225 【突発RP村】最初からクライマックス村4
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きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が1人、賢者が1人、守護者が3人、囁き狂人が1人、呪狼が1人いるようだ。
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ねえ。見て見て。パン持ってきたんだ。 みんなにはナイショだよ?
(0) 2015/06/02(Tue) 01時頃
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[ バ サ ァ —————…… ッ ]
(1) 2015/06/02(Tue) 01時頃
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……やはりな。
(2) 2015/06/02(Tue) 01時頃
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[紅いフードが戦場に舞う。 ……次の瞬間、どさりと音を立てて “人間だったもの”が地へ崩れ落ち、砂となって吹き飛んだ。]
……馬鹿野郎。 もうこいつらに人間としての理性なんて残ってない。
なら一思いに葬ってやるのがヤサシサってな。 ……ま、出来ないってんなら俺が殺ってやるよ。 生憎、お前らと違って手が綺麗じゃないんでね。
[フードを深く被った男の表情は掴めぬまま だが、その声色は何処か聞き覚えがあるものだった。]
(3) 2015/06/02(Tue) 01時頃
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[見上げた空は哀しみの色に満ちていた。]
(4) 2015/06/02(Tue) 01時頃
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……何だよ、もしかして俺の事忘れたなんて言わないよな?
俺だよ、俺
[男はゆっくりと紅いフードを取り払う ]
(5) 2015/06/02(Tue) 01時頃
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血に飢えた狂犬・ヤニク - ブラッディ・サン・ニック -
会いたかっただろ、イスルギ[[who]]よォ……!!!
[一度は戦いに敗れ、姿をくらました筈のその男が 今、彼らの目の前に現れたのだった———……]
(6) 2015/06/02(Tue) 01時頃
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ニィィィィルおじちゃゃぁぁぁぁぁーーん!!! [ 懸命に伸ばした手は、届かない ニールは砂となって吹き飛んだ>>3]
(7) 2015/06/02(Tue) 01時頃
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ああ、覚えているとも。 必ず還ってくると、確信していたからな。
(8) 2015/06/02(Tue) 01時頃
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ブラッディ・サン――いや、こう呼んだ方がいいだろう。
(9) 2015/06/02(Tue) 01時頃
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[ 歯を食いしばって泣くのをこらえる。 だが、危ないところを間一髪ヤニクに救われたことに、礼をいう気にもなれない幼さ] ……おじちゃん ごめ”ん”ッ―――― [ 首を垂れて、その手から通り抜けていった、少年n恩人でもあり大事な仲間だったニールに詫びた]
(10) 2015/06/02(Tue) 01時頃
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血の果てより来りし、血平線の最終伝説――――
ヤクト・ブラッディア ⇒ ニリス=サン=オブ=サン ⇒ クォンタムホライズン
即ち――【ヤー(※)】ニックよ。
[※伝承において偉大なる伝説に冠される最悪の血文字を意味する]
(11) 2015/06/02(Tue) 01時頃
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俺は俺で取り戻したぞ。 一族に秘匿されていた、この――
(12) 2015/06/02(Tue) 01時半頃
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『次元を超えて、自分以外を護る力』をな――。
[遅すぎたが、と自嘲気味に*嘯いた*]
(13) 2015/06/02(Tue) 01時半頃
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……っ、てバカやめろ!!
ああなりたくなければ不用意に近づかない事だ。 ……ああなった以上、お前でも《回収》するのは、今は、無理だ。
[>>7手を伸ばす少年の影に思わず声を荒げる。 >>10まだ幼さが残る戦士にかける言葉は、以前よりは棘が減ったようにも見える。]
(14) 2015/06/02(Tue) 01時半頃
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な、何だって……!!!!
【ヤー(※)】ニックは、確か一カ月前の死海の戦いで……!!! [※伝承において偉大なる伝説に冠される最凶最悪の血文字《カーズブラッドワード》を意味する]
[ フードを脱ぎ払ったその姿は、見覚えのある男だった。 その男を見送った時と同じようにべそをかいた顔で、少年は再び姿を現した血の果てより来りし、血平線の最終伝説その姿を見上げる。]
(15) 2015/06/02(Tue) 01時半頃
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[僕たちにも、哀しみが降り注ぐよう。]
そんな優しさ、間違っている。 ニールは、ニールは 僕に何かを言おうとしていた……。
[最後に、最期に。 何を言いたかったのだろう。何を伝えたかったのだろう。
今となっては分からない。 砂の言葉は風に流されて行った。 飛ばされた方向、目には何も映らない。
項垂れるマリオの横、シルクははためく紅のフードを見詰める。]
(16) 2015/06/02(Tue) 01時半頃
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おいらはまた、叱られてばっかりだ…。 [>>14 ヤニクの声。 今ならばその刺のある言葉にも、裏にある心が見える] ……ニールおじちゃん、おいら、やるよ……。 おじちゃんの分も。
[ 決意は少年に新たな力を与える。 握られた拳に宿る光は、悪しき意思を退け【大事な誰かを守る盾】となるだろう**]
(17) 2015/06/02(Tue) 01時半頃
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馬鹿な……ニックは、確かにあの時……
いや、あれくらいで死ぬようなタマじゃなかった、か。
[死海の漆黒の海に飲み込まれて消えたニック。 何もかも飲み込む渦は死んだと思わせるのに充分だったのだ。]
(18) 2015/06/02(Tue) 01時半頃
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くっ、ニール…… アタシは、アンタに助けてもらってばっかだった……
でも、アタシは……アタシは、もう逃げない! 逃げてばかりの自分とはさよならするって決めたんだ!
ニール……見ててくれ!
[包帯だらけの娘は拳を握り固めた。**]
(19) 2015/06/02(Tue) 01時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/02(Tue) 01時半頃
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……忘れたくても忘れられないよ。 その紅色、そのフード。
【ヤー】ニック(※)。
本当に、約束を果たしに、かえってきたんだ……。
[※伝承において最凶最悪の血文字《カーズブラッドワード》を冠した68番目の人物。血平線の最終伝説と称されている。]
(20) 2015/06/02(Tue) 01時半頃
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[ ゆらり
揺れた花弁は悲劇のように。
ひらり
落ちた花弁は喜劇のように。
無数の青が舞い続けるその舞台で、きっと君は知っている。 落ち、堕ち続ける青の正体が何なのか――、]
(21) 2015/06/02(Tue) 01時半頃
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[ カツ ――ン ]
(22) 2015/06/02(Tue) 01時半頃
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[華やかな≪舞台≫に響いたハイヒールの音は何処までも高く響いて、 回り廻り続ける輪舞曲をBGMに、今は新たなステップを刻むのだろう。
今は舞い続ける青を従えて、広い広いこの世界を劇場としたこの演目は、今こそ最高の見せ場≪クライマックス≫を迎えようとしていた。]
(23) 2015/06/02(Tue) 01時半頃
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――酷いわ。 折角、一緒に踊って下さる方を見つけたのに。
[砂となったニールに目を向けても、その声色に変化は無い。 その表情に変化は無い。 いや、正確には、赤いルージュに笑みを浮かべたまま――、
青と黒を身に纏った女は、張り巡らされた黒の茨と青い花を舞台装置として、 今まさに、世界の切り取りを行おうとしていた。]
(24) 2015/06/02(Tue) 01時半頃
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さあ、共に踊りましょう。 次のパートナーは何方?
[語る言葉は、ヒトの子のそれである。 奏でる声は、ヒトの子のそれである。 だが、その女の声はどうしようもなく、心に、心にぐずぐずと爪を立てて、内を乱し続けるのだ。
黒い布地で覆われた手を差し伸べて、口元の唯一の赤は、変わらず半月を描いていただろう。]
(25) 2015/06/02(Tue) 01時半頃
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……護る?
自分以外の誰を――『護る』というの?
[イスルギの取り戻したその力。>>12>>13 首を傾げ、シルクは仲間達を見遣る。
どんな時でも眼鏡を外さない男。 還ってきた紅き狂犬。 ニールに決意を誓う少年。>>17 包帯の下に怪我と呪怨を隠す少女。>>19
握られる拳。]
(26) 2015/06/02(Tue) 02時頃
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[見上げた空は青が舞っていた。]
(27) 2015/06/02(Tue) 02時頃
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……これが最終伝説だァ?笑わせるなよ
(28) 2015/06/02(Tue) 02時頃
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[男……いや今はこう言った方がわかりやすいだろう。 【ヤー(※)】ニックは、死の海での戦いで没した 筈であった。]
(……… 本当に、バカな奴だぜ ……■■■■■…… 自分を殺そうとした奴を、命懸けで助ける……なんてな )
[>>11>>15>>20その名を呼ばれれば、自嘲的な笑みが浮かぶ。 男の脳内では、冷たい海が押し寄せる飛沫の音と共に 彼の……そう、死海で姿を消したもう一人の人物の声が木霊していた。
※伝承において最凶最悪の血文字《カーズブラッドワード》を冠した68番目の人物。血平線の最終伝説と称されているが、その素性は謎に包まれている。]
(29) 2015/06/02(Tue) 02時頃
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……ねぇ、みんな。覚えてる? 僕がみんなに言った言葉。
あの始まりの日。僕がみんなの仲間になった日。
[旧懐を払うように首を振った。]
ね? だから―――
(30) 2015/06/02(Tue) 02時頃
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約束ねえ
……何の事だか。 偶然利害が一致したってだけの話さ。
[>>20とぼけたように答えながらフードを翻し]
じゃなきゃぁ、お前の《蒼》は 俺には眩しすぎる。
[また、真紅を深く被り直して]
(31) 2015/06/02(Tue) 02時頃
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[>>25次に、見据える先には青黒女。 視線をくれる事すら億劫になる程の邪悪さを肌で感じて、尚
男は今、自分が此処にいる意味を思い出す。]
……お前らには、 これから始まる伝説の、生き証人になって貰うぜ。
俺が手を貸してやる、って言ってるんだ。 ありがたく思えよ!!
