194 花籠遊里
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― 廊下 ―
[夜の始まる音がする。>>#1 帳を落とし、明りを消して、籠より攫う一時の音色が。
ふ、と息を吐き出し、止めていた足を再び駆動させる。 今宵、一時、翅休める花弁を選ぶ為。*]
(7) 2014/09/14(Sun) 16時頃
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[トントン、と廊下を軽く蹴って、近づくのはシーシャの背後。 丁助に手を添える様を気にも留めずに、ようと弾ませる声。]
羽振りが良いやな、盛況かい。 一服分けちゃくれねぇか、シーシャ。
―――煙に誘われる性質じゃねぇが、 アペリティフが足らねぇよ。
[気安い調子で一本強請りつつ、淡紅色の彼の視線に気付いて、 自身も揺れる藤色を目撃。ひらひら揺らし、手招く風。]
これから開くってぇのに、晦たぁ不貞じゃねぇか。藤の字。 [好きよう振舞う男は、客としての傲慢さを併せ持ち。 軽口を叩いて、彼の歩みに制止を掛けたのだった。]
(11) 2014/09/14(Sun) 18時半頃
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[何処で何をしてきたかなど知れぬだろうが、 この蝶が残す鱗粉はいつも碌でもない毒と化す。 自身が撒き散らす毒など気にもせず、 易い調子で藤の君を呼びつけると、早速お小言が飛来。>>15]
――…ウィステリアを並べねぇ時点でお前さんも厄介者よ。 おう、花房下げねぇ時期の藤は紙巻が気になるかい?
[斜に構えて交わす軽いやり取り。 眼差しは一度香源に流し、己の唇を緩く擦り。]
(16) 2014/09/14(Sun) 19時頃
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過保護が見えるぜ?藤の字よ。 お前さんの癖はちっとも抜けねぇな。
[喉仏を震わせ、自身だけ籠の影へと追いやる様を見た。>>17 暗に己から躱しただけかも知れぬが、瑣末に拘る男でなし。]
ほう、ハイカラ好みかい。 閨での一服は肌に染みるぜ、煙管盆はあんだろうな?
[片目を眇めて問う色合い。 皮肉気に笑う唇が、淡紅色も視界に納めると、 少しばかり瞳を揺らして、口角を引き上げた。>>18]
――…燻されりゃ、お前さんのその焔もくすむかね。
(19) 2014/09/14(Sun) 20時頃
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―――…へぇ、
[彼の微かに言い淀んだ間を噛み、 自身の中で動く興を僅かながら感じた。>>20 口腔を舐める舌先を誤魔化すように、慣れた仕草で首を傾け シーシャのシガーケースより一本を咥えて引き抜けば、穂先を揺らし。]
泣かせとけ、泣かせとけ。 涙の枯れた花なんざ、可愛げがねぇ。 花蜜どころか涙啜って飛ぶ蝶が気取るなよ、シーシャ。
[笑気と共に、彼の耳元で囁く揶揄。>>26 火種を貰う代わりに擦り付ける言葉としては悪辣な褒め言葉。 高い鼻梁で彼の蟀谷を擽ってから、焼く紙巻の先。>>27]
(29) 2014/09/14(Sun) 20時半頃
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[一度大きく紫煙を吸い込み、肺腑を巡らすと、 藤之助に向かい浴びせる煙。まるで、手付けのように。]
藤の字よ、朧を呼んできな。 お前さんの過保護とやらで一興を過ごそうかね。
―――…まぁ、朧霞の一夜も風情があるじゃねぇか。
[笑う瞳が撓んで、紙巻のフィルタを噛んだ。]
(31) 2014/09/14(Sun) 21時頃
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淡紅を鈍色に変えたきゃ、媚を覚えな。 涙に暮れる以外の輝きが花にあるかね。
[掻き混ぜる言の葉に、踏み出す足。>>28 やはり、この蝶は夜蛾にて、留まる木々を探さない。
集う蝶の群れを抜ければ、名無しの花主に二輪求めて。 歩み重ねて、下るは夜より闇い、花籠の底。*]
(36) 2014/09/14(Sun) 21時半頃
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ヘクターは、亀吉に話の続きを促した。
2014/09/14(Sun) 21時半頃
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― 地下牢 ―
