162 絶望と後悔と懺悔と
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[円がバイクって名前らしきのりものにまたがって僕を呼ぶ。まだ探し終えてないのに。>>6:234 でも僕が円の手をとるのを一瞬ためらった理由はそれだけじゃない。 “始祖様”の、まるで今の僕を見ていたかのような声がやたらと耳に残っていて]
……、……?
[どうしたの円、顔色変わってきてる……けど。 僕は円の視線を追って振り向いて、なんでこうなったのかを知る。>>6:241
―――やっぱりそうだ。 敵は僕らとニンゲンが相容れない者だと思ってる、だからこその“敵”。
その時僕は初めて円に手を伸ばそうとしてた。無意識の産物。 ほら、なんだかんだで僕の方がおねーさんなんだから、何を言われようとも僕が、守ってあげないと―――]
(17) 2014/02/19(Wed) 01時半頃
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――…っ!?
[視界が急速に移り変わる。 僕はふいに思いっきり突き飛ばされて受け身も取れずに地面に転がった。>>6:243]
……だめっ!
[すぐに立ち上がって駆け出す。 急がないと。だってあんな切れ味鋭そうな斧、もし円に当たったら死んじゃうよ。>>6:247
ああ、駄目だ、もっと早く走らないと届かない!]
(18) 2014/02/19(Wed) 01時半頃
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[――――そう、届かなかった。あとちょっとが。
僕は地面に倒れ伏す直前に円の身体を抱き留める。 “敵”はそんな僕を見て何か言ってるけど耳に入ってこない]
円、……マドカっ、嘘でしょ、こんな。 せっかく……、…!
[僕の頭上に影が落ちる。 その正体を理解するより先に動く。
左右の武器をクロスさせて振り下ろされた斧を受け止めて、僕は“敵”の顔を見上げた。
目の前で家族を喪った僕が、今にも煮えたぎって爆発しそうな頭に浮かべた言葉は、
“許さない”]
(19) 2014/02/19(Wed) 01時半頃
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[僕の背中にかかっていただけのコートが音を立てて、地面に寝かせたばかりの円の身体の上に落ちる。 白かったコートは円の血で赤く染まっていく]
………、あんたに、円の何が、――っ!
[僕は渾身の力で“敵”を押し倒そうとしたけれど、その前に大きな武器に似合わぬ素早さで次の一撃が振り下ろされた。 とっさに後ろに飛んだ頑張りもむなしく左腕が斬り裂かれる。
やばいって警鐘が鳴りつつあるのにも構わず僕はまた“敵”に斬りかかろうとして、]
―――…、っ
[そうだ。「やくそく」って言ってた]
(23) 2014/02/19(Wed) 02時頃
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……ッ!!
[それでも僕の気持ちがおさまるわけがなく、マインゴーシュを無事な右手で持って“敵”に投げつけた。鞘ごと]
当たっ………、あー。
[柄か、鞘付きの峰かな。よくわかんなかったけどとにかく“敵”の顔面に綺麗にヒットして倒れる。 なんて、あっけなかったんだろう]
…あ、はは、
[僕はその場に膝をつく。 苦しい、って思いながら出す声が笑い声みたいに聞こえて、 そのうちほんとに笑ってるんじゃないかって思えてしかたがなくなってきた]
(28) 2014/02/19(Wed) 02時半頃
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……っ、あ、キャロライナにーさん、か。
[僕はキャロライナにーさんの姿すらほんのちょっとの間、円を責めたてる“敵”に見えてまた苦しくなる。 黙って、息を整えて]
にーさん、円のこと、おねが、い。
[そう言えた時ようやく、ちょっぴり楽になれた。 大丈夫、まだ動ける。 そうだ、まずは、帰らない、と。心配させてごめんね、って、言わないと。
僕は立ち上がって、ふらつく足取りでその場を離れることにした。 未だ血で繋がってる“家族”、僕と同じで自由がきくようになったはずの、明にーさんのいるところを目指して**]
(31) 2014/02/19(Wed) 03時頃
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………、うん。
[僕は頷く。生きてるって意味では大丈夫だし。>>47
キャロライナにーさん、治療道具持ってる。誰かの怪我を手当てしようとしてたんだろうね。 その途中に僕らに出くわして、そして―――、
僕が倒しただけの“敵”に、とどめをさした。>>46
それを見てた時の僕は本当に笑ってたのかもしれない]
(65) 2014/02/19(Wed) 23時頃
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――でも、…僕、
[キャロライナにーさんに腕を掴まれればそれ以上の言葉は出なくなった。黙って手当てされるがままになる。
そういえば円もよく受けてたよね。手当て。 薬を塗ったり包帯巻いたり。 でも今の円はそれじゃどうしようもないくらいに赤くて、――紅くて、でもこのまま放っておくわけにはいかなくて。
だからキャロライナにーさんにお願い、したんだ]
(67) 2014/02/19(Wed) 23時半頃
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ありがとう―――…
[風に流されるくらいのか細さ。キャロライナにーさんには聞こえたのかな。 そうでなくても構わない。だって、もうこれで最後にするつもりなんだから。
僕からにーさんに、家族として感謝の言葉をかけるのは]
……。これから、どうするの?