[一度死んだ筈のこの身体《血》が 今、再び燃え上がる—————……**]
(32) 2015/06/02(Tue) 02時頃
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――――ばいばい。
[唇は別れの言葉をあっさりと紡ぐ。 黒の茨と青い花。>>24
シルクは女の方を向き、歩み寄る。]
(33) 2015/06/02(Tue) 02時頃
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[背を向けた。
前を行くためではない。 後を任せたからではない。
――決別を示すため。]
………
[『自分以外の誰か』に差し伸べられている手。 足を止めたシルクは身を振り返る。 右の肩に頬をつけるように、かつての仲間達を振り返る。]
(34) 2015/06/02(Tue) 02時半頃
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相変わらず、嘘がヘタ。
[悲しげに眉が寄る。>>31]
伝承は絶対、なんだ――。 始まる伝説なんて、存在しない。
[きっぱりと断言する。 まるで未来を知っているかのように。]
……ねぇ。 今でも、僕は眩しすぎるのかな?
[決別を口にした、こんな今でも。**]
(35) 2015/06/02(Tue) 02時半頃
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あら、踊らないの?
…踊らないなら、踊らせるまでかしら。
[黒で覆われた手は、布か肌か。それすら判別がつかぬ。 細い指で宙をかき混ぜれば新たな青が生まれ、産まれ、落ち、堕ち、その花弁は無数の刃となって襲いかかる。
呪いを紡いだようなその黒はただその場に色濃く存在を落として、じきに全てを覆い尽くす事だろう。 空を哀しみで満たすその名はパピヨンと。 かつては人の側にあったその身を、今は黒で染め上げて、 昔の己と同じ、人の傍にあった存在>>35に手を伸ばす。]
さあ、此方に。 愛してるわ、…シルク。
[そしてまたかちりと、舞台装置の動く音がする。 天上へ至る道の管理者である彼との決別。それは、彼らにとって大きな損失だった事だろう。]
(36) 2015/06/02(Tue) 03時頃
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さあ、踊って。 楽しませて。
皆でフィナーレを歌ってちょうだい!
イスルギ、 貴方も、また歌って? あの時みたいに、愛していると。
[その終りはきっと、男のよく知る女の顔をしていた。**]
(37) 2015/06/02(Tue) 03時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/02(Tue) 03時頃
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——————— なん、だと……?
(38) 2015/06/02(Tue) 09時頃
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[ >>33別れの言葉と共に青黒女の元へと吸い寄せられる者。 男は目を疑った、何故ならば]
冗談はそこまでにしておけよ。 俺は、まだ鮮明に覚えてるぞ……
———あの蒼穹の丘での戦い
お前の兄、クレパスキュールは、 ……その女に殺されたんじゃなかったのかよ!!!?
[真っ直ぐに青黒女を指差して、言う。 あの時の情景が脳裏を過る。飛び散る紅。嗤う声。]
(39) 2015/06/02(Tue) 09時頃
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— 伝説になる前の事 —
『……アッはははは!!! 目の前で兄を公開処刑するなんてなぁ 最高にえげつねぇ、それでこそパピヨン様。
……さぁ復讐の鬼になれよ、 天上へ至る道の管理者-シルク・ロード-』
[蒼穹の丘での、自身の言葉が蘇る。 ……そう言った時、彼は何と答えたのだったか。]
(40) 2015/06/02(Tue) 09時頃
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ッ、————っとォ!!
[>>36刃となって襲い来る無数の花弁。 その美しさにも気を取られず、男はそれを避ける。 避ける。また避ける。さながら踊らされるように舞う男。
……が、次の瞬間、
ザ シュ ゥ ッ ……
その身体は刃から>>19包帯娘を庇うように立っていた。]
(41) 2015/06/02(Tue) 09時頃
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は、はっ…… ぼーっとしてんじゃねぇ お前を殺すのは、俺だ…… !
……だから、その前に死んだら容赦しねえ!!
[ぽたり、ぽたりと血が落ちる。 イスルギのように次元を超えて誰かを護るなどと 神域の守護者たる大層な事が出来る訳でもない……
ただ、以前の男とは違う力の使い方を知っただけだ**]
(42) 2015/06/02(Tue) 09時頃
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[ああ、よく覚えて居る。 確かに今まで幾度となく、彼らと争いを繰り返してきた。 だが蒼穹の丘>>39での戦い。 それは、己の本体が初めて彼らの元に姿を現した時でもあったか。
ただ自分は証明して見せただけ。 崇高なる存在である筈の管理者の殺害。それさえも、己はやってのける事が出来るのだと。
窟へ下る裂け目の管理者 クレパスキュール
そう呼ばれていた男の抜け殻は女の手に堕ち、今は黒の茨の内に沈む。
ダンスのパートナーは、多い方がずっといい。 それはまるで、去った愛しい人を探し求めるように。]
(43) 2015/06/02(Tue) 10時半頃
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…残念だわ。 昔はあんなに沢山可愛がってあげたのに、 今はちっとも可愛くない。
[かつては自分の元>>40にあった赤いフードを切り裂いて、弧を描いていた女のルージュは、やっとその型を大きく崩した。 ああ、彼の内なる力もあの赤も、気に入りの色であったというのに。]
今は、そちらのお嬢さんにご執着かしら。 そうね、
(44) 2015/06/02(Tue) 10時半頃
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その力は、魅力的だものねえ?
[世の力の書き換えを行える程の適正者。 それは、世界を切り取らんとする己の天敵ともいえる存在だった。 それでも放っておいたのは、覚醒の可能性数値が低すぎたため。 かつては眠ったままだった。 でも、今は? 今はきっと片鱗をのぞかせて、今度こそ娘は己と、己の力と向き合う>>19のであろう。]
殺せと命じた相手に情が沸くだなんて、 私は、貴方の事を随分と過大評価していたのね。
[赤い飼い犬の首輪は外れてしまった。 彼にはそれなりの信頼を寄せて居たつもりであったものの、裏切られるとは、まあつまりそういう事なのだろう。
ひらり ひらり ひらり
青は徐々にその速度も数も増して、踊る男を切り裂き続ける。]
(45) 2015/06/02(Tue) 10時半頃
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[己の元から去る者は多い。 だからこそ、多くの者を抜け殻にして傍に置いていたのだ。 それでも服従するしか思考を持たぬ繰り人形はつまらないのだと、一握りの手駒だけはそのままに。 対峙する赤も、気に入りの駒であった。 筈だった。]
…――、まあいいわ。 大好きな友達と一緒に、 まとめて始末してあげましょう。
貴方には、がっかりよ。
[そう言い放つが早いか、舞う青の群れは急速に形を変える。 青で構成された異形の塊。それらを嗾けると、女は舞台装置の調整を始める。
開いた胸元に刻まれるのは、黒い黒い、開いたような蝶のタトゥー。 蝶になれなかった女は切り取った世界を踏み台に、その存在を昇華させる事だろう。**]
(46) 2015/06/02(Tue) 10時半頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/02(Tue) 11時頃
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……アンタは言ったよな、アンタに仕える代わりに 俺を呪縛から解き放って、普通の身体に戻してくれるって。
[遠い昔。禁忌を破り、男は血の呪いを受けた。 呪いは、男に人並み外れた力を与えたが それからというもの、何を飲んでも何を食べても 鉄《血》の味しかしない、感じる事が出来ない身体になってしまった。]
―――――だから俺は、
[男の願いを叶える代わりと、力を女に差し出した筈だった―――]
(47) 2015/06/02(Tue) 20時頃
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[――――…… 約束を破られ、見殺しにされるあの日までは]
(48) 2015/06/02(Tue) 20時頃
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だから、これはただの俺の憂さ晴らしさ!!!
こいつらに力を貸して それで、アンタを斃す事が出来たら
……俺の最高の伝説として、自伝に書き綴ってやるさ。
[挑戦的な笑みを浮かべる男。 その傷口からぽたり、と落ちる紅は 男の熱い気に浮かされ、じゅぅ……と蒸発していく。]
(49) 2015/06/02(Tue) 20時頃
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ああそうだ。 こいつは、アンタに対抗する唯一の手段かもしれない。
……だから、それまでは死なれちゃ困るんだよ。
[まあこれが終わったら、この力は俺の為に利用させてもらうが、 と付け加えてから、包帯女の方を見やる。
利害が一致しただけで、男は仲間になった覚えなどないのだから。]
(50) 2015/06/02(Tue) 20時頃
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雑魚共は任せろ!!!
お前たちは、早く、アイツを
……世界の崩壊を止めろォオ―――――!!!
[尤も、その前にかつての仲間だった者も立ちはだかるかもしれないが。 男は血が唸るまま、>>46青の異形にブラッド・キックを食らわせた*]
(51) 2015/06/02(Tue) 20時頃
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メルねえちゃん…! 気持ちが高まっている、今なら…!! 回収《よ》べるよ…!
[>>19 娘の拳に、掌を重ねる。 ニールは消えていった。
しかし、ニールの戦う意思は、今通じた回路《パス》を通り、回り収まる。 メルヤの元へ…!]
