285 【突発誰歓RP】逢魔ヶ時に会いましょう
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[ もう置いて行かれた身の上のくせ。 漏れ出た声はあまりにみっともなく。 震えて消え入りそうだった。 ぽろり、頬に伝うは一粒の雨。
本能に近しい主人の不在を嗅ぎ取って 私は当てもなく歩き出す。
雨が降りやむまでは 帰れない……けれど。 、、、、、、、、 もう、上がってしまった。
その足は自然と表の街へ。 ふらり、ふらりと、主の元へ。 ]*
(150) 2018/10/08(Mon) 23時半頃
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[ 表と裏の境にて、 蕪頭と学者がふたり、>>58>>110 距離をおいて、 何やら話し込んでいただろうか。
されど、ぼんやりと空を見上げ 熱に浮かされたように歩いていた私は。 そのふたりに気付くことなく。 とん、と蕪にぶつかった。 ]
…………あ、すみま、せん……
[ ちらり、と視線を投げかけて。 それが酒屋で水をひっかぶった蕪だと 認識したものの。 すい、と視線を逸らして進む。 ]
(160) 2018/10/09(Tue) 00時頃
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[ 目的地は表の街だ。 そこまで考えたそのときに、 対峙する男が気になった。
小綺麗な風体、清潔な匂い。 紙に薬品、……学者なのか。
すん、と息を吸い匂いを嗅げば、 いろんなことが分かった気がした。 ]
貴方、表の方から? ダーロス家は…………いいや、いい……
[ 思考能力が低下中。 馬鹿なことを聞こうとしたと ふ、とあきらめた顔で笑って。 すまない、と通りすぎようと。 ]*
(162) 2018/10/09(Tue) 00時頃
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─── 薬の匂いのする女性と ───
[ しょんぼりと項垂れる女性には>>144 肩を竦めてそれ以上は何も言わない。 分かっているなら別にいい。 分かっていなくとも 二度目がある訳でなし、構わないが。
彼女の正体にも興味がない。>>145 ……まぁ、それが非常に有用な材料だと 知れば価値を見出すかもしれないが。 その体組織を得るリスクを負ってまで 活用するかと言われれば否であり。 故に無用な詮索はせずに。 ]
(177) 2018/10/09(Tue) 00時半頃
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[ 恩を売るつもりはなかったが、 彼女が言い出した言葉に首を傾げた。>>147 それほど自分は分かりやすいかと 内心で頬を掻いたけれど。 ]
朝、ごはん? それは……助かる、けど……
ソフィーの店でも、いいかな? 口に合わないってわけじゃ、ないんだが あそこが好きで……
[ 食べられないもの、好きな味。 思い浮かべたのは兎の酒場。 ]
(178) 2018/10/09(Tue) 00時半頃
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[ 連絡先は一応受け取った。 病気やケガの時はと言われ、 薬品の匂いを思い出しながら頷いて。 私に用があれば、店へと言付けた。
だが今は思うのだ。 主人の繋がりが途切れた感覚を得た今 安定しない精神。 不安、絶望、足元が崩れる感覚。
そういった心の病を抱えたときは 私はどうしたらいいのだろうか。
その答えは誰にも分からない。 ]*
(179) 2018/10/09(Tue) 00時半頃
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─── 表と裏の境で ───
[ かの男は知っていた。>>169 ご主人様のことを、その質を。 自分がヒトにしか 見えないことは知っている。 だって、それが原因で─── 私は捨てられたのだから。
どうしてこの男が それを知っているのか。 施した研究者か。 、、、、、、、、 けれど、どうでもよかった!
忠犬は主人の安否が 尤も優先事項であったから。 ]
(180) 2018/10/09(Tue) 00時半頃
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[ けれど。 その考えの全てを吹き飛ばす 強烈な一言。 ふらりと踏み出した歩みが ぴたりと止まる。 ]
あわな、かった……?
っ、はは、そんな、まさか…………
[ 歪に引きつった笑みは 壊れた人形のようでもあっただろう。 否、人形でももう少しうまく笑うか。 ]
(181) 2018/10/09(Tue) 00時半頃
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は、はは、そんな筈は、ない……
そんな筈…… 君は、誰かに、会わなかったか?
[ 蕪の葉がしなる。 ぐわん、とぐるんと。>>176
だから縋るように、 懇願するかのように問いかける。 蕪頭の男にだって!
