176 【traveling〜どちらまで行かれます?】
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ライジは、トリぺしぺし。
mikanseijin 2014/05/25(Sun) 01時頃
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―ツインズファクトリー―
きらきら、ひかる……
[歌はそんなに上手い方じゃないけれど、口ずさむように歌った。 ただ、夜なので近所迷惑だし、ひっそりと。
街を出れば、まだ石に覆われていない土が見え始める。 しかし、近年開発が進むこの星は、重機に地面を削られ、草を押しのけて地肌が見えている所が多々あって。
……根を伸ばすには土が軟らかくなって、かえって丁度いいか、なんて考えがよぎったりしていた。]
ああ、……きれいだ、な……
[街から離れた小高い丘で、見上げた月の輝き。そっと、呟いて。]
やへ。……どうやら、ここまでの、ようだ。
(3) mikanseijin 2014/05/25(Sun) 01時半頃
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うん……、もう、歩けそうに、ない……
[表面上はわからないかもしれない。>>4 けれど、体が、どうにも重いのを感じていた。]
……こうなるのが、私の種族、だから。
会いに行くことは、できない、けど…… 二度と、会えないわけじゃない……
[手を繋いだまま、膝をついた。 立っているのが辛くなってきたからで。]
だから、……悲しまないで、ほしい。 ずっと、友だち、だから……
(5) mikanseijin 2014/05/25(Sun) 01時半頃
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抱っこ、してくれるのか……? そ、っか。やへも、もう、大人……だったか。
[緩く微笑んで、ヤヘイの頭に手を置いて、撫でた。>>6]
ありがとう、大好きだ、やへ……
[するりと、その手が滑って。 目を、閉じてしまう。]
(7) mikanseijin 2014/05/25(Sun) 02時頃
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[初めに響いたのは、布の破れる音。
足から伸びた白い根が、靴を突き破って地面に刺さっていた。 人に似ていた肌は、木肌へ変わって硬くなる。
月明かりの中、爆発的な力を秘めていた『芽』は、大きく広がって、輪郭はぼやけて、やがて消えてしまう。それでも尚、成長は止まらずに。
元のライジの背よりも大きく、駅のホームよりも高く、たくさんの枝葉が月へと向かって伸ばされていく。
地面から出てきた大きな根が、ヤヘイを乗せたりしていたけれど、巻き込みはせずに。
やがて、小さな街なら一つ覆ってしまいそうな程の白い樹が、二つの月に照らされて、丘の上に聳え立っていた*]
(8) mikanseijin 2014/05/25(Sun) 02時半頃
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[その場から動けない、白い大樹は。]
『………………。』
[枝を動かすことは出来るようで。 細い枝が、ヤヘイの頭の上にかざされる。
撫でることは、もう、できなかったけど。]
[はらはらと、小さな白い花の雨を降らせた。 ジュークボックスが見たら、ライジに水をやったときに生えてきた花だとわかるかもしれない。]
『………………、おっきく、なったら、 また、会いに………』
[樹は、口を持たない。 だけど、思念を途切れ途切れに、友達へと送った**]
(11) mikanseijin 2014/05/25(Sun) 02時半頃
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ライジは、犬のようにぴるぴるしている。
mikanseijin 2014/05/25(Sun) 14時頃
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[樹の根元で丸くなるヤヘイ。>>18
多分、いずれは彼も故郷の星へ帰らなくてはいけないのだろうけど、少しの間でも一緒に居てくれるのは樹も嬉しい。
生き物の声も聞こえず、二つの月だけに見守られた、 眠るには丁度いい、静かな夜。
翌朝ヤヘイは、自分の体の上に、布団の代わりのように、緑の葉が落ちてかかっているのに気付くだろう。]
(22) mikanseijin 2014/05/25(Sun) 16時半頃
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―それから―
[一晩で出現した白い大樹は、ツインズファクトリーでちょっとした事件になった。
土地を開発している途中だった重機が、一部地面から出てきた根に引っくり返されていたりしたので、環境を顧みずに自然破壊をしてきた住人たちに対する自然からの警告だとか、天罰だとか。>>4:49
それを機に、環境保護団体が発足して運動を開始し始めたり、樹を神の使いとして新興宗教が生まれたりしたらしいが、樹にとっては知る由も関係もない。
引っくり返してしまったのは、たまたま根の位置に重機があったからで、故意ではなかったのだし。]
(23) mikanseijin 2014/05/25(Sun) 16時半頃
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[のちに、他の星から呼ばれた植物学者によって、突如生えた樹の生態がいくつか明かされた。
ある地域では「世界樹」などと呼ばれることもある、巨大な植物。根付いた星を自らの仲間で埋め尽くして競合しないよう、宇宙に種子を飛ばす性質を持っている。
種は宇宙空間を彷徨い、適した星に着けば発芽する。芽は人の形をしており、周囲の植物を取り込みつつ、本能に従って、なおも親から離れた場所に根を張ろうとする、らしい。
珍しい植物で、100年に一度くらいしか種を実らせず、また宇宙へと流れていく種子を追うのも難しいので、未だ謎に包まれた部分は多い。