(52) 2015/06/02(Tue) 21時半頃
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竜肉斬包丁《ドラゴンチョッパー》!! [ 蒼穹を斬り裂き、メルヤの足元に、亡きニールの獲物が共に戦おうとばかりに突き刺さった**]
(53) 2015/06/02(Tue) 21時半頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/02(Tue) 21時半頃
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…そうねえ、そんな話もしたかしら。
[約束。>>47>>48 そう黒い指で笑みを作る口元をなぞって、ゆるりと、口調はあくまでも優しく。だがあくまでもシラを切るつもりだ。]
でもね、ヤニク 書類はちゃんと読まなきゃ。 ね?
[その手は口元から離れ、空中へ。 パチリと指をならせば何処からともなく、丸められた古い羊皮紙が姿を現しただろう。]
契約書にサインをしたのは貴方。 しっかりと読まなかったのも貴方。
――確かにそんな口約束はしたけれど、 ≪コレ≫には、そんな事、書いてない。
[綴られた文字は古の物。文面はきっと、何処までも彼に不利な物だっただろう。 だが血のように赤いサインは、紛れもなく男のものであった。]
(54) 2015/06/02(Tue) 22時頃
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[女は決して、彼を伝承の名では呼ばない。 彼の力は確かに気に入りではあった。だが、それを認めやしない。 力とは諸刃の刃。 最狂の力は、時に最惡に。災厄に。 言の葉として形どれば、彼はホンモノになってしまうだろう。
――そう、 ヤクト・ブラッディア ⇒ ニリス=サン=オブ=サン ⇒ クォンタムホライズン ヒトに理解しやすい言葉で綴るとすれば、それは【ヤー】ニック、と。
伝承において最凶最悪の血文字《カーズブラッドワード》を冠した68番目の人物であり血平線の最終伝説と称されているが、その素性は謎に包まれている。 包まれて居た『筈』だった。 彼が長い眠りから覚めるまでは。
彼は確かに68番目の彼であり、正確にいえば68番目の彼では無い。 未だ『69番目』になりきれぬ存在は過去のまま、新たな名を受けるのを待ち続ける。 過去の68の御業全てを習得し、新たな1つ…――69番目を習得した時、過去の伝承の【ヤー】ニックではなく、新たな【ヤー】ニックとして。 最終伝説に上書きされる次の歴史を作らんと、その美しき魂を震わせるのだ。]
(55) 2015/06/02(Tue) 22時頃
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[【ヤー】ニックは死なぬ。幾度となく蘇る。 知っていたからこそ利用し、彼を死の海に沈めたのだ。69番目へ至るその前に、赤き魂を深い眠りへと引きずりおろした。
女の誤算は、彼に協力者がいたという事。 再び目の前に現れた≪赤≫を前にした時、≪青≫は人知れずその心を震わせた。 動揺と言う、ヒトらしい感情を。]
(56) 2015/06/02(Tue) 22時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/02(Tue) 22時頃
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[ブラッド・キック>>51 それは最凶最悪の血文字《カーズブラッドワード》における、3番目の御業。 足に血の刃を纏わせ、その身一つで数々の災厄を退けたという偉大な伝承の一つとされる。
赤い刃は全てを切り裂き、女の黒い茨さえも例外ではない。 手の内であった頃は素晴らしく有能な手駒であった。だが、敵に回るとなると、]
…厄介、ねえ?
[厄介ではある。だが所詮過去の産物。 この男を内に招き入れた時から、力を無効化する為の研究はしてきたつもりだ。 そう、この女は彼の『68の御業』の全てを知っている。
束ねた黒で赤を弾く。 その細い刃であれば数で押してしまえば容易い事と、弾いた刃をそのまま圧し折れば、破片となった赤が散ったか。 それはガラスのように輝いて、キラキラと、舞台を、演目を引き立てる。 読み飽きた台本での演目など、つまらない事この上ない。]
さあ、次はどんな手品を見せてくれるの? 来ないなら、下がっていてくれるかし――
(57) 2015/06/02(Tue) 22時半頃
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らぁあああッッッッッ!!!!!!!!!!
[振るう腕は黒い鞭となり、しなり、男を狙う。 その後ろに居る仲間ごと振り払わんと、見飽きた役者は舞台袖へ。 つまらぬ役者は、この演目には相応しく無い。]
(58) 2015/06/02(Tue) 22時半頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/02(Tue) 22時半頃
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[運命が動いた日を忘れられるわけがない――]
(59) 2015/06/02(Tue) 22時半頃
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[大いなる力を持つ一族、星読の一族…… 星読の賢者の末裔と伝承される彼らは、隠れ里に住み、その血をひっそりと守り、伝えてきた。
アタシは一族の落ちこぼれ。聖星力《エトワリル》が全くない、とまで言われた。なのに、星読の里を黒死の蝶《ラモール・パピヨン》に襲撃された時、力ある者たちは殺され、アタシは弱かったが故に逃げて、生き残ってしまった。>>45]
『許さない……絶対許さない、パピヨン……!』
[落ちこぼれだったアタシだけど、一族はとても優しかった…… 家を焼かれ、家族を殺され、アタシは、復讐を誓ったんだ。
放浪して行く宛のないアタシを拾ってくれたのがニールだった。 アタシを鍛えてくれて、厳しくも優しかったニール。 何度もアタシを助けてくれたニール。 聖星力《エトワリル》が覚醒した時は、一緒に喜んでくれた。
アタシはちっとも、恩返し出来ていないのに……]
(60) 2015/06/02(Tue) 22時半頃
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うっ………
[がくりと膝をつく。 仲間たちに隠していたけど、もう誤魔化しは出来ないか。
包帯で見えないようにしていた病の紋様がじわじわと広がってきているのが見えるだろうか。黒い文字のような痣が。
星の死病《モール・ガルガンチュア》にかかってしまったアタシに、未来はない。たとえ世界を救えたとしても……]
だけど、パピヨンを倒すまでは…… どうかもってくれ、アタシの身体……!
[力を使えば使うほどに、寿命は削られていく…… そんなアタシにも、攻撃の手は容赦なく降り注ぐ。>>36 けれど]
(61) 2015/06/02(Tue) 22時半頃
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なっ……
[身を挺してアタシをかばったニックに、アタシは目を見開いた。>>42]
何してるんだ! アタシは……アタシなんか庇ったって……
[くっ、と耐えるように下を向いて。]
……そうだな。アタシは……生きなきゃ、ね。 一族の分も、倒れてきた仲間の分も、ニールの分も…… アンタなんかに殺されはしないけど。
[ふらつく体に鞭打って、アタシは立ち上がった。 視界が水でじんわり滲むのは、きっと気のせいなんだ。]
(62) 2015/06/02(Tue) 22時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/02(Tue) 22時半頃
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シルク……アンタ、まさか……
悲しみのない自由な青い空を探す、って…… アンタにとっての青が、その女だって言うの!?
[決別を示したシルクの背に、言葉を投げつける。>>34 振り向いたシルクは、あいかわらず悲しげにアタシには見えた……>>35]
嘘だろう…… あはは、ニールが死んで、シルクがあっちに…… こっちは死に損ないを抱えてる、っていうのに……
[最悪だ。アタシは率直にそう思った。]
……だからって、このまま引き下がるなんて出来ないけどね。
(63) 2015/06/02(Tue) 22時半頃
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マリオ……
[幼い少年に、アタシは笑いかける。>>52>>53]
いいんだ、アタシは……アタシは今まで通りに戦うから。 ニールの遺志は継ぎたいけれど、アタシには使いこなす、慣れるまでの時間がないんだ……
だからこれは、アンタが使いな。 きっと……ニールが護ってくれる。
アンタこそ、ニールの遺志を継ぐに相応しい男だ!!!
[竜肉斬包丁《ドラゴンチョッパー》は銀色に輝き、少年を待つ。]
(64) 2015/06/02(Tue) 23時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/02(Tue) 23時頃
メルヤは、パピヨンを睨みつける。
2015/06/02(Tue) 23時頃
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[>>30 シルクの言葉に少年は頷いた。 忘れるわけはない、あの日――オスカーがまだ、地上にいた日のことを] 憶えてるよぉ…! 忘れるわけ、ないよ…! [>>63 メルヤがその言葉をなぞらう。悲しみのない自由な空。 眉がハの字に歪む]
(65) 2015/06/02(Tue) 23時頃
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[ 戦いは進む。 舞う青い華弁に、踊る赤。この時間も、先に進めと【ヤー】ニックが作ったものだから>>51
なぞらうかわりに、少年は歯を食いしばり、天に拳をかかげた] 世界の切り取り>>24 なんてさせない…! 肉体を捨てて世界に同化したオスカーの分まで―― シルクのいってる伝承、笑い飛ばせる嘘にするよッ! だって、おいらは、シルクと、みんなと一緒に、その青い空を見たいんだからぁツ!