[今宵購うは玲瓏な面差しの朧月に、 季節の外れの花房垂らす藤の君。 態々、二人を纏めて買うのは、彼らの仲を知る男の性悪さ故。 無意識ながら、己に付いて回る派手遊びの噂を肯定。
行儀のよいばかりの蝶客に混じる夜蛾は、 牀台に敷かれた綿布団の上で脚を組む。
格子の内側に収まる男は、捕われたのではない。 この場は、蝶が花を囲う為の籠である。
睦まじく二輪揃えられる花を待ちながら、 咥えたままであった紙巻を、唇で淡く愛すと煙管盆へと放り。 ジュ、と短い音を立てて、僅かに空気に混じる焦げた香。
瞳に熱い色を宿し、唇の形だけで笑みを作った。]
(40) 2014/09/14(Sun) 22時頃
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― 地下牢 ―
[花はいつも穢れを知らぬ白を纏いて地下に落ちる。 蝶の好色に染めさせる趣の純白は、男にとって少し眩しい。
しかし、格子戸の引く音を聞き、性質の悪い双眸を投じれば、 喜色に撓め、並ぶ月と藤に視線を這わせて歓待。>>46>>49]
なぁに、これから時を忘れさせてくれるんだろうよ。
二人とも此方へ着な、 ―――…今宵は俺がお前さん方の主人よ。
[傲慢な物言いで拒否権のない彼らを呼び、 逞しい両腕を開いて迎える二輪の花。 彼らが並び立てば、圧巻を覚えるほど美麗なる光景が広がり。]
(50) 2014/09/14(Sun) 23時頃
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[彼らが牀台までの距離を消化すれば、 己は怠惰にも腰も上げぬまま、腕を伸ばす。 右腕に藤之助の尾骶骨を、左腕に朧の背を抱いて捕獲。 腕にそれぞれ違う体温を抱く贅沢を満喫。
強欲な男は、先に朧から唇を乞い、顎先を持ち上げた。 当然、傍らの藤之助の顔色を横目で覗きつつ。]
……ああ、これも一興だ。 答えずとも良いが、問うておこうか。
――――…お前さん方、こうして束買いされた事は?
[口付ける直前、笑む唇。 性悪な問いは、花束に慰みの幕開けを自覚させる。
特に、見せ付ける藤之助には、尾骶骨から臀部に掌を下ろし、 双丘を布地の上から割るように、指を立てて玩弄。]
(51) 2014/09/14(Sun) 23時頃
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[彼らの緊張を肌で感じ、早速一文字に結ばれた唇へと触れた。 朧の花は経歴も長いのだろう。心得調子であった。>>54
彼が薄く開いた唇の袷を軟体で詰って、生温い呼気を寄せ。 浸食するよう忍び込んだ舌は、ぐるりと巡らせ賞味。 白い歯列を一欠けらずつ擽り、紙巻の香を移して、堪能。
更には水音を態と立て、口腔と藤之助の耳に届けながら、 彼の舌先に深度を求め、突き誘って見せた。]
―――ん、悪くねぇ。 しかし、そうも見透かす眼をすんじゃねぇよ。
……嬲りたくなる。
[笑い声は抑えたものの、彼の舌先を手繰り、 淡く噛み散らすのは我慢しなかった。]
(60) 2014/09/14(Sun) 23時半頃
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お前さんがかい?朧がかい? ―――…それとも、揃えた繚乱がかい。藤の字よ。
[茶化す声色はこんな時でも変わらず、>>56 されど、雛を按じる親鳥如くの眼差しに満足し、指を折る。
膝が笑えば、己にしな垂れさせるよう、肩を貸しながら、 長く太い中指が、白い生地に皺を刻んで門渡りまで伸びた。 彼も花なれば、この程度の接触は茶飯事だろうが―――、
今宵は直ぐ間近に彼の朋が居る。
乱す呼気が届き、布擦れが聞こえるほど傍に。 朋が悪辣な男と交換する体液の音さえ、阻まれない距離。
男は花の身体と精神と、羞恥を玩び彼を爪弾く。 繊維が肌理を摩擦し、指腹より伝わる体温が伝播。 時折背後の窄まりまで掠めて、戯れに圧を加えて慰める。]
(63) 2014/09/15(Mon) 00時頃
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[享楽に耽るも、玩んで抉るも、花に寄る蝶の匙加減一つ。 彼らがどれ程美しく咲き誇ろうと、自由は無いと言い聞かせる。 ――尤も、彼は己よりも、ずっと。その暗黙の了解を身を以ってで知っているだろうが。>>66
彼の口内から得た味わいは、馴染みの薄い葉の香り。 息継ぐ度に、奥から掬うように閃かせ、軟体絡めて体液を交換。 滑る感触は境界線を曖昧に変え、驚愕も刺激として得。]
―――…眼は口ほどに物を言うぜ、朧。 屈服をしらねぇ癖、社交辞令で躱す気かい?
