54 CERが降り続く戦場
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― 少し前:闇の中 ―
[>>4:425 運命《フォルトゥーナ》の声が闇の虚空に響いた。 その声に一瞬、『冥王』の声が途切れる。 何かを思い出すように逡巡し――しかし、頭を振った。]
『虹の力、か。 それがお前たちの希望か?』
[左眼の紫が、混沌の色が哂う]
『ならば、その希望を砕いてやろうか――!』
(60) 2011/06/11(Sat) 22時頃
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『悲《ヒ》色の涙(ChaosMode)―LuciferVersion!!』
[ドナルドの使役する影に似た―― しかし、更に昏い"影"が、槍真とアリスを包みこむ。 それは、瞬き一つの間。しかし、その中に居る者にとっては心《コル》と心《コル》を繋いだ、大切な時。
その時を経て]
(62) 2011/06/11(Sat) 22時頃
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―― ―――!!!
[音すら無く、影を裂き虹《光》が溢れ、その中から闇に濡れた六翼を持った槍真が飛び出した。>>4:484 そして、アリスの身体から放たれた虹色の気《アウラ》>>4:486 が、空間を満たす闇を溶かしていく。]
『っくあ――あああああああっ!!!』
[光《アウラ》を見た《冥王》は、数歩後退り、 左眼から、ぽろぽろと紫色の涙を零れさせた。]
(64) 2011/06/11(Sat) 22時頃
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『吾は……』
[涙は雨となり、虚ろとなった神山に降り注ぐ。 男は全身でそれを受けながら、暫くただ、白い空を見上げていた。
>>48 懐の水晶が、その呼びかけに呼応するように光り、そして消滅した。>>52]
(65) 2011/06/11(Sat) 22時頃
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― そして遍く降りたる混沌にして淀みの驟雨が降る ―
『そうか、先程の声>>4:は森羅万象の道標《マスター・キー》の物だったか。 懐かしい声だった。
何千年振りだろう。あいつの声を聞いたのは。 "おれ"が"吾"になる前。《Front》で……』
[一瞬、左眼が過去を懐かしむように細められた。]
(138) 2011/06/11(Sat) 23時半頃
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『――奴は、間違いなく助け出せると言ったが』
―― もう遅い、と言ったろう。 俺はもう、この世界に虹《キボウ》を見いだせない。
[《契約者》は頭を降った。 その言葉に、左眼はそっと伏せられる。]
(140) 2011/06/11(Sat) 23時半頃
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『聞こえるか? 冥獄摩天楼《ハディスタルタロス》に冥天邪神ネルギウス・メギドカオスが降臨したのか。
解るか? かつて氷結氷河《コキュートス》に封じられた咎人が解き放たれるのが。
最早吾は、冥獄摩天楼《ハディスタルタロス》に戻る事はできない。神《God》が冥府に降臨した今――吾は用済みなんだよ。
つまり、これは仕組まれた茶番だ。 吾の……"お前"の命も絶望も、全て解かれるべき法の一つに過ぎん。 ―― 所詮、吾も" "の操り人形に過ぎなかった、というわけだ。』
[《冥王》は自嘲気味に笑う。]
(143) 2011/06/11(Sat) 23時半頃
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『どうする、《契約者》よ。 このまま運命に従ってその心臓を女神に差し出すか?
それとも――希望も絶望も、ここで終焉《おわらせ》るか?』
[降り続く悪魔《カオティック・イビル・レイン》は、 金色の髪の少女の姿をしていた**]
(146) 2011/06/11(Sat) 23時半頃
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…………ネル。
[>>146 雨によって生み出されたのは、擲弾銃《グレネードガン》を持って立つ少女。
男は知った。"彼女"が最早この世にいないことを。 男は知った。"彼女"が魔女に殺されてしまったことを。
男は悟った。"彼女"を独りにすべきではなかったことを。
少女は泣いていた。笑顔のままで。]
(208) 2011/06/12(Sun) 00時半頃
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――すまない。 《約束》したのにな。 終焉まで一緒に行こう、と。
[嘆きの悪魔が、銃の引き金を引く。]
(209) 2011/06/12(Sun) 00時半頃
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[―― 銃声が、響いた**]
(213) 2011/06/12(Sun) 00時半頃
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――すまない、ネル。
[>>213 放たれた銃弾は、しかし《法》を解くと、向きを変え悪魔の身体を穿った。 ネルの姿を留められなくなった悪魔は霧散し、闇へと帰す。
次々に襲い来る《ネル》を紫の瞳だけで捉えると、冥王と呼ばれていた者は紫《死》の霧を放ちながら、《契約者》に呟いた。]
(319) 2011/06/12(Sun) 14時頃
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『元々、吾も獣《ベースティア》に創られし存在《モノ》 死気も腐気も、元は獣に植えつけられた気《モノ》
"望む者《ニード》"よ。もしお前が全ての《終焉》を望むならば 吾の気《チカラ》を全て、獣に還せばいい。
(320) 2011/06/12(Sun) 14時頃
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『獣にお前《吾》の全てを"喰わせろ"。』
(321) 2011/06/12(Sun) 14時頃
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― 回想:《契約者》 ―
[人の過去。
それは宇宙の、あるいは神代の物語の中では一瞬の出来事。
万物の記録《ユニヴァースレコード》にも刻まれない、 取るに足らない一雫。]
(322) 2011/06/12(Sun) 14時頃
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[中央都市ノイに《雨》が降り始めたのは、数年前。 静かに降り続く雨は、人を獣に変えた。
"「殺し合い」「惨殺」「暴動」「自然災害」「人災」"
[《雨》は慈悲もなく全てを奪った。 神と等しき存在の所業に、人に為す術はなく。 枯れる事なき悲《ヒ》の雨は、血に塗れた地に堕ちる。
奪い奪われた者の恨み、嘆きは都市を覆い 雨は陽を閉ざし、救いの虹さえ拒んだ。
復讐の連鎖は終わることは無い――]
(323) 2011/06/12(Sun) 14時頃
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[男は、まだ少年の面差しを残していた年の頃だった。
《Rebirth》に起き始めた異変の原因調査は始まったばかりで手掛かりもなく、無意味に調査に時間ばかりを費やす日々。 しかし、命に変えてでも、世界に秩序と希望を取り戻す事こそ、己の使命と疑っておらず。
彼女が、不安そうな眼差しで街を見ていた事にも気付かなかった。]
(324) 2011/06/12(Sun) 14時頃
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レナ――!!