(66) 2015/06/02(Tue) 23時頃
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出でよ――黄金甲虫!《ゴールドブンブン》 [ 黄金色に輝く、巨大な六本脚の騎士人形が、忘れられた地から少年の願いに呼応して姿を現し――] わかったよ、メルねえちゃんがいうなら……。 [ 騎士人形と少年、二つの手と足が、竜肉斬包丁《ドラゴンチョッパー》へと触れる]
(67) 2015/06/02(Tue) 23時頃
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お願い、おじちゃん…… メルねえちゃんを、オスカーを、……みんなを、護る力を貸して!! うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! [ 竜肉斬包丁《ドラゴンチョッパー》を引き抜くと、まばゆい光に包まれた*]
(68) 2015/06/02(Tue) 23時頃
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くっ……
[身軽な体を活かして、アタシはパピヨンの攻撃を避ける。>>58 高く高くジャンプ出来るのは、脚に聖星力《エトワリル》を宿しているからだ。四肢に聖星力《エトワリル》を宿し、超常的な戦いをする……それがアタシのやり方だ。]
世界を切り取る力か……! 書き換えて元に戻せれば……
[だけど、今のアタシがそれを使うのは命取りだ。 あまりにも強大な力は、術者にも負担をかける。 そう簡単には出来る物じゃない。 だからといってこのまま放置も出来ないから、アタシは使うタイミングを伺っていた**]
(69) 2015/06/02(Tue) 23時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/02(Tue) 23時半頃
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――なるほど。
(70) 2015/06/02(Tue) 23時半頃
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君は、そんなことも忘れてしまったのだな。 いや――正しく、思いだしたのか。
[男は表情を変える事は無かった>>26]
(71) 2015/06/02(Tue) 23時半頃
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行くのだろう、シルク。止めはしないさ。
[【ヤー】ニックとはどこまでも対照的な男だった]
(72) 2015/06/02(Tue) 23時半頃
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ふっ…。愛しているとも。 何度でも、言葉だけなら紡いでみせる。
君たちの愛は、ここに伝説に至ったのだから。 あの日……おっぱいが赤の水平線に沈んだ事も、ようやくここに実を結ぶのだ。
[その瞳は遥か遠くを見つめていた>>37]
(73) 2015/06/02(Tue) 23時半頃
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お前たちの計画は実に周到だった。 だからこそこの叙事詩はここまで進むことができたとも言える……。
綱渡りなのは間違いなかった。お前たちの望む肉欲の宴《カーニバル・フォン・ド・ボー》……。 そのためにニールが必要な事も、おっぱいが贄とならねばならぬ事もよく知っていた……。 それでも、時を待つしかできなかった、それが俺たちの一族だ……。
[どこを見ているのかわからぬ視線の先には何が見えているのか、呟く男が居た]
(74) 2015/06/02(Tue) 23時半頃
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言われずとも任せるさ、【ヤー】ニック。
お前の力なら――いや。 ……ここまできたんだ、無理はするなよ。
[男は、言外に彼への信頼を見せる>>51]
(75) 2015/06/02(Tue) 23時半頃
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ほう…あれは、竜肉斬包丁《ドラゴンチョッパー》!!
[そうだ、それこそが、カーニバルの鍵でありながら、フォン・ド・ボー(※)を断ち切る伝説の欠片でもある]
……メルヤ、マリオ。 そうだ、君たちこそが、力を合わせてそれを振るうのだ……!
[眼鏡の奥で、男の瞳が開かれた]
[※フォン・ド・ボー:焼いた子牛の骨と香味野菜をじっくり煮込み、肉料理に深いコクを与える伝説の儀式魔術。相手は死ぬ]
(76) 2015/06/02(Tue) 23時半頃
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[運命など、切り取るまで――]
(77) 2015/06/02(Tue) 23時半頃
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[その一族>>60は、酷く目障りだった。 聖星力《エトワリル》は万物を読み解き、組み替え、全くの別物へと展開させていく。 それは過去にも、そしてはるか未来にも及び、 ある時は預言者として。 またある時は授けるものとして、幾度となく世界の異変の裏側にその身を存在させてきた。
世界には重要な役割でも、自分の計画には邪魔でしかない。 よって、全て殺しつくした。取りこぼしの無いよう、自らが里に出向いて。 強い聖星力《エトワリル》は脅威でもあるが、それ故察知されやすい。彼らはひっそりと隠れ住んでいたつもりでも、その力を探し求めようとする者からすれば、探し出すのは容易な事。 よって強い物が多く集う星読の一族は、その力の強さが仇となり、哀れこの世界から消えうせた。 聖星力《エトワリル》の殆ど無い鼠に逃げられはしたものの、放った星の死病《モール・ガルガンチュア》は、逃げた娘を深く蝕んだ。]
(78) 2015/06/02(Tue) 23時半頃
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[――だがまさか、その子供がここまで私を追いかけてくるとは。 しかしそれもここまで。 死病は娘の体を食い荒らし、放って置いても死に耐える。 覚醒を迎えた聖星力《エトワリル》は脅威ではあるものの、病人相手に後れをとる己ではない。
預言する者、聖星力《エトワリル》 与える者、聖星力《エトワリル》 その力をいくら振るおうと、黒死の蝶《ラモール・パピヨン》たる自分に牙が届く事は無いだろう。 落ちこぼれの娘が、族長たる高みに達していない限りは。]
(79) 2015/06/02(Tue) 23時半頃
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[聖星力《エトワリル》に貴賤は無い。そういったのは誰だったか(>>7:64)]
……。 (見せてくれ。奇跡を。メルヤ、マリオ――――君たちが、次の時代を掴むのだ)
[そうだ、我らはそれを見守るために、守護の力を伝えてきたのだ>>79]
(80) 2015/06/02(Tue) 23時半頃
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[――病人にしては、すばしっこい鼠だこと。>>69]
[高く跳んだ娘を、細く黒い茨が追う、追う。 空中をまっすぐに、聖星力《エトワリル》を宿したその足を絡め捕らんと、空中を切り裂いて。 今一度、彼の一族を引きずりおろす為に。]
(81) 2015/06/02(Tue) 23時半頃
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―かつて世界は藍に染まった―
[この世界は常に厚い雲に覆われていた。天上と地上とを遮る雲。 雲が灰色に濁り、雨注いだ後ともなると、時折『天上へ至る道』の入口を示す虹階《レインボーブリッジ》が垣間見えた。
赤・黄・緑・紫の4つの色。
それが、この世界の常。]
(82) 2015/06/02(Tue) 23時半頃
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[天上に異変が起きたのは始まりの時。 厚い雲が割れ、青が世界に産まれた。否、始めから青は在ったのだ。
天と地と。 二人の管理者の力で世界の崩壊を留めた――に、見えた。
しかし、世界は悲しみの藍《アイ》に染まった。 青い空は再び閉ざされ、今に至る。]
(83) 2015/06/02(Tue) 23時半頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/02(Tue) 23時半頃
寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/02(Tue) 23時半頃
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ねぇ。僕を助けてくれてありがとう。君たちは、……そう、旅を続けているんだ。
よかったら僕を仲間に入れてくれないかな。
……僕の理由?
[そうだなぁと呟き空を見上げる。 オスカーと呼ばれた少年から受け取ったパンを一口囓る。
空にかかった虹階《レインボーブリッジ》。
赤・黄・緑・藍・紫の5つの色。]
(84) 2015/06/02(Tue) 23時半頃
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……悲しみのない、青い空を探したいんだ。
(85) 2015/06/02(Tue) 23時半頃
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このパンみたいに、胸が温かくなるような……ね。
[伝承は詠う。シルクは知っていた。 青の何たるかを。
そして、嘘だと笑い飛ばしたかったのだ。>>66**]
(86) 2015/06/02(Tue) 23時半頃
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このクソゲス野郎ォオオオオオ!!!!!!! 俺は文字が読めねえって何度も言ったろうがアアアア!!!!
[>>54古の物である事もさる事ながら 元より男は文字が読めなかった。
……男は、彼女に利用されていただけであった。 それを未だ認めたくないように、声を荒げる。]
(87) 2015/06/03(Wed) 00時頃
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― 伝承の話 ―
[>>55男は未だ68番目だった。 伝承を超え、新たな69番目へと至る為には 肉体の限界を突破し、昇華させる必要があった。 それは己の力だけでは決して成す事が出来ぬ……そう
狂犬には、飼い主―――…… 真の主人が必要不可欠であった。
原初より、紅の手綱《リード》を受け継いできた一族が居た。 >>74“その時”を待ち続け、未熟な器を導いて 力を正義の為に使用する、平和を望む一族。
その一族の名は――――……ホンクールトゥ]
(88) 2015/06/03(Wed) 00時頃
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― そして現在 ―
ぐ ぅ ッ ―――!!!
[>>58女の振るう腕、いや黒い鞭は 男の腹に直撃し、その反動で吹き飛ばされる]
[ズザ ザ ……ザ ッ !!!!]
[……かと思いきや、不意に力が湧き 飛ばされる筈だった身体は、地を踏んじばって食い止まる。]
(89) 2015/06/03(Wed) 00時頃
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なん、…… イスルギ?
[>>75間違いない、その名を呼ばれたからだ。 男は、彼の姿を見捉えると、急速に理解する。
数々の伝承が、男の頭の中に流れ込むように―――……]
(90) 2015/06/03(Wed) 00時頃
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……イスルギ=ホンクールトゥ!!!!
癪だけど、認めるしかねえ あの女よりはマシだ!!!
―――― お前を、新たな主人《マスター》に!!!
[>>11そうだ、此処に降り立って伝承の名を呼ばれた時 その時から男は覚醒めていたのだ。
男は、彼の手ともなる。足ともなる。 紅の手綱は今、彼の手に委ねられた――!!]
(91) 2015/06/03(Wed) 00時頃
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―かつて世界は橙に染まった―
[この世界は常に厚い地殻に覆われていた。地下の窟と地上とを遮る地層。 割れ目の先は人の世界に在らず。
蒼穹の丘を断じる割れ目は、ぱくりと虚を招いていた。
それが、この世界の常。]
(92) 2015/06/03(Wed) 00時頃
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その名で呼ばれるのはいつぶりだろうな――。
[男には意志があった。背負うべきものは背負い、そして誰かに等しく分配する]
お前の敵を殲滅してやれ、【ヤー】ニック!! ここからお前は――
(93) 2015/06/03(Wed) 00時頃
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69番目だ!!!!!