[言葉で詰れば、彼の瞳の奥に見えた一色を咎め、銀糸を繋ぐ口唇を解放。ついでに細く痩せる糸を舌で断ち切り、閃かせて。 そのまま口角に親指を押し当て、閉じることを許さず掛ける圧。]
余所見するとは、随分余裕があるじゃねぇか。 ――…ああ、本当に過保護なのはお前さんの方か。
[喉仏を上下に揺らすと、顎に掛けた指先で彼の頭部を下方に引き、組んでいた足を解いて、開いた両膝の間に彼を招く。 聡い花たる彼ならば、指腹で唇拭うだけで次なる陵辱を理解するだろうか。 ―――見下ろす獣の双眸は、奉仕せよ。と傲岸に告げていた。]
(68) 2014/09/15(Mon) 00時半頃
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――…健気だねぇ、まだ減らず口が持つかい。 ああ、しかし、何時もより毒が足りねぇな。
――――……意識しているのかい。
[笑った唇が彼に問う。>>67 この二人が、お互いを意識しているのは重々知れた。 だからこそ、態々二輪を活けたと言っても過言ではない。 自身の見立ては正しかったようで、指先で探ってやるだけで、 藤の君は花房のように揺れて狼狽を見せる。]
ほら、お前さんが意固地を張るから、朧の口を使わにゃならん。 そんな目で、愛い月を按ずるより、することがあろうよ。
[彼の眦に走る朱線を視止め、今度は更に浸食を深めて、背後から白裾を捲くると、武骨な指で彼の窄まりに直裁に触れた。 まるで彼の痴態を愉しむように、瞳に喜色が流れ込む。 すり、すり、と指腹で甘く数え始める窄まりの襞数。]
腰を淫らに揺らして誘え、藤の字よ。 お前さんの可愛い可愛い朧の為よ。
(71) 2014/09/15(Mon) 00時半頃
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―――…ほう、
[はぐらかしてしまう彼の物言いに、僅かばかり声の質が変わる。 己の前に膝を着いた彼を見下ろし、浅い溜息を長く吐く。>>72]
手折るも断ち切るも御法度、だがな、朧よ。 散らす事は、咎められてねぇよ。
[告げると同時に靴先を持ち上げ、 彼の屈んだ腿の合間に忍び込ませる硬い革靴。 仕立ての良い靴の表皮がグ、と彼の中心を押し上げ、そのまま陰嚢を揺らす質の甘い前後運動を開始。]
藤の字にも教えてやるよう見せてやれよ。 年季はお前さんの方が入っているんだろう?
[解かれた下衣から覗くのは、赤黒く凶暴な逸物。 既に僅かな熱気を有するが、男の満足にはまだ遠い。 股間に懐く彼を犬のように扱い、気まぐれにその頭を撫で、 己の性器に美しい顔貌を引き寄せた。 花に謳われる造形と並ぶ雄芯に倒錯覚えて、棹に走る脈一つ。]
(76) 2014/09/15(Mon) 01時半頃
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いいねぇ、人間らしくなってきたじゃねぇの。藤の字よ。
[偽りを隠しきれぬ彼の瞳にニィと撓める瞳。>>75 彼の持つ鏡を砕きたがるは己の悪癖なれど、省みた事は無い。
今も指の接触に肩を揺らす彼を抱寄せ、更なる鏡内を求めた。 そうして、跪台より花薄雪の香油を掬う。 甘たるい香で彼らを惑わさず、爽やかで何処か冷たい――――さながら現の香りを撒いて、夢にさせぬ算段。
彼の告げるお決まりの文句を聞き流し、真に取り繕わず零れる嬌声を求めて、片手で器用に小瓶を開いた。 悪辣な言葉を次々掛ける癖、扱う様は“生娘”にするが如く。]
良い、献身だ。―――そんなに親鳥の振りが楽しいかい。
[どろりと広い掌に香油を零し、濡れた指先を再び忍び込ませれば、つぷ、と彼の窄まりに宛がった。 先ずは正円を描いて、花を開く様子を奉仕する朋にも教え、彼の腰が揺れれば、蛇行を伴い節の目立つ指が狭隘を穿つ。太い指が異物感を齎し、緩く鉤型に曲げて探る内側の感触。]
――…啼けよ、藤の字。
[鎖骨に触れてくる手首へと接吻を捺して囁いた。]
(81) 2014/09/15(Mon) 01時半頃
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[二輪を並べた悪辣な男。 彼らに歌わせたがる二重奏は悪趣味の極み。
されど、花は咲き誇るばかり。
蝶を―――或いは、蝶の振りするナニカを、 満足させると言う、唯それだけのために。**]
(82) 2014/09/15(Mon) 01時半頃
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ヘクターは、藤之助に話の続きを促した。
2014/09/15(Mon) 01時半頃
ヘクターは、丁助に話の続きを促した。
2014/09/15(Mon) 01時半頃
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― 地下牢 ―
[年若い朋を庇うように紡いだ彼の声に、 自身の陰茎を唇へねとりと塗りつけて阻んだ。>>84 傲慢に振舞う男は、彼と視線を繋げても何一つ躊躇いはしない。
緩やかに長い髪を掻き混ぜる五指が、戯れて遊び。 はらはらと形崩れて、彼の頬に翳りを差す。
朧月が普段愛する煙管などより余程逞しい屹立は、 口付けに揺れて、充足の呼気を無意識に漏らした。 僅かに腰を進めれば、唇で棹を絞らせ、熱塊は粘膜に体温を移し、細い作りの顎に質量を与えゆく。 生々しい肉を一杯に頬ばらせ、彼の軟口蓋を先端の膨らみで浅く突こうか。]
―――良い子だ、朧よ。 どうだ、旨いかい。
[下卑た声に合わせ、彼の舌上を滑る男根。 薄っすらと棹に脈筋が浮き始め、彼の味蕾へ先走りの味を拡げて侵食を齎した。]
(113) 2014/09/15(Mon) 19時半頃
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しっかりと視てろよ。藤の字。 あの御綺麗な朧が眼一杯頬張って、――…そそるだろう?
