73 ─深夜、薔薇の木の下で。
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ヴェス、さん?
[繋ごうと差し出した冷たい手から、何かが流れこんでくるように感じた。 踏み散らされる赤い花びらのイメージと共に、痛みと苦しみと、それ以上の渇望が。
過るヴィジョンは、まな板の上に載せられた鯉のように、怯え恥じらいながらも奪われるのを待つ姿。]
…なんで? そんなの、痛いよ…?
[両目も胸の奥も熱くて痛くて。 ぽろぽろと止めどなく涙が溢れてくる。]
痛いのに。辛いのに。 …何故?
(0) 2011/12/27(Tue) 00時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/12/27(Tue) 00時半頃
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[しゃくりあげるように泣いて、ぐしぐしと袖で涙を拭う。]
…欲しいなら、あげれるならあげたいのに。 俺じゃ多分、きっと……
[切実な渇望が、胸に痛くて。 どんなに頑張っても今の自分じゃ満たそうとしても届かない。 歯がゆくて、歯がゆくて、どうにもならないから。]
(3) 2011/12/27(Tue) 01時頃
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[連れ込まれた場所は、しんと冷たい静寂に満たされている。 石鹸と薔薇の香る先輩の顔を見つめて、制御しきれぬ心は乱されたまま。]
わかるんだ、たまに。 うまく言えないけど、何となく。 …だから、危なそうなら逃げてこれた。
でも…
ヴェスさんみたいに思ったのは、初めてなんだ。
[触れてしまったのは秘められた願望か、背負ってしまった業か。]
…後悔するって、判ってるんでしょ? なのに、なんで…
[いつか口付けられた目が、熱くて痛い。]
一番かどうかは自分でもよくわかんないけど、
(15) 2011/12/27(Tue) 01時半頃
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でも、大事にしたいんだ。痛そうになって欲しくないんだ。
なのに…
[傷つきたい、壊されたい。 そんなものばかり見えてしまって。
叶えたいと思う心は、どうすればいいんだろう。]
(16) 2011/12/27(Tue) 01時半頃
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[大事にされて、いろんなものから守られてきたから、 こんな時どうすればいいのかわからなくて。 彼と兄との間に、何があったのかなんて知らなかった。
けれどおずおずとヴェスパタインの項へと手を伸ばすと、 長い髪を掻き上げて、白い耳朶にそっと歯を立てた。]
(24) 2011/12/27(Tue) 02時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/12/27(Tue) 03時頃
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[幾つもの花弁の散った白い肌は、あまりに鮮烈に煽情的で。 薔薇の血の香は赤く甘く熱く。 狂おしく酔わせるように染みこんでくるけれど、それでも。]
…嫌なんです。
[欲しくて欲しくて仕方が無いと、身体の芯は薔薇に煽られ、意志に反して暴れ出す寸前。 その肌暴こうと襟元を掴んだ手は、布越しに自分の手のひらに爪を立てるほどに堪えて震えて。]
ヴェス、さん… ヴェスせんぱ…ぃ…… …貴方が痛いのは、嫌。
[情欲に流されそうになるのを留めるのは、もはや薄氷一枚ほどの意志。 踏み抜けば流され無残に溶けて、あとは溺れてしまうのみ。]
(48) 2011/12/27(Tue) 15時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/12/27(Tue) 15時頃
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[ガチガチに力の入った冷たい手を、温かな指が包みこむ。 兄がかつて良くしたように、翳った金の色の髪は撫でられて、 抱きしめられる腕の中、冷え切った身体は堪えるように硬直していた。]
価値なんか無いなんて、そんな事、言うなよ。 …それだと、そんな価値のないものにこんな気持ちになって泣いてる俺って、馬鹿みたい、じゃん。
[自分がどうにか出来ることじゃない。 そんなのは知ってる、判ってる。
それだけに、悔しくて口惜しくて。 行き場のない感情と熱をただ持て余す。]