[オーダーは通された。宴の時、蒼に染まるその時が*近づいていた*]
(94) 2015/06/03(Wed) 00時頃
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[黒と青の女がいつから居たのか。 誰もが知らなかった。
初めから、存在していたことに。
窟へ下る裂け目の管理者たるクレパスキュールだからこそ、違和に気付けたのだろう。>>43 くる苦る操る狂る。 舞台装置が動いた。]
(95) 2015/06/03(Wed) 00時頃
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[―――黄昏《クレパスキュール》。 生まれた橙の色は虹階へ。
シルクは空を見上げた。 かつて兄の内に有った崇高なる存在の証を胸元に握り締め、割れ目の縁に座っていた。]
………復讐の、鬼。
[確かに男はそう言った。>>40 背後の狂犬は滴る紅を拭いながら、シルクの生きる道を示すよう。]
僕は、
(96) 2015/06/03(Wed) 00時半頃
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…相変わらず酷い人。 私は貴方に何度、期待と落胆を味わわされたのかしらね。
[内こそ今は虚なれど、かつてはヒトのように振る舞いもした。 ヒトのように、深く人を想いもした。
血文字《カーズブラッドワード》を飼いならす、ホンクールトゥの一族。 両者は同じように長い時を歩み、 死に、 生まれ変わり、 時には幾度も蘇り、 その片割れに心奪われたのはいつだったか。 長い長い久遠の時の中でいつからその身を黒に堕としたのか。それは彼女も覚えて居ない。 すり減ったヒトらしさも、今は記憶の淵に残った、一滴の滴のようなもの。その滴の中でヒトをトレースし、記憶の中の男によく似た影を追い続ける。
かつて、男に触れたような記憶も、今は青の内に深く沈んで。]
(97) 2015/06/03(Wed) 00時半頃
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困った子、 勝手に契約を書き換えるつもり?
[ホンクールトゥと血文字。この二つを結びつけてはならぬ。 それにはどちらかの抹殺と、繋がりの切断が必要不可欠であった。
ホンクールトゥは殺せない。 邪魔をしたのは、残りカスの様な己の人の情だが、それを排除できる程、女は己の能力≪舞台装置≫をコントロールできぬ。 ならば狙うは血文字の赤。 契約を上書きして、ホンクールトゥとの契約を無効化する。そして利用し抹殺し、それで終わりの筈。 …だった。]
(98) 2015/06/03(Wed) 00時半頃
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――なん、ですって…?
[両者の宣言>>91>>94とともに、女の手の中で燃え上がる契約書。>>54 それは、契約の破棄と上書きを意味する。
そして今ここに、血文字《カーズブラッドワード》の69番目としての名が歴史に刻まれる――…!!]
(99) 2015/06/03(Wed) 00時半頃
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パピヨンは、ヤニクを見つめ、やっと驚愕の表情を浮かべた。
2015/06/03(Wed) 00時半頃
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僕は、メルヤみたいにはなれないや。
[彼女のように。>>60 聖星力《エトワリル》を宿した次代の聖巫女のように。 復讐を糧に生きてはいけないと、黄昏に身を染めながら、眉尻を下げた。**]
(100) 2015/06/03(Wed) 00時半頃
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[ ドクン]
[ ドクン ―――……]
[自身の中を流れる血が >>93>>94呼び声に呼応して疼くのを感じる。 そのせいか、体温が上昇し続け、人のそれを突破した時]
う ォ、 オオオオ オ オ !!!!
[Yと\を象った紅の文様が 右と左の甲にそれぞれ刻まれた――――!!!]
(101) 2015/06/03(Wed) 00時半頃
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……ありがとうよ、中々いい気分じゃねえか。
今なら藍《悲しみ》も塗り潰せる気がするぜ。
[ *伝説の69番目《レジェンド=シックス・ナイン》爆誕* ]
(102) 2015/06/03(Wed) 00時半頃
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――――69番目?
[シルクは目を疑った、何故ならば]
どう、して…… 69番目は、存在しない筈なのに!
(103) 2015/06/03(Wed) 01時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/03(Wed) 01時頃
寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/03(Wed) 01時頃
寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/03(Wed) 01時半頃
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[何故。なぜ。浮かぶ疑問符に応えるように、シルクの背負い鞄が光を生む。]
――――シャパァァァァァン!!
[黄昏の光にシルクはあぁと息を吐き出した。 冷静さを取り戻す。]
……わかったよ、兄さん。
(104) 2015/06/03(Wed) 01時半頃
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[鞄の中に腕を入れ、もぞもぞと探す。 瞬く黄昏水晶を掌に収めて取り出すとぎゅうと握り締めた。]
……
[シルクは自らの手を見下ろす。 微か、青に染まった指先。
思い出すのは先程の。]
(105) 2015/06/03(Wed) 01時半頃
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僕を、愛して――
[永遠の青を求め、シルクは伸ばされた手の方へ向かった>>36>>63。 紅狂が指差した方へ。>>39]
そうだよ……。 確かに僕の兄、クレパスキュールはこの方に殺された。
でも、それでも僕は――…求めて居るんだ。 願っている んだ。
[世界の切り取りを。 終わりの果ての、始まりを。
例え、たとえ。 兄の亡骸が黒茨に囚われて居ようとも。]
(106) 2015/06/03(Wed) 02時頃
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[シルクの手がパピヨンに僅かに触れた。 触れて――流れてくるのは力の一端。
血刃蹴《ブラッド・キック》に対応するまでの、刹那。>>51>>56]
(107) 2015/06/03(Wed) 02時半頃
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―現在という時の流れのなかで―
[69番目の爆誕。そう、驚くことはない。
伝承は更新された、上書きされただけに過ぎないのだ。 イスルギが何を護るのか、正しく思い出したように。>>71]
(108) 2015/06/03(Wed) 03時頃
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[シルクは距離を測った。
68の次、70の前、そして半素数でもある69《ゼクスノイン》を与えられた、伝説の69番目《レジェンド=シックス・ナイン》。>>102
竜肉斬包丁《ドラゴンチョッパー》>>74>>76を引き抜いたマリオと、6体の黄金甲虫!《ゴールドブンブン》。>>68
空中に逃げたメルヤ。>>81
近いのは、―――マリオ。]
(109) 2015/06/03(Wed) 03時頃
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マリオ。 ……ばかだね。僕はさ。ばいばいと言ったのに。
それでも「一緒に」と願っていると?
[見上げた空はいつだって、遠い。]
(110) 2015/06/03(Wed) 03時頃
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……最後の鍵、 聖杯鍋《クッキンプレッシャー》を回収させたりは、しない!
[光の収束>>68と、シルクが水晶《クレパスキュール》を飲み込むのと どちらが早かったろう。**]
(111) 2015/06/03(Wed) 03時頃
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シルクは、ヤニクの灼けた赤銅の肌、そこに浮かぶ血の紋様が放つ紅魂オーラに視線を向け。
2015/06/03(Wed) 03時頃
シルクは、パピヨンの青花弁がシルクを護る刃嵐となり、足元からふわと巻き上がるのを感じた。**
2015/06/03(Wed) 03時頃
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ええ、愛してあげましょう
(112) 2015/06/03(Wed) 03時半頃
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[触れあう黒と、青に染まった指先>>105と。 流れる力に染まる彼は、黒か青か。
舞い散る青がなんなのか。 纏う青 がなんなのか。
彼女が知ったのは、彼が知って居たのは、 女のルージュの様な二人きりの赤い秘め事で。**]
(113) 2015/06/03(Wed) 03時半頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/03(Wed) 03時半頃
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重剣・断空斬――! [ >>81 メルヤに伸びた黒い茨がことごとく斬り払われる。 光が晴れた後に姿を現すのは、搭乗者を得て新たな装備――竜肉斬包丁《ドラゴンチョッパー》――を経て強化された超黄金甲虫騎士だった]
(114) 2015/06/03(Wed) 07時半頃
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おいらは、運命の回収人《フラグコレクター》 マリオ!
肉欲の宴《カーニバル・フォン・ド・ボー》>>74 その最後の器、聖杯鍋《クッキンプレッシャー》>>111
そして、あの時の友だちの心! 必ず回収するよぉぉ…!
うわぁぁぁぁぁぁ…! [ >>111 水晶《クレパスキュール》を呑み込もうとするシルクに、黄金の騎士は手を伸ばす。 だが、その刹那――
運命の乗り換えを阻むような、可視化された"絶対"の障壁が、騎士の手を阻んだ**]
(115) 2015/06/03(Wed) 07時半頃
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『僕は、メルヤみたいにはなれないや。』
(116) 2015/06/03(Wed) 16時頃
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……そう、お前は俺に言ったよな。
復讐なんて言葉、似合わねえ程に甘い ……そんなお前が気にいらなかった。眩しすぎた。
[>>100伝説と成り果てた男は、追憶する。 かつて蒼穹の丘での彼の言葉を、眸を。
紅いフードごと、疼かんとする腕をぎりりと抑える。]
(117) 2015/06/03(Wed) 16時頃
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だが今はどうだ!!! 己の目的を果たす為に仲間を裏切る。 最高に俺好みの色に染まってるじゃねえか!!
[>>106彼の求めるものは、今までの全てを捨てる程のものなのか。 >>40そう、あの時と立場は入れ替わってしまったが]
お前にどんな未来《青》が見えてるのかは知らねえ だが、その女に使い潰されるお前を見るのは胸糞悪ィんだよ!!!
[憤りをぶつけるように、紅は吠える。]
(118) 2015/06/03(Wed) 16時頃
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いけーーッ!!!!
やっちまえ、マリオ!!! そいつの目を覚まさせてやれ!!!