[悪辣な男は指で乱す彼の視覚にも、朋の痴態を覚えさせ。 問いかけに対する答えを欲して、弄る異物を増やした。 まるで、娼に付く未通者へ、教えるが如くの丹念さ。>>89
彼の美しい友が、眼下で醜悪な逸物を咥えこんで奉仕し、 やがて花を苛む毒針を、彼らの痴態で育てている光景。>>90
特に面倒見の良い藤之助には、よく利くのだろう。 彼がうろたえるほどに、朧に響くとも知れぬまま。]
(114) 2014/09/15(Mon) 19時半頃
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[彼の唇より零れ落ちた声は微かで、己を満足させるには至らなかったが、取り繕った演技でなかったので、緩く褒めてやった。
褒美とばかり与える刺激は、含ませた二本の指で性器裏の隆起を押し上げ、捏ねるように撫でて内を歪める、意地の悪い賞賛。 体温に温められるほどに、凛と香る薄雪の香が立つ。>>109
懐くように身を寄せてきた彼に唇のみで笑み。 耳朶を噛み散らす色香を目の当たりにして自然と喉が渇いた。 ―――しかし、足りぬは此方とて同じ事。]
違うだろうよ、藤の字。 ―――…藤に嵌めてくださいってぇ、乞い縋るところだろう?
[彼の顎先に口付けを一つ送り、唆すは屈辱なる言葉。
同時に指を衝き立て、内側に細かい蠢動を齎し、 ぐずり、と滑る水音は、彼の鼓膜を内側から叩く。>>110]
(115) 2014/09/15(Mon) 19時半頃
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それともなにかね――…、 お前さんは、そんなに穢れる雛が見たいかね。
[悪辣はせせら笑って一度、朧の喉を大きく突き上げた。 朧の気道を塞ぐように熱源が沈み、与える苦悶と重い脈。 朧の細い喉の内側を、先んじた青い滴りが伝って下り、 胃袋に蝶の毒が流れ込んでいく。]
(116) 2014/09/15(Mon) 19時半頃
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[指で内側の柔を掻き、折り曲げる度に内から圧掛けた。 指先は妖しく翻り、きゅ、と熟れゆく肉を詰る。>>120 武骨な指先は僅かでも動かすだけで、節が縁肉に掛かり、 拡張を強いて、内側も入り口も、己の指の形に撓ませた。
悦の予兆を見せる肉体は、白衣より覗く肌に色を撒き、 言葉で弄るほどに変色を辿る花を愛で。 チラ、と視線を彼の前へと下げると、 背後への刺激のみを齎された、彼の雄の角度を計る。]
―――仕方ねぇ、藤よ。 今日ばっかりは拙さに免じてやろうが、躾は必要よな。
[性質の悪い甘さを覗かせ、笑気を噛み。 五指は朧の頭皮へと伸びた。]
(131) 2014/09/15(Mon) 21時半頃
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[朋のために見せる献身か、熱のために焦がれる欲のためか。
口腔を巧みに使い己の熱情を育てる朧の髪を無造作に掴み、 柔く生暖かい肉を蹂躙すべく、自らも腰を繰り出し始めた。>>126
彼の奉仕の律動に合わせ、顔を引き寄せ、 派手な淫音奏でさせれば、懸命な慰みに滲ませる恍惚の色。
亀頭が彼の舌腹を摩擦する度、肥えてゆく熱源を教え。 低く喉を絞ると、小さな呻き声を漏らして、頂の予感に突き動かされるまま、彼の口内より猛る怒張と化した陽物を引きずり出した。
彼の紅い唇を捲り上げ、引き抜く際も小刻みな脈の余韻を残し。 そうして、一度、藤之助に視線を引いてから――、
朧の端正な面差しへ、咽返るほど濃い白濁を浴びせようか。 避ける事は、髪を梳き上げた五指が許さず、放埓な毒が散る。
ねっとりとした重い精液に穢れる肌を、悪辣は小さく笑った。]
(133) 2014/09/15(Mon) 21時半頃