(70) 2011/12/27(Tue) 21時半頃
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…ごめん、迷惑…だよね。 勝手に思って、勝手に泣き出して、ホント馬鹿みたい。
[腕の中から逃げ出せぬまま、作ろうとした笑顔は歪んでしまってうまくいかなかった。]
(76) 2011/12/27(Tue) 22時頃
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…ヴェス、さん。
[問いかけに、答えはうまくまとまらなくて。 感情と欲望はちぐはぐで、両端から心臓を引っ張り合って裂いてしまいそう。]
…俺。 [耳元にそっと触れるような囁きに、理性のタガは外れてしまいそうで。
このままではこらえ切れそうになくて、その手を振りほどいて逃げ出そうとする。 泣きすぎて喉の奥がひりついて、冷たい水が飲みたいと思った。]
(77) 2011/12/27(Tue) 22時頃
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…ごめん、 忘れて。
何も聞かなかったことに、して…よ。
[もがいても逃げられず、ぎゅっと両目を瞑って顔を背ける。]
わかんない、わかんないよ。 今までのままで、いたいのに…
壊してしまいたくて、苦しいんだ。
[そんな事したら、もう今まで通りには戻れない。 いや、もう既に壊れてしまっているじゃないか。]
…くるしい、よ。
[身体はとても冷たいのに、内から燃え盛って焦がれるよう。]
(82) 2011/12/27(Tue) 22時半頃
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…ヴェス、さん……
[薔薇の香りは甘く甘く。 抗う意志を溶かして行って。
まだ包帯を巻いたままの指に、彼の傷が紅い染みをつける。 その手を恭しくとって、くちづけを落とした。]
(90) 2011/12/27(Tue) 23時頃
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[ずっと守られて、何も知らずにいたから、壊し方も抱き方も知らない。 それでもためらいがちに、幾つもの朱紅に彩られた白い肌へと手を伸ばした。**]
(92) 2011/12/27(Tue) 23時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/12/27(Tue) 23時頃
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[濃厚な薔薇の香りに狂わされ、たどたどしい指は彼の身体を暴いていく。 兄が残した痕跡と知らぬまま、 鮮やかに肌の上に散る紅の一つ一つをいとおしく辿り、冷たい舌でそっと舐めて。 痛いほど張り詰めた熱情を無意識に、着衣越しに太ももに擦りつけながら、 陸に上げられた魚のように震える肌へ、新しい痕を刻んでいって。]
ヴェスさ、……ァ………
[シャツを掴んだ手がぎゅっときつく握られ、ぶるりと身を震わせた。 堪えるようにぎゅっと瞑った目は、驚きと情けなさと怯えたような色で愕然と開かれる。]
(149) 2011/12/28(Wed) 08時頃
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…っご、ごめん…ごめんなさいっ!!
[服の下、どろりと不快な感覚。 何も知らず守られて育ったせいか、 なによりそんな粗相をしてしまったことが酷くショックで。
張り詰めていた熱情は、嘘のように冷め切ってしまって…
酷く居た堪れない気持ちに、彼をそのままに聖堂を逃げ出す。 もう、なんだかよくわからないけれど、酷い罪を犯して、穢れてしまったような気分だった。]
(150) 2011/12/28(Wed) 08時頃
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[よたよたと逃げるように走る足取りはもつれて。]
…モリス、っ。
[廊下に見つけた姿。 泣き濡れたこんな顔で会いたくなかったけれど、そこを通らないと着替えにも行けない。 なるべく見られぬよう足早に過ぎようとしても、穢れた香りまでは隠しきれはしない。]
(152) 2011/12/28(Wed) 08時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/12/28(Wed) 08時頃
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…なっ、なんでもないったら…!!