[>>115しかし男の叫び声も空しく 絶対障壁によって、騎士の攻撃は止まってしまう。]
……ッ効かない、のか……!? いや違う、まだシンクロ率が足りないんだ……!
[そう]
(119) 2015/06/03(Wed) 16時頃
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[ニールの意志を継ぐ者《ニール・ザ・フィール》は一人じゃない]
(120) 2015/06/03(Wed) 16時頃
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― >>93主人の命を受けた狂犬は今 ―
敵を殲滅、……… !!
[超紅速《ブラッド・オーバー》 ―――光を超え、肉体を思うままに導く第61番目の御業。 >>57勿論、女は知るところにある。……が、 新たな主人の元に仕えた今、力重なる動きは未知領域《∞》]
――――― ……… らァッ !!!
[女の作り出した青の異形達は全員 “ほぼ同時”に……弾けた。]
(121) 2015/06/03(Wed) 16時頃
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…………へっ、次は何を………
……… おい、メルヤ?
[女の作り出す異形を仕留め、勢いづいていた男の表情が >>69タイミングを伺っていた包帯女を見た途端、強ばった。
>>61進行が進む星の死病《モール・ガルガンチュア》、病の証である痣は 包帯の域を越え、嘲笑うかのように身体全域に広がり始めていた。]
(122) 2015/06/03(Wed) 16時頃
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くっ、急がねえと、――――……
あいつを、あいつさえ倒せば……なんとか、……
[男は焦っていた。 だからこそ、判断を誤ってしまった。]
………お前がどんなに強くても、 伝説を冠した今、俺の攻撃を受けきれる訳がねえ!!!
これで、終わりだ!!!!! [超紅速《ブラッド・オーバー》で女との間合いを一気に詰め 男は、渾身の力を込めて、紅爪《ブラッド・ザック》を振り下ろす。 女が、既に男の知っている女ではないという事にも気づかずに**]
(123) 2015/06/03(Wed) 16時頃
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…元気がいい子は好きよ?
[でもね、刃向かう子にはお仕置きをしなくては。 斬り払われた黒の茨>>114はボタボタと地面に黒い染みを作って、切断面から滴るのは、同じような黒、黒、黒、くろ、クロ――…。
黒が砕ける毎、その茨に捕らわれて居た筈の魂が、肉体が、静かに解放されていく。 それは運命の回収人《フラグコレクター》たる少年の能力を極限まで昇華させたるが故の現象であったが、女の黒はそれを上回る。
今一度黒の塊が捻じれたかと思えば、再び諸君らの 友人であり、 師であり、 家族であった筈の死者を内包しただろう。 囚われの者達は黒茨の奥に沈み、今は女の舞台装置のエネルギーとして、ゆっくりと、溶けて行く。**]
(124) 2015/06/03(Wed) 18時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/03(Wed) 18時頃
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[空へ逃げたアタシを、茨が追って来る。 まるでタコみたいだ。 巻き付こうとするそれを蹴りつけていれば、マリオがしぱしぱと切ってくれて。>>114]
ありがと、マリオ。 ふん、焦らなくったって、こっちから下りてやるよ…!
[脚に込めた聖星力《エトワリル》を強めて、急降下。 流れ星みたいにパピヨンを狙って落ちる。]
お、りゃあああああ!
[脳天を破壊するつもりで重力を乗せた直下型の蹴りを放ったけど、それは避けられた。地面を砕き、周囲をへこませる。]
(125) 2015/06/03(Wed) 21時頃
|
|
まだまだっ!
[このまま攻勢に転じようとして、でもアタシは止まってしまった。 "ソレ"が見えてしまったから。>>124]
父さん、母さん……! 里の皆……オス、カー……
[アタシは思わず絶句する。]
これが……これが、アンタの力か、パピヨン! 死者の無念の魂を内包する黒き闇の力…… 奪いとられた命のなれのはて…… これがアンタの不死性の正体か……!
[アタシは悔しさに歯噛みする。鉄の味がした。口の端から赤い血が流れているのを感じる。これは、パピヨンがもたらした病の結果だろう。だけど、気にしてなんかいられない。]
ニック!迂闊に近づいては……!
[けれど、アタシの忠告は一足遅かったんだ。>>123*]
(126) 2015/06/03(Wed) 21時頃
|
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/03(Wed) 21時頃
寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/03(Wed) 21時半頃
|
そうだ、69番目など存在しなかった。
――さっきまではな。
[男は呟く。予定通りだと言わんばかりに]
(127) 2015/06/03(Wed) 22時頃
|
|
……思い出したのだろう?
[レジェンドは終わらない。紡がれ続けるのだ>>108]
(128) 2015/06/03(Wed) 22時頃
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マリオもメルヤも、まだ続いている。
ふ……これなら――ッ。
[不意に、眼鏡にひびが入った]
くっ……まだだ、まだ保つはずだ……!
(129) 2015/06/03(Wed) 22時頃
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そうだ、【ヤー】ニック。 [ニールの意志を継ぐ者《ニール・ザ・フィール》は一人じゃない]
それをお前たちが覚えていられるなら……?! これは――。
(130) 2015/06/03(Wed) 22時頃
|
|
なん、だとッ…………?!!!!
[そうだ、メルヤがこの瞬間最も正しかった>>126。男の眼鏡が、驚愕に染まっていた*>>124*]
(131) 2015/06/03(Wed) 22時頃
|
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[踊るようにステップを踏みながら、くすくすと笑い、嗤いながら女はソレ>>125を避ける。 黒いハイヒールがタップを踏めば、再び黒≪茨≫と青≪花弁≫が沸きあがったか。
黒は命を吸い上げ続け、内包した存在の性質を消化していく。 消化し吸収し、ある物は虚ろな魂と肉体にくべる燃料として。 またある物は、その能力の略奪を目的に。]
ええ、正解よ? 可愛いお嬢さん。
[聖星力《エトワリル》の一撃を避けた女の足に宿るのは、穢れてしまった聖星力《エトワリル》 肉体を魂を奪い取られて、聖なる力を失って尚、その一族は消費し続けられる。]
(132) 2015/06/03(Wed) 22時頃
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[光速をも超えた早さ>>121で繰り出される渾身の紅爪《ブラッド・ザック》>>123 複数の御業を組み合わせ使いこなす様は、まさに伝説の名を冠するに相応しい。
かつての彼女であったのならば、伝説に至った彼と打ち合う事など、ほぼ不可能っであった事だろう。 だが星読の一族を食らい、双翼の遺跡≪ツイン・ウィン・ラビリンス≫たるオスカーを内包した女にとって、伝説となった彼の攻撃さえも子供だまし。]
――ふ。
[青を弾かせ>>121、黒を斬り裂かれ>>114。それでも女はわらっていた。 諦め? 放棄? 否 、否、否否否否否。 紅爪《ブラッド・ザック》が女の胸を割き肉を破り、深く深く突き刺さるその瞬間、 女は≪赤≫に向かって、確かに嗤った。]
(133) 2015/06/03(Wed) 22時頃
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[ 終焉の為の第二幕 ]
[いつか、いつか蝶になれると信じていた。 だが蛹を経た先に待っていたのは、憧れた煌びやかな羽では無く、酷く醜い【 】で。]
(134) 2015/06/03(Wed) 22時頃
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[紅爪《ブラッド・ザック》が貫いた瞬間。その輝く魂を吸い上げて、無数の蛾≪パピヨン≫が弾けた。 その鱗粉は至近距離の≪赤≫の肺を黒で満たす。 表皮であればじわりじわりと命を蝕むその毒は、蝕むのは内臓の奥深くから。
そう、星の死病である。 《モール・ガルガンチュア》
だが彼にとっては即死の毒では無い。 その御業の内が一つで対処可能ではあるものの、力を削るには十分すぎる物であった。 貫いた筈の女の姿は無数の蛾となりそのシルエットを崩して、高く上空を越え、小高い丘の上へその黒い姿を再度形成する。
とっくの昔に皆舞台の上。 演目に組み込まれ、台本も揃っている。 舞台挨拶も済んで、足取りは軽やかに。決められた台本通りに物語を運び続ける。
そして女も舞台の上。 彼女も役者の一人として、 この舞台装置の一部として、]
(135) 2015/06/03(Wed) 22時頃
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ヤニク、もう一度言うけれど… 『残念だわ』 『貴方には、がっかりよ』
[窟へ下る裂け目の管理者を殺し、その遺体を茨に内包>>43した時。天上へ至る道の管理者の手を取った>>107時。 その時既に、舞台装置の準備は最終案階へ。 今は己をもその一部として、歯車は回り始める。]
(136) 2015/06/03(Wed) 22時頃
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[ 〜 第二幕、開演 〜 ]
(137) 2015/06/03(Wed) 22時頃
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[次の瞬間、無数の黒い茨が残った物を襲う。 数もスケールも先ほどの比では無く、しかし、攻撃を行うのはその半分にも満たない。 残りは女の周囲を取り囲み、複数の隙間はあれど、それはまるで蛹のような――。
直に第三の幕が上がる。**]
(138) 2015/06/03(Wed) 22時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/03(Wed) 22時頃
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………メル、ヤ
[>>126それは攻撃に転じる一瞬の事だった。 呼ぶ声に、視線がぶつかって―――……
不思議だったんだ。 どうして、あいつの事を庇いたくなるのか。 彼女の眸と、男の追憶の中の眸が重なる―――……]
(139) 2015/06/03(Wed) 22時頃
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『お兄ちゃん』
『……お兄ちゃん!』
[その少女は、男の事をそう呼んだ。 中性的な顔立ちで、その中に強い意志を秘めたような。 男達は、貧しいながらも幸せに暮らしていた筈だった。
――――……>>47男が、血の呪いを受けてしまうまでは。]
(140) 2015/06/03(Wed) 22時頃
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[そう、俺はあの日―――……]
………俺の、せい …… 俺が 殺した?