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[彼の目の前で精を浴びせる朋を見せ、 一等、羞恥と焦燥を感じるだろう瞬間に指を抜く。>>122 身体の中を占めていた異物が退けば、空隙が生まれるか。 彼の身体に飢餓を齎すような、物足りぬ洞が。]
ほうら、夜鷹の振りは終いだ。 ―――きな、藤之助。
[彼の髪から指先滑らせ、しな垂れる体躯を己の膝上に招く。 されども、彼の鏡面が対峙するのは己ではなく、 白濁に塗れし、朋の前であった。
浮かせた彼の腰の背後より、熱の引かない屹立を双丘の合間にすり合わせ、いやらしい笑い声が続く。]
脚を開け、しっかり見せてやんな。 ―――…大事な雛に、身を挺する様をよ。
[声に合わせ、彼の腰を引き寄せれば、怒張で一息に彼を穿つ。 散々香油で濡らした秘所を押し広げ、結合部を朧に見せ付けるように。]
(137) 2014/09/15(Mon) 21時半頃
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[花の媚態は己の鳩尾を灼く。>>140 特に今宵の二輪は圧倒的ですらあった。 互いに花としての矜持を持ちながら、友垣の情を捨てられない。 彼らの繋いだ親交から滴る蜜の甘美たるや、喉が爛れるほどである。
指を引き抜いただけで崩れそうになる身体に愉悦が盛り、 己の乾いた唇を舐めて濡らした。次から次へと飢えていく。 嫌がる素振りの彼を慰めるように首裏に口付け、弛緩を誘い、 圧力に開いていく結合部を見せるよう、藤之助の膝を抱えた。
開脚を強いて、窄まりの襞を熱塊が伸ばし。 先ほどまで朧が育てていた剛直が藤之助を犯す。
倒錯の香が一層強く変わった。]
(146) 2014/09/15(Mon) 22時半頃
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[物慣れたはずの粘膜は、異常な初体験に怯えているのか、 未熟に砲身を引き締め、圧迫を伴い絡みつく。>>141 されど、悪辣な男にとっては余興の一つでしかなく、 未通を玩ぶように満悦が口元を彩った。]
おうおう、こんなに拓いちまって可哀想になぁ。
――…舐めてやれや、朧よ。 ちとは藤の字も素直になんだろうよ。
[旋回を伴わせつつ、突き上げ始める腰。 必死に縋り付いてくる身体の外と中を嘲笑い、 肌と肌のぶつかる音を聞かせて、牢に響かせる。
指先で結合部の捲くれた縁肉をク、と圧して弄り、 顔に白いものを受け止めた朧へと犬の真似事を強制。>>144]
(147) 2014/09/15(Mon) 22時半頃
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[ぐらりと揺れ始めた鏡面と精巧。 戯れに挫いて長い一夜を遊ぶ蝶は隠蔽を許さない。 彼らに与えるは屈辱であり、蹂躙である。 心も身体も苛んで、己の白濁を自ら口に運ぶ朧に嗤う。]
不満が顔に出てるぜ、朧。 ………お前さんも疼くかね。
[態と彼の眼差しを曲解して受け取り、藤之助の裾を開いた。 朧の眼前には、男に貫かれた朋の秘所から、 兆す性器まで全てを視界に納まり。
――――それでも男に縋る藤花を知らしめて。>>145]
我慢できないなら、独り遊びを許してやるよ。 しっかり解しておかねぇと痛い目見るのはお前さんだぜ。
[友の痴態を弄れと言う、犯されるために身を整えろと言う。 朧の複雑な感情は、男の舌上に大層な美味を拡げていた。]
(148) 2014/09/15(Mon) 22時半頃
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[花の滴らせる蜜は、蝶の主食。 彼らの水面下に隠す真の蜜を啜って喉を潤す男。>>149
常に平静を装う彼の瞳も揺れれば、己の歯列裏を舌で舐めた。 貪欲は底を知らず、覗かせた舌に掬われる混ざり合う体液。 香油と先の白濁が交じり合う雫に口付ける彼に瞳を細めた。]
―――…悦い、顔だ。 幾らお前さん方が懇意でも、藤で慰めた事なんてねぇだろ?