必死の形相で問いつつも 平静を保とうと笑みを貼りつけた私。 それは歪で、狂気すら感じたかもしれないが。 ]**
(182) 2018/10/09(Tue) 00時半頃
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ザーゴは、レオナルドに必死の形相詰め寄っている。
2018/10/09(Tue) 00時半頃
銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2018/10/09(Tue) 01時頃
ザーゴは、ワクラバの頭の葉っぱを齧った。
2018/10/09(Tue) 01時頃
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[ ああ、なるほどに。 壊れかけの人形は>>191 どこか野性味を帯びるらしい。
後ずさる足元を視界に入れ けれどその笑みをとめることも出来ず。 だって、そうでもしなければ 絶望と不安に、 目の端から雨が零れてしまいそう。 毛皮が濡れたら、主人に会えも しないじゃないか。なんて戯言を。 ]
(218) 2018/10/09(Tue) 12時半頃
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[ 断定の言葉が追撃する。 ───見ていない、と。 ]
っはは、は、だれも、 だれもか……
[ 中心部から来たならば、 それはある種死刑宣告に等しく。 口許がより、吊り上がる。
けれど己を抱きしめるかのように 苦し気に訴えてくるその顔に。 自らの最後を告白し、震う声に。>>203
私は暫時、冷静さを取り戻す。 焦がされれるような胸中の不安を ひと間、切り離して……。 ]
(219) 2018/10/09(Tue) 12時半頃
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…………ころ、された?
……………………、
[ たっぷりの沈黙を代償として支払い。 狂信的に囚われ続ける思考を無理やり回す。
確かに自分も言ったではないか。 死ぬというのはこういうことか、と。>>70
それならば、 ここが死後の世界であれば 、、、 主人が居ないことの方が正しい! ]
(220) 2018/10/09(Tue) 12時半頃
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…………いいや、そうだ 死んだ、死んだはずだ……
私は酒場で──────
[ 酒場で酒を飲んだこと。 自らが犬であるということ。 一口で死に至るような一等の酒であったこと。
だから自分は死んだはずだということを。 目の前の学者へ語ってみせて。 ]
(221) 2018/10/09(Tue) 12時半頃
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[ 会っていないという蕪頭に>>206 そうか、と一言呟いた。 あの酒場での濡れ場(語弊)を 忘れられるはずもなく。 こちらは勝手に、知り合い認定。 まさか脳みそまでが蕪漬け故 聞くが零れる、見るが忘れる等とは思いもよらず!
蕪と学者の問いには答えよう。>>213 ]
私は、目が覚めたら酒場で、 ソフィー……ああ、その店の店主と オーレリア……は姿を見た。
[ 学者がオーレリアと認識があるとは知らず。 その名を出してしまうのだ。 ]
(222) 2018/10/09(Tue) 12時半頃
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[ 可能性を残す学者には苦笑をひとつ。>>205 混乱と絶望に浸された頭が ようやくまともに動き出す。 ]
……ああ、ありがとう。 ここが死後なら主人がいないのも 当然のことだ……
死んでいないのならば、 ………会わなければならない、と ……思う、うん。
失礼な態度をとって悪かった。
[ 会わないとという言葉尻が弱くなったのは 捨てられたのだと言えなかったから。 こんなところにいる以上、察されるような気もするが。 ]
(223) 2018/10/09(Tue) 12時半頃
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[ ここまでの態度にぺこりと頭を下げ。 引き留められぬようであれば 表の方へと歩き出す。 ]
……ああ、そうだ 貴方たちの名前は?
[ 裏にも知り合いがいるかもしれない、 誰かを探すものもいるだろうから。
念のため、と名を聞いて。 自分の名前も教えておくのだ。 ]**
(224) 2018/10/09(Tue) 12時半頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2018/10/09(Tue) 12時半頃
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[ 名前を知らないとは思わなかった。 元々ないのか、はたまた健忘か>>230 自分の名前に興味がないのか。 何だったかと聞かれても 私にだって分からない。 ]
まぁ、それどころではなかったし ……最後の記憶にある酒場では ナイフを振り回す客がいてね
大惨事が起きていたんだよ……
[ どろりと血に塗れた床。 横たわったソフィーがああも、 元気に駆けだしたのだというならば、 やはりここは死後の世界ではないか。 ]
(255) 2018/10/09(Tue) 21時頃
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[ 苦しかったのではという言葉は>>249 さらり、流しておいた。 心の裡が読めたなら、 酒場は酒臭で満ちていたんだ!と 弁明のひとつでもしただろうに!
そういえば あの時レンも隣にいた筈だが 見かけていないということは 死ななかったということなのか?