[僕は振り返る。>>58 振り返るだけのつもりだったけど気がつけば一番訊きたいことを訊いてた]
キャロライナにーさんまで、“裏切り者”になっちゃってさ、 ただ、生きててくれれば、よかった、のに。
[だけど止められなかった。だったらこれも、――僕の罪?]
(74) 2014/02/19(Wed) 23時半頃
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家族を奪ったのは吸血鬼だよ、キャロライナにーさん。 ……吸血鬼がいなければ、そもそもこんな戦いも起こらなかったんだよ。
[つまりは吸血鬼を殺せば家族と一緒にまた、暮らせるようになるんだ。>>80]
吸血鬼と、共に、……同じ、道を行けるようになるなんて思わないで。 思ったから円は死んだ。 僕も僕で、円の背中を押すような真似をしたから――っ、
[そうだよ、どうして僕はすぐに円を、 先に連れてかれた僕らと同じ場所に連れてこうとしなかったんだろう。
やっぱり夢は夢のままにしておくべきだったんだ]
(93) 2014/02/20(Thu) 00時半頃
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[だから。 ちょっぴりどころでなく夢を見てしまった僕を僕自身は許せない。
きっとキャロライナにーさんなら許してくれるんだろう。 でもそれじゃあ駄目なんだ]
……じゃあ、家族さえ無事ならいいの!?
僕のせいで、――僕が円を殺したのに!
[僕は自分では死ねないから、 誰かに、僕の罪を贖ってもらわないと]
(94) 2014/02/20(Thu) 00時半頃
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―――…本当に?
ニンゲンと吸血鬼、両方を敵に回すことになっても、奪わせない、気なの?
[もう、僕にかけられる言葉はそれしかなかった。>>99
僕がいつしか貼り付けていた仮面みたいな笑い顔じゃなくて、 いたって本気に見える笑い顔でそんなこと言うんだから、もう、どうしたらいいんだろう。
円を殺した奴は仮にもキャロライナにーさんにとっては味方、じゃなかったんだっけ?>>100 そうでなくとも僕が殺したことにしないとキャロライナにーさん、罪人になっちゃうのに。
何かが――、キャロライナにーさんの中の何かが、変わってしまってる。
にーさんが変わった原因があの時の僕の行動にあるとしたら、 やっぱりこれも、―――僕の罪、なんだ]
(114) 2014/02/20(Thu) 01時半頃
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逃げて、にーさん。 ……生き残ってる吸血鬼が守護部隊を殺しに来る。
[僕は氷みたいに冷たい手で背中を撫でられてる気分を堪えて告げる。 “始祖様”から下された命令について。
ちょうどキャロライナにーさんが、赤くなった円の軍服から何かを見つけた頃だったかな。>>109]
僕は、なんとか従わずに済むけど、早く――――、っ
[懐かしい声が聞こえる。僕の名前を呼ぶ、声。>>113 声のした方を向いたら、]
(115) 2014/02/20(Thu) 02時頃
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…………。あ、――――アヤっ!!