どんな気分だ、言ってみろ。朧。
[顎をしゃくって促す発露。 彼が黙秘を選んでも、罰を与える事は無いが、 ―――代わりに藤之助の首裏に甘く噛み付く躾に摩り替える。
蠕動を払い、ゴリ、と内壁を摩擦する音で抉り。 脊髄を駆け上がっていく愉悦は、純度の高い享楽を示す。]
(156) 2014/09/15(Mon) 23時半頃
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[体温が上がるほどに、香は拡がりを見せ、 ひくひくと痙攣する蕾に充足の呼気を巡らせて吐いた。>>154 全て飲み込ませてしまえば、腹筋を内側から押し上げるほどの質量と変わり。]
―――…もっと、声を上げて朧を煽ってやんな。 聞かせてやれよ、お前の可愛い雛共に。
お前さんが、どれだけ、淫売かってな。
[更なる嬌声を欲し、彼の声は牢に反響。 狼狽し、鏡面を見失い、泣いて許しを乞う姿を貪って。 ギ、と木製の牀台を軋ませ、その音すら彼を責め立てる。
徐に彼の胸へと腕を伸ばせば、肌蹴ける合わせより、 大きな掌を差し込んで、乳嘴を摘み上げようか。>>155 彼が受け止める限界を迎えると知りつつも、与える愉悦は際限を知らず、胸を飾る茱萸を引き遊ぶ。
齧りついた首筋を、ねとり、ねとりと舐める舌。 宛ら、花に取り付き蜜を啜る、蝶の捕食であった。]
(159) 2014/09/15(Mon) 23時半頃
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[煙るような靄の向こうで明りをほろりと零していた月。>>164 それが今や、隔たりは徐々に晴れて、淫蕩と情欲に濡れていく。
それでも、笑みを形作る彼には、咎めるように片目を眇めた。 彼の虚ろな瞳の奥底を覗き込もうとする性悪な眼差しを尖らせ。]
――…へぇ。 聞いたかい、藤の字よ。
朧はお前さんにも欲情するらしいぜ。
[彼らを苛むほどに心地が良い。 朧が自らを慰める窄まりに視線を降ろし、 指が彷徨う度に身体を拓こうとする様に眼圧を掛け視姦。
挙句、彼の吐息が己を咥え込む菊門を掠めるたび、 微震が伝わり、結果的に蝶を悦ばせた。]
(171) 2014/09/16(Tue) 00時半頃
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[鏡面に走る細かい罅。彼の軋む音は法悦の調べ。>>165 砕く意思は悪意等という易いものではなく、純然たる我欲だった。 結合部に掛かる吐息に合わせ、左胸を弄れば、やがて芯を持ち 女子のようだと詰って弾き、疼痛齎して苛めて見せた。
唯一度も触れぬ前に、それでも込み上げるのは射精感か。 何度も往復し酷使させた前立腺。 既に彼は、雄を持成す身体として蕩けている。 先走りは腹の中でひっきりなしに水音を重ね、溜まり。
不意に、甘く、欲深く、腹の底へと種を強請る収縮に襲われ、 迫る頂に逆らわず、骨がぶつかるほど深くまで腰を叩き付けた。]
――――ッ、
[彼の中に放つは夥しい白濁。>>166 熟んだ媚肉を灼いて飛沫が散り、腹を波立たせ、至らせる悦。]
(174) 2014/09/16(Tue) 00時半頃
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[藤を朧で苛み、浸食する感覚は脳を爛れさせる。
余韻に浸りながらも、射精の合間も腰を揺すり、 彼の中に残滓も残さず注ぎ込んでいく。
達すると同時に、彼の深淵からも押し上げさせるのは小さな死。 当然、彼が芳醇とした熱欲を絶頂に弾けさせれば、朧は二度目の精を浴びる。
藤色を、真っ白に埋め尽くして。 彼の大切なものを、淫欲で汚させて。]
(175) 2014/09/16(Tue) 00時半頃
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……堪らねぇな、
[僅かに浮いた汗を払って首を振り、橙色が乾いた音を立てる。 ぐちりと体内に零した精を潰す緩い律動を数度繰り返してから、荒々しく扱った花より、白濁に塗れた凶器を引き抜いた。
栓を失った窄まりからは、粘性の濁りがどろりと零れて、彼の秘所を新たに濡らすだろう。 穢されて、犯されたのだと、その身に教えるように。
そのまま藤之助を寝台に転がし、次に腕を伸ばすのは朧の君。 半ば無理矢理、寝台に引き上げて、口唇を塞ぐ接吻を捺そうか。
精に穢されていようとも構わず、 その傲慢な口付けを、打ち捨てた藤之助へと見せ付けた。
―――そこで、余所の檻より微かに聞こえた嬌声に、 一度視線を上げたが、一瞬の瞬きで逡巡も挟まず断ち切り。
ニィ、と笑って、リップノイズを二輪に聞かせた。**]
(179) 2014/09/16(Tue) 01時頃
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[薄い雲の向こうに、輪郭を暈して浮かぶな朧月。 彼の髪が舞い遊ぶ度に、長い髪が細い雨のように見えた。 夜を明かさぬように零れる花の香り、 享楽は男に明るい世界を忘れさせてくれた。
熱と欲で満たされて、それ以外は何もいらない。
白濁に穢れる彼に唇を浅く啄ばみ、腕に抱く。>>180 彼が友に伸ばした腕は、虚空を切り、優しさに届かない。 友情を踏み躙るほど、胸は満たされて、飢餓が癒える。
悪趣味なのは百も承知、己の気質など千も把握。 牀台に放った藤の花房へ、気を向ける朧の呼気を呑み、 その口付けから拡がる甘さに脳髄が灼けた。
―――花から漸く、人の香りがする。]
(228) 2014/09/16(Tue) 21時半頃
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[己の子種を受け止めた藤は、未だ余韻に苛まれるだろうか。 新鮮な精が彼の奥で収縮に捏ねられ、内壁をじわと蝕んだ。 占有していた重量が抜けても、残香は内に留まった侭。>>188
褥の中で熱に苛まれ、揺れる花は艶然と欲を誘う。 美麗な二輪を揃えただけあり、双眸に深く悦を与え続ける。 刹那的な饗宴は、一時の熱を一層焦げ付くものへと変えた。]
―――…そんなに気になるかね?