勇敢にも客を叩きだし 愚かにも腹にナイフを生やす。 そんな顛末は知らぬ故。
名に反応があることには>>251 知り合いなのか、とただ思うだけ。 ]
(256) 2018/10/09(Tue) 21時頃
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レオナルド……と …………ひとまず蕪さんでいいかな、
私は通信手段はもっていないから 運が良ければ、また、
[ 少しは話せるか、という彼には>>251 私よりも先に店を出たから どこにいるかは知らない、と伝え。 蕪を見た目の通り、蕪さんと呼ぶ。 ツケモノさんとか、サラダさんとか 一瞬考えたのは内緒だ。 会話に咲いた空白は、見ないフリをして欲しい。 ]
(257) 2018/10/09(Tue) 21時頃
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[ 何かわかったらまた教えて欲しいと そういう提案にはひとつ頷き。>>251
教えることはやぶさかではないが その手段が見当たらず。 出会えたらと曖昧に返答をしておく。 提案があれば受け入れるつもり。
そうして会話を終えたなら、 私は表の街へと足を向けたのであった。 ]*
(258) 2018/10/09(Tue) 21時頃
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[ もう何年になるだろう。 どうしてか、私には 生まれた直後の記憶があった。
おぎゃあと泣いたその記憶。
私を抱き上げたその手の感触も 私に向けた愛おしい笑みも。 主人自ら取り上げた、その意味も。
その瞬間に悟ったのだ。 その瞬間に誓ったのだ。
我が主への忠誠を────
遺伝子に刻まれた本能か 親に向けた愛情なのか それは未だに、分っていない。 ]
(259) 2018/10/09(Tue) 21時頃
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[ 二人と別れ、>>258 歩き出した足は徐々にその歩みを早め。 早足へ、小走りへ、駆け足へ、疾走へ。
犬には劣るそのスピードであれ、 ヒトからすれば早いもの。 は、は、と切れる息をそのままに。 煩く奏でる心臓の鼓動をそのままに。
表の街の中心部。酷く豪勢な門前。 その門を叩こうとして、私は異変に気付いたのだ。
…………門番が、いない……
慌てて空気を吸い込んだ。 深く、深く。遠く、遠く。 忘れる筈もない、主人の匂いを。
そしてざぁっと青ざめた。 ]
(260) 2018/10/09(Tue) 21時頃
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匂いが、しない…… なにも、なにもしない……
[ 本邸だ。そんな筈がないのだ。 主人が居ないとしたとて、 匂いまで綺麗に消失しているとはおかしな話。 布に、衣服に、家具に、家に! 匂いの痕跡は年数を重ねたとて 劣化はすれど喪いはしない……。
ましてや主人が死んだわけでもあるまいに。
「居ない」ことへの納得はした。 けれど、これは次元が違う────
背筋につめたいものが伝った。 ]
(261) 2018/10/09(Tue) 21時頃
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ここ、は……どこなんだ……
[ おかしい、全てもがおかしい。 、、、、 私という存在自体、 ここには初めからなかったようで。 ]
(262) 2018/10/09(Tue) 21時頃
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[ ひゅ、っと息が吸えなくなった。
駆け続けることができる犬なのに その足に力が入らなくなる。
待ち続けることができる犬なのに その主人が幻のようで。
追いかけることのできる犬なのに 匂いも痕跡も痕跡すら消え去るばかり。
、、、、 ならば私は誰なのか? 主人のいない野良犬に名前も役割も なにもなく。 生きている価値さえなく。 存在さえも希薄のようで。 ]
(263) 2018/10/09(Tue) 21時頃
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[ あの雨の日のように、 私は動けなくなってしまったのだ。 膝を抱え、段ボールの中で縮こまる。 捨てられたあの日のように─────
門前に座り ぼんやりと天を見遣る。
このときばかりは 雨が降って欲しいと、 そう思ってしまうのだ。
そうすれば、あの日に帰れるような そんな気がして──── ]**
(264) 2018/10/09(Tue) 21時頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2018/10/09(Tue) 21時半頃
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─── 犬のもんばんさん ───
[ 座り込み、天を仰ぎながら。 手足がその場に縫い付けられでもしたかのように 微動だに出来ずにぼんやりとしていた。
災いが起きるとされる黄昏時。 実際に空は胸中の不安を ぶちまけたかのような不気味な色。 しかし不意に、夜のような色に遮られる。>>308 ]
…………依頼、
[ ぽつりと反芻して、隣に座るのを眺めていたか。
ああそうだ、白い花のひとつすら 私は持っていないではないか。 ]
(329) 2018/10/10(Wed) 00時頃
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[ だから、 花束の代わりと言われたときには>>308 理解できないと言わんばかりに首を傾げ。
一秒、二秒、三秒経って…… ああ、と緩慢に頷いて見せる。 ]
なりそこないの、私なんかでは…… とてもじゃないが、 代わりにはなれない……
[ ふ、と諦めたように笑んでみせ。 白花に乗せた意味ひとつ、 全うすることも出来ぬまま。 「遠くから見守ります」 ああなんて愚かで傲慢! ]
(330) 2018/10/10(Wed) 00時頃
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[ 力なく笑う。ああ、まだ笑える。
彼の方には視線を向けぬまま、 再び天を仰いでみせて。 ]
ここは、死後の世界なんだろうか。 だから街は人気がなくて…… 死んだ者だけがここにいて……
……………………、
[ 言いながら、 は、と、吐息を吐いた。
声が震う、 笑みの形が崩れてしまう。 ]
(332) 2018/10/10(Wed) 00時頃
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………でも、
……みせかけみたいなんだ、 外はそっくりなのに 中身が…からっぽなんだよ…… 匂いが、しないんだ、
きみは、本物、なのか……?
[ 問いかけとしては下も下。 けれど問わずにはいられずに。
ぽつり、ぽつりと話すその言葉は 普段のそれとは比べ物にならぬ程 拙く、幼く、曖昧であったことだろう。 ]**
(333) 2018/10/10(Wed) 00時頃
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