ただ、うまく星に根付くことが出来たこの若木は、運が良かったのだろう。貴重だということで、排除する案も消えたのだから。]
(24) mikanseijin 2014/05/25(Sun) 17時頃
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[現在、樹のある場所はちょっとした観光名所になっている。
ライジングが体に取り込んでいた植物たちも、樹の周りで芽吹いていて、大層賑やかだ。毒草もあるので、注意が必要であるが。
やがて、観光客の間には、噂が流れるようになった。
樹への落書きは許されるが、傷をつけようとすると枝に叩かれるとか、上部の細い枝に、薄緑と黒の石で出来たブレスレットがはまっていて、それを見ると幸せになれる、あるいは願いが叶うとか。
樹から時々、男の声で「きらきら星」の歌が聞こえてくるが、あまり上手ではないので、それを指摘すると歌声が止まってしまうだとか。
不思議な観光スポットとなっている。]
(25) mikanseijin 2014/05/25(Sun) 17時頃
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[いつまでも星に辿り着けず、発芽できない種や、星についても根付けない樹の兄弟たちもいることを考えれば、ツインズファクトリーに根付くことのできた白い樹は、かなり幸運なのだろう。
けれど、それでも。
もっと友達と遊んで、話して、色んな物を見て、旅をしたかったと、贅沢な望みを、樹は時々、つい、考えてしまうのだった。**]
(26) mikanseijin 2014/05/25(Sun) 17時頃
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保険調査 ライジは、メモを貼った。
mikanseijin 2014/05/25(Sun) 17時頃
ライジは、セシルチラチラッ
mikanseijin 2014/05/25(Sun) 23時半頃
ライジは、ヤヘイぎゅむー
mikanseijin 2014/05/26(Mon) 01時頃
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[ヤヘイと、同じ顔をしたもう一人。
もしもヤヘイの過去の事情を知っていれば、色々察することが出来たかもしれないが、ヤヘイ宛の手紙を覗かずにいた樹は、生き別れの兄弟に会いに来るのがおつかいだったのか、と思うだけで。
ヤヘイに新しい友達が出来たと知って、枝葉を揺らした。>>50
ヤヘイが話している間も、口を挟まずに、耳をすませている。 他に人が来れば尚更だ。>>64 実は喋れるのは、黙っておいた方が色々と都合が良いのだ。 びっくりさせることもあるし。]
(74) mikanseijin 2014/05/28(Wed) 00時半頃
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[ヤヘイが故郷に帰るのは、寂しかったがわかっていたこと。 それに、もう一人のヤヘイ――アヤが、すぐ傍で暮らしているから、大丈夫だった。
巣をかけにやってきた鳥たちはちょっとだけ恐怖対象だったが、今の自分は食べつくされる心配もない。 基本的に樹は、他の人がいる時は喋らないが、アヤと二人きりの時はこっそりと話をする。]
『これ……使って……』
[ヤヘイからの手紙を読んでくれるアヤに、お礼代わりに、以前買った渡り鳥切手の卵を一個、どこからか出してきて頼んだり。
一緒に送ってくれるよう葉と、たまに白い花も落とした。 その気になれば少しなら枝もいける。]
(75) mikanseijin 2014/05/28(Wed) 00時半頃
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[樹の周りには虫も動物も鳥も住み、 人もよく来るから、大層賑やかだ。
だから今は全く寂しくないけれど、ずっと友達だ、と言ってくれた、一番の友達がまた会いに来てくれるのは嬉しい。]
『また、来てくれ、な……』
[そう告げて、別れたヤヘイを、のんびりと待つ。 何せ寿命は長いから、気長に、夢をみるように、樹はそこにある。*]
(76) mikanseijin 2014/05/28(Wed) 00時半頃
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ライジは、ジャックもひっぱりだして、なでなで。
mikanseijin 2014/05/28(Wed) 01時頃
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―トリさんからの贈り物>>99―
[樹となっても、ライジはライジ、なのである。 贈り物はしっかりと宛て先に届き、砂漠と赤い鳥の写真を見せてもらって喜んでいた。が。]
『…………!』
[鳩の餌の穀物をアヤが開けて、ライジの下で鳥たちにやっている際、ヤンチャなのが一羽、アヤの持っている餌入れに飛びかかり。餌入れは盛大にひっくり返った。
途端に、鳥たちが餌へと群がり、その様を見た樹は、もう恐れることもないにも関わらず、根を動かして逃げようとしたらしい。3pくらい動いていたとか、何とか。]
(106) mikanseijin 2014/05/28(Wed) 18時半頃
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[赤い鳥の写真は、アヤに持っていてもらう。 外に置いておけば、雨風にやられて、色褪せて見えなくなる、と聞いたから。
デザートローズは、樹が上部に密かに持っている宝物置き場に隠してある、らしい。
きっとあの赤い大きな鳥は、今日も愛嬌のあるおしゃべりをしながら、皆に可愛がられて暮らしているのだろう。**]
(107) mikanseijin 2014/05/28(Wed) 18時半頃
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ライジは、ジャックをもふもふ
mikanseijin 2014/05/28(Wed) 21時頃
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