[藤の瞳を認め、唇は円弧に撓んで歪み。 気怠げな笑みを浮かべて藤之助へ問いかけた。>>191 何処か霞がかった彼の視界に、接吻の様を映し、 不図、更なる悪趣味を企て、朧の身体を引き倒した。
――――丁度、藤之助に覆い被せる形で。]
(229) 2014/09/16(Tue) 21時半頃
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[どさりと人形の様に扱う彼らを慮る心は非ず。 ただ、彼らが鈍く放つ心底の輝きに双眸を眇め。]
こちらの方が、良く顔が見えようや。 ―――眼を逸らすなよ、藤の字。
……お前さん方は皆、直ぐに眼を逸らしやがるなぁ。
[朧の背に掌を滑らせ、腰を持ち上げさせると強いる開脚。 朧に取らせるは藤之助を跨がせ、獣のように強請らせる体位。
彼らの眼前に友情を置いて、欲情で燻す算段。 藤も朧も、更に輝かせるように。
砕けた鏡、壊れた精巧の面差し。
自身を蝶と偽る悪辣な夜蛾は、 男は乾いた心を慰める様に、熱ごと息を吐き出した。]
(230) 2014/09/16(Tue) 22時頃
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[彼らに溺れる蝶など、何頭も居る。 高嶺の花に酔い痴れる伸びる手は数多。
されど、今宵、彼らを支配するのは、 溺れる分だけ彼らを抉り、砕いて、快楽を得る悪辣。>>234
触れ合う二人の肌に熱を孕ませ、育てながら、 差し向けた朧の双丘に添える自身の剛直。 朧の高く結んだ髪を掴んで、まるで手綱のように引く一時。
朧の顎を伝う白濁が、藤之助の頬にもポタリと落ちるか。 散った鏡の欠片を掻き集めさせることも許さず。]
悦いねぇ、――…悦い返事だ。 俺の命令だから、か。
[機嫌良さ気に、膝立ちの腰を揺らめかせると、 朧の窪みに先端の段差が引っ掛かり、縁襞を舐めて掻いた。]
―――…甘ぇ、蜜よな。
(240) 2014/09/16(Tue) 22時半頃
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[彼らは籠の花、今は己の花。 散らすも愛でるも、一夜主人の匙加減一つ。
どれだけ夜を深めても、彼らの目の前には、朋が居る。 夜と切り離されたはずの、昼の世界も見えるだろうか。>>235]
それもそうさな。 ――では、藤の字よ。お前さんが教えてくんな。
朧は今、どんな顔をしているかね。 ―――…お前の朋は、どんな顔で啼いてくれるかね。
[態とらしく、思い至ったように嘯く唇。 ねとりと低音が朧の背に落ち、体液に塗れた怒張の先端が、 朧に自慰を強いて綻ばせた菊座を捉えた。]
………さぁ、教えてくれよ。
[朧の後ろ髪を強く引いて、痩躯を一息に穿つ。 狭隘な肉の狭間を押し進み、朋を犯した熱杭が、空に滲んで浮かぶ月さえ、辱め堕とす。]
(241) 2014/09/16(Tue) 23時頃
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[逞しい熱は、斜に勢いづけて打ち込む角度。 最初から性器裏から始まる隆起に狙い定めて抉り。
己の熱は、万進するほどに欲情を呼び、硬度を取り戻す。 陰茎に浮き上がる血管すら、朧の体内へ細かい脈を走らせて。
グ、と腰が朧の臀部にぶつかるまで、身を軋ませた。 休息を与えず、満たす身体と、己の征服欲。]
―――ハ…ッ、
[朧月の向こうから惑う藤色を見下ろし、獣の瞳が声を促した]
(242) 2014/09/16(Tue) 23時頃
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[朧の形整う肩に走る痙攣は、己の下肢に熱い欲を誘った。 媚を知るからこそ、無意識の痴態は不意打ち如く邪を掻き立て。 己の深層から滲む身震いは彼に収める熱にまで伝う。>>245
満たされる悦びを知っている肉体は甘く、 玲瓏な普段の面差しを忘れさせるほど内壁が妖しく絡みつく。 充足の呼気は途切れて熱を孕み、彼の臀部に手を掛け尻朶を左右に開いた。
そのまま。隙間無く己の形を覚えさせる狭隘を 拡張するように最初に与えるのは淡い旋回。 奥ばかりに円を描き、淫液を塗りこめ。彼の腰も追従させる躾。
ぐず、ぐちゅ、と水飴のように蕩けた音が三者の合間で立ち。 朧の身体で奏でる旋律は、砕鏡を細かく粉に変えさせる。]
(249) 2014/09/16(Tue) 23時半頃
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流石に年季が違うねぇ――…、 男に強いられて、こんなに感じるかい。朧よ。