["その日"栄光《グロリア》を祀っていた小さな聖堂は、 獣と化した暴徒の手に堕ちた。
敬虔な修道女《シスター》であり、 誰よりも秩序を重んじた彼女(レナ)は、 最期まで暴徒《かれら》の心を取り戻そうと 言の葉を紡ごうとしたという。
かつて、《栄光》が《獣》にしたとされるように。
しかし、言葉は届くこと無く彼女は殺され 聖堂には火を放たれた。]
(325) 2011/06/12(Sun) 14時頃
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彼女を独りにしなければよかった。 俺は、間に合わなかった。 俺は、"助ける事ができなかった"。
紅蓮の炎の中、血に塗れ息絶えた彼女《Lena》の骸を ただ――抱くことしかできなかった。
[後悔と自責と、恨み、嘆き――
"その日"、少年の中で、"正"と"悪"は反転する。]
(326) 2011/06/12(Sun) 14時頃
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『ヒトが冥獄摩天楼(こんな所)まで――吾に何用だ。』
『愚かな。 如何なる理由があっても 一度冥府に堕ちた者を地に戻す事はできぬ。』
『律法(サダメ)を……秩序(ルール)を破るというのか』
『くっ――それほどまでに"あの娘"が大切か? 面白い。ならば条件がある。』
『"《栄光》の失墜と、《獣》の解放"』
『いいだろう――ならばお前の《真名》をもって吾を《契約》するがいい、人の子よ!』
(327) 2011/06/12(Sun) 14時頃
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[死者《Lena》の黄泉還りを望んだ者《Need》は
"その日"より契約者《Deen》と成った。]
(328) 2011/06/12(Sun) 14時頃
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― 現在:蝕《デーフェクトゥス》 ―
[呼ばれるように、男はそこに姿を現す。 目の前には、《獣》の姿をした―― 《闇》]
俺が望むのは――世界の反転《Rebirth》
秩序ではなく、混沌を。 希望《虹》ではなく、絶望《雨》を。 光ではなく、闇を。 再生でなく、終焉を。
(329) 2011/06/12(Sun) 14時頃
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獣《ベースティア》!! 俺と最後の《契約》を果たせ!
(330) 2011/06/12(Sun) 14時頃
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― 全て解法せよ《OmmiReleaseCode》 ― [……黒狼の巨大な顎が開き、男を呑み込む。>>332
《闇屠》の牙を、男は抵抗する事なく受け入れる。
それが己の身を貫く瞬間、見えたのは――>>333]
レナ《ネル》…
[憎悪から、悔恨から、絶望から。 全てから《解放》された男は
蝕の記憶が見せた少女の腕に抱かれ、獣に呑まれていく。
ただ一雫。 伏せた男の瞳から、紫色の涙がこぼれ落ちた**]
(336) 2011/06/12(Sun) 20時半頃
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― 独り、消えゆく者は最期に願う ―
[消えゆく瞬間 ようやく――ようやく、嘆きの女神の声が聞こえた。
伏せられていた瞳が見開かれ それから悔しそうに…悲しそうに歪む。]
そうか。 終焉の先で会えると……そう思っていたのに。 俺はまた――彼女を助けられないのか。
[伸ばしても救いの手は届かない。 届ける前に、全て断ち切られてしまった。 それが運命《サダメ》なのだと、嘲笑うかのように。
絶望の果てに終焉を選んだ彼は、 それでも、最期に願う。]
(619) 2011/06/13(Mon) 07時半頃
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― 偽りの光が墜ちる ―
[ぽたり。
虹羊の少女へ、紫色の雫がおちた。]
"…………て。"
[この世界から消える彼が最期に遺した言葉《オモイ》を乗せて。]
(620) 2011/06/13(Mon) 07時半頃
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"彼女を―― ネルをたすけて"
[彼女が《救済》から目を閉ざし、口を閉ざし、耳を塞ごうとも。 彼女から全ての《嘆き》を消してほしい、と。
"秩序"から、"再生"から、"正"から、"律法"から、"栄光"から 全ての光から背を向けた男の、それが最期の希望《のぞみ》]
(621) 2011/06/13(Mon) 07時半頃
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[いつしか、空を覆っていた偽りの光は消え…… ――世界《セレ・ラフィア》は『終わりなき夜』に包まれていた。
...To Be Continued**]
(622) 2011/06/13(Mon) 07時半頃
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