[五年前に比べたら大きくなってて、しっかりした服を着るようになってて、 どこか、痛々しい姿の絢矢が、そこにいたんだ**]
(116) 2014/02/20(Thu) 02時頃
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……っ、そんな、
[もし僕が「そうだよ」って言ったら、キャロライナにーさんはどうするのかな。>>119 僕を“敵”とみなして……殺して、くれるのかな。
僕の言葉に肯定してくれたにーさんの声は短くても揺るぎなくて、――流されそうになる。 けれど]
そんな、こと、…しない、よ。
[僕は、昔と変わらない――じゃなくって、昔に戻ったみたいなキャロライナにーさんには、 殺されたくないって思ったんだ。>>122]
(141) 2014/02/20(Thu) 19時半頃
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…絢矢っ、だいじょうぶ―――
[やっと会えた。生きて会えた。 なのに喜んでる余裕もないなんて。
僕が二度目に名前を呼ぶのよりちょっぴり早く、絢矢は周りを素早く見回してた。敵が来ないか警戒するみたいに。>>117
明にーさんと絢矢が、ちょっと前まで一緒にいたみたいなことをキャロライナにーさんは言う。>>124 絢矢も、もしかしたら、僕に夢を見せようとしに来たのかな。 ――わかんない]
(142) 2014/02/20(Thu) 19時半頃
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[僕は、キャロライナにーさんが事の顛末を話すに任せることにした]
……。
[そっか、名前、ニールって言うんだ。>>134 僕は投げつけたマインゴーシュを拾うついでに、赤に沈んだその人の亡骸をほんの一瞬、見下ろして、
あとは、吸血鬼を斬り倒す絢矢の姿をただ、見てただけ。
見とれてたのはほんのわずかな間。 どっちかっていうと痛々しくって見てられないくらいだったのに、僕は、――止められなかったんだ]
(143) 2014/02/20(Thu) 19時半頃
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明にーさん……!
[僕は立ち尽くす明にーさんに近付いた。足取りは相変わらずふらついてる。>>128 来たら話す、って言ったのに、どう話せばいいのかまだ分からなくて、また苦しくなる]
え、……?
[その時絢矢も明にーさんに近付いてきた。>>137
行こう、って、―――どこに?]
(144) 2014/02/20(Thu) 19時半頃
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………。
[僕は握られた手と、絢矢の顔を交互に見比べる。>>138 誰かがちょっと外に出てくだけでも心配そうに見送ってた絢矢が、 今は表情ひとつ変えないで、僕の手の届かない遠くへ行こうとしてる]
――やだ。
[僕は首を横に振る。 これじゃあまるで駄々をこねてるみたい。小さい妹がねーさんに対して。 今の僕と絢矢を何も知らない人が見たら、そう見えるかもね]
(145) 2014/02/20(Thu) 20時頃
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だって、ケガ、だって、してるのに……
[僕は絢矢がちっとも平気そうに見えなくていっそう、ぶんぶんと首を横に振る。>>139]
なんで、そんな無理、して……、
[分かってる。“始祖様”を殺すためなんだってことくらい。 違うそうじゃなくて、なんで。 なんで絢矢が、こんな無理を背負ってるのかな。
あの時、手を、離していなければ。 吸血鬼から家族を守るための力があれば。
円は「誰にも、何にもできなかった」なんて言ってたけど、>>5:144 何かできていれば、今とは違う僕らになれていたんだったら、 これもやっぱり、―――僕の罪なんだ]
(146) 2014/02/20(Thu) 20時頃
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[だから僕は罪をさらして、認めて、贖ってもらわなくちゃいけないのに]
おねがい。 おいて、かないで……!
[なんだろう、ほんとに、聞き分けのない子供に戻ったみたいに、 それしか、言葉が出てこない。
泣けなくなってるから、やっぱり、ちゃんと戻れたわけじゃないんだけど**]
(147) 2014/02/20(Thu) 20時頃
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…… アヤ―――
[あれ、絢矢ってこんな、大きかったっけ。 その時になって僕はようやく気付く。絢矢が、かつてと同じ目線で僕を見てたんだってことに。
だけど今は、大きくなった分、力も強くなった分、 僕のことを包み込むみたいに抱きしめて、僕の手をしっかり握ってくれてる]
……、〜〜〜〜〜っ。
[泣けてくるのに涙が出てこないのは苦しいけど、 それもひとりじゃなければ、ひとりじゃないから、どうにか乗り越えられる気がしてた]
(175) 2014/02/20(Thu) 23時頃
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明にーさん、僕も、行くよ。
[僕は絢矢の意志を尊重することを示す。
――絢矢と手を取り合って、共に、外に。 かつて願ったのとはずいぶん違う形になっちゃったね。
ただ、僕は絢矢が止まる様子を見せない理由を知らないから、 不安がただただ渦巻いていて、絢矢の手をぎゅっと握りしめてた]
(202) 2014/02/21(Fri) 00時頃
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………、でも死んだら意味ない、っていうのは、 明にーさんの方に、賛成で。
[うん、さすがにこの言葉は聞き逃せない。>>190
全てが終わった後、絢矢に僕の罪を贖ってもらいたい、なんて、 すごく一方的でワガママな思いは内に秘めて。
意味ありげな笑みは少ししか歪まない]
(208) 2014/02/21(Fri) 00時頃
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