[年下の藤之助の前で、揶揄めいた賞賛を投げ、 素直に喘ぐ花に褒美の一打を深く与えた。
腰を引けば、懐いてくる媚肉を歪め、衝撃で均す。 その度に生々しい音が溢れ、牢に反響する性交の楽。
腹の内側を暴れる熱源は、従順な身体に最終的な成長を遂げ、 脈の一筋すら粘膜に刻み、体内に己の鼓動を覚えさせる。]
(250) 2014/09/16(Tue) 23時半頃
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[彼の上で睦む蝶と花。 蜜吸いに喩えるには苛烈で、その様は捕食に似ていた。 朧の躯を串刺す度に、藤之助の瞳には色の浮き立つ友が映る。
近すぎる息遣い、近すぎる体温、近すぎる嬌声。 そのどれもが―――、彼を犯すようにも錯覚させるだろうか。
悪趣味な配置は計算されたもの。>>247 平静を装い、搾られた評価の声は、嬌声以上の糖度を伴った。 己の唇を舌で詰りながら拭い、強い眼差しが彼を覗く。]
(251) 2014/09/17(Wed) 00時頃
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―――…花に月、とは、艶雅なことよ。 だがな、藤の字よ。
[唐突に朧の顎に手を掛ければ、彼の眼差しと向き合わせ。 腰を放縦に繰り出すたび、勃起した朧の慾が彼の腹を掠め。]
視たままを告げて良いんだぜ。 ―――…なんて……、淫乱な朋だってな。
[明けを知らない夜の底。>>248 また、鏡の欠片がぶつかる音を聞いた気がした。]
(252) 2014/09/17(Wed) 00時頃
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[光も閉ざしてしまう朔の闇へ。>>255 輝きは漆黒の中でこそ、最も価値を上げる。
朋の声で辱められる彼の貪婪に波を立てれば、また高く啼いた。 恥辱に塗れながら、彼は抗えぬ花月。 彼は花たる故に、咲き誇る以外を知らない。
淫蕩に融けた彼の顔は、藤之助の瞳に映して垣間見。 熱情の赴くままに、欲しい侭に貪ってゆく。 太い剛直が抽挿を繰り返し、奥に淫液を垂らしこんで、 熱烈に絞る肉の抱擁に喉を微かに上下させた。]
見せてやれよ、朧。 ―――…本当のお前さんを。
[彼を背中から緩く抱くと、ぴったりと背に逞しい胸が乗り。 朧藤の眼差しを繋げ、月も花房も夜に堕ちてしまう様を見る。]
(264) 2014/09/17(Wed) 01時頃
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[一時の熱は、己を慰めてくれる。 己の不足に慈雨を降らせ、渇きを癒してくれる。]
―――――……っ、
[長い悦は腰に蟠り、彼らの眼差しがぶつかる瞬間、 奔流の飛沫を朧の内側に爆ぜさせた。
重なる美しい二輪の花、うっそりと瞳を細め。 一度に収まらぬ逐情は、二度、三度と朧の腹を内より叩き。]
(265) 2014/09/17(Wed) 01時頃
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[身体を苛む蝶は背後、朧の目前に在るは藤の君。 愉悦に脆い花が、性感押し上げられて、頂を駆ける時も、 きっと、朋ばかりを視界に入れる。>>260
花を蝕んでいく毒は重く、貞淑を気取る彼の皮を剥く。 一枚下に隠れているものを暴くように。]
……悦ぃ―――…夜よなぁ、
[上がる息を乱し、それでも君臨するは夜の上。 熱い精を迸らせた朧の髪を漸く解放し、 藤之助の上に捨てるよう、背を押しやる。
悪辣な夜蛾は、熱の頂を越えて尚、 最後の最後に、何もかも突き放すよう、手離した。]
(266) 2014/09/17(Wed) 01時頃
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[体液に塗れた二輪の花。
然して乱れの無い己の着衣を、緩やかに引いて、 内側に風を送り込めば、周囲に煙る艶香の濃度を知る。 夜を区切った檻の中には、それぞれ蜜が詰まっているのだろう。 ――――たっぷりとした、甘い秘蜜が。
そうして、息を注ぐよう、低い天井を仰ぎ。 一時、耳を澄ませて、日常には無い悦に身を浸す。
チラと見やるは欲と精に穢れた二輪の花。
日が昇った後も、眼下の友情が、元通りに収まるかなど、 奔放に振舞った享楽蝶は与り知らぬところ。
だが、瞬きを数度越えると、黎明は案外近くまで迫っていた。*]
(267) 2014/09/17(Wed) 01時頃
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