れ青年が地図を広げると、 旅慣れたリッサが次の経路を探す]
(523) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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[滝近くの墓地にはざあざあといつも、 雨のような水音がしている。]
……
[今、たっているここは。 この冷たい石に名前が刻まれた風景が ──あってこそのもので、]
(524) miseki 2015/07/13(Mon) 23時頃
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[乗り合い馬車の旅はのんびりと。 馬車弁なるものが停留所毎に売っていた。 遊びつかれと満腹にごとごとあぜの道中昼寝をした]
[夕暮れ。木立の隙間から緋色のカーテン。 北に進むほど涼しくなる気温と茂る針葉樹。
[夜は踊る火の粉とフォークロア。 足がもつれるまで踊って笑って。
現地の人と深めた親睦に 木彫りの変な仮面を貰った。 被ると臭い。何故か腰みのまで貰った。
くだらないものでリュックが膨らむ。 くだらないことが足どりを軽くした]
(525) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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…… お前も、今に、いたらな。と
思うよ。
[背を押した喪失なしでは、きっと たどり着かなかった現在から、 どうしようもない矛盾に愛を込めて。]
(526) miseki 2015/07/13(Mon) 23時頃
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[もう、"同じ"ではなくなった"弟"と、 向かい合うのは黒服姿。
ひゅう。と風が吹いて、 黄色とオレンジ色の花弁を揺らした。]
(527) miseki 2015/07/13(Mon) 23時頃
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[そんな風に長いような短いような旅をして。 [ぽくぽく、ラバで向かうのは終着地]
このへんの風習でさ。
[最寄りの観光地で借りたラバは、 人馴れてしていて大人しい。 言いながらたてがみを柔く撫でる]
成人になると馬を貰うんだ。 一人で何処へでも行ける証に。
[ぽつぽつ。話しながらゆっくりと進む道] [やがて針葉樹の森は途切れて視界が晴れる]
(528) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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そのうち、また。
[今度は、一緒に]
顔、見せにくる。
[水が沁みるように、心流れるままに 報告と共にただひとりの"兄弟"へと*笑う*。]
(529) miseki 2015/07/13(Mon) 23時頃
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[森を抜けて見渡す限りの柔らかな草地は、 アマルテアを連れて行った滝の草地に似ていて。 きらきらとしたあの場所には似ていない。
とても静かだ。
さらさらとそよぐ草地に、 白い尖塔の慰霊碑が一本。
水は、草葉が抱き。 水は、尖塔の突き立つ土の底にしとりと眠る]
(530) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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[むかしというほど遠くない過去。 ここには村があって、多くはないが人々が暮らしていた。 疫病あったここは巫女の巡礼地のひとつ]
…
[うん、と微かに頷いた]
[なんにもないなぁとは言葉が出なかった]
(531) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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[それなりに、人の訪れはあるようで。 ラバを繋いでおく餌場があった。 草地に埋もれるようにして 木板の小径が長く尖塔まで続く。
道ばたの花を摘んで慰霊碑の前に立つ。 腰の高さのあたり、白い石碑に刻まれた名前が連なる。 刻まれた溝をなぞる指先が名前を見つけて留まる]
…ただいま、戻りました。
[静かな景色にぽつりと告げる。 ようやく辿りついたような。 ずいぶんと遠くまできたような奇妙な感慨。
花を捧げて、膝を着きしばらく祈る。
何を祈る? やはり言葉にはうまくならなかった。 ただ静かに胸を満たすものの音を聴いていた]
(532) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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[そのうちによっと腰を上げた。 ぺたりと石碑に手を添えた]
このへんはさー、
[尖塔を見上げる]
半分くらいグリーン姓なんだ。 あとの半分の半分はホワイトさん。
[石碑に刻まれた名は言葉通りの割合。 残りの半分は移民の姓が入り交じる]
(533) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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夏が短くて、 雪が降るんだ。
[見上げる空からまるで、雪でも降ってくる気がして。 待ってみたけれど何も降らないから言葉は続かず]
…
[零した吐息に笑みを滲ませ]
かえろっか。
[軽い口調で振り返る]
(534) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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リッサ、そこ。
[リッサの隣で足を止めて。 彼女の肩越し、伸ばした腕が ラバの休む所を指差して]
…。
[目線の高さを合わせる] [口元にほんの少しの笑みを浮かべて]
よーーーい、
[合わせた視線は悪戯げに]
どんっ
[言って駆け出した] [32回目のかけっこ勝負は、不意打ちのずるをした]
(535) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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[ながいながい一目惚れを終えたあとで。 休む間もなく働いて、くたくたになるまで遊んで。
僕は幼馴染みと旅をした。
空は高く尖塔よりも高く。 澄み渡る青空に刷毛の雲。 足下に遊ばす柔草。
脇腹痛めて息を切らして 走る先はどこに続いているのだろう。
いつか描いた三人の。 笑顔はだいぶ大人びていたけれど。
雲は流れ空は色を変えてもどこまでも続いてくように。
手を伸ばせば―― **]
(536) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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[てってって] [ひょこりと柱の影から少年が顔を出す]
ねーねー。 きみだあれ?
[見つけたのは段差の傍で腰掛ける女の子]
ぼくねー。 もうすぐおにいちゃんになるんだ。 きょうは、おとーさんむかえにきたの。
えらい?
[少年はえっへんと胸を張る。 それから少女のとなりにちょいんと座り。 足をぶらぶら。なぜかごきげん]
(537) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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[おーい、おとうさんの呼ぶ声だ。 きょろきょろしてからぱっと駆け出した。 ひしっと抱きついた足下。 大きな手でぐいっと宙に浮かされる]
いつもいるの? こんどあそぼー。
[肩車の上からばいばい。小さな手を振る。 ぐぐぐっと肩車が前に傾斜するから ぎゅっと頭に抱きついてけらけら笑った]
(538) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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[下り坂がずっと続く坂道。神殿からの帰り道。 肩車からおりてお父さんの袖をぐいと引く]
おとーさん、おとーさん かけっこしよーよ
[いいよ。とお父さんが言って、 よーいどんもしないで駆出した。
まてとか、ずるいとか。 笑う声が後ろから追いかけて来た。
すぐに追いつかれたから今度は腕にぶら下がって。 ぶらぶらぐらぐら。 二人で家にまっすぐ駆けて帰るんだ]
(539) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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「「 ただいま。 」」
[弾む声がふたつ。古びた家の扉を開けた**]
(540) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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