[力のコントロールが出来ぬまま、《血》は少女を貫いた。
男は真っ赤に染まった手で 二度と眸を開けぬ妹を抱きかかえながら 自身の愚かさを、そしてこの身体を呪った。 そして全てを忘れる為に、パピヨンに縋った筈だった―――*]
(141) 2015/06/03(Wed) 22時頃
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― 回想:死の海で ―
………はは、っ………
とんだお人好しだよ、お前たち、は。 もう良い、離せよ。
この身体と暗い海へ沈むのが、きっと、俺の受けるべき罰なんだ。
[俺は、誰かに腕を掴まれていた。 足下には飛沫が押し寄せ、今にも死の海に飲み込まれそうな。 >>56主に利用され、沈められそうになった俺に手を伸ばした 馬鹿なやつらだと、笑い飛ばしたかった。だが、……]
(142) 2015/06/03(Wed) 22時半頃
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もし、もし俺が生まれ変わったなら
…………そん時は、おまえたちと一緒に、 戦って、 やるよ――――……
[そんな途方もない約束>>20を 最期の瞬間に、俺はお前らとしていたような気がする。 そして、腕は離れ、俺は死の海へと飲み込まれた。
>>29何者かによって、完全に男が救われるのは、その後の話*]
(143) 2015/06/03(Wed) 22時半頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/03(Wed) 22時半頃
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――――――― ぐ、 ぁあ ッ ………!!?
[>>135捉えたと思った紅爪は、手応えがなく。 夥しい数の蛾達が男を歓迎《攻撃》する。
鱗粉――――星の死病《モール・ガルガンチュア》は 男の中へ潜り込み、内部から男を蝕んだ。]
これ、は……… あいつと、同じ………
[じわり、と浸食する毒は 内側からその文様を広げ、手の甲の伝説の証まで侵そうとする。]
(144) 2015/06/03(Wed) 23時頃
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|
…………… へっ 生憎、
俺はもう、 アンタのご機嫌を取る為に戦ってるわけじゃ、ねえ……
[>>136小高い丘へのその姿を移した女を睨みつけながら 口ではそう強がるも、ぐらりと身体が揺れる。]
(145) 2015/06/03(Wed) 23時頃
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|
(……こいつ、今までの比じゃねえ……
星読の一族を食らったから? あのオスカーさえも取り込んだから?
―――――いいや、違う……!!! あれは、もっと、凶悪で……俺の及び知れぬ“何か”)
(146) 2015/06/03(Wed) 23時頃
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|
そんな……! アンタまで……!
[見覚えのありすぎる症状に、アタシの心は、絶望に飲み込まれかけた。>>144 だけど、アイツなら……パピヨンさえ倒せば、アイツならきっと、まだ間に合う…… それだけを信じて、アタシは拳を握った。]
させない……! このまま指を咥えて見ていれば、世界は崩壊するだけ……!
[マリオとシルクの行方が気になりつつも、アタシはアタシにしか出来ないことをしなきゃならない。]
そうだろう、ニール!
[自分では自覚していないけれど、アタシだってニールの意志を継ぐ者《ニール・ザ・フィール》だって、無意識の中では知っている。>>120]
(147) 2015/06/03(Wed) 23時頃
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|
―――――…… アンタ、 一体 “何を”を切り取った……?
もうアンタは “人”ですらなくなったのか――――……ッ!
[>>138襲い来る黒を、避けながら そして時折紅を散らせながら その女を見据えていた*]
(148) 2015/06/03(Wed) 23時頃
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そうとも。僕は―――裏切り者だ。
否定はしない。 僕は僕自身を裏切れなかった。
ヤーニック。まさか君に言われるとは思わなかったよ。 使い潰される? ……まさか。
僕はちゃんと字が読める。
[契約の証は文字に紙に残って居ないけれど。>>117]
(149) 2015/06/03(Wed) 23時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/03(Wed) 23時頃
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一族の力を、アンタなんかに渡さない! 仲間たちの力を、破壊になんて使わせない! 今こそ、世界を書き換える力を…… 黒の蛹の完全変態は、アタシが止めてみせる!!!
百万本の流星雨《シュテラ・シュート》!
[聖星力《エトワリル》を込めた輝く拳を、向かい来る茨へと叩き込む。何発も何発も。茨を通して白い星の力を送る。完全に止めることは出来ずとも、邪魔さえ出来れば……
弱い魔物なら食らえば灰になる一撃を、目にも留まらぬ速さでアタシは繰り出していく。その力は歴代族長の中でも一、二を争う程の凄まじさになっていたなんてこと、アタシは知らない。]
くっ……ゲホッ……
[代償は、体への負担。一撃一撃がアタシの寿命を削っても、仲間たちの力を使われる方がずっと、嫌なんだ。]
(150) 2015/06/03(Wed) 23時頃
|
|
……僕も言ってもいいかな? クソゲスなんて汚い言葉を控えてくれないかな。
[胸糞悪くなったと呟く。>>87]
君好みの色だなんて、本当に思っている?
[光る黄昏は紅《ヒグレ》に似ていた。*]
(151) 2015/06/03(Wed) 23時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/03(Wed) 23時半頃
|
っば 馬鹿、やめろッ!!!! そんな事をしたらお前の身体が……… ッ……
[>>150向かい来る茨に何度も何度も拳を叩き込む姿。 聖星力《エトワリル》が放つ輝きは、目を奪われそうになるけれど それよりも、その身体から生命力が失われていくのが目に見えて口を挟む、が]
…………そうじゃ、ねえ だろ 【ヤー】ニック
[今此所でするべきは、何なのか。 彼女の身体を気遣って戦線離脱させる事?いや違う]
(152) 2015/06/03(Wed) 23時半頃
|
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[――――――― ……彼女の意志《想い》を尊重する事 ]
(153) 2015/06/03(Wed) 23時半頃
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|
本当はあのクソみたいに むかつく顔をぶん殴ってやりたい所だが!!!
………それは、対峙してるアイツに任せる。
[>>151先程のシルクの言葉を思い出し、 わざと彼の嫌う言葉を選びながらぼやくと
男も、彼女に合わせて、向かい来る茨に応戦する。]
(154) 2015/06/03(Wed) 23時半頃
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|
[ 黒が 黒が ひび割れては 消える
耐えられる筈の聖星力《エトワリル》 一度は記憶し、残りは取るに足らぬ弱者として切り捨てた。その筈だというのに、白き聖なるチカラを何度も受けて、砕けぬ筈の黒は徐々に削られていく。 それは回数を増すごとに徐々に強く激しさを増して、彼女の身体全体が、輝き、光に満ちて行く。
まるで燃え尽きる瞬間の、美しき流星≪シューティングスター≫のように。
その輝きは勢いを増し、黒に包まれた中心部までその拳を届かせる。 弾け砕けた黒は蒸発するように光の粒となり、溶けて、消えた。]
(155) 2015/06/03(Wed) 23時半頃
|
|
[今や黒は大きくこじ開けられ、閉じた筈の蛹はぱっくりと口を開けている。娘を弾き飛ばさんとうねる黒は、やはり外壁と同じように娘に砕かれ、内包した力ごと消えて行くのがよく分かった。 深い黒≪茨≫の中心で、女は唇を噛む。]
なんて、しぶとい――! なんて、忌々しい――!
[叫ぶ声には焦りが混じる。屠った筈の自分の天敵。それが、こんな最終段階になって姿を現すとは! あらゆる力の可能性を食らい内包し、それでも彼の一族は恐ろしい。
だが勝てぬ訳ではない。 手負いの相手を屠るには、今一度、ほんの少し手を加えるだけでいいだろう。 振るう片腕はそのシルエットを崩し、先ヤーニクにしたのと同じように、もう一度、星の死病《モール・ガルガンチュア》を。
流星雨を降らす娘に同じだけ青≪花弁の刃≫を浴びせれば、その身を覆う包帯は徐々に散って行っただろうか。]
(156) 2015/06/03(Wed) 23時半頃
|
|
うわぁ…! [ シルクの間に立ちはだかる"絶対"の障壁に力負けし、後ろに吹っ飛ばされる超黄金甲虫騎士!>>115 その障壁ひとつひとつは、多くの、"運命には逆らうことができない"という諦めの心からできていた。 その源は近く――黒き茨に囚われた死者たち>>124 の運命であった]
(157) 2015/06/04(Thu) 00時頃
|
|
何故ここまで死者たちが―― ――まさか―― (オスカー、世界と同化した君も、もう茨に蝕まれてしまったの…? >>133) [ 心が寒々とする。 しかし、その時、竜肉斬包丁から声がした]
(158) 2015/06/04(Thu) 00時頃
|
|
"べそをかくな! 男だろう!" この声は、ニールおじちゃん……
[ そう、自分一人じゃない。 そう、一人じゃないんだ――!
ニールの意志を継ぐ者《ニール・ザ・フィール》は一人じゃない!]
(159) 2015/06/04(Thu) 00時頃
|
寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/04(Thu) 00時頃
|
はあ……はあ……くっ! ああああああっ!
[地上へと振る雨が流星なら、青い花弁は地面から舞い上がる雨。血を吐きながら、アタシは赤と青に染まる。
包帯はびりびりと破けていって、茨のような文字のような、不可思議な紋様が顕になった。もはや体の7割近くは呪いの文字が刻まれ、顔も右半分は覆われている。全身を聖星力《エトワリル》に覆われながらも、呪いは不気味にくっきりと浮かび上がっていた。>>156]
はっ…… ふふ……ニック、アタシを心配してくれん、の?
