162 絶望と後悔と懺悔と
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[爪が鍛えた肉の盾を貫いた>>317 そのままの勢いで温かな血潮で右手を染め上げた]
折れぬその意志。 理依のようだな。
[眷属の名を口にすると、一瞬顔を顰めた。 尽きぬ意志と止まらぬ刃に。 右の耳が落ちたのだ]
(0) 2014/02/16(Sun) 00時頃
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ここまで成長したとは見事だな。
褒美をくれてやろう、喜べ。
[流れる己の紅が口元を濡らす。 それをべろりと舐め上げて、金の瞳で周を見上げ 脇に突き立てた爪で肉を掴み、引き倒す。 倒した身体にのしかかり、牙を立てた。 瞳はやはり金のまま]
(7) 2014/02/16(Sun) 00時頃
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私の眷属にしてやろう。 そのまま私の傍で憎み続けると良い。
[夜に浮かぶ笑みに周は何を思ったか。 吸血鬼の力を牙から注がれた後に、乾きが来る。 潤すのは父の血のみ。
耳から垂れる血を、そのまま周の口元に落して]
気分はどうだ?
[覗き込んだ金の鬼の笑みに、周はどんな言葉を口にしても ただ愉悦を深めるだけのものになっただろう]
(8) 2014/02/16(Sun) 00時頃
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零瑠、連れていけ。
それと包帯を。血が流れて邪魔だ。
[始祖の血と言っても、聖水銀の力も受けた守護部隊の人間が 吸血鬼に変わるには通常よりも時間がかかるかも知れない。
その分傷の治りも遅くなる。 今はただの邪魔になると、周に関しては下がらせ、 耳の傷が邪魔だと包帯を巻くよう零瑠に命じる]
(11) 2014/02/16(Sun) 00時半頃
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[垂らした血は周の喉を潤したか。 潤さずに乾きに癒しを求めるなら]
………好きにしろ。
[己の血をと差し出す零瑠>>14に視線を向ける事無く 意図を探る事もせず許すだろう]
(17) 2014/02/16(Sun) 00時半頃
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周か。なかなか見事だったな。
[贄としても美味かろうが、この方がやはり面白かったと 零瑠が裂いた布>>21を受取り、耳に当てる。 すぐに癒える筈の傷は、布をじわりと赤く染め、 彼らの能力に面倒な武器だと舌打ちした]
御苦労。 死にはしないが、傷が癒えるのはお前達より遅くなる。
[吸血鬼に対抗する為の能力の1つの影響。 背負う零瑠にそう投げて、後は彼に任せ、視線を戦場に戻す。 耳を押さえた布の上から他の吸血鬼達が包帯を巻く。 視界に掛かる事は無い、戦いに支障もないだろう]
(50) 2014/02/16(Sun) 01時頃
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人間達を鼓舞していた戦士は我等の新たな旗となった。 その旗に負けぬように。 この戦場にその名を掲げてみせろ。
[家畜達を鼓舞した声とは逆に。 吸血鬼達を鼓舞し、退く事は許さず、殺せと。 右手を染めた血を舐め清めサーベルを抜き、 一瞬動きを止めた雑魚の首を落して戦場を駆け始めた**]
(54) 2014/02/16(Sun) 01時頃
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− 戦場に駆ける前 −
[止血道具を手に、急ぎ戻って来た零瑠の姿>>58に 僅かに驚いた。 確かに包帯を望んだが、差し出してきた布で 仮とは言え血止めとしては十分と考えていたからだ。 それに周の傍にいるだろうと思っていたから、 予想外と言った所か]
わざわざ戻って来たのか。 私はお前が差し出した布で充分だ。 それは他の者達の為に使ってやれ。
[ホリーや理依の血の匂いを思い出す。 気遣ったわけではない。 玩具が壊れそうなら早めに修理をした方が良い。 それだけの事。ある意味気遣いなのかもしれないかった]
(122) 2014/02/16(Sun) 11時頃
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さて、私も行こう。 こちらの駒を減らしてくれた分。 愉しませて貰わないとな。
[サーベルを抜いた後、一度零瑠に視線を投げて駆け出す。 新たに増えた愉しみに沸く心に、僅かなざわめきを感じた。 それを掻き消す様にサーベルを振い、 落ちた首には目もくれなかった]
ああ、成程。
[そのざわめきの意味を理解したのは、真弓とホリーの 黒百合と白百合の対峙が終結した時か]
(126) 2014/02/16(Sun) 11時頃
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逝ったか………。
[振り向きもせずに雑魚の首を落していた手がふと止まる。 視線を向けるのは消えた気配をなぞる様に。 消えた気配と力を増した気配。 その2つの気配の元を見つめ、サーベルを掲げた]
(135) 2014/02/16(Sun) 13時頃
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聞け。ホリー・ニルヴァーナは落ちた。 だが恐れる必要はない。ホリーはその力託していった。 新たな力の主の誕生を祝うが良い。 そして祝杯の為の首、奉げると良い。
[周の名乗りが士気を上げた様に、ホリーの消滅は 吸血鬼達に動揺を与えると判った上で先手を打つ。 実際、動揺どころか更に強力になった鬼の存在を 喜ぶ金の声に、他の吸血鬼達も動きを僅かに乱しただけだった]
だがホリーが落ちたのは相手の士気を上げる事になるのは 間違いないだろうが。
[吸血鬼達の士気を落さずに戦う事は成功しても、 守護部隊の士気向上を止める事は出来ないだろう。 まして周が鬼になったと知れば、動揺か怒りか。 心弱い者なら動揺で戦えないだろうが、周と同様に 鍛えた雛達はどうだろうか**]
(137) 2014/02/16(Sun) 13時頃
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− 戦場にて −
[ホリーの死と周の消失と、新たな力を持った鬼の存在と。 互いの士気がどれだけ動いただろうか。 どれだけざわめこうとも、ホリーを失う可能性は予想していた]
余所見をしている場合ではないだろう?
[僅かでも動揺を見せた鬼がいれば、 鬼毎対する守護部隊を斬り捨てる]
あの方角か……。
[目的も無く動いているわけでも無かった。 消滅の可能性があっても許した褒美の行方に向けて駆ける]
(163) 2014/02/16(Sun) 21時半頃
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[その場をもう真弓は後にしただろうか>>139 まだ守護部隊の2人は残っていだろうか。 柊達はまだ辿り着かぬ頃だったか。
鬼が灰と消えた場所に静かに金の鬼は降り立った]
御苦労だった、ホリー・ニルヴァーナ。
[手向けの様に名を呼んだ。 もう答える者はいない事に、完全な消滅を改めて感じ取る]
随分長い事仕えたな。
[父と呼ばれたが、情等は欠片も無い。 それでも長く仕えた鬼の消失は、 長く使っていた玩具が二度と手に戻らぬ、 一抹の消失感を覚えさせた。 代わりに手に入った筈の玩具がある筈だが、消えぬ その物足りなさ、その感情に名がある事など知らなかった]
(166) 2014/02/16(Sun) 21時半頃
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さて、ホリーを斃した人間達。 大変だとは思うが、私とも手合わせ願おうか?
[ホリーそこにいたと言う証の紅の海をひとしきり見つめた後、 サーベルを握り直して地を蹴った]
確か先日出会ったかな。 名乗ったかどうかは忘れてしまってすまないな。
[誰かを抱えて、立ち上がった背>>198に わざわざ声を掛けて切りかかる]
(199) 2014/02/17(Mon) 00時頃
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