[濡れた袖口で顔を隠しながら通りすぎようとするけど、 かけられた声に、堪えようとした涙が堰を切って溢れ出して。]
ほんと、なんでもないから…ほっといて…… [幼子のようにしゃくりあげながら、立ち去ろうとする。]
(154) 2011/12/28(Wed) 08時半頃
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…うん、ごめん。
[友の気遣いに頷いて、とぼとぼと着替えを取りに行ってシャワーを浴びに。 身体と服に染みた穢れを執拗に何度も洗い流して、 兄が眠りに落ちたと知るのは、誰の口からだっただろう。**]
(161) 2011/12/28(Wed) 08時半頃
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…あんなことしようと、したなんて。
[シャワーの湯もぬるくなるほど、ずっとずっと浴び続けて。]
兄貴に知られたら、怒られる…
[きっと叱られて嫌われて軽蔑されて。 何も知らぬまま神聖化された兄の存在は、犯しかけた罪に酷く重かった。
シャワーの下、濡れながら立ち尽くす。]
(182) 2011/12/28(Wed) 19時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/12/28(Wed) 22時頃
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[隣のシャワーブースから、聞こえ出す水音。 そっと出て行こうとして、誰なのか気になって見てしまった背中。]
レ、レオナルドさん、…それ………。
[身体中に青い痣のようなものが見えた気がして、絶句した。]
(217) 2011/12/28(Wed) 22時半頃
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…や、その……ご、ごめんなさい!
[濡れた髪のまま、勢い良く頭を下げる。]
でも、それ…大丈夫、なんですか? なんか…怪我とかでも、ないみたい、だし。
[だいぶ落ち着いては来ていたけど、目元はまだ腫れぼったかったかもしれない。 おろおろと心配そうにしながらも、歳上の男の身体から目を逸らした。]
(222) 2011/12/28(Wed) 23時頃
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…え?
看病、て……
[訳が、わからなかった。 兄の身に何が起きたのかも知らなくて、動揺した表情で先輩を見返す。]
兄貴、どっか悪いんですか?
(227) 2011/12/28(Wed) 23時頃
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そう、ですか。
早く良くなって、って…伝えといて下さい。
[今の自分は穢らわしくて、兄に合わせる顔が無くて。 しょんぼりとしたまま身支度を整え、出て行った。
こんな気分なのに、育ち盛りの身体は無駄に空腹を訴える。 温かいものでも食べたら、芯まで冷たい身体も暖かくなるだろうか。
カルヴィンがなにか作ろうとして、卵が無いねと言っていたような、 そんな日常があまりに遠くなってしまったように思いながら、食堂のドアを開けた。]
(237) 2011/12/28(Wed) 23時半頃
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[シャワー室から出る時に背中にかけられた声が痛かったけれど、 それでもやっぱり、こんな時に兄には逢いたくなくて。]
…ぁ。
[もう一人逢いたくなかった人に、また鉢合わせてしまった。 さっき涙でグシャグシャでひどい顔だったのも見られてしまったし。
モリスに挨拶も出来ぬまま、食堂の奥へ行き、有り合わせのシチューの鍋を温める。]
(246) 2011/12/29(Thu) 00時頃
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…ほんと、何やってるんだろう。
[ヴェスさんにも謝らなきゃとか、色々と頭の中がグルグルして。 はぁ…と長いため息をつく。
合わせる顔が無い人が、あまりに多かった。]
(261) 2011/12/29(Thu) 00時頃
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[温まったクリームシチューは、一人で食べるには結構多くて。 ちょっと迷ったけど、ついでだからと器を3つ引っ張り出してきてよそった。
深呼吸を一回して、ステンレスの壁板に顔を映して表情を何とか作って。 両手で頬をパシッと軽く叩いてから、お盆を持ってテーブルへ向かう。]
残り物あっためたからさ、食べないかい? みんなで仲良く食べたほうが、きっとおいしいし。
[うまく笑顔は、作れていただろうか。自信はあんまりなかったかもしんない。]
(270) 2011/12/29(Thu) 00時半頃
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