[花びらを砕こうと拳を振るうけれど、一部は凍った薔薇のように粉々にできても、舞う花の数はあまりにも多くて体に切り傷を作っていく。]
残念、どっちにしろ時間切れ《タイムオーバー》よ…… だから、アタシは最期まで輝く道を選ぶ!!
[流星≪シューティングスター≫の光のように……]
(160) 2015/06/04(Thu) 00時頃
|
|
――――シャパァァァン!
[地殻から迫り上った絶対の障壁。 赤き狂犬の腕を、命繋ぎ止めんと掴んでいた腕>>142は、今や巨大な黄昏竜の硬い鱗を掴んでいた。
命を奪う為に。]
……あぁ、わかる。わかるよ。 強い力が僕の中に溢れている。
(161) 2015/06/04(Thu) 00時頃
|
|
……心配とかじゃねえ!! 何度も言ってるけど、お前に此所で死なれちゃ
………ッ俺が、困るんだよ————!!!!
[ゴ ォ ォォォゥ ……!!!]
[紅に燃える拳は、茨を焼き付くすように迫る。 >>160時間切れ《タイムオーバー》の言葉を聞かぬように。]
(162) 2015/06/04(Thu) 00時頃
|
|
[よろりと足がふらついた。 血がぼたぼたと落ちる。]
マリオ……
[ニールがどこからから拾ってきた子。 弟がいたら、こんな感じだったのかと思ってた。]
ニールの意志を継ぐ者《ニール・ザ・フィール》…… 本当は二人で最後まで、継いで行きたかったね。 アンタの作ったご飯は美味しかったよ…… アタシは料理、どうにも下手だったもんね。
[星に願いを。胸の前で腕を組む。 残ったアタシの力を、アンタに。
もう殆ど残っていないけれど、聖星力《エトワリル》はきっとアンタを護ってくれる。拳からぱあっと生まれた小さな光は、マリオへと流れ星《シューティングスター》のように飛んだ。]
(163) 2015/06/04(Thu) 00時頃
|
|
意匠造形《シルクメイク》、咲き誇る夢幻の薔薇!!
[2本の指が破裂音を奏でた。 ただそれだけで、黒茨は大輪の花を咲かせて艶やかに舞う。 青の花弁と、黒の花弁と。]
(164) 2015/06/04(Thu) 00時頃
|
|
パピヨン、………アンタ
俺に、星の死病《モール・ガルガンチュア》を与えたのは ――――どうやら間違いだったみたいだぜ……!!
[>>156何度も降り注ぐ星の死病。 勿論、男にもそれは内部から蝕んでいる。 ……にも関わらず、男は不意に、笑みを零した。
この状況で、思いついてしまった。 男は自身に巣食う“絶望”を通じて、 その力《紅》をメルヤに流し込む――――……!!]
(165) 2015/06/04(Thu) 00時半頃
|
|
[輝く流れ星をその身に纏い、最後の星読の娘は、魂の輝きを燃やして。 黒と青の女は未だ不完全な身体と能力を振るい、呪いの刻まれた娘を切り刻んでいく。 弱らせ、食らう為に。]
――そう、時間切れよお嬢さん。 残念だけど、貴女はここで退場するの。
大丈夫、悲しく無いわ。 すぐご両親に会えるのだから。
(166) 2015/06/04(Thu) 00時半頃
|
|
この私の、黒の茨の中でね…!
[黒は質量を増して襲いかかる。今まさに最後の星を飲みこまんと、娘に向かって一直線に。 ガラ空きとなったの黒渦の中心で、女は勝ち誇ったような笑みを浮かべた。]
(167) 2015/06/04(Thu) 00時半頃
|
|
[ずきん――…]
!?
[指の先が痛んだ。だらりと落ちた右の腕を抑える。 首を振り、ひとつの可能性を否定した。
水晶《クレパスキュール》の力を得て、真の管理者となったシルク・ロードにはあり得ない。
ひゅうと風にも似た息を吐き出す。 産み出した黄昏竜が被膜の翼を広げて禍つ風を起こした。]
(168) 2015/06/04(Thu) 00時半頃
|
|
[弱ったメルヤの姿。 包帯の下の呪は今や広がり。
けれど痛ましさに目を背けることはなかった。 ニールの意思を継がなかったのだから。]
……メルヤ。マリオ。イスルギ。 そして―――ニック。
(169) 2015/06/04(Thu) 00時半頃
|
寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/04(Thu) 00時半頃
|
……これで本当に、ばいばいだよ!
[眼の端から、つぅと水滴が流れ落ちた。 シルクの指差す方向へと黄昏竜が跳ぶ。
巨大な顎を広げ、吹き飛んだマリオを喰らわんと。 黄金の騎士達を打ち砕かんと。]
(170) 2015/06/04(Thu) 00時半頃
|
|
メルねえちゃーーーーーーん!!! [ 今にも燃え尽きそうな星に、叫ぶ]
(171) 2015/06/04(Thu) 00時半頃
|
|
[ 少年には、血のつながった家族がいなかった。 ニールと、メルヤと。 誰ひとり血は繋がっていないのに、家族みたいに一緒に暮らした。
世界を壊そうとするものの存在に気付いてからは、歩幅が小さい分、一生懸命ついていこうと、その二人の背中をおいかけてきた。 斬って焼けばいいと言い張るニール、味見しないメルヤ。 気がつけば料理はいつも自分が作ってた。おいしい、っていってくれればいいな、と思って。 そう、オスカーも、それからシルクも美味しそうに食べていたっけ。 とっておきの、クリームシチュー。
自分が何者なのかも知らず、力の使い方も知らず そんな自分を、導いてきた星《エトワール》に、手を伸ばす
流れ星《シューティングスター》は降り注げども、その故郷は、今まさに黒い茨>>167 に捕らわれようとしていた]
(172) 2015/06/04(Thu) 00時半頃
|
|
[ その手は、届かない。
次の瞬間、少年の目の前は真っ暗になった。
そう、ここは黄昏竜の、腹の中――]
(173) 2015/06/04(Thu) 00時半頃
|
|
それでも、勝つのはアタシ達だ、パピヨン。
[小さな光をマリオに託した後、アタシは黒の中心部にいるパピヨンと真っ向から対峙した。思えば、逃げてばかりだったアタシ。こうして真正面から向かいあうのは、初めてだったかもしれない。
アタシは、腰を落として右手に力を込める。 生命力を聖星力《エトワリル》へと変換して……
と、そこに、新しい力が流れこんできた。>>165 まるでサソリ座の心臓の炎のような、紅の光。
すぅ……と息を吸って、拳をまっすぐにパピヨンへと力いっぱい突きだした。]
超新星・桜花《スーパーノヴァ・フルール・ド・スリジェ》!!!
[星の最期の輝きが、混ざった紅と白の光が、桜色に輝いてパピヨンの体を覆い尽くさんとす……!]
(174) 2015/06/04(Thu) 00時半頃
|
|
……………。
[けれど、アタシもここまでのようで。 黒に染められた体から、力が抜ける。 最後まで抗えただろうか。]
ニック、ありがとう。 マリオ、元気でね。 イスルギ、どうか二人をお願い。
[アタシは、拳を振りぬいた姿のまま、倒れこんだ。 黒い茨から身を守るすべを、アタシはもう持っていない。]
そして、世界を……どうか……
(175) 2015/06/04(Thu) 00時半頃
|
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/04(Thu) 00時半頃
|
[ 闇の中に、光が灯る。
メルヤの最期の星の光が。
どれだけの静寂か――]
(176) 2015/06/04(Thu) 00時半頃
|
寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/04(Thu) 01時頃
|
[>>175
星の願いを、拾い集める。 命潰えても、遺したいかけがえのない世界のことを―― ]
(177) 2015/06/04(Thu) 01時頃
|
|
[意匠造形は黒茨を助けんと色を請う。 それは黒をより目立たせる為のカーテンの如く。]
………っ!
[星が――弾けていく。 咄嗟にメルヤへと伸ばした腕をそのままに、シルクはその色を見ているしか出来なかった。]
(178) 2015/06/04(Thu) 01時頃
|
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/04(Thu) 01時頃
|
……… ッ い け、ぇええええッ!!!!!!
[>>174力が、流れていくのを感じる。 病を患っても尚、負ける事のない《白星》と《紅戌》が 混ざり合うそれは―――超新星・桜花《スーパーノヴァ・フルール・ド・スリジェ》
>>175名を >>169呼ばれた気がした。
しかしその声は今 桜色の輝かしい光の中に溶ける*]
(179) 2015/06/04(Thu) 01時頃
|
|
[向かい合う娘は、強い目をしていた。>>174
それはまるで恒星のように光り輝き、燃えるように、更にその存在を強めて行く。>>165 だが、それがどうしたと言うのだろう? 死にかけの娘が劣勢であることには変わりない。 それでも全力で挑むのは、彼女が星読だからか。それとも、その目に怖れをなしたのか。]
…減らず口を…!
[黒は倒れこむ娘を覆い尽くす。その光を奪わんと、深淵の色として気高き恒星を――]
(180) 2015/06/04(Thu) 01時頃
|
|
[弾けたのは、更なる強い強い光。 混ざり合う桜色が女を覆い尽くして、
黒と青≪パピヨン≫
白と赤≪メルヤ≫
その場は溢れんばかりの色の雨に包まれた。]
(181) 2015/06/04(Thu) 01時頃
|
|
[そして、 次の幕が上がる。]
(182) 2015/06/04(Thu) 01時頃
|
1
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3
4
5
6
7
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